2024年3月04日
エルメスの人気色とは?財布やバーキン・ピコタンの人気カラーランキング
バッグ
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1837年、馬具工房として設立されたエルメス。当時は馬車での移動が主流であり、鞍や手綱を制作していました。時代の流れに合わせて、バッグや財布などのアイテムが発表されています。
エルメスは素材やカラーに強いこだわりをもっており、種類が豊富です。今回は200種類以上あるとされているカラーに注目して、エルメスで人気のカラーランキングや、バーキンやピコタン・財布の人気色もご紹介します。
エルメスがこれまでに発表した200種類以上のカラーはすべて流通されているわけではなく、定番色や復活色が存在します。そのため、どのような色を選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。アイテムごとに人気色を解説していますので、ぜひ参考にしてあなたの好みのカラーを探してみてください。
目次
1.エルメスの歴史:馬具工房からかばん制作へ
エルメスのロゴマークとして知られる、馬と馬車・従者が描かれたデザインはどのような意味を示すかご存知でしょうか。馬車を御す(馬を巧みに動かす)のは主人であり、従者はそれを見守る役目であることを示しています。これは、エルメスは最高の品物を用意しますがそれを御するのはお客様自身です、という意味を表しているのです。
そんなエルメスを創業したのはティエリ・エルメスで、1837年に馬具工房として創立しています。当時、馬車は貴族や富裕層の主要な移動手段であり、馬具職人は需要のある職業でした。その中でも、ティエリ・エルメスの仕事は丁寧なことで有名で、馬に触れる部分の首輪やベルトに丸みを持たせて、馬への負担を軽減したことで知られています。
ティエリ・エルメスは、壮年期をひたすら最高の馬具を作ることに費やしました。そして、1867年に開催されたパリ万博で女性用の鞍を出品し、銀メダルを獲得します。しかし、これに納得しなかった職人堅気のティエリ・エルメスは、1878年に開催されたパリ万博で鞍を出品し、グランプリに輝いています。
これはティエリ・エルメスが亡くなった3ヶ月後のことでした。これほどまでに鞍にこだわった人物がエルメスの創始者であり、品質にこだわるという伝統が現在でも引き継がれているのです。
時は流れて、エルメスはティエリ・エルメスの孫である、エミール・エルメスに引き継がれることとなります。人々の移動手段は、馬車から車へ変わりつつありました。
1914年に勃発した第一次世界大戦により、カナダに派遣されたエミール・エルメスは車に乗車した際、幌につけられていたファスナーを初めて見ます。戦争が終わって、フランスに戻ってきたエミール・エルメスは、「サック・オータクロア」という名の鞍入れのかばんを元に、ファスナーを取り入れたバッグの販売を開始します。
ファスナーを取り入れた新作のバッグは、これまで鞍を制作していた職人によって一つひとつ手作りされ、職人の技が存分に発揮されました。鞍を制作する際の特別な縫い方をそのままかばんに取り入れたのです。「クウジュ・セリエ」という特別な縫い方は、1本の糸に2本の針で、同じ穴に糸を両側から通して縛るように縫います。
そうすることで、糸がゆるんで革がずれたりすることなく、丈夫なバッグが出来上がります。仕上げにもこだわっており、革の切り口は蜜蝋を使って綺麗に固められ、手で触れても滑らかなように処理されます。職人によって繊細に手作りされたバッグは、パリジェンヌたちに絶大な人気を得て、新商品は飛ぶように売れました。
このようにして、エルメスのバッグや財布、スカーフの歴史は始まっていきます。
2.エルメスといえば何色?イメージカラーについて
エルメスを象徴するカラーといえば、化粧箱として使われているオレンジをイメージする方も多いのではないでしょうか。もともと、エルメスは薄いベージュ色の化粧箱を使用していましたが、第二次世界大戦が起こり、物資不足が関係して薄いベージュ色の紙が仕入れられなくなってしまいました。
物資不足の中で手に入れられたのはオレンジ色の紙であり、1945年に「四輪馬車と従者」のロゴと共に、エルメスの包装カラーとして商標登録されたのです。目を引くオレンジ色は当時のパリの人々からも共感を得て、現代においても採用され続けています。現在では、毎年の年号とその年ごとのテーマが書き込まれた茶色のリボンと、ロゴ、化粧箱のオレンジの3点がエルメスの象徴となっています。
3.エルメスの色はジャポンタグでもわかる!
