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2024年12月18日

エルメスでおすすめの人気スカーフ23選!名作や新作・使いやすい柄を徹底解説

パリで1837年に馬具工房として創業したエルメスは、高品質な素材と熟練の職人技が魅力のブランドとして知られており、創業から180年以上にわたり世界中の人々から愛され続けています。時代の変化とともに、レザーバッグをはじめとする多彩なラグジュアリーアイテムを世に送り出してきましたが、その中でも特に注目を集めているのがスカーフです。

エルメスのスカーフは、一つの製品が完成するまでにおよそ2年の歳月を要するといわれ、すべての工程において妥協のない品質へのこだわりが貫かれています。また、これまでに1,500種類以上のデザインが発表され、サイズはカレ、ツイリー、ロザンジュの3種類が展開されています。

本記事では、エルメスの人気スカーフ23点を、名作、新作、人気柄、使いやすい柄に分類して紹介します。数多く展開されているエルメスのスカーフは、それぞれが独自の魅力を放つ逸品となっています。エルメスのスカーフの魅力や特徴、歴史についての理解を深めていただき、購入の際の参考になれば幸いです。

目次

1.エルメスのスカーフの魅力

出典:Hermès

エルメスのスカーフは今や大人気アイテムのひとつとなっており、多くの人々を魅了しています。春夏と秋冬の年2回開催されるコレクションでは、毎回新作が発表され、多くのファンの心をつかんで離しません。

そんなエルメスのスカーフは、1つのアイテムを完成させるまでにおよそ2年の歳月を要します。素材から工程、完成までの期間に焦点を当てて、エルメスのスカーフの魅力に迫ります。

1-1.唯一無二の素材

エルメスのスカーフに使用されるシルクは、ブラジルの紡績工場「BRATAC」から主に仕入れられています。この企業は、日本政府による移住政策を契機として設立された日系企業であった歴史があるのです。世界的に見ても、高品質な養蚕を手がける企業は極めて限られており、BRATACはその中でも特に優れた品質で知られています。

エルメスは、伝統的に馬具工具用のレザー素材に強いこだわりを持つことで有名ですが、スカーフにおいても最高級の素材を選び抜いています。ブラジルから輸入されるシルクは、きめが細かく、なめらかな手触りと軽さを兼ね備えた唯一無二の素材として評価されているのです。

1-2.職人が仕上げる工程

エルメスのスカーフは、その色鮮やかな柄で多くの人々を魅了し続けています。この美しい色彩は、一般的なプリント技法ではなく、シルクスクリーンという伝統的な手法によって生み出されているのです。この技法は、版画のように一色ずつ透明フィルムにトレースし、丁寧に色を重ねていく繊細な作業を必要とします。

さらに特徴的なのは、ルロタージュと呼ばれる縁かがりの技法です。熟練した職人が手作業で施すこの仕上げにより、それぞれのスカーフは微妙に異なる大きさとなります。表記されているサイズから数ミリ単位で誤差が生じることもありますが、これはむしろエルメスの職人技の証といえるでしょう。

このように、シルクスクリーンによる染色からルロタージュまで、すべての工程に職人の手が加えられることで、エルメスの各スカーフは世界に二つとない唯一無二の作品となっているのです。

1-3.完成までの期間

エルメスのスカーフには、最高品質の素材調達から始まり、デザイン考案、そしてシルクスクリーンによる装飾まで、数々の工程が必要とされます。これらすべての工程を経て完成するまでには、およそ2年もの歳月を要するのです。

スカーフの魅力を決定づける洗練されたデザインは、一流のデザイナーたちによって手がけられています。彼らは繊細なタッチと卓越したデザイン力で、独創的な図案を生み出していきます。注目すべきは、多くのデザインが3代目社長エミール・エルメスのコレクションからインスピレーションを得ていることです。これは、デザイナーたちがエルメスの伝統を深く理解し、その価値を新たな芸術作品として昇華させていることの証といえるでしょう。

このように長い時間をかけて丹念に作り上げられる工程からも、エルメスが一つひとつの製品に込める情熱とこだわりを感じることができます。

2.エルメスのスカーフの種類

エルメスは、スカーフの形状として正方形のカレ、長方形のツイリー、そしてひし形のロザンジュという3つの異なるスタイルを展開しています。それぞれの形状には、様々なサイズバリエーションが用意されており、用途に応じて選択することが可能です。以下では、それぞれのスカーフの特徴について詳しく紹介します。

