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2025年1月09日

11月の誕生石はトパーズ?シトリン?どっちが正しいの?徹底解説!

宝石にあまり詳しくないという人でも、誕生石のことはなんとなく知っているという人も多いのではないでしょうか。誕生石はその月を象徴する宝石で、12ヶ月それぞれの月に1種類から4種類の誕生石が制定されています。全部で29種類の誕生石があるので、そのすべてを知っているという人はあまり多くはないでしょう。ですが、すべてを知る必要はありません。まずは自分の生まれた月の誕生石がどんな石なのかを知れば、普段身に付けるジュエリーの参考にできるでしょう。

今回は11月の誕生石をご紹介します。11月の誕生石は、トパーズとシトリンの2種類です。トパーズとシトリンってどんな石?どっちが正しい誕生石なの?など、さまざまな疑問にお答えしますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

1.誕生石とは?

出典:GIA

誕生石とは、1月から12月までそれぞれの月に割り当てられた宝石・鉱石です。

誕生石の起源は18世紀頃のポーランドと言われていますが、はっきりとはわかっていません。元となったのは、旧約聖書や新約聖書に書かれている特別な12種類の宝石だと言われています。そこから各国でなじみの深い石、人気の高い石などが加えられ、国ごとに違う誕生石になりました。

日本では1958年に、全国宝石卸商協同組合がアメリカの誕生石を元に19種類の宝石を誕生石に制定しました。さらに2021年に10種類の宝石が新たに誕生石に加えられ、現在では29種類の宝石が日本の正式な誕生石とされています。

1月から12月の、各月の誕生石は以下の通りです。

1月…ガーネット

2月…アメジスト・クリソベリルキャッツアイ*

3月…アクアマリン・珊瑚・ブラッドストーン*・アイオライト*

4月…ダイヤモンド・モルガナイト*

5月…エメラルド・翡翠

6月…パール・ムーンストーン・アレキサンドライト*

7月…ルビー・スフェーン*

8月…ペリドット・スピネル・サードオニキス*

9月…サファイア・クンツァイト*

10月…トルマリン・オパール

11月…トパーズ・シトリン

12月…ターコイズ・ラピスラズリ・タンザナイト*・ジルコン*

(*がついているのは2021年に新たに追加された誕生石です)

この中から今回は、11月の誕生石について詳しくご紹介していきます。

1-1.11月の誕生石は2種類

1月から12月までのそれぞれの月に、1種類から4種類の誕生石が割り当てられています。

もともとは一月に1種類ずつ、12種類の宝石が誕生石に割り当てられていたそうです。12種類の誕生石に、さまざまな国や地域の人々が馴染みの石や人気のある石などを加えていきました。その結果それぞれの国で、違ったかたちの誕生石になったようです。

日本の誕生石は29種類。そして今回ご紹介する11月の誕生石は、トパーズとシトリンの2種類です。

誕生石の元となったと言われている聖書には、トパーズについての記述があります。おそらくシトリンは後から加わった誕生石なのでしょう。いったいどこで、いつからシトリンが誕生石に加わったのかはわかりません。ですが日本では、1958年に誕生石が初めて制定された時から、トパーズとシトリンの2種類が11月の誕生石です。

1-2.どれが正しい誕生石?

2種類の誕生石があると、どちらが正しい誕生石なのか、もしかしたらどれかは間違った誕生石なのではないかと不安になるのではないでしょうか。

結論から言うと、11月の誕生石はトパーズもシトリンも、どちらも正しい誕生石です。どちらかが間違った誕生石ということはないので、自分の好みやその日の気分、コーディネートなどと合わせて良いほうを身に付けるといいでしょう。

1-3.11月の誕生石は何の守護石?

