2024年6月30日
エルメスの人気廃盤バッグ26選!レア物や入手困難なアイテムとは?
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エルメスは1837年の創業以来、馬具工房からスタートし、現在では世界を代表する高級ファッションブランドへと成長を遂げました。なかでもバッグは、高品質の素材と熟練した職人技が感じられることから、多くの人々を魅了し続けています。
しかし、エルメスのバッグは、入手が非常に困難であることでも知られています。特に人気モデルともなれば、長年の常連客でさえ購入まで数年待ちという状況も珍しくありません。
一方、エルメスには数多くの廃盤商品が存在しています。これらの商品は生産が終了したにもかかわらず、長い年月を経た今もなお、中古市場において取引されているのです。
本記事では、そんなエルメスの人気廃盤商品に焦点を当て、トートバッグ、ショルダーバッグ、ハンドバッグなど、さまざまなカテゴリーから厳選した26点のアイテムをご紹介します。また、エルメスの廃盤商品の魅力や、入手方法についても詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
さらに、エルメスのレアバッグや、入手困難なバッグをランキング形式でご紹介します。エルメスのバッグにはどのようなレアアイテムがあるのか、入手困難なバッグはどれなのか、廃盤商品の魅力はどこにあるのか、などの疑問が解決できる内容となっています。本記事を通して、エルメスの由緒あるバッグの中から、あなたにぴったりのアイテムが見つかれば幸いです。
目次
1 エルメスの歴史
エルメスは、1837年にティエリー・エルメスによってパリで創業された、高級革製品のブランドです。創業当初は、乗馬に使う鞍や、馬車と馬をつなぐ手綱などの馬具製品を制作していました。エルメスは創業当初から高い品質の素材にこだわり、職人の高い技術が光るアイテムを制作しています。
馬具製品を中心に制作していたエルメスが、初めて発表したバッグと言われているのがオータクロアです。1892年に発表されました。発売当初、オータクロアは乗馬に使う鞍などをいれるバッグとして使われていました。
時代は流れ、初代の孫である3代目のエミール・エルメスに店を任せる頃になると、人々の移動手段は馬車から自動車へ変化していきます。そのため、馬具の需要が下がり、バッグやスカーフ、財布などのファッションアイテムの展開を開始します。
その後、1923年にはバッグにファスナーを取り付けたボリードを発表します。続いて、1935年にケリー、1984年にはバーキンが登場するのです。
2 昔のバッグ(廃盤商品)が人気の理由は?
エルメスは、1892年にオータクロアを発表してからこれまでに多くのバッグを販売しています。エルメスファンの中には、新商品だけでなく昔のバッグ(廃盤商品)に注目している人もいます。昔のバッグの魅力はどこにあるのでしょうか。
ここでは、昔のバッグが人気の理由を大きく4つに分けて解説します。
2-1 ヴィンテージブーム
ヴィンテージ品の中には価値の高いものがあり、コレクターから高い人気を誇っています。また近年では、ヴィンテージアイテムは、コレクター以外の人々からも注目を集めるようになりました。
ヴィンテージアイテムは、独特の風合いを感じられ、現代にはない魅力を持っています。長い年月を経ることで、バッグに刻まれた傷や経年変化は、ひとつひとつのバッグに個性を与え、唯一無二のアイテムとして価値を高めているのです。
2-2 比較的手ごろな価格で購入できる
エルメスは、毎年価格改定が行われており、バッグの定価は年々上がり続けています。たとえば、エルメスを代表するバッグとして知られるバーキンやケリーの定価は、100万円を超えます。バーキンを購入できる人の年収は3000万円以上とも言われており、エルメスは手軽に購入できないハイブランドとなっているのです。
一方、昔のバッグ(廃盤商品)は中古市場で取引されており、新作と比べると比較的手ごろな価格で購入することが可能です。価格面でのメリットが、廃盤バッグの人気を後押ししていると言えるでしょう。もちろん、廃盤バッグの中にも高価なものは存在しますが、新作バッグと比較すると、より多くの選択肢があります。
2-3 エルメスのバッグは入手困難
エルメスの新作バッグは、制作数が限られていることもあり、非常に入手困難です。その入手困難ぶりは、エルパト(エルメスパトロール)という言葉を生み出すほどです。また、エルメスの店舗で新作バッグを購入するには、スタッフと信頼関係を築いたり、長い期間を経て常連客になったとしても入荷まで年単位で待ったりと、手に入れるまで多くのハードルがあると言えます。
一方、廃盤バッグは、すでに二次流通に出回っているため、運が良ければ比較的容易に入手することができます。こうした入手のしやすさが、廃盤バッグの人気を高める一因となっています。
2-4 デザインの普遍性
エルメスのバッグは、どの時代にも受け入れられる普遍的なデザインが魅力です。そのため、昔のバッグでも、どんなファッションスタイルにも合わせやすく、幅広いシーンで活躍してくれます。この普遍的な美しさと利便性が、廃盤バッグの人気を高めています。
3 エルメスの人気廃盤商品26選
ここからは、エルメスの人気廃盤バッグを厳選して26点ご紹介します。人気の廃盤バッグの中には、廃盤になって間もないアイテムや、年月が経っても高い人気を誇っているアイテムがあります。また、手に入りにくい廃盤アイテムや、比較的安価で手に入りやすい廃盤アイテムなど、さまざまです。