エルメスのカラーにはそれぞれ番号が決められており、どの色かすぐにわかるようになっています。「エルメスジャポンタグ」をご存じでしょうか。日本のエルメス直営店で商品を購入するとタグがついており、モデル品や型番・色名・素材などが記載されていました。しかし、現行モデルにジャポンタグは付いておらず、2019年に廃止されています。
ジャポンタグを見るとエルメスの色名や色番号の記載があり、カラーを識別できたため色がすぐにわかりました。現在ではショップカードに色番号が記載されているため、確認するとカラーがわかります。
たとえばエルメスのカラー番号は、ホワイトは「01」クレは「10」ベトンは「8L」などと決められています。
4.エルメスの定番カラーについて
エルメスは長い歴史の中で、これまでに200種類以上のカラーを発表しています。200種類以上のカラーはいつでも手に入れられるわけではなく、販売中止になったり復活したりと、色によって状況はさまざまです。エルメスのカラーの基本は、定番色・新色・復活色に分けられます。
定番色とは、長年にわたって展開されているカラーのことで、定番と言われるだけあって人気の高い色が勢ぞろいしています。定番色としてあげられるのは、「エトゥープ」「ゴールド」「ブラック」「クレ」などです。定番色のためいつでも手に入れやすいと思いがちですが、人気が高いためすぐに売り切れとなってしまうのも特徴です。
新色とは、毎年のエルメスのコレクションに合わせて発表される新しいカラーのことを言います。2023年の新色として発表されたのは、白系で言えば「グリペール」や「ニュー ホワイト」です。またエルメスブルーを象徴する「ブルージーン」を元に発表された「ニューブルージーン」、鮮やかなグリーンの「ヴェールユッカ」があります。
2024年の新色は、深みのある赤色をした「ルージュ・ガーネット」、濃い緑色の「ヴェール・ファレ」、優しいピンク色の「ローズティエ」などが発表されています。
復活色とは、過去に展開されていたカラーを復活させた色を指します。以前気に入っていた色が復活したことを喜ぶ人も多く、いつ休止になるかわからないため、注目されるカラーです。これまでに復活したカラーとしては、ピンク系では「ローズサクラ」や「ローズショッキング」「ピンク」があり、赤系では「フランボワーズ」などがあります。
5.200種類以上から厳選!エルメスの人気カラーランキング
エルメスではこれまでに200種類以上の色を発表してきましたが、人気のカラーはどれなのでしょうか。定番色は人気が高いためランキング上位となりそうですが、新色や復活色がランクインしてくるのか気になります。さまざまなアイテムのカラーを総合したエルメスの人気カラーランキングを解説します。
1位:ゴールド
ゴールドは、エルメスが馬具工房を営んでいた頃に鞍や手綱などに使われていた歴史あるカラーです。ナチュラルなキャラメル色をしており、エルメスのカラーの中でも人気の高い色合いです。またゴールドは、上品で洗練された色合いに調合するのが難しいとされており、希少性が高いのも特徴です。
2位:ノワール
ノワールは、フランス語でブラックという意味です。エルメスのノワールはただの黒ではなく、しっとりした黒色をしており職人の技術が光る色合いとなっています。ノワールはエルメスの定番色で、バーキンはもちろん、他のバッグや財布、小物類など幅広く採用されているカラーです。
