2024年11月24日
ルイヴィトンを高く売る7つのコツとは?高く売れるバッグや財布も解説!
ルイヴィトンは世界三大ブランドの一つとして広く知られ、世界中に熱心なファンを持つブランドです。シーズンごとに発表される新作は、毎回大きな話題を呼んでいます。
特筆すべき点として、ルイヴィトンは基本的に商品の再販を行わないことが挙げられ、発売時に購入できなかった商品は中古市場でしか入手できない状況となっています。そのため、生産終了となったルイヴィトンのアイテムは中古品であっても需要が高く、人気商品については中古市場での取引が活発に行われています。このような背景から、買取相場も比較的高値で推移する傾向にあるのです。
数十年前に製造が中止された商品や、長期間自宅で保管されていた商品であっても、適切な方法で売却することで、より良い査定額を得られる可能性が高いです。また、ルイヴィトン製品は状態が良くない場合や、使用可能かどうか判断が難しい状態であっても、一定の買取価格がつくことで知られています。
本記事では、ルイヴィトン製品を高値で売却するための7つのコツをご紹介します。これらのコツを実践することで、より良い買取査定を受けることが期待できます。また、買取相場が特に高値で推移する傾向にあるバッグと財布についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.ルイヴィトンの歴史とブランド価値
ルイヴィトンは1854年の創業以来、高級トランクメーカーとして歩みを始め、世界中で確かな評価を得てきました。およそ170年の歴史の中で確立されたブランド力は、いまや世界最大級のラグジュアリーブランドとしての地位を築いています。
その商品は世界中のセレブリティにも愛用され、さらなるブランド価値を高めています。このような圧倒的な知名度とブランド力が、中古品の価値を下支えする大きな要因となっているのです。
また、ルイヴィトンの商品は、その品質の高さから代々受け継がれることも多く、ヴィンテージ品として価値が上がることもあります。高い耐久性や、長い歴史に裏打ちされた確かなブランド価値は、中古市場においても強い信頼を得ています。
2.ルイヴィトンの中古アイテムが高く売れる理由とは
ルイヴィトンは、多くのブランドの中でも高い買取価格がつきやすいことで知られています。また、ボロボロの状態のアイテムや、古い年代のアイテムでも買取可能なことが多いです。
ここでは、ルイヴィトンの中古アイテムが高く売れる理由はなぜなのか、解説します。
2-1.近年頻繫に値上げを実施している
ルイヴィトンは近年、年間4回ずつの頻繁な価格改定を実施しています。
2021年には1月、3月、5月、10月と4回、2022年にも2月、4月、6月、11月と4回の値上げが行われました。この継続的な値上げにより、新品の定価が年々上昇しているため、以前に購入した中古アイテムでも、購入時の価格を大きく下回ることなく売却できる可能性が高くなっているのです。新品の価格上昇が中古市場の価格維持にも影響を与え、結果として中古アイテムの高価買取につながる理由ともなっています。
2-2.世界中から需要がある
ルイヴィトンの中古アイテムに対する高い人気は、世界的な規模で見られる特徴です。特にアジア圏では、富の象徴としても認識され、根強い人気を誇っています。
例えば、日本で使用されなくなったアイテムが、他のアジア諸国や欧米での需要により高値で取引されるケースも少なくありません。このグローバルな需要により、中古市場においても常に買い手が存在し、世界中の様々な地域からの需要が価格を下支えしているのです。
2-3.丈夫なつくりのため長持ちする
ルイヴィトンの製品が高い中古価値を維持できる大きな理由の一つに、その耐久性の高さがあります。特に、代表的なライン「モノグラム」と「ダミエ」に使用されているトアル地は、エジプト綿にPVCコーティングを施すことで、防水性が高く、耐摩耗性に優れた素材となっています。
また、ルイヴィトンの製品はハンドメイドで丁寧に作られており、縫製や仕上げにも高い技術が用いられています。革の部分にも最高級の素材を使用し、経年変化による味わいも楽しめる仕様となっています。このような優れた素材選びと確かな製法により、購入から数十年が経過したアイテムでも買取価格がつく傾向にあるのです。
3.ルイヴィトンのアイテムを高く売るコツ7選