2-1.カレ

出典:Hermès

エルメスのスカーフのなかでも、カレはもっとも古い歴史を持つシリーズです。フランス語で正方形を意味するカレは、最高級のシルク100%を用い、6種類のサイズバリエーションで展開されています。

その正方形という形状は、首元やバッグなど、様々な場面での活用を可能にしています。この自由度の高さこそが、カレが長年にわたって愛され続けている理由の一つとなっています。

2-1-1.サイズ展開

エルメスのカレは、20×20cmのカレ20から、140×140cmのカレ140まで、きめ細やかなサイズ展開が特徴となっています。最小サイズのカレ20(20×20cm)と、ガヴロッシュの愛称で親しまれるカレ45(45×45cm)は、主にバッグのハンドル装飾やブレスレット風のアクセサリーとして重宝されています。カレ55(55×55cm)は、その大きさを活かしてヘアアクセサリーとしての使用に適しているでしょう。

カレ70(70×70cm)や、エルメスの代表的サイズであるカレ90(90×90cm)は、伝統的なスカーフとして活用できます。アスコット巻きやVドレープ巻きなど、多様な巻き方を楽しむことができます。また、ベルトとして用いたり、トレンチコートのベルトに巻き付けたりすることで、装いにアクセントを添えることができるのも魅力です。

カレジェアンの名で知られるカレ140(140×140cm)は、上半身を優雅に包み込む大きさを持っています。寒い季節にはショールやマフラーとして重宝し、その広い面積によって、エルメスの美しいデザインをより一層際立たせてくれます。

素材面では、シルクに加えてカシミヤとの混紡製品も展開されており、その素材構成は買取価格にも影響を与えています。100%シルク製品が最も高値で取引される一方、コットン素材の製品は比較的控えめな価格となる傾向にあります。

2-2.ツイリー

出典:Hermès

2003年に発表されたツイリーは、エルメスを代表するスカーフの一つとして知られています。特徴的な長方形のフォルムは、さまざまなアレンジを可能にし、このことが発売当初からの爆発的な人気につながりました。素材には、カレと同様に最高品質のシルクが使用されており、上質な風合いを生み出しています。

2-2-1.サイズ展開

エルメスのツイリーは、多彩なサイズ展開で様々な用途に対応しています。最小サイズはツイリードール(2×54cm)と呼ばれ、ヘアアレンジやバッグのチャームとして重宝されています。定番サイズとして知られる5×86cmのツイリーは、バーキンやケリーのハンドルに巻くのにぴったりな長さとなっているのが特徴です。

より大きなサイズとして、ツイリーツインズ(5×165cm)と、ツイロン(3×193cm)が展開されており、これらはバッグのハンドルにリボンにしてアレンジするなどの使い方があります。また、バーキンやケリーのハンドルに巻くと、ツイリーが少し余るため、美しいデザインを存分に引き立てることも可能です。

バーキンやケリーは、エルメスの中で最も人気の高いバッグとして知られていますが、同じデザインを持つ方と出会うことも少なくありません。このような場合、ツイリーでアレンジすることで個性的な演出が可能となり、これがツイリーの人気を支える要因の一つといえます。最大サイズのマキシツイリー(20×212cm)は、ベルトとして使用するのに適したサイズとなっています。

2-2-2.ツイリーの定価

エルメスの定番サイズのツイリー(5×86cm)は、2024年12月現在、36,300円で販売されています。ハイブランドとして名高いエルメスの商品の中では比較的手頃な価格であることから、ファーストエルメスとしてツイリーを選ぶ方もいます。

エルメスでは年1回の値上げが恒例となっており、直近では2024年2月に価格改定が行われました。このことから、2025年も値上げが予想されるため、購入を考えている方は早めの決断が吉と言えるかもしれません。

2-3.ロザンジュ

エルメスのスカーフコレクションの中で、ロザンジュはひし形のデザインが特徴的な一品です。正方形のカレに比べて首に巻きやすい形状をしているため、スカーフのアレンジに不慣れな方にも親しみやすい商品となっています。マフラーのように首に巻くだけでスタイリングが決まり、豊富な柄のバリエーションによって立体感のある装いを演出できるのも魅力の一つです。

