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2024年10月29日

誕生石が4種類?3月の誕生石を全種類詳しく解説!

3月の誕生石といえば、アクアマリンが有名ですよね。薄い水色で、キラキラと輝く人気の宝石です。アクアマリンの他にも、3月の誕生石といえば珊瑚があります。アクアマリンと珊瑚は、長い間3月の誕生石だったので、知っているという人も多いのではないでしょうか。どちらも人気の宝石ですよね。ですが実は、3月の誕生石はその2種類だけではありません。3月の誕生石は全部でなんと4種類もあります。

3月の誕生石は、アクアマリン、珊瑚、アイオライト、そしてブラッドストーンの4種類

4種類もあると、3月生まれの人はどの誕生石を購入しようかな?どれを身に付けたらいいの?と迷ってしまうのではないでしょうか。そんな人のために、今回は3月の4種類の誕生石についてご紹介していきます!色や特徴などの基本的な情報から、スピリチュアル的な意味・効果まで、詳しく解説しますので、ぜひジュエリー選びの参考にしてくださいね!

1.3月の誕生石とは?

誕生石とは、その月を象徴する宝石です。もとはポーランドで生まれたと言われていますが、正式に定められたのは1912年にアメリカでのことでした。日本で誕生石が制定されたのは、その40年以上後の1958年のことです。日本では19種類の宝石が1種類か2種類ずつ、各月に割り当てられました。

誕生石には、その月に生まれた人が身に付けると、お守りになるという効果があります。つまり、3月生まれの人がアクアマリンや珊瑚などの3月の誕生石を身に付けると、お守りになるということです。子どもが生まれた時にお守りになるようにという願いを込めて、子どもに誕生石を贈ることもあるそうですよ。

それだけでなく、誕生石はその月を象徴する宝石でもあります。3月を象徴する誕生石を3月に身に付けると、そのパワーを受けられるのです。そのため自分の生まれた月の誕生石と、その月の誕生石の2種類を月替わりで身に付けるという人もいます。

たとえば7月生まれの人が、3月にはルビーの指輪とアクアマリンのネックレスを身に付けたりするそうです。

1-1.3月の誕生石で最も有名なアクアマリン

3月の誕生石として最も有名なのは、アクアマリンではないでしょうか。

アクアマリンは透明度が高い薄い水色の宝石です。ジュエリーショップで見かけることはよくありますよね。3月になれば「今月の誕生石はアクアマリン!」と大々的にキャンペーンされたりすることも多いですし、宝石に対して興味がなくても、アクアマリンは知っているという人も多いと思います。

日本で誕生石が定められたのは1958年のことでした。その時に決められた誕生石は全部で19種類あり、アクアマリンはそのひとつです。アクアマリンは60年以上も誕生石でしたから、多くの人にとって馴染みが深いのでしょう。

1-2.アクアマリン以外の3月の誕生石

先ほど軽く触れましたが、3月の誕生石はアクアマリン以外にも3種類あります。珊瑚、アイオライト、ブラッドストーンです。

つまり3月の誕生石は、アクアマリンを含めて4種類もあるのです。

4種類も誕生石があるのは3月と12月だけなので、3月生まれの人は選択肢が多くてラッキーですね!

この4種類の宝石は、色も雰囲気もそれぞれ違います。その日の気分やコーディネートに合う宝石を身に付けて出かけることができれば、1日を明るい気分で過ごせそうですね。

1-3.結局どの誕生石が正しいの?

4種類も誕生石があると、「どの誕生石が正しいの?」「どの石をつけたらいいのかわからない」と思うかもしれません。

結論から言うと、4種類すべてが正しい誕生石です。4種類すべてが正式に定められた誕生石なので、間違っている誕生石はありません。

どの誕生石を身に付けたらいいのか迷うかもしれませんが、完全に自分の好みで決めてしまって大丈夫です。一人ひとり好みの色や雰囲気があるでしょうから、好きな石を身に付けましょう。

2.3月の誕生石といえばアクアマリン

3月の誕生石は何かと聞かれた時に、名前を上げる人が最も多いのがアクアマリンではないでしょうか。アクアマリンはキラキラと輝く透き通った水色の宝石です。

宝石の中でもっとも有名というほどでもありませんが、比較的多くの人にアクアマリンは知られていると言ってもいいでしょう。

3月の誕生石、アクアマリンについてまずは詳しく見ていきます。

2-1.アクアマリンってどんな石?

