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2023年12月20日

ブシュロンとは。ヴァンドームの名門と呼ばれる歴史や代表作を紹介。

ジュエリー

ブランド

ブシュロンと聞いてどのようなイメージが浮かぶでしょうか?

人によって「可愛い!」から「かっこいい!」などなど様々なイメージを彷彿とさせる不思議な魅力を持っているブランドです。

今回はヴァンドーム広場の老舗でありながら、現在に至るまで革新的なデザインと技術で人々を魅了してきた名門ジュエラー『BOUCHERON/ブシュロン』の歴史や代表作について解説していきたいと思います。

また、人気のコーディネートや価格帯についても紹介しています。

「一生もののジュエリーを選びたい!」
「ブシュロンが気になるけれどシリーズや着用シーンで迷う」

という方には必見です。ぜひ最後までご覧ください!

1.パリ5大ジュエラーの老舗『ブシュロン』


出典:BOUCHERON

多くの芸術家が集まり、華やかな文化が栄えた芸術の都、パリ。

オペラ座やルーヴル美術館にも近い八角形のヴァンドーム広場は『ラグジュアリーの象徴』として知られ、世界を代表する名門ジュエラーや高級ブティックが名を連ねます。

ヴァンドーム広場のジュエラーの中でも、歴史的に認められたパリ発祥の一流ブランドとして知られるブランドは『パリ5大ジュエラー』や『グランサンク』とも呼ばれています。

グランサンクとして名を連ねるブランドは以下の通りです。

・Boucheron/ブシュロン
・MELLERIO dits MELLER/メレリオ・ディ・メレー
・CHAUMET/ショーメ
・MAUBOUSSIN/モーブッサン
・Van Cleef & Arpels/ヴァン クリーフ&アーペル

グランサンクとはフランス語でその名の通り 『グラン=偉大な』『サンク=5』を意味し、1900年頃にフランス高級宝飾会が認めた5大宝飾店のことです。全てが創業100年を超える老舗のジュエラーで、中でもブシュロンはヴァンドーム広場に初めてブティックを構えた老舗中の老舗といえます。

さて、次の章からは、ブシュロンの歴史とその魅力について詳しく解説していきたいと思います。

2.ブシュロンの歴史

26, place Vendôme : un hôtel si particulier
出典:BOUCHERON

2-1.創業者『フレデリック・ブシュロン』が立ち上げる。

織物商の息子として生まれたフレデリック・ブシュロン。

幼いころから生地や織物などの布製品へ特別な思いを抱いていた彼は、この思いをジュエリーに取り入れられないかという考えを持っていました。

14歳にして宝石商の見習いとなり、慣れ親しんだレースや織物のなめらかな風合いを貴金属で表現しようと試みました。ブシュロンにとって布製品やファブリック生地は、ブランドの起源であり創業者が持っていた強い信念でした。

そして1958年、フレデリックが28歳の時にパレ・ロワイヤルに最初のブティックをオープンしたことからブシュロンの歴史が始まります。

2-2.ヴァンドーム広場に初めてブティックを構える。

パレ・ロワイヤルへの出店後、ヴァンドーム広場へとブティックとアトリエを移転することになります。今でこそ世界中のハイブランドが集う『ラグジュアリーの象徴』として知られるヴァンドーム広場ですが、かつてはルイ14世やナポレオンにまつわる歴史の舞台であり、その後は貴族の邸宅としてのイメージが残る広場でした。そんな当時のヴァンドーム広場へ初めて店舗を出店したのがブシュロンです。

ブシュロンが店舗を構える28番地はヴァンドーム広場の中でも最も日当たりが良く、ウィンドウから注ぐ日の光は今もジュエリーを美しく輝かせています。対面販売が主流だった時代、ショーケースにジュエリーを並べての販売は大変画期的で話題となり、あえて邸宅感を残した心地よい店舗の雰囲気もパリの人たちの心をつ掴みました。

