2025年4月16日
【ルイヴィトン】普段使いOK!キーポルは毎日使える名品バッグ!

ルイヴィトン(Louis Vuitton)のアイコン的な存在として長く愛されてきたキーポル。その歴史は一世紀を超え、この瞬間も悠久の時を刻んでいます。ルイヴィトンは伝統をつむぎながら魅力的なアイテムを世界中に送りだしていますが、機能性にも定評のあるブランドです。
今回は特に、ルイヴィトンの「普段使いしやすいキーポル」にスポットをあてて解説していきます。キーポルを旅行鞄としてはもちろん、普段から使いたいと考えている方に向けて解説しているので参考になさってみてください。
目次
1.ルイヴィトン「キーポル」は憧れの旅行鞄
ヨーロッパの富裕層たちが、こぞって旅に出かけるようになった20世紀初頭、彼らの傍らにあるのは常にルイヴィトンのキーポルでした。現在までキーポルが選ばれ続けるのはなぜでしょうか?
ここではルイヴィトンとキーポルの歴史をたどりながら、その理由について解説してまいります。
1-1.キーポルが紡ぐ100年の歴史
20世紀初頭のヨーロッパでは、移動手段が発達して旅行を楽しむことがステータスの一つになりました。馬車から自動車へ、さらに大型客船といった進化が人々を旅に誘います。特に、船旅は社交の場としてパーティーが催されるので衣装が必須アイテムです。そうした高級な衣装専用の木製ケースを手がけていたルイヴィトンは、丁寧な仕事と高い品質で人気を博すようになります。時の王室や王侯貴族たちを顧客にもつまでになり、その成功を盤石なものとしていきました。
1924年、ルイヴィトンは旅先で荷物が増えたときに使えるバッグとして、Tientout(ティアント)を発表します。これはキーポルの前身となったモデルで、フランス語の「すべてを収納する」という意味をもっています。のちに英語の「Keepall」をもとに改名されました。キーポルは顧客からの要望を受けて作られたもので、使わないときは折りたたんで携帯できるのが特徴です。発表されると瞬く間に人気となったキーポルですが、原型が現在とほとんど変わっていない点は特筆すべきでしょう。収納力と機能性を極めたキーポルは、100年後の今も、普遍的なトラベルバッグとして支持されているのです。
1-2.圧巻の収納力とサイズ展開
キーポルは何といっても、その収納力が特徴のバッグです。口開きが大きく、サイズや形状に関わらずに受けとめられる容量があります。そのため、旅先でショッピングを楽しんだとしても、心配なく持ち帰ることが可能です。また、スーツケースなどに平らに畳んでしまえるので、使わないときに場所を取ることもありません。さらに、ルイヴィトンは時代のニーズに応えて、着脱可能なショルダーストラップを標準装備した「キーポル・バンドリエール」を発表。たくさんの荷物を持って歩く現代人にも使いやすい改良をおこなっています。
一方、これまでのキーポルには存在しなかったサイズのバリエーションも豊富になってきました。それまでのキーポルのイメージからは一転、普段から使いやすいサイズが増加しています。特に、シティ・キーポルからキーポル35までのモデルは収納力はもちろん、都会的なデザインが魅力の逸品ぞろいです。通勤や街歩き、ジムでトレーニングをするときにも使いやすいと思います。現在、ルイヴィトンの公式サイトで確認できるのが8種類のサイズとなっていて、多くの方に好みのものが見つかるのではないでしょうか。
1-3.最新コラボは二度目の村上隆