2-3-1.サイズ展開

エルメスのロザンジュには、3つのサイズバリエーションが展開されています。最小サイズのロザンジュPM(37×100cm)は、女性の首元にすっきりとフィットし、シンプルな着こなしを実現できるのが特徴です。中間サイズのロザンジュMM(48×114cm)は、ショールとして使用したり様々なアレンジを楽しんだりと、用途の幅広さが魅力となっています。

最大サイズのロザンジュGM(75×200cm)は、男女問わず使いやすい大判サイズとして高い支持を得ています。

3.エルメスのスカーフの歴史

出典:Hermès

エルメスのスカーフは1937年に誕生し、85年以上の歴史を重ねる中で、1,500種類を超えるデザインと多様な形状、サイズを生み出してきました。カレ、ツイリー、ロザンジュという3種類のスカーフは、それぞれ異なる時代背景とともに発展してきたのです。

カレは1937年に3代目社長エミール・エルメスによって発表された、最も歴史あるスカーフです。その品格の高さは、エリザベス女王が愛用していたことからも伺えます。女王の葬儀では生前の大切な品としてカレが用いられ、世代や時代を超えて愛され続けているスカーフとしての地位を確立しています。

2001年には、当時エルメスのレディースプレタポルテを手がけていたマルタン・マルジェラによって、ロザンジュが発表されました。マルジェラは1997年から2003年という比較的短い在籍期間でしたが、ドゥブルトゥールやクロシェットネックレスなど、数々の名作を世に送り出した革新的なデザイナーとして知られています。

2003年に登場したツイリーは、エルメスのスカーフコレクションの中では最も新しい作品です。コンパクトなサイズと使いやすい形状、比較的手頃な価格設定により、カレに匹敵する人気を獲得しています。歴史は浅いながらも、既にメゾンを代表するアイコンアイテムとしての地位を確立しています。

4.エルメスの名作スカーフ

85年以上の歴史を持つエルメスのスカーフは、これまでに1,500種類を超えるデザインを世に送り出してきました。その中でも特に名作として知られるスカーフは、時代を超えて高い価値を保ち続け、中古市場でも高額で取引されています。これらの名作は、基本的なデザインを継承しながら、カラーバリエーションやタッチに変化を加えた新作として、現代にも受け継がれているのが特徴です。

以下では、特に注目すべきエルメスの名作スカーフを3点、紹介します。

4-1.オムニバスと白い貴婦人

出典:Hermès

エルメスが初めて発表したカレのデザイン「オムニバスと白い貴婦人」は、中央にゲームを楽しむ貴婦人たち、その周りにエルメスのロゴとなっている空の馬車と従者が描かれています。このデザインには深い意味が込められており、馬車はブランドアイテム、従者は職人、そして描かれていない乗客はお客様を象徴しています。これは、エルメスが最高品質の品を用意し、それを自由に使いこなすのはお客様である、というブランドの理念を表現したものです。

このデザインは、2024年12月現在もエルメスの公式サイトで販売されており、カラーやタッチに現代的な解釈を加えながらも、発表当初の世界観を保ち続けています。約135×135cmのルロタージュ仕上げで制作され、5種類のカラーバリエーションで展開されています。

4-2.ブリッド・ドゥ・ガラ(Brides de Gala)

出典:Hermès

エルメスを代表するスカーフの一つである「ブリッド・ドゥ・ガラ」は、その卓越したデザインと人気により、世界で最も売れたスカーフとしてギネス世界記録に認定されています。名称の「Brides de Gala」は式典用馬勒(ばろく)を意味しており、馬に装着する手綱やくつわをモチーフにした2つの馬勒が特徴的なデザインとなっています。

このスカーフは、エルメスが毎年のコレクションで新作を発表する定番アイテムとして位置づけられており、2024年12月現在、公式サイトでは45cmと90cmのサイズで展開されています。豊富なカラーバリエーションが用意されているため、色違いで複数枚所有するファンも少なくないほどの人気を誇るデザインです。

4-3.ブリッド・ドゥ・ガラ・ラブ(Brides de Gala love)

ブリッド・ドゥ・ガラをベースに、小さなハートモチーフを取り入れたデザインの「ブリッド・ドゥ・ガラ・ラブ」は、多くのファンを魅了している名作スカーフです。2020年のバレンタインシーズンには、特別仕様のハート型化粧箱に収められた限定モデルが発売されましたが、日本やフランスの直営店では発売後すぐに完売となる人気ぶりでした。この限定モデルは、ブリッド・ドゥ・ガラ・ラブのバリエーションの中でも特に高い人気を誇り、希少価値も相まって資産価値の高いアイテムとなっています。