あとに続くように世界五大ジュエラーのカルティエや、グランサンクのショーメ、ヴァンクリーフ&アーペル、世界的に絶大な知名度を誇るオテル・リッツ、シャネルなどの一流ブランドや世界的なホテルが集まりパリの心臓部へと変化していくことになりました。

2-3.パリ万国博覧会で金賞を受賞。トップジュエラーへ。

ブシュロンは、花や植物など自然をモチーフにしたアールデコやアールヌーボーのデザインをいち早く取り入れ、パリの人々を魅了してきました。

1867年にパリ万国博覧会では金賞を受賞し、その後も何度も金賞やグランプリを獲得。ジュエリーは格式や重厚感が重んじられる時代に、伝統にとらわれない画期的なデザインを次々と発表しトップジュエラーへと昇りつめました。

革新的なデザインを追及するブシュロンの精神は、現代まで受け継がれています。

2-4.ジュエリーのみならず時計や香水を展開。

ブシュロンはジュエリー以外にも時計や香水なども展開しています。
ジュエリーが美しく施された時計はもちろん、シンプルで洗練された名品があります。

1947年に発売されたウォッチ『リフレ(REFLET)』は、ケースや文字盤に施された波型の文様であるゴドロン装飾が特徴的です。ドレスのフリルのようにもみえるゴドロン装飾は技術力の高いメゾンの職人にしか扱えない技で、19世紀から大切にされてきた伝統的なモチーフです。

また、注目すべき特徴の一つに、時計の風防にふーっと優しく息を吹きかけると一瞬だけヴァンドーム広場のホログラムが映し出される仕掛けが!メゾンゆかりのヴァンドーム広場に思いをはせながら、自分だけの秘密のように楽しむことができそうな遊び心ある逸品です。

さらにストラップを横にスライドするだけで、自分で簡単にベルト交換ができるのも嬉しいポイントです。ユニセックスなデザインでサイズ展開もスモール・ミディアム・ラージと豊富なのでペアでつけるのもおすすめです。

ブシュロンではジュエリーからインスピレーションを得た、香水やアイウェアのラインナップも展開しています。ジュエリーと同じ名前の「キャトル」の香水は、メンズ・レディースが展開されているのでカップルでつけるのもおすすめです。プレゼントや記念日に一緒に買ってみてくださいね!

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3.ブシュロンの特徴

Le « 26V » - deuxième étage
出典:BOUCHERON

一代でトップジュエラーとしての名声を獲得したブシュロン。大きく分けて3つの特徴があります。

・圧倒的な信頼性
・時代を見据えた先見性
・革新的なデザイン

この章では、そんなブシュロンの特徴について解説していきたいと思います。
ブシュロンとはどんなブランドなのか、分かりやすくまとめましたのでぜひご覧ください。

3-1.160年以上続く歴史からくる圧倒的な信頼性

ブシュロンの特徴として一番大きいのは『長い歴史からくる圧倒的な信頼性』と言っても過言ではないでしょう。数多くのブランドが存在していますが、160年以上続くブランドは数えるほどしかありません。

19世紀は最も豪華で美しいジュエリーが生まれた時代だと言われています。ファッションや芸術に敏感なパリの人々から160年以上支持されてきたブシュロンには圧倒的な信頼性があります。

伝統的な技法を大切にしながらも、革新をもたらし価値観をアップデートし続けるブシュロンは、パリのジュエリー界を今も牽引する存在です。

3-2.時代の先を見据えた先見性

創業者のフレデリック・ブシュロンが卓越していたのは、その『時代を見据えた先見性』にあります。パリ万国博覧会でグランプリを受賞した、1883年に発表された『クエスチョンマーク』にその先見性がうかがえるエピソードがあります。

19世紀の上流階級の女性たちには生活やファッションに多くの制約があり、洋服を着るにも髪を結うのにも、そしてジュエリーをつける時でもメイドさんの手を借りる必要がありました。そんな時代にブシュロンが発表したクエスチョンマークというネックレスには留め金がなく、首の後ろに手を回すことなく鏡を見ながら自分自身で着用することができるものでした。この時代では大変画期的な発明で、自由で自立した女性のためのジュエラーという立ち位置を確立しました。