見分けやすいように、厳選した26点の人気の廃盤商品をトートバッグ、ショルダーバッグ、ハンドバッグに分類しました。あなたの希望する用途に合った廃盤バッグを見つける際の参考にしてみてください。
3-1 人気の廃盤商品・トートバッグ編
まずは、トートバッグで人気の廃盤商品を解説します。トートバッグの魅力は、利便性や汎用性の高さと言えます。エルメスには、洗練されたデザインやフォルムのトートバッグが豊富です。エルメスで人気の廃盤トートバッグを9点、ご紹介します。
3-1-1 エールライン
エールラインは、ナイロン生地を使用したトートバッグです。高級ブランドであるエルメスのイメージを変えるような、カジュアルなアイテムとなっています。レザー素材を使用したバッグより価格が比較的安く、日常使いにぴったりなことから人気を集めました。
2000年に発表されたエールラインは、2006年に廃盤となりました。エルメスのエールラインのシリーズは、トートバッグ以外にもリュック型のエルーラインアドや、ショルダーバッグのエールラインポシェットなど、多くのアイテムが展開されています。およそ20年経った現在でもエールラインの人気は根強く、二次流通において取引されています。
3-1-2 エールバッグ
エールバッグは、ケリーバッグから着想を得て制作されたアイテムで、1998年に誕生しました。キャンバス生地のボディと、レザー素材のフラップとハンドルという2つの生地を組み合わせたスタイルが特徴です。また、バッグのボディやフラップなどのパーツが分解できるのも魅力で、その日のファッションスタイルや気分で、自由にフォルムを変えられます。
フォルムの変化を楽しめる遊び心と、エルメスの高品質のレザー、職人技術を感じられるキャンバス生地が合わさったエールバッグは人気の高いバッグでしたが、2006年に廃盤となっています。需要が高かったため、復活を希望する声も多く、2009年に「エールジップバッグ」が登場しました。エールジップは、エールバッグのように組み換えができないモデルです。
廃盤からおよそ20年が経とうとしていますが、現在でも人気は高く、中古市場でも見受けられるバッグです。
3-1-3 ボラボラ
ボラボラは、キャンバス素材のシンプルなデザインが特徴です。バッグを開閉するセリエボタンには「HERMES PARIS」の文字が刻まれており、さりげなくエルメスブランドをアピールできるポイントとなっています。実用性に優れているのも魅力で、バッグの内部には2つのオープンポケットが設置されています。
サイズ展開は2種類で、ボラボラPMのサイズはおよそ幅35×高さ26×マチ18cm、ボラボラGMのサイズはおよそ幅47×高さ37×マチ24cmとなっています。2種類とも大きめサイズのバッグのため、デイリーユースから旅行まで幅広く活躍してくれるアイテムです。
3-1-4 ヴィクトリア
ヴィクトリアは大きく分けて、ボストン型のヴィクトリアエランと、トート型のヴィクトリアカバスの2種類を展開していました。どちらのバッグも持ち手が長く作られているため持ち歩きやすいことや、見た目以上の収納力を備えていることが人気の理由です。ヴィクトリアの外装はレザー素材、内装には布地を使用しているため、他のレザーバッグより軽量なことも特徴です。
エルメスの2021〜2022年の秋冬コレクションでは、きのこを原料とした素材をマチに使用したヴィクトリアが展示され、話題を呼びました。これをきっかけにリユース市場では、さらなる盛り上がりを見せています。
3-1-5 フールトゥ
フールトゥは、1998年に誕生したカジュアルなトートバッグです。特徴は、コットンキャンバス生地を使用していることです。コットンキャンバス生地は、丈夫で傷や汚れに強く、普段使いに適していることから、幅広い世代に愛されました。
3種類のサイズ展開や、豊富なカラーバリエーションも人気の理由となっています。廃盤になった現在でも需要が高く、状態が良く定番カラーであれば、二次流通において、定価より高い価格で取引されていることもあるバッグです。
3-1-6 ホワイトバス
ホワイトバスは、フラップや金具がないシンプルなデザインが特徴のトートバッグです。エルメスファンの間では、「フラップなしバーキン」と呼ぶ人もいる人気の高いアイテムです。上質なレザーを使用し、カラー展開が豊富なのも魅力です。
サイズ展開は4種類となっており、コンパクトなサイズから、旅行かばんとして使えるサイズまで揃っています。また、縦長サイズのホワイトバスアップも展開されています。ホワイトバスは、中古市場において販売価格が比較的安く設定されていますが、数量が少ないため見つけるのに時間を要するかもしれません。
3-1-7 アカプルコ
アカプルコは、2008年に廃盤となったカジュアルなトートバッグです。ナイロンとキャンバス生地を主な素材としているため、軽量で丈夫なことが特徴です。素材はカジュアルですが、エルメスブランドを感じさせるさりげない「H」のステッチが施されているのも人気の理由となっています。
シンプルなデザインのアカプルコは、ユニセックスで使用されることも多く、幅広い層から支持を得ていました。エルメスのトートバッグが気になっている方は、一度チェックしていただきたいアイテムです。
3-1-8 ヴァルパライソ
ヴァルパライソは、2006年に登場したトートバッグで、フールトゥやエールラインと同じ時期に廃盤となりました。キャンバス生地のボディとレザーを使ったフラップが特徴です。エルメスのバッグの中では、カジュアルなバッグとして人気を集めていました。
