2023年11月09日
大切な絆を象徴するカルティエの指輪!トリニティについて徹底解説。
ジュエリー
カルティエと言えば、高級感のあるジュエリーや時計で知られるブランドです。その人気から「世界五大ジュエラー」のひとつとして多くの人々から高い人気を博しています。
その中でも、今回紹介する「トリニティリング」は、多くの人々に愛され続けているカルティエの定番コレクションアイテムのひとつです。3つの指輪が絡み合う独特のデザインが特徴的で、それぞれの指輪には深い意味が込められています。
さて、この記事では、トリニティリングの魅力や選び方のポイントまで詳しく解説していきます。着用している芸能人やお手入れの方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
1.異なる素材で作られた3つの指輪が絡み合うトリニティリング
出典:Cartier
カルティエのトリニティリングは、3つの異なる素材のリングが絡み合うデザインが特徴的です。しかし、このリングの特徴は色やデザインだけに留まるものではなく、天才芸術家が関わる歴史やそれぞれのリングに深い意味が込められていることも挙げられます。
長い歴史を持つカルティエを支えてきたトリニティの凄さとは一体なんなのでしょうか?さて、この章では、トリニティリングにはどういった特徴があるのか解説していきたいと思います。
1-1. カルティエを代表する定番アイテムのひとつ
1924年に誕生したカルティエのトリニティリングは、ブランドの顔と言っても過言ではないほどの代表的アイコンのひとつです。カルティエの逸脱した創造性と卓越した職人技の粋を集めているデザインで、多くの人々からの人気を集めています。
3色のゴールドを使用したリングはそれぞれに意味が込められており「愛」「忠誠」「友情」を象徴しています。ストレートな意味合いと洗練された美しさが見て取れる色合いから、幅広い世代に受け入れられてきました。トリニティリングはカルティエの中でも特に認知度が高いコレクションとなっています。
トリニティリングのシンプルでエレガントなデザインは、フォーマルな場からカジュアルな日常使いまでどんなシーンにもマッチします。また、多くの著名人にも愛用されていることから、身に着けるだけで個人のステータスを上げる万能アイテムとしての立ち位置も確立しています。流行に左右されることのない不変的なデザインは、長い間多くの人々に支持され続けています。
カルティエの代表作として世界中の人々に愛され続けているトリニティリングは、今後も新しい世代に受け継がれることが予想されます。永遠のクラシックアイテムとしてブランドを支えるアイテムから変わることは無いでしょう。
1-2.それぞれの指輪には意味が込められている
カルティエのトリニティリングは3つの異なる素材で作られたリングが連なっているデザインですが、それぞれに意味があります。人生を歩む上でとても重要となる意味が込められています。
「ピンクゴールド=愛」
情熱的で心温まる感情を象徴しています。
人々の心を結びつけ、ロマンチックな愛を与えてくれます。
「イエローゴールド=忠誠」
信頼と尊敬の感情を表しています。
友情や家族間の絆、ビジネス関係での信頼関係を高めてくれます。
「ホワイトゴールド=友情」
純粋で無垢な関係性を象徴しています。
互いを支え合いながら共に成長していく友情を深くしてくれます。
トリニティリングは人間関係に必要な基本的な要素を、ひとつのアイテムで与えてくれることから大切な節目や記念日に贈るプレゼントとして選ばれることが多いです。また、自己愛を象徴したり、自己肯定感を高めるご褒美アイテムとしてもピッタリです。
1-3.天才芸術家「ジャン・コクトー」のために作られた
トリニティリングが作られたキッカケは、フランスの天才芸術家である「ジャン・コクトー」がカルティエの工房に依頼したことから始まります。トリニティリングを語る上ではジャン・コクトーは欠かせません。
ジャン・コクトーは20世紀初頭を代表する天才芸術家のひとりとされています。彼の作品は前衛的でありながらも独自の美学を持っており、多くの人々に影響を与えました。自身のアイデンティティを重視し、自由な精神と独立したスタイルを常に大切にしていました。