宝石は、月を象徴しているだけではありません。日本では月を象徴する誕生石が有名で、お守りとして身に付ける人が多いですが、実はヨーロッパでは12星座に割り当てられた星座の守護石のほうがメジャーです。星座を象徴する石は守護石や星座石と言われています。

11月の誕生石、トパーズは射手座とふたご座の守護石、シトリンはおとめ座とさそり座の守護石です。守護石をその星座の人が身に付けると、誕生石と同じようにお守りになり、幸運が巡ってくると言われています。

2.11月の誕生石といえばトパーズ

出典:GIA

みなさんはトパーズというと、どのような宝石をイメージしますか?

「黄玉(こうぎょく)」という和名もあるトパーズは、黄色い宝石というイメージがあるかもしれません。実際イエローのトパーズは、有名で人気もあります。ですが実際には、トパーズはイエロー以外にもさまざまなカラーバリエーションがある宝石です。

トパーズにはカラーバリエーション以外にも、さまざまな特徴があります。トパーズがどんな宝石なのか、見ていきましょう。

2-1.トパーズってどんな石?

トパーズはイエローのイメージがありますが、それ以外にもオレンジ色や褐色、ブルーやグリーンなどのカラーバリエーションがある石です。

宝石の硬さをあらわすモース硬度は8。モース硬度はふたつの物質をこすり合わせた時にどちらが傷つくかで硬さを決める尺度で、1から10までであらわされます。地球一硬いと言われるダイヤモンドはモース硬度10、その次に硬いと言われているルビーやサファイアがモース硬度9ですから、それに次ぐ硬さということですね。

ところが気を付けなければならないのは、トパーズには「劈開(へきかい)」があるということです。劈開とはある方向から衝撃を加えられると割れてしまうという性質で、トパーズはとある方向からの衝撃を加えると、簡単に割れてしまいます。そのためトパーズは加工がとても難しく、職人泣かせの宝石と言われているそうです。

2-1-1.トパーズは2種類ある

さまざまな色があるトパーズは、大きく分けると2種類に分けられます。一般的にたくさん産出されるFタイプのトパーズと、インペリアルトパーズなど産出量の少ないOHタイプの2種類です。

FタイプとOHタイプは、元となるトパーズは一緒なのですが、含まれる成分が違います。Fタイプはフッ素を含み、クリアカラーやイエロー、褐色、ブルーなどの色合いがあります。Fタイプの中には直射日光に弱く、退色してしまうものもあるので注意が必要です。

もう1種類のOHタイプは水酸基という水素と酸素の原子を含みます。ゴールドやオレンジっぽいピンク色をしたインペリアルトパーズや、クリアカラーのトパーズなどもまれにあります。OHタイプのトパーズは産出量も少なく、希少価値が高いと言われているトパーズです。

2-1-2.トパーズの中で最も良い色は?

トパーズの中で最も希少価値が高く高価なのは、インペリアルトパーズです。

インペリアルトパーズとは、広い意味ではOHタイプのトパーズ全般を指します。そのため厳密にはインペリアルトパーズに色は関係なく、クリアカラーのものもあるそうです。ですが当然、成分などは見た目では判断できません。大抵インペリアルトパーズと呼ばれる物は、ゴールドやオレンジ、ピンクっぽいオレンジ・イエローなどであることが多いです。絶妙なニュアンスカラーが美しく、人気があります。

「インペリアル(皇帝の)」という名がつく通り、最も価値が高いとされるトパーズです。

2-2.トパーズの名前の由来

トパーズの名前の由来にはいくつかの説があり、どれが正しいのかははっきりしません。

アフリカとアラブに挟まれた紅海に位置する、トパジオス島という島の名前に由来するという説、ギリシャ語で「探す」という意味の「topazos(トパゾス)」という言葉が由来であるという説、サンスクリット語で「炎」という意味の「tapas(トパズ)」という言葉が由来である説など、諸説あります。

また、近年までペリドットという宝石がトパーズと呼ばれていたということもあり、現在トパーズと呼ばれている宝石がトパーズという名前で定着したのは1737年のことだそうです。