アクアマリンはベリルという鉱物の仲間です。ベリルは何の元素を含むかによって色が変わり、色ごとに違う宝石として扱われます。

クロムを含むとベリルは緑色になります。この宝石がエメラルドです。マンガンを含むとピンク色になります。ピンク色のベリルはモルガナイトです。

そして鉄を含んだベリルは、青色になります。これがアクアマリンなのです。

含む元素の量により、色合いは薄くなったり、濃くなったりします。また色ムラができることもあります。ほとんどの宝石は色合いが濃く鮮やかで、しかも均一であることが品質の良い宝石の条件です。アクアマリンも、石によってはほとんどクリアカラーに見える種類もありますが、品質が良く価格が高いアクアマリンは濃い青色をしています。

アクアマリンの語源はラテン語で水を意味する「aqua(アクア)」と、海を意味する「marine(マリン)」です。透き通った水色から、昔の人も海や水をイメージしたのでしょう。そのイメージからか、アクアマリンは古くから海を象徴する石として扱われてきました。

ギリシャ神話ではアクアマリンは海の精霊の持ち物と思われていましたし、船乗りは航海の安全を祈ってアクアマリンをお守りにしていたそうです。

2-2.さまざまな特徴を持つアクアマリン

アクアマリンにはさまざまな特徴を持つものがあります。

よくジュエリーショップに並んでいるようなアクアマリンとは違った魅力を持つ石もありますので、それらのアクアマリンに注目してみるのもいいのではないでしょうか。

透明度が低く、乳白色をしているアクアマリンをミルキーアクアマリンといいます。内部にインクルージョンと呼ばれる内包物が含まれているアクアマリンで、価格はそう高くありません。ジュエリーとしてではなく、どちらかというとパワーストーンとして売られていることが多いアクアマリンです。やわらかい色合いをしているので、かわいらしい雰囲気を好む人に人気があります。

同じように内部に特徴的なインクルージョンを含むアクアマリンに、モスアクアマリンがあります。

モスとは苔という意味です。内部に含まれるチタンのインクルージョンが、まるで苔のように見えることからそう呼ばれています。アクアマリンは透明度が高いので、インクルージョンがよく見えるのが特徴です。一つひとつ違うインクルージョンがコレクター心をくすぐり、人気があります。大人っぽいシックな雰囲気のアクアマリンです。

アクアマリンにはキャッツアイという特徴を持つ石もあります。

キャッツアイも、特殊なインクルージョンのひとつです。ルチルという物質が一直線に並ぶことで宝石の中に白い光の筋があるように見えるものを、キャッツアイといいます。

キャッツアイで有名なのはクリソベリルという宝石で、ただ単にキャッツアイという名前で呼ばれる時はクリソベリルキャッツアイを指すことが多いですが、キャッツアイが含まれるアクアマリンもあります。アクアマリンキャッツアイと呼ばれる石は、キャッツアイがよく見えるように、カボションカットと呼ばれるドーム状のカットを施されることが多いです。

2-3.アクアマリンの産地

アクアマリンの主な産地は、ブラジル、ナイジェリア、モザンビークなどです。

中でも有名なのはブラジルのミナス・ジェイラス州にあるサンタマリア・デ・イタビラ鉱山です。この鉱山から産出されるアクアマリンは、インクルージョンも少なく特に濃い青色をしているので、特別にサンタマリアアクアマリンと呼ばれるほどでした。現在サンタマリア・デ・イタビラ鉱山は閉山してしまい、残念ながらアクアマリンは産出されません。ですが後に産出される高品質のアクアマリンは、サンタマリア産でなくともサンタマリアアクアマリンと呼ばれるようになったほどです。

現在ブラジルに代わる品質の良いアクアマリンの産地として注目されているのが、モザンビークです。

モザンビーク産のアクアマリンは、サンタマリア産のアクアマリンによく似て、色が濃く透明度が高いものもあります。そういったアクアマリンは「サンタマリアアフリカーナ」と呼ばれています。