カルティエによって作られたトリニティリングは彼の個性を反映するだけでなく、カルティエのデザイン哲学とも完璧に調和しています。3つのゴールドが絡み合うデザインは、コクトーの多様な才能を表現しているといえます。
ジャン・コクトーのために作られたトリニティリングは、彼が生涯着けていたリングと言われており、カルティエのアイコンとして現在でも多くの人々に愛され続けています。このリングは芸術とジュエリーの境界を超えた代表的アイテムとして永遠の魅力を放ち続けています。
1-4.ユニセックスで使える不変的なデザイン
トリニティリングは性別に左右されることの無い普遍的なデザインを持っていることから、ユニセックスで使えるファッションアイテムとしての地位を確立しています。シンプルでありながらも強い存在感はどんなスタイルにも合わせやすく、幅広い年齢層に受け入れられています。
1924年に誕生して以来、時代を超えて愛されてきた不変的なデザインはシンプルながらも強いメッセージを伝える力を持っています。また、カジュアルな服装からフォーマルな服装までシーンを選ばずに個人のスタイルを引き立てるアクセントとして使える汎用性の高さも魅力的です。
カルティエのトリニティリングは長い間ブランドを支えてきたデザインによって、ジュエリー界の不朽の名作としての地位を確立しています。
2.トリニティリングはラインナップが豊富!選ぶ時のポイント3選
カルティエのトリニティリングは、スリーカラーのゴールドからくるクラシカルで不変的なデザインが特徴的です。多くの人に選んでもらえるように、ラインナップを多く展開していることも魅力のひとつです。皆さんの好みに合わせて選ぶことができます。
トリニティリングを選ぶ時のポイントは以下の通りです。
・リングの太さ
・カラーや石などのデザイン
・予算
さて、この章では、上記3つのポイントについて詳しく解説していきたいと思います。カルティエだけではなく、高級ジュエリーを買う上でのポイントにもなりますのでぜひご覧ください。
2-1.リングの太さから選ぶ
トリニティリングを選ぶ際に最初に考慮すべきポイントは「リングの太さ」です。太さが違うことによってリングの印象を大きく左右します。しかし、カルティエのトリニティリングは「SM」「クラシック」「LM」のスリーサイズで展開がされているので、好みに合わせて選ぶことができます。自分の指に合う太さから選ぶことでトリニティリングの魅力を最大限に引き出すことができます。
以下に、それぞれのサイズでどんな印象を与えるのかを解説させていただきます。
SMサイズ
SMサイズのトリニティリングは細身なデザインであることから、繊細でエレガントな印象を与えます。指が細めの方や主張が激しくないアクセサリーを好む方におすすめです。
クラシックサイズ
カルティエのトリニティリングの中で最も定番であるクラシックサイズは標準的な太さであることから、あらゆるシーンで活躍できる汎用性の高いモデルです。幅広いスタイルに適応するため、トリニティリングを初めて購入する方にも安心しておすすめできます。
LMサイズ
存在感を放つサイズのLMサイズのトリニティリングは、コーディネートのアクセントとして最適です。手元を華やかに見せることができます。ひとつで着けるだけで十分なインパクトがあり、シンプルな服装にも映えるサイズです。
2-2.カラーや石付きなどのデザインから選ぶ
カルティエのトリニティリングはシンプルながらも洗練されたデザインで、世界中の多くの人々を魅了してきました。3つの異なる素材が定番デザインとして知られていますが、さまざまなバリエーションを提供しています。その中でも、カラーや石付きのデザインは特に人気があります。
例えば、ダイヤモンドをあしらったトリニティリングは、単色の金属の輝きに加えて高貴な印象を与えてくれます。結婚式や記念日などのアクセサリーとして最適です。シンプルでありながらも洗練されたスタイルを演出し、日常のファッションにアクセントを加えることができます。
また、近年注目を集めているのが「ブラックセラミック素材」を取り入れたトリニティリングです。貴金属素材と比較しても高い耐久性を持っています。
ブラックセラミックのトリニティリングはモダンな見た目と圧倒的な耐久性で、新しい時代のアクセサリーとしての地位を確立しています。ホワイトゴールドと組み合わせることで色のコントラストが際立ちます。基本的なトリニティリングよりも現代的なスタイルを求める方々にオススメです。
