2025年5月26日
ロエベを持っている人のイメージは?格付けや人気の理由も徹底解説!

スペイン発祥のラグジュアリーブランド、ロエベ(LOEWE)。ロエベを持っている人のイメージといえば、「洗練された」「上品」「おしゃれ」などが挙げられます。
ここ十数年で20代30代の若者を中心に人気が急上昇していて、ファッション誌やSNSでも見かけることも多くなりました。しかし、ロエベの名を知っていてもブランドについては詳しく知らないという人も多いでしょう。また、「ロエベのアイテムが欲しいけど、どんなイメージ?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、ロエベの誕生から基本情報、持っている人のイメージ、人気の理由までを徹底解説いたします。後半では、ロエベの財布とバッグの魅力やロエベをおすすめしたい人についてまとめているので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
目次
1.ロエベとは

ロエベ(LOEWE)の名を知っている人は多いとは思いますが、一体どのようなブランドなのでしょう。
第1章では、ロエベというブランドについて知れるよう、誕生した経緯から基本情報、ブランドイメージ、コンセプトまでを一挙にご紹介します。
1-1.ロエベの誕生と基本情報

【ロエベの誕生】
ロエベは170年以上もの古い歴史を持つラグジュアリーブランドです。誕生のきっかけは、1846年にスペイン・マドリッドで数人の革職人たちによって皮革工房が立ち上げられたことにあります。
後に、この工房を訪れたドイツ系の革職人エンリケ・ロエベ・ロスバーグが、高品質な素材と職人たちの技術に感銘を受け、パートナーとして働くことを申し出ます。そして1872年、自身の名を冠した「ラグジュアリー・レザー・ハウス・ロエベ」の名で正式にブランドとして設立。スペイン発のブランドでありながら、ブランド名がドイツ語読みなのは、創業者がドイツ系であるためだったのです。
ロエベの上質なレザー製品は、すぐにマドリードの貴族たちの間で評判となり、徐々に工房の規模も広げていきました。1905年には、スペイン王室御用達の称号を授かり、スペインを代表するトップブランドとして確立していたのです。
【ロエベの基本情報】
ロエベは、1996年にLVMHグループ(ルイ・ヴィトンやディオールなどが属する世界最大級の複合企業体)の傘下となっています。
バッグや財布などのレザーアイテムを中心に、衣類やシューズ、香水など多岐にわたって幅広く展開。皮革工房から始まったこともあり、高品質なレザー素材に対してのこだわりが強いことで知られています
現在は、2013年からクリエイティブディレクターを務めていたジョナサン・アンダーソンが2025年3月に退任し、4月からはプロエンザスクーラー(Proenza Schouler)の創業デザイナーであるジャック・マッコローとラゾロ・ヘルナンデスが後任となりました。
新たなディレクターを2人迎え、ロエベの今後に期待が高まっています。
1-2.ロエベが持つイメージやコンセプト
【ロエベのイメージ】
スペイン王室御用達のブランドということもあり、2000年代の前半までのロエベは、年齢層が高めの富裕層をターゲットとしていました。この頃のイメージでは、「品格の高い」「高級感のある」「大人の富裕層向け」などが挙げられます。
そして2013年、北アイルランド出身のデザイナー、ジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ・ディレクターに就任したことで、ブランドイメージに変化をもたらします。ジョナサン・アンダーソンは就任後、40年以上ブランドロゴとして定着していた「アナグラム」を刷新。今までの重厚だったアナグラムのデザインを、細身のラインにしたことによって軽やかな印象に一新しました。これによって、20代30代の若い世代も親しみやすくなったのです。
ジョナサン・アンダーソンのつくりだすアイテムの特徴は、伝統的なクラフトマンシップと現代アートのようなデザインの融合です。シンプルでありながらも個性があり、ロエベの品格を残しつつ、「今っぽさ」を兼ね備えています。
