2024年3月21日
ダイヤモンドの石言葉とは?色の種類によって意味が変わる?!
ジュエリー
ダイヤモンドと言えば、知らない人はいないほど有名な宝石ですよね。指輪やネックレスなど様々なアクセサリーに加工され、ジュエリーショップでも一番目にする宝石と言っても過言ではありません。
有名で人気もあるダイヤモンドは、ただ美しいだけの宝石ではありません。みなさんは、石言葉というものをご存知ですか?花には花言葉があるように、石には石言葉があります。石言葉は花言葉と同じように、ひとつの宝石にいくつもあったり、色ごとに違ったりと複雑で奥深いものです。
今回はダイヤモンドの石言葉や、ダイヤモンドの持つ意味について詳しく見ていきます。石言葉を通して、ダイヤモンドを身に付ける意味や、プレゼントする意味などを考えていきましょう。
目次
1.そもそもダイヤモンドってどんな石?
まずはダイヤモンドがどのような宝石なのか、基本的な情報を見ていきます。
ダイヤモンドがとても輝く美しい宝石であることは一目瞭然ですが、そもそもダイヤモンドはどんな石なのか、なぜあんなにキラキラと輝くのか、そしてなぜあんなに高価なのか、その理由を見ていきます。
1-1.ダイヤモンドの基本情報
ダイヤモンドは炭素でできた鉱石です。ほとんどの宝石が様々な元素を含み、その元素の違いで色や種類が変わるのに対し、ダイヤモンドは炭素だけでできています。
ダイヤモンドの和名は金剛石で、金属で最も硬い物という意味です。その名の通り、宝石の硬さをあらわすモース硬度は10で、ダイヤモンドが宝石の中で最も硬いと言われています。耐久性が高く、世代を越えて永く受け継がれる宝石がダイヤモンドなのです。
また、ダイヤモンドは4月の誕生石としても人気があります。生まれ月の誕生石を身に付けるとお守りになると言われていることもあり、ダイヤモンドは4月生まれの人へのプレゼントとしても贈られることも多いです。
1-2.ダイヤモンドの歴史
ダイヤモンドが初めて採掘されたのは、古代インドであったと言われています。ダイヤモンドは当時から特別な石として、紀元前4世紀頃から取引が開始されていたという説もあります。非常に硬く美しい石として、当時の特権階級の人々の間でもてはやされていたようです。
ダイヤモンドははじめ、とても硬い石としてお守りのように使用されていました。その当時はダイヤモンドは、現在見られるような、キラキラとした輝きはありませんでした。というのも、あまりに硬すぎるダイヤモンドを美しく磨く方法が無かったのです。それでも工夫して、ダイヤモンドの美しさを引き出す加工がされていました。
インドのダイヤモンドは、後に旅をする商人によってヨーロッパに運ばれます。
ダイヤモンドをカットする技術が大きな発展を見せたのは、14世紀頃の中世ヨーロッパでのことです。特にベルギー周辺で、ダイヤモンドのカット技術は大きく発展していきます。
最も硬い鉱物であるダイヤモンドは、ダイヤモンドでしか磨くことができません。それまで簡単な加工しかできなかったダイヤモンドでしたが、「ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く」というカッティング技術が用いられるようになり、「オールドヨーロピアンカット」というカット方法が誕生しました。
ダイヤモンドを美しく輝かせるこのカットが生み出されたのち、ダイヤモンドはヨーロッパの上流階級の人々の間でもてはやされるようになります。
16世紀になるとインド産のダイヤモンドが枯渇しはじめ、ブラジル産のダイヤモンドが注目されるようになります。ブラジル産のダイヤモンドは1世紀以上もの間市場を賑わせますが、その間ヨーロッパでは情勢の変化などにより、需要が減少します。ダイヤモンドの主な購入層であった上流階級が衰退していくのです。
19世紀頃、今度は南アフリカでダイヤモンドが発見されました。その頃になると西ヨーロッパや米国の富裕層がダイヤモンドを求めるようになり、需要が拡大して行きます。
