2025年3月12日
【2月誕生石】アメジスト|石言葉・効果・スピリチュアル的意味を徹底解説!

2月の誕生石・アメジストとは?石言葉やスピリチュアル的意味・不思議な力や実は怖いという噂についても解説!「ブレスレットやネックレスに相性の悪い石って?」「人を選ぶって本当?」「値段はいくら?」などの疑問にすべて答えます!
紫色のミステリアスな宝石、アメジストは宝石の中でも比較的知名度があり、多くの人に親しまれています。2月の誕生石としても有名ですし価格もお手頃なこともあり、老若男女問わず人気のある宝石です。
アメジストには古い歴史があり、なんと2万5千年も前の遺跡から発見されていたり、神話にも登場したりします。古くから多くの人の手に取られてきた宝石なのです。ところがアメジストには「実は怖い宝石らしい」「人を選ぶので、誰でも身に付けられるわけではないらしい」といった噂もあります。なぜそのような噂があるのか、噂は本当なのか気になりますよね。
今回はアメジストの基本的な情報や身に付けるとどんな良い効果があるのか、アメジストの悪い噂のことなど、アメジストについて詳しく解説していきます!この記事を読めば、アメジストのことをたくさん知ることができますよ!アメジストを身に付けたいという人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
1.アメジストとは?
アメジストは比較的知名度も高い宝石です。宝石に興味がある人なら実際に見たり、名前を聞いたことがあるという人も多いでしょう。実際に見たことがある人は、アメジストの美しさを知っていますよね。紫色で透明感のある石で、カットによってはキラキラと輝いたり、やわらかい色合いになったりと、いろんな表情を見せてくれます。もちろんただその美しさを見て楽しむだけでも充分なのですが、アメジストのことを詳しく知ればもっとアメジストも好きになりますよ!
まずはアメジストについて、基本的な情報をご紹介しますね。
1-1.アメジストの基本情報
アメジストは石英(せきえい)という水晶の仲間のひとつです。石英にはアメジストのほかにも、黄色いシトリンやピンク色のローズクォーツなどがあります。石英の中でも特に紫色に変化したものだけが、アメジストと呼ばれます。
アメジストは空洞になった石の中に、水晶の成分が染み込むことでできます。少しずつ染み込んだ水晶の成分が成長し、そこに鉄の元素が加わることで紫色になるのです。岩を卵のように割ると、その中にアメジストが詰まっていると聞くと、ワクワクしますよね。石の内部にアメジストが形成された物は「アメジストドーム」という置物として人気があります。アクセサリーに加工された姿しか見たことがないと、ちょっと想像できないかもしれませんね。機会があれば、アメジストドームを見てみてください。岩の内部に六角柱の形にアメジストが詰まっているのを見ると、なんだか不思議な気持ちになりますよ。
1-2.アメジストの神話と歴史
アメジストの歴史は古く、2万5千年前のヨーロッパではすでに装飾品として使用されていました。魔除けのお守りや宗教的儀式にも、アメジストは使用されていたようです。
紫は、古くから世界各国で高貴な色、特別な色でした。自然界の中でも珍しく、紫に染められた布などは希少だったのです。当然たくさんの人が、気軽に身に付けられるわけではありません。身分が高い人や、宗教的に重要な立場にいる人だけが身に付けられる色が、紫でした。そのため紫色の宝石であるアメジストは、世界各国で特別な石として扱われてきました。
アメジストの起源について有名な神話がありますので、ご紹介しますね。
その昔、バッカスという神様がいました。バッカスは葡萄酒の神様でお酒がとても好きなのですが、飲むとすぐに酔ってしまうという弱点を持っていました。ある日バッカスがいつものように酔っぱらっていると、通りかかった人間がバッカスに失礼な態度をとったそうです。バッカスはそのことに怒り、「次に通りかかった人間を襲ってやろう」と思います。
そこに運悪く通りかかったのが、アメジストという名前の娘でした。アメジストは愛と美の女神ダイアナに捧げものをしに行く途中、何の罪もないのにバッカスの呼び出した獣に襲われてしまったのです。女神ダイアナに助けを求めたアメジストの声に応え、ダイアナはアメジストが殺されないよう、水晶に変えてしまいました。