クジャクの羽根で遊んでいるときにインスピレーションを得たクエスチョンマークは、まるで本物の羽根のようにナチュラルで軽やかなデザインも特徴です。美しさと実用性を兼ね備えたクエスチョンマークは当時のジュエリーの常識を覆し、女性に自由をもたらしたと言われています。

先ほども少し触れましたが、まだ邸宅でしかなかったヴァンドーム広場に初めて出店を決めたのもブシュロンです。ヴァンドーム広場の一等地での出店はファッション感度の高いパリの人々の間で話題となり、後に続くようにラグジュアリーブランドが集まり、今や世界一のラグジュアリーの聖地へと変化していきました。

時代の先を行く先進的なデザイン以外にもフレデリックはこうした場所への 先見の明 が冴えた人物であったことがわかります。

3-3.重厚感あふれる革新的なデザイン

ブシュロンは伝統的な重厚感ある文様や受け継がれてきた技術を愛しながらも、革新的なデザインを次々と世に送り出してきました。

先ほども紹介した、ゴドロン装飾をあしらったメゾンの代表作 リフレウォッチのベルトにも、その革新性があらわれています。

リフレのベルトは工具なしで横にスライドするだけで自分で着脱が可能な仕様になっており、季節や気分によってベルトをチェンジすることができます。人の手を借りることなく『自分で身に着ける楽しさ』『女性の自立』というブシュロンが大切にする精神が受け継がれています。

同モデルの、クラスプが外側から見えないように隠された インビジブルクラスプ もブシュロンの特許技術です。時計としての実用性だけではなく、どこから見ても美しいことや使いやすさも妥協しない名門ジュエラーとしての誇りが感じられます。

発売から75年以上も愛され、現代にも受け継がれる革新的なブシュロンの精神を体現した代表作です。

4.ブシュロンのブランドイメージ

SNSでもおすすめジュエリーとして上がることの多いブシュロンとは、実際にどんなブランドイメージを持たれているのでしょうか?

この章では、ブシュロンのブランドイメージについて解説していきたいと思います。

4-1.他のブランドと被らない独自のデザイン

ひと目見て「ブシュロンとはこれだ!」とわかるアイコニックなデザインが豊富です。

キャトルやセルパンボエムは幅広い世代から人気があり、ブシュロンというブランドを知らない人にとっても「見たことのあるデザインだ!」と思わせる独自のデザインが特徴です。人と被らず「パッと見ておしゃれ」だと思わせる、唯一無二のデザインが豊富です。

4-2.性別に左右されない

ブシュロンはジュエラーでありながらも「中性的」なデザインが魅力のブランドです。特に「キャトル」は女性のみならず男性の愛用者も多いシリーズです。繊細なつくりの良さに加え直線的なデザインが美しく、様々な色の地金を組み合わせた中間色とも言える色合いや、カラーバリエーションの豊富さから、男女ともにファッションへの感度の高い方から結婚指輪やペアリングにも選ばれています。

4-3.渋くてカッコいい

揺るがない自信と細部へのこだわりが感じられるブシュロンのジュエリーは、洗練された大人の印象です。繊細に施された地金への装飾や、直線的でシャープなフォルムは、女性が身に着けると「渋くてかっこいい」「自立した大人の女性」というイメージがもたれます。

一生懸命仕事をして自立した女性が自信をもって生きていく、自分のために選びたくなるジュエリーブランドです。

5.ブシュロンのジュエリーコレクションと値段

160年以上の歴史を誇るブシュロンのメインアイテムと言えば、やはりジュエリー。

ハイジュエリーも手がけるブシュロンの『キャトル』や『セルパンボエム』は、ここぞというときだけでなく、毎日の生活に寄り添うデザインで長く愛用できます。お仕事を頑張った自分へのご褒美にも相応しいブランドで一生大切にしていくのも良いですね。

さて、この章では、ブシュロンが大切にしてきた歴史や精神が反映されたジュエリーへの思いを知っていただくために、ブランドが展開している代表的なジュエリーコレクションとその値段をご紹介していきます。

おすすめの着用方法などもご紹介するので、ぜひご覧になってみてください。

5-1.キャトル

数種類の異なる地金の装飾が個性を放つ「キャトル」シリーズ。ブシュロンと言われたら、この「キャトル」の指輪を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?

