2025年4月16日
【完全保存版】ジュエリーブランドの格付けランキングTOP10|資産価値のあるブランドは?

特別な記念日や自分へのご褒美として、ジュエリーの購入を考える方は多いのではないでしょうか。素敵なジュエリーとの出会いは、人生の大切な思い出となり、世代を超えて受け継がれる大切な宝物になります。しかし、数多くのジュエリーブランドの中から、本当に価値のある一品を選ぶのは簡単ではありません。
本記事では、ジュエリーブランドの格付けの基準や、価値が下がりにくいブランドの特徴を詳しく解説したいと思います。さらに、世界的な格付けランキングTOP10や賢い選び方のポイントまで、幅広く紹介したいと思います。
自分に相応しいジュエリーブランドの選び方がわかり、長期的な価値を見据えた投資としての判断基準も得られるでしょう。また、ライフスタイルに合わせた選択ができ、世代を超えて愛され続けるジュエリー選びが可能になります。ぜひ参考にしていただければ幸いです。
目次
1.ジュエリーブランドの格付けとは?
ジュエリー選びで迷ったとき、ひとつの判断材料になるのが「ジュエリーブランドの格付け」です。では、その格付けとは具体的に何を意味し、どのように決まっているのでしょうか。まずは基本的な定義や影響を見ていきましょう。
1-1.ジュエリーブランドの格付けの定義
ジュエリーブランドの格付けとは、各ブランドの評価や人気を測るための基準です。デザインの独創性、素材の質、ブランドの歴史、市場での評価など、複数の要素を総合的に判断して決定されます。明確な公式基準が設けられているわけではなく、知名度、創業年数、価格帯、デザイン性、品質などの多角的な視点から評価が行われるのが一般的です。Weblio辞書によれば「一流品に格付けされる」という表現があるように、ブランドの価値を階層化する仕組みといえるでしょう。
格付けの高いジュエリーブランドと言えば「世界5大ジュエラー」を思い浮かべる方も少なくはないでしょう。「ハリー・ウィンストン」、「ヴァンクリーフ&アーペル」、「カルティエ」、「ティファニー」、「ブルガリ」がこれに該当します。
また、フランス高級宝飾協会に認められた「グランサンク(パリ5大ジュエラー)」という別の格付けも存在し、「ブシュロン」、「メレリオ・ディ・メレー」、「モーブッサン」、「ショーメ」、「ヴァンクリーフ&アーペル」が含まれます。
1-2.格付けが与える影響
ジュエリーブランドの格付けは、購入判断や投資価値に大きな影響を及ぼします。高い格付けを持つブランドのジュエリーは、単なる装飾品を超えた文化的価値や職人技術の結晶として認識されるようになります。
また、格付けはジュエリーの資産価値にも影響します。価値が下がりにくいブランドは長い歴史と市場での安定した需要があり、投資目的で購入する場合は、定番モデルや希少性の高いジュエリーが選ばれる傾向にあります。
2.ジュエリーブランドの格付けを決める3つ要素
ジュエリーブランドの格付けは、一体どのような基準で決まるのでしょうか?