トリニティリングを選ぶ際はデザインが美しいというだけでなく、自分のライフスタイルやコーディネートへの組み込み方を考えることが重要です。日常的に使うのであれば耐久性やメンテナンスのしやすさも考慮に入れて購入することをオススメします。
2-3.予算に合わせた価格帯から選ぶ
カルティエのトリニティリングを選ぶ際に一番気になるポイントは、やはり「値段」ではないでしょうか。トリニティほどの美しいジュエリーを手に入れるためには価格帯を理解し、自分の予算に合った選択をすることが重要となります。
トリニティリングの価格は使用されている素材やサイズ、そしてダイヤモンドなどの着石の有無によって大きく異なります。最も手頃な価格なのは、スリーゴールドで作られた定番デザインのSMサイズですが、それでも215,600円(2023年11月現在)という高価格帯で公式HPに掲載されています。シンプルなデザインでありながらも、カルティエのエレガンスデザインをしっかりと価格に反映しています。
高価格帯とは書かせていただきましたが、月1万円ずつ貯金していれば2年後には正規店で買えちゃいます。このくらいの金額であれば私たち一般人にもすぐに買えそうな金額だと思えますよね。
※個人的には自分への目標として丁度いい価格帯だと思います。
自分の心に響いたアイテムを買うために頑張ることで愛着も湧くことも間違いありません。予算を設定して頑張った皆さんにとって、トリニティリングは大切な思い出の一部となるでしょう。
3.トリニティは定番なのに時代遅れでダサい!?そういわれてしまう理由
先述させていただいた通り、カルティエのトリニティは独特なデザインと高級感が見て取れるところなど数々の魅力があります。
このような魅力から、トリニティを愛している人も多い一方で、一部からは「時代遅れ」や「ダサい」との声も聞かれることがあります。
長い間ブランドを支えてきた代表コレクションであるにもかかわらず、ネガティブな意見が上がるのは何故なのでしょうか?
さて、この章では、そんなトリニティがダサいといわれてしまう理由について深く解説していきたいと思います。
3-1.バブル期に流行ったから
現在でも高い人気を誇るカルティエのトリニティリングですが、日本で最も流行したのはバブル経済の時期です。1980年代の終わりから1990年代初頭にかけて世界中で経済が急速に成長していた「景気がいい時期」のことを指しています。
※当時の日本では、タクシーを捕まえる際に1万円札をチラつかせていたとか。。。。
トリニティリングが時代遅れと言われてしまうのは「バブル時期に流行ったアイテムのイメージが強い」ことが挙げられます。「古いアイテムや親世代が持っているアイテム」ということです。先述の通り、トリニティリングは高価格帯で取引されているリングなので、当時の人々からは「お金持ちイメージ」をひと目で理解させるアイテムとして、多くの人々に愛されていました。
しかし、このイメージはトリニティリングの本質的な価値や類まれな美しさを損なうものではありません。実際にカルティエのアイコニックなデザインのひとつとして、トリニティリングは時代を超えて愛され続けています。親世代が持っているアイテムというイメージは、あくまでも一時期の社会的背景に影響されているものに過ぎず、普遍的な魅力には影響を与えていません。
3-2.見た目がゴツいから
細身のモデルから太目なモデルまでのサイズ展開をしているトリニティリングですが、一部の人からは「ゴツい」イメージを持たれることがあります。
トリニティリングもシンプルで洗練されたデザインではありますが、現代のファッショントレンドはオールブラックなどのミニマリズムスタイル。スリーカラーで作られたデザインは少々派手で大胆すぎると捉えられるのも理解ができます。シンプルなバンドリングが好まれる現代のトレンドと比較したときに特に目立つ印象を与えます。
ただし、オシャレだと思われるにはアクセントを加えることが重要です。
シンプルなコーディネートに少し派手なデザインを取り入れれば、オシャレ上級者への第一歩ともいえるでしょう。トリニティリングは身につける人の個性やスタイルを強調するアイテムとしても活躍します。一概に時代遅れということはできず、むしろ個性を大切にする現代のトレンドにマッチするアイテムです。