ガーデンパーティーをベースにした台形型の形状は収納力が高く、フラップがあるため防犯性にも優れています。4つのサイズ展開とカラーバリエーションが豊富なのも魅力です。昔のトレンドを感じられるバッグとなっています。
3-1-9 カンヌ
カンヌは、コロンとした可愛らしいフォルムが特徴のトートバッグです。素材はキャンバス生地となっており、さまざまなデザインやカラーが展開されています。スナップボタン開閉式で使いやすく、荷物の量に合わせてサイドのボタンでバッグの大きさを調節できるのも魅力です。
サイズは3種類で、日常で必要とする荷物をすべて収納できるカンヌPMから、旅行や出張にも対応できるカンヌGMまで展開されています。カンヌは、2011年頃に廃盤となりましたが、リーズナブルな値段と使いやすさから現在も根強い人気を誇っています。
3-2 人気の廃盤商品・ショルダーバッグ編
次に、ショルダーバッグで人気の廃盤商品をご紹介します。ショルダーバッグの魅力は、肩に掛けて荷物を持ち運べるため、重さを分散できて身体の負担を減らせることにあります。また、両手を開けられるため活動的になれることも利点です。エルメスで人気の廃盤ショルダーバッグを12点、解説します。
3-2-1 ヴェスパ
ヴェスパは、開口部に付けられたシェーヌダンクル(アンカーチェーン)が特徴で、縦長のフォルムをしたショルダーバッグです。シェーヌダンクルを見ると、エルメスのアイテムだと分かる人も少なくないのではないでしょうか。
そんなエルメスの伝統を感じられるヴェスパは、3種類のサイズがあります。一番小さいサイズのヴェスパの大きさは、およそ幅18×高さ18×マチ5cmとなっており、コンパクトサイズです。フォルムが似ているという声も多い、入手困難なエブリンTPMのサイズは約幅16×高さ18cmですから、ほぼ同じ大きさと言えます。
その他のサイズでは、ヴェスパPM(約幅27×高さ28×マチ8cm)とヴェスパGM(約幅31.5×高さ36×マチ9cm)があります。
3-2-2 オメニトゥ
オメニトゥは、レザーのみを使用しており、金具が一切使われていないのが特徴のショルダーバッグです。サイズはおよそ横16×縦19cmとコンパクトサイズとなっており、必要最低限の荷物を持ち運ぶのに適しています。最近のミニバッグブームに乗っているバッグであるため、要チェックのアイテムと言えます。
3-2-3 マサイ
マサイは、トップフロントに丸みを帯びた独創的なデザインと、縦長のフォルムが特徴のバッグです。カラーバリエーションが豊富なことや、やわらかい雄仔牛のレザーが使用されているため身体に馴染むことが魅力となっています。
さらに、ショルダーストラップの取り換えが可能なことも人気の理由です。短いショルダーストラップを付けてハンドバッグやワンショルダーバッグとして使用したり、長いショルダーストラップをつけて斜めがけして使用したりできます。魅力いっぱいのマサイは、人気の高い廃盤バッグです。
3-2-4 グッドニュース
グッドニュースは、バッグ全体のデザインに、HERMESの頭文字である「H」を表しているのが特徴です。エルメスファンにとって、エルメスを象徴する文字が取り入れられているバッグは、気になるのではないでしょうか。
グッドニュースのショルダーストラップは長めに作られているため、ショルダーバッグはもちろん、斜めがけバッグとしても利用できます。サイズ展開は、日常に必要な荷物をすべて収納できるPMと、書類などの大きな荷物が入るGMがあります。カジュアルでありながらエレガントな印象も与えるため、幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
3-2-5 トリム
トリムは、1950年代に発表されたショルダーバッグで、長い歴史のあるアイテムです。最大の特徴は、バッグ中央に配置されたフリップ式の金具です。この金具は、馬の首にかける「飼い葉おけ」から着想を得ており、馬具メーカーとしてスタートしたエルメスの伝統を感じられます。
採用されている素材はさまざまで、牛革や仔牛革、山羊革、キャンバス生地があります。牛革や山羊革の素材はクラシカルな印象を与えるため、ビジネスシーンでも活躍します。また、コンパクトな見た目以上に容量のあるトリムは、キャンバス生地でカジュアルシーンにも重宝されるバッグでした。
エルメスを象徴する金具やクラシカルな印象を与えるトリムは、現在でも人気の高い廃盤アイテムです。
3-2-6 キャバリエ
キャバリエは、コットンキャンバス素材を使用した、ワンショルダーバッグです。斜めがけして背中に背負う形で持つことも可能なのも魅力です。カジュアルな見た目ですが、バッグの正面の下部には「HERMES SELLIER PARIS」のロゴが施されており、さりげなくエルメスの格式高さを感じられるのも人気の理由と言えます。
高級レザー素材以外のエルメスのバッグを探している方にとって、気になるアイテムではないでしょうか。格式高いエルメスをカジュアルに使えるキャバリエの人気は高く、中古市場では高値で取引される傾向にあります。
3-2-7 エブリンⅠ
エブリンは、エルメスのバッグの中で入手困難なバッグとして知られています。特に、一番小さいサイズのミニエブリン(エブリンTPM)は、手に入らないバッグとして話題となっています。
エブリンの魅力は、バッグの中央にHERMESの頭文字である「H」の文字をパンチング加工したデザインでしょう。エルメスを象徴したデザインのバッグは、ステータスも感じさせます。また、もともと馬の蹄鉄を入れたバッグであったため、エルメスの馬具メーカーとしての伝統を受け継いでいるバッグとも言えます。
