2025年8月28日
【比較】ボーイシャネルとマトラッセ買うならどっち?違いや魅力を紹介!

いつか手に入れたいシャネルのバッグ。その中でも、永遠のアイコンとして輝く「マトラッセ」と、モダンでクールな魅力を持つ「ボーイシャネル」は、甲乙つけがたい特別な存在です。どちらも本当に素敵で、いざ選ぶとなると目移りしてしまいますよね。
しかし、高価な買い物だからこそ「自分に似合うのはどっち?」「印象や使い勝手はどう違うの?」と、なかなか決めきれずに悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ボーイシャネルとマトラッセについて、デザイン、価格、歴史、与える印象など、あらゆる角度から徹底的に比較・解説したいと思います。後悔しない一生モノ選びのために、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ボーイシャネルとマトラッセ、あなたに合うのはどっち?

シャネルを代表する二つのバッグは、いずれも存在感がありながら全く異なる魅力を放っています。クラシックな気品で寄り添うマトラッセと、都会的でモードな香りを纏うボーイシャネル。ここでは、自分の理想の姿やライフスタイルから、どちらのバッグがより心に響くのかを紹介したいと思います。
1-1.一生モノの品格なら「マトラッセ」
流行に左右されず、どんな時代や年齢になっても寄り添ってくれる普遍的な美しさを求めるなら、マトラッセがおすすめです。たとえば、子どものお宮参りや七五三、将来の入学式や卒業式といったフォーマルな場面でも、あなたに絶対的な安心感を与えてくれるでしょう。
柔らかな曲線を描くフォルムと、優雅に輝くチェーンは、女性らしさを最大限に引き出し、立ち居振る舞いまで美しく見せてくれるはずです。
もちろん、休日のデニムスタイルに合わせれば、気品あふれる大人のカジュアルスタイルが完成します。夫婦での記念日ディナーから、気のおけない友人とのランチまで、マトラッセが一つあるだけで、ファッション全体の格が上がり、どんな場面でも臆することのない自信が手に入るでしょう。
1-2.現代的な個性なら「ボーイシャネル」
クラシックなだけでは物足りない、自分のスタイルを確立し、凛とした強さも表現したいと考える方には、ボーイシャネルがしっくりくるはずです。直線的でエッジの効いたデザインと、ヴィンテージ感のある太めのチェーンは、甘さ控えめのマニッシュな魅力を放ちます。
たとえば、休日にアートギャラリーを巡ったり、話題のカフェで過ごしたりする時間にもぴったりです。ライダースジャケットやオーバーサイズのシャツに合わせることで、クールでこなれた雰囲気が生まれます。
媚びない美しさを好み、ファッションを通じて自分らしさを表現することを楽しむ女性にとって、ボーイシャネルはまさに最高の相棒となるでしょう。
2.【徹底比較】ボーイシャネルとマトラッセの違い