2024年12月現在では、ツイリーとカレの2種類で展開されており、豊富なカラーバリエーションも魅力の一つです。

5.エルメスの人気柄スカーフ

エルメスのスカーフコレクションは、その豊富な種類と多彩な柄で世界中のファンを魅了しています。馬具工房として歴史を刻んできたエルメスの伝統を受け継ぐように、馬具や馬をモチーフにしたデザインが数多く展開されており、これらは特に人気の高いコレクションとなっています。以下では、そうした伝統的なデザインに加え、その他の魅力的な人気柄についても紹介していきます。

5-1.馬具が描かれた柄①:ペル・メル・セリエ

出典:Hermès

エルメスの人気スカーフデザインである「ペル・メル・セリエ」には、鞍やあぶみ、ムチ、馬着といった乗馬用の馬具が描かれています。さらに、洋服やブーツ、帽子、バッグなどのラグジュアリーアイテムも巧みに配置され、右下には愛らしい馬の顔も覗いているという、エルメスならではの遊び心あふれる構図となっています。

現在、70cm四方のカレ70では6種類のカラーバリエーションが展開されており、それぞれの配色によって異なる印象や雰囲気を楽しむことができます。

5-2.馬具が描かれた柄②:モダンなバックル

出典:Hermès

2023年秋冬コレクションで発表された「モダンなバックル」は、70cm四方のカレ70として展開されたスカーフです。デザイナーのフランソワーズ・ドゥ・ラ・ペリエールは、3代目社長のエミール・エルメスが収集したバックルコレクションからインスピレーションを得て、この作品を生み出しました。馬具製品の老舗として知られるエルメスの伝統と歴史を、現代的な解釈で表現した逸品となっています。

5-3.馬が描かれた柄①:コンプリケーション・エケストル

出典:Hermès

デザイナーのオクターヴ・マルサルが手がけた「コンプリケーション・エケストル」は、馬の頭部を四輪馬車、二輪馬車、乳母車、四輪無蓋車などの様々な馬車のモチーフで表現した90cm四方のカレです。2024年秋冬コレクションの新作として登場したこのスカーフは、躍動感あふれる構図とカラフルな色使いで多くの注目を集めました。

現在、7種類のカラーバリエーションが展開されており、同一のデザインでありながら、それぞれの配色が異なる印象や雰囲気を醸し出すため、選ぶ際には思わず迷ってしまうほどの魅力を備えています。

5-4.馬が描かれた柄②:イズ・ディス・ア・ラブストーリー?

出典:Hermès

「イズ・ディス・ア・ラブストーリー?」は、夜の厩舎を舞台に、2頭の馬による微笑ましい恋の駆け引きを描いたユニークなデザインのスカーフです。「馬房の番号を教えてくれない?」というロマンティックな問いかけをテーマに、馬たちの甘い会話が表現されています。

カレ70のサイズと6種類のカラーバリエーションで展開されているこのスカーフには、2頭の馬に加えて、蹄鉄やベルトなどの馬具も配置されており、馬具製品の伝統を受け継ぐエルメスならではの世界観が表現されています。

5-5.馬が描かれた柄③:シュヴォー・アン・リベルテ

細長いツイリーに描かれた「シュヴォー・アン・リベルテ」は、異なるポーズで駆ける馬たちの姿を表現したデザインです。水彩画のような柔らかいタッチで描かれた馬たちの躍動的な動きは、見る者の心を魅了します。遊び心溢れる構図と繊細な表現技法により、特に女性たちから高い支持を得ている作品となっています。

5-6.馬が描かれた柄④:ローブレジェール

2022年に発表された「ローブレジェール」は、躍動感あふれる馬の全身を、カラフルな花や草で表現した印象的なスカーフです。繊細かつ丁寧なタッチで描かれた馬の柄は、職人の確かな技術によって見事に彩られており、スカーフとしてだけでなく、展示作品としても高い評価を得ています。その価値は中古市場でも広く認められ、注目を集めているアイテムです。

5-7.エルメスをデザインした柄:フォーブル・シティ

出典:Hermès

エルメスの拠点である東京、ニューヨーク、上海の建物をモチーフにした「フォーブル・シティ」は、幻想的な世界観が特徴的なスカーフです。その風景の中には、エルメスのロゴマークとしても親しまれている馬車が、乗客を乗せることなく静かに佇んでいる姿が描かれており、見る人の想像力をかき立てます。素材にはシルク100%を使用し、カレ70のサイズで展開されており、伝統的なルロタージュ仕上げによって上品な質感を醸し出しています。

