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2023年12月05日

【世界が認めるジュエリー】カルティエの歴史と栄光を徹底解説

ジュエリー

ジュエリーは人の魅力を引き出し、特別な日や記念日には欠かせないアイテムとして役立っています。しかし、ジュエリーにはそれぞれに歴史や物語があり、ただ身につけるだけではなく、その背景を知ることでより一層楽しめるでしょう。

今回は、世界中のセレブリティや王室から愛されているジュエリーブランド、カルティエの歴史について詳しく解説したいと思います。カルティエは、1847年にフランスで創業したジュエリーメゾンで、革新的なデザインや高品質な素材で名を馳せました。カルティエのジュエリーは、多くの歴史的な出来事や人物と関わりがあり、そのエピソードはまるで映画のようにドラマチックなのです。

カルティエのジュエリーをもっと楽しみたい方は、ぜひ最後までお読みください。

1.カルティエの歴史と基礎知識


出典:Cartier

ジュエリーや時計のブランドとして世界的に有名なカルティエ。一度はその名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?カルティエは1847年にパリで創業した老舗ブランドですが、その歴史や魅力についてはあまり知られていません。

この章では、カルティエの歴史と基礎知識について紹介していきたいと思います。

1-1.カルティエの誕生(1847年)

1847年にパリで宝石細工師のルイ・フランソワ・カルティエがフランスで工房を開いたことから始まります。

創業者のルイ・フランソワ・カルティエは、師匠から工房を引き継いだのがきっかけで、自分の名前を冠したブランドを立ち上げました。指輪やネックレス、ブローチなどを作っていました。

宝石細工師とは宝石を加工して装飾品にする職人のことです。
自然にできた石や鉱物の中でも美しくて希少なものを選び抜き、宝石細工師は形や色、輝きなどを見て最適なカットや磨きを施します。

カルティエの創業者であるルイ・フランソワ・カルティエは優れた宝石細工師であり、高い技術とセンスを持っていました。彼はフランス皇帝ナポレオン3世の妻であるウジェニー皇后をはじめとする多くの貴族や名士の顧客を獲得。彼が生み出した宝飾品の数々は当時の流行や文化に合わせて華やかで洗練されたデザインで多くの人々を魅了しました。カルティエの誕生はフランスのジュエリー界に大きな影響を与えました。

1-2.世界初の男性用腕時計「サントス」(1904年)

カルティエのサントスは世界初の男性用腕時計として誕生した歴史的な名作です。

 この時計は飛行家のアルベルト・サントス・デュモンからの依頼により、1904年にルイ・カルティエが制作しました。 サントス・デュモンが「飛行中に手を離さずに時間を確認できる時計が欲しい」とカルティエに相談したことがきっかけです。

彼の要望に応えて懐中時計の丸いケースを四角く変え、ベルトで腕に巻けるようにした時計を作りました。 

サントスは飛行機のデザインにも影響を受けています。
ケースに打ち込まれたビスは、飛行機のパーツをつなぐネジをモチーフにしています。 また、ケースや文字盤の角は機体に敬意を表して丸みを帯びているのが特徴的です。 サントスは、この特徴的なデザインからパイロットだけでなく多くの男性からも人気を博しました。 

1911年には一般の顧客にも発売され、その後もさまざまなバリエーションが登場しました。 2004年には誕生100周年を記念して『サントス100』というモデルが発表され、 2018年には『サントス ドゥ カルティエ』というモデルが登場しました。 

カルティエが生み出したサントスは男性用腕時計の先駆けとして、時代を超えて愛され続けています。 角型のケースやビスのデザインは、カルティエの象徴とも言えます。 サントスは、カルティエの創造性と革新性を示す名作と言えるでしょう。

1-3.「パンテール・ドゥ・カルティエ」の爆発的な人気(1914年)

パンテール・ドゥ・カルティエとはカルティエの代表的なジュエリーと時計のコレクションです。

パンテールとはフランス語でを意味しており、ブランドアイコンとなっています。パンテールのモチーフは1914年にカルティエが初めて使用しました。当時のパンテールはダイヤモンドとオニキスで豹柄を表現したラウンド型の時計でした。この時計はカルティエの顧客であったフランスの社交界の名士、ルイーズ・ド・ロシルダに贈られました。彼女はこの時計を愛用し、パリのファッション界に大きな影響を与えたのです。