20世紀になると、ダイヤモンドが最も輝くと言われている「ラウンドブリリアンドカット」が誕生しました。産地も南アフリカのほかにもロシアやボツワナ、カナダなど様々な国に拡大しています。品質や産出量は様々で、その中でも透明度が高く、高品質のものがジュエリーになり、そうでないものは工業用に利用されています。
1-3.ダイヤモンドの産地
ダイヤモンドは世界の様々な国で産出されます。歴史的にはインドやブラジルで多く産出されていた時代もありましたが、現在最もダイヤモンドの産出量が多いのはロシアです。
これには技術革新が大きく関係しており、永久凍土に阻まれて採掘できなかったダイヤモンドが採掘できるようになったことで、ロシアはダイヤモンドの一大産出国になりました。世界中で産出されるダイヤモンドの30%以上がロシア産であるとまで言われています。
ロシアの各地で、大きくて良質なダイヤモンドの原石が採掘されています。特に有名なのは、ウダーチヤナ鉱山で、ロシア産ダイヤモンドの約85%がこの鉱山で産出されています。
その他にもシベリアにあるミール鉱山、ジュビリー鉱山もダイヤモンドの産地として有名です。現在はロシアによる近年のウクライナ侵攻など、倫理的な問題からロシア産ダイヤモンドの取引を停止している国も多く、ロシア産ダイヤモンドの流通量が減っています。そのため、今後のロシア産ダイヤモンドの価格高騰が懸念されています。
ロシアに次ぐダイヤモンドの産地はボツワナです。ジュワネング鉱山やレトルハカン鉱山などがダイヤモンドの産地として知られています。ボツワナ産のダイヤモンドはジュエリーに使えるような良質な物が多く、特にジュワネング鉱山のダイヤモンドは世界一の品質とも言われています。ボツワナの輸出額の約80%がダイヤモンドで、国の主要な産物としても重要な位置を占めています。
コンゴもダイヤモンドの主要な産地です。1990年に「ミレニアムスター」という203.04カラットもの大きさのダイヤモンドが産出されるなど、高品質のダイヤモンドの産地として知られています。コンゴは豊かな地下資源を持つ国であり、その資源を巡っての紛争が絶えません。コンゴ産の美しいダイヤモンドも紛争の資金となっていることが問題視されています。
1-4.ダイヤモンドの語源
ダイヤモンドの語源はギリシア語で「amadazein」か「amadas」だと言われています。意味は「征服されないもの」。「a」は否定の意味、そして「madazein」が征服するという意味の言葉で、そのふたつが合わさって、「amadazein」になったようです。
他の物に傷付けられない硬さからその名がついたと言われています。古い文献には「amadas」と書かれているものもありますが、ただ単に硬い石を指していたという説もあり、はっきりしません。
なんにしろ、amadazeinまたはamadasのaが取れ、現在のダイヤモンドという名前になったようです。
2.ダイヤモンドの石言葉について
「征服されないもの」という語源を持つダイヤモンドですが、その石言葉にはどんなものがあり、どのような意味が込められているのでしょうか。ダイヤモンドを買う時、もしくはプレゼントする時、石言葉を知っていれば選び方も変わってくるかもしれません。
「石言葉」という言葉を聞いたことがありますか?宝石が好きな人は聞いたことがあるかもしれませんが、花に「花言葉」があるように、宝石には「石言葉」があります。
ちなみに、バラの花言葉は「愛」「美」です。その他にも、赤いバラは「情熱」、ピンクのバラは「幸福」、黄色いバラは「友情」など…同じバラでも、様々な花言葉があります。
さて、この章では、ダイヤモンドの石言葉について深く解説していきたいと思います。
2-1.ダイヤモンドの石言葉は「永遠の絆」「純潔」「純愛」「不屈」
ダイヤモンドの石言葉として代表的な物は「永遠の絆」「純潔」「純愛」「不屈」などです。
硬くて壊れにくい宝石は、世代を越えて受け継がれます。宝石の中で最も硬いダイヤモンドが「永遠」を意味するのは納得できますよね。