ここでは、重要な3つの要素、歴史と伝統、品質基準、そしてブランド価値について詳しく解説していきます。
①:歴史と伝統
ジュエリーブランドの格付けにおいて、歴史と伝統は最も重視される要素の一つです。長い年月をかけて培われた技術や信頼性、知名度が高く評価されるのが特徴的です。創業年数が古いブランドほど、時代を超えて愛され続けてきた証でもあり、格付けの重要な判断材料となっています。たとえば、世界のジュエリーブランド創業歴史年表を見ると、ショーメは1780年と数百年の歴史を持つブランドが存在します。
王室や著名人との関わりも格付けに影響を与えます。カルティエは1900年代初頭にイギリス王室御用達となり、エドワード7世から「王の宝石商」「宝石商の王」と称されるほどの名門へと成長しました。また、王室御用達となった実績も、ブランドの格付けを高める要因となっています。
②:品質基準
ジュエリーブランドの格付けは品質基準によって大きく左右されます。素材の純度、宝石の品質、加工技術など様々な要素が評価対象となるのです。高級ブランドでは、ダイヤモンドに関して国際的に認められた「4C」という厳格な基準を採用しています。4Cとはカラット(重さ)、カラー(色)、クラリティ(透明度)、カット(プロポーション)を指し、ティファニーやカルティエなどの一流ブランドは最高品質のダイヤモンドのみを使用する徹底ぶりが見られます。
品質管理の厳しさも格付けに影響します。たとえばギンザタナカでは、業界最高水準の厳しい品質基準を設け、「工場出荷時」「受入れ時」「店頭入荷時」と3回にわたる複数項目の厳格なチェックを実施。熟練のクラフトマンが10倍のルーペを使用して丁寧に確認する工程を経ています。
製造技術の精度も評価ポイントとなります。仕上げの美しさ、ダイヤモンドのセッティング技術、爪の強度や均一性など、細部にわたる品質チェックが行われ、厳しい基準をクリアした商品だけが市場に出回るシステムが確立されています。
③:ブランド価値
ブランド価値は市場での評価や認知度によって決まる重要な要素です。世界的な知名度や人気の高さが格付けに大きく影響を与えます。デザインの独創性や美しさも評価対象となり、トレンドにどれだけ影響を与えるかが考慮されます。たとえば、ティファニーは「ティファニーブルー」と呼ばれるシンボルカラーを1845年の「ブルーブック」カタログ表紙で初めて採用し、コマドリの卵の色に由来する「1837ブルー」としても知られています。
また、ブランドの希少性も価値を高める要因です。限定品や特別なコレクションを展開するブランドは、市場での需要が高まり、結果的に格付けも上昇する傾向があります。
近年では、倫理的な調達やサステナビリティへの取り組みも格付けの基準に影響を与えるようになりました。先述のティファニーは2022年にリサイクル素材を65%使用したパッケージを導入するなど、環境や社会に配慮したジュエリー製造を行うブランドが評価される時代へと変化しています。
3.ジュエリーブランドの格付けランキングTOP10
「いつかは手に入れたい」そう思わせる魅力を持つジュエリーブランド。
今回は品質や歴史、ブランド価値、知名度など様々な観点からオリジナル版の格付けランキングTOP10としてご紹介していきます!
1位:Tiffany&Co. (ティファニー)
1837年、チャールズ・ルイス・ティファニーと友人ジョン・B・ヤングによってニューヨークのマンハッタンで創業されたティファニーは、世界的に有名な高級ジュエリーブランドです。創業当時から革新的な販売スタイルを取り入れ、値引き交渉を受け付けない代わりに高品質な商品を提供するという方針を貫きました。ブランドを象徴する「ティファニーブルー」は1845年に公式に採用され、ギフトボックスやショッピングバッグなどに使用されています。
現代では、ジュエリー、ハイジュエリー、ブライダルジュエリー、ウォッチ、ホームコレクション、フレグランスなど幅広い商品ラインナップを展開。2022年10月には日本でSnow Manがブランドアンバサダーに就任し、ティファニー初のグループ単位でのアンバサダーとなりました。