パンテールのモチーフがカルティエのシンボルとなったのは、ジャンヌ・トゥーサンという女性デザイナーがきっかけです。彼女はカルティエの創業者の孫であるルイ・カルティエの恋人であり、1933年に高級宝飾部門のクリエイティブディレクターに就任します。彼女はパンテールをこよなく愛し、自身の愛称もパンテールでした。彼女はパンテールのモチーフを様々なジュエリーに取り入れ、豹の頭や体を立体的に表現したりダイヤモンドやエメラルドなどの宝石で装飾したりしました。

パンテールのモチーフはジャンヌ・トゥーサンの手によってカルティエのアイコンとなりましたが、残した功績はこれだけではありません。パンテールは第二次世界大戦後の女性の解放と自立の象徴としても受け入れられました。力強さと優雅さを兼ね備えた豹のイメージを通して、女性の美しさと個性を表現しています。

パンテールはカルティエのジュエリーコレクションとしてだけでなく、時計やバッグ、香水などにも展開され、幅広い層に支持されています。

2.世界5大ジュエラーとしての誇り


出典:Cartier

カルティエのジュエリーは高級感と洗練されたデザインが特徴的で、時代を超えて愛され続けています。

この章では、世界5大ジュエラーのひとつであるカルティエの歴史や魅力について紹介していきたいと思います。

2-1.カルティエの歴史的地位

カルティエはジュエリーの世界だけでなく、時計やアクセサリーなども手がけており、そのデザインや技術は常に革新的な者として話題を呼んでいます。世界で初めてプラチナをジュエリーに使ったり、アールデコスタイルを流行させたり、パンテールやソリテールといった名作を生み出したりしました。

カルティエのジュエリーは高品質で優れたデザインのものばかりで、世界中の王室や貴族、セレブから愛されてきました。英国王エドワード7世は、カルティエを『王の宝石商、宝石商の王』と称えたほどです。カルティエは現在も世界5大ジュエラーのひとつとして、高い人気と評価を得ています。

カルティエの歴史的地位はその長い歴史と数々の偉業、そして世界中の人々の憧れと信頼によって築かれたものです。カルティエのジュエリーは一生ものとして大切にしたい逸品となるでしょう。

2-2.カルティエの腕時計の歴史

カルティエが時計を本格的に作り始めたのは1904年になります。

その後も、戦車や豹などをモチーフにした革新的な時計を発表しました。カルティエは、ジュエリーの技術とデザインを時計にも活かし、世界的な時計ブランドとしての地位を築きました。

現在もサントスやタンクなどの伝統的なモデルを継承しつつ、新たな技術や素材を取り入れて、進化し続けています。カルティエの時計は、高級感と洗練された美しさを兼ね備えた、まさにジュエリーのような魅力を持っています。

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3.カルティエのブランドコンセプトと未来展望


出典:Cartier

カルティエは、単に高級品を作るだけではありません。カルティエは、自分たちのコンセプトやビジョンを持っています。カルティエは、どのような価値観や哲学を持っているのでしょうか?

この章では、カルティエが目指しているブランドコンセプトについて深く解説していきたいと思います。

3-1.カルティエを象徴するもの

カルティエを象徴するものといえば、まずはその高級なジュエリーが思い浮かびます。

1847年にフランスのパリで創業した宝石メーカーで、世界中の王族や富豪から愛されてきました。カルティエのジュエリーはプラチナやダイヤモンドなどの貴重な素材を使って、繊細で美しいデザインを生み出しています。

特に有名なのは三色のゴールドを組み合わせた『トリニティ』や、豹のモチーフを用いた『パンテール』などです。これらのジュエリーコレクションはカルティエの歴史や伝統を感じさせるとともに、現代のファッションにも合わせやすいアイテムとして人気があります。

カルティエを象徴するものは、その歴史や伝統、技術やデザイン、そして品質や美しさにあります。常に時代の変化に対応しながら、革新的に進化し続けるブランドと言っても過言ではありません。それぞれにブランド独自の魅力を持っており、人々の心を惹きつけてやみません。

3-2.カルティエの将来展望

今後のカルティエについては公式発表はされてはいませんが、過去の動向からブランドの展開を予想していきましょう。

カルティエは女性起業家の支援を通じて変革の推進を目指しており、環境保護への取り組みも行っているのです。これらの取り組みからカルティエが社会貢献を重視し、持続可能な未来を目指していることが伺えるでしょう。

カルティエは時計やジュエリーをはじめ、革製品、ライター、筆記用具なども扱っています。カルティエの商品は高品質でありながらもデザイン性に優れていることが特徴的です。カルティエは常に新しいデザインを発表し、世界中の人々から注目を集めています。世界中に店舗を展開しており、多くの人々に愛されていることから今後も世界中の人々に愛されるブランドであり続けることでしょう。

