2025年3月13日
シャネルのマトラッセは買えない?理由や買って後悔しないための対策をご紹介!

シャネルのマトラッセは、ブランドのアイコンバッグと言っても過言ではないほど、非常に人気の高いバッグです。しかし、その人気の高さゆえに、「マトラッセは買えない」という声が多く聞かれます。一体、なぜマトラッセはこれほどまでに入手困難なのでしょうか。
本記事では、シャネルのマトラッセが「買えない」理由を詳しく解説します。さらに、マトラッセを手に入れるための方法や、購入後に後悔しないための対策についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
目次
1.シャネルのマトラッセとは
出典:CHANEL
マトラッセは、シャネルの創始者であるココ・シャネルがデザインした「2.55」というショルダーバッグが原型となっています。1920年代はハンドバッグが主流でしたが、両手が自由になるバッグとして考案されたのが「2.55」です。その利便性の高さと独特なデザインを兼ね備えたバッグは、多くの女性から支持を得て大人気となりました。
マトラッセ(matelassé)の意味は、フランス語で「ふっくらした」、日本語で「ふくれ織り」を表します。マトラッセの特徴である、ひし形がふっくらとしたデザインは、まさにその名前の由来を反映しています。このため、マトラッセはショルダーバッグやハンドバッグ、財布などの様々なアイテムに採用されているデザインを指しており、キルティング技法という特殊な製法で制作されています。
このデザインはシャネルならではのもので、大きな魅力を持っているといえるでしょう。本記事では、マトラッセのバッグに焦点を当て、「買えない」理由や入手方法などについて解説していきます。
2.シャネルのマトラッセは高すぎて買えない
出典:CHANEL
シャネルのマトラッセが「買えない」と言われる大きな理由は、その高額な価格設定にあります。近年、シャネルでは価格改定が頻繁に行われており、2023年と2024年には1年間で3回以上の値上げが確認されています。この値上げ対象にはマトラッセも含まれており、年々価格の上昇が進んでいる状況です。
2-1.マトラッセの定価
以下に、2024年3月時点と2025年2月時点における、Wチェーンショルダーのマトラッセの定価を比較した表を示します。
商品名 | 2024年3月時点の定価 | 2025年2月時点の定価 |
マトラッセ20 | – | 838,200円 |
マトラッセ23 | 1,526,800円 | 1,676,400円 |
マトラッセ25 | 1,591,700円 | 1,744,600円 |
マトラッセ30 | 1,723,700円 | 1,879,900円 |
マトラッセ34 | 1,821,600円 | 1,981,100円 |
上記の表から明らかなように、マトラッセの価格は1年足らずの間に全体的に約9%も上昇しています。100万円を切るモデルは、最も小さいサイズのマトラッセ20(ミニマトラッセ)のみです。その他のサイズは、すべて150万円を超えており、多くの消費者にとって簡単には手が届かない価格設定となっています。
2-2.おすすめの購入時期はいつ?
マトラッセの値上がり状況を2024年と2025年で比較しましたが、およそ5年前の2019年の定価はおよそ80万円代でした。さらに、2014年ではおよそ60万円で購入できたことから、比較的短い期間で大幅な値上げをしていることがわかります。この短期間での大幅な値上げ傾向は、今後も衰えることはないと考えられます。
また、シャネルは2025年3月27日に、一部のアイテムの価格引き上げを発表しました。この中には、マトラッセが含まれている可能性が高いと言われています。
これらの状況を踏まえると、マトラッセの購入を検討しているのであれば、「できるだけ早い時期」、つまり「今」が最もおすすめの購入時期と言えるでしょう。購入を迷っている間に、さらに値上げされてしまうかもしれないためです。もし、マトラッセの希望するカラーや素材が決まっている場合は、後悔しないためにも、早めの決断をおすすめします。
3.マトラッセのキャビアスキンが人気で買えない?