2-4.アクアマリンのスピリチュアル的な意味と効果

アクアマリンにはジュエリーとしてのだけではなく、パワーストーンとしてのスピリチュアル的な意味と効果もあります。

スピリチュアル的な意味と効果を知ることで、身に付ける意味合いも変わってくるでしょう。もちろんただ単に美しいジュエリーとして身に付けるのも良いですが、パワーストーンとしての効果を知っておけば、また違った宝石の楽しみ方もできると思いますよ。

2-4-1.アクアマリンの石言葉

宝石や鉱石には、その石を象徴する石言葉があります。石言葉を参考に、購入する宝石を決めるという人もいるくらいです。

アクアマリンの石言葉は「幸福」「」「聡明」などです。特にアクアマリンは幸福な結婚生活を象徴すると言われていて、結婚する人にプレゼントする風習などもあります。

2-4-2.アクアマリンの持つ効果

アクアマリンはコミュニケーション能力を向上させる石だと言われています。人間関係に問題を抱えている人や、もっと良い人間関係を築きたいと思っている人はアクアマリンを身に付けると良いでしょう。

特にアクアマリンは幸せな結婚生活を象徴する石なので、恋人や家族との関係を良好に保ちたいと思っている人におすすめです。アクアマリンは相手にも自分にも優しく接することができるようになる石です。人間関係がうまくいっている時はもちろん、大事な人とうまくいっていない時にも、仲直りの手助けをしてくれるでしょう。

またアクアマリンはお守りの効果も持っています。特にアクアマリンは水や海を象徴する石なので、水に関連するような場所に向かう時に身に付けていくと良いでしょう。

2-4-3.アクアマリンと相性の良い石

パワーストーンは、他の種類の石と組み合わせて使用することで、もともと持っていたパワーを増幅させたり、お互いに持っていないパワーを補い合ったりすることができます。1種類で使ってもいいのですが、他の石と組み合わせることも考えてみましょう。

アクアマリンと相性の良い石に、アメジストがあります。

アメジストは2月の誕生石としても有名な、紫色の宝石です。紫色になった水晶で、「真実の愛を探す石」と言われています。恋愛に関するパワーを得たい時に身に付けると良いでしょう。アクアマリンは「幸福」の石言葉もありますし、幸せな結婚生活を象徴するパワーストーンです。真実の愛を見つけたい人や幸せな結婚生活を送りたい人は、アクアマリンとアメジストを組み合わせて使うと良いでしょう。

アクアマリンと組み合わせるパワーストーンとしては、モルガナイトもおすすめです。モルガナイトはアクアマリンと同じベリルの仲間なので、一緒に持つとよく馴染みます。パワーストーン同士で、反発することもないでしょう。

モルガナイトは淡いピンク色の石で、気持ちを安定させ、恋愛をうまくいかせる効果があります。アクアマリンと組み合わせて持てば、片思いが実ったり、家庭円満がかなったりするでしょう。

3.実は珊瑚は鉱物ではない

1958年に、アクアマリンと一緒に3月の誕生石に制定されたのが珊瑚です。

珊瑚はコーラルとも呼ばれ、ジュエリーやパワーストーン、置物などとしてもよく加工されます。

アメリカでは、珊瑚は誕生石ではありません。ですが日本では古来から人気も知名度もあり、縁起物としても使用されてきた馴染みのある石なので、日本独自の誕生石として制定されたのでしょう。

宝石の多くは鉱物ですが、珊瑚は厳密にいうと鉱物ではありません。ジュエリーとしてよく売られているのに、鉱物ではないってどういうこと?と疑問に思うかもしれませんね。

では、珊瑚について詳しく見ていきましょう。

3-1.珊瑚ってどんな石?

宝石の多くは、鉱物が美しく発色したものです。

ですが一般に宝石として扱われているものの中には、厳密には鉱物ではないものも含まれています。

たとえば、真珠がそうです。真珠は貝の中に異物が侵入した時にできます。貝は身を守るために、その異物を炭酸カルシウムでその異物を覆い、自分にとって無害なものにします。その結果、たまたま美しく、ある程度のかたさのある真珠ができあがるのです。

真珠は「生体鉱物」と呼ばれることがあります。鉱物とは自然界で岩石ができたり、壊れたりする過程でできるものです。真珠は岩石ではありませんので、厳密には鉱物ではありません。ですが、鉱物に似た特徴があるので、「生体鉱物」と呼ばれているのです。