ルイヴィトンのキーポルは、様々な著名人やブランドとのコラボレーションを成功させてきました。たとえば、日本人アーティストの村上隆や草間彌生とのコラボモデルを覚えている方もいらっしゃるでしょう。他にも人気ブランド「Supreme:シュプリーム」とのコラボモデルは、現在もヴィンテージ市場で高値をつけているほどですから、その人気の高さがうかがえます。
そして今期の最新モデルでは、再び、ルイヴィトンと村上隆とのコラボが実現しているのをご存知でしょうか?明るくてカラフルなデザインは初回と変わらない印象ながら、今回はモノグラムキャンバスへのリスペクトを忘れない日本的な心遣いが感じられます。漫画カルチャーの圧倒的なインパクトを和らげつつ、洗練したデザインへと昇華を遂げていて圧巻のコラボレーションです。
ルイヴィトンと日本文化は関わりが深く、古くは幕末までさかのぼることになります。こうした文化的な親和性が、日本人の「ルイヴィトン好き」に今日まで影響を与えているのは間違いなさそうです。
2.キーポルの横にある数字の意味を解説
これからキーポルをサイズごとに解説するうえで、先に表記の意味を述べておきます。
2-1.横幅を表すサイズ表記
ルイヴィトンの公式サイトでキーポル〇となっていて、〇に数字が表記されているのが確認できます。これは横幅を表した数字で大きさの目安になっています。様々なサイズのラインナップとなったキーポルを一目でわかるようにしているので、好みのサイズを探すときに検索しやすいのが特徴です。これだけで6種類のキーポルを分類できるので参考にしてみてください。
たとえば、人気サイズのキーポル45の横幅は約45㎝ となっています。若干の違いはあるものの、このサイズ表記は共通しているため、その他の仕様などを比較しやすいと思います。
2-2.豊富なサイズバリエーション
その他にも小さめサイズで普段から使いやすい「シティ・キーポル」や、スポーツシーンに持ちやすい「キーポル・スポーツ」といったサイズバリエーションが豊富なキーポル。現在、確認できるのは8種類のサイズ展開です。普段用にキーポル25やシティ・キーポルのどちらか一つと、旅行用のキーポル50などを持つと、なにかと重宝する組み合わせになるでしょう。二個持ちしてトータルコーディネートするのもおすすめです。
分類表記 | サイズ(横×高さ×マチ) | 収納の目安 |
シティ・キーポル | 27×17×13 | 長財布やスマートフォンなど |
キーポル・スポーツ | 55×31×25 | ジムやサウナ利用時の着替え、シューズ類 |
キーポル25 | 25×15×11 | 長財布やスマートフォン、イヤホンなど |
キーポル35 | 34×21×16 | 長財布、タブレット端末、500mlペットボトル |
キーポル45 | 45×27×20 | 1~2泊程度の荷物 |
キーポル50 | 50×29×23 | 2~3泊程度の荷物 |
キーポル55 | 55×31×26 | 3~4泊程度の荷物 |
キーポル60 | 60×34×27 | 4~5泊程度の荷物 |
3.キーポルの各サイズを解説
ここからは前章の一覧表をもとに、各サイズのキーポルについて解説していきます。
3-1.シティ・キーポル
長財布や大きめのスマートフォンといった必需品がおさまるサイズ感のシティ・キーポル。横幅が27㎝×高さが17㎝あるので、これだけを持って気軽に街歩きするのに便利な容量です。キーポルから持ち手を省略したデザインは自立するだけでなく、丸みを帯びていて優しく身体に寄りそうのが特徴になっています。肩掛けやななめ掛けできるバンドリエール(ショルダーストラップ)付きなので、両手をあけて使えるのも嬉しいポイントといえるでしょう。