二つのバッグのどちらが自分に合うかを見極めるためには、それぞれの特徴を客観的に比較することが大切です。ここでは、デザインや印象、おおよその価格帯、さらには資産価値といった観点まで掘り下げて、二つのモデルの違いを紹介したいと思います。
2-1.【デザイン】フレームの有無が大きな違い
デザインの最も大きな違いは、バッグの縁を囲むフレームの有無です。マトラッセにはフレームがなく、ふっくらとしたキルティングそのものの柔らかさが活かされた、優美なシルエットが特徴です。角が丸みを帯びているため、全体として非常に女性らしい、優しい雰囲気を醸し出します。
留め具であるクラスプは、カール・ラガーフェルドによってデザインされたCCマークの「ターンロック式」。チェーンストラップは、華奢な金属チェーンにレザーを丁寧に編み込み、繊細でジュエリーのような輝きを放ちます。
一方、ボーイシャネルは、バッグの周囲が直線的なレザーフレームで縁取られており、カチッとした構築的なフォルムが印象的です。額縁のようにデザイン全体を引き締める効果があり、シャープで力強いイメージを与えます。
クラスプは、ふたつのCが重なり合うロゴが刻印された、独創的な長方形のプレート。チェーンは、ヴィンテージアクセサリーのような太く重厚感のあるデザインで、マニッシュな雰囲気を強調します。これらのディテールの一つ一つが、それぞれのバッグの個性を形作っているのです。
2-2.【印象】エレガント vs マニッシュ
デザインの違いは、バッグが与える印象の違いに直結します。マトラッセが持つのは、誰からも愛される王道のエレガンスです。ツイードのセットアップや柔らかな素材のワンピースに合わせれば、完璧なレディスタイルが完成します。足元はヒールパンプスでまとめれば、隙のないフォーマルな装いになります。
対してボーイシャネルが醸し出すのは、自立した女性のかっこよさを感じさせるマニッシュな空気感です。あえてオーバーサイズのシャツにワイドパンツを合わせることで、クールで洗練された雰囲気が生まれます。
足元にスニーカーやチャンキーブーツを選ぶと、よりモードで現代的なスタイルを楽しめるでしょう。甘めのコーディネートに投入すれば、絶妙なバランスの甘辛ミックススタイルが完成します。
2-3.【年齢層】どちらも年代問わず愛用可能
マトラッセもボーイシャネルも、特定の年齢層に限定されるバッグではありません。どちらも20代から持ち始める人もいれば、60代、70代になっても素敵に使いこなしているマダムも大勢います。そのうえで、年代ごとの魅力を考えてみましょう。
【20代】
マトラッセを持つと、若々しさに品格が加わり、少し背伸びした大人の魅力が生まれます。ボーイシャネルなら、ファッション感度の高さをアピールでき、トレンドスタイルを格上げしてくれます。
【30代】
キャリアとライフステージの変化を迎える30代。マトラッセは、大人の女性としての深みを引き出し、自信を与えてくれます。ボーイシャネルは、確立しつつある自分のスタイルに、さらなる個性を加えてくれる存在になります。
【40代以降】
人生の経験を重ねた40代以降の女性が持つマトラッセは、まさに本物のエレガンスを体現します。ボーイシャネルは、年齢を重ねても失わない遊び心や、モダンな感性を象徴し、若々しいエネルギーを感じさせてくれるでしょう。
2-4.【価格】ボーイシャネルがややお手頃
シャネルのバッグは、職人による手仕事の結晶であり、その価値は年々上昇する傾向にあります。2025年8月現在の公式サイトの価格を参考にすると、同じようなサイズのハンドバッグで比較した場合、ボーイシャネルの方がマトラッセよりも、わずかに手に入れやすい価格設定になっています。
ここで注目したいのが「資産価値」です。特にマトラッセの定番モデルは、需要が非常に高く、中古市場でも価格が下がりにくいことで知られています。これは、将来的に手放す可能性を考えた場合、大きなメリットと言えるでしょう。
ボーイシャネルも高い人気を誇り、安定した価値を維持していますが、マトラッセの普遍的な人気には一歩譲るのが現状です。とはいえ、どちらも決して価値が大きく下がることは考えにくく、長期的に見れば賢い投資と捉えることもできます。
3.シャネルの絶対的アイコン「マトラッセ」の魅力