出典:CHANEL
「マトラッセといえば、やっぱりキャビアスキン!」そう答える方が多いように、キャビアスキンはマトラッセを象徴する素材として、絶大な人気を誇っています。マトラッセには、主に牛革のキャビアスキン、羊革のラムスキン、仔牛革のカーフスキンといった素材が使用されていますが、中でもキャビアスキンのマトラッセは、なかなか買えない素材として知られています。
キャビアスキンは上質なレザー素材であるため、大量生産が難しく、生産数が限られていることが、入手困難な理由の一つです。加えて、シャネル独自の素材であるキャビアスキンと、マトラッセのエレガントなデザインが見事に調和したその佇まいは、まさにブランドの象徴として、世界中の人々から高い支持を集めています。
3-1.マトラッセの素材と特徴
ここでは、マトラッセで主に採用されている3つの素材と、それぞれの特徴を紹介します。
3-1-1.キャビアスキン
キャビアスキンは、牛革素材に細かく型押しが施された素材です。その独特な細かい型押し模様が、高級食材であるキャビアを連想させることから、キャビアスキンと呼ばれるようになりました。
この型押しにより、表面が硬めで丈夫なことが特徴となっており、傷がつきにくく、型崩れしにくいというメリットがあります。また、キャビアスキンはシャネル独自の素材であるため、その希少性も人気の理由となっています。
3-1-2.ラムスキン
マトラッセに使われているラムスキンは、生後1年以内の羊の革素材です。キャビアスキンと比べて、柔らかく、軽量であることが大きなメリットとして挙げられます。また、滑らかな質感と上品な光沢感も、ラムスキンの魅力です。
ただし、非常にデリケートな素材であるため、傷がついてしまうと目立ちやすいという点には注意が必要です。
3-1-3.カーフスキン
カーフスキンは、仔牛の革に丁寧ななめし加工を施したレザー素材です。キャビアスキンと同じ牛革でありながら、型押し加工が施されていないため、表面は滑らかで、上品な光沢を放っています。使い込むほどに革が馴染み、独特の風合いが増していく過程をじっくりと楽しめるのも、カーフスキンならではの魅力です。
4.シャネルのマトラッセが買えない理由
シャネルのマトラッセが買えない理由には、価格が高いことや、人気素材があること以外にもさまざまな背景が絡んでいます。さまざまな要因について、さらに深く掘り下げて解説していきます。
4-1.ミニバッグブームの到来
近年、キャッシュレス決済の普及や、ミニマリスト志向の高まりなどから、ミニバッグの人気が急上昇しています。現金をあまり持ち歩かなくなったことで、大きな財布の必要性が薄れ、最低限必要なものだけを持ち歩くミニマリストが増加したことが、ミニバッグブームを後押ししているのです。シャネルのマトラッセにおいても、その流れは顕著であり、特に一番小さいサイズのミニマトラッセは、買えない状況が続いています。
4-1-1.ミニマトラッセが人気で買えない
ミニマトラッセが人気を集めている理由は、ミニバッグブームだけではありません。その魅力的な価格も、人気の理由の一つとして挙げられます。上記で紹介した定価一覧表を見てみると、100万円を超えないマトラッセは、ミニマトラッセのみとなっています。価格高騰が進むマトラッセの中で、比較的手頃な価格で購入できるため、ミニマトラッセに人気が集中しているのです。
また、マトラッセの象徴的なデザインであるダブルフラップ構造が、ミニマトラッセには採用されていない点も、人気の理由として考えられます。内側のフラップを省略し、外側のロックのみというシンプルな構造は、手軽に使えるため魅力に感じる人もいます。
4-1-2.ブラックのマトラッセも人気で買えない
マトラッセのカラー展開は豊富であり、幅広いシーンに活用できることが魅力です。たとえば、ブラックやブラウンなどの落ち着いたカラーは、カジュアルにもクラシカルにも使えます。ピンクやレッドは差し色に使ったり、エレガントな魅力を引き立てたりするカラーとなっており、高い人気があります。
その中でもブラックは特に人気のカラーであり、なかなか買えないことで知られています。ブラックは、どのようなファッションスタイルやカラーにも合わせやすいため、コーディネートにあまり悩む必要がないのです。王道カラーのため、ファーストシャネルとして選択する方も少なくありません。