珊瑚も真珠と同じく生体鉱物と呼ばれています。

そもそも珊瑚は、珊瑚虫という名前の動物です。海の中の珊瑚礁や、砂浜で白い軽石のようになった珊瑚の骨格を、見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。砂浜で拾えるような、白くて穴がたくさん空いた珊瑚は、もろくてジュエリーには加工できません。ですが珊瑚の一部には「宝石珊瑚」と呼ばれるものがあります。宝石珊瑚はしっかりした硬さがあり、ジュエリーとして加工することが可能です。私たちの目にする珊瑚のジュエリーは、珊瑚の中でも宝石珊瑚と呼ばれるほんの一部の珊瑚にすぎません。

3-2.色によって人気や価値が異なる

珊瑚にはさまざまな色があり、色によって人気や価値がことなります。

珊瑚というと、多くの人は赤やピンク色の珊瑚を想像するかもしれませんが、実は珊瑚にはそれ以外にも、白、黒、オレンジなどの色があります。

そんな中でも一番人気が高いのは赤い色の珊瑚で、価格も高い珊瑚です。鮮やかな赤い色の珊瑚は「血赤珊瑚」「オックスブラッド」と呼ばれます。血と聞くと驚いてしまうかもしれませんが、赤はおめでたい色でもありますし、縁起物としても人気です。特に中国や台湾の富裕層から人気で、インバウンド消費の高まりもあり、とても高価格になっています。

そこから段々赤色が薄くなるにつれ、一般的に珊瑚の価値は下がっていきます。

ですが最近はピンク色のピンクコーラルが、そのかわいらしい見た目から女性人気が高まりつつあるようです。透き通ったガラス光沢の宝石のようにキラキラと輝いてはいませんが、やわらかくまろやかな色合いが人気の理由です。

また、真っ白いホワイトコーラルは数が少なく、希少価値があります。天然で真っ白な色合いのものは本当に少ないので高価です。流通しているホワイトコーラルの中には、漂白して色を抜いているものもあるので、購入時には注意しましょう。

3-3.珊瑚の産地

日本や中国で古くから親しまれてきた珊瑚。

珊瑚は日本や中国付近の海で多く産出されます。とくに高知県で採れる珊瑚は鮮やかな赤い色をしているとして、高い評価を受けています。その他にも、九州や沖縄、東京の八丈島付近も質の良い珊瑚の産地です。日本で産出される宝石だと思うと、より親しみがわきますよね。

また、日本以外では地中海沿岸やアフリカ、ハワイで産出されることもありますので、産地にも注目してみてください。

3-4.珊瑚のスピリチュアル的な意味と効果

珊瑚は仏教では金や銀、瑠璃(ラピスラズリ)と並んで七宝と呼ばれていました。七宝とは仏教において、最も大切にされている七つの宝物のことです。

それほど日本、そして日本人の生活に関わりの深い珊瑚だからこそ、日本独自の誕生石としても制定されたのでしょう。

人々は昔から、珊瑚には特別な力があると信じていました。珊瑚にはどんな力があるとされてきたのか、詳しく見ていきます。

3-4-1.珊瑚の石言葉

珊瑚の石言葉は「長寿」「幸福」「成長」などです。

他の鉱物類は、地中で何千年も何万年もかけて大きくなります。ですが、珊瑚は元は動物ですので、成長のスピードは桁違いです。

そのことから、珊瑚には「成長」という石言葉がついたのかもしれません。

3-4-2.珊瑚の持つ効果

珊瑚は昔から、健康、特に妊娠や出産など女性に関わる健康にご利益があるとされてきました。

広い意味では魔除けや厄除けの効果もあるとされ、幅広く多くの人がお守りとして身に付けていたパワーストーンです。その中でも特にこれから出産する人が無事に出産を終えられるようにという願いを込めて、安産のお守りとして利用されていました。「珊瑚」と「産後」の語呂合わせから、珊瑚を持っていると出産後の女性に願掛けのような意味合いもあったようです。現代でももちろん出産は大変なことですし、時には命に係わることもあります。昔は今以上に、出産は大変な事でした。母子ともに無事でいてほしいという願いが、珊瑚には込められていたんですね。

赤い色の珊瑚は「血赤珊瑚」と呼ばれていたこともあって、健康や血の巡りを良くするともいわれていました。珊瑚を身に付けることで健康になり、活き活きと暮らすことができると信じられていたのです。