190年近い歴史を持つティファニーは、伝統を守りながらも時代に合わせた革新を続け、世界中の人々から愛され続けるジュエリーブランドとして確固たる地位を築いています。
2位:Cartier(カルティエ)
1847年にパリで創業したカルティエは、「王の宝石商、宝石商の王」と称されるほどの名門ジュエリーブランドです。ダイヤモンドは、通常の「4C」評価基準に加え、独自の光の反射特性や職人の技量による厳格な品質管理が行われています。また、ダイヤモンドをより美しく見せるセッティング技術も、ブランドの強みとなっています。
人気コレクションの一つ、「トリニティ」は、1924年に誕生し、愛(ピンクゴールド)・友情(イエローゴールド)・忠誠(ホワイトゴールド)を象徴する3色のゴールドを組み合わせたデザインで、どんなスタイルにも合わせやすいアイテムです。
「ソリテール1895」など100年以上継承される重厚感のあるクラシカルなデザインが特徴のカルティエは、年齢を重ねても愛用できるジュエリーとして、30代から60代まで幅広い世代から支持されています。
3位:BVLGARI(ブルガリ)
イタリアが誇る世界的宝飾ブランド「ブルガリ」は、1884年にギリシャ系イタリア人のソティリオ・ブルガリによってローマで創業されました。創業当初は銀細工の店として始まり、ジュエリーを中心に事業を拡大。現在では時計やバッグ、フレグランスなど幅広いジャンルで展開しています。
ブルガリの特徴は、鮮やかな色石を用いた大胆でスタイリッシュなデザイン。「色石といえばブルガリ」と言われるほど、ルビーやサファイアなどの宝石を活かした作品が世界中で高く評価されています。
代表的なコレクションには、1940年代に誕生した「セルペンティ」があります。蛇をモチーフにしたデザインは「永遠」「生命」「英知」のシンボルとされ、巻き付くような特徴的なフォルムが多くの女性たちを魅了し続けています。
4位:Harry Winston(ハリーウィンストン)
世界最高峰のジュエリーブランド、ハリーウィンストン。創業者ハリー・ウィンストン氏の卓越した目利き力と革新的なデザインが、ブランドの礎を築きました。「キング・オブ・ダイヤモンド」の異名を持つハリーウィンストンは、最高品質のダイヤモンドと独創的なデザインで知られています。
2025年の新作では、中国の旧正月をモチーフにしたHW モーメント・チャイニーズ ニューイヤーや、バレンタインデー向けのHW プルミエールなど、時代のニーズに合わせた革新的なデザインを発表しました。
ハリーウィンストンの魅力は、ダイヤモンドへのこだわりだけでなく、芸術性の高いデザインにもあります。婚約指輪や結婚指輪としても人気が高く、セレブリティからも愛されるブランドとして不動の地位を確立しています。
5位:Van Cleef & Arpels(ヴァンクリーフ&アーペル)
アルフレッド・ヴァンクリーフとエステル・アーペルの結婚を経て、1906年に正式に誕生したヴァンクリーフ&アーペル。パリのヴァンドーム広場に本店を構え、世界中のセレブリティを魅了してきました。
ブランドの代名詞とも言える「ミステリーセッティング」は、宝石を支える金属部分を見えなくする革新的な技法です。1933年に特許を取得し、現在も高級ジュエリーに用いられる匠の技です。一石のカットに8時間、一作品に300時間もの職人技が注がれています。
ヴァンクリーフ&アーペルは、フェミニンで繊細かつエレガントなデザインが特徴です。飽きのこないキュートな世界観と、高品質な素材使いで、一生モノのジュエリーとして愛され続けています。その芸術性は数々の美術展でも高く評価され、王室御用達としても知られています。
6位:Chaumet(ショーメ)
フランスの名門ジュエラー「ショーメ」は、1780年にマリ=エティエンヌ・ニトがパリに宝石店を開いたことから始まりました。200年以上の歴史を誇るブランドで、パリのヴァンドーム広場に本店を構えるグランサンクの一つに数えられています。
時代を超えて愛されるショーメのジュエリーは、繊細なラインとまばゆい宝石の組み合わせが魅力。特にアイコニックな「ジョゼフィーヌ」コレクションは、ジュエラーとしての伝統と現代的な創造性を表現した作品として高く評価されています。
7位:BOUCHERON(ブシュロン)