昨今、男性たちもメイクや身だしなみに気を使う人が増えていて、メイクポーチやボディシートなどがマストアイテムになっていると思います。キーポルでは2番目に小さいサイズながら、そうした細々としたアイテムをスムーズに出し入れできるのがシティ・キーポルの魅力といえます。また、マチ幅が13㎝あるので7インチまでのタブレット端末が入ります。取りはずせるネームタグが、さり気ないアクセントとなっていてスタイリッシュなコーディネートにまとまるでしょう。素材は違ってもブラックカラーがメインなので、男性からの圧倒的な支持を集める人気アイテムです。
3-2.キーポル・スポーツ
キーポル55と、ほぼ同じサイズ感のキーポル・スポーツは、スポーツシーンに特化したアイテムです。横が55㎝×高さ31㎝×マチ幅25㎝のサイズとなっていて、十分な容量と荷物を整理しやすい二つの外ポケットが装備されています。ファスナー式ポケットとメッシュタイプのポケットは、機能的で使いやすい仕様といえるでしょう。。また、防水性を高めた素材(モノグラム・ストームキャンバス)を採用しているため、運動後の濡れた衣類やタオルなどの持ち運びにも安心して使えます。これは他のキーポルには見られない特徴で、普段のジム通いに使ってもいいと思います。もちろん、雨天時の旅行鞄としても最適です。
スポーティな色合いも人気ですから、人とはちがうキーポルを探している方にもおすすめです。ただ一点、飛行機に乗るときは持ち込みサイズの確認が必要なので留意しておくといいでしょう。
3-3.キーポル25
キーポル25は、横25㎝×高さ15㎝×マチ幅11㎝となる最小サイズのキーポルです。キーポルのデザインを踏襲しつつ、そのままサイズダウンしています。似たサイズ感のシティ・キーポルとの違いは、ハンドルの有無があげられます。キーポル25には特徴的なサイドバンドと、手持ち用のダブルハンドルが採用されていて、視覚的に横長フォルムを引き締める効果があります。
小さいながらも長財布にスマートフォンやイヤホン類が十分に収まるサイズ感は、お出かけや通勤といった普段使いに重宝するでしょう。大きめのキーポルと二個持ちすれば、旅先でも便利に使えます。大きめのスーツケースのバッグインバッグとして持っていくのも◎汎用性が高く、使い方次第で高い機能性を発揮してくれるでしょう。また、様々な素材を使ったモデルが展開しているのもポイントで好みのテイストが選べます。普段使いを考えている方におすすめのキーポルです。
3-4.キーポル35
サイズが横34㎝×高さ21㎝×マチ幅16㎝となるキーポル35は、長財布やポーチ類、スマートフォンなどが余裕をもっておさまる容量があります。お弁当や500mlのペットボトルなども一緒に入れられるので、普段の通勤用を考えている方にもおすすめです。9.7インチサイズのタブレット端末まで収まるサイズ感は、リモートで仕事をしている方にとっても使い勝手が良いのではないでしょうか。
もちろん、モバイルバッテリーなどの周辺機器やコード類なども持ち運べます。オープンスリットタイプの内ポケットが二つ採用されていて、細々したものの整理がしやすい仕様になっています。ポーチやバッグインバッグなどを使うと、さらに整理整頓された状態がキープできるので検討してみてください。個人差はあるものの、このサイズから一泊程度の荷造りが可能です。また、シューズや着替えが必要なゴルフ専用のバッグとしても適しています。
3-5.キーポル45
王道のキーポル45は横45㎝×高さ27㎝×マチ幅20㎝のサイズが使いやすく、最も人々に愛されてきたアイテムの一つです。特に日本人からの絶大な信頼は現在まで揺らぐことがありません。キーポル45は定番のモノグラム・キャンバスをはじめ、様々なモデルがシーズンごとに発表されているのが特徴です。そのため、需要の高い1〜2泊分の荷物が収まるのはもちろんのこと、トレンドに敏感な人々からも圧倒的な支持を集めています。