さて、酔いの覚めたバッカスは、水晶に変化してしまったアメジストの姿を見てとても後悔します。バッカスの涙は持っていた葡萄酒にこぼれ落ち、その葡萄酒がアメジストにかかりました。葡萄酒が染み込んだ水晶は紫色に変化し、現在のアメジストになったのです。
アメジストはこの神話から、「お酒に酔わない」「お酒に強くなる」効果があり、悪酔いしないお守りになるとも言われています。
1-3.アメジストの産地
アメジストの産地はブラジル・ウルグアイ・ボリビア・ザンビアなどです。中でも有名なのはブラジルのリオグランデ・ド・スル州で、世界最大のアメジストの産地と言われています。色合いは黒っぽく、インクルージョンと呼ばれる内部の異物が多いアメジストがたくさん産出される産地です。ブラジル産のアメジストは特にイギリスやフランスで人気があり、18世紀には多くの資産家が買いつけました。
ウルグアイで産出されるアメジストは小粒のものが多いですが、色合いは濃い紫色で美しいものが多く採れます。ボリビアは、アメジストの一部が黄色く変化しシトリンになったアメトリンの産地です。ひとつの石の中に紫色と黄色が同時に見えるアメトリンはとても珍しく、人気がありますよ。
2.アメジストの石言葉
宝石にはそれぞれ石言葉、もしくは宝石言葉と呼ばれる、その石を象徴する言葉があります。
石を象徴する言葉といっても、あまりピンと来ないかもしれませんね。では花言葉は知っていますか?フラワーショップに行った時、それぞれの花に花言葉のポップがついているのを見たことがあるという人もいるでしょう。バラなら「愛情」、カーネーションなら「母への愛」といった花言葉が書かれてあることがあります。その花言葉を参考に、どの花を購入するか、プレゼントするか決めるという人は珍しくありません。自分のことを励ましたり、大切な人に気持ちを伝えるために花言葉はあります。その石バージョンが、石言葉なのです。
石言葉を知らなくても、宝石を購入することもできますし、身に付ける時に直接は関係しません。ですが石言葉を知っていれば、自分の決意を胸に秘めたり、あるいはこっそりと想いを伝えたりすることができるのです。
バラに「愛情」「尊敬」「嫉妬」など複数の石言葉があるように、宝石にも複数の石言葉があります。アメジストの石言葉は「高貴」「心の安定」「誠実」です。アメジストの3つの石言葉について、それぞれ解説します。
2-1.高貴
アメジストには「高貴」という石言葉があります。
この石言葉には、アメジストが昔から身分が高い人や宗教関係の人が身に付けていたことに関係しているようです。もともと紫色は、さまざまな国で特別な色合いでした。たとえば古代ローマやエジプトなどでは、紫は帝王の色とされていました。日本においても、冠位十二階という身分制度で、最も身分が高い人が身に付ける色が紫でした。そのため紫色の宝石を身に付けることができる人間も限られていたのです。
アメジストは特別な人間だけが身に付けることができる宝石で、そこから「高貴」というイメージになったのでしょう。今では誰でも身に付けることができるアメジストですが、なんとなく高貴な雰囲気がするのも不思議ですね。
2-2.心の安定
アメジストの石言葉、ふたつめは「心の安定」です。アメジストは持つ人の心を安定させると言われています。
紫は赤と青のちょうど中間の色ですよね。赤は情熱を表し、青は冷静さをあらわす色です。その中間の紫色をしたアメジストは、ちょうど良いバランス感覚を持っています。アメジストは精神のバランスをとってくれる石なのです。
アメジストは愛情の石で、持ち主を優しく包んでくれます。ストレスやつらいことがあっても持ち主を癒し、バランスを取ってくれる石です。
「心の安定」という石言葉はアメジストにぴったりですね。
2-3.誠実
アメジストには「誠実」という石言葉もあります。
アメジストは恋愛のパワーを持っていると言われていて、持ち主に「真実の愛」をもたらす石です。真実の愛に必要なのは、なにより誠実さでしょう。相手にまじめに向き合う気持ちがなければ、真実の愛は手に入りません。
そう考えれば、アメジストに「誠実」という石言葉があるのは自然なことですね。アメジストを持つことで、相手に対してはもちろん自分の心に対しても素直に向き合うことができるでしょう。
3.アメジストのスピリチュアル的な意味