現在のロエベのイメージは、「上品で洗練された」「高品質なレザー」「シンプルでおしゃれ」などは以前と変わらないまま、「遊び心あるデザイン」「モダンでおしゃれ」なども加わるようになりました。また、近年ではユニセックスなデザインも増え、男性のファンも増えています。シックでエレガントな中にも、カジュアルさやユニークさが加わったことで、これまでのファンと若い新たなファンが共存し、愛用者の層を広げているのです。
【ロエベのコンセプト】
ロエベのコンセプトは「クラフトを未来へ」にあります。ロエベは、1846年に小さな皮革工房として誕生してから現在まで一貫してクラフトマンシップを重視してきたブランドです。
いつの時代も、「高品質な素材」「卓越した職人技」「現代的なデザイン」の融合によって、ものづくりを続けてきました。この技術と知識を、次の世代へと継承し、未来へつなぐことがブランドの核となっています。
近年では、ミラノサローネ国際家具見本市でのバスケットコレクションの展示や、現代のクラフトマンシップを顕彰するためのロエベクラフトプライズなど、国際的なプラットホームを通じて、伝統的なクラフトを継承し、現代的なアイディアを広げています。
2.ロエベを持っている人のイメージは?

ロエベの持っている人のイメージについて男女別に解説します。また、ロエベを愛用している芸能人をチェックすることで、どんな人が持つのかイメージしやすくなるでしょう。
2-1.ロエベを持っている女性のイメージ
ロエベを持っている女性のイメージは、「センスが良い」「上品」「今っぽい」「おしゃれ」などが挙げられます。
また、ブランドの象徴となる「アナグラム」は、装飾的な美しいデザインなので、さりげなく施されているだけで、誇り高く華やかな印象を与えます。ロエベのアイテムの多くは、ブランド名やアナグラムを前面に押し出すものではなく、主張が控えめなところもポイントです。
そのため、「ハイブランドだけど嫌らしくない」「頑張りすぎていないけど、おしゃれ」「さりげなさが上品」このような印象が、多くの女性から支持されている理由のひとつとなっています。
2-2.ロエベを持っている男性のイメージ
ロエベを持っている男性のイメージは、「センスが良い」「質を知っている」「おしゃれにこだわりがある」などが挙げられます。ロエベはもともと、女性向けのハイブランドというイメージが強く、近年ではメンズ(ウィメンズ)アイテムは増えたものの、ルイ・ヴィトンやグッチのような「誰もが知るブランド」というわけではありません。
おしゃれにそれほど詳しくなければ「ロエベ」と聞いてもピンとこない男性も多いでしょう。その中で、ロエベをあえて選ぶ男性は、「モードに精通したおしゃれ感度の高い人」というイメージも持たれます。誰もが知るブランドではないからこそ、持っているだけで「人と違うセンスを持っている」「質を知っている」「おしゃれ」と一目置かれるものです。
高級ブランドでありながらも強い主張がないため、嫌味がなくさりげない格好良さを体現できるのがロエベの魅力とも言えます。
2-3.ロエベを愛用している芸能人について
ロエベを愛用している芸能人・有名人は、たくさんいるのでチェックしてみましょう。
モデルで女優の本田翼さんは、ロエベ愛好家として知られ、バッグや財布のレザーアイテムを中心に数多くのアイテムを愛用し、自身のSNSでも披露しています。
実業家でタレントの紗栄子さんは、ロエベの人気バッグ、ゲートやパズルバッグの他、洋服やマフラーなども私服として愛用しています。
女優の米倉涼子さんは、VOGUE JAPANの「In The Bag」で、愛用しているバッグとしてロエベのパズルトートを紹介しています。荷物を持つのが好きではない米倉さんがパズルトートを選んだ理由は、「軽くて可愛い」からだそうです。
また、世界的な人気歌手アリアナ・グランデさんも、VOGUE JAPANのIn The Bag動画で、ロエベのパズルトートを披露しています。パズルトートは収納力が抜群で、バッグの中にはヘッドフォンや、エッセンシャルオイル、iPadなど、たくさんのものを収納しているようです。
男性芸能人では、SixTONESの松村北斗さんがロエベの財布や洋服を愛用していることで知られています。元プロサッカー選手の大久保嘉人さんは、パズルシリーズの財布を愛用。
King&Princeの永瀬廉さんは、ロエベの香水、001 MANを愛用し、Hey!Say!JUMPの山田涼介さん、俳優の岡田将生さんはロエベの人気スカーフ(モヘア&ウール)を愛用しています。
3.ロエベは流行りすぎ?なぜ人気?