4.カルティエのデザイン哲学

出典:Cartier

高級品の代名詞とも言えるカルティエのデザイン哲学について詳しく紹介したいと思います。

カルティエのデザイン哲学を知ることで、高級品の選び方や楽しみ方について新たな視点を得ることができます。

この章では、カルティエがジュエリーや時計を展開する上で、どのようなところに哲学を持って作っているのかを解説していきたいと思います。

4-1.カルティエのデザインに対するこだわり

カルティエのデザインに対するこだわりは、その美しさと洗練されたスタイルに表れています。カルティエのデザインの基本は、以下の4つの原則に基づいています。

【無駄を削ぎ落したライン】

カルティエのデザインは一切の無駄を排したデザインを追求しています。
これにより明確なラインが生まれ、真の熟練技が存在するのです。

【明確なフォルム】

カルティエのデザインはフォルムが描き出す平行性や対称性、あるいは非対称性などの効果を見極めています。

遠近法などの視覚効果を用いて奥行きを生み出し、曲線によって動きを取り入れることで斬新かつ洗練されたフォルムを生み出しています。

【完璧なプロポーション】

ラインとフォルム、ボリュームと全体それぞれのバランスによって完璧なプロポーションが生まれます。

実際に身に着けた状態でのバランスと共に、身に着ける体の部位とのバランスを十分に考慮することが重要です。

【洗練されたディテール】

カルティエが生み出すデザインには必ず意味があり、根拠もなく不自然に装飾が加えられることはありません。カルティエは、ひとつひとつのディテールの存在意義をデザインを通して主張しています。

4-2.カルティエのアートとデザインの影響

カルティエは1847年に創業したフランスの高級ジュエリーブランドです。時計や宝石だけでなく、アートやデザインにも深い関わりを持っています。カルティエのアートとデザインの影響は、主に以下の2つの点に見られます。

・アニマルモチーフや異国趣味の表現
・ハイジュエリーの革新的なカットとセッティング技術

カルティエは自然主義の伝統を継承し、動物や植物をモチーフにしたジュエリーや時計を多く作りました。特にパンテール(ヒョウ)やタイガーはカルティエの象徴となり、様式化されたパターンや立体的な姿で表現されました。また、カルティエは1910年代にパリで人気を博したロシアバレエの影響を受け、鮮やかな色彩や異国趣味を取り入れました。例えば、青と緑の配色をした「ピーコックパターン」や、オニキスやコーラルなどの天然石を使った「トゥティ・フルッティ」などが有名です。

5.現代のカルティエと世界的な評価

現在でも世界的に人気を誇るジュエリーブランドのカルティエ。国内では知らない人はもうほとんどいないのではないでしょうか?

この章では、現代のカルティエとその評価について詳しく解説したいと思います。カルティエの深い理解を得ることで、カルティエの製品を購入する際にもじぶんに合ったアイテムを見つけることができるでしょう。

5-1.カルティエの国際的な地位

カルティエは1939年までに15カ国から王室御用達の特許状を受け、その功績から『宝石商の王、王の宝石商』と称されています。現在のカルティエはジュエリーだけでなく、時計、レザーグッズ、筆記具、サングラスなど、幅広いアイテムを展開しています。

伝統と革新を融合させたデザインと高品質な素材と技術で、世界中の人々に魅力を発信し続けています。カルティエは世界5大ジュエラーの一つとして、国際的な地位を確立しているのです。

5-2.カルティエのオンラインショップの歴史

カルティエはインターネットの普及にも対応しており、オンラインでの購入や予約、カスタマーサービスなどユーザーファーストな仕組みを提供しています。カルティエのオンラインショップでは、ジュエリー、時計、アクセサリー、香水などの商品を見ることができます。また、カルティエの歴史やコレクション、ブランドの哲学なども紹介されています。

オンラインショップを通じて、自分のスタイルに合った商品を選ぶことができるようにしています。また、カルティエの専門スタッフとチャットや電話で相談することもできるのです。カルティエのオンラインショップは、カルティエの高品質な商品とサービスを、オンラインでも体感できるように工夫されているのです。