ですが、ダイヤモンドの石言葉はこれだけではありません。ダイヤモンドはどんな石言葉を持っているのか解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2-2.色ごとに石言葉は変わる
バラの花言葉と同じように、宝石も色ごとに石言葉があります。
もちろん様々な色があるダイヤモンドも、その色ごとに石言葉が異なります。カラーダイヤモンドの石言葉を、その色ごとの特徴とともに見ていきます。
2-2-1.イエローダイヤモンドの石言葉
カラーダイヤモンドの中でも、イエローダイヤモンドは最も多く産出されています。ジュエリーショップなどで目にしたことがある人も多いかもしれません。他のカラーダイヤモンドと比べると、色付きのダイヤモンドの中では安価なので手に取りやすいダイヤモンドと言えます。
イエローダイヤモンドは、まさしく黄金色に輝くダイヤモンドです。石言葉は「良縁」「富」「権力」などがあります。明るい黄色が金運を連想させる石です。イエローダイヤモンドは光を象徴する石とも言われており、名声や権力が集まってきて成功を呼ぶ石としてとても人気のダイヤモンドです。
2-2-2ブラウンダイヤモンドの石言葉
イエローダイヤモンドと同じくらいの産出量があり、流通量も多いのがブラウンダイヤモンドです。無色のダイヤモンドよりも産出量が多く、ジュエリーではなく工業用として利用されることが多かったブラウンダイヤモンドですが、ジュエリー業界がブラウンダイヤモンドに「コニャック」「シャンパン」「チョコレート」と名前を付けて売り出したことから、ジュエリーとしても注目されるようになりました。
シックで落ち着いた雰囲気のあるブラウンダイヤモンドの石言葉は、「威厳」「カリスマ性」です。揺るぎない大地の色であるブラウンダイヤモンドは、どんなことがあっても動じない精神を養うと言われており、悪いことを退ける魔除けのお守りとしても人気です。
2-2-3.ピンクダイヤモンドの石言葉
かわいらしいピンク色のダイヤモンドは、贈り物としてもとても人気が高い宝石です。ピンクダイヤモンドと一口に言っても、紫がかったものやオレンジ色に近い物など様々で、色味や色の濃淡で36種類にも分けられます。紫がかっていて色が濃い物が高品質とされ、高価です。
カラーダイヤモンドの中でもピンクダイヤモンドは特に希少です。2020年に主だった産地であったオーストラリアのアーガイル鉱山が枯渇したことで、さらにその流通量は減り、価格も高騰するものと見られています。
ピンクダイヤモンドの石言葉は「可憐」「優美」で、特に美しさを象徴しています。持つ人の「いつまでも美しくいたい」という思いをサポートしてくれる石として、根強い人気のある石です。
2-2-4.レッドダイヤモンドの石言葉
数あるカラーダイヤモンドの中でも最も希少と言われているのがレッドダイヤモンドです。「この世に30個しか存在しない」と言われているほど希少な宝石なので、なかなか目にする機会はないかもしれません。
レッドダイヤモンドはピンクダイヤモンドの赤みの強い物なので、ルビーのような真っ赤な色ではありません。レッドダイヤモンドは紫がかった赤や茶色がかった赤色をしています。
石言葉は「永遠の命」です。その赤い色は、確かに命を連想させますね。また永遠の命のように得難い物という意味もあるのかもしれません。
2-2-5.ブルーダイヤモンドの石言葉
ピンクダイヤモンド、レッドダイヤモンドと並んで最も希少なカラーダイヤモンドとされるのが、ブルーダイヤモンドです。その希少性から天然のものが一般に流通することはほとんどないと言われています。
流通しているブルーダイヤモンドは人工の物か加工された物がほとんどですが、それでもさわやかなブルーのダイヤモンドは高い人気があります。
花嫁が持つと幸せになれるという伝説のある、サムシング・フォーのひとつである「青い物」としてブルーダイヤモンドを選ぶという人も多く、幸せな場面に立ち会うことも多いダイヤモンドです。