これまでお伝えしてきたとおり、ロエベは、2013年にジョナサン・アンダーソンをクリエイティブディレクターに起用したことで、ブランドのイメージチェンジを図り、若い世代のファンを増やしています。
ここでは、ロエベが人気の理由についてさらに深堀りしていきましょう。
3-1.高品質な素材と職人技術
19世紀中頃に皮革工房として誕生したロエベは、レザーに対するこだわりが強く、革素材には古くから定評があります。ロエベが「レザーブランドの最高峰」とも称されるのには、厳選された高品質レザーと170年以上にわたる職人技術にあります。
ロエベで使われる主な素材は、カーフスキンです。カーフとは生後6ヶ月以内の仔牛の革を指し、牛革の中でも希少性が高く、キメが細かく柔らかいことからも最高級とされています。同じカーフスキンでも、独自の加工方法によりさまざまな質感や特徴を持ちます。
ロエベの代表的な素材には、艷やかで手に馴染みやすい「クラシックカーフスキン」、シボ加工による凹凸が特徴でカジュアルな雰囲気の「ソフトグレインカーフ」、滑らかな手触りで高級感あふれる極上の「ナパカーフ」などがあり、用途や好みに応じて使い分けられます。
また、創業当初からスペイン王室御用達として愛され、現在もロエベの製品はすべてスペインの工房で手作業で製品を仕上げているのが特徴です。
このような伝統と信念を守り続ける姿勢も、ロエべが時代を超えて長く愛される理由となっています。
3-2.モダンとエレガントが融合したデザイン
ロエベが人気の理由のひとつとして、「トレンド感」と「上質さ」のバランスの良さにあります。
ロエベのデザイナー、ジョナサン・アンダーソンによるデザインは、モードでありながら、どこかナチュラルでエレガントな雰囲気を持っているのが特徴です。派手すぎることはなく、しっかりと個性が感じられるデザインで、流行に左右されすぎない魅力があります。
例えば、パズルバッグやハンモックバッグなどは、一見ユニークなフォルムですが、落ち着いた質感で、大人でも抵抗なく持てる品格があります。ポップになりすぎず、かといってクラシカルすぎない絶妙なラインが、幅広い層から支持されている理由です。
また、ブランドロゴを前面に出さず、主張が控えめな点もポイントです。ロエベのアナグラムは、デザインとして美しく華やかなので、端っこに施されているだけで、さりげない高級感を漂わせます。
ロエベは、「トレンド感があるのに長く使える」「遊び心があるのに上品」という、このバランス良さが、世界中のファッショニスタのみならず、これからブランドアイテムを持ちたいという人からも注目を集めているのです。
3-3.SNSやインフルエンサーの影響
2013年以降、「流行り過ぎ」とも言われるほどロエベの人気が急上昇したのは、SNSやファッション誌に多く取り上げられたことも大きく影響しています。
有名人やインフルエンサーがInstagramやYouTube、TikTokなどのSNSに、ロエベのバッグや財布を紹介することで、視聴者の購買意欲を高めるきっかけとなります。
特に、自分とかけ離れたリッチな「セレブ」ではなく、一般人に近いおしゃれなインフルエンサーが、日常のコーディネートに自然に取り入れている様子は、親しみやすく参考にしやすいのです。
また、ロエベのパズルバッグやハンモックなどは、造形的なフォルムと美しい発色が特徴。立体的なデザインと絶妙なカラーリングで、SNS映えが抜群です。そのため、流れてきたタイムラインを見た瞬間に「可愛い!」「おしゃれ!」と印象に残りやすく、調べてみたり購入に至るということも多いのです。
4.「ロエベ=おばさん?」と言われる真偽とは
インターネットでロエベについて検索していると「おばさん」というワードが現れて、気になっている人もいるかもしれません。
ロエベは、決して「おばさん向け」や「おばさんっぽい」ブランドではないので安心してください。ただ、前述したとおり、20〜30代前半の世代から注目されるようになったのは、2013年のジョナサン・アンダーソン就任以降です。以前は、クラシカルでやや保守的だったため、ミドル世代向けのブランドのイメージが強く「おばさん向け」と見る人もいたでしょう。