グラフィカルな4つのコード『グログラン』『クル ド パリ』『ダイヤモンド』『ゴドロン』といった数種類のゴールドやセラミックとともに、まるでリングを何本も重ね着けしているかのような個性的で重厚感のあるデザインは唯一無二です。

グログランリボンの表面を表現したグログラン、ヴァンドーム広場の石畳からインスピレーションを得たクル ド パリ、アールデコの建築様式から着想を得てフレデリック・ブシュロンが考案したゴドロン。

キャトルの美しい地金装飾はどれもブシュロンの歴史と繋がりの深いデザインがあしらわれた、まさにブシュロンを代表するモデルと言えます。

 


出典:ブシュロン
『キャトル クラッシック リング スモール』
定価:59万円~/ダイヤモンドあり103万円~

キャトルには様々な組み合わせのパターンがあり、ダイヤモンドのありなしやカラー、幅の違いや地金装飾の組み合わせが多数存在し、リング・ネックレス・ブレスレット・イヤリング・ヘアジュエリーなど様々な商品への展開がされています。

一番人気のあるキャトルは、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド3色のゴールドとブラウンPVDで構成される『キャトル クラシック』。肌なじみの良いブラウンや3色のゴールドがあしらわれ、中性的なカラーとデザインでカッコいい大人の女性からはもちろん、ファッション感度の高い男性からも支持されています。

グログラン・クル ド パリなどは単体のデザインからありますので、将来的に重ね付けしていく楽しさもあります。クル ド パリは10万円台~と、手が届きやすい価格帯なのも嬉しいポイントです。

伝統的な技術や装飾に加え一般的な貴金属では表現しきれないカラーや質感を表現した、ほかの指輪とは一線を画したシリーズもあります。


出典:ブシュロン
『キャトル ブルー ダイヤモンド リング スモール』
定価:99万円~

2021年に発売されたこちらのキャトル、ブルーの部分にはなんとセラミックを採用しています。青色の宝石をあしらった指輪はたくさん存在しますが、青いセラミックをキャトルに採用した、ブシュロンらしく革新的で遊び心あふれるデザインです。

特にブルーのデニムとは相性抜群で、春〜夏にデニムとさらっと合わせることで、爽やかで楽しい気分にさせてくれそうです。

現在、ブルーのほかにホワイトとレッドのセラミックがあります。
キャトル クラッシックをエレガントにつけるもよし、セラミックで遊ぶもよし。一本でも重ね付けも、一人でも二人でも楽しめる、これからの人生に寄り添った一点になること間違いなしです。

5-2.セルパンボエム

キャトルと並んで人気を誇る『セルパンボエム』は1968年から続く人気モチーフでタイムレスな魅力で世代を超えて愛され続けています。

セルパンボエムは『セルパン(SERPENT) /ヘビ・スネーク』 と 『ボエム(BOHEME)/ボヘミアン』 をかけ合わせた造語です。ヨーロッパでヘビは再生や幸運、永遠を象徴するモチーフとして昔から信仰されてきました。

フレデリック・ブシュロンは彼が留守の間、妻を守りますようにとスネークのモチーフのネックレスを贈りました。以来、セルパンはブシュロンにとって『愛のお守り』として50年以上愛されるモチーフとなっています。

妖艶で印象を与えがちなヘビのモチーフですが、ブシュロンのセルパンボエムはドロップ型のデザインやカラーストーンがフェミニンな印象で、ヘビの神秘性は縁取りやアームにさりげなく表現されています。

丸みを帯びた繊細な地金の細工は水分を含んだように輝き、ドロップ型のモチーフが女性らしさを引き立てます。日常的に使えるくどくないヘビモチーフは若い方から年配の方まで身に着けやすく、一生もののお守りジュエリーとしてデイリーに使っていけることでしょう。

