2024年2月04日
【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーとは?歴史や魅力を徹底解説
時計
セイコーのハイエンドモデルとして生まれたグランドセイコー。セイコーのDNAを受け継ぎながら新しい境地を開拓していく様は、世界に通用する日本製の時計として誇らしい気持ちになる愛好家も多いです。この記事ではグランドセイコーの魅力、グランドセイコーの誇る3種類の主なムーブメントについて、代表シリーズ、グランドセイコーの時計を着けている有名人、おすすめモデルについてまとめました。
目次
1.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーの魅力
出典:GRAND SEIKO
1-1.日本特有の美意識をもつセイコーのDNAが息づいている
グランドセイコーはセイコーから派生したブランドであり、セイコーとは別ブランドではあるもののセイコーのDNAが息づいています。1960年誕生以降セイコーとは別路線を歩んではいますがセイコーのハイエンドモデルを集結したブランドで、セイコーの培ってきた技術や感性をしっかりと受け継いでいると言えます。
例えばエボリューション9はセイコーから受け継いできた技術や美意識、日本の審美眼に敬意を払い、さらに磨き上げたシリーズです。ヘリテージはグランドセイコーが1960年に生まれた頃、セイコーのハイエンドモデルとして誕生した時計たちのDNAを色濃く感じるデザインです。日々日本で生活しているとセイコーの時計を見る機会が多い日本のユーザーはグランドセイコーも受け入れやすく憧れるブランドではないでしょうか。
1-2.世界的に希少な真のマニュファクチュール
グランドセイコーは世界的に見ても希少な真のマニュファクチュールブランドです。マニュファクチュールとは一貫生産を指し、時計のパーツを分業するのではなく一社で手掛けることでこだわり抜いた時計作りを行うブランドのことも指しています。(あくまでムーブメントに限る話です。文字盤やケース等の外装は別として)しかし実際にはマニュファクチュールの基準がないため、設計・組み立てだけを行ったり購入部品を使ったりなどしながらもマニュファクチュールブランドを謳うメーカーも多いです。
そんな中グランドセイコーは真のマニュファクチュールといえる世界的にも希少なブランドです。特にひげぜんまいを自社でつくることができるブランドは世界的に見ても5社もないと言われています。スイスとの距離が離れているため分業できず全て自作するしかなかった土地的・時代的な理由もあるのですが、自社内ですべて製造するこだわりは今でも健在です。
1-3.スイスクロノメーターを超えるグランドセイコー独自の厳しい精度規格
精度に関する規格で最も有名なのはスイスクロノメーター(C.O.S.C.)ですが、グランドセイコーはスイスクロノメーターを上回る独自の精度基準である「GS規格」を設けていました。しかし1998年にこれを上回る「新GS規格」をつくり、さらに高い精度を追求することに。17日間に及ぶ試験で6つの姿勢、3つの温度環境で平均日差−3秒〜+5秒という厳格な基準で管理されており、現在グランドセイコーの時計の全てが新GS規格以上の基準で管理されています。
新GS規格「以上」と書いたのは、さらに上があるからです。「GSS規格(グランドセイコースペシャル規格」はさらに厳選されたまさにスペシャルなモデルに用意された規格で、6姿勢や3つの温度環境などは同じまま、-2~+4秒以内と±1秒さらに追求したものとなっています。GSS規格をクリアしたモデルには文字盤の6時位置に「SPECIAL」の印字が加えられます。
2.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーの誇る3種類のムーブメントについて
出典:GRAND SEIKO
2-1.9Sメカニカル
9Sメカニカルは機械式時計の精度を追求するべく開発されました。機械式時計は通常200~300個ものパーツで組み上げられますが、それぞれの精度の高さが仕上がりを左右します。そこでグランドセイコーでは脱進機の製造にMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を採用しました。MEMSは半導体製造にも用いられるような0.001mm単位の高い加工精度を実現する工法です。
緻密な精度で加工されたパーツを使っても、高い管理基準で製造されないとスペックを発揮できません。グランドセイコーではスイス・クロノメーターを超える精度で管理されるGS規格、さらに上の新GS規格が存在します。9Sメカニカルでは高い精度、厳格な品質基準をクリアしたムーブメントだけが製品化されています。現在では様々な機能を搭載した9Sメカニカルムーブメントが開発されていますが、精度のさらなる追求や新しい機構の開発などが日々進んでいます。
2-2.9Rスプリングドライブ
