2024年6月30日
キムジョーンズ|ストリートとラグジュアリーを融合させた男の全て
ブランド
![](https://estime.co.jp/wp-content/uploads/2024/06/キムジョーンズ.jpg)
GUとのコラボをはじめ、「ルイヴィトン×シュプリーム」や「ディオール×ナイキ」など、ビッグコラボの仕掛け人として話題を集め続けているファッションデザイナー「キムジョーンズ」
誰もが知っているルイヴィトンやディオールといった有名ブランドのデザイナーとして活躍し、ブランドの垣根を超えたコラボを次々と実現させてきました。
この記事ではキムジョーンズとはどのような人物なのか、これまでの経歴や様々なコラボと合わせてご紹介していきます。
目次
- 1.【プロフィール】キムジョーンズとは?
- 2.【経歴/功績】キムジョーンズのデザイナー年表
- 2003年:自社ブランド「KIM JONES」の設立
- 2004年:スポーツブランド「アンブロ」とコラボ
- 2006年:デザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞
- 2008年:ダンヒルのクリエイティブディレクターに就任
- 2011年:ルイヴィトンのデザイナーに就任。マサイチェックを発表
- 2015年:2015-2016AW クリストファーネメスをオマージュ
- 2016年:キムジョーンズと藤原ヒロシのダブルネームでコラボ
- 2017年:チャップマンブラザーズとコラボ
- 2017年:ルイヴィトン×シュプリームコラボ
- 2018年:GU×キムジョーンズコラボ
- 2018年:ヴァージル・アブローとともにナイキコラボ
- 2019年:ディオールのデザイナーに就任
- 2020年:ディオール×ナイキコラボ
- 2020年:ディオール×ステューシーコラボ
- 2021年:フェンディとディオールのデザイナーを兼任
- 2021年:キムジョーンズ×コンバースコラボ
- 2022年:ディオール×PlayStation®コラボ
- 2023年:キムジョーンズ×ヘネシーコラボ
- 2024年:ディオール×ストーンアイランドコラボ
- 2024年:フェンディ×フラグメントデザイン×ポケモンコラボ
- 2024年:フェンディ退任。ディオールメンズ部門に専念
- 4.【まとめ】キムジョーンズの今後の活躍に目が離せない!
1.【プロフィール】キムジョーンズとは?
2024年10月現在、ディオールにてデザイナーを務めているキムジョーンズ。
日本ではファストファッションブランドとしてお馴染み「GU」とのコラボが特に話題となり、人気を集めたデザイナーです。そんなキムジョーンズのプロフィールや生い立ちについて、この章では詳しくご紹介していきます。
1-1.ファッションデザイナー:キムジョーンズの誕生
【プロフィール】 ・名前:Kim Jones/キムジョーンズ(キム・ニクラス・ジョーンズ) ・生年月日:1973/9/11 ・出身:イギリス・バース ・学歴:セントラル・セント・マーチンズ芸術大学/ロンドン ・職業:ファッションデザイナー(2024年10月現在ディオール在籍) |
1973年イギリス・バースにて生まれたキムジョーンズ。
生後まもなくして父親の仕事の都合でケニアやタンザニア、エクアドルなど様々な国を転々とする日々を送っていました。幼少期に世界各国の文化に触れることでデザイナーへと繫がる、クリエイティブなことに関心を持ち始めたといわれています。
キムジョーンズは思春期になると故郷イギリスに戻りデザイナーとして活動している姉と暮らしはじめ、ファッション雑誌から知識を得ながらクリエイティブな感性を磨きました。
また、当時から現代に繫がるストリートスタイルに対する関心が強く、特にスケーターファッションを好んでいたといわれています。
その後、芸術やグラフィックの基礎を学ぶためにロンドンの芸術大学である「キャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツ」へ入学。在学中に独創的なデザインが評価されたキムジョーンズは卒業後、ファッションデザインの名門校「セントラル・セント・マーチンズ芸術大学」に進学しました。