ルイヴィトンのアイテムを高く売るコツにおいて、重要なポイントはブランド品専門の買取店を利用することです。その理由を解説するとともに、高く売るためのコツを7つのポイントにわけて解説します。コツを抑えて、少しでも高く売るための参考にしてください。
3-1.ブランド品専門の買取店で売る
ブランド品の買取には、ブランド品専門店や質屋、リサイクルショップのほか、メルカリやオークションサイトなど、個人間での取引も可能です。しかし、ルイヴィトンのアイテムを高値で確実に売却するためには、ブランド品専門の買取店の利用をおすすめします。
なぜなら、専門の買取店では価格改定の時期やルイヴィトンの新作発表、為替レートなどの市場動向を踏まえた適正価格での取引が可能となっているためです。特に鑑定士の資格を持つスタッフが在籍している店舗では、刻印の位置やシリアルナンバーの確認、真贋判断を確実に行ってくれるため、安心して取引できます。
一方、ブランドに精通した鑑定士が不在の質屋やリサイクルショップでは、市場動向や商品価値を十分に考慮せずに査定される可能性があります。また、提示された買取価格に疑問を感じても、適切な説明を受けられない場合も考えられるでしょう。
メルカリやオークションサイトでの取引は、出品から価格相談、発送まですべてを自身で行う必要があり、トラブル発生時の対応も個人に委ねられています。さらに、送料の自己負担や販売時期による価格変動のリスクもあり、必ずしも希望する価格での取引が実現するとは限りません。
このように様々なリスクを考慮すると、ルイヴィトンのアイテムを高く売りたいのであれば、ブランド品専門の買取店を利用することが高く売るコツといえます。
3-2.複数の買取店で査定を受ける
市場には数多くのブランド品専門の買取店が存在しており、同じアイテムであっても店舗によって査定価格が異なることがあります。そのため、複数の買取店で査定を受け、最も高い査定額を提示した店舗を選ぶことが、高く売るコツとなります。
特に、海外に独自の販路を持つ買取専門店は、確立された販売ルートを活かして高い査定額を提示できる可能性が高くなっています。このような専門店を見つけるには、ホームページで店舗の特徴や、販売実績を確認することが有効です。豊富な実績を持つ店舗であれば、より魅力的な査定額を期待できるでしょう。
なお、近年では無料のLINE査定サービスを提供している買取店も増えています。店舗への来店が難しい方でも、スマートフォンで手軽に査定を受けられるため、より多くの買取店と比較検討することが可能となっています。うまく活用することで時間短縮にもなるため、試してみることをおすすめします。
3-3.まとめて売る
手元に複数のルイヴィトンのアイテムがある場合、まとめて売却することも高く売るコツです。
これは、買取店が在庫の確保を重視しているため、複数点での買取の際には査定額を優遇する傾向にあるためです。さらに、多くの買取店では特定の時期に買取強化キャンペーンを実施しており、こうした機会を活用することで、通常よりも高い査定額を得られる可能性が高まります。
3-4.できるだけ綺麗な状態にする
ルイヴィトンのアイテムを高く売るためには、ブランド品専門の買取店を利用することに加え、アイテム自体のコンディションにも注目する必要があります。査定額は商品の状態によって大きく変わってくるため、下準備を入念に行うことが重要です。
中古品の査定では、できるだけ綺麗な状態にしておくことが大切です。ポケットの奥に溜まったほこりや、ファスナー、金具についた汚れをしっかりと確認しましょう。自分で取り除ける汚れを丁寧に清掃し、適切な保管場所を選ぶことで、より高い査定額を期待できます。
以下では、ルイヴィトンの代表的な素材であるモノグラムやダミエのトアル地、エピやアンプラントのレザー素材それぞれについて、最適なケア方法を説明していきます。
モノグラムやダミエに使用されているトアル地は湿気に弱い特徴があるので、風通しの良い場所での保管が欠かせません。表面の汚れを落とす際は、中性せっけんを軽く湿らせた柔らかい布で優しく拭き取ることをおすすめします。トアル地の特性上、レザーローションの使用は避けるべきです。
エピやアンプラントなどのレザー素材は、日光に弱い性質があります。保存の際は、専用の保存袋に入れ、直射日光の当たらない場所に保管することが望ましいです。汚れを落とす際は、市販のクリームや消毒液の使用は控えてください。これらの製品はレザーを傷める可能性があり、査定額の低下につながることがあります。レザーはデリケートな素材なので、乾いた布での軽い拭き取りか、水で軽く湿らせた柔らかい布での清掃程度にとどめておくのが無難です。