キーポル・バンドリエールが主流となった今も、手持ちにしたときの持ちやすさはキーポル45から実感できると思います。キャリーケースの上にのせても安定するので、長めの出張や旅行に最適です。「まず旅行用のキーポルが欲しい」と購入を検討している方には、おすすめのサイズといえるでしょう。国内外ともに飛行機の手荷物用として持ち込み可能です。
3-6.キーポル50
キーポル50も、45と同様に人気サイズの一つです。横50㎝×高さ29㎝×マチ幅23㎝の容量は、2〜3泊分の荷物が入れられます。家族と荷物をまとめて移動するときに最適なサイズとなっていて、車で移動する旅行などにも使い勝手がいいと思います。これまでコラボや限定モデルが数多く発表されているところは45と共通するところで、世界中のセレブたちからも絶大な人気を集めています。
特に男性からの人気が高いのは、その収納力と豊富なデザインのバリエーションにあるようです。時間に追われて乱雑にパッキングしたとしても、とりあえずファスナーさえ閉じられれば持ち運ぶことができます。この点を好む方は意外と多いのではないでしょうか。もちろん整理して収納することも可能ですが、出先での時間配分は予想通りにいかないこともあるでしょう。そんな時でも安心して使えるのがキーポル50の魅力です。また、ビジネスシーンをシックに演出したり、リゾート気分を盛り上げたりするデザインも秀逸。廃番モデルを含めると、どんなテイストのファッションにも合わせることができる万能サイズといえるでしょう。
3-7.キーポル55
サイズが横55㎝×高さ31㎝×マチ幅26㎝となるキーポル55。季節によるものの、目安として3〜4泊程度の荷物が収まる容量になっています。このサイズから比較的シンプルなデザインの傾向になるのは、大きさのインパクトがあるからだと思います。定番モデルのモノグラム・キャンバスからダミエライン、モノグラム・エクリプスレザーといった素材の良さを存分に堪能できるのが特徴的です。
そのシンプルさを活かして、様々にカスタマイズするのがおすすめです。たとえば縦に走る二本のバンドラインの真ん中に、好みのカラーや形状のストライプを加えたり、イニシャルをプリントしたりするのはいかがでしょうか。シンプルだからこそ、カスタマイズで自分だけのデザインに仕上げる楽しみがあります。
3-8.キーポル60
横60㎝×高さ34㎝×マチ幅27㎝となる最大サイズのキーポル60は、おおよそ4〜5泊程度の荷物が収まるサイズ感です。こちらも55と同様にカスタマイズが推奨されています。現在、ルイヴィトン公式サイトではモノグラム・キャンバスのみの販売となっています。
4.普段使いのキーポルを選ぶならどれにする?
ここまで各サイズのキーポルについて解説してきました。ここからは旅行鞄としてだけでなく、キーポルを普段から使いたい場合のおすすめについて解説してまいります。
4-1.荷物の種類で選ぶなら
ここでは荷物の種類で選ぶ、おすすめのキーポルについて解説していきます。現在、仕事をしている多くの人々は荷物にパソコンを持ち歩くことが増えてきました。ノートパソコンやタブレット端末、それに伴う、モバイルバッテリーや周辺機器などが増えるばかりという方も多いのではないでしょうか。こうしたPC関連の荷物を持ち歩くことを想定した場合、キーポル35と45の二つをおすすめします。
キーポル35は9.7インチのタブレット端末(およそ24㎝×17㎝)が入るので、スマートフォンと組み合わせることで業務にあてられます。持った時の印象もスタイリッシュで、何かとポケットを使いがちな男性の荷物を集約できるでしょう。ボストン型のキーポルは、スーツやカジュアルファッションのどちらとも相性がいいのもおすすめポイントです。