シャネルと聞いて多くの人が思い浮かべる、あのふっくらとした格子状のステッチ。ここでは、誕生から一世紀近く経った今も色褪せることのない、マトラッセの魅力をさらに見ていきましょう。
3-1.時代を超える普遍的なデザイン
マトラッセが長く愛される理由は、その完成された普遍的なデザインにあります。創業者のガブリエル・シャネルは、女性をコルセットの束縛から解放し、機能性とエレガンスを両立させるという哲学を持っていました。その思想のもと、両手が自由になるようにと、1955年2月にショルダーストラップを備えた革新的なバッグ「2.55」を発表しました。
キルティングステッチやチェーンストラップといった「2.55」の象徴的な要素は、後世のデザインに受け継がれていきます。1983年、アーティスティックディレクターに就任したカール・ラガーフェルドがこの「2.55」を再解釈し、シャネルのシンボルであるCCマークのターンロックをクラスプにあしらった「11.12」を生み出しました。
これらのデザイン要素が完璧なバランスで融合し、流行に左右されない永遠の美しさを湛えています。歴史を受け継ぎながら進化を遂げたデザインは、どんなスタイルも格上げし、世代を超えて受け継ぐ価値のある、まさにタイムレスな名品と言えるでしょう。
3-2.名前の由来は「ふっくら」したキルティング
マトラッセという名前は、フランス語で「詰め物をする、ふっくらとさせる」という意味を持つ動詞 “matelasser” に由来します。まさに、布と布の間に綿などを入れて刺し縫いを施す、伝統的なキルトの技法そのものを指す言葉です。
このデザインの着想源は、ガブリエル・シャネルがこよなく愛した乗馬の世界にあると言われています。彼女がボーイ・カペルと共に訪れた競馬場で目にした、ジョッキーがまとうジャケットや馬の鞍(くら)の機能的なステッチ。その力強くも美しい幾何学模様に、彼女は新たなエレガンスの可能性を見出しました。
ただ装飾的なだけでなく、素材の耐久性を高め、型崩れを防ぐという実用的な目的を持つキルティングは、機能性を重視した彼女のクリエイション哲学と完璧に合致したのです。
このステッチが生み出す効果は、単に美しいだけではありません。光を受けると、ふっくらとした革の部分は優しく輝き、ステッチの溝は深い影を生み出します。この光と影のコントラストが、バッグに豊かな表情と生命感あふれる立体感を与えてくれるでしょう。
3-3.フォーマルもカジュアルも対応可能
マトラッセの順応性の高さは、多くの女性を虜にする理由の一つです。結婚式やパーティーといった華やかな場では、その気品ある佇まいが装いを完璧なものにしてくれます。上質なツイードジャケットやシルクのブラウスと合わせれば、ビジネスシーンでの信頼感を高めてくれるでしょう。
一方で、週末のリラックスした時間にもマトラッセは自然に馴染みます。シンプルなTシャツとデニムにさらりと斜めがけするだけで、コーディネート全体が洗練され、こなれた大人のカジュアルスタイルが完成します。
チェーンの長さを二重にしてショルダーバッグにしたり、一重でクロスボディにしたりと、持ち方一つで印象を変えられるのも魅力。どんな場面でも品格を保ち、スタイルを格上げしてくれるからこそ、マトラッセが一生のパートナーと呼ばれる所以なのです。
4.現代的な辛口テイスト「ボーイシャネル」の魅力

マトラッセが持つクラシックな世界観とは一線を画し、モダンで力強い魅力を放つのがボーイシャネルです。ここでは、2011年の登場以来、瞬く間に新たなアイコンとなったボーイシャネルの背景と魅力を見ていきましょう。
4-1.恋人「ボーイ・カペル」へのオマージュ
2011年から2012年にかけて発表された「ボーイシャネル」は、それまでのシャネルが持つフェミニンなイメージを覆す、クールでマニッシュなデザインが特徴のコレクションです。この印象的な名前は、ココ・シャネルの生涯の恋人であり、彼女の才能をいち早く見出して帽子店の開業資金を援助した実業家、アーサー・“ボーイ”・カペルに由来します。
カペル自身の紳士的なスタイルは、男性的な要素を自身のファッションに取り入れたシャネルのデザイン哲学に大きな影響を与えました。
アーティスティック ディレクターであったカール・ラガーフェルドは、シャネルが持つボーイッシュな精神性に敬意を表しており、ボーイシャネルは、創業者の革新的なスピリットを現代に蘇らせたコレクションとして位置づけられています。
4-2.弾薬用バッグが着想のクールなデザイン
ボーイシャネルのデザインは、かつて男性が狩猟の際に使用していた弾薬用のバッグからインスピレーションを得ています。そのルーツは、直線的なフォルムや、重厚感のあるクラスプ、そして武骨でヴィンテージライクなチェーンストラップといったディテールに色濃く反映されています。
フェミニンな要素を削ぎ落としたシャープなデザインは、身につける人にクールで自立した印象を与えてくれます。キルティングのステッチも、マトラッセの菱形とは異なり、縁を囲むような直線的なデザインが特徴です。
4-3.サイズと素材で楽しむ個性
ボーイシャネルも、サイズや素材のバリエーションによって異なる表情を見せます。定番のグレインドカーフスキンに加え、シーズンごとに発表される限定素材やカラーは、コレクターズアイテムとしても人気です。メタリックカラーや鮮やかなネオンカラー、異素材を組み合わせたものなど、遊び心あふれるデザインは、ファッションの楽しみを広げてくれます。
サイズ展開は主に3種類です。
【スモール】
コンパクトなサイズ感で、パーティシーンやミニバッグとして活躍します。アクセサリーとしての側面が強く、コーディネートにエッジを効かせます。
【ミディアム】
最もバランスの取れた人気のサイズ。長財布も収納可能で、デイリーユースに最適です。
【ラージ】
A5サイズの手帳やタブレットも入る収納力。お仕事用としても使え、マニッシュなスタイルをより一層引き立てます。
自分の持ち物やライフスタイルに合わせてサイズを選び、時には大胆なカラーに挑戦してみるのも、ボーイシャネルならではの楽しみ方と言えるでしょう。
5.ボーイシャネルとマトラッセのおすすめアイテム
理想のバッグを選ぶには、実際に展開されているモデルを知ることがとても大切です。ここでは、公式サイトに掲載されているコレクションの中から、おすすめのアイテムを紹介したいと思います。
5-1.【ボーイシャネル】
ボーイシャネルの魅力を味わえる、特におすすめのバッグと小物を見ていきましょう。
5-1-1.BOY CHANEL ハンドバッグ