ノワールの人気の理由は、どんな服装にも合わせやすいことや高級感を感じられること、飽きを感じにくいなどがあります。エルメスのアイテムを持つのなら、ひとつはノワールを取り入れたいと思う方も多いのではないでしょうか。
3位:エトゥープ
エトゥープはグレージュ系のカラーと言われており、グレーとベージュの中間色のような色合いをしています。1990年代後半に登場して人気となり、現在では定番色として定着しています。エトゥープは落ち着いた色合いのため、他のアイテムのカラーを邪魔せず、どのような服装にも合わせやすいのが特徴です。
ビジネスシーンで愛用しても違和感は感じません。そのため、普段使いからビジネスシーンまで幅広く愛用できるカラーとなっています。
4位:ピンク
エルメスはピンクも人気カラーです。最近では「ロードサクラ」や「ローズショッキング」「ピンク」が復活色に選ばれ、需要が高まっています。秋冬より春夏の暖かい季節に人気が高まる傾向にあります。
女性の服装に合わせやすく、かわいらしいピンクは人気の高いカラーです。
5位:クレ
クレはベージュ系に分類される人気カラーで、2013年の秋冬コレクションで登場しました。クレはフランス語で「チョーク」という意味を持ち、少し黄色がかったオフホワイトカラーをしています。ホワイト感はそこまで強くなく、落ち着いたベージュがかったオフホワイトが人気の理由と言えます。
6位:ブルーインディゴ
ブルーインディゴは20年以上前から展開されているカラーで、人類最古とも言われる染料を由来としています。名前にブルーと入っていますが、ブラックに近い濃い青の色合いが特徴です。ブラックには出せないブルーの妖艶さを表したカラーであり、長年愛されているのも頷けます。
艶やかなトーンで、さりげなく個性を出せるカラーとなっています。
7位:トレンチ
トレンチは、ナチュラルなベージュカラーです。ベージュは薄すぎず濃すぎない色合いとなっており、柔らかい雰囲気が人気の理由となっています。2021年に復活色に選ばれており、需要は高まるばかりです。どんな服装にも合わせやすい万能なカラーです。
6.やっぱりエルメスといえば!バーキンの人気色ランキング
続いて、私の考えるバーキンの人気色ランキングを発表します。エルメスは素材や色に強いこだわりを持っており、原料の調達からアイテムの製作までのほとんどを自社でおこなっています。そんなエルメスのバッグで一番人気のバーキンは、入手困難なことが知られており、フリーで出会えるのは稀です。
ただでさえ希少なバーキンで、人気なカラーはどれなのか解説します。人気色を知っておくと、バーキンを紹介された時に判断しやすいため、ぜひ参考にしてみてください。
1位:ゴールド
ゴールドはキャメルカラーで、革を思い起こさせるメジャーな色合いのため人気です。ゴールドのバーキンに施された白いステッチが、美しい茶色を引き立てます。供給より需要の方が高いため、フリーでゴールドのバーキンを紹介されるのは稀と言えるでしょう。
2位:エトゥープ
エトゥープはグレージュ系のカラーで、上品で落ち着いた色合いが人気のエルメスの定番カラーです。傷や汚れが目立ちにくいことや、幅広い年齢層から支持される色合いのため人気色となっています。またカジュアルもフォーマルも受け入れるカラーのため、活躍の幅が広いのも特徴です。
ファーストバーキンとして、エトゥープを選ぶ人も増えています。
3位:アルザン
