2023年11月20日
今こそヴィトンのヴィテージ品を!人気アイテムを一挙紹介!
バッグ
近年のファッション業界では「ヴィンテージアイテム」がトレンドとなっています。一部からは「古臭い」「時代遅れ」などのネガティブな意見が挙がってはいるものの、多くのラグジュアリーブランドが展開していた昔のアイテムが再評価されているのは事実です。
そんな中でも今回紹介したいのは、幅広い年齢層から絶大な人気を誇るラグジュアリーブランド「LOUIS VUITTON/ルイ ヴィトン」のヴィンテージアイテムです。
近年では「オールドヴィトン」などの愛称をつけられているほど、人気のアイテムなんです。
さて、この記事では、そんなヴィトンのヴィンテージ品の中でも人気アイテムをいくつか紹介させていただきます。オールドヴィトンの見分け方についても解説させていただきますので、ぜひご覧ください。
目次
1.ヴィンテージのヴィトン=15年以上前に作られたアイテム
一般的にヴィトンのヴィンテージアイテムは「15年以上前に作られたアイテム」のことを指します。これらのアイテムは新品とは異なる独特の魅力を持っており、多くのファッションに敏感な方やブランドを愛している方から注目されています。
さて、この章では、ヴィトンのヴィンテージ品はどういったものなのかを解説していきたいと思います。
1-1.オールドヴィトンと呼ばれることもある
冒頭でも少しお話させていただいた通り、ヴィトンのヴィンテージアイテムは「オールドヴィトン」と呼ばれることがあります。オールドヴィトンのアイテムは、単なる流行に左右されることのない独自の価値観を持っています。
例えば、90年代に作られたモノグラムキャンバスやダミエキャンバスなどは、経年による状態変化が生まれることから、どこか懐かしいような雰囲気を醸し出します。これらのヴィンテージアイテムは新品で購入しても味わえない深みと風合いを持っており、時とともに育まれた独自の美しさが特徴的です。
ヴィトンのヴィンテージアイテムである「オールドヴィトン」は、時代を超えて現代でも愛され続けています。
1-2.新品より安くて手が届く
ヴィンテージのアイテムを手に入れるためには「中古品」を購入することが主流となっています。中古品からオールドヴィトンを選ぶメリットとして挙げられるのは、やっぱり「価格の安さ」ではないでしょうか。新品よりも圧倒的に手の届く価格帯で取引されていることが多いです。この値段の安さこそが、オールドヴィトンファンにとっては大きな魅力となっています。
経済的な理由から新品のヴィトンの購入を躊躇している人でも、中古市場では低めの予算でも様々なアイテムを選ぶことが可能です。中には使用感が顕著にみられる、いわゆる「訳アリ品」が手頃な価格で販売されているものもあります。
また、経年によるレザーの味や微細な傷からくる「小慣れ感」は、個人のステータスを上げてくれるものとなっており、所有する人に対しての喜びをさらに深めてくれます。
新品価格でヴィトンを買おうとすると高価格帯のアイテムが多いので手が届きづらいですが、中古ショップに流通しているオールドヴィトンであれば買いやすい値段となっていることが多いです。
1-3.廃盤になってしまったレアアイテムもある
前項でお話させていただいた通り、オールドヴィトンを購入する場合には中古市場での購入が主な方法となっています。正規店や公式オンラインストアには製造が古いアイテムは存在しないと思いますが、中古市場であれば廃盤になってしまったレアなアイテムが出品されている可能性が大いにあります。
限られた期間のみ生産されたバッグや特別なコラボレーションアイテムなどは、持っているだけでなんだか誇らしい気持ちになります。当時にしかないデザインや独特の美しさなどが、現代においても色褪せることのない魅力を持続させています。オールドヴィトンのアイテムは、その人の個性と洗練されたセンスを表現することができます。
これらのレアなアイテムは、単にラグジュアリーブランドのアイテム以上の意味と価値を持ちます。過去の時代背景を彷彿とさせるヴィンテージのアイテムは、ブランドによっては投資対象としても扱われることがあります。