ブルーダイヤモンドの石言葉は「万能」で、知性や冷静さを象徴しています。身に付けていると仕事がうまくいくとも言われており、様々な場面で身に付けられる石です。
2-2-6.グリーンダイヤモンドの石言葉
グリーンダイヤモンドは天然のものも加工処理をされたものも多く出回っています。色味は深い緑から黄みがかった緑、青りんごのような明るい緑など様々で、天然の物か人工の物かを見分けることは非常に困難です。
グリーンダイヤモンドの石言葉は「落ち着き」や「平穏」で、身に付ける人に安らぎをもたらすとされています。心身を安定させる石として、家族や大切な人に贈るプレゼントにぴったりの宝石です。
2-2-7.ブラックダイヤモンドの石言葉
ブラックダイヤモンドは、1990年まで主に工業用として利用されていました。そのためジュエリーとしての価値はほとんどないとされていましたが、有名人が身に付けたことで知名度が上がり、男性も身に付けられるファッショナブルな宝石として注目を集めています。
ブラックダイヤモンドの石言葉は「願望」「成功」です。身に付けている人を成功に導く石として、また魔除けの石として身に付ける人も多く、近年人気が高まっています。
3.パワーストーンとしてのダイヤモンド
ダイヤモンドは、ジュエリーとしての需要と同じくらい、お守りやパワーストーンとしての人気も非常に高い石です。
数あるパワーストーンの中でも特別な意味があるとされるダイヤモンドの、パワーストーンとしての意味と、ダイヤモンドと組み合わせると相性が良いとされている石について見ていきます。
3-1.ダイヤモンドの持つ意味
地球上で一番硬い宝石と言われているダイヤモンドの石言葉は、「永遠」「純愛」などです。パワーストーンとしてのダイヤモンドも、その硬さや他とは違う唯一無二の輝きから、「不屈」「カリスマ性」を意味しています。
パワーストーンはそれぞれさまざまな意味を持っていますが、ダイヤモンドはパワーストーンとして、あまりにも強い力を持っているとされています。強い輝きで持ち主に影響を及ぼすので、時にはあまりにも大きなパワーに持ち主の方が振り回されてしまうとも言われていて、使い方にも注意が必要です。
パワーストーンを選ぶ時は、一つひとつよく吟味しながら選ぶ必要がありますが、ダイヤモンドは特にそうです。ピンと来る石はどれか、時間をかけて選びましょう。もしこれだと思うものがなければ、無理に購入せず、時期を待つのもひとつの方法です。パワーストーンは巡り合わせなので、あなたにぴったりの石が見つかるまで、根気強く探してみてください。
ダイヤモンドが欲しいと思う時は、一般に「運気が上がり始めている時」と言われています。探し続ければ、きっとあなたを助けてくれる唯一のダイヤモンドが見つかると思いますよ。
3-2.ダイヤモンドと相性の良い石
パワーストーンは、様々な使い方をします。原石を家の中に置いたり、お守りとして持ち歩いたり、ブレスレットなどにして身に付ける人も多いですよね。ブレスレットなどにする時は、石のパワーを補ったり、増幅させたりするために他の石と組み合わせることも珍しくありません。「永遠」の石言葉を持ち、最強のパワーストーンと呼ばれるダイヤモンドと相性の良い石にはどんなものがあるのか見ていきます。
3-2-1.ダイヤモンド×ルビー
「永遠」の石言葉を持つダイヤモンドと「情熱」の石言葉を持つルビーは、お互いに強いパワーを持つ石同士で、燃え上がるような力を持ち主に与えてくれる組み合わせです。
ルビーは積極性や行動力をあらわす石ですので、内に秘めていたパワーを発揮したい時に持つのも良いですし、たとえ失敗することがあっても負けずに立ち上がるパワーを持ち主に与えてくれるでしょう。
またルビーは、ダイヤモンドと同じくカリスマ性を与える石とされます。ルビーはダイヤモンドに次ぐ硬さの石ですので、お互いのパワーが増幅しあう最強の組み合わせと言えるでしょう。
ただしダイヤモンドとルビーはそれぞれがとても強いパワーを持っているので、そのパワーに持ち主が振り回されてしまうこともあります。そのパワーのままに行動すると無謀にもなりかねないので、持ち主がきちんと状況を把握しながら使用する必要があります。
