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2024年9月16日

【2025年最新版】エルメスのバッグの人気ランキング大公開!種類や人気色も徹底解説!

エルメスの代表的なバッグといえば、バーキンやケリーを真っ先に思い浮かべる方は多いでしょう。

しかし、長い歴史をもつエルメスには他にも人気のあるバッグが存在しています。厳選された素材から、卓越した技術で美しいバッグを世に送りだすメゾン、エルメス。今回は、そんなエルメスの人気バッグについて解説してまいります。

初めてエルメスバッグの購入を検討している方に向けて、種類や人気色などを詳しく解説しているので参考になさってみてください。

目次

1.エルメスのバッグが人気を集める3つの理由  

エルメスのバッグは世界中から羨望のまなざしが注がれる存在です。しかし、なぜこんなにも人気があるのでしょうか。

ここではエルメスバッグの人気の理由について、3つの視点から解説してまいります。

1-1.歴史に裏打ちされたハイクオリティー

エルメスは1837年、馬具を扱う専門店として工房を立ちあげました。一流の馬具職人だった創業者ティエリ・エルメスの高い技術は、今もメゾンの礎となっています。馬車が移動手段だった時代に馬の負担を軽くするよう工夫をこらした鞍は、当時のフランスはもちろん、欧州全体に評判となりました。さらに国内外の王侯貴族らを顧客として、名実ともに一流メゾンとなったのです。

エルメスが早い段階で成功したのは上質なレザー使いと高い加工技術からとされています。彼の職人育成にかける情熱もまた、その成功を後押ししたのはいうまでもありません。

時代が変わり、エルメスが新たに取り組んだ女性用バッグにも馬具作りで培われた職人技が詰め込まれています。レザー素材のなめし・染色・型押し・様々な仕上げ加工や独自技法によるステッチなどは、エルメスの歴史に裏打ちされた技術の賜物として現代の私たちを魅了しつづけているのです。

1-2.希少性が増す巧みなブランディング

エルメスは、どんなに人気が高いアイテムであっても大量生産しないブランドとして知られています。世界的な大戦後、多くのブランドがライセンス契約によって売り上げを爆発的に伸ばした時期がありました。その結果ブランドとしての価値は下がり、市場から姿を消していったのです。一方、目の前の売り上げだけを追わず、時間がかかっても丁寧なモノづくりをすることで顧客から絶大な信頼を勝ち取ったのがエルメスです。

当時、この英断は老舗ならではの消極的な姿勢からだったかもしれませんが、現在はブランディングとして能動的に行っています。たとえば、素材の希少性をうたったものや限定モデルなどは、人々の購買欲にストレートに働きかけます。こうした戦略としての巧みなブランディングは、分かっていても抗いようのないエルメス最大の魅力といえるでしょう。

1-3.顧客満足度の高い販売スタイル

なんでもインターネットで購入できる時代にあって、店舗での直接販売を大切にしているエルメス。これは一流の接客と情報提供を含めて満足感のあるショッピングを演出するためとされ、世界の主要都市にあるエルメス・メゾンはラグジュアリーな雰囲気に統一されています。訪れた顧客は、ゆったりとした空間で時間をかけて商品を選ぶことができます。特に富裕層は付加価値を求める傾向があるため、こうした演出は欠かせないサービスの1つです。

顧客との信頼関係を築くことで受注管理につながり、作りすぎずにブランド価値を高める効果も見込めるでしょう。もちろんエルメス公式のECサイトも充実しているので、気になるアイテム探しに利用してみることをおすすめします。

2.【2024年最新】エルメスのバッグの人気ランキング! 