オールドヴィトンのアイテムは基本的に価値が高いことはありませんが、現行のアイテムを今から持っておくことで、将来的にレアアイテムとしての価値が上がる可能性も秘めています。
1-4.親子で一緒に楽しめる
オールドヴィトンのアイテムは「親子でお揃い」で使うことができる点も大きな魅力のひとつです。お揃いで持つことによって、親子の特別な絆を表現する素敵なアイテムになります。
例えば、親が若い頃から愛用しているヴィトンのバッグと同じデザインのものを選ぶことで、世代を超えて一緒にファッションを楽しめるようになります。ヴィンテージのアイテムは新しい物とは違う価値を持っていることの証明といえるでしょう。親子でお揃いとして楽しむことができるシンボルであると言っても過言ではありません。
また、ヴィトンのアイテムは高い耐久性と時代に左右されない不変的なデザインを誇っているため、大事に使っていれば「末永く受け継がれる家宝」となることも。実際、筆者の親が使っていたヴィトンの財布はいまだに現役で使用できる状態です。ヴィトンのバッグや財布は、使い込むほどに良い感じの使用感と深い味わいを増すため、それぞれの家族の歴史や思い出を刻み込むことができます。
オールドヴィトンは親子で楽しめるように作られた、伝統を重んじるアイテムとなっています。皆さんの家族でヴィトンを使っている人がいるのであれば、モデル名や型番を聞いてみるのも良いかもしれません。
1-5.現代ファッションにも合う不変的なデザイン
オールドヴィトンのアイテムが、今なお多くのファッション愛好者から求められる理由のひとつとして「不変的なデザイン」であるというところが一番大きいです。
モノグラムやダミエといったアイコニックなデザインは、どんな時代にもマッチする汎用性の高いラインとして現行品でも多く展開されています。ヴィトンのアイテムが好きな人やファッションに敏感な人であれば語らずともわかると思います。
現代のファッショントレンドにおいても、ヴィンテージアイテムは日常のコーディネートのアクセントとして活躍します。
例えば、現在のトレンドであるトラッドファッションやストリートファッションにオールドヴィトンのバッグを組み合わせることで、スタイリッシュかつ洗練された雰囲気を体現することができます。また、ヴィンテージアイテムは独自の年代感を活かして、レトロチックなコーディネートの一部としても優れた存在感を発揮します。
現代ファッションにも合う不変的なデザインは、時代を超えて愛されている証明になっています。
2.ヴィンテージブームに乗る古いヴィトンのショルダーバッグ10選!
近年のファッショントレンドであるヴィンテージアイテムが注目されてから、もう何年たったのでしょうか。もはや定番化していると言っても過言ではありませんが、オシャレアイテムとして高い人気を誇っていることは事実です。
そんなヴィンテージブームの中でも、オールドヴィトンのアイテムは独特のデザインと高い品質で、多くのファッションに敏感な人たちの心をつかんでいます。さて、この章では、オールドヴィトンの中でも特に人気のあるアイテムを10個紹介していきたいと思います。
2-1.スピーディ
小ぶりなボストンバッグのような見た目が特徴的な「スピーディ」は、1930年に発表されてから現行で展開されているほどの定番アイテムです。
横幅によってアイテム名が変わるのが特徴的で、オールドヴィトンでは「ミニスピーディ」「スピーディ25」「スピーディ30」「スピーディ35」「スピーディ40」といった5種類のラインナップがあります。このほかにも、モノグラムデニムで作られた「ネオスピーディ」があります。
現行品のスピーディはステッチの縫い方や内ポケットにファスナーが着いたりとマイナーチェンジが入っているため、オールドヴィトンのスピーディを見分けるのは簡単です。
2-2.キーポル
スピーディと同様にサイズによってアイテム名が変わる「キーポル」は、長期間の旅行にも最適なボストンバッグです。1930年代に誕生して以来、大容量の収納力から旅行愛好家たちから絶大な人気を博しています。