エブリンは、1978年に登場して以来、2回のアップデートをおこなっており、廃盤品が2種類あります。エブリンのシリーズにおいて、廃盤となった1つ目のアイテムは「エブリンⅠ」です。現行品のエブリン(エブリンⅢ)と比較して、大方のフォルムに変更はありませんが、エブリンⅠはショルダーストラップの調節ができませんでした。
エブリンⅠは発売から30年以上経っているため、中古市場で見つけるのがなかなか難しい廃盤バッグとなっています。
3-2-8 エブリンⅡ
エブリンⅠの新バージョンとして発表されたのが、「エブリンⅡ」です。2006年に販売開始されたバッグで、外ポケットが配置されているのが特徴です。現行品のエブリンⅢは外ポケットがついていないため、外ポケットがついているタイプを探している人は多くいます。
エブリンⅡは、エブリンⅢと違ったデザインであり、現行品のエブリンⅢの人気に伴って、中古市場において高い需要を誇っています。
3-2-9 カバック
カバックは、トワルオフィシエやトワルアッシュといった、キャンバス素材を採用したバッグです。最大の特徴は、ハンドバッグとショルダーバッグの2wayで使用できる点です。2種類のハンドルが取り付けられているため、必要なシーンですぐに切り替えられるようになっています。
サイズは、PM・GM・横長のエランの3種類があり、どれも収納力が高いため、ビジネスシーンはもちろん、学生かばんとしても重宝します。カラーバリエーションが豊富なのも魅力のアイテムです。
3-2-10 イニシャル
イニシャルは、エルメスのデザイナーを務めていたマルタン・マルジェラによってデザインされた、2022年限定販売のアイテムです。マルタン・マルジェラによってデザインされたイニシャルは、2本のハンドルの長さが異なるのが特徴です。長さの異なる2本のハンドルを合わせて持ちハンドバッグにして使ったり、短いハンドルを長いハンドルにかけて、長いハンドル1本でワンショルダーバッグとして持ち歩いたりすることができます。
この個性的なデザインは、限定アイテムに相応しい一品となっています。サイズはおよそ幅32×高さ24×マチ16cmで、たっぷりマチがとられているため収納力にも優れています。また、内装にはファスナーポケットとオープンポケットが1つずつ配置され、機能性も十分です。
素材は、トリヨンクレマンスやエヴァーカーフが主に使用されており、やわらかい質感を楽しめます。限定品のため、中古市場で見つけるのは大変かもしれませんが、探す価値のあるアイテムです。
3-2-11 ジプシエール
ジプシエールは、エルメスのデザイナーであったジャンポール・ゴルチエが、メンズ向けに発表したショルダーバッグです。デザインがバーキンに似ていることから、「ショルダーバーキン」とも言われています。デザインがバーキンに似ていることや、ショルダーストラップを使えることから、ウィメンズからも需要の高いアイテムです。
主な素材にトリヨンクレマンスが採用され、定番色からカラフルな色まで展開されています。3種類のサイズの中で、一番小さいサイズであるジプシエール28の人気が高く、二次流通において比較的高い価格で取引されているのが特徴です。
3-2-12 カバ
カバは、2つのベルトが特徴的な、シンプルなデザインのショルダーバッグです。素材は、レザーやトワルアッシュが展開されています。
サイズ展開は、横幅が35cmと40cmの2種類となっており、大きめのサイズであることも特徴です。容量の大きいカバは、旅行かばんやマザーズバッグとして活躍してくれます。大きいサイズのバッグを探している方は、要チェックのアイテムです。
3-3 人気の廃盤商品・ハンドバッグ編
最後に、ハンドバッグで人気の廃盤商品をご紹介します。ハンドバッグは、ファッション性が高く、ハイブランドの定番モデルにもなっており、女性らしさを演出できるアイテムです。エルメスで人気の廃盤ハンドバッグを5点、解説します。
3-3-1 サクソー
サクソーは、可愛らしく個性的なフォルムが特徴のバケツ型トートバッグです。ハンドルの下部に設置されたスナップボタンを留めて、きんちゃく袋のようにして持ち歩けたり、スナップボタンを外してバケツ型のトートバッグとして愛用したりできます。このように、荷物の量によってバッグのフォルムを変化させられるのが魅力です。
素材は、トワルアッシュやストロー(麦わら帽子の麦素材)が使われているため、丈夫で扱いやすく、シーズンレスで使えます。バッグの外側には4つのオープンポケットが配置されているため、機能性も抜群のアイテムです。
3-3-2 ボリード
ボリードは、1923年に発表された由緒あるバッグです。エルメスが初めて、バッグにファスナーを取り付けたアイテムとしても知られています。ボリードは、上品で流行に左右されないフォルムや、6種類という多くのサイズ展開が魅力です。
2017年頃、新バージョンの「ボリード1923」が発表され、ボリードは2022年に廃盤となりました。ボリード1923にはないボリードのステッチやマカロンに惹かれる人は多く、廃盤となっても高い人気を誇っています。
3-3-3 マーケット
マーケットは、きんちゃく型のハンドバッグで、実用的でありながらラグジュアリーアイテムとしても活躍するアイテムです。きんちゃく型をしているマーケットは、ストリングで開閉するため、利便性が高いと言えます。また、ショルダーストラップの取り付けが可能となっており、ハンドバッグとショルダーバッグの2wayで使用できるのも魅力です。