3-2-2.ダイヤモンド×サファイア
サファイヤも様々な色があるので、色ごとに石言葉やパワーストーンとしての意味が変わりますが、今回は最もベーシックなブルーサファイアとダイヤモンドの相性を見ていきます。
ブルーサファイアの石言葉は「誠実」で、持ち主に冷静さを与えるパワーストーンです。ルビーと同じく、ダイヤモンドに次いで硬い宝石で強いパワーを持っていますが、ルビーのように燃え上がるようなパワーを発散する石ではなく、状況を見極めて目標を達成させる石と言われています。
ダイヤモンドの前へ前へと向かう強いパワーを抑えるにはちょうど良い、重しになる石です。自分が猪突猛進すぎると悩んでいる人や、視野が狭くなることがよくあると思う人にはおすすめの組み合わせです。ダイヤモンドの強いパワーはそのままに、落ち着いた判断力を持ち主に与えてくれるでしょう。
3-2-3.ダイヤモンド×シトリン
「友情」「平穏」という石言葉を持つシトリンは、透き通った黄色い水晶です。パワーストーンとしては繁栄や商売繁盛のパワーを持っているとされており、持ち主の仕事を成功させる石と言われています。
様々な黄色いパワーストーンの中でも人気の石で、金運を上げたい人がよく使用しています。また明るい黄色は見る人に癒しを与えます。落ち込んでいる時や、ポジティブな気持ちになりたい時にもおすすめのパワーストーンです。
水晶はもともと増幅のパワーをもっており、組み合わせるパワーストーンの力を強くしてくれます。シトリンも水晶の仲間ですから、ダイヤモンドの持つ運気上昇の強いパワーをさらに強くしてくれます。さらに包み込むような優しい雰囲気のシトリンが、持ち主をカリスマ性があるけれど親しみも持てる人に近付けてくれるでしょう。
3-2-4.ダイヤモンド×ラピスラズリ
和名では「瑠璃」と呼ばれるラピスラズリの石言葉は「真実」「幸運」などで、持ち主を守ってくれる守護の石、真実を知らせる知性の石と言われています。
ラピスラズリは、古くから特別な力を持つ石としてお、守りやアクセサリーに使用されてきました。ですがただ単に持ち主を守ってくれるというだけの石ではなく、ラピスラズリは持ち主に試練を与え、成長させる石と言われています。より成長したいという持ち主の気持ちを叶えてくれる、特別なパワーストーンです。ですが試練を乗り越えるためには、持ち主にもパワーが必要です。それを助けてくれるのが、まさにダイヤモンドというわけです。
ダイヤモンドとラピスラズリは、あなたを成長させてくれる組み合わせのパワーストーンです。
3-2-5.ダイヤモンド×翡翠
日本で古くから使用され、現在でも採集できる翡翠は優しく控え目なパワーを持ったパワーストーンです。石言葉は「忍耐」「長寿」「幸福」などで、癒しや落ち着きを与えてくれるパワーストーンとして人気です。落ち着いたやわらかい緑色はダイヤモンドのような派手さはありませんが、その分ほっと一息付けるような安心感を与えてくれる石です。
翡翠は持ち主の精神的な成長を促し、メンタルの強化に役立つと言われています。すぐに挫けてしまう人や小さなことを気にしてくよくよしてしまう人は「不屈」の石言葉を持つダイヤモンドと組み合わせて持つことで、精神的な成長を助けてくれるでしょう。
またダイヤモンドにはない癒しのパワーを持っているので、がんばりすぎて少し疲れ気味の人にもダイヤモンドと翡翠の組み合わせはおすすめです。
4.ダイヤモンドの身に付け方
ダイヤモンドはパワーストーンとして家に置いておいたり、お守りのように持ち歩くこともできますが、身に付けることでも大きなパワーを発揮します。
様々な身に付け方ができる、ダイヤモンドの使用方法について見ていきます。
4-1.パワーストーンとして身に付ける