モノグラムやダミエ、エピなど多彩な素材と色で展開されているため、皆さんの好みに合わせて選べるのが魅力的です。ヴィンテージのキーポルでは現行で展開されているものとはちがい、経年による独特の柔らかさと落ち着いた風合いが見て取れます。旅行に行くときもストレスなく荷物をしまうことができます。
2-3.アルマ
1934年に誕生したアルマは、シャネルの創業者である「ココ・シャネル」からオーダーを受けて作られたバッグです。丸みを帯びたドーム型の可愛らしい見た目が特徴的です。
マイナーチェンジを加えられて現行品の展開もあることから、長い歴史を誇っているのが魅力のひとつです。現行のアルマもサイズや素材によっていくつかの種類がありますが、オールドヴィトンでの展開は1種類です。内側には携帯ポケットだけが搭載されています。
2-4.ルコ
オールドヴィトンの中でも収納力に優れているトートバッグ「ルコ」は、自立するくらいの丈夫さが特徴的です。特別目立った装飾やデザインが無いことから、ビジネスシーンでも活躍するのが魅力のひとつとなっています。
大き目なサイズではありますが、マチが薄いのでスッキリとした印象を与えてくれます。満員電車でもストレスなく持っていられます。
2-5.ダヌーブ
コンパクトながらも最低限の収納力がある「ダヌーブ」は、現代のトレンドであるミニマルファッションにマッチしたショルダーバッグです。数年前にはストリートファッションブランドの「Supreme/シュプリーム」とコラボしたモデルが発表されていました。
モノグラムで作られたダヌーブは、オールドヴィトンの中でも定番アイテムとなっています。男女問わずに使えるユニセックスなデザインなので、初めてオールドヴィトンを買う方には特にオススメです。
2-6.アマゾン
ダヌーブと同じくらいの収納力を持つ「アマゾン」も、オールドヴィトンのなかでは定番アイテムです。小ぶりながらも頑丈な作りと機能的なデザインが特徴的です。
アマゾンもサイズによって種類が分かれますが、最もメジャーなのは「M45236」ではないでしょうか。オールドヴィトン好きを語るのであれば、絶対に持っておきたいアイテムのひとつです。
2-7.ソミュール
ソミュールはクラシックなデザインが特徴的なショルダーバッグです。オールドヴィトンでのサイズ展開は横幅30㎝、35㎝、43㎝の3種類です。一番小さいサイズでもかなりの収納力があります。
また、メインポケットが二つに分かれているので収納のしやすさも魅力的です。片方はメイク用品、もう片方はタブレットやモバイルバッテリーを入れたりして使い分けすると探す手間も省けます。
2-8.トロカデロ
王道のショルダーバッグの形状をしている「トロカデロ」は、間違いのない実用性の高さが魅力的です。時代に左右されないデザインが人気を集めている理由のひとつと言えます。
一見すると特別感のないデザインなので低価格と思われがちですが、現在の中古市場でも約4万円程度で取引されていることから、決して安く買えるバッグではないといえます。
2-9.ブロワ
アルマよりも更に丸みを帯びたデザインの「ブロワ」が、女性が持っていると可愛らしさを前面に出すことのできるショルダーバッグです。カジュアルなデザインになるのでビジネスシーンには使えませんが、普段のお出かけに持っていくには最適です。
近年では「A.P.C./アーペーセー」の半月型のバッグがトレンドとなっていましたので、似たような形を持つオールドヴィトンのブロワもトレンドにマッチしているといえるでしょう。
2-10.サンクルー
クラシカルなデザインを持つ「サンクルー」は、昔のレトロなデザインが特徴的なショルダーバッグです。フラップについているヌメ革と金具は、変色していても味のあるヴィンテージ品としての風格を持ちます。
個人的に普段持ち歩くには最適なサイズ感だと思いますので、見かけた時はぜひ試してみてください。
3.オールドヴィトンを見分けるには製造年を確認しよう!