サイズは2種類あり、ラグジュアリーアイテムのように持ち歩けるコンパクトサイズのマーケットPMと、日常使いに最適な大きさのマーケットGMが展開されています。個性的なフォルムと実用性の高さを合わせ持ったマーケットは、廃盤となった現在でも愛されているバッグです。
3-3-4 ダルヴィ
ダルヴィは、1997年に登場した、シンプルで洗練されたデザインのハンドバッグです。上質な素材として知られているヴォー・エプソンやヴォー・スイフトが使われており、「HERMES PARIS」と記されたセリエ金具が引き立つデザインです。定番カラーのブラックは、そのシンプルさから男性の愛用者も少なくありません。
エルメスの気品漂うダルヴィは、人気の廃盤アイテムです。
3-3-5 ピコタン
ピコタンは、エルメスのバッグの中で入手困難なバッグとして知られています。通称でピコタンと言われていますが、現在販売されているピコタンの正式名称は「ピコタンロック」です。ピコタンロックの前身であるピコタンは、2003年に発表され、ピコタンロックとして2008年にアップデートされてから廃盤となりました。
ピコタンとピコタンロックの最大の違いは、ベルトにカデナが取りつけられたことです。また、サイズが一回り小さくなったり、底鋲の数が増えたりといった変化もあります。
ピコタンは、開口部が広くとられているため荷物を出し入れしやすいことや、バーキンやケリーより比較的安価なことなどが人気の理由となっています。現行品のピコタンロックの需要の高さによって、廃盤になったピコタンも中古市場で人気の高いバッグとなっています。
4 エルメスの人気廃盤商品を手に入れる方法は?
エルメスの廃盤商品は、すでに生産終了しているため、世の中に出回っている数は決まっており、これから数が増えることはありません。よって、限られた数しかない廃盤商品を手に入れるのは難しいと思うのも無理はないでしょう。しかし、廃盤商品を入手できる方法はいくつかあります。
ここでは、エルメスの人気廃盤商品を手に入れる方法を4つご紹介します。また、廃盤品を購入する際の注意点も記載していますので、ぜひ参考にしてください。
4-1 中古品販売店
ブランド品に特化した中古品販売店では、エルメスの人気廃盤バッグを見つけることが可能です。これらの店舗では、本物か偽物かどうか判断されていたり、状態についても詳しく調べられていたりするため、安心して購入することができます。また、実際に商品を手に取って確認できるのも大きなメリットです。
多くの廃盤商品を扱う中古品販売店を定期的にチェックすることで、人気の廃盤バッグに出会える可能性は高まるでしょう。
4-2 オンラインショッピングモール
人気の廃盤商品を探すには、オンラインショッピングモールを利用する方法もあります。オンラインショッピングモールを利用するメリットは、何と言っても自宅にいながら検索して購入できる点と言えます。気になるアイテムがあれば、販売者に質問したり必要な画像をアップしてもらったりして、慎重に検討することが可能です。
ただし、実物を見られないというデメリットもあるため、信頼できる販売者であるか判断したうえで購入することが大切です。
4-3 フリーマーケットアプリ
メルカリやラクマのようなフリーマーケットアプリにも、人気の廃盤バッグが出品されています。フリーマーケットアプリも自宅にいながら欲しい廃盤バッグを検索でき、手軽に決済できるのが魅力です。また、運が良ければ中古市場価格より安い値段で購入できるかもしれません。
しかし、メルカリやラクマでは個人が出品している場合がほとんどのため、偽物か本物かどうかを自分で判断しなければならなかったり、トラブルになっても個人間で解決しなければならなかったりと、リスクが高いと言えます。リスクを回避するには、出品者の評価や出品数を確認し、信頼できると感じる出品者と取引することが重要です。
4-4 ヴィンテージショップ
エルメスの廃盤バッグを探すなら、ヴィンテージショップも見逃せません。ヴィンテージショップには、古い時代のファッションアイテムが集まっており、あなたが希望するエルメスの廃盤バッグが見つかる可能性もあります。実店舗であればスタッフとコミュニケーションをとってエルメスの廃盤アイテムの情報を仕入れたり、ネットショップであれば画像を確認して本物かどうか判断したりして、購入しましょう。
ただし、ヴィンテージショップで扱う商品は、販売価格を独自に設定している場合があり、中古相場より高値の可能性があります。中古相場を把握して購入を検討するとよいでしょう。
4-5 偽物に注意しよう
エルメスの人気廃盤アイテムを入手する方法を4つご紹介しましたが、エルメスの廃盤バッグは、高い人気と希少性から、偽物が出回ることがあります。特に、オンラインショッピングモールやフリーマーケットアプリでは、実物を確認できないため、偽物を見抜くのが難しいと言えます。また、エルメスの刻印やステッチの状態から偽物か本物かを判断する知識を持っていない人は少なくありません。
そのため、本物の廃盤バッグを入手するには実物を確認して、スタッフから本物である説明を受けられる中古品販売店やヴィンテージショップを選ぶと安心です。また、どのプラットフォームを利用するにしても、少しでも不安を感じることがあれば、購入を控えることも大切です。人気の廃盤バッグを見つけたら気持ちが高まり、欲しい気持ちが先行してしまいがちですが、偽物を購入しては本末転倒となるため、落ち着いて検討することも重要と言えます。
5 エルメスのレアバッグとは?