また、セルパンボエムにはネックレス・リング・ブレスレット・イヤリング・ヘアジュエリーとたくさんのラインナップがあります。

出典:ブシュロン
『セルパンボエム ペンダント エクストラスモール ピンククオーツ』
定価:23万円~

デイリー使いにおすすめなのがネックレス。繊細な地金装飾に合わせた存在感抜群のツイストチェーンだけでも身に着ける価値があると思わせる完成度の高さです。最近人気が高まっているのが、ピンククオーツを使ったセルパンボエム。

ピンクゴールドのツイストチェーンには、ラウンドカットのダイヤモンドが片側に一粒あしらわれており、エクストラスモールとはいいながらも存在感と輝きを放ちます。「セルパンボエムの可愛らしい感じが好き!」という方には、ピンク×ピンクのあまりにも可愛い組み合わせは絶対に見逃せません。

これ以外にもエクストラスモールには、イエローゴールド×マザーオブパール、ピンクゴールド×ロードライトガーネット、ホワイトゴールド×アクアプレーズの組み合わせもあり、どれもゴールドと天然石との色見の組み合わせが抜群です。

サイズ展開は「エクストラスモール」「スモール」「ミディアム」「ラージ」の4種類
エクストラスモール23万円~、スモール34万円~、ミディアム64万円~、ラージ310万円~

ピンククオーツのように、ネックレスチェーン・中石ともにエクストラスモールだけにしかない仕様もありますので、サイズ感で迷う場合などは注意が必要です。

出典:ブシュロン
『セルパンボエム スタッズイヤリング エクストラスモール』
定価:56万円~

毎日使うピアスで選ぶなら「セルパンボエム スタッズ イヤリング エクストラスモール」もおすすめです。ハニカム構造が生み出すダイヤモンドの輝きは、身に着ける人の表情を明るく演出します。普段使いからオケージョンまでダイヤモンドのシンプルな輝きはどんな装いとも相性がよく、人生の様々なシーンに寄り添ってくれるモチーフです。カラーはイエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドの3色展開で、全てのパーソナルカラーに合わせて選ぶことが出来ます。

5-3.ジャック ドゥ ブシュロン

出典:ブシュロン
『ジャック ドゥ ブシュロン ブレスレット』
定価:65万円~

2019年に誕生した、オーディオケーブルをモチーフにしたクラスプが印象的な「ジャック ドゥ ブシュロン」すっきりと洗練されたフォルムの秘密は、ケーブルからヒントを得た留め具。ブレスレットをいくつか組み合わせてネックレスにしたり、ロングネックレスを腕に巻き付けてブレスレットにしたりと、様々な解釈で自由に楽しむことができる新しいコレクションです。

5-4.アニマルコレクション

出典:ブシュロン
『エリソン リング スモール』
定価:86万円~

1866年にブシュロンのアトリエで始まった歴史ある『アニマルコレクション』

猫、トンボ、ハリネズミ、小鳥など・・・動物たちをかたどった躍動感あるジュエリーたちに愛着を注げば、お守りを超えた存在として日常に寄り添ってくれます。

幸運をもたらすといわれるハリネズミモチーフは、愛くるしさはありながらもブシュロンならではの重厚感も楽しめるイイトコ取りのコレクションです。

5-5.アルシテクチュール

出典:ブシュロン
『ヴァンドーム リズレ ソリテール リング』
定価:104万円~

ブシュロンにゆかりのヴァンドーム広場やパリの街並みの造形をモチーフにした「アルシテクチュール」アールデコの幾何学的で洗練されたシャープなラインが美しいデザインです。タイムレスなデザインで人と被らない婚約指輪としてもおすすめです。

主石のダイヤモンドを取り囲むようにセッティングされたパヴェダイヤモンドが、手元にゴージャスさと確かな輝きを与えてくれます。大切な日を彩るアクセサリーとしていかがでしょうか。