2-3.トパーズの歴史

トパーズがいったいどれくらい前から人類に使用されていたのか調べるのは、実はとても難しいことです。

それにはその昔、ペリドットがトパーズと呼ばれていたということが関係しています。実はトパーズは、紀元前1500前には紅海のトパジオス島で産出されていたという記録が残っています。……ところがそれは、当時トパーズと呼ばれていたペリドットのことなのです。そのような歴史から、トパーズが使用されていた最古の記録がどれなのか、正式にはわかっていません。

科学技術の発達により、トパーズが現在多くの人が認識している「トパーズ」だと認識されだしたのは、18世紀になってからのことです。

2-4.トパーズの産地

トパーズは、ブラジル、ロシア、パキスタンなど世界各地で産出されます。中でも品質の良いトパーズが産出されるのはブラジルのミナス・ジェイラス州です。さまざまな宝石の産地として知られているミナス・ジェイラス州では、さまざまな色合いのトパーズが産出されます。

ロシアでは18世紀から19世紀にかけて、鮮やかなピンク色のトパーズが産出されていました。ロシアで採れた美しいトパーズは、その多くがロシア皇帝に献上されていたそうです。そのことから、美しいトパーズがインペリアルトパーズと呼ばれるようになったという説もあります。残念ながら現在、ロシアではトパーズは産出されていないそうです。

またトパーズは、かつて日本でも産出されていました。日本の岐阜県や滋賀県で、当時は珍しかったブルートパーズが産出され、世界中に流通したのです。ですが残念ながら、現在では日本のトパーズは枯渇してしまったと言われています。

3.トパーズのスピリチュアル的な意味と効果

宝石は美しいだけでなく、身に付けたり身近に置いておくことで、人にさまざまなパワーを与えると言われています。宝石や鉱物には神秘的な意味があり、古来からさまざまな伝説が信じられていました。実際に、神への捧げものにされていた宝石も少なくありません。宝石や鉱石は、何百年、何千年という長い時間をかけて地球が生み出したものです。信じられないような美しさに、人々は古来から特別な意味を見出していたのでしょう。

もちろんトパーズも、スピリチュアル的な意味や効果を持つパワーストーンのひとつです。どのようなパワーを与えてくれる石なのか、詳しく見ていきましょう。

3-1.トパーズの石言葉

トパーズの石言葉は「誠実」ですが、実はそれだけではありません。

さまざまな色合いがあるトパーズには、その色ごとに石言葉があるのです。

ブルートパーズ…教養

レッドトパーズ…繁栄

ピンクトパーズ…心身の回復

カラーレストパーズ…知性

インペリアルトパーズ…卓越した力

花をプレゼントする時に、花言葉を参考にしたことがあるという人もいるでしょう。それと同じ感覚で、宝石を購入する時には石言葉を参考にしてください。

3-2.トパーズの持つ効果

トパーズを身に付けたり、置物として身近に置いておくことで、スピリチュアル的な効果を受けることができます。

トパーズがどのようなパワーを持っていて、どのような時に身に付ければいいのかを知っておきましょう。

3-2-1.気持ちを落ち着ける

トパーズは持ち主の精神面に作用するパワーストーンです。身に付けることで心配事を取り除き、気持ちを落ち着かせることができます。心配事がある時、悩みがある時に、トパーズは持ち主に力を貸してくれるでしょう。

3-2-2.直感力を高める

トパーズを身に付けると、気持ちを落ち着けることができます。そしてその結果、トパーズの持ち主は周囲を落ち着いて見ることができるようになり、いろんなことを感じ取れるようになるでしょう。トパーズは、身に付けていると直感力や洞察力が自然と高まるパワーストーンです。

3-2-3.知性を高める

さらに、落ち着いて物事に向き合うことができるようになれば、仕事や勉強でも成果を上げることができるようになります。仕事や勉強に集中して取り組みたいと考えている時に、トパーズはぴったりです。持ち主に冷静さを与え、知性を高めるパワーがトパーズにはあります。

4.トパーズと他の石の相性

パワーストーンは1種類だけでなく、複数で使用することもよくあります。パワーストーンが持っている、それぞれ異なるパワーを増幅させたり、お互いに持っていないパワーを補い合うことができるからです。