エルメスのバッグは、すぐには手に入らないアイテムが多いため、どれもレアと言えます。しかし、その中でもさらにレアなバッグが存在するのです。どのようなバッグが、エルメスのレアアイテムと言われるのでしょうか。
エルメスでレアなバッグを厳選して5点、ご紹介します。
5-1 バーキンヒマラヤ
バーキンヒマラヤは、エルメスの最高峰のバッグとして知られています。使用されている素材は、ナイル川に生息している希少なクロコダイルレザーです。一般のバーキンのワニ革素材には、アリゲーターという種類の革が使われており、素材から希少性が高いため、レアアイテムとなっています。
さらに、バーキンヒマラヤの最大の魅力である革の美しいグラデーションは、ヒマラヤ山脈にかかった雪がイメージされており、白からグレー、そして黒へと変化を見せます。この美しいグラデーションは、卓越した職人技術を要するものであり、多くの時間を要します。
よって、希少性の高い素材と卓越した職人の技術を必要とするバーキンヒマラヤは、VIPや担当スタッフのついた常連顧客でも入手困難なバッグとして有名です。その希少性は、制作できる数にも現れており、年間制作数は数個から数十個と言われています。
定価が800万円ほどのバーキンヒマラヤは、二次流通において、およそ2000万円で取引されており、価格の高さからもレア度を感じさせるバッグです。
5-2 オーストリッチのバーキン
オーストリッチの革を使用したバーキンも、エルメスの代表的なレアバッグのひとつです。オーストリッチとは、ダチョウの革のことです。クロコダイルと並ぶ希少性の高さがあり、クイルマークと呼ばれる斑点模様が特徴です。この斑点模様が均等に並んでいるオーストリッチはさらにレアで、エルメスではこのレアなオーストリッチを採用しているため、希少性を高めています。
オーストリッチのクイルマークは、他の革とは一線を画す独特の風合いを生み出しています。また、立体的な模様は耐久性を高める役割も担っており、オーストリッチのバーキンは、30年以上もつと言われているのも魅力です。エルメスファンはもちろん、革素材に詳しい人の間でも憧れの素材であることから、入手困難なレアバッグとなっています。
5-3 ケリーピクニック
ケリーピクニックもレアなバッグで、限られた一部のVIPのみに販売されたアイテムと言われています。ケリーピクニックは、ただでさえ入手困難なケリーを、ピクニックバスケットを連想させる、かご素材を使用して編み込んでいるのが特徴です。さらに、2011年の限定販売品であることからレア度を高めています。
かご素材と一緒に使われているのは、ハンドルやベルト部分のブラウンレザーです。エルメスが誇る上質なレザーと、かご素材のコンビネーションは、エレガントでありながらも夏らしい軽やかさを感じさせます。サイズは、およそ幅35×高さ25×マチ13cmとなっており、ケリー35とほぼ同じ大きさです。
ケリーピクニックは、中古市場で見られることはほぼないレアバッグであり、出品されていたとしても100万円以上の高値で取引されています。
5-4 ケリードール
ケリードールは、エルメスのバッグの中で、最も有名なレアバッグと言っても過言ではないアイテムです。サイズはおよそ幅16×高さ12×マチ6.5cmとコンパクトサイズとなっており、アクセサリーバッグやインテリアバッグとして使用されたり、その価値の高さからコレクションとして保有したりしている人もいます。
ケリードールの魅力は、何と言ってもその可愛らしさでしょう。ケリーバッグを人形のようにアレンジしたユニークなフォルムには、顔に加えて手足もついています。
2000年に限定発売されたため、希少性が高く、二次流通ではカラーによって600万円以上の高値がつくことも珍しくありません。発売から20年以上経過した現在でも人気は衰えることなく、レアアイテムとして君臨し続けています。
5-5 ミニコンスタンス オンブレ リザードナチュラ
ミニコンスタンス オンブレ リザードナチュラも、レアバッグのひとつです。リザードとは、水オオトカゲの革を指し、その特徴的な模様が人気です。非常に希少性が高い素材として知られており、その素材をナチュラ=ナチュラルに使用しています。
オンブレとは、影を意味する言葉で、ナチュラルなリザード素材にシャドーのような明暗をつけたデザインとなっています。ひとつとして同じ模様のないオンブレ リザードナチュラは、レアアイテムであり、中古市場においてもなかなかお目にかかれることはありません。さらに、入手困難なバッグであるミニコンスタンスに採用されているため、大変希少なバッグです。
6 エルメスのバッグが入手困難な理由とは?