ダイヤモンドは強いパワーを持っていますので、パワーストーンとして身に付ける人も多いです。ストーンショップなどで売られているようなダイヤモンドは、ブレスレットやネックレスなどに加工されているタイプも多いですよね。パワーストーンとしてのダイヤモンドは様々な形にカットされている物も多いですが、最もダイヤモンドのパワーが発揮されるのは八面体にカットされている時と言われています。ジュエリーとしてのダイヤモンドにはほとんどない形ですよね。ジュエリーに比べると輝きは少ないですが、パワーストーンとしては一番強いパワーを持つダイヤモンドです。
またパワーストーンとしてのダイヤモンドは、毎日身に付けるほど効果が発揮されると言います。たくさん身に付けて自分に馴染ませることでダイヤモンドは様々な効果を持ち主にもたらすでしょう。
ただし、カットを施されたダイヤモンドは輝きをもたらす半面、持ち主の状態によってはそのネガティブさなどを増幅してしまうこともあるようです。今日は暗い気分だなという日は思い切ってダイヤモンドを身に付けず、明るい気分になるようなパワーストーンを使ってみてもいいかもしれません。
4-2.ジュエリーとして身に付ける
ダイヤモンドはジュエリーとしても価値が高く、人気の宝石です。ショップなどで、様々な種類のダイヤモンドのジュエリーが並んでいるのを見たことがあるという人も多いと思います。
様々な色のカラーダイヤモンドもありますが、非常に高価なこともあり、あまり一般的ではありません。ダイヤモンドと言えばほとんどの人が無色で輝きの強い宝石を思い浮かべるのではないでしょうか。
一般に流通しているダイヤモンドは、大きさも品質も様々ですが、小さなものでも十分に輝きますし、美しさは一目瞭然です。1万円以下の安価な物でもジュエリーとして十分使えるので、自分用としても、プレゼントとしても人気があります。
無色のダイヤモンドはファッションとして、様々な場面で使用することができます。日常使いはもちろん、結婚式などの格式高い場面やパーティなどの華やかな場面でも使えますし、様々な色の洋服・ドレスにも合いますので、ダイヤモンドのジュエリーを持っていれば、それひとつで様々な使い方ができて便利です。
4-2-1.ピアス・イヤリング
ダイヤモンドのピアスやイヤリングなどのイヤーアクセサリーは、デザインによって様々な楽しみ方ができます。
一粒のシンプルなデザインであれば、TPO問わずどのような場面でも身に付けることができて便利ですし、装飾の多いピアスであれば華やかな場所にぴったりです。また耳たぶという狭い部位に付けるアクセサリーなので、粒が小さくても寂しくならないのがイヤーアクセサリーの良いところです。上質なダイヤモンドでも手頃な価格で購入しやすいので、ジュエリーを今まであまり付けたことがないような人でもチャレンジしやすいでしょう。
ただしイヤーアクセサリーは紛失しやすいので注意が必要です。どんなに注意して留めていても、なぜかいつの間にかなくなっていることが、イヤーアクセサリーは他の種類のジュエリーに比べてもとても多いです。きちんと留まっているか、落としていないかこまめに確認するようにしてください。
4-2-2.ネックレス
ダイヤモンドのネックレスは様々なデザインがあり、豊富な商品の中から選ぶことができます。首元を華やかに飾ることができますし、ピアスのように装着できない人がいることもありません。またリングほど特別なプレゼントではないので、贈り物としてもとても人気です。
ダイヤモンド一粒だけのシンプルなデザインも良いですが、何粒も使ったゴージャスなものや、他のカラーストーンと組み合わせた華やかなものなど、好みや使用する場面に合わせて選べるのもネックレスの良いところです。
何かジュエリーをプレゼントしようと思うけれど、何を贈ったら良いかわからない…という人には、ダイヤモンドのネックレスをおすすめします。ネックレスはいくつあっても良い物ですし、ダイヤモンドが嫌いという人はほとんどいません。もしプレゼントする相手が普段あまりジュエリーを身に付けないという人なら一粒ダイヤのネックレスがおすすめです。
普段から使いやすいですし、どんな洋服にも合わせやすいので万能のプレゼントです。ジュエリーをもうたくさん持っているという人であれば、少し遊び心のある変わったデザインのネックレスをプレゼントすると良いでしょう。