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6.カルティエの代表的なリング

ジュエリーに対して熱い情熱を持っているカルティエを語るには、リングの存在は欠かせません。

この章では、カルティエが展開している代表的なリングについていくつか紹介していきたいと思います。

6-1.カルティエの歴史的なジュエリーリング

【トリニティリング】


出典:Cartier

1924年に誕生したトリニティリングは、カルティエを象徴するリングのひとつです。3色のゴールドリングが絡み合うデザインは、愛と忠誠と友情を表しています。繊細で洗練されたフォルムは、男女問わず人気があります。

【ラブリング】


出典:Cartier

1970年代のニューヨークで生まれたラブリングは、自由な愛をテーマにしたコレクションです。ビスモチーフが特徴的なリングは、永遠の強い絆を意味しています。ビスで愛を封じ込めるというコンセプトは、ペアリングや結婚指輪としても人気が高いです。ラブリングには、ダイヤモンドの有無やカラーの違いで、さまざまなバリエーションがあります。

【クラッシュ ドゥ カルティエ リング】

出典:Cartier

クラッシュ ドゥ カルティエ リングは、2つの顔を持つジュエリーとして2019年に発表されたコレクションです。伝統的でありながらも古典的、強さがありながらもどこか繊細というように相反する要素が衝突するという意味を持ちます。歪んだ形が個性的なリングは、メゾンの技術力の高さが感じられる作品です。

【C2リング】

C2リングは、カルティエのイニシャルである「C」をモチーフにしたリングです。カルティエそのものを代表するデザインとして歴史のあるコレクションです。光沢のあるポリッシュ仕上げと艶消しのサテン仕上げの組み合わせが特徴で、シンプルでありながらも存在感のあるリングです。C2リングは現在廃盤となっていますが、中古品販売店で探すことができます。

カルティエのリングは、自分へのご褒美や大切な人への贈り物として、素敵な選択肢になると思います。カルティエのリングに興味がある方は、ぜひ試着してみてください。

6-2.カルティエリングのサイズ直しについて

カルティエでは、すべての指輪のサイズ直しが可能です。 サイズ直しの方法は、指輪を切断してサイズを合わせ、溶接研磨仕上げするのが一般的です。 また、内径にもう一つの指輪の輪っかや地金の一部を入れてサイズを小さくすることもあります。 サイズ直しの料金は、初回は無料で、2回目以降は20,680円(税込)です。ただし、サイズを大きくする場合は、地金代が別途かかります。また、刻印が消えたり見えにくくなる場合があるので、再刻印の必要性も確認しましょう。

カルティエリングのサイズ直しをする際には、いくつかの注意点があります。まず、サイズ直しは指輪の外観やデザインを損なわない範囲で行われますが、指輪の形や厚みによっては、サイズ調整ができない場合もあります。 そのため、事前にブティックやカスタマーサービスセンターに相談することをおすすめします。 次に、サイズ直しは指輪を預けてから手元に戻るまで約2〜3週間かかります。 結婚式前や大事なイベント前にサイズ直しをしたい場合は、依頼前に納期をきちんと確認しておきましょう。 

7.カルティエの6つの功績と名作

カルティエは、その歴史と伝統に裏打ちされた、世界的に有名なラグジュアリーメゾンです。しかし、カルティエの魅力は、その華やかな外見だけではありません。では、カルティエの6つの功績と名作とは、どのようなものなのでしょうか?

7-1.世界初のプラチナジュエリー

プラチナジュエリーとは、プラチナという貴金属を使ったジュエリーのことです。プラチナは、金や銀と同じく地球に存在する希少な金属で、白色に輝きます。プラチナジュエリーは、その美しさや高級感だけでなく、耐久性やアレルギーに強いという特徴も持っています。プラチナジュエリーの歴史は、約100年前に始まりました。そのきっかけとなったのは、カルティエというフランスのジュエリーブランドでした。

カルティエは、1903年に世界で初めてプラチナのジュエリーを制作しました。それまでのジュエリーは、金やシルバーが主流でしたが、プラチナはそれらよりも硬く、細かい加工ができるという利点がありました。カルティエは、プラチナを使って繊細で華麗なジュエリーを作り出しました。

また、プラチナジュエリーは、ブライダルリングやペアリングなど、愛を誓うジュエリーとしても人気があります。プラチナジュエリーは、その希少さや美しさ、耐久性やアレルギーに強いという特徴から、永遠の愛を象徴するジュエリーとして多くの人に選ばれています。プラチナジュエリーは、約100年の歴史を持つジュエリーですが、その魅力は今も変わりません。プラチナジュエリーは、あなたの大切な人に贈る最高のジュエリーと言えるでしょう。