エルメスのバッグはレアアイテムも入手困難ですが、一般のバッグも入手するのが難しいことで知られています。エルメスのバッグは、世界中で高い人気を誇っていることから、誰もが手にすることができない状況となっています。たとえば、新作バッグを購入するには、何年もかけてエルパトしたり、常連客になったとしてもリクエストして年単位で待ったりする必要があるのです。
エルメスのバッグが入手困難な理由は、エルメスの需要と供給のバランスが崩れていたり、厳選された素材の採用と熟練された職人技によって多くの時間を要したりすることが挙げられます。ここでは、エルメスのバッグが入手困難な理由を具体的に解説します。
6-1 需要と供給のバランスが崩れている
エルメスは、世界中の人々から愛されているブランドのため、高い需要があります。顧客からの高い需要に対して、エルメスの供給のスピードが追いついていないのが、エルメスのバッグを入手困難にしている理由です。
また、入手困難な状況が続くことによって、さらに顧客からの需要が高まります。エルメスのバッグが欲しい顧客は、他の顧客が手に入れられないアイテムを入手したいという気持ちが高くなり、さらに競争を激しくしているのです。需要と供給のバランスの乱れは、エルメスのバッグを入手するための競争率を高め、さらに需要を高めることに繋がっていると言えます。
6-2 厳選された素材の採用と熟練された職人技
エルメスは創業当初から、厳選された最高級の素材を採用することや、熟練された職人によってひとつひとつのバッグを制作することにこだわってきました。使用される素材は、傷や汚れのない最高級のものだけが選ばれ、染色や仕上げにも細心の注意が払われます。また、バッグの組み立ては、長年の経験を積んだ職人によって行われ、ひとつひとつのバッグが丁寧に仕上げられています。
高品質の素材や高い職人技術にこだわることにエルメスは一切の妥協を許さないため、多くの時間を要します。よって、大量生産ができないため、エルメスのバッグは入手困難となっているのです。
6-3 一部の顧客を優先する販売戦略
エルメスでは、お得意様や常連さんと呼ばれる、担当スタッフがついた顧客が存在します。お得意様や常連さんは、エルメスでの購入履歴が長かったり、商品を多く購入していたりする顧客であり、ブランドとの強い関係を築いています。新作バッグの多くは、まずお得意様に割り当てられるため、一般客(フリー)が購入できる機会が限られてしまうのです。
このエルメスの独自の販売戦略も、バッグの入手難易度を高めている理由となっています。
7 エルメスのバッグの入手困難ランキング5選
エルメスのバッグを手に入れるにはハードルが高く、入手困難であることをご紹介しましたが、具体的にどのようなバッグが手に入りにくいのでしょうか。エルメスのバッグはどれも手に入れにくいと言えますが、その中でも特に入手困難と言われるバッグをランキング形式で解説します。
7-1 バーキン
エルメスで一番入手困難なバッグは、バーキンです。バーキンは、エルメスと言えば、バーキンと言っても過言ではないほど高い人気を誇っています。
バーキンが誕生したのは1984年であり、当時のエルメスの社長であったジャン・ルイ・デュマが、フランス人アーティストのジェーン・バーキンのために作ったバッグです。荷物をたくさん収納できるバッグとして制作されたバーキンは、オータクロアを基にしたと言われています。
バーキンは、エルメスが厳選した素材をダイレクトに感じられ、一目見てエルメスのアイテムだとわかるステータス性などが魅力となっています。バーキンが入手困難と言われるのは、何年もエルパトしても手に入らないことや、極端に高い需要に対して低い供給量であることなどが挙げられます。エルメスの担当スタッフがついた常連顧客やVIPであっても、バーキンは1年や2年待ちというのは、よくあることだとも言われているのです。
バーキンの入手困難っぷりは、二次流通にも影響を与えています。バーキンの小さいサイズであるバーキン25やバーキン30は、定番素材やカラーで状態が良いものであれば、二次流通において、定価の2倍ほどで取引されているのです。このことからもバーキンを欲しいと思う人は多く、供給が追い付いていないことから入手困難なバッグであることが分かります。
7-2 ケリー
エルメスのバッグの中で入手困難なアイテムとして、バーキンの次に挙げられるのはケリーバッグです。ケリーの誕生はバーキンより古く、1956年です。モナコ国王の王妃となった、グレース・パトリシア・ケリーが妊娠中だったお腹を隠すために使われたバッグが、後にケリーと名づけられました。
ケリーは、クラシカルで上品なフォルムが特徴で、その高級感が幅広い年齢層から高い支持を得ています。ケリーもバーキンと同様に、定価より二次流通の方が高く売れるバッグとして知られており、ケリー25やケリー28のサイズで定番素材やカラーを採用し、状態の良いバッグは、定価の2倍ほどの買取価格が期待できます。