フランスが誇る名門ジュエラー「ブシュロン」は、1858年にフレデリック・ブシュロンによって創業されました。パリのヴァンドーム広場に店舗を構えた最初のハイジュエラーとして、長い歴史と伝統を持つブランドです。
2024年には、人気グループTWICEのミナをジャパンアンバサダーに起用するなど、伝統を守りながらも現代的なマーケティング戦略を展開。ブシュロンは、歴史と革新のバランスを絶妙に保ちながら、ラグジュアリージュエリー市場で確固たる地位を築いています。
8位:MIKIMOTO(ミキモト)
世界で初めて半円養殖真珠の開発に成功した革新的ブランド、それがMIKIMOTO(ミキモト)です。1893年、創業者・御木本幸吉が真珠の養殖に成功し、「世界中の女性を真珠で飾りたい」という夢を胸に、1899年には日本初の真珠専門店「御木本真珠店」を銀座に開業しました。
ミキモトの国際的な評価は急速に高まり、1913年のロンドン支店開設を皮切りに、ニューヨーク、パリなど世界各国へ進出。1924年には宮内庁御用達の店として、宮中御用装身具を製作する宮廷宝飾店に発展しました。
現在では、銀座4丁目本店をはじめ、パリのヴァンドーム広場、ロンドンのニューボンドストリート、ニューヨークの五番街など世界各国に店舗を展開。真珠だけでなく、ダイヤモンドや色石などの貴石を使ったジュエリーやハイジュエリー、ブライダルジュエリーも取り扱っています。日本発の世界的ジュエラーとして、ミキモトは120年以上にわたり真珠の魅力と向き合い、最高峰の輝きを世界中に届け続けています。
9位:Chopard(ショパール)
ショパールは、時計とジュエリーの融合で知られる老舗ブランドです。1860年にスイスで創業し、160年以上の歴史を誇ります。独自の「ハッピーダイヤモンド」コレクションが世界中で愛されています。
ブランドの特徴は、高品質な自社製ムーブメントと洗練されたデザインの組み合わせにあります。時計製造からジュエリー制作まで、すべての工程を自社で行う垂直統合型の生産体制を採用。独創的なクリエイションを生み出す源となっています。
代表作「ハッピーダイヤモンド」は、2枚のガラスの間でダイヤモンドが自由に動く革新的なデザインで注目を集めました。現在も人気シリーズとして進化を続けています。ショパールは独立経営を貫き、一族による経営体制を維持しています。大手グループに属さない稀有な存在として、独自の価値観とクラフトマンシップを守り続けています。
10位:GRAFF(グラフ)
グラフは、「21世紀のキング・オブ・ダイヤモンド」と呼ばれる高級ジュエリーブランドです。1960年、ロンドンで創業しました。創設者ローレンス・グラフの卓越した目利き力と革新的なデザインで、短期間で世界的な名声を獲得しました。
ブランドの強みは、ダイヤモンドの原石調達から最終製品までを一貫して自社で行う体制にあります。厳選された高品質なダイヤモンドを使用し、熟練の職人技で仕上げられたジュエリーは、世界中のセレブリティや富裕層を魅了しています。
代表作には、バタフライモチーフのジュエリーコレクションがあります。繊細な蝶の羽をダイヤモンドで表現した美しいデザインは、ブランドのアイコンとして親しまれています。
4.世界が認める!格付け上位の日本の御三家ブランド
世界のジュエリーブランドと肩を並べ、高い評価を得ている日本の御三家ブランド。ハリーウィンストンやティファニーなどと比較しても、その輝きと品質は引けを取りません。以下では、そんな日本の誇るべきブランドの魅力について見ていきましょう。
4-1.MIKIMOTO(ミキモト)
MIKIMOTO(ミキモト)は、日本が世界に誇るジュエリーブランドです。
1921年に起きた「パリ真珠裁判事件」では、パリの宝石商が「ミキモトのパールは贋作」と訴えましたが、約3年に及ぶ裁判の末、1924年にミキモトが勝訴。養殖真珠が天然真珠と同等の価値があると司法に認められ、養殖表示の不要性が認められ、ブランド価値が一層高まりました。
現在、ミキモトは真珠の販売で高いシェアを誇り、パールジュエリーのパイオニアとして確固たる地位を確立しています。真珠だけでなく、ダイヤモンドを中心とした貴石ジュエリーも手がけ、作品を世に送り出しています。
4-2.TASAKI(タサキ)