3-3.そもそもスタイルに合ってないから
アクセサリー選びでは、その人のスタイルや好みに合わせることが大切です。トリニティリングを「ダサい」と感じる人々は、単に自分のスタイルに合っていないだけかもしれません。
例えば、カジュアルな服装にはSMの細身のデザインが、フォーマルな服装にはクラシックの太めのデザインが合うと言われています。
自分のファッションスタイルなどを加味して選ぶのは、とても楽しいのでオススメです。
3-4.金持ちアピールに見えるから
トリニティリングを展開しているカルティエは、「世界五大ジュエラー」と称されるほど世界的に評価を受けている高級ブランドです。高いブランドのアイテムというのが「金持ちアピール」や「イヤらしい」と捉えられることがあります。
また、トリニティリングのように高価さがひと目でわかる特徴的なジュエリーは、自分はこんなに高いアイテムを買えるくらい成功してるんだぞ!という思いを他の人に示す手段として使われることがあります。これが一部の人々には過度な自己表現と映ってしまいます。
トリニティリングを着けている多くの人にとっては美しさやデザイン、そしてそれが持つ意味が購入の決め手となります。3つのリングにはそれぞれ強いメッセージ性もあるので、個人的な信念や価値を表現するための大切なアイテムに成り代わります。
ファッションは個性を表現したら大正解なので、他人の評価を気にせず自分を信じて着用しましょう。
4.トリニティは芸能人が愛用するほどオシャレなイメージ!愛用者5選
一部の人からは「ダサい」「時代遅れ」とは言われつつも、トリニティは芸能人が愛用するほどオシャレアイテムとして評価されています。
近年のファッション界隈では空前のヴィンテージブームが起こっていることから、古いアイテムが再び人気になる傾向があります。
また、カルティエと同じく、世界五大ジュエラーのひとつである「ヴァンクリーフアーペル」の「アルハンブラ」はユニセックスで使えるアイテムとして評価を受けていることから、性別によるアイテム区別が無くなっているとも言えます。
さて、この章では、トリニティリングを愛用する芸能人を紹介していきたいと思います。結婚指輪として着用している芸能人も紹介しますので、ぜひご覧ください。
4-1.タレント ギャル曽根さん
この投稿をInstagramで見る
大食いタレントとして当時のTV業界を一世風靡したタレントのギャル曽根さんは、現役のインフルエンサーとして活躍しています。飾らない人柄と明るいキャラクターで多くの人々に愛されています。そんなギャル曽根さんは、テレビプロデューサーの名城ラリータさんと2011年に結婚。愛、忠誠、友情を象徴する結婚指輪としてトリニティリングが選ばれました。基本的にカジュアルなコーディネートが見られますが、Instagramに投稿されている写真を見ても指先にリングの輝きが際立っています。
4-2.三代目 J Soul Brothers 登坂広臣さん
三代目 J Soul Brothersの登坂広臣さんは洗練されたファッションセンスを持っていることで性別問わず愛されています。モード系とストリート系を融合させたような独自のファッションスタイルは、トリニティリングのクラシックでありながらモダンなデザインとベストマッチします。
登坂さんがトリニティリングを着用している姿は、多くのファッション誌やSNSで取り上げられており、ファンをはじめとするファッションに敏感な若者たちにも大きな影響を与えています。そんな彼が着用しているのはブラックセラミックのトリニティリング。男性ならではのかっこよさに魅了されてしまいます。
4-3.女優 野崎智子さん
この投稿をInstagramで見る
2013年のCHOKI CHOKI GIRLSのモデルオーディションがきっかけとなり高い人気を集めた野崎智子さんは、現在に於いても女優やモデルで活躍中です。そんな野崎智子さんもトリニティリングを愛用しており、上品なファッションスタイルにさりげなく輝きをもたらしています。
Instagramに投稿されている写真を見てみると耳元にはピアスがついており、ネックレスを重ね付けしていることから、かなりのアクセサリー好きなのではないかと予想できます。多彩なカラーのアクセサリーを着用している野崎智子さんもオシャレ上級者の1人です。