エルメスのバッグには数多くの名品があります。

ここでは、人気のバッグを8種類にしぼって解説してまいります。

1位:バーキン

出典:Hermès

エルメスの代名詞とされるバッグ、バーキン。エルメスが女優ジェーン・バーキンから「育児グッズをすべて持ち運びできるバッグ」というオーダーに応えて制作したものです。大きさがありながら品格のあるバッグとして、当時の女性たちから熱狂的な支持を集めました。現在は女性が社会進出を果たし、ステータスに見合ったバッグとして高い人気を誇っています。

高い収納力からマザーバッグとしてはもちろんのこと、ビジネスや旅行といった幅広いシーンで重宝するバッグです。ここ数年のミニバッグ流行のトレンドからバーキン25などの小型の新モデルを発表していて、その人気はとどまることを知りません。内縫いと外縫いの2つの縫製があって、仕上がりの好みから選べます。エルメスで最もレザー素材のバリエーションが豊富で、中には市場取引価格が定価を上回るほど資産価値が高いものが存在します。

2位:ケリー

出典:Hermès

モナコ王妃グレース・ケリーから命名されたケリーバッグは、優雅さとクラシカルな魅力にあふれています。フラップ(上ぶた)にカデナ金具とベルトが特徴的なデザインとして、長年にわたり愛されるエルメスを象徴するバッグといえるでしょう。バーキンと同様に内縫いと外縫いがあります。サイズによって手持ちだけでなく、ショルダーバッグとしても使えて汎用性が高いのが魅力の1つです。ケリーのワンハンドルは、持ち方を変えても邪魔にならない点で優れた機能性を発揮しています。

さらにバッグだけにとどまらず、お財布や腕時計などの派生ラインが充実していて、お揃いで持てる楽しみがあります。普遍的なバッグながら素材とカラーバリエーションが豊富なので、必ずお気に入りの一品がみつかるでしょう。

3位:ガーデンパーティ

出典:Hermès

ガーデンパーティは、もともと園芸用品を持ち運ぶバッグとして制作されたキャンバス素材を中心としたトートバッグです。エルメス独自のキャンバス生地は軽く、耐久性に富んでいるのが特徴になっています。そのため、ガーデンパーティは収納力がありつつ非常に軽いバッグに仕上がりました。その軽さは女性のみならず、男性用トートバッグとして圧倒的な支持を得る存在になっています。

エルメスはキャンバス生地の糸番手や素材、織り方までこだわった開発に余念がなく、その数は10種類以上に及んでいます。エルメスのキャンバスバッグが充実していることは、あまり知られていないかもしれません。もちろん、オールレザー仕様のガーデンパーティも人気です。

キャンバスの軽快感はカジュアルファッションに合わせやすく、デザインやカラー次第で個性的なコーディネートが完成するのでおすすめバッグの1つです。

4位:コンスタンス

出典:Hermès

エルメスの頭文字Hをデザインのポイントにしたバッグ、コンスタンス。シンプルで都会的な印象のショルダーバッグとして発表され、長く人気を博してきました。担当デザイナーの娘の名前から命名されたというエピソードは、メゾン・エルメスの温かい社風を思わせます。当初から小さめのバッグだったコンスタンスは昨今のミニバッグのトレンドによって人気が再燃しています。

また、バッグ以外の派生アイテムが充実している点で抜きんでていて、ベルトやお財布、シューズなどで存在感を放っています。エルメスにしては珍しくブランドアピールがしっかりあるものの、嫌味にならないのが最大の魅力といえるでしょう。

シンプルなデザインながら、金具とレザー素材の組み合わせの振り幅がユニークです。エキゾチックレザーの個性的な素材であっても大げさにならず、アクセント使いしやすいのではないでしょうか。

5位:ボリード

出典:Hermès

ボリードは1900年代初頭、エルメスが世界で初めてファスナーを採用したバッグとされています。エルメスの3代目社長エミール氏が戦時中に従軍した際、幌馬車の幌をとめるためのアメリカ製ファスナーに出会い、持ち帰ったのが発端となりました。荷物の取り出しに開閉しやすいファスナー式バッグは人気となり、のちに多くのブランドが採用していく先駆けとなったのです。

1世紀を超えて愛されるボリードですが、現在は豊富なサイズ展開で魅力を増し、当時と変わらない支持を集めています。一番小さなボリード15は、ポーチとして使える汎用性の高さが特徴です。丸みを帯びたフェミニンなフォルムとレザー素材の良さが光るデザインは、時を経ても変わらない安定感を醸し出しています。