革新的デザインと確かな品質で世界を魅了するタサキ。1954年に創業し、1970年には世界初のマベ貝人工採苗に成功するなど真珠養殖技術で大きな進展を遂げ、国内有数の真珠ブランドへと成長しました。1993年には東証1部に上場を果たし、翌年には世界最大のダイヤモンド原石供給元であるデビアスグループのサイトホルダー指定を日本で唯一受け、ダイヤモンド事業へも参入。
タサキの強みは自社で真珠養殖を行い、高品質の真珠と直接仕入れたダイヤモンドを組み合わせたジュエリーにあります。品質の高さとデザイン性の良さから高い評価を受け、2011年には約1年半の試作期間を経てサクラゴールドという新素材開発に成功するなど革新的な取り組みも特徴的です。
2009年にはブランド名を「田崎真珠」から「TASAKI」へ変更し、NYを拠点に活躍するファッションデザイナーのThakoon Panichgul氏をクリエイティブディレクターに抜擢。国内外に複数の店舗を展開し、ウェディング、シーズナル、コレクションラインを展開しています。ファッションに敏感な方や結婚指輪・婚約指輪を探す方から高い支持を得ています。
4-3.GINZA TANAKA(ギンザタナカ)
120余年の歴史と伝統を誇る老舗ジュエラーがギンザタナカです。1892年に山崎亀吉が山崎商店として貴金属装身具卸の歴史をスタートさせ、1926年に銀座へ移転して小売業へ転換しました。山崎亀吉は1925年に「K18」や「K24」といったゴールドの品位を示す規定を日本で初めて帝国議会に提唱し、貴金属界の確立に貢献しました。
1923年には山崎商店の開発責任者・岩田哲三郎が日本初のダイヤモンド専門書といわれる「ダイアモンド」を発刊。1930年に田中一郎が山崎商店を継承し「田中商店(現・田中貴金属)」に改称、ダイヤモンドだけでなく、日本でも有数の貴金属ジュエラーとしてその名を馳せていきました。
グループ企業の田中貴金属工業は2003年に、ロンドン地金市場協会(LBMA)より「公認審査会社」に選定され、確かな技術力は国際的な評価を得ています。2024年10月時点で銀座・横浜・仙台・名古屋・心斎橋・福岡の6店舗を展開。ジュエリーだけでなく高品質な地金やコインも取り扱い、あらゆる角度からゴールドとプラチナの魅力と価値を発信しているのが特徴です。
5.価値が下がらないジュエリーブランドの特徴
高価なジュエリーを購入するなら、できるだけ価値が下がらないものを選びたいですよね。価値が落ちにくいブランドにはいくつかの共通する特徴があります。ここでは、3つのポイントに分けて紹介したいと思います。
5-1.長い歴史を持ち、高いステータスを確立
価値が下がらないジュエリーブランドの最大の特徴は、長い歴史と確立されたステータスにあります。カルティエやティファニー、ヴァンクリーフ&アーペルといった世界的に名高いブランドは、100年以上の歴史を持ち、世界中で高い評価を得続けています。
老舗ブランドが値崩れしにくい理由は明確です。まず、長年にわたり受け継がれてきた確かな技術と厳選された高品質な素材を使用している点が挙げられます。数百年の歴史を持つブランドには、時代を超えた価値が宿っているのです。
世界中で広く認知され、安定した需要があることも、価値を維持する大きな要因となっています。ブランドの知名度や信頼性が高ければ、中古市場でも高値で取引される傾向にあるのです。
5-2.定番デザインの継承や象徴的なモチーフ
価値が下がらないジュエリーブランドの二つ目の特徴は、トレンドに左右されない定番デザインや象徴的なモチーフを持つことです。時代を超えて愛され続けるデザインは、10年、30年経っても安定した需要があり、価値が下がりにくいとされています。
代表例としては、ヴァンクリーフ&アーペルの四つ葉のクローバーをモチーフにしたアルハンブラシリーズが挙げられます。シンプルながらも華やかさや幸運の象徴として人気を集め、発売から長年経った今でも高値で取引されています。
ブランドの象徴となるモチーフやデザインは、他ブランドとの差別化を図り、独自の魅力を生み出します。ブルガリの古代ローマの伝統や歴史、蛇や自然をモチーフにした独創的なデザインや、ブシュロンの4つのモチーフを組み合わせたキャトルコレクションなど、ブランドのアイデンティティを象徴するデザインは、時代を超えて価値を保ち続けるのです。