9Rスプリングドライブは機械式時計のぜんまいが解ける動力を利用しながら、ICと水晶振動子によって動作を制御する全く新しいグランドセイコー独自の機構です。電池で動くクオーツ時計では生み出せない強いトルクと機械式時計では制御できない正確さを両立させており、ものづくりへの探求心と正確さという日本の美意識を体現したムーブメントです。
スプリングドライブは機械式時計のトルクを利用しているため、機械式時計に近い構造をしている分高い組み立て技術を必要とします。複雑系となるスプリングドライブクロノグラフは400個を超えるパーツ点数で、卓越した技術をもつ職人だけが携わることのできるムーブメントです。
2-3.9Fクオーツ
グランドセイコー初のクオーツ時計は1988年に発表しました。年差±10秒の高精度なクオーツムーブメントで、耐温度特性や耐衝撃などに優れた水晶振動子を厳選することで高い精度を実現しました。そこから5年後の1993年、「瞬間日送り機構」、「バックラッシュオートアジャスト機構」、「ツインパルス制御モーター」、「スーパーシールドキャビン」などの機能を備えた9Fクオーツムーブメントを発表し、精度を追求するグランドセイコーらしいこだわりとして話題になりました。
9Fクオーツは通常のクオーツでは考えられない機構が複数搭載されていますが、グランドセイコーの機械式時計で培ったノウハウをクオーツに転用することで、クオーツムーブメントにもいくつかの歯車を搭載することで実現しました。そのため、通常のクオーツは機械により自動で製造されますが、9Fクオーツは厳選された職人による手での組み立てです。それだけで通常のクオーツとは大きく違うことがわかります。
3.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーの代表シリーズ
出典:GRAND SEIKO
3-1.エボリューション9
エボリューション9はグランドセイコーが特徴をさらに磨き上げた個性をもつコレクションです。3つのデザイン方針を定めており、①審美眼の進化 ②視認性の強化 ③装着感の進化となります。
①の審美眼の強化とは、セイコーから受け継がれてきた日本的な美意識を元に施されるこだわり抜いた仕上げや立体的な表現をさらにブラッシュアップすることです。日本の自然環境や生活様式によって培われた日本ならではの美意識に眼を向け、デザイン文法としています。②の視認性の強化は、針とインデックスにメリハリをつけることで初代グランドセイコーを範に時刻の識別性を高め、独創性のあるデザインを目指すものです。③の装着性の進化はそのままですが、重心を低くし腕への座りを良くします。小さなことに思えますが、実は装着感に大きく影響するポイントです。
一見これまでのグランドセイコーと大きく変わるポイントはないように見えて、ディテールにこだわったシリーズとなっています。基本性能を高めたハイエンドモデルというのがイメージしやすいかもしれません。例えばRef.SLGA019は早朝の風に揺らぐ諏訪湖の水面から着想を得た文字盤が特徴ですが、5日間のパワーリザーブをもつスプリングドライブムーブメントを搭載したスペックの高いモデルです。
3-2.ヘリテージ
ヘリテージは1960年に誕生したグランドセイコーのDNAを継承する王道デザインのコレクションです。装飾を極力なくしたシンプルさが特徴のセイコースタイルを確立した「44GS」と、シリーズ初の自動巻きで、1960年代にざらつ研磨によるシャープなフォルムなど実用性で進化をとげグランドセイコーの銘品となった「62GS」。この2つのDNAが息づいているのがヘリテージコレクションです。
派手さはありませんが、実用性や機能性に特化したセイコーらしい時計としての正統派といえるでしょう。自動巻き、クオーツ、スプリングドライブと3種類で展開されており、DNAを受け継ぐグランドセイコーの王道モデルから、最新の技術を搭載した最先端モデルまで幅広く展開されています。
3-3.スポーツ
スポーツコレクションにはクロノグラフやダイバーズ、GMT等、可能性を広げてくれる機能や耐久性がラインナップされています。精度の高さに焦点が当たることの多いグランドセイコーですが、それらを維持するための外装の強度や機構も同様に開発が進められており、デザインとしてのスポーツウォッチではなく、確かな機能・精度を保つ時計として設計されています。
その一つが素材で、加工が難しいジルコニアやセラミック、ブライトチタンを採用したケース・ブレスレットが展開されています。難しい素材を使いつつもシャープな造形美に仕上がっているのは、ざらつ研磨など加工技術に優れたグランドセイコーならではのデザインと言えるかもしれません。
3-4.エレガンス
グランドセイコーはヘリテージコレクションが実用性を体現してきたのに対し、エレガンスコレクションでは普遍的な美しさをもつドレスウォッチを表現しています。グランドセイコーの特徴である高い精度や丁寧な仕上げと、丸みを帯びたケース形状や薄型への仕上げやヴィンテージライクな文字盤といった美しさに焦点を当てた工夫が両立されています。