6位:エブリン

出典:Hermès

エブリンは、ななめ掛けショルダーバッグとして発表されたバッグです。馬用ブラシを運ぶためのバッグとして作られていて、アクティブなシーンにも持ち歩けます。日本でも発売当初から大人気となりました。体にぴったりと沿うようなレザーの心地よさは、他のバッグには無い醍醐味といえるでしょう。両手が空くので、小さなお子さんを連れた外出にも最適です。

またパンチングされたHの頭文字デザインがカジュアルながら、さり気ないブランドアピールを忘れていません。馬の馬蹄からインスピレーションを得た形状からは原点としての馬具工房メゾン・エルメスを彷彿とさせる逸品です。見た目以上に収納力があるため、軽やかにお出かけしたいときに重宝するでしょう。

7位:ピコタン・ロック

出典:Hermès

馬の飼い葉入れをモチーフにしたバッグ、ピコタン。真ん中にカデナ付きのベルトを垂らしたモデルチェンジを経てピコタン・ロックとして改めて発表されると、その可愛らしいルックスから圧倒的な人気を集めるバッグとなりました。ファッションのカジュアルシフトが進むなか、若年層を中心とした新たなエルメスファンの開拓に貢献したのではないでしょうか。

レザーの開口部は切りっぱなし仕様となっていて軽快な印象を与えます。マチが大きく、容量が予想以上にあるのも嬉しいポイントになっています。これまでのエルメスには無い「可愛い」という価値観を印象づけるバッグといえるでしょう。若い方から始まった流行ですが、使いやすいので年代を問わずおすすめしたい一品です。

8位:インザループ

出典:Hermès

インザループは、エルメスから2022年に発表された最新バッグです。形状はコロンとしたマチ付きのバケツ型トートタイプで、ハンドルに採用されたシェーヌダンクル(錨モチーフ)が特徴になっています。開口部はサイドのベルトで形が変えられる仕様で、荷物が見えにくいようにできます。

切りっぱなしの開口部や可愛いフォルムという共通点から「第二のピコタン」と言われたり、「シェーヌピコ」と称されたりして、すでに圧倒的な存在感を放っている人気バッグです。

一方シェーヌダンクルは、財布やアクセサリーといった他のアイテムにも採用されているエルメスの代表的なモチーフになっています。 ふんだんにレザー素材を使った仕様は、カジュアルながら洗練されたイメージに引き上げる効果が期待できるでしょう。

3.エルメスのバッグの人気色5選!  

ここからはエルメスバッグの人気色について解説してまいります。

3-1.素材で変化する表情 ノワール

エルメスの定番カラーといえば黒、ノワールをはずすことはできないでしょう。特に、素材によってテクスチャーが変化するノワールは選んでおいて間違いのないカラーです。経年による劣化に強いことも特徴といえるでしょう。牛革はもちろん、エキゾチックレザーの特性が最も引き立つ色としておすすめです。シャイニングクロコダイルやマットクロコダイル、オーストリッチ、リザードのバッグを選ぶときに候補にしてみてはいかがでしょうか。それぞれの経年変化が美しく、ノワールだけを収集する愛好家が存在するほど人気があります。

また性別を問わず使いやすいので、ファーストエルメスやプレゼントとしても喜ばれます。

3-2.ノーブルな新定番 エトゥープ

エルメスのニュアンスカラーで、もはや定番となったエトゥープは日本でも人気のカラーとして広く知られた存在です。グレーとベージュの中間色はコーディネートになじみやすく、他のブランド各社もエルメスの後を追うように採用しています。現在は一過性の流行期を終えて、安定感のある新定番色となりました。

エルメスではバッグをはじめ財布やアクセサリー、小物類といったアイテムのほとんどに採用していて人気を集めています。さらに派生カラーとしてトープやグレーオレ、エタンやグリアスファルトなどがあって微妙な色の違いが秀逸です。エルメスらしいノーブルな印象が引き立つカラーです。

