2024年4月10日
【2025年最新版】ヴァシュロンコンスタンタン新作モデル一覧|Watches And Wonders Geneva 2025
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時計

世界三大時計の1つ「ヴァシュロンコンスタンタン」。2025年4月に『WATCHES & WONDERS GENEVA 2025/ウォッチズアンドワンダーズ』が待望の開催。ブルガリを筆頭に6つのブランドが新たに出展することで、過去最大規模ともなる全60ブランドが参加し注目を集めています。
この記事では、今回の2025年のウォッチアンドワンダーズで発表されたヴァシュロンコンスタンタンの新作腕時計を一挙ご紹介します!ぜひ最後までご覧ください。
目次
1.【2025年】ヴァシュロンコンスタンタン新作モデル一覧
【新作モデル①】270周年 パトリモニー
定価 | ¥5,148,000~7,832,000円 |
ケース径 | 40㎜/42.5㎜ |
本体素材 | ホワイトゴールド/ピンクゴールド |
ブレスレット | レザー |
ヴァシュロン・コンスタンタンは、創業270周年を記念し、クラシックライン「パトリモニー」から特別なアニバーサリーモデルを発表しました。展開されるのは、「パトリモニー・ムーンフェイズ・レトログラード・デイト」と「パトリモニー・オートマティック」の2モデルで、それぞれ18Kホワイトゴールドと18Kピンクゴールドの計4本。すべて世界限定270本という希少なシリーズです。
パトリモニーは、1950年代の超薄型ラウンドケースのドレスウォッチをルーツとし、シンプルながら洗練された佇まいが特徴。わずかにドームを描く文字盤にバトン型の針とアプライドインデックスを配し、細身のベゼルが端正なシルエットを引き立てています。
手巻きの「ムーンフェイズ・レトログラード・デイト」モデルには、レトログラード式のデイト表示と扇形の高精度ムーンフェイズを搭載。このムーンフェイズは122年に一度の調整で済む高い精度を誇り、実用性と詩的な美しさを兼ね備えています。一方、「オートマティック」モデルには、自動巻きのCal.2450 Q6/270を搭載。シースルーバックからは、マルタ十字をあしらったローターや美しいムーブメントの仕上げを鑑賞できます。
いずれのモデルもケースバックに個別のシリアルナンバーが刻まれており、アニバーサリーモデルにふさわしい特別感を演出。270年の歴史を称えるとともに、時代を超えて受け継がれるクラフツマンシップが息づく逸品です。
【新作モデル②】270周年 トラディショナル
定価 | ¥3,894,000~7,172,000円 |
ケース径 | 33㎜/36㎜/38㎜ |
本体素材 | プラチナ/ピンクゴールド |
ブレスレット | レザー |
「トラディショナル」コレクションからは、職人技が光る手巻きモデルやムーンフェイズ付きの華やかなバリエーションが登場しています。
本作のベースとなる「トラディショナル・マニュアルワインディング」は、ジュネーブ伝統のクラフツマンシップを受け継いだデザイン。直径38mm、厚さ7.77mmのスリムなラウンドケースに、ポリッシュ仕上げや段差付きのラグ、コインエッジのケースバックといった細部へのこだわりが凝縮されています。文字盤には、1880年以降同社を象徴する“マルタ十字”から着想を得た幾何学模様が配され、クラシカルでありながらも特別感を漂わせる仕上がりです。
また、より華やかなモデルとして、36mm径の「トラディショナル・ムーンフェイズ」および33mmの「トラディショナル・マニュアルワインディング」も登場。どちらも18Kピンクゴールドケースにマザー・オブ・パールのダイヤルを採用し、マルタ十字のモチーフが繊細にあしらわれています。ベゼルやラグにはダイヤモンドがセットされ、エレガンスを極めた装いに。ムーンフェイズモデルには約1.28ct(81石)、33mmモデルには約0.87ct(54石)のダイヤモンドが配されています。
ヴァシュロン・コンスタンタンの伝統と革新が融合した270周年モデルは、歴史的節目にふさわしい、極めて完成度の高いドレスウォッチです。時計史に残る1本として、長く語り継がれていくことでしょう。
【新作モデル③】270周年 トラディショナル オープンフェイス
定価 | ¥10,384,000~30,360,000円 |
ケース径 | 41㎜ |
本体素材 | プラチナ |
ブレスレット | レザー |
今回のヴァシュロン・コンスタンタンの新作発表では、長い歴史と深い技術遺産を反映した「トラディショナル・オープンフェイス」シリーズも発表されました。同ブランドが誇るオープンワーク技術を前面に押し出した本作は、3つの複雑機構モデルをプラチナケースで展開。それぞれが世界限定370本となる特別なラインアップです。
登場するのは以下の3モデル
・トラディショナル・コンプリートカレンダー・オープンフェイス