もちろん、たくさんの種類の石を組み合わせればいいというわけでもありませんし、どの組み合わせでもいいというわけでもありません。パワーストーン同士には相性があり、そのパワーが噛み合っていなければかえって逆効果になったりすることもあるのです。

トパーズと相性の良い組み合わせのパワーストーンと、その効果をご紹介していきます。

4-1.トパーズ×フローライト

フローライトは和名で「蛍石」と呼ばれる、ほのかな光を放つパワーストーンです。

光や熱による蛍光性と、炎の中に入れると光りながら割れてはじけるという特徴があります。宝石としてはあまり硬いほうではないので、ジュエリーとして繊細な加工を施されるよりは、パワーストーンや原石のまま流通することの方が多いです。フローライトにはグリーン、ブルー、イエローなどさまざまなカラーバリエーションがあります。また1つの石の中に2色の色を含むレインボーフローライトやバイカラーフローライト、3色以上の色を含むパーティーカラードフローライトなど、豊かな個性を見せてくれるのがフローライトです。

フローライトは「天才の石」と呼ばれています。フローライトが持つパワーは2つ。持ち主の直感力をアップさせるパワーと、知性をアップしてくれるパワーです。直感力と知性のアップは、トパーズのパワーと同じですね。トパーズとフローライトは、どちらも「天才」になるためのパワーを持っています。

今の自分から一皮むけたい、もう一段階成長したいという時にパワーを貸してくれるでしょう。

4-2.トパーズ×サンストーン

サンストーンは、キラキラとしたラメのような光を閉じ込めたパワーストーンです。そのラメのような輝きの正体は、「アベンチュレッセンス」と呼ばれる内部の異物です。内部の異物というとあまり良くないもののように感じますが、アベンチュレッセンスはその美しさから人々に好まれています。「太陽の光を閉じ込めた石」と呼ばれているのも納得ですよね。

サンストーンは産地によってさまざまな色や特徴があります。レッドやピンク、オレンジ、ブラックなどの色やアイオライトやムーンストーンと混ざった石などは、一見するとサンストーンかどうかすらわかりません。見慣れない見た目のものがたくさんあるのが、サンストーンなのです。

サンストーンは明るくポジティブなパワーを持っています。自信を持ちたい時や積極的になりたい時におすすめのパワーストーンです。

トパーズとサンストーンの組み合わせは、今まで眠っていた能力を目覚めさせるパワーを持っています。気持ちを落ち着かせて自分の直感力・知性を高め、何事にもポジティブに挑戦できるようになる組み合わせです。

4-3.トパーズ×ムーンストーン

ムーンストーンは「月の光を集めた」と言われているパワーストーンです。「シラー効果」と呼ばれる独特のゆらめくような輝きを放つパワーストーンで、見ていると神秘的なパワーが感じられます。色合いはブルーのムーンストーンが最も有名ですが、その他にもグリーンやピンク、ブラックなどのカラーバリエーションがあります。

ムーンストーンは恋愛、特に女性の恋愛に効果があるパワーストーンです。古来から、月は女性を象徴していると言われていますよね。ムーンストーンも月を象徴するだけあって、女性にパワーを授けてくれる石です。ムーンストーンは女性の、美しくなりたい、魅力的になりたい、という願いに応えてくれます。ムーンストーンのパワーと、トパーズの直感力を高めるパワーで、持ち主に良い恋愛をもたらしてくれるでしょう。

5.11月のトパーズ以外の誕生石、シトリン

出典:GIA

11月のトパーズ以外のもう1種類の誕生石は、シトリンです。シトリンは「黄水晶」とも呼ばれる黄色く発色した水晶で、天然のものは非常に希少で高価で取引されます。

天然のシトリンはなぜ希少なのか。その答えは、シトリンが黄色く発色する条件がそろうのがとても難しいからなのです。どのような条件でシトリンができるのか、そしてシトリンの歴史やスピリチュアル的な意味と効果についても、詳しく見ていきます。

5-1.シトリンってどんな石?