4-4.モデル みちょぱさん
この投稿をInstagramで見る
現代の若者を中心に高い人気を誇っているみちょぱさんも、カルティエのトリニティリングを愛用しています。みちょぱさんのファッションは最先端のトレンドを取り入れつつも、独自の解釈を加えることで新しいスタイルを生み出しています。トリニティリングのクラシックな美しさがスタイルを更に際立たせています。
また、みちょぱさんの夫である大倉士門さんも多くの若者から支持を受けているファッションモデルです。過去には有名ファッション誌「Popteen/ポップティーン」の「中高生が選ぶ好きなモデル」第1位を獲得した経験もあります。
※筆者も大倉士門さんを見て、かなりファッションについて勉強しました。。
4-5.女優 矢田亜希子さん
この投稿をInstagramで見る
清楚なイメージと高い演技力で多くのファンを魅了する女優の矢田亜希子さんは、ダイヤが敷き詰められたトリニティリングを着用しています。落ち着きがありながらも派手なデザインを取り入れた矢田亜希子さんのファッションスタイルからは、さりげないゴージャスさが見て取れます。
リング以外にもトリニティのピアスを着用している姿がみられるので、かなりのカルティエファンといっても過言では無いでしょう。手元や耳元にアクセントとして取り入れられた矢田亜希子さんのスタイルは、多くの女性から憧れの的となっています。
5.トリニティリングはつけっぱなしでも大丈夫?購入した後の注意点を紹介
トリニティのことを調べていると「トリニティ つけっぱなし」という言葉が見受けられます。日常生活でずっと着けていると、リングに傷がついてしまうのではないかと心配している声だと思います。
確かに、せっかく高い価値のジュエリーを購入したのに、ダメージが加わってしまうとちょっとショックですよね。
この章では、そんな心配をしている方へ向けて、購入した後の注意点を紹介していきたいと思います。簡単な洗浄方法も紹介しますので、ぜひご覧ください。
5-1.基本的に家事をする時は外すようにする
まずは基本的なところになりますが、家事をするときはトリニティリングを外すことをオススメします。その美しさから日常的に身につけたいアクセサリーですが、水仕事や料理、掃除などの家事はリングに傷をつけたり、変色を起こしてしまう原因となります。洗剤や化学物質が金属に反応してしまうので、十分気を付けてください。
また、保管方法も重要です。リングを外した後は、袋の中に入れたりジュエリーボックスに入れるなど紛失や傷から守ることも忘れずに行いましょう。せっかくの高級ジュエリーにダメージがついてしまっては、心にも傷を負ってしまいます。
ずっと着けていたい気持ちをグッとこらえて、水仕事などの家事をするときはトリニティリングを外して行いましょう。
5-2.デザインの特性上、傷が付きやすい
トリニティリングは3つの異なるリングが絡み合っているデザインが特徴的ですが、この独特の形状は傷がつきやすいという側面も持ち合わせています。3つのリングが互いに触れ合うことで摩擦が生じてしまうためです。着けているだけでも個別に動いてしまうため、微細な傷をリングの表面に残す原因となります。
アイテムのデザインごとに特性を理解することによって、それに合わせた対策を取ることが賢明だといえるでしょう。日常生活の中では作業をする前にリングを外したり、保護するための袋やケースに収めるなど工夫して保管することをオススメします。
5-3.定期的に洗浄をしよう
トリニティリングのデザインは隙間が生まれやすいものとなっているので、日々の汚れや皮脂が溜まりやすいです。これらの汚れはリングの輝きを損ねるような変色を生み出すだけでなく、長期間放置してしまうと劣化を早める原因にもなります。そのため、リングを常に美しい状態に保つためには定期的な洗浄が不可欠です。
自宅での簡単な洗浄方法はとても簡単です。
以下に、自宅でできるお手入れ方法を紹介させていただきます。
①中性洗剤を溶かしたぬるま湯を用意。
②リングを①の中に沈める。
③柔らかいブラシで優しく汚れを落とす。
④柔らかい布で水分をしっかり拭き取る。
⑤完全に乾くまで自然乾燥。
また、汚れがひどくなってしまった場合には、ジュエリーショップでプロのクリーニングを受けることで溜まってしまった細かな汚れを徹底的に除去することで、新品のような輝きを取り戻すことができます。