(1038万4000円)
・トラディショナル・パーペチュアルカレンダー・レトログラード・デイト・オープンフェイス
(1733万6000円)
・トラディショナル・トゥールビヨン・レトログラード・デイト・オープンフェイス
(3036万円)
いずれも複雑機構を搭載しながら、厚みは約6.35〜11.07mmに抑えられており、トラディショナルらしいスリムなプロポーションをキープ。手首への収まりも美しく、仕上げは極めて繊細です。ケースバックからは、コート・ユニーク仕上げや270周年の記念刻印を鑑賞することができ、まさにジュネーブの伝統と現代の職人技が融合した一本となっています。
すべてのモデルが2025年7月に発売予定。270周年の節目を祝うにふさわしい、ヴァシュロン・コンスタンタンのクラフツマンシップが結集した特別なコレクションです。時計愛好家にとっては見逃せない、珠玉のトリビュートモデルといえるでしょう。
【新作モデル④】レ・キャビノティエ トゥール・ド・リルへ敬意を表して
定価 | – |
ケース径 | 40㎜ |
本体素材 | プラチナ/ピンクゴールド |
ブレスレット | レザー |
ヴァシュロン・コンスタンタンが270周年を迎える今年、「トゥール・ド・リル」にオマージュを捧げたユニークピースコレクションが発表されました。題して「レ・キャビノティエ ―トゥール・ド・リルへ敬意を表して―」。いずれも伝統工芸の粋を尽くした、世界に1本だけの特別なタイムピースです。
いずれのモデルもムーブメントには自動巻きのCal.2460を搭載し、ケース径は40mm。いずれも1点もののユニークピースであり、ジュネーブの歴史とブランドのルーツを美しく重ね合わせた、まさに時計と芸術の融合と呼ぶにふさわしいコレクションです。
【新作モデル⑤】レ・キャビノティエ・ソラリア・ウルトラ・グランドコンプリケーション -ラ・プルミエール-
定価 | – |
ケース径 | 45㎜ |
本体素材 | ホワイトゴールド |
キャリバー | 3655 |
パワーリザーブ | 約72時間 |
ヴァシュロン・コンスタンタンが創業270周年の節目に披露したのは、ブランド史上、いや腕時計史においても類を見ない複雑さを誇る一本です。その名も「レ・キャビノティエ・ソラリア・ウルトラ・グランドコンプリケーション -ラ プルミエール-」。ブランド自ら“これまでにない最も複雑な腕時計”と称するこのモデルには、実に41もの機構が詰め込まれています。
その内容は、クロノグラフや永久カレンダー、トゥールビヨン、ムーンフェイズといったお馴染みの機構に加え、3つの異なる「時」の表示、天文学に基づく天体現象の追跡機能など、時間と宇宙の動きを余すことなく盛り込んだ設計です。文字盤表面では、通常の時間表示である「常用時」に加え、ワールドタイムと第2時間帯を同時に表示。さらに、6時位置には「太陽時(回帰時)」を補足するための均時差カウンターも備えています。一方、裏面では星の動きを基準とする「恒星時」を表示し、天球の変化を読み取ることができます。
搭載されているムーブメントはCal.3655。204石を使用し、直径36mm・厚さ10.96mmの設計ながら、これだけの複雑さを詰め込んだにもかかわらず、ケースサイズは直径45mm・厚さ14.99mmという実用的なサイズ感に仕上げられています。設計段階ではムーブメントの構成とケース開発が並行して行われ、無駄のない空間構成により驚異的な機能性を実現しています。
本作に含まれる天体表示も見逃せません。太陽の「位置」「高度」「南中時刻」「赤緯」に加え、世界初の「天体の時間追跡」機構も搭載。これは、特定の星や星座が視野の中央に現れるまでの時間をカウントするというもので、裏面の星座盤とスプリットセコンドクロノグラフを駆使してその時間を導き出す仕組みです。
さらに、13星座と春分・夏至・秋分・冬至の表示を兼ねたディスク、そしてウェストミンスター式ミニッツ・リピーターも装備。複雑な構造でありながらも、打鐘音の響きにもこだわり、詩的な音色を響かせます。
外装では、裏からしか見えない部分にまで徹底した美意識が込められ、トゥールビヨンキャリッジにはブランドの象徴であるマルタ十字があしらわれています。審美性・機能性・芸術性すべてが調和したこの時計は、まさにヴァシュロン・コンスタンタンの技術の粋が結実した唯一無二の存在といえるでしょう。ユニークピースとして発表されたこの作品は、270年の歴史にふさわしい壮大な傑作です。
2.【2024年】ヴァシュロンコンスタンタン新作モデル一覧
2-1.オーヴァーシーズ トゥールビヨン チタン 6000V/210T-H032
定価 | – |
ケース径 | 42.5㎜ |
本体素材 | チタン |
ブレスレット | チタン |
キャリバー | 2160 |
パワーリザーブ | 80時間 |
昨年のオーヴァーシーズ トゥールビヨン ハイジュエリーに続き、チタン素材のモデルが新登場。