とはいえ、仕事の内容によっては、ある程度のスペックを備えたPCが必要な場合もあるでしょう。そんな時はキーポル45以上がおすすめです。これだと仕事終わりのジムやジョギングの予定がある日も対応できる容量で安心感があります。混んでいる電車を使っての移動には、座席上の棚を活用することでスマートに対応できます。
4-2.移動手段で選ぶなら
電車やバスなどの公共交通機関をメインに移動するときと、自家用車や社用車を使う車移動とでは、おのずと最適なキーポルが変化します。電車で移動するときに混雑を想定すると、やはりキーポル45までがサイズとして限界だと思います。新幹線を利用するときでも、乗り継ぎ駅までは在来線を使うので、時間帯を考慮して利用する必要があるでしょう。昨今、予期せぬインバウンド客関連の混雑が増加していて、都心を経由しての移動には細心の注意が求められています。また、スリや置き引き被害なども増えていて、長時間の乗車の際は棚に置いた荷物から目を離さないことも肝心です。
一方の車移動では、荷物の量に応じたキーポルを選んで問題ありません。また、仕事終わりに車中泊やキャンプなどを楽しむ人にも大容量のキーポルはおすすめです。なんでも詰め込んで、サッと運び出せる機動力を十分に発揮してくれるでしょう。意外な使い方として、防災グッズを入れて車に常備しておくのもアリだと思います。ラジオやバッテリー、ペットボトルの水などを一つにして運び出せるのは、キーポルならではの特徴を活かした使い方としておすすめです。
4-3.最新モデルで選ぶなら
今期もルイヴィトンからキーポルの最新モデルが発表されました。とにかく最新モデルから普段使いできるものを選びたい方もいらっしゃるでしょう。注目のラインナップから、おすすめのモデルを紹介していきます。
キーポル・バンドリエール 45 M13748
キーポル・バンドリエール45から、デニムを素材に採用したモデルが発表されています。この素材の最大の特徴は「軽さ」で、厳選されたオーガニックコットンにモノグラムを先染めで表現しています。かすれたような陰影あるグレーカラーが印象的で、ダークカラーが多かった、これまでのキーポルとは一線を画す存在感です。カジュアル感が増しているので、気軽な週末旅行などにいかがでしょうか。
キーポル・カーゴ バンドリエール 25 M13988
キーポル・カーゴ バンドリエール 25は、ルイヴィトンのディレクターを務めるファレル・ウィリアムスが手がけたモデルです。しっとりとしたツヤ感のブラックカーフレザーを採用していて、まさに大人が持つ普段使いにふさわしいバッグに仕上がっています。その黒を引き立てるシルバーカラーの金具使いが秀逸で、洗練されたイメージを醸しだしてくれるでしょう。大きめの外ポケットがあるため、一見してキーポルとは判別しにくいものの、サイドバンドが採用されている点は共通のデザインになっています。二個持ちするときの一つとしてもおすすめの逸品です。
LV × TM キーポル・バンドリエール 45 M13742
LV × TM キーポル・バンドリエール 45は、村上隆との再タッグが実現したことで、今期一番の注目を集めるモデルになっています。マルチカラーの明るさとポップさが、見る人すべてにエネルギーを与えてくれるでしょう。日本人以外の愛好家が多く、過去の同じモデルも再び人気が高まっています。普遍的な魅力があるので、普段使いはもちろん、コレクションとしてもおすすめします。
5.「シティキーポル」の使い勝手が知りたい!