アルザンもバーキンで人気のカラーです。ベージュ系をしており、フランス語で「栗毛の馬」を意味します。色合いは名前の通りで、ゴールドよりブラウン感が抑えられたカラーとなっており、グレーがかっています。人気のベージュ系は幅広く展開されており、微妙な色合いの違いを楽しめるのも魅力です。
4位:ノワール
普段使いからビジネスシーン、冠婚葬祭など使うシーンを選ばないノワールは、根強い人気のあるカラーです。エルメスのベーシックカラーとなっており、ファーストバーキンに選ぶ人も多いです。ブラックは金具を引き立たせるため、金具がシルバーとゴールドで印象が幾分か違います。
競争率は高いですが、ひとつは持っておきたいと思わせるカラーです。
5位:トゥルティールグレー
トゥルティールグレーはグレージュ系のカラーと言われており、グレーともベージュともとれる色合いが特徴です。グレージュ系のカラーで人気のエトゥープと同じくらい人気があり、エトゥープよりベージュがかった明るい色合いをしています。幅広い年齢層から人気のカラーで、入手困難なバーキンのカラーのひとつです。
季節を選ばないことや、長く愛用できることが人気の理由となっています。
6位:エタン
フランス語で「スズ」を意味するエタンは、グレーの色合いが強く、灰色に近い濃いめのカラーが特徴です。マット感があるため、普段使いはもちろんビジネスシーンでも活躍できる色合いです。落ち着いた色が好みだけど、ノワールは暗すぎて苦手意識があるという方は、エタンの色合いが気に入るかもしれません。
2011年の秋冬コレクションで発表されたカラーとなっており、2012年春夏コレクションで発表されたグリメイヤーは、エタンより少し薄めの色合いをしています。グリメイヤーもエルメスの人気色となっており、エタンと微妙な色合いの違いがあります。
7位:ピンク
バーキンのピンクは、需要の高いカラーです。ピンクと一口に言っても「ローズサクラ」や「ローズショッキング」「ローズパープル」など多くの種類があり、パステルカラーからビビットカラー、混合色まであります。微妙に色合いの違ったピンクを楽しめるのも人気の理由です。
最近ではピンクの復活色が多くなっているため、バーキンでピンク系を狙っている人はチャンスです。
8位:ブルージーン
ブルージーンは、バーキンの青系で一番人気のカラーです。明るすぎず暗すぎない色合いで、青空をイメージさせます。ブルー特有の清潔感と爽やかさもあり、水色の革に白のステッチが馴染んでかわいいです。
青系はブルージーンの他にも、白色に近い薄い青色をした「ブルーブリュム」やパステルカラーに近い青色の「ブルーアトール」も展開されています。
9位:キャラメル
キャラメルは名前の通りの色合いとなっており、優しいベージュ色をしています。定番色のゴールドより薄めのベージュで、キャラメルのように甘い印象を受けます。優しい色合いのため、どんなファッションにも馴染みやすいカラーです。
10位:オレンジ
エルメスを象徴するカラーであるオレンジも人気色です。甘すぎずシック過ぎないオレンジは優しさの中に温和さを感じます。エルメスを象徴するカラーとバッグが一緒になったアイテムは魅力的です。
11位:トープ
トープは、フランス語で「モグラ」を意味します。エトゥープに近いカラーで、エトゥープより色合いが深いイメージです。ダークブラウンとグレーを合わせたような落ち着いたカラーとなっており、エトゥープよりシックな見た目を探している方にぴったりのカラーとなっています。
7.バーキンで人気のない色とは?