セントラル・セント・マーチンズ芸術大学ではメンズウェアの修士号取得。在学中から才能はズバ抜けており、卒業するときに発表したコレクションのほとんどを現在「マルタン・マルジェラ」にて活躍しているデザイナー「ジョン・ガリアーノ」が購入したといわれています。
1-2.ストリートファッション×ラグジュアリーのパイオニアへ
芸術大学にてファッションデザインを学んだキムジョーンズは卒業後、本格的にデザイナーとして活動をはじめ、現在ではストリートファッションとラグジュアリーを融合させたパイオニアといわれています。
キムジョーンズは現在に至るまで自身の名を冠して作りあげたブランドでもある「KIM JOENS」をはじめ、ルイヴィトンやディオールなど数々の有名ブランドのデザイナーを務めています。ブランドのコンセプトを崩すことなくこれまでにない消費者が求めているデザインを、次々と生み出していることで世界中から注目されているデザイナーです。
キムジョーンズが注目される理由として多くあげられるのが、ストリートファッションとラグジュアリーを融合させたコラボレーションといわれています。近年では「ディオール×ナイキ」や「ルイヴィトン×シュプリーム」などこれまでに類を見ない異色のコラボを展開しています。
この章ではファッションデザイナー「キムジョーンズ」の生い立ちから世界中で注目されている理由についてご紹介させていただきました。GUコラボは日本でも大きな話題を呼んだといわれていますが、次の章ではキムジョーンズがこれまでに作り上げた功績やコラボの数々を年表形式で解説していきます。
2.【経歴/功績】キムジョーンズのデザイナー年表
幼少期から各国の文化に触れ大学では独自の感性が評価されファッションデザイナーとして道を歩み始めたキムジョーンズ。
ここではキムジョーンズがデザイナーとして本格的に活動をはじめてから現在に至るまでの歩みを、コラボアイテムや代表的なデザインなども含めながら年表形式でご紹介していきます。
2003年:自社ブランド「KIM JONES」の設立
在学中すでにファッションデザイナーから注目されていたキムジョーンズは卒業後、自身の名を冠したブランド「KIM JOENS/キムジョーンズ」を設立。2004SSシーズンにロンドンコレクションにて堂々のデビューを果たしました。
当時発表されたメンズとウィメンズのアイテムは明るく新鮮で魅力あふれる、キムジョーンズならではのストリートデザインが多くの注目を浴びました。
また、当時キムジョーンズはデザイナーの傍ら写真集やファッションを題材にした短編映画の製作などマルチに活動していたといわれています!
2004年:スポーツブランド「アンブロ」とコラボ
キムジョーンズのコラボレーションの始まり「アンブロコラボ」
ブランドデビュー翌年の2004年、イギリス発のスポーツブランドとして知られる「umbro/アンブロ」との自身初となるコラボを展開。「UMBRO CONTRAST BY KIM JONES/アンブロ・コントラスト・バイ・キムジョーンズ)を発表しました。
キムジョーンズが好んだストリートファッションとスポーツブランドとのコラボは当時トレンドとなり、大きな話題を呼んだといわれています。
20年近く前に発売されたアイテムですが世界中のファッショニスタから支持され、現在でも需要の高いコラボアイテムです。
2006年:デザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞
デビュー後デザイナーとしての活躍が称えられたキムジョーンズは、2006年英国ファッション協議会の「Menswear Designer Of The Year/メンズウェア デザイナー オブ ザ イヤー」を受賞。
また、同時期にはイギリスのファッションブランド「Mulberry/マルベリー」や「Topman/トップマン」をはじめ、「ICEBERG/アイスバーグ」や「Hugo Boss/ヒューゴ・ボス」など数々の有名ブランドとのコラボを発表。デビュー間もなくしてデザイナーとしての活躍に加えて「キムジョーンズ=コラボ」というイメージが世界中に浸透していくこととなります!