特に文字盤バリエーションが豊富で、初夏のさざ波である白南風をイメージした文字盤や信州の山々に積もった雪からインスピレーションを得た文字盤など、日本の原風景や二十四節気をモチーフに様々な文字盤が開発されています。昔ながらの無骨で実用的なグランドセイコーではなく、儚げで美しく独創的なデザインをもつグランドセイコーの違う世界観を知ることができるコレクションです。
3-5.その他のモデル
グランドセイコーは歴史が長いだけに様々なモデルが発表されてきました。現行ではエボリューション9、ヘリテージ、スポーツ、エレガンスと分類わけされていますが、設定されるよりも前のモデルや特別モデルなどが存在しています。ヴィンテージモデルとも言える時期のモデルについてもヘリテージ、スポーツ、エレガントに分類できそうですが、何処にも所属しないモデルも一部見られます。
現行ではマスターピースコレクションと呼ばれるモデルではプラチナケースにダイヤモンド、サファイアを使用したモデルなど、一般的なグランドセイコーからは離れたデザインなども存在しています。あるいは香箱を3つ搭載したモデルなど。グランドセイコーの世界観から逸脱はせずに変化球ともいえるモデルも発表されています。
4.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーの時計を着けている有名人5選
4-1.俳優 竹野内豊 ヘリテージ Ref. SBGH201
俳優 竹野内豊さんが着けているのはヘリテージ Ref. SBGH201です。竹野内さんは時計愛好家で知られており、ロレックスデイトナやGMTマスター、チューダーなど複数の高級時計を所有していることが知られています。スポーティーなデザインが多い印象です。
Ref.SBGH201は10振動のムーブメントCal.9S85を搭載したモデルです。1968年に10振動ムーブメントを開発し、2009年に現代の技術で蘇らせたものとなっています。白文字盤とブルースチール針とのコントラストやケースデザインは伝統のグランドセイコーデザインを踏襲したものとなっています。
4-2.お笑い芸人 加藤浩次 スプリングドライブクロノグラフ マスターショップ限定 Ref. SBGC003
お笑い芸人 加藤浩次さんが着けているのはスプリングドライブクロノグラフ マスターショップ限定 Ref. SBGC003です。加藤さんはセイコーフリークなのか、セイコーアストロンやキネティック、マリーンマスターなど複数のセイコー製の時計を所有しています。セイコーブライツの電波補正モデルなども着けているのを観られています。
Ref.SBGC003は独自の駆動方式をとるスプリングドライブを搭載したムーブメントを採用しています。機械式でありながらクオーツ時計と遜色ない精度を実現しています。インダイヤルの位置が独特で、2時位置・4時位置にクロノグラフ積算計、7時位置にパワーリザーブ表示、9時位置にスモールセコンド、針の先端が赤のGMT針など、変わった配置ではあるものの直感的に判断できるものとなっています。
4-3.俳優 小栗旬 スポーツ Ref.SBGC221
俳優 小栗旬さんが着けているのはスポーツ Ref.SBGC221です。小栗さんは時計愛好家で知られており、ロレックスコスモグラフデイトナやブライトリングナビタイマー、カシオデータバンクなど、幅広いスポーツウォッチを好んで着けているようです。
Ref.SBGC221はスポーツコレクションからの一本で、ケースとブレスレットにセラミックスとブライトチタンを採用したモデルです。加工が困難と言われるセラミックス製のケースは鏡面磨きが施されており、独自性のあるデザインとなっています。GMT、クロノグラフ、パワーリザーブ表示と多機能を備えています。
4-4.俳優 内野聖陽 エレガンス Ref.SBGK007
俳優 内野聖陽さんが着けているのはエレガンス Ref.SBGK007です。内野さんはモンブランのニコラリューセックやブライトリングのモンブリランなど、少し人とは違う時計を着けていることが多いようです。
Ref.SBGK007は1960~70年代の時計を想起させるヴィンテージライクなデザインが特徴です。さながらCラインケースに影響を受けたようなラグがケースと一体化した形状、文字盤の端が落ちるようなボンベ型文字盤、同じようにドーム状のカーブをもつサファイア風防など、機械式時計の全盛期のような美しさをもつモデルです。ツーカウンタークロノグラフのような3時位置、9時位置のインダイヤルデザインは、時計愛好家に特に愛される文字盤デザインの一つです。
4-5.俳優 舘ひろし スプリングドライブ Ref.SBGA001
俳優 舘ひろしさんが着けているのはスプリングドライブ Ref.SBGA001です。舘さんは時計愛好家で知られており、カルティエのパシャやウォルサム、シャネルなど数多くのブランドの時計を着けていることが知られています。