5-3.国際的なオークションやマーケットでの評価実績
三つ目の特徴は、国際的なオークションやマーケットでの高い評価実績です。世界的な需要の高さにより、中古市場でも安定した価格を維持しているブランドは、長期的な資産価値が期待できると言えるでしょう。たとえば、ハリー・ウィンストンやカルティエ、ティファニーなどの高級ジュエリーブランドは、国際的なオークションで高額落札される実績があり、投資対象としても注目されています。
中古市場での需要の高さは、ブランドの価値を測る重要な指標となります。芸能人やインフルエンサーが愛用していることで注目を集め、需要が安定しているブランドは、リセールバリューが高い傾向にあります。
ただし、トレンドに左右されるデザインや大量生産された製品は、時間の経過とともに価値が下がることもあります。投資目的でジュエリーを購入する場合は、クラシックなデザインの定番モデルや限定品、希少素材を使用した作品を選ぶことが賢明でしょう。
7.ジュエリーを手放す前に知っておきたい買取の注意点
ジュエリーを売るなら、「どこに」「いくらで」売るかが結果を大きく左右します。信頼できる買取店の選び方や、複数査定の重要性など、後悔しないために知っておくべき注意点を詳しく解説します。
7-1.信頼できる買取店を選ぶ
大切なジュエリーを高値で売却するには、信頼できる買取店選びがポイントとなります。実績豊富で評判の良い店舗を見つけることで、安心して取引できるでしょう。
次に、買取実績や専門知識も重要なポイントとなります。ジュエリーに精通したスタッフが在籍し、適切な査定ができる店舗を選びましょう。信頼できる買取店を選ぶことで、大切なジュエリーを適正価格で売却できる可能性が高まります。
7-2.複数査定で相場を把握する
ジュエリーの価値を最大限に引き出すには、複数の買取店で査定を受けることが欠かせません。買取相場を正確に把握し、もっとも高額な査定額を提示する店舗を見つけられる可能性が高くなります。
査定を受ける際は、ジュエリーの品質やブランド力が大きな判断材料になります。特にブランド品であることや、ダイヤモンドのグレードが高い場合はプラス査定に直結します。可能であれば、購入時の情報や証明書なども用意しておくと評価アップにつながります。ブランドジュエリーの場合は、箱や保証書といった付属品も買取価格に影響を与える要素です。
複数の店舗で査定額を比較することで、ジュエリーの相場感を養うことができます。相場を把握することで納得感をもって売却でき、後悔のない取引につながります。実際には希望額を上回る査定結果が出ることもあり、満足度の高い売却ができるでしょう。慎重に比較し、自分にとって最適な買取店を見極めましょう。
また、当社「ESTIME/エステメ」ではジュエリーをはじめ時計、バッグ、貴金属、アパレルなどのアイテムを高価買取いたしております。店頭買取はもちろん「宅配買取」や「出張買取」、24時間受付の「LINE査定」などご都合に合わせて様々な買取方法をご用意しております!経験豊富なハイキャリア鑑定士が誠心誠意査定させていただきますので、是非一度お問い合わせください!
8.まとめ
ジュエリーブランドの格付けは、歴史や品質、ブランド価値など複数の観点から総合的に評価され、購入の際の信頼材料になります。特に世界5大ジュエラーに名を連ねるブランドは、長い歴史と王室・セレブリティとの関係、高度な職人技によって揺るぎない地位を築いています。こうしたブランドのジュエリーは、装飾品としての美しさだけでなく、資産価値や文化的背景を兼ね備えた、まさに一生モノと呼べる存在です。
また、近年では環境配慮や倫理的な調達といったサステナビリティへの取り組みも、ブランド価値に大きく影響するようになっています。ジュエリーを選ぶ際は、単にデザインや価格にとらわれず、ブランドの格付けや理念、背景にも目を向けてみましょう。
将来的な資産としての視点を持つことで、満足度の高い買い物につながります。まずは、各ブランドの特徴や格付けの根拠をしっかり比較し、自分の価値観に合ったジュエリーブランドを探してみましょう。