2008年:ダンヒルのクリエイティブディレクターに就任
2008年キムジョーンズはイギリスを代表するファッションブランドとして知られる「Dunhill/ダンヒル」のクリエイティブディレクターに就任。主にメンズウェアとレザー製のアクセサリーのデザインを担当することになります。
キムジョーンズは就任後自身のブランドを一時休止してダンヒルのデザイナーに専念。ダンヒル在籍中も担当したデザインが高く評価され、2009年には自身2度目となる「Menswear Designer Of The Year/メンズウェア デザイナー オブ ザ イヤー」を受賞しました。
その後、2010年に発表した2011SSコレクションにてクリエイティブディレクターを退任します。
2011年:ルイヴィトンのデザイナーに就任。マサイチェックを発表
2011年、ダンヒルを退任したキムジョーンズは日本でも圧倒的支持を誇る「Louis Vuitton/ルイヴィトン」のアーティスティック・ディレクターに就任。
ルイヴィトン就任後最初に発表したコレクションにて登場したのが「マサイチェック」と呼ばれる印象的なダミエ柄のアイテムです。名前の通りマサイ族の衣装からインスピレーションを得てデザインされたといわれています。幼少期に父親の仕事の都合でタンザニアやケニアなどアフリカの地を渡ったキムジョーンならではのデザインといえますね!
ちなみにマサイ族の衣装と比較するとこんな感じです↓
マサイチェックは日本ではサッカー元日本代表の中田英寿さんが雑誌にて着用していたことが話題となり、現在でも中古市場において高値で取引きされることのある人気アイテムです。
2015年:2015-2016AW クリストファーネメスをオマージュ
キムジョーンズが「永遠のヒーロー」と語るクリストファーネメスをオマージュしてデザインをしたルイヴィトン2015-2016AWコレクション。
発売当時、ポップアップストアがオープンした伊勢丹新宿店に訪れたキムジョーンズは「彼の作品を見てとても感銘を受けたし、以降も自分自身が成長していく中で常にネメスの作品がそばにあった」と語っていました。2010年に亡くなったネメスの生前のデザインへ尊敬の意を表したコレクションが話題となったようです。
コレクションにて発表されたアイテムにはネメスのデザインの中でも特徴的なロープ柄が施された、アパレルやバッグ、小物など幅広くラインナップされています。
2016年:キムジョーンズと藤原ヒロシのダブルネームでコラボ
出典:HYPEBEAST
2016年、デザイナー藤原ヒロシが手掛ける裏原を代表するブランド「Fragment Design/フラグメントデザイン」とのコラボ。ルイヴィトン史上初の「キムジョーンズ×藤原ヒロシ」のダブルネームで発売され日本でも大きな話題となります。
日本では発売当日からコラボアイテムを求める長蛇の列ができ、約5000人以上が並ぶほどの人気を博したようです。
ルイヴィトンの人気ラインでもある「モノグラム・エクリプス」のリリースと同時に発売され、フラグメントデザインを象徴する稲妻のアイコンを用いた限定モデルで発売。アパレルをはじめ、バッグや靴、小物など幅広いラインナップで登場しました。
数量限定での販売となったので現在ではプレミアがつき価格が高騰しているモデルもあるようです。
2017年:チャップマンブラザーズとコラボ
出典:Louis Vuitton
2017年、キムジョーンズは暴力的でグロテスクな表現を得意としているアーティスト「チャップマンブラザーズ」とのコラボを展開。日本では六本木ヒルズに巨大なキリンの銅像が登場したことで話題となりました。
チャップマンブラザーズとのコラボではルイヴィトンのモノグラム柄に、アニマルプリントが施されパンクロック風に仕上げられたバッグや財布などが登場。いい意味でルイヴィトンらしさを感じさせないデザインは「チャップマンブラザーズ×キムジョーンズ」が織りなすデザインならではといえます。
2017年:ルイヴィトン×シュプリームコラボ
出典:hypebae
2017年、世界中で大きな話題となった「ルイヴィトン×シュプリーム」のコラボ。
過去にシュプリームはルイヴィトンのパロディ商品を販売したことで裁判にもなっていたのでコラボすることは考えられていませんでした。しかし、今回ご紹介しているキムジョーンズこそがこのビッグコラボの仕掛け人であり、ストリートブランドとラグジュアリーブランドの異色の組み合わせを実現させた発起人です。
日本では南青山にて期間限定で開かれたポップアップストアに約8000人が並び、現在ではプレミアがつき手が出せないほどの高値で取引され入手困難なアイテムとなっています。
2018年:GU×キムジョーンズコラボ
2018年、キムジョーンズは自身のブランド「KIM JOENS」を休止してから10年経過したこの年にブランドの再始動と同時にルイヴィトンを退任。
その後、キムジョーンズは日本でファストファッションブランドとして人気の高い「GU/ジーユー」とのコラボを行いました。GUといえば日本各地に店舗を構えているので、皆さんも一度はいったことがあるのではないでしょうか?