3-3.爽やかホワイト クレ

白に、ほんの数滴のグレーを混ぜたようなカラー、クレ。フランス語でチョークを意味するクレは、エルメス春夏ホワイトカラーの代表色といえます。微妙な違いなので、光の加減によっては見分けるのが難しいかもしれません。またレザー素材によっても見え方が変わり、同じ牛革のトゴとヴォーエプソンであっても微妙に違って見えるニュアンスカラーです。

エルメスはホワイトカラーのバリエーションが豊富で、クレ以外にナタやべトン、最新色のグリぺールなどを発表しています。こだわりのカラーだけあって新色への並々ならぬ情熱が感じられます。

3-4.撫子ピンク モーヴペール

ピンクもエルメスが得意とするカラーの1つですが、モーヴペールは儚げに咲く撫子を思わせるカラーです。2022年に発表された新色で、どこか既視感があるのは日本古来の和色に近いからでしょう。ペールピンクにパープルを足したような繊細で美しいピンクカラーに仕上がっています。

和装に合わせたり、淡い色のワンカラーコーディネートに馴染ませたりして楽しめそうです。思い切ってバッグを主役にして全体をまとめてみるのもいいかもしれません。素材はトリヨンクレマンスやスイフトとの相性が良いのでおすすめです。ぜひ女性ならではのカラーとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

3-5.ミント系グリーン ヴェールフィズ

爽やかな風を感じるペールグリーン、ヴェールフィズ。どちらかというと強めのグリーンカラーの印象があるエルメスで最も淡いトーンになります。くすみが全く感じられず、明るさと若々しさが際立つカラーといえるでしょう。春夏のシーズンカラーとしてはもちろん、秋冬のネイビーやブラウンとのコーディネートにおすすめです。金具はシルバーカラーだとなじみやすく、ゴールドカラーだとアクセント使いできるので好みに合わせて選んでみてください。2022年の発表以来、入手困難が続いているレアカラーのため、見かけたら早めの決断がおすすめです。

4.エルメスのバッグに使用されている主な素材  

ここからはエルメスバッグの人気素材について解説してまいります。

4-1.牛革

エルメスのバッグで最も多く採用されている素材は牛革です。そのなかで最高品質のものを厳選したのち、さまざまな加工を経てバッグに仕立てています。

 4-1-1.自然な質感が魅力 トゴ

雄仔牛を原皮とするトゴは、その自然なシボ(肌のきめ)が美しいレザー素材です。柔らかさと扱いやすさから、多くのエルメスバッグに採用されてきました。ほとんどのアイテムに採用されてきた人気素材で、色ノリも申し分ありません。耐久性に富んでいるのも魅力の一つになっています。

 4-1-2.型押しで魅せる変化 ヴォーエプソン

細やかなシボが魅力のヴォーエプソンは雄仔牛のレザーに型押し加工をおこなった素材です。軽く、ハリのある触感で色ノリが良い万能レザーなので、バッグ以外のアイテムにも広く採用されています。2003年の発表から20年ほど経過したものの、その人気は高まる一方です。

4-1-3.艶めく雄仔牛レザー ボックスカーフ

つるりとした滑らかなツヤ感とコシのある質感が特徴のボックスカーフ。雄仔牛レザーにシャイニング加工をほどこして独特のツヤを生みだしました。ノーブルな雰囲気はケリーバッグとの相性が抜群で、その完成されたフォルムに華やぎと品格を添える素材に仕上がっています。

4-2.山羊革

4-2-1 .なめらかな質感が魅力 シェブルミゾル

牛革と比べると軽さが特徴の山羊革。エルメスでは希少なレザー素材として珍重されています。その柔らかな触感と細やかなシボが魅力ですが、一頭からとれるサイズに限りがあるため、小物類や小さめのバーキンに採用されています。

2002年ごろに発表されてから人気を博し、レアアイテムとして知られています。淡い色やニュアンスカラーの発色に定評があるので、お探しの方は参考になるかもしれません。特にお財布のベアン、バッグのケリーとボリードに多く採用されています。バーキンの内張りにも使われている素材です。