一見些細なことに思えるかもしれませんが、こうした細やかな気配りによって、小さなほこりや汚れに気付くことができます。プロの鑑定士もこれらの点を細かくチェックするため、丁寧なケアを心がけることが高値での売却につながるのです。
3-5.できるだけ早く売る
ルイヴィトンの中古品は、アイテムによって高値で取引される時期が異なることがありますが、基本的には早めに売却することで、より良い買取価格を期待できます。これは、ルイヴィトンが毎年新作を発表しており、人気シリーズの中古品を除いては、ファッションの流行と同様に時間とともに価値が低下していく傾向にあるためです。特に新商品の場合、発売から時間が経過していない中古品は、新品を入手できなかった方々にとって魅力的な選択肢となるので、できるだけ早く売ることで高い査定額を得られる可能性が高まります。
一方、売却を検討しているアイテムが新商品ではなく、人気シリーズの廃盤品である場合は状況が異なります。これらは中古市場で安定した需要があるため、即座に売却する必要性は比較的低くなるのです。普遍的なデザインと実用性を備え、常に人気を誇るバッグや、特定のサイズ、素材を使用したアイテムは、売却時期の影響を受けにくい特徴があります。
年間を通して需要のあるアイテムについては、売却のタイミングを戦略的に選ぶことで、より有利な取引となる場合があります。具体的には、ボーナス支給時期である7月や8月、12月前、またはゴールデンウイーク前といった需要が高まる時期の少し前を狙うことで、通常時より好条件での売却が期待できるでしょう。さらに、年2回開催される春夏と秋冬コレクションの発表前は、ルイヴィトンというブランドへの注目度が特に高まる時期となるため、こうした機会を活用することも効果的です。
3-6.付属品をそろえる
ルイヴィトンの商品を売却する際、付属品を揃えることは、査定額を維持または向上させる重要なポイントとなります。これは高く売るコツの一つとして知られており、付属品の欠品が減額対象となることが多いためです。
付属品の種類はアイテムによって異なりますが、その有無は査定額に大きな影響を与えることがあります。例えば、ショルダーバッグの場合、ストラップの有無によって査定額が大きく変わることがあるため、紛失しないよう注意が必要です。
また、保存袋や化粧箱も重要な付属品となります。これらが手元にある場合は、必ず買取時に持参することをおすすめします。特に保証書(ギャランティーカード)は、商品の型番や購入店舗などの重要な情報が記載されている貴重な付属品です。このカードがあることで、商品の信頼性が高まり、より良い査定額を期待することができます。
3-7.リペアはしない方が無難
状態が悪いものや、古い年代の中古品を買取に出す際、気になる箇所をリペアしてから査定に出そうと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、そのような場合は、現状のままで査定を受けることが高く売るコツとなります。
これには明確な理由があります。ルイヴィトンの正規店でリペアを依頼すると、かなりの時間と費用がかかることが多いためです。高額な費用と長い時間をかけてリペアした商品を査定に出しても、修理費用を下回る査定額になってしまうケースが少なくありません。
また、費用を抑えようと正規店以外の修理店を利用することは、かえって商品価値を下げることになります。これは、正規店以外で使用される糸や素材が純正品と異なるため、正規品としての価値が失われる可能性があるからです。
このようなことから、リペアをせずに売りに出す方が無難といえます。その代わり、自分でできる範囲での手入れ、例えば汚れやほこりを丁寧に取り除くなどの基本的なケアを行ってから買取査定を受けることで、結果的により多くの金額が手元に残ることになるでしょう。
4.ルイヴィトンの買取相場とは
ルイヴィトンは世界的な需要と耐久性の高い設計により、中古品でも高値で取引されるブランドとして知られています。では、ブランド品専門店での買取相場はどれくらいなのでしょうか。買取相場は海外市場の動向や店舗の在庫状況、ルイヴィトンのコレクション発表時期など、様々な要因の影響を受けます。ここで解説する換金率は、あくまで参考値として考えていただければ幸いです。