また、ブラックは、ココ・シャネルが最も愛した色としても知られています。もともと黒色は、喪服のカラーというのが世間の常識とされていましたが、それを覆したのがココ・シャネルでした。ショルダーバッグにブラックを取り入れたことで、喪服のイメージを払拭し、今やスタンダードカラーとして親しまれています。
4-2.原材料や人件費の高騰
マトラッセに使用されている上質な素材、そしてその美しいフォルムを支える精巧な金具は、いずれも高価なものです。これらの原材料費が高騰すれば、製品の定価も引き上げざるを得ません。特に、レザーやラムスキンといった天然素材は、大量生産が難しく、供給量が限られることも価格高騰の要因となっています。
また、熟練した職人による製造工程を維持するためには、人件費も無視できません。時代が進むにつれて人件費が上昇することも、マトラッセの価格を押し上げる理由の一つとなっています。このため、今後も価格上昇は止まらず、マトラッセが買えない状況は続くと考えられます。
4-3.円安の影響
近年の円安傾向も、マトラッセの価格高騰に拍車をかけています。シャネルはフランスに拠点を置くブランドであり、その製品価格は多くの場合、ユーロで設定されています。そのため、円安が進むと、日本円に換算した価格が上昇するため、日本国内での販売価格も値上げせざるを得ない状況になるのです。
また、円安によって海外からの旅行客にとっては割安感が増すため、日本国内における購買意欲が高まります。その結果、国内で購入を検討している人々にとって、ますます競争率が高まり、マトラッセが買えない状況となっているのです。
4-4.転売目的の購入
マトラッセが「買えない」状況の背景には、転売を目的とした購入の存在も無視できません。入手困難なマトラッセは、中古市場において高額で取引されることが多いため、一部の転売ヤーにとっては非常に魅力的な商品となります。その結果、本来マトラッセを購入したい顧客の正規店で購入できる機会を減少させ、中古市場での価格も高騰するという悪循環が生じているのです。
シャネル側も、購入制限を設けるなどの対策を講じ、転売目的の購入を抑制しようと努めていますが、残念ながら完全に排除することは難しいのが現状です。
4-5.人気商品のためすぐに売り切れてしまう
マトラッセは、その圧倒的な人気ゆえに、シャネルの直営店に行っても在庫がないことが珍しくありません。たとえ入荷されたとしても、それを求める人が多数存在するため、すぐに売り切れてしまうのが現状です。特に、人気のサイズやカラー、素材のマトラッセを直営店で手に入れることは、さらに難易度が高まります。
いくつもの店舗を巡っても、希望するマトラッセに出会えないという経験が、「マトラッセは買えない」という声に繋がっていると考えられます。
4-6.ブランド戦略
マトラッセが容易に手に入らない状況は、意図的につくられた側面もあると考えられます。シャネルは、マトラッセの供給量を絞り、あえて「買えない」状況を作り出すことで、そのブランド価値を高める戦略をとっている可能性があります。近年の急激な値上げも、その戦略を裏付ける一つの要因と言えるでしょう。
価格を高騰させ、入手困難な状況を作り出すことで、マトラッセの価値を高め、顧客の購買意欲を刺激しているのです。マトラッセが入手困難な背景には、シャネルの巧妙なブランド戦略があるのかもしれません。
4-6-1.担当がついていないと買えない?
世界三大ブランドの一つであるエルメスで販売されるバーキンは、担当顧客と呼ばれるVIPにしか購入できないというイメージが定着しています。シャネルも、エルメスのように、より高級なブランドへと進化し、マトラッセをさらに特別なアイテムにしようとしているのでしょうか。
現状では、マトラッセは担当顧客でなくても購入することが可能です。店舗に足を運び、スタッフに在庫を尋ねれば、誰でも購入できるチャンスがあります。しかし、マトラッセの入手困難な状況が今後も続くとすれば、将来的には担当顧客のみに販売される、特別なアイテムとなる可能性も否定できません。
5.シャネルのマトラッセの入手方法は?