今では、モダンで遊び心のあるデザインが増え、20代〜50代以上と、幅広い年齢層から支持されるブランドに変化しています。もしロエベが「おばさん」と言われるとしたら、かつてのイメージによるものが大きいので気にしないようにしましょう。
5.ロエベの格付けは?他のブランドとの比較

ロエベはハイブランドのひとつですが、他のブランドと比べた時、どのような位置付けになるのでしょう。
ハイブランドの格付けは、明確な基準はありませんが、ブランドの歴史、品質、価格帯、世間からの認知度など、さまざまな要因によって評価され、ランク分けがされます。
一般的なランク分けは、以下のようになります。
Sランク(最高級ブランド):エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトン
Aランク(高級ブランド):ディオール、グッチ、プラダ、フェンディなど
Bランク(ミドルクラスブランド):セリーヌ、ロエベ、ボッテガ・ヴェネタなど
Cランク(お手頃ブランド):コーチ、マイケルコース、トリーバーチなど
5-1.エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンと比べて
エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンは世界3大ブランドとも呼ばれるハイブランドの代表格です。
これらの最高級ブランドは、歴史が長いだけでなく、ファッション業界において多大なる影響をもたらしてきました。長い歴史、卓越した職人技、革新的なデザインで知られ、圧倒的な知名度とブランド価値があります。
これらのSランクの最高級ブランドは、特別な存在であり、希少性や高いクオリティが期待されます。例えば、エルメスのバーキンといえば、希少性と職人による手作業により、高く評価されています。単に機能性だけではなく、特別な感情やステータスを与えるという点で、他のブランドと一線を画しているのです。
また、このランクのハイブランドは、セール品やアウトレットがないことも特徴です。それによって、高級ブランドとしてのイメージや価値を維持することにつながっています。
5-2.セリーヌ、ボッテガ・ヴェネタと比べて
ロエベ、セリーヌ、ボッテガ・ヴェネタは、どれもファッション感度の高い人々に支持されるラグジュアリーブランドですが、それぞれに個性があります。
セリーヌは、ロエベと同じLVMHグループの一員で、ミニマルで洗練されたフレンチシックを象徴するブランドです。もともとはパリでオーダーメイドの子供靴専門店から始まり、徐々に規模を広めて現在のトータルファッションブランドへと成長しました。
「女性らしくありつつも自立しているアクティブな女性」をコンセプトに掲げ、シンプルで上品かつ実用的なアイテムを提供し続けています。特に20〜40代の女性から高く支持されていますが、近年ではジェンダーレスなデザインも増え、男性のファンも増やしています。
一方、ボッテガ・ヴェネタは、イタリアのヴェネト州で革工房として始まり、設立されました。「イントレチャート」と呼ばれる編み込みレザーが象徴的で、ブランドロゴを出さない控えめなデザインながらも、ひと目でブランドが分かる個性を持っています。
2001年にケリンググループ(旧グッチグループ)の傘下となり、店舗を世界中に拡大し、事業を広めてきました。1970年に出したキャッチフレーズ「When your own initials are enough.(自分のイニシャルだけで十分)」を今も貫き、「ロゴを出さないラグジュアリーブランド」として確立しています。
レザーの品質とクラフトマンシップを重視し、幅広い年齢層から支持されています。また、女性だけでなく男性からの人気が高いことも特徴です。近年では、構築的なシルエットや大胆な色使いでモード感を打ち出していて、ファッションにこだわりがある人から選ばれています。