ルイヴィトンで新品未使用の人気バッグの場合、換金率はおよそ50%から70%となっています。特に長年にわたってシリーズ化されているバッグは、多少の使用感があっても比較的高い換金率が期待できます。その代表例として挙げられるネヴァーフルは、比較的高い換金率を維持している代表的なモデルです。
また、アルマやスピーディといった歴史のある定番モデルなら、およそ50%から60%の換金率が見込まれます。ただし、新品未使用品と中古品では状態に応じて換金率に差が生じることに注意が必要です。一方、需要の低いアイテムや古い年式のもの、状態の悪い商品については、それぞれの状況に応じて査定が行われ、換金率は段階的に低下する傾向にあります。
ルイヴィトンの商品は、人気シリーズではない比較的マイナーなバッグや、状態の良くないアイテムであっても、一定の買取価格がつくという特徴があります。例えば、クローゼットで長期保管されていた商品や、カビ・汚れが目立つものであっても、500円や100円といった金額での買取を実施している専門店も少なくありません。
5.ルイヴィトンで高く売れるバッグ
ここからは、ルイヴィトンのバッグの中で高い換金率を誇るバッグを6つ厳選してご紹介します。バッグの特徴や魅力とともに、なぜ高い換金率となっているかを解説します。
5-1.ネヴァーフル
ネヴァーフルは、2007年に発表された実用性の高いトートバッグです。その名称は「Never Full=決していっぱいにならない」を意味しており、抜群の収納力を誇ります。バッグ自体が軽量で、ビジネスシーンからプライベートまで幅広く活用でき、さまざまなファッションに対応できることから、多くの愛用者を獲得してきました。
ルイヴィトンのバッグの中でも、ネヴァーフルは特に換金率の高いアイテムとして評価されています。新品未使用で付属品が揃っているものであれば、製造年から多少の年月が経過していても、50%から70%ほどの高い換金率が期待できます。
2013年頃にはモデルチェンジが行われ、取り外し可能なポーチが付属品として追加されたほか、内ポケットに記載される字体が筆記体からゴシック体へと変更されました。注目すべきは、このモデルチェンジから10年以上が経過した現在でも、旧型モデルへの需要が衰えていないという点です。中古市場での取引価格が依然として高水準を保っているという事実は、ネヴァーフルの揺るぎない人気を示しています。
5-2.モンスリ
モンスリは、1994年に発表されたリュックタイプのバッグとして、当時のハイブランドでは珍しい存在として大きな注目を集めました。開口部はじゃばら状になっており、ストラップの調節で開閉できる仕様となっています。この使い勝手の良さに加え、両手が自由に使える利便性と充実した収納力により、高い人気を維持し続けているのです。
状態の良い商品であれば、市場の動向やタイミングによって換金率50%も期待できるでしょう。モノグラムやダミエ、アンプラント、エピなど多彩な素材展開がされており、それぞれの素材によって換金率に違いが生じるという特徴もあります。また、モンスリは一度廃盤となっており、2017年に復活を果たしたバッグです。新旧モデルの主な違いは、デザインやハンドルの有無、サイズ展開などです。例えば、モンスリNM BBでは、旧型に配置されていた底部のヌメ革が廃止され、よりシンプルな印象となりました。
さらに、新型ではハンドルが追加され、リュックとしてだけでなく、ハンドバッグとしても使用できるようになっています。さらに、サイズ展開が豊富になったことで女性はもちろん、男性からの支持も広がっています。この新型の登場により、旧型への関心が再び高くなりました。モンスリの旧型は古いモデルというイメージから査定額が低いと思われがちですが、希少性が高いため、他のモデルと比べても高い換金率が見込めるのも特徴です。
5-3.スピーディ
スピーディは、1930年頃に誕生した歴史あるハンドバッグです。その起源は、ルイヴィトンが旅行かばんとして発表した「キーボル」にまで遡ります。1960年代には、ハリウッド女優のオードリー・ヘップバーンがカスタムオーダーしたことをきっかけに、スピーディ25が発表され、爆発的な人気を博しました。
現在ではルイヴィトンのアイコンバッグとして知られ、シンプルな内装を保ちながら、バンドリエールの追加や豊富な素材展開など、デザインの本質を変えることなく進化を続けています。