確かに、珊瑚の赤い鮮やかな色を見ると、元気が出てくるような気がしますよね。

3-4-3.珊瑚と相性の良い石

珊瑚と一緒に身に付けると相性が良いパワーストーンも、もちろん存在します。

それぞれの効果を見て、自分の求める効果を一番得られるのはどの組み合わせかな?自分が好きな石の組み合わせはどれだろう?と考えるのももちろん楽しいでしょう。ですがパワーストーンは種類がたくさんあるので、どのくみあわせにしたら良いか迷ってしまいますよね。そんな方は、良かったら参考にしてください。

珊瑚と組み合わせるパワーストーンとしておすすめなのは「真珠」です。真珠は先ほども少しふれましたが、珊瑚と共通点が多い宝石と言えます。どちらも「生体鉱物」と呼ばれる種類の宝石で、厳密には鉱物ではないというところも、どちらも海で作られる宝石というところも同じですね。

共通点の多い珊瑚と真珠は、一緒に持ってもけんかすることなくお互いのパワーを引き出しあえる組み合わせです。真珠は見た目も派手すぎず、見ている人に優しい印象を与える宝石ます。パワーストーンとしての効果もそれに通じるところがあり、持ち主の内面を磨き、美や健康のパワーを与えてくれるパワーストーンです。真珠にはリラックス効果もあるので、出産にむけて不安になる事も多い女性にぴったりな組み合わせといえます。

また、珊瑚との組み合わせではターコイズもおすすめです。ターコイズは青や緑色の不透明な石で、パワーストーンとしてはとてもポジティブな効果を持っています。持ち主を前向きにし、その結果新しいことに挑戦したり、人間関係を良くしたりするパワーを与えてくれるパワーストーンです。

出産すると、どうしてもいろんなことが変わってしまいますよね。その変化に対して不安に思うこともあるでしょう。そんな時に、変化に対して前向きな気持ちを与えてくれるターコイズはぴったりのパワーストーンです。持ち主に悪いパワーを持った人を遠ざける効果もあると言われているので、出産にむけて環境を整える時にも力を貸してくれますよ。

4.迷える人を導くアイオライト

アイオライトは、2021年に新しく追加された10種類の誕生石のうちのひとつです。あまり聞いたことがない、どんな宝石かわからないという人も多いのではないでしょうか。

アイオライトは薄水色〜濃い青色の宝石で、少し変わった特徴を持っています。その特徴から船乗りの必需品とされ、迷った人を導く石と言われていたアイオライト。

新しい3月の誕生石、アイオライトがどんな石なのか、詳しくご紹介します。

4-1.アイオライトってどんな石?

アイオライトは鉄、マグネシウム、アルミニウムからなるケイ酸塩鉱物という鉱物の一種です。色合いは薄い水色から、紺色に近いような濃い青色をしています。この色の違いは鉄によるもので、鉄が多ければ多いほどアイオライトの青色は濃くなります。

アイオライトの語源は、ギリシャ語ですみれ色を表す「ion(イオン)」と石を意味する「lithos(リトス)」だと言われています。美しいアイオライトは花のすみれのような濃い青色をしていることから、この名前が着いたのでしょう。和名では「菫青石(きんせいせき)」と呼ばれています。

アイオライトにはさまざまな特徴があります。

その特徴のひとつが、アベンチュレッセンスです。宝石が光の粒のような細かな輝きを見せる効果のことを「アベンチュレッセンス」や「アベンチュリン効果」と呼びます。

アイオライトは鉄を多く含むと青色が濃くなりますが、それ以上に鉄の量が多くなると、このアベンチュレッセンスとなって宝石に現れます。宝石のガラス光沢やカットによるきらめきとは違い、まるで光の粒が散りばめられたような華やかな輝きを見せてくれますよ。アベンチュレッセンスを含む宝石はアイオライト以外にもありますが、特にアイオライトは濃い青色をしていることもあって、まるで夜空に輝く天の川のような輝きなので、機会があればぜひ見てみてくださいね。

4-2.ひとつの石が3色に見える?!