5-3.ロエベと他の主要ブランドの比較表
以下は、ロエベと他の主要ブランドと比較した表になります。「特徴やイメージ」「価格帯」「主な年齢層」で分けているので参考にしてください。
| ブランド名 | 特徴やイメージ | 価格帯(バッグ) | 主な年齢層 |
| エルメス | 圧倒的な品質と格式。資産的価値も高い。 | 50万〜約200万円前後 | 30代後半〜60代以上 |
| ルイ・ヴィトン | トレンドと定番のバランス。知名度の高さ。 | 約30万〜70万円前後 | 20代〜50代以上 |
| グッチ | おしゃれで遊び心あるデザイン。若者から大人まで幅広く人気。 | 約20〜50万円前後 | 20代〜40代 |
| プラダ | ナイロン×レザーや機能的な高さ。都会的なイメージ。 | 約20〜50万円前後 | 20代〜40代 |
| セリーヌ | ミニマルで知的な印象。近年では少しカジュアル寄り。 | 約20万〜50万円前後 | 20代〜40代 |
| ロエベ | 上質なレザーと遊び心あるモダンなデザイン。クラフト感。 | 約20万〜50万円前後 | 20代〜40代 |
| ボッテガ・ヴェネタ | イントレチャートが特徴。モード感のあるデザイン。 | 約30万〜80万円前後 | 30代〜50代以上 |
6.ロエベの財布とバッグの魅力
ここでは、ロエベの人気アイテムについてチェックしましょう。ロエベの中でも人気の高い「財布」と「バッグ」について、その特徴を紹介します。
6-1.ロエベの財布の魅力
ロエベの財布は、主にカーフ素材を使用しています。耐久性に優れたシボ加工の「ペブルグレインカーフ」、なめらかな手触りで高級感のある「クラシックカーフ」など、好みによって選べます。
デザインはモデルによってさまざまですが、どれもシンプルかつ洗練された上品さで、飽きることなく長く愛用ができます。
ひとつのモデルに対してサイズ展開が豊富なこともポイントです。収納力の高い長財布からオーソドックスな2つ折り財布、持ち運びやすい3つ折り財布やフラグメントケースまで、さまざまなサイズが揃っています。
サイズ展開だけでなく、カラーバリエーションが多いことも人気の理由のひとつ。定番のブラック、ブラウン、ベージュ系カラーは、不動の人気を誇っていて経年劣化を楽しめることも魅力です。また、モデルによっては、バイカラーやトリコロールカラーもあり、絶妙な色の組み合わせが素敵です。ロエベは、ニュアンスカラーも得意としていて、グレーやグリーン、イエローなど、持っているだけでおしゃれ度を上げてくれます。
6-2.ロエベのおすすめ人気財布3選
①:アナグラムトライフォールドウォレット

サイズ:高さ7.8cm×幅10.2cm×深さ3.8cm
カードスロット6つ、ラージポケット1つ、コインコンパートメント1つ
フロントにアナグラムが気品高くあしらわれている3つ折り財布。ロエベの人気財布のひとつで定番アイテムです。アナグラムのバックルはゴールドとシルバーの2タイプがあります。素材には、「ペブルグレインカーフ」や「シャイニーナパカーフ」があり、好みによって選べます。
②:ロエベバーティカルウォレットスモール

サイズ:高さ7.5cm×幅12cm×深さ2.5cm
カードスロット6つ、スモールポケット2つ、ラージポケット1つ、コインコンパートメント1つ
ソフトグレインカーフ素材の3つ折り財布です。フロントのストラップベルトにはエンボス加工のアナグラムがさりげなく施されていて、財布全体とのコントラストカラーがおしゃれ。デザインはシンプルですが、カラー選びで個性を表現できます。コンパクトながらも収納力が高く、軽いので持ち運びにも便利です。
③:パズルコンパクトジップウォレット

サイズ:高さ11cm×幅9cm×深さ2.5cm
カードスロット8つ、ラージポケット1つ、コインコンパートメント1つ
幾何学的なデザインがユニークなパズルシリーズの2つ折り財布。単色もありますが、パズルならではのコントラストカラーも人気です。ジッパー付きのコインコンパートメントは、マチがたっぷりあって収納力が抜群。素材には「クラシックカーフ」を採用しています。