このように長い歴史を持つスピーディは、新作アイテムの発表や市場動向に左右されにくい特徴を持っており、中古市場でも安定した取引価格を維持しています。そのため、換金率も安定しており、状態の良いものであれば50%前後の換金率が見込まれるのです。このように価値が下がりにくい特性から、長期的な資産として購入される方も少なくありません。
5-4.ネオノエ
ネオノエは、1932年にルイヴィトン社の3代目、ガストン・ヴィトンが発表した「ノエ」を現代的に再解釈したショルダーバッグです。バッグの特徴として、きんちゃく型のデザインを採用しており、ストラップの調節で開閉できます。また、内装の中央にはファスナー式ポケットが配置されており、ショルダーストラップで斜めがけができる実用的な仕様となっています。
コンパクトなサイズ感のネオノエは、豊富な素材展開も魅力のひとつです。中古市場においても人気が高く、新品同様の状態であれば40%から50%程度の還元率が期待できます。ただし、素材によって還元率が異なるため、より具体的な査定額を知るためには、買取専門店で査定してもらうことをおすすめします。
5-5.アルマ
パリのセーヌ川から着想を得たハンドバッグ、アルマは1992年に登場しましたが、現在の正式名称となるまでには長い歴史が刻まれています。1900年代初頭に使用されていたスティーマーバッグが原型といわれており、1934年にはスクワイアとして発表されました。その後、シャネルの創始者として知られるココ・シャネルがカスタムオーダーしたことで大きな注目を集め、ルイヴィトンのアイコンバッグとしての地位を確立します。
1955年にはシャンゼリゼと名称を変更し、1992年に現在の正式名称「アルマ」となりました。このような豊かな歴史を持つアルマは、スピーディと同様に中古市場でも安定した取引価格を維持しており、良好な状態であれば50%前後の換金率となっています。
2010年には新たにアルマBBが発表され、従来のアルマと比較して底鋲の取り付けやキーカバーの付属など、実用的な改良が加えられ、さらなる注目を集めています。度重なる細かな改良を重ねてきたアルマですが、このことが旧型モデルの希少価値を高め、換金率の向上にもつながっているのです。
5-6.プレミア価格がつくバッグ
ルイヴィトンの商品の中には、買取時期や新作発売の影響を受けにくく、その希少性からプレミア価格で取引されるアイテムが存在します。特に、クロコダイルやオーストリッチなどのエキゾチックレザーを使用したアイテムや、アーティストとのコラボレーション商品がその代表例として知られています。
エキゾチックレザーは、その希少性から非常に高価な素材として知られており、これらの素材を使用したバッグは、通常のレザーやトアル地の製品と比べて換金率が高くなる傾向にあります。特に状態の良い商品であれば、さらに高額での買取が期待できるでしょう。
コラボレーション商品の中でも特に注目されているのが、現代美術家の村上隆氏とのコラボレーションアイテムです。2004年頃に発表されたモノグラム・チェリーやモノグラム・パンダのデザインは、サックプラやポシェット・アクセソワールなどのバッグに採用され、大きな話題となりました。発売から約20年が経過した現在でも、その人気は衰えることなく、中古市場での取引が活発に行われています。
このため、村上隆氏とのコラボレーションアイテムは、多少使用感があったとしても、高額での買取が見込めることから、積極的に査定に出すことをおすすめします。
6.ルイヴィトンで高く売れる財布
ルイ・ヴィトンの財布において、高値での買取が期待できる特徴として、製造年の新しさと、定番モデルやデザインであることが重要な要素となっています。特に製造年の新しい財布は、現在のトレンドを反映しているため、中古市場において需要が高くなります。これは、新品に近い状態の商品を、比較的手頃な価格で入手できるためです。
また、何十年もの歴史を持つ定番モデルやデザインは、中古市場での価格が安定しており、値崩れしにくいのが特徴です。このような特徴を持つ財布は、高い換金率を期待できます。ここでは、上記の条件を満たし、特に換金率が高いとされる財布を5つ厳選して解説します。
6-1.ポルトフォイユ・サラ
ポルトフォイユ・サラは、ルイヴィトンを代表する定番の長財布です。30年以上の歴史があり、時代とともに進化を続けてきました。発売当初はポルトモネクレディという名称で、カードポケットのないシンプルな仕様でしたが、その後、幾度もの改良を重ねています。