宝石は美しいだけでなく、スピリチュアル的な意味があります。石によってその意味はそれぞれです。石の意味を知っていれば、その日の気分や状況によって使い分けることができるのです。たとえば、「ヒーリング」の意味を持つ石であれば疲れている時に身に付けたり、「成功」という意味を持つ石であれば大事な勝負がある日に身に付けたりするというような使い方ができます。
アメジストはどんなスピリチュアル的な意味を持っているのかを、ご紹介していきます。
3-1.アメジストは2月の誕生石
アメジストは2月の誕生石としても有名ですよね。2月生まれの人は特に、自分で購入したりプレゼントされる機会も多いと思います。それは、その月に生まれた人が誕生石を身に付けるとお守りになると言われているからです。アメジストは2月生まれの人を守ってくれる石なので、子どもが生まれた時に親が健やかな成長を祈って贈る習慣もあるそうですよ。
では、2月生まれ以外の人はまったくその恩恵を受けられないかというと、そんなことはありません。誕生石にはふたつの意味があります。ひとつはその月に生まれた人のお守りになること。そしてもうひとつは、その月に力を発揮して、身に付ける人すべてを守ってくれることです。つまり2月生まれの人でなくても、2月にアメジストを身に付けることで持ち主を守ってくれるのです。
誕生石としてのアメジストには、そのふたつの意味があります。ぜひお守りとして活用してくださいね。
3-2.アメジストの不思議な力とは?
アメジストには不思議な力があると言われています。実際に、アメジストを身に付けて力を体感したという人も少なくありません。
例えば、アメジストを身に付けたり、身近に置いておくとよく眠れるという人がいます。眠っている時にジュエリーを身に付けると絡まったりして危ないので、最近よく眠れないという悩みがあれば、アメジストのお守りや原石を寝室に置いておくと良いでしょう。
アメジストを身に付けていると、不思議と不運を避けられるという人もいます。特にお守りとして持っていると、そう感じる人が多いようです。家を出るのがもう少し早かったら、違う道を通っていたら……など、不幸な目に合うはずだったところをちょっとした差で避けられたという人もいます。
実際、アメジストにそんな不思議な力があるのかどうかを証明するのは難しいでしょう。ですが身に付けているだけで少し運命が変わるかも……と思わせる、アメジストはそんな不思議な存在なんですね。
3-3.アメジストはこんな人におすすめ!
アメジストのスピリチュアル的な意味を考慮して、どんな人におすすめなのか考えてみました。
・なんとなく疲れたと感じている人
・恋愛運をアップさせたい人
・ツイてないなぁと感じることが多い人
どうですか?あなたには当てはまるでしょうか。宝石を身に付ける時、見栄を張ったり、嘘をつく必要はありません。疲れた時、恋愛がうまくいかない時、悪いことばかりが続いてツイてないと感じることは、誰にでもあります。でも、なかなか友人や家族に相談しづらいという時もありますよね。心配をかけたくない、弱いところを見せたくないと思うと、自分の気持ちすら正直に話せなかったりもします。
そんな時は、宝石に頼ってみるのはどうでしょうか。もちろん、頼りすぎはよくありません。結局は自分で決断しなければならないことのほうが多いでしょう。ですがそんな時に、アメジストはあなたの味方になってくれます。ひとりじゃないと思ったら、いつもよりちょっとだけ勇気が出たりしますよね。
アメジストに頼るということも、選択肢のひとつとして持っておくと良いですよ。
4.アメジストの持つ効果
アメジストを身に付けると、さまざまな効果があると言われています。その効果を期待して身に付けたり、お守りとして身近に置いておく人も少なくありません。
アメジストの効果は主に持ち主の精神を癒す効果と、恋愛運をアップさせる効果です。
ヒーリングの効果を持つパワーストーンは多いですが、アメジストは持ち主の心を落ち着かせることで、持ち主を癒します。心の中の悲しい気持ちを、ゆっくりと明るくポジティブな気持ちに変えてくれる石なのです。アメジストは癒しの効果に加えて、恋愛運をアップさせる効果も持っています。
恋愛運をアップさせるパワーストーンのなかでも、アメジストの効果は特に「真実の愛を探す」というパワーです。ただ目の前の恋愛を成就させる石ではありません。長い目で見た時に、持ち主にとって最も良い関係を築ける人を探す効果です。もしかしたらその過程で悲しい別れがあるかもしれません。ですが、真実の愛のためにはそれも必要なことなのです。ある意味で、持つのに覚悟がいるパワーストーンと言えます。