もうひとつ、アイオライトのもっとも有名な特徴として「多色性」があります。

「多色性」とは、一言で言うと「ひとつの石で複数の色が見える」ということです。ひとつの石なのに見る角度を変えると色が違って見えるという特徴のことを、多色性といいます。多色性を持つ宝石として有名なのは、12月の誕生石でもあるタンザナイトです。タンザナイトは見る角度によって、青色に見えたり、青紫に見えたりします。これはよくある『サファイアは薄い青と濃い青の石がある』というような、石による違いではありません。

また、自然光を当てて見る時とろうそくの明かりで見る時で色が変わる、アレキサンドライトのような「カラーチェンジ」とも違います。多色性はひとつの石で、当てる光の種類にも関係なく、角度で色が違って見えるという特徴のことを指しているのです。さきほどあげたタンザナイトのように多色性を持つ宝石はいくつかありますが、その中でもアイオライトは3色の多色性を持つ珍しい宝石です。

アイオライトは角度によって、青っぽい紫色、淡い水色、灰色がかった黄色と、3つの色がはっきりと見えます。見る角度によって色を変えるという特徴から、アイオライトはその昔、船乗りの必需品とされていました。

現在のように正確な方角を知る手段がなかった時代、船乗りたちはさまざまな手段で進む方向を決めていました。その方法のひとつとして用いられていたのが、アイオライトです。アイオライトは見る角度、つまり石に入ってくる光の角度で色が変わります。アイオライトを板のようにして空を透かして見ることで、天候に関係なく太陽の位置を知ることができたのです。

4-3.アイオライトの産地

アイオライトの産地は、インド・スリランカ・マダガスカル・ブラジルなどです。

その中でももっとも産出量が多いのはインドで、インド産のアイオライトは粒が大きいと言われています。スリランカ産のものは色が薄かったり、カラーレスに近いアイオライトも産出されていて、地域によってもアイオライトの品質には違いがあります。

自分好みの産地を探してみるのもいいかもしれませんね。

4-4.アイオライトのスピリチュアル的な意味と効果

アイオライトは「道しるべのパワーストーン」と呼ばれています。船乗りたちが方角を知る手段としてアイオライトを用いていたことから、そう呼ばれるようになりました。

そういった特徴からアイオライトには持ち主を導くスピリチュアル的なパワーを持っていると言われてます。

具体的に、アイオライトが与えてくれるパワーはどんなものなのでしょうか。

4-4-1.アイオライトの石言葉

アイオライトの石言葉は「道しるべ」「将来のビジョン」などです。

アイオライトは、その多色性という特徴で方向を示し、船乗りたちを導いてきました。そういった経緯から、このような石言葉になったのでしょう。

これから進むべき道を教えてくれるパワーストーンなのです。

4-4-2.アイオライトの持つ効果

アイオライトは迷いを取り払い、進むべき方向を教えてくれるパワーストーンです。

人生においてどちらに進むべきか、あるいは進むべきではないのかと迷う時は、誰にでもありますよね。そういう時にパワーを貸してくれるのが、アイオライトです。アイオライトはさまざまな角度から物事を見る手助けをしてくれます。そして、たくさんある選択肢の中から、最も良いものを選ぶためのパワーを、持ち主に与えてくれるのです。

一歩進みだすための、何か後押しが欲しいという人に、アイオライトは力を貸してくれるでしょう。

また、アイオライトは誘惑を断ち切ってくれるパワーストーンだともいわれています。世の中には悪い誘惑がたくさんありますよね。過度の飲酒や喫煙、ダイエットしなくてはいけないのについつい食べ過ぎてしまう…やめたほうがいいと本当はわかっているのに、なかなかやめられないということがある人は多いのではないでしょうか。

そんな時に誘惑を振り切るサポートを、アイオライトはしてくれます。アイオライトは持ち主に冷静さを与えてくれますので、本当に必要な物かどうか、落ち着いて判断することができるようになるでしょう。

4-4-3.アイオライトと相性の良い石

アイオライトの効果をもっと引き出してくれる、あるいはアイオライトの持っていない効果を持つような、相性の良いパワーストーンには何があるのでしょうか。

アイオライトと組み合わせるのにおすすめのパワーストーンは、ラリマーです。ラリマーはジュエリーとしてはあまり有名ではないかもしれませんが、パワーストーンとしてはとても人気があります。ラリマーは「三大ヒーリングストーン」とも呼ばれ、チャロアイト、スギライトと並んで強い癒し効果を持つパワーストーンです。