特にフラップ部分は、当初のエンベロップ式の四角いデザインから三角形へと変更され、現行モデルでは16枚ものカードが収納可能な実用的な設計となっています。このように、時代のニーズに合わせて機能性とデザインを改良してきた結果、現在も高い人気を維持しており、中古市場においても安定した需要があることから、換金率の高いアイテムとして評価されています。
6-2.ジッピーウォレット
ルイヴィトンの財布コレクションの中で、最も高い人気を誇るジッピーウォレットは、幅19.5×高さ10.5×マチ2.5cmという、使い勝手のよい絶妙なサイズ感が特徴となっています。ラウンドファスナー式を採用しており、45度まで大きく開くことで中身が見やすく、収納した現金が落ちる心配もありません。また、ユニセックスなデザインにより、女性はもちろん、男性からも高い支持を得ています。
2016年には機能面での改良が行われ、カードポケットが8枚収納から12枚収納へと拡充されました。このように実用性を高めながらも、時代を超えて愛されるフォルムを保ち続けている点も魅力といえます。さらに、多様な素材とデザインを展開していることから、中古市場でも安定した人気を保っており、高く売れる財布のひとつとなっています。
6-3.ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌ
ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌは、寸法がおよそ幅12×高さ9.5×マチ2.5cmのコンパクトな三つ折り財布です。一般的に、折りたたみ財布より長財布のほうが高い買取価格となる傾向がありますが、近年のキャッシュレス決済の普及やミニバッグトレンドの影響により、折りたたみ財布の需要も着実に高まってきました。
ポルトフォイユ・ヴィクトリーヌは、定番アイテムとしての地位を確立しており、特に女性からの支持が厚いモデルとして知られています。素材展開では、ダミエアズールやアンプラントレザーが人気を集めています。
6-4.ポルトフォイユ・クレマンス
ポルトフォイユ・クレマンスは、スマートなフォルムと、ラウンドファスナー金具にレザーがあしらわれているのが特徴の長財布です。一見するとジッピーウォレットと似ており、ファスナー式の小銭入れがあることや、お札入れのコンパートメントを備えていることは同じですが、ジッピーウォレットより高さが1.5cmほど小さくなっています。
2014年に登場した財布であり、それほど長い歴史はまだありませんが、モノグラムやダミエのような定番ラインは需要が高くなっています。
6-5.コラボ商品
ルイヴィトンでは、バッグと同様に財布においてもコラボレーション商品が高額での買取が期待できるアイテムとなっています。特に注目を集めているのが、アーティストの草間彌生氏や、ニューヨーク発のファッションブランド、シュプリームとのコラボレーションモデルです。
人気の高い草間彌生氏とのコラボレーション商品には、ジッピーウォレットに不規則な水玉模様を施し、そのドット部分にモノグラムパターンをプリントしたアイテムがあります。また、シュプリームとのコラボレーションでは、レッドのエピレザーに「Supreme」のロゴを大胆に配したモデルなどが展開され、いずれも高い人気を誇っています。
これらのコラボレーション商品は、製造からの時間経過による価値の低下が少ないという特徴を持つことから、中古市場でも優れた換金性を維持しています。
7.高く売るコツを抑えてお得に売却しよう
ルイヴィトンのアイテムは、長年培われてきたブランドの伝統、世界規模での需要、そして丈夫な作りにより、中古品であっても高い価値を保ち続けています。同社は生産終了したアイテムを再販売しない方針を貫いていますが、そのことがかえって中古市場を活性化させる要因となり、使用感のある商品でも相応の買取価格がつくのです。
本記事では、ルイヴィトンのアイテムを高く売る7つのコツをご紹介しました。定番の人気バッグや財布はもちろんのこと、比較的知名度の低いアイテムでも予想以上の査定額が期待できます。さらに、ブランド買取専門店が提供するLINE査定や無料査定を活用し、複数の店舗で査定を受けることで、より有利な条件での売却が可能となります。
これらの情報が、お手持ちのルイヴィトン製品を査定に出される際の参考となり、満足のいく取引につながれば幸いです。