4-3.水牛(バッファロー)

4-3-1 高い耐水性が特徴 ブッフルシンドゥ

バッファローを原皮とするブッフルシンドゥは、野性味のある粗めのシボと耐水性に優れた特徴をもつレザー素材です。エルメスではガーデンパーティのみに採用されています。ガーデンパーティのカジュアルな雰囲気を活かしながら、水濡れに強い機能面をおぎなう最適な素材といえるでしょう。

また、高い耐久性と傷つきにくさから大胆に使える安心感は絶大です。

エルメスは一貫体制でアイテム作りをおこなっているので、こうした専用素材の開発にも力を注いでいます。色ノリが良く、特にホワイトやピンクといった明るめカラーが際立ちます。現在、数量が少ないので入手はかなり困難になっています。

4-4.コットンキャンバス

エルメスではガーデンパーティをはじめ、キャンバス素材のバッグを数多く世に送りだしてきました。ここでは代表的な2つのキャンバス素材について紹介します。

4-4-1.エルメスの定番キャンバス トワルアッシュ

大人気となったバッグ、ガーデンパーティ初期モデルから採用されているトワルアッシュ。かしこまったシーンのみならず「エルメスのバッグをもっと気軽に使いたい」という潜在的ニーズに応えたのが、このキャンバス生地でした。2色の糸を使った平織りは陰影と深みがあります。また、スレに強く丈夫なので、荷物が多くなってもシーンを選ばずに使えるのが最大の魅力です。

4-4-2.格調高いキャンバス トワルオフィシエ

単色の細番手コットン糸を織りあげたトワルオフィシエは、しっとりとした手触りと光沢が美しいキャンバス素材です。先染め(糸を先に染めてから織る技法)で、バッグに仕上がったときのカラーバリエーションが魅力になっています。カジュアル感を活かしながら、品格と色選びの楽しさをプラスしたことはガーデンパーティにとって新たな貢献だったといえるでしょう。

5.【入手困難⁉】エルメスのバッグのレア素材

エルメスのバッグには様々なレザー素材が採用されてきました。

ここでは特に入手困難な素材、エキゾチックレザーについて解説してまいります。

5-1.エルメスが誇る最高峰レザー ヒマラヤ

世界最高峰の名前を冠したヒマラヤレザーは、ニロティカスクロコダイルを原皮とした世界的に数量が限られた素材です。その白さと模様部分の茶色のコントラストから、連想される霊峰ヒマラヤの名前を冠しました。

エルメスは、あえて原皮の模様を残してアイテムに採用しています。さらにクロコダイルによくあるリセ仕上げ(艶出し加工)ではなく、マット仕上げをほどこして洗練された印象にまとめています。

現在エルメスではバーキンとケリー採用しているものの、その希少さから、ほとんど市場に出ることがない幻の名品です。過去にはオークションで4000万円を超える高値を記録したヒマラヤバーキンが存在するほどで、世界的に高い資産価値があるといえるでしょう。

5-2.まばゆい艶 ポロサス

東南アジアなどを原産とするソルトウォータークロコダイルの原皮に、リセ仕上げをしたポロサス。まばゆく輝く艶こそが、このレザー素材の最大の魅力になっています。

一つ一つの鱗にエルメスの熟練した職人の技術が見てとれるでしょう。特にポロサスバーキンは、クロコダイルの腹側中心をセンター取りにした仕様が贅沢です。ポロサスの艶は金属パーツとの相性も良く、バーキンのベルト部分にダイヤモンドを散りばめたダイヤモンドポロサスは、芸術品とも評される存在になっています。