ここからは人気のシティ・キーポルの使い勝手について解説していきます。普段使い用で、小型タイプのキーポルを探している方におすすめの一つなので参考になさってみてください。
5-1.ハンドル無しでボディバッグ仕様
シティ・キーポルの特徴はキーポルのトランク型を踏襲しつつ、持ち手ハンドルがない点があげられます。これは横が27㎝ x 高さ17㎝ x マチ幅13 cmというサイズのバッグを、ななめ掛けしたときに邪魔にならない仕様です。そのため、ショルダーストラップを短くしたボディバッグとしても使いやすく、大人気となりました。肩にかけたまま荷物をスムーズに出し入れできる使い勝手の良さは、普段使いに最適といえるでしょう。
幅広のストラップは肩に負担が少なく、長時間もっていても疲れにくいのも嬉しいポイントです。素材にはアエログラムレザーとモノグラム・エクリプスキャンバスを採用。革本来の上質感や、ルイヴィトンらしいクラス感を楽しめます。現在、カラーはブラックのみの展開となっていて、二つの全く異なるテクスチャーを確認してみてください。圧倒的に男性からの支持が高いものの、女性たちにマニッシュなファッションが流行しているのでシェアして持つのもおすすめです。
5-2.街歩きに適したサイズ感
シティ・キーポルは、お財布や携帯電話にタブレット端末、折りたたみ傘といった必需品が収まる収納力にも高い評価を得ています。女性と比べると、ポケットをよく使う男性は、ちょっとした外出にバッグを持たない方が多いと思います。しかし、サイズが大きくなったスマートフォンや出先での雨を想定すると、ある程度の容量があるシティ・キーポルは重宝するのでおすすめです。街歩きや通勤といった普段から使えます。
5-3.二個持ちで機動力UP
仕事でパソコンが必需品という方は、パソコンバッグとの二個持ちで対応できます。通勤リュックも機能的でいいですが、スタイリッシュにコーディネートしたいときにいかがでしょうか。もちろん、大きなサイズのキーポルと二個持ちして旅行や出張に出かけるのもおすすめです。シティ・キーポルと他のバッグを組み合わせることで機動力をあげられます。
6.キーポルは重い?素材別の重さについて解説
大きなサイズのバッグは、その本体自体の重さが気になるものです。キーポルには多種多様な素材が使われていて、その特性や重さは異なります。
ここからはキーポルの素材について解説していきます。
現在、ルイヴィトン公式サイトで確認できる各モデルの素材を下記の一覧表にまとめました。
キーポル素材一覧表
分類表記 | サイズ(横×高さ×マチ) | 素材別モデル |
シティ・キーポル | 27×17×13 | モノグラム・エクリプスキャンバス
LVアエログラムレザー |
キーポル・スポーツ | 55×31×25 | モノグラム・ストームキャンバス |
キーポル・カーゴ | 52×23×29 | LVナイト(カーフレザー) |
キーポル25 | 25×15×11 | モノグラム・トリヨンレザー
モノグラム・エクリプスキャンバス ダミエ ・エベヌ(キャンバス) LVナイト(カーフレザー) |
キーポル35 | 34×21×16 | モノグラム・キャンバス
モノグラム・トリヨンレザー モノグラム・アンプラントレザー |
キーポル45 | 45×27×20 | モノグラム・キャンバス
モノグラム・トリヨンレザー モノグラム・リバースキャンバス モノグラム・アンプラントレザー モノグラム・バイカラー・アンプラント モノグラム・デニム モノグラム・ナイロン モノグラム・タイガ |
キーポル50 | 50×29×23 | モノグラム・キャンバス
モノグラム・エクリプス キャンバス モノグラム・トリヨン モノグラム・シャドウ レザー モノグラム・タイガ モノグラム・サテン モノグラム・マルチカラー LV ブラゾン・デニム LVアエログラム ダミエ・エベヌマルチカラー |
キーポル55 | 55×31×26 | モノグラム・キャンバス
モノグラム・エクリプス モノグラム・マカサー ダミエ・エベヌ ダミエ・アズール ダミエ・グラフィット |
キーポル60 | 60×34×27 | モノグラム・キャンバス |
6-1.キャンバス素材