これまでキムジョーンズが手掛けたコラボアイテムは安くても数万円の物多くて手が出しづらい物ばかりでしたが、GUとのコラボはTシャツ1枚1500円程度で購入することができたため瞬く間に完売してしまったといわれています。
出典:HYPEBEAST
キムジョーンズとGUのコラボは半年間で第1弾〜第3弾までの3回にわたり行われましたが、全て大好評に終わり現在でも復活を待ち望んでいる方が多いコラボといわれています。
2018年:ヴァージル・アブローとともにナイキコラボ
出典:NIKE
GUコラボが日本国内で大きな話題となった2018年、キムジョーンズはナイキとのコラボも展開。
有名ストリートブランド「オフホワイト」の創業者「ヴァージル・アブロー」とともに、独自の視点でフットボールへの思いを表現したスパイクやスニーカー、スポーツウェアなどのコレクションを発表しました。
キムジョーンズが手掛けたコラボウェアはナイキのロゴを「スマイリーフェイス」にアレンジした可愛らしいデザインとなっています。
2019年:ディオールのデザイナーに就任
出典:AugustMan
2019年、キムジョーンズは新たにラグジュアリーブランド「DIOR/ディオール」のデザイナーに就任。
これまでディオールのメンズラインは「Dior homme/ディオールオム」と呼ばれていましたが、「DIOR/ディオール」へと改称することでメンズとウィメンズの境目を無くしブランドを統一させました。
ディオール就任後キムジョーンズはストリートファッションを取り入れた今までにないデザインを、数多く登場させ新しいディオールのスタイルを作り上げています。
2020年:ディオール×ナイキコラボ
出典:DIOR
2020年、ディオールとナイキはパートナーシップを結びコラボスニーカーを発売。ディオールとエアジョーダンがコラボしたスニーカーは「AIR DIOR/エアディオール」(正式名:Air Jordan 1 High OG Dior)と呼ばれ、ディオールのロゴを施したデザインが特徴的なスニーカーです。
キムジョーンズが手掛けたディオール×ナイキのビッグコラボはTシャツや財布などの小物も同時に発売されましたが、特にスニーカーが話題を集めました。ハイカットとローカット合わせて13200足の限定販売でしたが、事前エントリーでは約500万人以上が申し込むほど人気を集めたといわれています。
2020年:ディオール×ステューシーコラボ
出典:DIOR
ナイキコラボと同時期にキムジョーンズが率いるディオールはストリートブランドでもあるステューシーとのコラボも展開しています。
ステューシーらしい「ショーンフォント」を彷彿とさせるロゴを、ディオールが繊細な刺繍や編み込みで作り上げたニットや、ディーオールの高級感にステューシーのカジュアルさを加えたバッグなど幅広いラインナップで登場。
ラグジュアリーブランド「ディオール」とストリートブランド「ステューシー」の垣根を超えたコラボはキムジョーンズが仕掛け人だからこそといえますね!
2021年:フェンディとディオールのデザイナーを兼任
出典:NSS MAGAZINE
2021年、キムジョーンズはディオールと兼任する形でイタリア発の高級ラグジュアリーブランド「FENDI/フェンディ」のデザイナーに就任します。
ディオールでは主にメンズウェアのデザインを手掛けていますが、フェンディではウィメンズウェアを担当。フェンディでのデビュー作となった2021-2022AWコレクションでは、プレタポルテで活躍していたキムジョーンズがオートクチュールでの発表となったので世界的に注目を集めました。
自身のブランドに加えてディオールとフェンディでもデザインを手掛けてるのは驚きですね…
2021年:キムジョーンズ×コンバースコラボ
フェンデ ィにデザイナーとして就任した2021年、キムジョーンズは自身のブランド「KIM JOENS」と「コンバース」のコラボスニーカーを発表。
コンバースのスニーカーは皆さんも馴染みのあるスニーカーではないでしょうか?