「革のダイヤモンド」といわれるクロコダイルならではの魅力が満載ですが、市場で見かけることが難しいレザー素材の1つです。

5-3.上質の証明クイルマーク オーストリッチ

ダチョウの羽毛跡が水玉のように見えて珍重されてきたオーストリッチ。もっちりとしたコシのある触感と経年変化が美しいレザー素材です。

耐久性に優れ、長く使える特徴からエルメスのさまざまなアイテムに採用されてきました。バーキンやケリーバッグはもちろんのこと、お財布のベアンにも数多く使われています。特に直接手で触れるお財布との相性が良いことは、もっと広く知られてほしいところです。

近年、オーストリッチレザーのピコタンが発表されて若年層を中心に人気を博しています。エルメスの最高級オーストリッチは均整のとれたクイルマーク(水玉模様)が証明しています。オーストリッチは管理飼育によって比較的数量が確保できるものの、品質にばらつきが生じやすいので希少性が高いレザー素材といえるでしょう。

5-4.繊細なきらめき リザード

東南アジア原産のトカゲを原皮とするリザードは、およそ5㎜の小さな鱗模様をシャイニーに仕上げたレザー素材です。

繊細に輝くルックスは見る者を惹きつけてやみません。こうした特徴を活かして、エルメスではアイテムのアクセント使いに多用しています。バーキンやケリーのベルト、あるいは財布として効果的に用いられています。

トカゲは大きな個体ではないため、リザードバーキンは希少性が高い存在といえるでしょう。エルメスから2007年に発表された、ふ模様を残したままのリザードナチュラは個性的なルックスで人気を集めています。

6.初めて買うなら要チェック!シーン別のおすすめバッグを紹介!

初めてエルメスのバッグを買う場合、使うシーンを想定して選ぶのがおすすめです。

ここではシーン別に、今回ご紹介したバッグについて解説してまいります。

6-1.フォーマルなら定番2トップ

結婚式への参列、または両家顔合わせなどの慶事にはケリーとバーキンがおすすめです。

あまり個性を主張する必要はないので、素材はヴォーエプソンやシェブルミゾルが無難といえるでしょう。バーキンは小さめサイズであれば上品な印象にまとまりますが、ややブランドアピールが強いので、色や素材は慎重さが求められます。どちらも華やかさがあって慶びの席にふさわしいバッグです。また洋装、和装ともにバランスよく見えるうえ、必要な収納量が確保されています。

こうした慶事ごとを控えていて、エルメスバッグの購入を検討している方には、おすすめしたい定番のバッグです。

6-2.荷物多めの街歩きならトート一択

ビジネスやお出かけで荷物が多くなるシーンには口開きが大きく、収納量があるガーデンパーティがおすすめです。とにかく大容量の荷物が持ち運べるのにバッグ自体が軽いので助かります。キャンバス素材だと少しカジュアルすぎると不安であれば、オールレザータイプを選択するとビジネスシーンにも問題ありません。さらにガーデンパーティは豊富なサイズ展開で、ちょっとそこまでの外出から数泊の旅行までカバーできるラインナップです。複数を使い分けるのもいいでしょう。

もう一つおすすめしたいのがボリードです。すっきりとした台形のフォルムで、開口部はファスナー仕様になっていて大きく開きます。これが思いのほか大容量で、かなり荷物が入れられます。その割にかさばらず、混雑した公共交通機関での移動がスムーズです。丸みをおびたフォルムと外側に金具類が少ないので引っかかりにくい点が嬉しいポイントになっています。

6-3.軽やかカジュアルならおすすめはショルダー

旅先や散歩など、軽やかに出かけたいときのおすすめはコンスタンスとエブリンです。ショルダーバッグとして使えたり、しっかり荷物が入れられたりする点は街歩きにぴったりといえるでしょう。

特にエブリンは身体に沿うように設計されたバッグで、長時間の使用でも疲れにくいとされています。コンスタンスは持ち手をそのままにしてななめ掛けに、または二重にしてショルダーに出来る仕様です。また、手持ちを好む方はピコタンやインザループの小さめサイズなどもおすすめです。