出典:CHANEL
シャネルのマトラッセを手に入れる方法は、直営店だけに限らず、複数の選択肢があります。以下では、主な3つの入手方法を紹介します。自身のライフスタイルや予算に合った方法を見つける参考にしていただければ幸いです。
5-1.シャネルの直営店
シャネルの直営店は、独立した路面店舗のほかに、百貨店内に入っている店舗など多く展開されています。直営店に入店し、希望するマトラッセの在庫を確認し、希望するモデルの在庫があれば購入することができるでしょう。直営店での購入のメリットは、定価で購入できることや確実に正規品であること、専門知識を持ったスタッフから丁寧な接客を受けられることなどが挙げられます。
ただし、現在ではマトラッセは入手困難なアイテムとなっており、残念ながら在庫がないと伝えられる可能性も高いのが実情です。近くに他の直営店がある場合は、複数の店舗を訪ねてみることも視野に入れておくと、購入できる可能性が高まるかもしれません。
5-2.中古販売店
シャネルの直営店を何店舗も訪れても、希望するマトラッセになかなか出会えない状況が長く続くことも珍しくありません。できるだけ早くマトラッセを手に入れたい、という方におすすめなのが、中古販売店での購入です。
中古販売店の最大のメリットは、直営店よりも品揃えが豊富な傾向にあることです。また、モデルによっては、定価よりもお手頃な価格で購入できる可能性もあります。
ただし、中古品であるため、傷や汚れ、状態などをどこまで許容できるかがポイントとなります。中古品の中にも、新品同様の非常に状態の良いものも販売されているため、慎重に吟味することが大切です。
また、中古販売店を選ぶ際には、ブランド品を専門に扱い、真贋鑑定ができる鑑定士が在籍している店舗を選ぶようにしましょう。残念ながら、中古販売店の中には、真贋鑑定が十分に行われていない商品も存在するため、信頼できる店舗を選ぶことが重要です。
5-3.インターネットサイト
シャネルのマトラッセは、インターネットサイトを通じて購入することも可能です。インターネットでは数多くの種類のマトラッセを短時間で閲覧でき、店舗に足を運ばなくても購入できるといった手軽さが大きな魅力となっています。また、個人間で取引するフリマアプリなどでは、定価を大きく下回った価格で出品されていることもあり、掘り出し物を見つけられる可能性も高いのです。
しかし、単に安ければよいというわけではなく、偽物やコピー品である危険性に注意しなければなりません。インターネットサイトでは実物を見ることができず、画像のみで判断せざるを得ないという難点があります。そのため、出品者の評価や実績を確認するのはもちろんのこと、保証書や付属品の有無、返品可能かどうかなどをしっかりと確認し、リスクを最小限に抑えて購入することをおすすめします。
6.マトラッセを買って後悔?その理由と対策
出典:CHANEL
入手困難といわれるマトラッセをせっかく手に入れられたのに、後悔したという声も聞かれます。ここでは、マトラッセの購入後に後悔してしまった理由と、そうならないための対策について詳しく解説していきます。
6-1.マトラッセの使い勝手は?
マトラッセはダブルフラップで、二重の構造になっているのが特徴です。内側のフラップをスナップボタンで留め、その上から外側のフラップを被せて、シャネルのアイコンであるターンロックで留めるという二重構造になっています。この構造が、開閉に手間がかかり使い勝手が悪いと感じ、後悔したという意見もあります。
しかし、この二重構造には防犯性が高まるというメリットがあります。財布や鍵などの貴重品を入れておいても安心感があり、荷物が飛び出しにくいのは利点です。
マトラッセの持ち方についても、様々な意見があります。マトラッセは元々、ショルダーバッグとしてデザインされました。特に、Wチェーンショルダーのマトラッセは、チェーンを二重にして肩にかけるだけでなく、チェーンを一本に長くして斜めがけすることも可能です。ストラップの長さは短めにはなりますが、ショルダーバッグを腰の上あたりで短く持ちたい方にとっては、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、斜めがけバッグとして、様々な使い方ができるため、非常に使い勝手の良いバッグと言えるでしょう。
このように、マトラッセの使い勝手については、人によって様々な意見があります。しかし、防犯性が高く、多彩な持ち方ができるという点は、マトラッセの大きな魅力です。
6-2.マトラッセは普段使いできない?
シャネル独自のキルティング技法を使った、ひし形の洗練されたデザインを持つマトラッセは、高級感漂うバッグです。そのエレガントな佇まいから、特別な場面でしか使えないのではと思われがちですが、実はそうではありません。
マトラッセはクラシカルな場面だけでなく、カジュアルな日常シーンでも違和感なく馴染みます。たとえば、ジーパンとシャツといったラフなスタイリングと合わせても、清潔感があれば問題なく調和するのです。むしろ、日常のシンプルなコーディネートに上質なマトラッセを合わせることで、さりげなく上品さを加えることができます。
とはいえ、その高価格から「普段使いには向かないのでは」と感じる方も少なくありません。実際、マトラッセを購入した人の中には「高価なアイテムなので気軽に持ち歩けない」と感じる方もいます。せっかく購入したのに使用頻度が低くなり、それが後悔につながってしまうケースも見られます。
このような後悔を避けるためには、購入前に自分のライフスタイルを確認することが大切です。どのようなシーンで使いたいのか、自分のライフスタイルにどう取り入れるか考えて購入することで、後悔のない買い物となるでしょう。
6-3.思ったより荷物が入らない?