4-2-3.リング
ダイヤモンドのリングには特別な意味があります。
「永遠」「純愛」の石言葉を持つダイヤモンドのリングと言えば、少し前までは婚約指輪の定番でした。現在では様々なリングがあり、誕生石のリングを贈ったり、そもそも婚約指輪を贈らない人も珍しくはないですが、それでもダイヤモンドのリングと聞くと、やっぱり特別なイメージはあります。
贈り物に限らず、ダイヤモンドは他の様々なリングとも合わせても使いやすいので、複数のダイヤモンドのリングを持っているという人もいます。その日の服装に合わせて、ひとつはカラーストーンのリング、他の指にはダイヤモンドのリングを付けるというのもおしゃれですよね。カラーストーンを複数付けてしまうとごちゃごちゃとまとまりのない感じになってしまいますが、ダイヤモンドであれば自然に馴染むのでとても使いやすいです。
また、リングは付ける指によっても意味が違います
右手
親指:行動力・指導力を上げる
人差し指:創造性を上げる
中指:直観力を上げる
薬指:精神を安定させる
小指:魅力上げる
左手
親指:目標達成
人差し指:積極性を上げる
中指:人間関係を良くする
薬指:愛や絆を深める
小指:恋愛成就
付ける指の意味などを考えながらリングを選ぶのも楽しそうですね。
5.ダイヤモンドを贈る意味
普段誰かにプレゼントをする時、どんな気持ちで贈り物を選びますか?
喜んでもらいたい、何か手助けをしたいなど、相手の事を考えて前向きな気持ちで選ぶことがほとんどだと思います。どんなプレゼントでも、相手を思って選ぶということ自体がとても素晴らしいことだとは思いますが、ダイヤモンドを贈るとなると、それ以上に特別な意味が込められていることが多いと思います。
ダイヤモンドは、いくら価格に幅があって低価格のものもあるとはいえ、宝石なのでやはりそれなりの価格ではあります。まず高価なプレゼントであること。そして「永遠」の石言葉を持ち、愛の証明として贈る人が多いということから、特別な贈り物としてダイヤモンドを選ぶ人は少なくありません。
ダイヤモンドをプレゼントしようかな?と考える時、そこにはやはり特別な思いがあるのではないでしょうか。
5-1.普段使いのためのプレゼント
ダイヤモンドをプレゼントしたいと思う時、そのプレゼントを相手がどのように使うのかを想像するのは大事なことです。
もしダイヤモンドのジュエリーを毎日使ってもらいたいと思うなら、あまりごちゃごちゃしたデザインのものや、大きすぎるダイヤモンドは不向きです。細かなデザインのジュエリーは美しく貰った相手も嬉しいと思いますが、部品が引っ掛かりやすかったり、何かの作業の時に邪魔になるようでは、普段使いすることはできません。また大きすぎるダイヤモンドは人目を引きますから、身に付けることで周囲の人に嫌味に思われてしまうことを心配し、身に付けづらいということも考えられます。
たとえば服の下に付けていても邪魔にならないようなネックレスや、小さなダイヤモンドがキラリと光るような控えめなリングであれば、普段使いにもぴったりで喜んでもらえるのではないでしょうか。目に入る度にプレゼントしてくれた人のことや受け取ったときの嬉しい気持ちを思い出し、ふたりの絆を深めてくれるでしょう。
5-2.特別な日のプレゼント
ダイヤモンドは、人生の節目となるような特別な日のプレゼントにぴったりです。
宝石の中でも一番硬く、美しいダイヤモンドには他の宝石にはない特別な意味があります。石言葉にある「永遠」を誓うための特別な贈り物として、また輝かしい門出を祝う贈り物として、人生を彩る素晴らしいプレゼントになります。
5-2-1.成人式
親から子に成人のお祝いとしてダイヤモンドのジュエリーを選ぶ人が、最近では増えています。
成人祝いにダイヤモンドを選ぶ理由はいくつかあるようですが、気持ちの面でも、実用的な面でも、ダイヤモンドは成人のお祝いにふさわしいプレゼントと言えます。