シトリンは一言で言うと、「黄色くなった水晶」です。水晶はさまざまな要因によって色が異なります。紫色のアメジストや、ピンク色のローズクォーツなどが有名ですよね。シトリンも、それらの水晶の仲間です。

シトリンはイエローの水晶ですが、薄いイエローもあれば、褐色に近いようなイエローのものもあります。同じ11月の誕生石であるトパーズにはさまざまな色があり、イエローのトパーズとシトリンはとてもよく似ています。一時期シトリンはトパーズと勘違いされていたこともあったそうです。

似てはいますが、シトリンとトパーズは今ではまったく違う種類の宝石であることがわかっています。

5-1-1.高品質のシトリンとは?

シトリンには、淡いイエローの物もあれば褐色の物もあります。その中でも特に高品質とされているのは、茶色みのない、赤っぽいイエローのシトリンです。さらに水晶の特徴として、インクルージョンと呼ばれる内部の異物が多いことがあげられます。そのため透明度が高くインクルージョンが少ないものは、とても高価です。

また、現在流通しているシトリンのほとんどは、産出されたあとに人の手が加えられています。シトリンの形で産出されることはほとんどありません。

天然のシトリンは、それほど希少な物なのです。

5-1-2.アメジストがシトリンになる!?

シトリンは産出量のとても少ない宝石です。その理由は、シトリンが出来る過程に理由があります。

実はシトリンは、アメジストが高温で加熱されたものなのです。シトリンが自然にできるのは、地中でできたアメジストがマグマなどで加熱された時ですが、その条件がそろうことはそうはありません。そのため、天然のシトリンはとても希少なのです。

現在流通しているシトリンは、アメジストを人工的に加熱して作られています。そのため現在では、シトリンを比較的安価で購入することができるようになりました。

加工されているというと、本物のシトリンではないのかと心配になるかもしれませんが、そんなことはありません。たとえ加工されていても、それは間違いなくシトリンです。もしまったくの天然物にこだわりたいというなら話は別ですが、加工されたシトリンも間違いなく本物のシトリンです。

5-2.シトリンの名前の由来

シトリンの語源は「黄色」を意味するラテン語の「citrina(シトリーナ)」だと言われています。この言葉は柑橘類を表すシトロンと同じ語源だそうです。

シトリンは確かに柑橘を思い出すような色合いなので、同じ語源でも不思議はありませんね。

5-3.シトリンの歴史

シトリンは紀元前3世紀頃には、人類に使用されていたようです。シトリンは「幸運を呼ぶ石」と考えられていました。お守りにして身に付けるのはもちろん、体内の悪いものを取り出す治療にも用いられていたそうです。その効果で、伝染病や糖尿病、うつや便秘にまで効果があると信じられていたのだとか。

現代の私たちにしてみれば、宝石がそんなことに効果があるはずがない……と思いますが、古代の人々は、その神秘的な美しさに特別な意味を見出していたのでしょう。

ひとつ気を付けたいのは、シトリンは見た目ではイエロートパーズと見分けがつかないということです。記録の中でシトリンがトパーズとされていることはよくあります。トパーズと記録されている物の中には、もしかしたらシトリンが混ざっている可能性は十分にありそうですね。

5-4.シトリンの産地

シトリンはブラジルやマダガスカル、ミャンマーなどで産出されます。中でもブラジルは高品質なシトリンの産地です。数少ない天然のシトリンのほとんどが、ブラジルで産出されます。

またブラジルでは、シトリンに加工されるアメジストの産地です。ブラジルのバイア州で産出されたアメジストを加熱すると、淡いイエローのシトリンになります。同じくブラジルのリオ・グランデドスル州もアメジストの産地です。このアメジストは加工すると、赤っぽいオレンジイエローのシトリンになります。

ボリビアは、シトリンの一種であるアメトリンの産地です。アメトリンは宝石の一部がシトリン、一部がアメジストに別れている、不思議な見た目の宝石で、神秘的な魅力があります。