ラリマーは人生に迷った時、疲れてしまった時に、持ち主を癒し励ましてくれます。もし行くべき道が見えていても、歩き出す力がなければ意味がありません。そういう時には、ラリマーに癒されてください。未来へと進む力が、きっと湧いてくるはずです。

もう1種類、アイオライトとおすすめのパワーストーンがアズライトです。アズライトは目の覚めるような青い色をしたパワーストーンで、昔から絵具や宗教儀式などにも用いられてきました。

アズライトはスピリチュアル的なパワーが強く、持ち主が感覚を研ぎ澄ますサポートをしてくれます。アイオライトの進むべき方向に導いてくれるパワーと合わせれば、お互いにさらに強いパワーになるでしょう。

「なんとなく、こっちがいいかも…」と思った時、もしかしたらパワーストーンがあなたに正しい道を教えてくれているのかもしれませんよ。

5.個性的な宝石であるブラッドストーン

3月の誕生石、最後のひとつはブラッドストーンです。

ブラッドストーンはアイオライトと同じように、2021年に行われた誕生石の改定で

新しく3月の誕生石になりました。

ジュエリーとしてショップに置いてあることは少ないので、あまり馴染みがないという人も多いかもしれませんね。どちらかというと、ブラッドストーンはパワーストーンとして人気のある石です。

5-1.ブラッドストーンってどんな石?

ブラッドストーンは不透明な緑色の水晶の一種で、インクルージョンとして赤色をした酸化鉄を内包しているもののことを指します。インクルージョンの赤い色が血のように見えることから、ブラッドストーンという名前になりました。

ブラッドストーンは、緑色の部分が鮮やかなものほど価値が高いとされています。中にはほとんど黒っぽく見えるものや、インクルージョンの赤い色があまり見えないものもありますが、そういった石はあまり価値が高くありません。良いブラッドストーンは、鮮やかな緑と赤がくっきりと見え、その対比がとても美しい石です。キラキラと光るようなタイプの石ではありませんが、ブラッドストーンだけの個性的な魅力があります。

ブラッドストーンは「ヘリオトロープ」という別名を持っています。ヘリオトロープとはギリシャ語で「太陽に向かう」という意味があるそうです。かつてエジプトのヘリオポリスというところから産出されていたことからそう呼ばれていたという説もあります。和名は「血石(けっせき)」「血玉髄(ちぎょくずい)」と呼ばれることもあります。玉髄とは半透明から不透明の水晶であるカルセドニーのことです。ブラッドストーンそのものといった和名ですね。

5-2.不思議な伝説や言い伝えのあるブラッドストーン

先ほどご紹介した珊瑚は仏教に関わりのある石でしたが、ブラッドストーンはキリスト教に関わりの深い石です。キリスト教にまつわるブラッドストーンの言い伝えは、いくつかあります。

イエス・キリストがはりつけにされた時に、十字架の近くにあった石がキリストの血を受けたのがこのブラッドストーンだとも、キリストが槍で疲れた時にその血が飛び散った石がブラッドストーンになったとも言われているのです。

そのような言い伝えから、ブラッドストーンは「キリストの石」とも呼ばれています。キリストの献身的な行動から、勇気や犠牲を象徴するとも言われており、キリスト教徒にとっては神聖な石、特別な意味合いを持った石であるようです。

5-3.ブラッドストーンの産地

ブラッドストーンはインドやオーストラリア、アメリカ、中国など多くの国で産出されます。日本でもわずかながら産出されることもあり、比較的手に入れやすい石と言えるでしょう。

ですがその色やインクルージョンのようすなどはそれぞれ異なり、同じものはひとつとしてありません。個性的で奥の深い石ですので、自分の気に入るものが見つかるまで、とことん探してみてくださいね。

5-4.ブラッドストーンのスピリチュアル的な意味と効果

ブラッドストーンは、名前に「」が入っているので少し怖いような印象を持つかもしれませんが、そんなことはありません。確かに血液に関係するパワーストーンではありますが、逆に「出血を防ぐ」「けがを避けるお守り」として多くの人がブラッドストーンを身に付けてきました。