6-3.ロエベのバッグの魅力
ロエベのバッグの魅力は、シンプルながらも遊び心あるデザインで、さりげなく個性を演出できる点にあります。また、取り外し可能なストラップや収納ポケットなど、使いやすさを考慮してつくられていて、機能性の高さもポイント。デザイン性と機能性を兼ね備えたバッグです。シーンに合わせてフォルムを変化できるバッグや、コンパクトに折りたためるバッグなど、実用性にも優れています。
使われている素材は財布と同様、カーフ素材をメインとしています。柔らかくカジュアルな印象の「ソフトグレインカーフ」、洗練された上品さが魅力の「クラシックカーフ」、美しい光沢が特徴の「シャイニーカーフ」など、さまざまな質感の素材がそろっています。どれもしなやかで肌なじみが良く、軽い仕上がりになっていることが特徴です。
また、春夏シーズンになると、自然素材でつくられた「バスケットバッグ」の新作が毎年登場し、20代30代の女性を中心に幅広い層から高い人気を誇っています。
6-4.ロエベのおすすめバッグ3選
①:アマソナ

ロエベの伝統ある正統派バッグといえば「アマソナ」。1975年に発表されて以来、時代ごとにアップデートされながら、約50年にも渡って長く愛されています。
エレガントでフォーマルな印象の強いアマソナですが、ジーンズやTシャツなどのカジュアルな服装に合わせてもカッコいいです。ハンドバッグとしてだけでなく、付属のショルダーストラップをつければ、ショルダーバッグや斜めがけバッグとしても使えます。サイズ展開も豊富で、スモールにあたるアマソナ23とミディアムにあたるアマソナ28が定番で人気のサイズです。
アマソナは、流行に左右されることなく長く愛用ができます。ロエベで一生もののバッグをお探しなら「アマソナ」を選んで間違いはないでしょう。
②:パズル

折り紙から着想を得たという幾何学的なデザインが独創的でおしゃれな「パズルバッグ」。2014年に発表されたバッグで、現在も人気は衰えることなく、ロエベのアイコニック的な存在となっています。
取り外し可能なショルダーストラップが付いていて、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、ボディバッグ、クラッチバッグなど、荷物の量やシーンによってさまざまな持ち方に変えられます。サイズも「ミニ」「スモール」「ミディアム」「ラージ」と幅広く揃っているので、自分に合ったものを選べるでしょう。
直近では、パズルバッグの10周年を記念して、2025年春夏コレクションで新たなモデル「フェザーライトパズルバッグ」が発表されました。「フェザーライトナパラム」という新たに開発された素材で、バターのように柔らかく、少しクタッとなる質感が特徴です。持った時のなめらかな曲線が、パズルバッグの美しさを際立たせています。
従来のパズルバッグも軽いことが特徴でしたが、このフェザーライトナパラムはさらに軽い仕上がりになっていて、なんと約0.5kg(スモールサイズ)しかありません。1度手に取れば、誰もが虜になってしまう手触りと軽さです。
③:フラメンコ

フラメンコバッグは、1984年に登場した歴史の長いバッグです。スペインの民族舞踊フラメンコのカスタネットに似ていることから名付けられました。
そしてこのフラメンコバッグから派生して誕生したのが2024年に発表された「フラメンコパース」。フラメンコバッグの美しいドレープの巾着型フォルムを受け継ぎ、より若々しくゴージャスなバッグになっています。
アナグラムの刻印が入ったペブルモチーフのドーナツチェーンが華やかで、パーティーシーンでも大活躍。チェーンは取り外しが可能で、印象を自在に変えられます。ショルダーストラップも付属しているので、ショルダーバッグや斜めがけバッグとしても使用できます。デザイン面でも機能面でも使い勝手が良く、毎日持ちたくなるバッグです。
7.ロエベはどんな人におすすめ?