基本的にヴィトンのアイテムには製造年を表す英数字の刻印が存在します。
近年では「RFIDタグ」が採用された関係で例外のアイテムもありますが、オールドヴィトンのアイテムには必ず存在します。
刻印から製造年がひと目でわかるので、自分の誕生年に作られたものを選んだりすると愛着も湧きやすいのではないでしょうか?
さて、この章では、オールドヴィトンのアイテムを見分けるために、製造年の確認方法を解説していきたいと思います。わかりやすく画像で説明しますので、ぜひご覧ください。
3-1.製造刻印は大きく分けて二つの場所にある。
ヴィトンのアイテムには製造年刻印が施されているのですが、その場所は大きく分けて2つ存在します。以下に、製造年刻印のある場所を書かせていただきます。オールドヴィトンを見分ける際に重要なポイントとなりますので、ぜひご覧ください。
内側に革タグがあるタイプ
まずは「内側にある革タグがあるタイプ」のアイテムについてです。
こちらのタイプでは、革タグに製造年が刻印されています。
アイテムによって刻印の場所は変わるので一概にココ!とは言えませんが、基本的には前面に施されていることが多いです。
本体に刻印されているタイプ
本体に直接刻印されているタイプも多くあります。
内部の端の方に刻印されていたり摩擦で薄くなっていることが多いので、かなり注意して見ないと読み取れない場合もあります。
3-2.【1980~1984年】数字3桁のみ
3-3.【1985~1988年】数字3桁+アルファベット2文字
3-4.【1989年】アルファベット2文字+数字4桁
3-5.【1990~2006年】アルファベット2文字+数字4桁
3-6.【2007~2020年】アルファベット2文字+数字4桁
3-7.【2021年頃】RFIDタグを使用
2021年頃に作られたヴィトンのアイテムには、ICチップが埋め込まれたRFIDタグというものが採用されています。しかし、読み込んだとしても従来のアイテムのような英数字が出てくるわけではなく、私たちが確認できるのは「RFIDの有無」だけとなっています。
「製造年が分かったところで何なの?」みたいな声もありそうですが、買取店的な意見でいうと、製造年は結構注視するポイントだったりするんです。。。。
※豆知識・・・RFIDとは
ID情報を埋め込んだタグである「RFタグ」から、電波を使って情報を読み書きする自動認識技術。交通系ICカードや、タッチ式の入退室カードに用いられることが多い。
4.古いヴィトンを支えるライン一覧
1854年に創業してから現在にかけて高い人気を誇るヴィトンには、数多くのラインがあります。そんな中でも、古くからヴィトンを支えているラインは主に以下の3つです。
・モノグラム
・ダミエ
・エピ
さて、この章では、古いヴィトンのアイテムを支えてきたラインについて紹介したいと思います。
4-1.モノグラム
ヴィトンというブランドを象徴する「モノグラム・キャンバス」は、1896年に創業者の息子である「ジョルジュ・ヴィトン」によって生み出されました。現在のルイヴィトンを大きく支える代表的なラインのモノグラムは、元々はコピー品対策として作られた素材だったんです。
モノグラムとは、ブランドの創業者であるルイ・ヴィトンのイニシャル「L」と「V」を重ねた文字と、花と星をモチーフにした組み合わせで世界中で高く認知されています。キャンバスに加工を施したPVC素材からくる耐久性と、ひと目でヴィトンのアイテムと分かる視認性の高いデザインによって、長年にわたって多くの人々に愛され続けています。
ヴィンテージのモノグラムアイテムは新品のものとは異なる独特の魅力を持っています。経年変化によって生まれる色の深みや使い込むことで現れる自然な使用感は、新品では味わえない豊かなストーリー性が見て取れます。現在に於いても、ブランドを支えているモノグラムラインは、シンプルながらも洗練されたデザインでどんなファッションにも簡単に溶け込みます。