5-6.ナチュール

出典:ブシュロン
『プリュム ドゥ パオン リング エクストラスモール』
定価:81万円~

ありのままの力強い自然(ナチュール トリオンファント)を表現したシリーズ「ナチュール」は、ブシュロンのインスピレーションの源でもあります。創業者、フレデリック・ブシュロンが手がけた革新的で軽やかな羽根のモチーフを纏うことができる特別なシリーズです。

5-7.クチュール


出典:ブシュロン
『ポンポン ペンダントイヤリング』
409万円~

繊維業を営む家庭に生まれ、子供時代から美しい生地やレースに慣れ親しんだフレデリック・ブシュロンは、そのしなやかさをゴールドや宝石で表現したいと思いました。仕立てを意味するクチュールは、ブシュロンにとって大切なテーマの一つです。多くのアパレルブランドでも、オートクチュールコレクションといった言葉を耳にすることが多いと思います。

動くたびにフリンジがきらめく「ポンポン コレクション」は、ファブリックのしなやかさを見事に表現しています。

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6.歴史と最新技術の融合 ブシュロンのハイジュエリー

数々のジュエリーコレクションを展開しているブシュロンですが、もちろん高価格帯のハイジュエリーコレクションもあります。ここからは、最新のハイジュエリーのコレクションを少しだけ紹介していきたいと思います。

最新の技術を駆使して、今もなお革新的であることを追及するブランドの姿を知ることができるので、「ハイジュエリーなんて縁がないし買わないよ!」と思う方も是非ご覧になってみてください。

6-1.建築技術を応用した「ホログラフィック」

2021年のハイジュエリーのテーマは「ホログラフィック(光と色)」

デンマーク人の芸術家、エリアソンの展示からインスピレーションを受けたこの作品は、常に革新的であろうとするブシュロンの精神を反映しています。虹やオーロラなどが織りなす自然の現象へ敬意を表現した「ホログラフィック」。虹色を表現するために、飛行機の滑走路や反射板などに使われる建築用素材のコーティング技術を応用し、高温で溶かしたメタルを10層近く重ねて仕上げられています。

まるで透明なオパールのような色合いで、重なった層ごとに色合いの異なるプリズムが息をのむほどに美しい。近未来を予感させる誰も見たことのない夢のような作品です。フレデリック・ブシュロンが常識を覆す「クエスチョンマーク」を創造し、新しいジュエリーの概念を定番化させたのと同様に、「ホログラフィック」はハイジュエリーの概念を次の段階に進化させるかもしれません。

6-2.コロナ禍に自然界へ想像の旅 「アイユール」

2022年のハイジュエリーは「ここではないどこか」を意味する「アイユール」

コロナ禍の行動制限下に、想像力を駆使して自然界の美を追及したコレクションを発表しました。海岸の小石や貝殻を加工しジュエリーを埋め込んだ作品は、一つとして同じものが存在しないことを思い出させます。

「フイヤージュ ディアマン カフスブレスレット」は、アルミニウムをカタフォレシス(電気泳動)によってまるで本物の植物の葉のように加工しています。巨大なグリーントルマリンとダイヤモンドを用いた、見た目にも技術的にも今までにない組み合わせを試みた作品です。未知の技術に挑戦しつづける、ブシュロンの職人や制作チームの類まれなる情熱と探求心が形になったコレクションです。

6-3.エリザベス女王への敬意を込めた「LIKE A QUEEN」

2023年には、イギリスのエリザベス女王が愛用したダブルクリップのブローチから着想を得た「LIKE A QUEEN」を発表しました。1944年の18歳の誕生日にロイヤルファミリーからエリザベス女王に贈られて以来、数々の重要な場面で幾度となく着用されてきたブシュロン製のブローチです。

時代を超えてスタイルを貫くアイコンピースを、カボションカットやバケットカットの天然石を用い、ラッカー仕上げとダイヤモンドのラインでモダンなアールデコ調に再解釈しました。カラフルなファッションで人々を喜ばせたエリザベス女王のように、ビビッドカラーや明るい色彩を用いた「LIKE A QUEEN」は、ジェンダーレスに様々な着用方法が想像できる、目にも楽しいコレクションです。