これまでロエベのイメージやおすすめアイテムについて解説してきましたが、具体的にどんな人におすすめのブランドなのでしょう。
7-1.20〜30代の大人の女性
ロエベのアイテムは、トレンドを押さえつつも長く愛用できるデザインが多いので、「若すぎず、でも地味ではない」絶妙なバランスを求める20〜30代の世代にぴったりです。ロエベの、トレンドをほどよく取り入れつつも、主張しすぎない上品なデザインはTPOを選ばずに使えます。シンプルな通勤スタイルにも、休日のカジュアルなスタイルにも自然に馴染んで嫌味がありません。
また、20〜30代の大人世代は、「本当に良いもの」に目を向け始める時期。仕事や私生活が少しずつ落ち着き始め、自分自身のスタイルや価値観が明確になってくる年代でもあります。
ロエベは、「長く使える上質なものをひとつ持ちたい」「流行に流されず、自分らしいスタイルを築きたい」そんな考えを持ち始めた大人の女性に、ぜひおすすめしたいブランドです。
7-2.ブランド初心者
ブランド品に興味が出てきたけど「派手すぎるのは嫌」「ひと目でブランドものと分かるのは気が引ける」という方にとって、ロエベは理想的なブランドです。
ロゴの主張が控えめでありながら、確かなレザーの品質とデザイン性を兼ね備えていて、さりげなく「本質の高いブランド品」を持つことができます。いかにもなハイブランド感がなく、周囲に過剰な印象を与えない点も、ブランド初心者にとって安心できるポイントです。
さらに、ロエベは「品質」「デザイン」「実用性」の3つのバランスが良く、エルメスやシャネルほど高額ではないので、「初めてのブランド」として手に取りやすい存在となるのです。
7-3.質とセンスを重視したい人
ロエベは、ひと目でブランドが分かる派手さはありませんが、その分、ロエベを選ぶ人というのは「質が分かっている」「通っぽい」と見られることが多いです。
ロエベは高品質なレザーと職人技を特徴としていて、流行にとらわれず質の良いものを選びたいなら、ロエベを選んで間違いありません。
さらに、ロエベの構造的でユニークなデザインは、ファッション業界内でも評価が高く、特にアートやクラフトを好む本物志向の人たちから支持されています。流行を取り入れつつも、自分らしいスタイルやセンスを大切にしたい人にぴったりなブランドです。
8.まとめ
いかがでしたでしょうか。ロエベの誕生からブランドイメージ、人気の理由、おすすめアイテム、おすすめしたい人までを徹底解説させていただきました。ロエベは、上質な素材と職人技、アートやクラフトを感じられる唯一無二のデザインが魅力です。ロエベを愛用している人のイメージといえば、主に「上品」「洗練された」「おしゃれ」などが挙げられます。
今回の記事を読んでロエベに興味が湧いたなら、ぜひ実際に店舗で手に取ってみてくださいね。写真や動画では分からない「本物の質感」をきっと感じられるでしょう。