ルイヴィトンのキャンバス素材とは、上質なコットンに塩化ビニール加工をほどこしたブランド独自の素材です。これはキーポルが発表される前から、アイテムに防水性を持たせるためにおこなわれていました。それまでは全体が木製だったため、衣装ケースは重いのが当たり前の時代でした。ルイヴィトンは枠を残した衣装ケースに、このキャンバスを張ることで軽量化と防水に成功したのです。
これが、あの世界的に有名なトランクケースの第一歩となったことは特筆すべきでしょう。2025年に開催の大阪万博では、フランスブースの一角に積まれたルイヴィトンによる84個のトランクケースが話題を集めています。
キャンバス素材は、特に大きめサイズのキーポルに採用されています。最大サイズの60にはモノグラムキャンバスを、次に大きいサイズの55には同じくモノグラムキャンバスとダミエラインを中心にラインナップしています。これはサイズが大きくなる分、重さに配慮した結果だといえます。軽さを重視する場合はキャンバス素材のキーポルがおすすめです。
近年、ルイヴィトンは軽さを追求した新素材のキーポルを発表しています。人気のキーポル50にデニムやサテンといったテキスタイルを採用した試みは、軽さはもちろんのこと、お洒落なルックスに仕上がっています。カジュアルなファッションに合わせるときの選択肢としていかがでしょうか。
6-2.リアルレザー素材
キーポルはリアルレザーも人気の素材です。おもに牛革を採用して、型押し加工やプリントでデザイン性を高めています。特にモノグラム・アンプラントレザーや、モノグラム・トリヨンレザーなどは上質感あるレザー本来の魅力が堪能できる逸品です。キャンバスに比べると、やや重さはあるものの、大人が満足できるクラス感はさすがの一言。ブランドらしさや品格を求める方におすすめです。
また、ファレル・ウィリアムスプロデュースのキーポル・カーゴに採用されたLVナイトは、素材として異色の存在感を放っています。カーフレザーに闇夜を思わせる艶やかな黒を染め上げて、シンプルなのに吸い込まれるような凄みを感じさせます。他のキーポルとは一線を画す、そんな特別感のあるものを探している方におすすめです。
7.キーポル50や60はどんなシーンが最適?
ここからは大きめのキーポル50、60が最適なシーンについて解説していきます。
7-1.長めの旅行や出張のとき
収納力が特徴のキーポル50と60は、長期間の旅行や出張の荷物が収まるサイズ感です。50なら3〜4泊程度、60なら4〜5泊程度の荷物が余裕で収まります。薄着の季節であれば、さらに数泊分の衣類が入れられてキーポルの本領が発揮されるでしょう。ファスナーを開けると大きく口が開いて、宿泊施設についてからの荷ほどきがしやすいのも◎
7-2.人数が多いとき
ホリデーシーズンに家族旅行をするとき、荷物をできるだけまとめたほうが移動はスムーズです。また、紛失や忘れ物を予防することにもつながるので、人数が多い時こそ大容量のキーポルが頼りになります。キーポル50には、だいたい大人2人で一泊分の荷物が収まります。荷物の量には個人差があるものの、はじめから一緒にパッキングすることを意識すると荷物の選別ができて捗ります。お子さんと一緒に持っていくものを選んだり、パッキングの仕方を教えたりする機会にしてもいいですね。
7-3.車で移動するとき
国内外を問わず、車移動をメインとするなら大容量のキーポルが重宝します。特に、ゴルフやスノーボードなどのスポーツシーンでは専用のシューズや着替えが必需品となります。そうしたかさばる荷物の収納にも、キーポル50と60であれば容量が十分あるので問題なく収まります。持ち歩くことが少ない車移動の場合、お土産を入れるためのキーポルを別に携帯してもいいでしょう。たたんで置いておけるので、直射日光を避けてトランクに入れておくのがおすすめです。
8.【まとめ】ヴィトンのキーポルは普段使いもできる万能バッグ!
今回は普段使いしやすいキーポルについて解説してきました。
キーポルは大容量タイプの旅行鞄として、長く愛されてきたルイヴィトンのアイコン的な存在です。近年、サイズやデザインのバリエーションを増やすことで、さらに人気と注目を集めるようになったキーポル。旅行はもちろん、普段使いにも適したキーポルのニーズは、これからもとどまることはないでしょう。
普段使いには小さめのキーポルをメインに、旅先にはキーポル45以上をプラスする二個持ちは便利な組み合わせとなるでしょう。まさに万能バッグとなったキーポルの魅力を、お好みのモデルで実感してみてください。