バーキンはエルメスの直営店を訪れて、いつでも好きなカラーを購入できるわけではありません。エルパトという言葉が存在するほど、入手困難なアイテムです。そのため、どのカラーでも需要は高く、人気のない色は存在しないと言っても過言ではないでしょう。
バーキンの人気色と比較するために、あえて人気のない色をチョイスしてみました。カラーは人それぞれに好みがありますので、参考程度に確認してみてください。
7-1.白系
白系のバーキンは、人気のない色と言えるかもしれません。一般的に、白のバッグは汚れが目立ちやすいことがデメリットとして挙げられるからです。バーキンは高価なため、汚れが心配になるのは当然でしょう。
長く愛用するには、他のカラーよりも注意深く使用する必要があります。しかし、バーキンをいくつも持っている人にとっては、白系はマストカラーになるのではないでしょうか。白いバッグは持っているだけでファッションを引き立ててくれたり、バッグ自体がファッションのポイントとなります。
ファーストバーキンには向かないかもしれませんが、いつかは手にしてみたいのが白系のバーキンです。
7-2.緑系
緑系のバーキンは、ファッションに合わせるのが難しいと感じる人もいるかもしれません。おしゃれ上級者しか使いこなせそうにないと思い、緑系を避ける人もいます。緑系のカラーは多く展開されており、パステルカラーから濃い色、ブラックやベージュなどと組み合わせたようなグリーンもあります。
そのため、緑系でもお気に入りのバーキンが見つかる可能性はあります。苦手意識だけが先行しているともったいないため、見せてもらえる機会があれば、積極的に見てみるとよいでしょう。タイミングによっては穴場のカラーとなり、バーキンを手に入れることができるかもしれません。
8.コロンと可愛い!ピコタンの人気色ランキング
ピコタンは、馬の飼い葉入れから着想を得たと言われるバッグで、エルメスの人気アイテムです。ファスナーを使用しておらず一枚革で制作され、シンプルかつおしゃれなフォルムとなっています。一枚革での制作は、世界的に有名なタンナーを傘下に置いているエルメスだからこそなせる技です。
かわいいフォルムをした、ピコタンの人気色をランキング形式で紹介します。
1位:ノワール
エルメスの定番色のノワールは、ピコタンでも大人気です。吸い込まれるようなしっとりとした黒色は、高級感を与えます。持っているだけでおしゃれに見えて、どんなファッションをしていてもノワールを持つと締まります。
定番ですが入手しにくいカラーのため、在庫がある際はぜひ手に取ってノワールの良さを感じてみてください。
2位:トレンチ
トレンチは、ベージュ系のカラーです。ベージュ系は財布やバッグ、小物類など多くのアイテムに採用されている人気色です。ベージュ系はスタンダードなカラーで落ち着いており、王道をいくカラーで安心感があるため人気は衰えることを知りません。
ピコタンではベージュ系カラーが豊富にあり、トレンチをはじめ「ビスキュイ」や「チャイ」などがあります。紹介した順にベージュ色が濃くなっています。
3位:ベトン
ベトンは白系のカラーですが、グレー感の強い白色です。ピコタンの白系のカラーで最もホワイト感が強いのが「クレ」、次にベージュ味のある「ナタ」、そしてグレー感を合わせた「ベトン」などがあります。ベトンは落ち着いた印象を与えるため、ビジネスシーンにも馴染みます。
白系のピコタンに挑戦したいけど、ホワイトに抵抗のある方は、まずはベトンから購入してみてはいかがでしょうか。
4位:ゴールド
ピコタンのゴールドは人気色のため、希少性が高く手に入りづらいカラーです。エトゥープやノワールに並んで、エルメスの定番色となっています。季節を選ばず使用でき、エレガントなキャメルのカラーと白のステッチが上品さを感じさせます。
5位:ナタ
エルメスの不人気色として白系を紹介しましたが、エルメスには200種類以上のカラーがあるため、白と一口に言っても1色ではありません。ピコタンのナタは真っ白ではなく、ベージュがかった白で落ち着いた印象があります。ナタはどんな服装にも合わせやすく、オールシーズン愛用できるのがメリットです。
汚れやすいというデメリットを補う以上のメリットを持ち合わせているのが、ナタです。
6位:エトゥープ
エトゥープは、グレーとベージュの中間のような色合いをしています。エルメスの定番色で、バーキンの人気色にもランクインしています。ピコタンのエトゥープは白色のステッチとの相性もよく、可愛らしさを備えながらも高級感があり、バランスが絶妙なのが魅力です。