「誰も見たことのないものを作る」というフレデリック・ブシュロンの精神は、現代のメゾンのクリエイターや職人にも継承されています。最新の技術と未知の組み合わせへの挑戦を続けるブシュロン。これから人々を驚かせるどんな革新的なジュエリーが生まれていくのか楽しみなブランドです。

7.ブシュロンを愛用している芸能人

ここまでは、ブシュロンの魅力や歴史、人気アイテムなどについて解説させていただきましたが、実際に愛用しているのはどんな方なのでしょうか?

この章では、芸能人やセレブについてまとめてみました。

着用している人を知れば、ブシュロンを持っている人のイメージもしやすいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

7-1.俳優 小栗旬さん&山田優さん夫妻

2012年に結婚した小栗旬さん&山田優さんは結婚指輪にブシュロンを選びました。

お二人が身に着けているのは「キャトル クル・ド・パリ」イエローゴールドとプラチナだそうです。パリの石畳からインスピレーションを受けたクル・ド・パリは、地金のファセット面でキラキラと輝き、ダイヤモンドなしでも確かな存在感があります。

男女ともにスタイリッシュに身に着けることができ、おしゃれなお二人の雰囲気にぴったりです。

7-2.女優 米倉涼子さん

ブシュロンが大好きだという米倉涼子さん。ドラマの撮影でも「ブシュロンを着けさせてほしい!」と制作に頼むほどの愛用者です。華やかでクールな大人の女性という印象がぴったりの米倉さん。過酷な撮影でも自信と強さを与えてくれるブシュロンのジュエリーは、なりたい自分を実現するお守りになっています。

7-3.歌手 中島美嘉さん

撮影でブシュロンのジュエリーに一目ぼれしたという歌手の中島美嘉さん。彼女のお気に入りは「キャトル ラディアント」シリーズのロングネックレスでした。日々メイクやファッションを研究している中島さん、メンズライクな私服にロングのネックレスをさらりと着こなしている姿が素敵です。

7-3.BTS ジミンさん

私服がおしゃれなことで知られている、BTSのメンバー ジミンさんもブシュロンの愛用者です。

「キャトル クラッシック タイネックレス」「キャトル ラディアント オープンワーク リング」を合わせて着用されていました。メンズのブシュロンはやはりカッコいい印象で、ブシュロンのトータルコーディネートにも憧れます。

7-4.BTS テテさん

「なんのイヤーカフを着けているの?」とSNSで話題になったBTSのテテさん。空港で撮られた横顔に映るのは、ブシュロンのキャトルのイヤーカフだと思われます。普段イヤーカフをしないテテさんについて、交際の匂わせ疑惑や、右耳のイヤーカフの意味までファンによって様々な考察がネット上に飛び交いました。

言わずもがな、ロイヤルファミリーやエリザベス女王もブシュロンの顧客です。映画賞で知られるアカデミー賞やフランスのセザール賞の授賞式でも、数々の有名女優がブシュロンのハイジュエリーを身に着けて出席するなど、ブシュロンのジュエリーは世界中のセレブから愛用されています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

160年以上の歴史を誇る、パリの老舗ジュエラー。フレデリック・ブシュロンから受け継がれた「革新的なジュエリーを創造したい」という思いは、今もメゾンに携わる人々によって大切にされています。

 

「一生もののジュエリーを選びたい」と考えている方にとって、ブシュロンのジュエリーは一生ものに値するブランドの選択肢に入るのは間違いないでしょう。

 

また、「だからこそサイズや色で迷う!」という方は、ぜひ店頭で試着させてもらいながら選ぶことをおすすめします。店員さんのアドバイスはもちろんのこと、気の許せる友達や家族にもみてもらうと、自分では気が付かなかった印象が得られることも。アドバイスやご自身のフィーリング、歴史とメゾンが大切にする精神への共感からお気に入りに出会えるといいですね。

 

この記事がジュエリー選びの助けになりましたら幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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