5-8.海を舞台にした柄:エルメス・フラッグシップ

出典:Hermès

中央に大きなフラッグを広げた船舶が描かれた「エルメス・フラッグシップ」は、デザイナーのディミトリ・リバルチェンコが望遠鏡から船舶を見ている視点で描かれたスカーフです。船舶の周りにはギリシャ神話の神々が配置され、神秘的ながら大胆さを感じる一枚となっています。カレ90で展開されているこのスカーフは、カラフルなものから白と黒、グレーで統一されたモデルまで展開されており、着用するだけでなく見ているだけでも満足してしまうほどの魅力があります。

5-9.遺産をモチーフにした柄:モンサンミッシェル

フランスのサン・マロ湾に浮かぶ世界文化遺産「モンサンミッシェル」を描いたスカーフは、遺産をモチーフにした人気柄として知られています。現在は新品での取り扱いを終了していますが、その美しいデザインから中古市場でも高い人気を誇る希少なアイテムとなっています。

5-10.日本人デザイナーが手がけた柄①:アルネ・ドゥ・クール

出典:Hermès

日本人デザイナーの野村大輔氏が手がけた「アルネ・ドゥ・クール」は、1804年に建築家のフォンテーヌとペルシエによって描かれたデッサンをモチーフにした、エルメスの人気スカーフです。二頭の馬が愛らしく戯れる様子を繊細なタッチで表現したデザインは、見る人の心を和ませる魅力を持っています。このデザインは時代を超えて愛され続け、2025年春夏コレクションでは新たなアレンジを加えた新作も発表されます。

5-11.日本人デザイナーが手がけた柄②:BINGATA(紅型)

出典:Hermès

日本人デザイナーのNatsuno Hidaka氏が手がけたツイリー「BINGATA(紅型)」は、沖縄の伝統的な染色技法である「紅型」からインスピレーションを得て制作されました。和の趣と鮮やかな紅色を巧みに取り入れたデザインは、ジャポニズムを見事に表現しており、特に海外の人々から高い評価を受けています。このスカーフは、日本の染色文化とエルメスの伝統的なクラフトマンシップが見事に調和した作品となっています。

5-12.動物柄:オルフェウスの魅力に誘われて

出典:Hermès

ギリシャ神話に登場する伝説的な音楽家であり、魔術師として知られるオルフェウスをメインモチーフとしたこのスカーフには、馬、ライオン、蛇、チーター、虎などの多彩な動物たちが描かれています。オルフェウスが奏でる音色に魅了された動物たちが、それぞれ自然な姿で描写されています。カシミア70%とシルク30%のカシミヤシルク素材を採用することで、季節を問わず心地よく使用できるのが特徴です。

5-13.バンダナ柄:船乗りのタトゥー・バンダナ

出典:Hermès

「船乗りのタトゥー・バンダナ」は、海神ネプチューンの馬をはじめ、ガリオン船、ヘラクレスの柱、愛らしいイルカなど、海にまつわる多彩なモチーフを取り入れたスカーフです。カシミアとシルクをブレンドした大判のカレジェアンは、細部まで丁寧に描き込まれたデザインを存分に楽しむことができます。さらに、外周に施された伝統的なバンダナ柄が、海の世界観をより一層引き立てる魅力的な一枚となっています。

5-14.プリーツがあしらわれた柄:船乗りのタトゥー・バンダナ

出典:Hermès

「船乗りのタトゥー・バンダナ」には、プリーツがあしらわれた約38×200cmのカレジェアンも展開されています。プリーツは、エルメスの熟練職人が一つひとつ丹念に手作業で仕上げており、スカーフに美しい立体感を与えます。個性的なスタイルを求める方や、より特別な一枚をお探しの方におすすめです。

6.エルメスの新作スカーフ

エルメスでは、2025年春夏コレクションの新作のカレを発表し、2025年1月から販売開始することを決定しました。ここでは、価格78,100円で販売される新作スカーフの中から、特に注目を集めるデザインを紹介します。

6-1.カレ90:24番地のミステリー

出典:Hermès

エルメスの人気スカーフシリーズ「24番地のミステリー」は、毎年のコレクションで新作が発表される定番デザインとして知られています。1950年代のサスペンス映画からインスピレーションを得たジョナサン・バートンによって描かれた作品であることから、このミステリアスな名称が付けられたのです。