4-1.パワーストーンを組み合わせる意味
パワーストーンは1種類で使用してもいいのですが、複数種類で使うのも効果的です。パワーストーンを複数種類で組み合わせる効果は、主にふたつあります。
ひとつは、その石の持っているパワーをさらにアップさせるため。もうひとつは、お互いに持っていないパワーを補い合うためです。同じ種類のパワーを持つ石を組み合わせると、1種類で持つよりもそのパワーは底上げされます。もちろんただ単に同じパワーだからということでよく知らないまま組み合わせると失敗することもありますが、似た波長のパワー同士であればそれぞれの石のパワーアップを狙えるでしょう。
また、パワーストーンはそれぞれ持っているパワーが違います。うまく組み合わせれば、「癒されながら金運もアップするお守り」や「仕事も恋愛もうまくいくアクセサリー」になるでしょう。「学業のパワーだけがほしい!」「今は恋愛に全振りしたい!」と強く思っているのでなければ、違う石同士を組み合わせたほうがお得です。ひとつのお守りやアクセサリーで複数の効果を得ることができますので、試してみてくださいね。
4-2.アメジストと相性の良い石
アメジストと相性が良い石を2種類ご紹介します。
まず1種類目は、シトリンです。シトリンは和名では「黄水晶(きすいしょう)」と呼ばれています。黄色く変化した水晶で、実はアメジストが高温にさらされたのがシトリンです。アメジストの一部だけが黄色くなったアメトリンという宝石も人気があります。
シトリンは金運アップの効果があるパワーストーンで、昔から商人や営業職の人がお守りとして用いていました。もともと同じ水晶なので、アメジストとは相性がとてもいいです。しかも、シトリンはアメジストの持っていない金運アップの効果を持っています。
恋愛だけじゃなく、金運もアップしたいと思っている人にはぴったりな組み合わせです。
アメジストと相性の良い石、2種類目はスギライトです。スギライトは1944年に日本で発見された新しいパワーストーンで、「最強のヒーリングストーン」と呼ばれています。濃い紫色の石ですが、色合いが濃ければ濃いほど強いパワーを持っています。
アメジストのヒーリングのパワーは、心を落ち着かせることで持ち主の精神を癒します。ですがスギライトは強い魔除けのパワーを持っていて、悪い物を遠ざけることで持ち主を癒すという、アメジストのヒーリングとは少し違う方面のものです。アメジストとスギライトを組み合わせれば、あらゆる方面から持ち主を守り、癒してくれるお守りになりますよ。
4-3.アメジストと相性の悪い石
相性が良い石がわかったら、次に気になるのは相性が悪い石ですよね。ですが実は、アメジストには決定的に相性が悪い石というのは存在しません。アメジストは何とでも相性の良い水晶系の石で、優しいパワーを持っているので、いろんな石によく馴染みます。
気を付けたほうがいいのは、石同士の組み合わせというよりはその組み合わせを今自分が必要としているかどうか?ということです。
たとえば、エメラルドを見てみましょう。エメラルドは「愛と癒し」のパワーストーンです。持ち主の深いところまでを癒し、愛で包んでくれます。アメジストとの相性はとてもいいのですが、仕事でがんばりたい!と思っている時に向いている組み合わせではありません。ゆったりした気持ちになりすぎてしまうのです。
また、ダイヤモンドは「最強のパワーストーン」と呼ばれています。とても強い増幅のパワーを持っている石です。アメジストと組み合わせると、アメジストの恋愛のパワーを強化してくれます。ダイヤモンドはとてもポジティブな石です。前向きな気分の時はぴったりですが、じっくり恋愛に向き合いたい時にはあまり向きません。
アメジストを身に付ける時は、石同士の相性というよりも自分が今求めているパワーを貰えそうな組み合わせかどうかを考えてみてください。そのほうが、きっと良い効果が得られますよ。
5.アメジストの身に付け方
アメジストは人気の宝石で、ショップでもよく見かけますよね。ブレスレット、リング、ネックレス、ピアスなど……。どれも素敵で迷ってしまうという人もいるでしょう。
ショップで気に入るデザインの物が見つかればいいのですが、迷ってしまって決められない時には、アメジストのスピリチュアル的なパワーのことも考えてみるのはいかがですか?