6.シトリンのスピリチュアル的な意味と効果

トパーズと同じように、シトリンにも身に付けたりそばに置いておくことで受けられるパワーがあります。もちろん、何も知らずに身に付けていても問題はありません。ですがどうせ身に付けるなら、シトリンがどのような意味や効果を持っているのか知っておいたほうがいいですよね。

シトリンのスピリチュアル的な意味と効果を知って、少しでも良いパワーを受けられるようにしておきましょう。

6-1.シトリンの石言葉

シトリンの石言葉は「友情」「希望」「幸福」などです。

シトリンの明るい黄色は、太陽の光のようなポジティブなイメージがあります。石言葉もポジティブで前向きなものですね。

またシトリンは、イエローの中での濃淡などはありますが、トパーズのようにはっきりとした色の違いはありません。そのため、トパーズほどさまざまな石言葉はなく、シトリン全体での石言葉になります。

6-2.シトリンの持つ効果

イエローやゴールドなど、明るい色合いのシトリンは石言葉も明るく、希望に満ちたものでした。もちろんパワーストーンとしてシトリンが持つ効果も、ポジティブなものばかりです。

しかもシトリンは、ゴールド、つまりお金に直結するイメージがあります。そのイメージから、シトリンは金運に関する効果が強いパワーストーンです。

6-2-1.金運アップ

シトリンは持ち主の金運や仕事運をアップさせる効果があると言われています。古来から商売を行う人にとても人気のパワーストーンでした。直接お金に関わらなくても、仕事がうまくいったり、仕事で正しい判断ができるようになるパワーストーンなので、現代でも社長やビジネスマンに人気があります。

6-2-2.ポジティブになれる

「希望」という石言葉もあるように、シトリンには持ち主をポジティブにする効果があります。シトリンの明るい色を見ていると、気持ちが落ち着いてきて物事をポジティブに捉えられるようになるそうです。

ポジティブになると言葉で言うのは簡単ですが、なかなか気持ちがうまく切り替えられなかったりしてうまくいかないこともあるのではないでしょうか。そんな時にはシトリンのパワーを借りてみてもいいかもしれません。

6-2-3.コミュニケーション能力の向上

シトリンには周囲の人とうまくコミュニケーションを取りたいと思っているのに、なかなかうまくいかないひとを助けてくれる効果があります。コミュニケーションというのは、仕事においてもとても重要な要素ですよね。いくら仕事が出来ても、人間関係で悩んでしまうのは現代人にとってはよくあることでしょう。

コミュニケーション能力が向上すると、仕事もスムーズに行きますよ。

7.シトリンと他の石の相性

シトリンにも、他の石との相性があります。パワーストーンは複数で組み合わせて使うことが、よくあります。ショップなどでいくつかのパワーストーンを組み合わせてお守りやアクセサリーとして販売しているのを見たことがあるという人もいるでしょう。

それをそのまま購入してももちろん、問題ありません。ですが自分で好きなパワーストーンを組み合わせることができるようなショップもあります。そんな時に、シトリンはどの石と組み合わせるのがいいのかを知っていたら、ショップで迷わなくても済むでしょう。

パワーストーンは本当に多くの種類がありますので、その中でも特にシトリンとおすすめのパワーストーンを3つご紹介します。

7-1.シトリン×アメジスト

出典:GIA

2月の誕生石としても有名なアメジストは、シトリンととても縁が深い宝石です。アメジストは紫色の水晶ですが、そのアメジストが高温で加熱されるとシトリンになります。つまり、シトリンはもとはアメジストなのです。もともとが同じ石であるシトリンとアメジストは一緒に持っていてもとても馴染みやすく、相性が良い組み合わせです。お互いに支えあい、良いところを引き出しあえる関係と言えます。

アメジストは恋愛運をアップさせるパワーストーンです。気持ちを静めて持ち主を穏やかにし、持ち主に「真実の愛」をもたらすと言われています。それだけではなく、周囲と良い関係を保つコミュニケーション能力も授ける石と言われていて、恋愛だけでなく友情や家族愛にも効果があります。