年代を選ばない色合いのため、何十年と共にできるカラーと言えるでしょう。
7位:ローズ・サクラ
優しい印象を与えるピンクのパステルカラーをした、ローズ・サクラも人気です。コロンとしたフォルムのピコタンと、主張しすぎないピンクのコラボは、女性の心を掴んで離しません。1年を通して愛用できる淡い色合いが魅力です。
8位:ブリュレ
ブリュレはブラウン系のカラーで、こげ茶色や、少しだけ赤みの入ったダークブラウンといった色合いです。2013年に登場しており、現在でも根強い人気があります。定番のゴールドのようなベージュ系が好きで、もっと濃くて深い色をお探しの方におすすめのカラーです。
9.さらっと個性を!エルメスの財布の人気カラー
エルメスは多くの財布を発表しており、フォルムやカラーが多彩です。エルメスを代表する財布と言えば、正面に配置されたHの文字が象徴的なベアン・スフレや、内装にシルクを採用したアザップなどが挙げられます。多彩な財布がある中で、人気のカラーはどれなのでしょうか。8種類の人気カラーを紹介します。
9-1.エトゥープ
ベージュやブラウン、グレーなどのニュアンスを含んだカラーのエトゥープは、主張しすぎない色合いと上品さが特徴の人気のカラーです。そのため、ビジネスシーンの利用に最適です。エトゥープはエルメスの定番色のため、エルメスを代表する長財布のベアンやケリー、折りたたみ財布のドゴンコンパクトウォレットなどに採用されています。
9-2.ゴールド
ゴールドはエルメスの定番カラーであり、人気が高いのが特徴です。そのため、ベアンやコンスタンス、ケリーウォレットに採用されています。ゴールドは普段使いからフォーマルまで幅広く活躍できるカラーのため、高い需要があります。
9-3.ルージュアッシュ
アッシュはフランス語の「H」を表し、ルージュアッシュはエルメスのルージュ(赤色)を意味します。エルメスが厳選したルージュカラーのため、人気の高い色となっています。トゴと合わせた財布が人気となっており、美しさを備えたカラーです。
9-4.ローズメキシコ
ピンク系のレディース財布は、多く展開されています。エルメスの人気財布である「シルクイン」では、メキシコの情熱を感じさせる「ローズメキシコ」が2020年に登場しました。ピンクの中でも人気のカラーとなっています。
9-5.モーヴシルベストル
モーヴシルベストルは薄いピンク色で、優しい印象を与えるカラーです。人気のピンクカラーとなっており、財布はもちろん、バーキンやピコタン・チャームも展開されています。淡いカラーは主張しすぎないため、飽きがこず長く愛用できます。
9-6.ノワール
シックでクールな印象を与えるノワールはエルメスの定番色であり、財布においても人気です。存在感があり、高級感あふれるカラーは女性だけでなく、男性からも支持を得ています。性別を選ばないノワールの財布は、人気の高いカラーです。
9-7.クレ
クレはベージュがかったオフホワイトの色合いが特徴となっており、コンスタンスロングやシルクインコンパクトに採用されています。2013年に発表されたクレは、現在でも根強い人気を誇っています。
9-8.カクタス
カクタスは鮮やかでパッと目を引くグリーンで、ベアン・スフレシリーズで展開されています。緑の財布は、成長や繁栄という意味を持つことから人気のカラーです。個性的な色合いのため、誰とも被りたくないという方におすすめです。
まとめ
1837年に馬具工房として創立したエルメスは、180年以上経った現代でも人気のブランドです。エルメスはこだわりが強く、素材の調達からアイテムを制作する職人まで、ほとんどすべての工程を自社でおこなっています。そんなエルメスはこれまでに200種類以上の色を発表しており、定番色・新色・復活色が存在します。
今回はカラーに焦点を当てて、エルメスの人気色や、バーキン・ピコタン・財布にわけて人気カラーランキングをご紹介しました。エルメスの人気色は定番色が多くを占めていましたが、バッグや財布では人気カラーが違ってくることがわかりました。またベージュやホワイトと一口に言っても、多くの種類があり微妙な色合いの違いがあります。
さらに同じカラーであっても、アイテムや素材によって絶妙に違う色合いを楽しめます。アイテム別の色合いの違いや、エルメスの人気色を参考にしていただき、あなたの気になるカラーが見つかれば幸いです。