2025年春夏コレクションでは、ファーブル・サントノーレ24番地にあるエルメス第一号店のエミール・エルメスの書斎を舞台に、新たな解釈が加えられました。カレ90の生地いっぱいに、動物たちや木馬、受話器の外れた電話などが配された不思議な空間が広がり、デザイナーの独創的な世界観を感じられる作品となっています。

6-2.プレシャス・パラダイス

出典:Hermès

17世紀の版画から着想を得た「プレシャス・パラダイス」には、カラフルな花々とともに、シマウマ、キリン、ペンギン、キツネザルなどの動物たちが生き生きと描かれています。スカーフ全体に所狭しと配された動物たちの姿には、エルメスならではの緻密な職人技術が光ります。スカーフとして身に着けるだけでなく、アート作品として飾って楽しむことのできる魅力的なアイテムです。

6-3.カレ90:ボテ・コンポゼ

出典:Hermès

カレ90で展開されている「ボテ・コンポゼ」は、鞭やグローブなどの伝統的な馬具製品と、口紅やファンデーションといった現代的なコスメアイテムを組み合わせた、独創的なデザインを特徴としています。馬具工房として創業したエルメスの歴史と、現代のラグジュアリーメゾンとしての姿を見事に融合させた一枚となっており、立体的な背景のデザインも見る者を魅了します。

6-4.カレ90:トランペットを奏でる騎士

出典:Hermès

独特な筆遣いで描かれたこのスカーフは、馬に乗っている騎士が愉快にトランペットを奏でる様子が描かれています。子供が描いたようなタッチで仕上げられたデザインは、エルメスの遊び心を感じられる作品です。技術を持ったエルメスの職人だからこそ実現できたユニークなデザインは、一見の価値があります。

7.エルメスの使いやすいスカーフの柄

エルメスのスカーフは、多彩な大きさや形、柄が存在します。その中で、アレンジや巻き方を楽しむには使いやすいスカーフの柄を選択する方法もあります。ここでは、エルメスの使いやすいスカーフの柄を紹介します。

7-1.左右対称の柄「エプロン・ドール」

出典:Hermès

2024年秋冬コレクションで登場した「エプロン・ドール」は、中央に馬具が描かれた左右対称のデザインに、縁取りにはバンダナ柄が描かれたスカーフです。左右対称の柄は、巻き方をアレンジする際に正面の模様を調整しやすく、初心者の方にもおすすめの使いやすさが特徴となっています。約55×55cmというサイズ感は、首元に巻くだけでなく、ヘアアレンジにも活用できる実用的な一枚です。

7-2.ジャカード織り「ロザンジュ ニュー・リブリス」

出典:Hermès

ジャカード織りとは、縦糸と横糸を上下させながら織り上げる独特な技法のことで、生地そのものに立体感が生まれる織り方です。ジャカード織りのスカーフはシルクスクリーンされたものではなく、布そのものに柄が織り込まれているため、馴染みやすく使いやすい仕上がりとなっています。「ニュー・リブリス」は、エルメスのロゴデザインが織り込まれています。

約70×174cmのサイズで、カシミヤ85%とシルク15%を採用した軽やかな風合いも魅力です。

8.エルメスのスカーフは多彩な展開でメゾンを感じられる逸品

エルメスのスカーフは、1937年の誕生以来、1,500種類を超えるデザインを生み出してきました。カレ、ツイリー、ロザンジュの3つの形状で展開され、エリザベス女王も愛用したその品格は世界的に認められています。最高級シルクを使用し、染色から縁かがりまで、すべての工程に職人の手が加えられ、一つの製品の完成までに約2年を要する丁寧なものづくりが特徴です。

デザインは、創業時からの伝統を受け継ぐ馬具モチーフが多く、ギネス記録に認定された「ブリッド・ドゥ・ガラ」をはじめ、数々の名作を生み出しています。また、和の要素を取り入れた作品や世界遺産をモチーフにしたデザインなど表現は多彩で、伝統的なモチーフに現代的な解釈を加えた新作も定期的に発表されています。その芸術的な魅力から、スカーフを展示用として愛用する人も少なくありません。

このように、エルメスのスカーフは、最高級の素材と確かな職人技、豊かな創造性が融合した逸品として、伝統と革新のバランスを保ちながら世界中のファンを魅了し続けています。

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