定期的に洗浄することによって、トリニティリングの輝きを長く保つことができます。お手入れのコツをプロに聞くのも良いかもしれませんね。
6.リング以外のトリニティコレクションアイテム
出典:Cartier
ここまで長く書かせていただいた通り、カルティエのトリニティリングには数々の魅力があります。
しかし、トリニティのアイテムラインナップはリングだけに留まりません。
リング以外のアイテムは以下の通りです。
・ネックレス
・ブレスレット、バングル
・イヤリング、ピアス
トリニティはカルティエを支え続けてきた定番コレクションです。
さて、この章では、上記のアイテムの魅力について解説させていただきます。
6-1.ネックレス
出典:Cartier
トリニティのネックレスには2種類あります。
ひとつ目はトップ部分にリングを使ったデザインのネックレスです。日常の装いに上品なアクセントを加えるだけでなく、特別な日のドレスアップにもオススメできるアイテムです。リングと合わせて着ければコーディネートに統一感が生まれます。
ふたつ目は3種類のチェーンが1本にまとめられた3連のネックレスです。近年のトレンドもしっかり抑えたデザインのアイテムなので、個人的にはかなり好みです。3本のチェーンが並んでいることによって、少し派手になりすぎてしまうイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、1本がそこまで太くないので丁度いいアクセントになります。
リング同様に愛、忠誠、友情のメッセージが込められていることから贈り物としても非常にオススメしたいアイテムです。
6-2.ブレスレット・バングル
出典:Cartier
トリニティコレクションの中でも、一番存在感が出せるアイテムはブレスレット・バングルです。リングに於いては、重ね付けをすると存在感を際立たせることができますが、ブレスレットやバングルは単体で着用することで美しさを強調できます。
また、リングやネックレスと合わせることによってカルティエのトータルコーディネートを楽しむことができます。ちなみに、トリニティのブレスレットにはブラックコード素材を使用したアイテムもあります。傷などを気にせずに使いたい方には特にオススメしたいブレスレットです。
6-3.イヤリング・ピアス
出典:Cartier
トリニティコレクションの中で最も多彩なアイテムラインナップを持っているのはピアス・イヤリングです。耳元を飾るイヤリングとピアスは、簡単にオシャレができるコスパのいい格上げアイテムとして、多くの人々から人気を集めています。3色のゴールドが織り成す洗練されたデザインは、どんなコーディネートにも上品なアクセントとして活躍します。
日常的に使うのはもちろん、特別なイベントでのアクセサリーとしても完璧です。他のブランドのイヤリング・ピアスとも相性がいいところも魅力のひとつとなっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、カルティエのトリニティリングについて詳しく書かせていただきました。
長い間ブランドを支えてきたカルティエのトリニティコレクション。その中でも特に人気を集めているアイテムのリングは、独特の3つのリングが絡み合うデザインと高級感を簡単に出すことのできる格上げアイテムとして多くのファンに愛されています。
トリニティはリングだけでなく、ネックレスやブレスレットなど様々なアイテムラインナップがされていることから、トータルコーディネートを組めることも魅力のひとつです。普段のコーディネートに組み込むことによって、さりげなく自分のスタイルやセンスをアピールすることができるでしょう。
また、トリニティリングの歴史や購入する際のポイント、日常でのケア方法などを知ることでトリニティならではの魅力を深く理解することができます。時代を超えて愛され続ける変わらないデザインのアイテムであることに間違いはありません。
一部の人々からはダサいなどの批判的な意見も見られることがありますが、ここまで魅力があるトリニティコレクションは今後もカルティエの代表的アイコンとして活躍し続けることでしょう。
この記事が、皆さんにとって知識となっていれば幸いです。