エルメスのバッグの中で、二次流通において定価を上回る価格で取引されているバッグは、主にバーキンやケリーです。この2つのバッグは、エルメスのバッグの中で入手困難なバッグの代表と言えます。
7-3 コンスタンス
コンスタンスは、1969年に発表された伝統あるバッグです。エルメスでは、ブランドを象徴したデザインのバッグが少ないのが特徴ですが、コンスタンスは、一目見るとエルメスのアイテムであることが分かります。エルメス(HERMES)を象徴する「H」の文字がバックルとなっており、ブランドのステータスを感じられるため、人気が高く入手困難となっています。
コンスタンスの魅力は、他にもあります。ショルダーストラップが取りつけられているため、斜めがけしたりショルダーバッグとして使ったりと2wayできることや、フラップ開閉式のため防犯性に優れていることも挙げられます。また、派生アイテムが多く展開されており、財布のシリーズや、バッグと財布の機能を備えたコンスタンスロングトゥーゴー、2017年春夏コレクションで発表されたON A SUMMER DAYも人気です。
コンスタンスは、2009年頃に新しいモデルのコンスタンスⅢが登場しました。1969年に発表されたコンスタンスと違い、コンスタンスⅢは仕切りを備えています。また近年では、ミラーを付属したコンスタンスも登場し、益々盛り上がりを見せているバッグなのです。世界のオークションでもコンスタンスが出品されることもあり、注目度が高まっていると言えます。
コンスタンスは勢いのあるバッグで、その人気はバーキンやケリーに迫るほどです。コンスタンスは今後も、入手困難なバッグとして君臨し続ける可能性が高いアイテムです。
7-4 ピコタン
ピコタンは、2003年に登場したバッグです。馬具メーカーを営んでいたエルメスが、馬の飼料袋から着想を得たと言われています。
ピコタンの魅力は、一枚革で作られているためエルメスの品質の高さを感じられることや、開口部が広いため荷物の出し入れがしやすいこと、コロンとした丸みを帯びたかわいらしいフォルムをしていることなどが挙げられます。また、カラー展開が豊富なのも魅力となっており、鮮やかなピコタンをファッションの差し色として取り入れたり、定番カラーのピコタンを普段使いでヘビーローテーションしたりと、活躍する幅が広いのも特徴です。
さらに、可愛らしいフォルムでありながら高級レザーが使用されているため、幅広い年齢層から支持を得ています。発売当初から爆発的な人気を誇っているピコタンは、なかなか出会えない入手困難なバッグです。
7-5 エブリン
エブリンは、1978年に発表されたバッグです。バッグの中央に、HERMESの頭文字である「H」の文字がパンチング加工されているのが特徴で、エルメスを象徴するアイテムとして知られています。エルメスが馬具メーカーを営んでいたころは、馬の蹄鉄を入れるバッグとして使用されており、エルメスの伝統を感じられることも魅力です。
エブリンの人気の理由は、豊富なカラーバリエーションがあることや、ショルダーストラップが付属されているため機能性が高いことなどが挙げられます。エブリンはすべてのサイズが入手困難と言えますが、特にエブリンTPM(エブリンミニ)は、競争率の高いアイテムです。コンパクトサイズのバッグは、最近の流行であるため、需要が高まっています。
何年もエルパトしてもエブリンTPMに出会える確率は低く、二次流通においても入手困難なバッグとなっています。
8 由緒あるエルメスの廃盤バッグは魅力的
エルメスのバッグは、厳選された素材を採用し、熟練された職人技が感じられることから世界中の人々を魅了し続けています。そのため、極端に高い需要に対して供給が追いついておらず、新作バッグや人気アイテムを入手することは困難を極めます。また、入手困難なバッグは、何年も待ったりエルパトしたりする期間を必要とし、レアバッグにおいては、一部のVIPにしか提供されません。
そこで、本記事ではエルメスで廃盤になった人気バッグを厳選して26点、ご紹介しました。廃盤バッグの魅力は、新作バッグや入手困難なバッグより比較的手ごろな価格で購入できることや、ウェイテング期間がないことなどが挙げられます。また、エルメスの商品はデザインが普遍性であることから、時代遅れを感じさせません。
そんな廃盤バッグを手に入れる方法として、中古品販売店やオンラインショッピングモールがあることを解説しました。ただし、エルメスは人気ブランドのため、偽物も多く流通しています。偽物の廃盤バッグを購入しないように注意しながら、あなたのお気に入りの廃盤バッグを探しましょう。
廃盤バッグには、由緒あるエルメスの魅力が詰まっています。本記事を通してエルメスの廃盤バッグを知っていただき、その魅力に興味を持っていただけたら幸いです。