Ref.SBGA001はスプリングドライブ開発初期の頃のモデルで、2004年に発表されました。初期とはいえクオーツと機械式時計のハイブリッドの高いスペックを備えており、グランドセイコーの挑戦の第一歩ともいえるような歴史的なモデルの一つと言えます。デザインもまたセイコーらしい堅実なものに仕上がっており、立体感のある砲弾型インデックスや針などセイコーのDNAを感じるデザインです。
5.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコーのおすすめモデル5選
5-1.9Rスプリングドライブ Ref.SBGE255
Ref.SBGE255は機械式時計に用いられるぜんまいのトルクを動力源としつつクオーツと同等の精度をもつスプリングドライブを搭載したモデルです。ぜんまいが動力源のため、クオーツのように1秒ずつ刻むのではなく、緩やかなスピードで動き続けるスイープ運針が特徴です。
ベゼルの素材にはジルコニア・セラミックスを採用しています。ジルコニア・セラミックスはファインセラミックスの中でも高い強度としなり強さをもち、耐傷性に優れていることで採用となりました。リューズの位置は4時位置にずらしており、手首の動きを妨げないよにする実用的なデザインとなっています。
5-2.エレガンス Ref.SBGW283
Ref.SBGW283はグランドセイコーのドレスウォッチシリーズであるエレガンスコレクションからの一本。二十四節気や日本の原風景などをモチーフにしたシリーズの一つで、春から夏にかけて移ろう季節をあらわす季春 (きしゅん)。この時期特有の青空や地面に映る影がどんどん濃くなっていく様子を表現した文字盤です。澄み切った空のようなパステルブルーが印象的な文字盤です。
自社製手巻きムーブメント「Cal.9S64」を搭載しており、手巻きなのもあって薄型に仕上がっています。手巻きなので歯車がまわるのを鑑賞しながらリューズを巻くことも可能です。パワーリザーブが72時間と実用的なのも魅力です。
5-3.スポーツ Ref.SBGM245
Ref.SBGM245は9Sメカニカルムーブメントを搭載したGMTモデルです。陽の光で輝く海面をイメージしたブルーの文字盤は見る角度によって多彩な表情を見せてくれます。傾斜がついたアプライドインデックスとバーハンドには蓄光処理が施されており、暗所でも時間を見るのに不便しないようになっています。赤いGMT針とベゼルの24時間計を組み合わせて第二時間帯を表示します。
ケースサイズ40.5mmと取り回しのよいサイズ感で、20気圧防水やねじ込みリューズ、パワーリザーブ72時間でGS規格による高い精度管理など、日常使い寄りのスポーツウォッチに仕上がっています。
5-4.エボリューション9 スプリングドライブ Ref.SLGA021
Ref.SLGA021は仕上げ、ムーブメント共にグランドセイコーのハイエンドモデルとなるエボリューション9の一本です。夜明け前のそよ風に揺らぐ諏訪湖の水面から着想を得た文字盤が特徴で、さざ波がたつ水面を描いた文字盤は日本の原風景からなる懐かしさと独創性を感じさせます。これまで諏訪湖の景観をモチーフに文字盤に落とし込んできており、グランドセイコーらしいデザイン哲学からなる一本です。
搭載されているのは5日間パワーリザーブを備えるスプリングドライブムーブメント「Cal.9RA2」。職人の手仕事により組み上げられたムーブメントは、クオーツと機械式の技術をミックスしたスプリングドライブによって高い精度を誇ります。ブライトチタン製のケースは傷がつきにくく軽量。装着感もよい材質です。
5-5.9SメカニカルハイビートGMT Ref.SBGJ265(2023年新作)
Ref.SBGJ265はセイコースタイルを決定づけるきっかけとなった44GSのデザインコードを受け継ぐモデルです。グランドセイコーのお手本のようなモデルといえます。グランドセイコースタジオ雫石から望む岩手山を表現した文字盤が特徴で、雄大な岩手山の岩肌のような岩手山パターンは優雅さや力強さを感じさせます。
ケース、ブレスレットの素材にはセイコーが独自開発したエバーブリリアントスチールが採用されています。一般的な高級時計に使われているステンレススチールの1.7倍以上の腐食耐性をもつ材質で、精緻で研ぎ澄まされた質感を持っています。グランドセイコーの誇る機械式の9Sメカニカルムーブメント「Cal.9S86」を搭載しており、高い精度や信頼性に加え、GMT機能も備えています。
6.【世界に誇る高品質な腕時計】グランドセイコー
グランドセイコーの魅力、3種類のムーブメント、代表シリーズ、グランドセイコーの時計を着けている有名人、おすすめモデルについてまとめました。日本の誇る時計ブランドであるセイコーのハイエンドなブランドとして展開されているグランドセイコーは、日本に住む時計愛好家なら一度は憧れるブランドです。この記事がよりグランドセイコーの世界観を楽しむ一助になれば幸いです。もし街中でグランドセイコーの時計を見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。