4-2.ダミエ
チェス盤のような格子柄が特徴的な「ダミエ・キャンバス」は、モノグラムと並んでブランドを象徴するデザインとなっています。定番カラーの「ダミエ・エベヌ」やホワイトカラーが特徴的な「ダミエ・アズール」など、数々のバリエーションを展開していることから男女問わず多くの人に支持されているラインのひとつです。シンプルながらも強い存在感を放ちます。
創業当時、旅行用トランクを製造していたヴィトンは新しい商品を発表する度にコピー品が出回ってしまいます。このことに頭を悩ませていたジョルジュは1888年にダミエを発表。日本の伝統的な模様である市松模様からインスピレーションを受けて作られたという話もあります。ダミエの発表から1年後の1889年には、パリで開催された世界博覧会で金賞を受賞するといった功績を残しました。
長い間ヴィトンの歴史を支えているダミエは、その特徴的な格子柄が汎用性の高い模様としてカジュアルからビジネスシーンまで幅広いスタイルにマッチします。
4-3.エピ
ヴィトンのを支えてきたラインを語る上で、エピを外すことはできません。
ヴィトンが初めて市場に出したレザーラインの「エピ」は1985年に誕生。この名前はフランス語で「麦の穂」を意味する「epi」が由来となっています。レザーに細長い型のプレス加工を施すことによって、その名の通り麦の穂を彷彿とさせるような斬新なデザインです。
高品質なレザーを使用していることにより、耐久性と高級感を兼ね備えた魅力的な質感が特徴的です。カラーも豊富なラインとなっており、誕生年には5色も展開されていました。「ケニアブラウン」や「トレドブルー」、「ボルネオグリーン」など落ち着いたトーンから鮮やかな色まで様々なバリエーションがあります。
ヴィトンのエピはレザー素材ならではの経年変化も楽しめるので、使い込むほどに愛着もわきやすいです。シンプルで洗練されたデザインのエピは、現在のファッショントレンドにもマッチします。レザーのアイテムが欲しいなら、とりあえずエピを買っておけば間違いありません。
5.オールドヴィトンを扱う上での注意点とお手入れ方法
第1章で説明させていただいた通り、ヴィンテージのアイテムとは15年以上前のアイテムのことを指します。ヴィトンのアイテムは高品質なので、大切に扱っていれば数十年の使用にも耐えうる堅牢さを持っています。
しかし、適切なケアを行わなかったり間違った保管方法をしてしまうと、劣化が早まり長く使うことが出来なくなってしまいます。
さて、この章では、そんなオールドヴィトンを扱う上での注意点を紹介させていただきます。
5-1.ヌメ革は革専用のデリケートクリームや防水スプレーを使う
現行品でも多くのモノグラムのアイテムに使用されるヌメ革は、新品の状態だとキレイな明るいベージュカラーです。日焼けや経年変化によって味のある飴色に変色する特性を持っています。
そんなヴィトンのヌメ革は適切な保管とケアを行わないといけません。
不均一に変色してしまったり、場合によってはひび割れなどの致命的なダメージが残ってしまうんです。
ヌメ革のケアには「革専用のデリケートクリーム」の使用を特におすすめします。このクリームは、ヌメ革を長く使うために必要な「油分」と「水分」をが含まれており、うるおいを与えることができます。
デリケートクリームを塗る前にはヌメ革がきれいで乾燥した状態であることを確認し、全体に薄く均等に塗ってください。これを塗ることによって、柔軟性を保ちながら乾燥や割れを防ぎます。また、潤いを与えた後は防水スプレーを利用することでシミも防いでくれます。ヌメ革本来の美しさを長期間保つことができます。
定期的なケアはヴィンテージアイテムの美しさを維持する上で不可欠なものです。正しいお手入れ方法を実践することで、年月を経たヴィンテージヴィトンアイテムが持つ独特の風合いと魅力を最大限に引き出しながら楽しむことができます。