オーヴァーシーズのカッコいいデザインはそのままに、総重量を約半減させることで着用した時のストレスや疲労感を感じさせないモデルです。
これまでのモデルと同じく、工具を使うことなくストラップ交換も可能となっておりますので、付属のラバーストラップなどを付ければ、さらにスポーティな見た目となります。
2-2.オーヴァーシーズ グリーンダイヤル
定価 | – |
ケース径 | 5520V/210R-B966=42.5㎜ 7920V/210R-B965=41㎜ 4520V/210R-B967=41㎜ 4605V/200R-B969=35㎜ |
本体素材 |
ピンクゴールド
|
ブレスレット | ピンクゴールド |
キャリバー | 5520V/210R-B966=5200 7920V/210R-B965=5110 DT/2 4520V/210R-B967=5100 4605V/200R-B969=1088/1 |
パワーリザーブ | 5520V/210R-B966=52時間 7920V/210R-B965=60時間 4520V/210R-B967=60時間 4605V/200R-B969=40時間 |
大人気モデル、オーヴァーシーズからは新色が登場。
ピンクゴールド×グリーン文字盤で作られたかなりオシャレさを感じるモデルです。
これまでのオーヴァーシーズはシンプルな色合いのバリエーションがほとんどでしたが、今回発表されたモデルではかなり柔らかい印象を与えてくれるカラーリングが追加されました。
グリーンダイヤルモデルは5520V、7920V、4520V、4605Vの4モデルで展開されます。
2-3.トゥールビヨン・クロノグラフ・コレクション・エクセレンス・プラチナ 5100T/000P-H041
定価 | – |
ケース径 | 42.5㎜ |
本体素材 | プラチナ |
ブレスレット | レザー |
キャリバー | 3200 |
パワーリザーブ |
65時間
|
ヴァシュロンの手巻きトゥールビヨンモデル、5100Tシリーズからプラチナ素材モデルが新登場。
50本限定で作られたこちらのモデルは、モノプレッシャー クロノグラフ・ムーブメントとトゥールビヨンのふたつの複雑機構を搭載しています。
また、レザーベルトのステッチもシルバーカラーとなっていて統一感も抜群。ヴァシュロンのデザイン性の高さが前面に押し出されています。
2-4.エジェリー ムーンフェイズ 8005F/000R-H030
定価 | – |
ケース径 | 37㎜ |
本体素材 |
ピンクゴールド
|
ブレスレット | レザー |
キャリバー | 1088 L |
パワーリザーブ | 40時間 |
レディースファッションブランド、レオナール(LEONARD)のデザイナーを経験した『イーキン・イン』とコラボレーションして生まれたエジェリー ムーンフェイズ 8005F/000R-H030。
パープル×ピンクゴールドのカラーリングで作られていることから、かなりフェミニンな印象があります。ムーンフェイズとパープルの組み合わせってこんなに素敵なのか…。と感動してしまった筆者です…!
ベゼルにはダイヤモンドがあしらわれ、高級感も見て取れるレディースウォッチとなっております。
2-5.パトリモニー ムーンフェイズ・レトログラード・デイト 4010U/000G-H070
定価 | – |
ケース径 | 42.5㎜ |
本体素材 | ホワイトゴールド |
ブレスレット | レザー |
キャリバー | 2460 R31L/1 |
パワーリザーブ | 40時間 |
柔らかい印象を与えてくれる4010Uシリーズからも新色の4010U/000G-H070が登場しました。
既存のホワイトゴールドのモデルはベルトカラーはブラックで文字盤はホワイトと、かなりクラシックな印象を与えてくれるデザインでしたが、今回新登場したモデルはベルトがグリーン、文字盤はサンバースト仕上げのベージュカラー。かなりクラシックな見た目を持っています。
2-6.パトリモニー マニュアルワインディング 1410U/000G-H017/1410U/000R-H018
定価 | – |
ケース径 | 39㎜ |
本体素材 | 1410U/000G-H017=ホワイトゴールド 1410U/000R-H018=ピンクゴールド |
ブレスレット | レザー |
キャリバー | 1440 |
パワーリザーブ | 42時間 |
洗練された美しさを持つパトリモニーからも新しいデザインが発表されました。
パトリモニーのベルトカラーといえば、黒や白、ネイビーやピンクなどの絶対に外さない色で展開されておりましたが、今回発表されたのはグリーンとブルー。コーディネートの指し色として活躍するカラーリングです。
3.まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、ヴァシュロンコンスタンタンの2025年新作モデルについて紹介しました。
皆さんにとって、参考となっていれば幸いです。