定番のマトラッセキルティングを取り入れつつも、より構築的な姿に仕上げられています。チェーンストラップは長さを調整できる仕様となっており、クロスボディで軽快に持つことも、ショルダーにかけて上品に仕上げることも可能です。
素材にはグレインドカーフスキンが用いられ、使い込むほどに風合いが深まり、エレガントな印象が増していきます。容量面は、長財布やスマートフォンに加えて小物類も収納できるため、華やかな場だけでなく日常使いにも役立ちます。
バッグを通じて日常の着こなしに大人の余裕を宿したい方にふさわしい名品です。
5-1-2.BOY CHANEL スモール フラップ ウォレット

持ち歩きやすいサイズ感に洗練された美意識が凝縮されています。カードスロットが複数備わり、コインや紙幣も整理しやすいため、スマートに使える点が魅力です。小さな財布ながらもボーイシャネル特有の直線的なラインとメタルパーツが存在感を放ち、バッグから取り出した瞬間にスタイル全体がワンランク引き締まります。
大きなアイテムを持ち歩かず、必要なものだけをスマートに管理したい方に寄り添うアイテムです。携帯するごとに高揚感をもたらし、日常生活にも上品な緊張感を添えてくれます。
5-2.【マトラッセ】
普遍的なエレガンスを湛えたマトラッセから、特におすすめのアイテムを紹介したいと思います。
5-2-1.11.12 クラシック ハンドバッグ

ガブリエル・シャネルが生み出したアイコンバッグ「2.55」を、1980年代にカール・ラガーフェルドが現代的に再解釈して誕生させた物語を持ちます。バッグの中央で輝くCCマークの留め具は、一目でシャネルとわかる気品を湛えており、持つ人の心を満たしてくれるでしょう。
上質なラムスキンを用いたモデルは、吸い付くような滑らかな手触りで、思わず何度も撫でてしまうほどの心地よさです。レザーを編み込んだチェーンストラップは、肩にかけるとジュエリーのような輝きを放ち、装い全体を華やかに演出します。
5-2-2.クラシック ジップ コインパース