※ちなみに筆者は幼少期にコンバースのスニーカーではなく筆箱を愛用していたのでなんだか懐かしいです…(汗)
コラボスニーカーは「Chuck70/チャック70」というコンバースの中でも代表的なハイカットモデルをキムジョーンズ風にアレンジを加えて発表。波打つようなソールや半透明なアッパーなどが特徴的なスニーカーとなっています。日本では未発売のモデルですが海外ECショップなどネット上では購入が可能なので、気になる方はチェックしてみてください。
2022年:ディオール×PlayStation®コラボ
2022年、キムジョーンズ率いるディオールがPlayStation4とPlayStation5専用のゲーム「グランツーリスモ7」と業界の垣根を超えたコラボを実現させます。
ゲーム内に登場するドライバーのレーシングギアをディオール仕様にアレンジしたものを発表。当時はゲーム内だけのコラボでしたが翌年の2023年、ゲームの世界大会「グランツーリスモ ワールドシリーズ 2023」を記念して出場選手に向けて実際に「シューズ」「キャップ」「ドライビンググローブ」計3つのアクセサリーをデザインしました。
出場選手に贈られた物なので一般販売はありませんが、ゲームとディオールの異色のコラボはキムジョーンズだからこそできたのかもしれませんね。
2023年:キムジョーンズ×ヘネシーコラボ
2023年、キムジョーンズはお酒を取り扱うコニャックブランドとして知られる「ヘネシー」とのコラボを発表。キムジョーンズの人生で初めてとなるボトルケースをデザインしました。
洋服を身にまとったようなデザインのボトルケースはファッションブランドで活躍しているキムジョーンズならではといえます。都内で行われたローンチパーティでは200本限定のボトルやヘネシー史上初となる、キムジョーンズとのコラボスニーカーもお披露目されたようです。
2024年:ディオール×ストーンアイランドコラボ
出典:DIOR
2024年、ディオールはイタリアのファッションブランド「ストーンアイランド」とコラボ。
「色彩の錬金術」をテーマに色鮮やかなピンクのニットやストーンアイランドが過去に発売したフィールドジャケットをイエローカラーでアレンジしたものなどが発表されています。
出典:DIOR
また、ディオールの人気アイテム「サドルバッグ」もコラボ限定仕様で登場。立体感のある「ディオールオブリーク」柄が刺繍され、コーナーにはストーンアイランドのアイコン「コンパスモチーフ」とディオールの「カナージュ」があしらわれたコラボならではの特別感のある作りとなっています!
2024年:フェンディ×フラグメントデザイン×ポケモンコラボ
出典:POKEMON GO
「FENDI/フェンディ」×「Fragment Design/フラグメントデザイン」×「ポケモン」の3つがコラボ。
キムジョーンズは過去にフラグメントデザインとコラボしたことがあり、今回自身が推進している「フレンズ・オブ・フェンディ」にフラグメントデザインの創業者「藤原ヒロシ」を迎えたことで再びコラボが実現。
2024年の辰年にちなんでドラゴンタイプのポケモン「カイリュー」「ハクリュー」「ミニリュウ」を採用。ポケモンとフェンディのロゴが大きくプリントされたTシャツやパーカーをはじめ、バッグや財布、モンスターボールのネックレスなど幅広いラインナップで登場しました。発売後、即完売となってしまい現在中古市場では定価を大きく上回る金額で販売されています。
2024年:フェンディ退任。ディオールメンズ部門に専念
2021年よりフェンディーとディオールを兼任していたキムジョーンズですが、2024年10月にフェンディのアーティスティックディレクターを退任することが発表されました。
高級ブランド「ヴァレンティノ/VALENTINO」のクリエイティブディレクター交渉中との噂もありますが、詳細は未定。現時点ではディオールのメンズ部門に専念する可能性が高いとみられています。
この章ではキムジョーンズのファッションデザイナーとしての歩みについてご紹介させていただきました。数々のビッグコラボを展開し世界中に衝撃を与え続けるキムジョーンズ。今後の続報にも期待していきましょう!
4.【まとめ】キムジョーンズの今後の活躍に目が離せない!
いかがでしたでしょうか?
学生時代からストリートファッションを好み、独自の感性でファッション業界に衝撃を与え続けているデザイナー「キムジョーンズ」についてご紹介させていただきました。
業界の垣根を超えたコラボや「ストリートファッション×ラグジュアリー」といったこれまでにないデザインを手掛けるキムジョーンズの今後にも目が離せません!