7.エルメスのバッグの気になるお値段は?現在の定価や中古相場について

世界的な物価高のなかにあって、ハイブランド各社の値上げが続いています。

2024年8月、エルメスは今年2度目の値上げを発表しました。

ここではエルメスバッグの値段について解説してまいります。

7-1.バーキン

バーキンの定価は、その素材やサイズによって変動します。トリヨンクレマンス(牛革)を採用したバーキン25は消費税込みで約200万円から、人気のサイズや限定モデルとなると1000万円以上の価格で販売されています。そもそもエルメスは、店舗にバーキンのストックを置いていないことにも注意が必要です。

じつはエルメスアイテムのほとんどが中古市場を中心に流通しています。現在、中古市場でのバーキンは落ち着きを取り戻しつつも、状態の良いものが定価を超える価格で取引されています。使用感があるものでも定価の7割から8割と想定しておくのが無難といえるでしょう。

7-2.ケリー 

ケリーは20・25・28・32の4サイズで販売されていて、ヴォーエプソンだと約145万円から200万円前後で定価が推移しています。外縫い仕様で価格が高くなるのは、ケリーとバーキンの共通点です。特に中古市場での高騰が見られるのはケリー25で、このサイズが欲しい方は購入先を複数考える必要があるでしょう。またケリー28ヒマラヤは、現在2000万円を超えるレアアイテムとなっているので、機会があれば実物を確認するのもおすすめです。

7-3.ガーデンパーティ

ガーデンパーティはキャンバス素材とオールレザーの2つのモデルで展開しています。価格はキャンバス素材が40万円台から、またオールレザーが60万円台からとなっています。ガーデンパーティは価格改定後もエルメスのなかではお求めやすい価格といえます。

一方、中古市場では定価の6割から7割程度の安定した価格で流通しています。ガーデンパーティ30までは女性から、ガーデンパーティPMから大きいサイズは男性からの支持が集まるのが特徴です。

7-4.コンスタンス 

コンスタンスは現在、最新作のコンスタンスミニが注目を集めています。ミニバッグのトレンドを感じながらも、エルメスらしい上質感のあるバッグです。価格はヴォーエプソンで約150万円から展開しています。中古市場では状態によって幅があるものの、定価の3割から8割で推移しているのが確認できました。

7-5.ボリード

ボリードはサイズが大きく分けて3種類あり、27・31・1923の表記になります。ボリード1923は、さらにミニ・25・30に分けられています。定価はヴォーエプソンで約80万円から160万円前後で推移しています。現在、中古市場で流通数が少なく、定価の2割から6割といった価格に落ち着いてるようです。

7-6.エブリン

エブリンの定価は、レザータイプTPMとPMともに約35万円台から60万円前後です。キャンバス素材とレザーのコンビモデルになると、およそ50万円から展開しています。中古市場では価格帯の幅が大きく、定価の2割から8割となっています。

7-7.ピコタン・ロック

ピコタン・ロックの定価は、およそ50万円から60万円を中心に推移しています。しかし現在、最も人気を集めるバッグだけあって中古市場では高値で取引されています。一部には定価を超えるものが出ているようですが、全体的に見ると定価の6割から9割ほどの価格帯です。流通量も潤沢なので、欲しいカラーが見つけやすいといえるでしょう。

7-8.インザループ

インザループは18と23の2サイズ展開で、トリヨンクレマンスを素材とすると、およそ70万円台からの定価で入手することができます。エルメスの最新作ですが、注目度が高いバッグの1つになっています。ただ、すでに中古市場でフェイク品が出回っているので、真贋の見極めと店選びに慎重さが必要となるでしょう。ほとんど値崩れがなく、定価の7割から9割前後の価格帯で取引されています。

8.エルメスのバッグで自分の魅力を更に引き出そう! 

今回はエルメスの人気バッグについて解説してまいりました。

エルメスには今回ご紹介したもの以外にも数多くのバッグが存在しています。そのため、どれにするか迷っているうちに購入自体を見送ってしまうことがあるかもしれません。

エルメスの歴史や各バッグのエピソードを知ることは、そんな迷いを手放すことに繋がるでしょう。

この機会にエルメスの集大成であるバッグを手にしてみてはいかがでしょうか。

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