7-2.不朽のアイコン「パンテール」

パンテールはカルティエのアイコンとして、1914年に誕生しました。当時はまだ豹の頭や柄をそのままデザインしたものでしたが、1933年にジャンヌ・トゥーサンという女性デザイナーが高級宝飾部門のクリエイティブディレクターに就任したことで、パンテールのデザインはより抽象的で洗練されたものになりました。

パンテールのデザインは、豹の頭や柄だけでなく、豹の肢や体のラインも取り入れられています。例えば、パンテールの時計はスクエア型のフェイスに、5つのコマを繋ぎ合わせたしなやかなブレスレットを合わせており、豹の腕の動きを表現しています。また、パンテールのリングは、リング本体で豹の曲線的な体を表現し、一端に頭部を配置しています。パンテールのデザインは、上品さと華やかさのバランスが良く、どの年齢層にもなじむものです。

7-3.世界初の男性用腕時計「サントス」

サントスは、1911年に一般発売されてから、さまざまなモデルが登場しています。2004年には、製作から100周年を記念して「サントス100」が発表されました。このモデルは、ケースのサイズが大きくなり、防水性や耐久性が向上しました。また、ブレスレットの素材や色も豊富になりました。2005年には、サントス・デュモンが最後に愛用した飛行機の名前から「ドゥモアゼル」と名付けられた女性向けのモデルも登場しました。このモデルは、エレガントでフェミニンなデザインで、ダイヤモンドやピンクゴールドなどを使って華やかさを演出しました。

サントスは、世界初の男性用腕時計として誕生した時計ですが、そのデザインは普遍的で、現代でも多くの人に愛されています。サントスは、カルティエの創造性と技術力の高さを示す時計であり、飛行機の歴史とともに歩んできた時計でもあります。サントスは、性別や年齢を問わず、それぞれに合ったものを見つけやすいバリエーション豊富なラインです。

7-4.戦車をモチーフとした「タンク」

「タンク」は1917年にカルティエの創業者の孫であるルイ・カルティエによってデザインされました。そのインスピレーションは、第一次世界大戦で活躍した連合国の戦車でした。上下に突き出したケースサイド部分が、戦車を真上から見たときのキャタピラを表現しています。

「タンク」は、誕生から100年以上経った現在でも、カルティエの代表作として多くの人々に愛され続けています。その理由は、そのデザインや機能が時代に合わせて進化しながらも、その本質は変わらないからです。カルティエの「タンク」は、まさにドレスウォッチの王様と呼ぶにふさわしい逸品です。

7-5.カルティエの重要アイコン「トリニティ」

トリニティは、1924年にカルティエの創業者のひとりであるルイ・カルティエによってデザインされました。彼は、3色のゴールド(ホワイトゴールド、イエローゴールド、ピンクゴールド)で作られた3つのリングを組み合わせて、一つのジュエリーにしました。この3つのリングは、それぞれ愛、友情、忠誠を象徴すると言われています。

トリニティは、時代を超えて愛され続けるジュエリーなので、親から子へ、子から孫へと受け継ぐことができます。トリニティは、世代を超えて、家族の絆を深めることができるのです。

7-6.マラケシュ太守の要望で生まれた「パシャ」

パシャの名前の由来は、1932年にモロッコのマラケシュ太守(パシャ)であったエル・ジャヴィ公からカルティエに依頼された防水時計にさかのぼります。エル・ジャヴィ公は、水泳や入浴などの際にも身につけられる高級時計を求めていました。カルティエは、この要望に応えて、世界初の防水機能付きのラウンドケースの時計を製作しました。

その後、パシャにはさまざまなバリエーションが登場しました。例えば、パシャCは、よりコンパクトでカジュアルなデザインになっています。パシャグリッドは、ケースに取り外し可能なグリッドをあしらっています。パシャシータイマーは、ダイバーズウォッチとしての機能性を備えているのです。パシャスケルトンは、ムーブメントの仕組みを透かして見せる美しさを追求しています。パシャは、その多様性と革新性で、カルティエのウォッチメイキングの枠を超えています。

8.世界を魅了するカルティエ(まとめ)

カルティエは1847年に誕生し、「サントス」や「パンテール・ドゥ・カルティエ」で注目を浴びました。歴史的地位を築き上げ、世界5大ジュエラーの誇りを背負います。その中でも、デザイン哲学に対するこだわりやアートの影響はカルティエの独自性を際立たせています。

カルティエはジュエリーの新たな次元を切り拓く存在です。カルティエの歴史的なジュエリーを手に入れ、自らもその輝きに触れてみてはいかがでしょうか。

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