デリケートクリームや防水スプレーを使うことは、ヴィンテージのヴィトンを持つ上では特に持っておきたい基礎知識です。
ヴィンテージアイテムのヌメ革をケアする際には、革専用のデリケートクリームを使用することが推奨されます。このクリームは革に栄養を与え、柔軟性を保つことで、革の乾燥や割れを防ぎます。また、防水スプレーを定期的に使用することで、水濡れや汚れによるシミを防ぐことができます。
5-2.PVC素材はブラッシング後に中性洗剤で表面を拭き取る
モノグラムやダミエなどのキャンバス素材にPVC加工を施したアイテムにも注意が必要です。PVC素材で作られたアイテムは、耐久性とメンテナンスのしやすさで知られていますが、ベタつきなどに悩まされている方も少なくありません。
ベタつきなどの使用するのが困難なダメージがある場合は、柔らかいブラシでほこりを落とす程度でOKです。しかし、あまりにもベタつきがひどい場合は、中性洗剤を混ぜた水に浸した柔らかい布で拭き取ります。強くこすりすぎると表面を傷める原因になるため、優しく拭くことがポイントです。
また拭き上げた後は完璧に乾かすことも大切です。
高温や直射日光は避け、自然な風通しの良い場所で陰干しすることをオススメします。直射日光に当ててしまうと、ヌメ革が不均一に日焼けてしまう可能性があるためです。
古くからヴィトンを支えてきた代表的なPVC素材は、優しく拭き上げるのが大きなポイントとなっています。
5-3.エピレザーは防水スプレーをかけて専用クリームでケア
防水スプレーはエピのように加工を施したレザー素材にもオススメです。そもそもエピは耐久性に優れている堅牢な素材なので簡単に劣化するものではありませんが、適切なお手入れを怠ると洗練された美しさを損なってしまうことがあります。
レザー専用のクリームを使ってエピをお手入れする際には表面の凹凸に沿うように拭き上げてください。細かな溝の汚れやホコリまでキレイにすることができます。また、クリームを使って拭き上げることによって光沢感もさらに出るので、エピの良さを最大限に引き出してくれます。
エピレザーのアイテムを長く美しく維持するためにも、定期的なケアが必要です。
5-4.緑青(青サビ)が発生したら早めに取ろう
金属部分の湿気や汚れが原因で起こる酸化現象の「緑青(ろくしょう)」は、青サビのことを指します。ヴィトンのヴィンテージバッグにおいてはかなり定番のダメージです。スピーディやキーポルなどのビス部分によく見られます。
※筆者もブランド中古品を販売していた経験があるのですが、このダメージは本当に多かったです、、、
一度発生した緑青は放置すればするほど取り除くのが困難になります。ヌメ革部分へすぐに色移りもしてしまうので、早めに対処してください。緑青を取り除く際は、基本的につまようじや綿棒などを使用して慎重に行いましょう。あまり力を入れてしまうと、金具に傷を着けてしまったりビスが緩くなる原因になります。
すでに緑青でヌメ革に色移りを起こしている場合は落とすことはできませんので、オールドヴィトンを買う前に、まずは金具を確認してみることをオススメします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、オールドヴィトンの人気アイテムについて紹介させていただきました。
長い歴史と独特の魅力があるとして、現在でも多くの若者から絶大な支持を受けているルイヴィトン。その中でもオールドヴィトンのアイテムは、古き良き時代の背景やデザインの変化を感じることができるため、多くの人々にとって特別な価値を持つアイテムとなっています。
オールドヴィトンを選ぶ際には、アイテムの特性を理解して適切なケアを行うことで長く愛用することができます。また、親子間でお揃いのアイテムを持って出かければ家族のきずなも深まるでしょう。
この記事が、皆さんにとっての知識となっていれば幸いです。