マトラッセのサイズ展開は主に6種類あり、それぞれのサイズ感や容量を知っておくことは重要です。サイズ感や容量を把握しておけば、大きさに関して購入後に後悔することを防げるでしょう。以下では、6種類のサイズと容量などを紹介しますので、自分に合ったサイズを選ぶ際の判断材料として参考にしてください。
6-3-1.マトラッセ17(ミニマトラッセ)
サイズ:およそ幅17×高さ12×マチ6.5cm
マトラッセの中で一番小さいサイズとなっており、折りたたみ財布とスマートフォン、鍵が入る容量となっています。必要最低限の荷物を持ち運べるコンパクトなサイズで、ミニマリストの方や、ちょっとしたおでかけに適したサイズ感が特徴です。
6-3-2.マトラッセ20
サイズ:およそ幅20×高さ16×マチ6.5cm
マトラッセ20は、最小サイズのマトラッセ17を一回り大きくしたサイズ感です。マトラッセ20からダブルフラップ構造となるため、容量に関しては、内側のフラップが設けられていないマトラッセ17とそれほど差はありません。ミニバッグの購入を検討している方におすすめです。
6-3-3.マトラッセ23
サイズ:およそ幅23×高さ15×マチ6.5cm
マトラッセ23は、最低限の荷物を入れても少し余裕がある大きさで、長財布が収まるようになります。マトラッセ17や20ではコンパクトすぎると感じる方に、おすすめのサイズとなっています。
6-3-4.マトラッセ25
サイズ:およそ幅25×高さ16×マチ6.5cm
マトラッセ25は、マトラッセの中で定番サイズとして人気のモデルです。ほどよい存在感があり、ファッションスタイルを格上げしてくれます。収納可能な容量も増え、財布やスマホ、鍵のほかに小さめのポーチやハンカチなども収納できます。1日のお出かけにも対応してくれる、使い勝手のよい大きさです。
6-3-5.マトラッセ30
サイズ:およそ幅30×高さ19.5×マチ9cm
マトラッセ30は、ある程度の収納力を求める方におすすめのサイズです。A5サイズの手帳やタブレットなども収納できるため、普段使いはもちろん、ビジネスシーンでも活躍してくれるでしょう。
6-3-6.マトラッセ34
サイズ:およそ幅34×高さ22×マチ10cm
マトラッセの中で最大サイズのマトラッセ34は、存在感があり、ココマークの金具も大きいのが特徴です。A4サイズが入る大きさとなっており、遠出や小旅行に持っていっても不自由のない大きさとなっています。また、重さはおよそ1kgあり、ずっしりとした重厚感を楽しめるのも魅力の一つです。
6-4.マトラッセは何歳まで使えるバッグ?
マトラッセの購入を検討する際、年齢的にもう似合わないのでは、と不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。マトラッセは、20代や30代の若い世代向けのバッグというイメージがあるため、大人の女性にはふさわしくないのではないかと考える方もいるようです。
しかし、マトラッセの魅力は、流行に左右されることなく、時代を超えて愛され続けている点にあります。また、使用するシーンや季節を選ぶこともないため、年齢に関係なく、様々なライフスタイルに寄り添ってくれるでしょう。
むしろ、近年高級志向へとシフトしているシャネルにとって、経済的に自立し、余裕のある女性こそ、まさにシャネルが理想とする女性像と言えます。創業者であるココ・シャネル自身がそうであったように、自分の価値観を持ち、信念を持って生きる女性にこそ、マトラッセを身につけてほしいと考えているはずです。
つまり、マトラッセには何歳まで、といった年齢制限は存在しません。年齢を気にすることなく、自信を持って持つことができる、それがマトラッセというバッグの魅力です。
7.【まとめ】シャネルのマトラッセは買えないことも魅力
シャネルのマトラッセは、創業者ココ・シャネルが、社会で自立して活躍する女性のためにデザインしたショルダーバッグ「2.55」が原型となっています。当時、黒は喪服の色として認識されることが一般的でしたが、ココ・シャネルはあえてバッグのカラーにブラックを取り入れることで、ファッション界に新たな風を吹き込みました。そして、シャネルならではのキルティング技法を駆使したマトラッセは、ブランドを象徴するアイコンバッグとしての地位を確立したのです。
そのマトラッセが買えない理由の背景には、価格高騰、素材の希少性、世界情勢など、様々な要因が複雑に絡み合っています。また、意図的に希少性を高めるという、シャネル自身のブランド戦略も、その大きな要因の一つとして挙げられるでしょう。容易に手に入らないからこそ、より一層手に入れたいという気持ちを掻き立てられ、マトラッセの人気をさらに高めているのです。
つまり、マトラッセの魅力は、高品質な素材や卓越した職人技術による美しいデザイン性だけではなく、容易には手に入らない「希少性」も価値をさらに高めていると言えるでしょう。