5-4-1.ブラッドストーンの石言葉

ブラッドストーンの石言葉は「勇気」「献身」「救済」などです。

さきほどご紹介した、キリスト教に関するエピソードから、これらの石言葉がついたのでしょう。

また血に関係することとして、ブラッドストーンは「安産の石」とも言われています。出産時にはどうしても出血が伴いますので、できるだけ出血が少なく、無事に出産できるようにという、切実な願いを感じますね。

5-4-2.ブラッドストーンの持つ効果

ブラッドストーンは血をあらわす石として、健康や身体にまつわるパワーを持った石とされています。

血の巡りを良くし、身体を健康に保つためのお守りとして、ブラッドストーンは使用されてきました。身体の調子を上向かせ、気持ちもポジティブになり、元気に毎日をすごすためのパワーストーンと信じられてきたのです。

ブラッドストーンは、持ち主を活き活きとさせる効果があるとも言われています。身体が疲れている時には、どうしてもくよくよしてしまったり、心も元気をなくしてしまいますよね。まずは身体を元気にし、そのあと心も元気にしてくれるパワーが、ブラッドストーンにはあります。心身ともにどうにも元気がでないという時に、ブラッドストーンはおすすめです。

また、「献身」という石言葉を持つブラッドストーンは、一途な愛を貫くサポートをしてくれる石でもあります。大切な恋人やパートナーとずっと一緒にいたい、幸せに暮らしたいという願いを持っている人は、ブラッドストーンのパワーを借りてみるのもいいかもしれません。

5-4-3.ブラッドストーンと相性の良い石

とても個性的な見た目のブラッドストーンと組み合わせようと思うと、少し難しいと感じるかもしれません。

緑の石に赤い斑点があるブラッドストーンは、1種類ですでに強烈な印象がありますし、組み合わせ方によってはちぐはぐな雰囲気になってしまうことにもなりかねないからです。

そんな中で、見た目的にも、パワーストーンとしての効果の面でもおすすめなのは、ラピスラズリです。ラピスラズリは藍色にも近い濃い青色の宝石で、世界で最初のパワーストーンともいわれています。不透明な青色で、見た目にもブラッドストーンと馴染むでしょう。

スピリチュアル的には、ラピスラズリは強いヒーリングと、幸運を引き寄せるパワーを持っている石です。といってもラピスラズリは持ち主に、ただ降って湧いたような幸運をプレゼントする石ではありません。ラピスラズリは持ち主に試練を与え、その試練を乗り越えることで、持ち主を真に成長させ、幸運を与えるという、ある意味スパルタともいえるようなパワーを持つ石なのです。

そんなラピスラズリのパワーに耐えるには、ブラッドストーンの持つパワーで心身を整え、試練に立ち向かう勇気が必要です。もしかしたら、その試練にくじけそうになることもあるかもしれません。ですが前向きに頑張るパワーをくれるブラッドストーンとの組み合わせなら、その試練を乗り越えることができるのではないでしょうか。

8.(まとめ)4種類の中で、一番あなたにふさわしいのは?

今回は、3月の誕生石であるアクアマリン、珊瑚、アイオライト、そしてブラッドストーンの4種類をご紹介しました。

気になる誕生石はありましたか?4種類も誕生石があると迷ってしまうかもしれませんが、選ぶ楽しみがあるのは良いことですよね。それに、4種類の誕生石にはそれぞれ個性があり、まったく似ていません。

たとえば、アクアマリンとアイオライトは青系、珊瑚は赤系、ブラッドストーンは緑。キラキラした石が良いなら、アクアマリンかアイオライト。逆に落ち着いた石がいいならブラッドストーンがいいでしょう。珊瑚はキラキラした輝きはないので、華やかでありながら落ち着いた印象もありますよね。

スピリチュアル的な効果を考えるなら、健康に気をつけたい時は珊瑚かブラッドストーンが良いでしょう。現状の人間関係に悩んでいるならアクアマリン、将来についての悩みがある時はアイオライトがいいのではないでしょうか。そんなふうに、選び方にも色々ありますし、逆にまったくの直感で選ぶというのも悪くはありません。スピリチュアル的には、直感は自分が潜在的に求めているもののあらわれでもあります。どんなふうに選んでも、不正解はありません。この記事を参考に、ぜひいろんな角度から考え、選んで見てください。

きっとあなたに一番ふさわしい石が見つかると思いますよ!

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