コンパクトな大きさでありながら、ふっくらとしたマトラッセのステッチとゴールドまたはシルバーのCCマークは、確かな存在感を放ちます。素材には主に、傷が付きにくく丈夫なグレインドカーフスキンが採用されており、毎日使う小物に求められる耐久性も兼ね備えている点は、長く愛用したい人にとって嬉しい配慮です。
ファスナーは開口部が広く、中身の確認やコインの出し入れがとてもスムーズに行えます。内部には間仕切りが設けられており、小銭はもちろん、折り畳んだ紙幣や数枚のクレジットカードなどを整理して収納することが可能です。
自分への特別なご褒美や、大切な人への心に残る贈り物にもふさわしい、タイムレスな魅力に満ちた逸品です。
6.【FAQ】ボーイシャネルとマトラッセに関するよくある質問
以下では、購入前に解消しておきたいボーイシャネルとマトラッセに関する疑問について、まとめました。
6-1.ボーイシャネルを持っている人のファッションの特徴は?
ボーイシャネルを愛用する人々は、甘さの中に少しだけ辛口な要素を取り入れた「甘辛ミックス」や、都会的で洗練された「モード系」のファッションを好む傾向にあります。ボーイシャネルが持つ、直線的でエッジの効いたデザインと、重厚感のあるアンティーク調の金具が、コーディネート全体を引き締めてくれます。
たとえば、柔らかなシフォン素材のブラウスや、フェミニンな雰囲気のプリーツスカートにボーイシャネルを合わせると、甘さが抑えられ、ぐっと垢抜けた大人の装いが完成します。まさに、ファッション上級者の風格を漂わせることができるでしょう。
反対にカジュアルなスタイルに一点投入するだけで、一気にラグジュアリーな雰囲気が加わり、周囲と差がつく着こなしが叶います。合わせる服を選ばず、持つだけで独自のスタイルを確立してくれるバッグなのです。
6-2.ボーイシャネルとマトラッセ、それぞれどんな人が似合う?
ボーイシャネルは自立した精神とハンサムなかっこよさを求める人に、マトラッセは時代に流されない普遍的なエレガンスを愛する人に、それぞれしっくりと馴染むでしょう。ボーイシャネルは、その名の由来となったココ・シャネルの恋人「ボーイ・カペル」の自由な精神を反映した、力強く現代的なデザインが特徴です。
トレンドを意識しつつも、自分らしい着こなしを確立している、アクティブで意志の強い人物像を想起させます。既存の価値観にとらわれず、自分だけの個性を表現したい人に最適なパートナーとなってくれるでしょう。
一方、マトラッセは、シャネルの伝統と品格を象徴する、永遠のアイコンバッグです。ふっくらとしたキルティングと優美なチェーンショルダーは、持つ人の仕草まで美しく見せてくれるような気品をまとっています。
流行を追いかけるよりも、上質なものを長く大切に使い続けることを好む、穏やかでクラシカルな佇まいの人にぴったりです。最終的には自分が「こうなりたい」と思う理想像を思い浮かべ、イメージに合うバッグを選ぶのがベストです。
6-3.マトラッセとボーイシャネル、どちらが扱いやすいの?
日常的な使いやすさや傷への耐性を重視するなら、ボーイシャネルの方がより気軽に使える場面が多いかもしれません。対照的に、マトラッセは繊細な素材が使われることが多く、より丁寧な配慮が求められるバッグです。
ボーイシャネルは、縁がしっかりと補強された直線的なデザインのため、型崩れに対して比較的強い構造をしています。素材に関しても、グレインドカーフスキンのように、傷や汚れが目立ちにくい丈夫なレザーで展開されることが多い点が大きな利点です。日々の生活の中で、多少の衝撃や摩擦を過度に気にすることなく、気兼ねなく持ち歩きたいと考える方にとっては、心強い存在となるでしょう。
一方で、マトラッセの代表的な素材であるラムスキンは、滑らかで柔らかな質感が魅力です。しかし、その繊細さゆえに、爪やアクセサリーなどに触れると傷がつきやすいという側面も持ち合わせています。
ふっくらとした美しいキルティングの形状を保つためにも、バッグの中に物を詰め込みすぎず、保管する際には中に詰め物を入れて形を整えるといった配慮が必要です。
毎日アクティブに活用したいならボーイシャネル、特別な日のために大切に使い続けたいならマトラッセ、というように、自分のライフスタイルやバッグとどう付き合っていきたいかを想像することが、後悔のない選択につながるはずです。
7.【まとめ】自分らしいスタイルで、最高のシャネルバッグを選ぼう!
シャネルを代表する「マトラッセ」と「ボーイシャネル」は、どちらも名品でありながら個性は大きく異なります。普遍的なエレガンスを体現し、フォーマルからカジュアルまで幅広く対応できるのがマトラッセ。一方で、直線的で力強いデザインを備え、自分らしさや都会的な感性を演出したい方に寄り添うのがボーイシャネルです。
価格帯や資産価値を見ても、マトラッセは特にリセール市場で強く、一生のパートナーとして選ぶ安心感があります。対してボーイシャネルは、やや手に取りやすい価格でありながら、遊び心やモダンな雰囲気を楽しめる点が魅力です。
年齢層を問わず長く使えるため、どちらを選んでも「大人の女性らしさ」を高めてくれるでしょう。大切なのは、単なる流行ではなく、自分が理想とするスタイルにどちらがより響くかを考えることです。ぜひ、クローゼットの服やライフスタイルに合わせて、自分にふさわしい一品をイメージしてみてくださいね。