気持ちの面では、今まで育ててきた子が成人して自立するという時に、ダイヤモンドのように輝かしい人生を送ってほしい、「永遠」の石言葉のように末永く頑張ってほしいという願いを込めて、親から子へと贈られます。
また、ダイヤモンドのきちんとしたネックレスを一本持っていると、使える場面がとても多いです。成人式を迎えて大人になると、今までは行かなかったような華やかな場所に行く場面が増えます。授賞式や友人の結婚式など、きちんとした場にふさわしいのはダイヤモンドのネックレスです。そのような実用的な理由から、大人の仲間入りをしたお祝いを兼ねて、子どもにダイヤモンドのネックレスをプレゼントする親が増えています。
またダイヤモンドには、他の宝石よりもしっかりとした資産価値があります。どんなに美しく高価なものでも、買取金額はほとんどつかない…ということは宝石では珍しくありません。ですがダイヤモンドのジュエリーであれば、地金と合わせてある程度のまとまった金額になることもありますし、もし本当に生活に困るようなことがあれば現金化することができます。これから大人になり、金銭的にも自立するわが子がそれでも心配…というのが親心なんですね。
5-2-2.婚約・結婚
婚約や結婚の証として、パートナーに贈るリングに飾られていることが多いのがダイヤモンドです。最近は誕生石をあしらったリングなども多いですが、それでもやはり圧倒的な人気を誇っているのがダイヤモンドのリングです。
婚約指輪、結婚指輪としてダイヤモンドのリングを贈るのには、「永遠」の石言葉のように、愛する人に永遠の愛を誓うという意味が込められています。婚約指輪は給料の3ヶ月分と言われた時期もありましたが、それほどの価格であれば様々なデザイン、ブランドのものが選べますし、大粒のダイヤモンドのリングを贈ることもできるでしょう。
一生に一度の贈り物として、ダイヤモンドほどふさわしい宝石はありません。
5-2-3.結婚10年目
結婚10年目のお祝いに、ダイヤモンドが選ばれることもよくあります。
イギリスのデビアス社はダイヤモンドの鉱山を持っている会社ですが、様々なプロモーションでダイヤモンドを売り出し、ブームを作ってきました。先ほどの「婚約指輪は給料の3ヶ月分」もそうですし、結婚10年目にダイヤモンドを贈る、「スイートテンダイヤモンド」もデビアス社のプロモーションによるものです。
当時は1年をダイヤモンド一粒として、10年目には10粒のダイヤモンドを使ったアクセサリーを贈るのが主流でした。最近は10粒に限らず、10年目には何かのダイヤモンド、という形で定着しています。
10年目と言えば、結婚生活の大きな節目ですよね。その節目に、今までの感謝の気持ちや、これからも末永く一緒にいたいという願いを込めて、ダイヤモンドをプレゼントするのはとても素敵ですね。
5-2-4.結婚60周年
結婚生活が長く続くことをお祝いする習慣として、結婚25周年の銀婚式、結婚50年の金婚式が有名ですが、結婚60周年はダイヤモンド婚式と呼ばれます。
50周年でもすごいですが、60周年ともなると半世紀を越えて一緒にいる夫婦ということですから、その絆はなによりも硬いことでしょう。まさに宝石で最も硬いとされているダイヤモンドにぴったりですね。
ダイヤモンド婚式には、やはりダイヤモンドを贈ることが多いようです!
6.(まとめ)ダイヤモンドの石言葉を知って活用しよう!
ダイヤモンドの石言葉や、パワーストーンとしてのダイヤモンドなど、様々な視点からダイヤモンドを見ていきましたが、ご参考になりましたか?
ダイヤモンドはとても高価な宝石ですが、ただの高価なだけの宝石ではありません。ダイヤモンドは長い歴史の中で様々な人の思いや願いを背負い、身に付けたり贈ったりを繰り返してきました。現在でも私たちがダイヤモンドを買う時や身に付ける時には、特別な意味があることがあります。
これから頑張りたい時や自分が頑張ったご褒美、大切な人に思いを伝えたい時…そんな時に石言葉についても考えてみてください。ダイヤモンドを持つことに、より特別な意味を見出すことができるでしょう。