シトリンにもコミュニケーション能力を向上させるパワーがありますし、ポジティブに人と向き合えるようになるので、人間関係に悩んでいる人におすすめの組み合わせです。

7-2.シトリン×アイオライト

出典:GIA

アイオライトはギリシャ語の「すみれ色」を表す言葉が語源になっている濃いブルーの石です。アイオライトに差し込む光の角度によって見える色が変わる「多色性」という性質を持っていて、ひとつの石で濃いブルー、イエロー、グレーの3色が楽しめます。多色性を持つ石は他にもありますが、アイオライトほどはっきりと色が変わる石はありません。その性質から、アイオライトは「方角を教えてくれる石」として船乗りたちに用いられていました。現代のようにしっかりと方角を知ることができない時代には曇りの日でも空にかざすと色を変えるアイオライトが役に立っていたそうですよ。

アイオライトはそのような歴史から、「人生を導いてくれる石」と言われています。アイオライトを身に付けることで、どちらに進めばいいのかを教えてくれるのです。

シトリンは金運がアップする石で、ポジティブになれる石でもあります。ですがポジティブになりすぎるというのもよくありませんよね。時には慎重さが必要になることもあります。そんな時にアイオライトがあれば、調子に乗って進んでいってしまうのを止めてくれるでしょう。シトリンとアイオライトはアクセルとブレーキのように、ちょうどよく作用しあう組み合わせです。

7-3.シトリン×カーネリアン

カーネリアンはジュエリーとしてというより、どちらかというとパワーストーンとして人気のある、オレンジや赤色の透明から半透明の石です。

カーネリアンの歴史は古く、紀元前2500年ごろの遺跡で発掘されています。装飾品やお守りとして用いられていて、戦場に行く戦士が身に付けていたり、イスラム教の始祖ムハンマドが身に付けていたという逸話が残るなど、特別なパワーを持つ石だと思われていたようです。かつてカーネリアンを身に付けることが許されていたのは貴族だけで、身分を表す尊い石でもありました。

有名なフランス皇帝のナポレオンも愛用していたそうですよ!

カーネリアンは持ち主にチャレンジするパワーをくれる石です。持ち主のやる気をアップさせ、挑戦するのに必要な体力も与えてくれます。ポジティブになれるシトリンとの組み合わせは最強で、気力・体力・さらには財力も身に付けて目標に向かっていけるでしょう。

ここぞという勝負の時にぴったりな組み合わせです。

8.【まとめ】誕生石を身に付けて日々に彩りを!

今回は11月の誕生石、トパーズとシトリンについてまとめました。

11月の誕生石はトパーズとシトリンの2種類で、どちらも正式に決められた正しい誕生石です。どちらかが間違っているということはありませんので、自分の好みやその日の気分などで身に付けるものを決めると良いでしょう。

トパーズはイエローのイメージが強いかもしれませんが、じつはピンクやブルー、グリーンなど、さまざまなカラーバリエーションがあります。その中でも最高品質なのはインペリアルトパーズと呼ばれる、ピンクっぽいイエローやオレンジの石です。皇帝にささげられたとも言われている美しい色合いの石は、特別な輝きを持っています。

もうひとつの11月の誕生石、シトリンはイエローやゴールドの明るい色合いの石です。天然の石はとても希少でとても高価ですが、実は紫色の水晶であるアメジストを高温で加熱すると、シトリンに変化します。加工したものもシトリンとして偽物というわけではありませんので、何の問題もありません。ジュエリーとしても、金運アップの効果があるパワーストーンとしても、良く用いられています。

宝石を身に付けると、なんとなく気分が明るくなりますよね。自分に縁がある石だと思うと、なおさらではないでしょうか。11月生まれの人は、ぜひ11月の誕生石を身に付けてください。11月生まれでなくても、11月に身に付ければ誕生石はパワーを貸してくれますよ。

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