実は宝石のスピリチュアル的なパワーは、それぞれ一番発揮できる身に付け方があります。ブレスレットもネックレスも素敵だし、予算内だからどっちも買えるし決められないという人は、スピリチュアル的な意味でどれを購入するか決めてもいいと思いますよ。
5-1.ネックレス
アメジストを身に付ける時に、一番おすすめなのはネックレスです。アメジストがパワーを最も発揮できるのは、実は石が胸のあたりにある時です。精神を安定させるパワーのあるアメジストは、心臓のあたりからパワーを取り込んで持ち主を癒します。
ネックレスにはさまざまなデザインのものがあります。チェーンが短くて、チョーカーなど石がのどの近くにあるようなデザインの物より、チェーンが長めで石が胸のあたりに来ているほうが、アメジストの場合はおすすめです。
元から長めのネックレスを購入するか、長さが調整できるような物であれば長めに合わせておいてくださいね。
5-2.イヤーアクセサリー
アメジストを付けるなら、ピアスやイヤリングなどのイヤーアクセサリーもおすすめです。さきほど石にはそれぞれパワーを発揮できる場所があるとご説明しましたよね。アメジストの場合、パワーを発揮できる場所の第1位は胸のあたり。そして第2位は眉間や頭頂部です。
とはいえ現代日本では、眉間や頭の上にジュエリーを配置するようなデザインのアクセサリーはあまり一般的ではありません。できるだけ近い位置にと考えると、ピアスやイヤリングなどのイヤーアクセサリーが最適でしょう。
アメジストのイヤーアクセサリーは、洞察力をアップさせる効果もあると言われています。恋愛では、さまざまな決断が必要です。冷静な判断が必要な場面では、アメジストのイヤーアクセサリーがパワーを貸してくれるでしょう。
5-3.ブレスレット
出典:SWAROVSKI
ブレスレットは、パワーストーンを身に付けるうえで最もベーシックな身に付け方と言えます。さまざまなパワーストーンがブレスレットに加工されていて、購入しやすいのも良いですよね。
これはアメジストに限った話ではありませんが、パワーストーンのパワーは左手首から身体の中に入って全身をめぐると言われています。その石のパワーが全身を包んでくれる方法が、左手首にブレスレットをすることなのです。
アメジストの優しい雰囲気を全身にまといたいと思う時には、左手首にブレスレットをすることをおすすめします。
6.アメジストの豆知識
ここまで、アメジストの基本的な知識をご紹介してきました。アメジストについて、だいぶ詳しくなることができたのではないでしょうか。
ここからは、アメジストのちょっとした豆知識をご紹介します。「アメジストは持ち主を選ぶ」「アメジストは実は怖い石らしい」という噂があるのをご存知ですか?その噂は本当なのか、なぜそんな噂があるのかを解説していきますね。
また、購入する時に気になるアメジストの値段についてもご紹介します。購入してから後悔することがないように、どんなアメジストがいくらくらいで売られているのか、ある程度の価格を知っておくようにしましょう。
6-1.アメジストは人を選ぶ?
「アメジストは、石自身が持ち主を選ぶらしい」という噂があります。これはいくつかのパワーストーンではよく言われていることです。アメジストだけでなく、ラピスラズリやタイガーアイなども持ち主を選ぶと言われています。
持ち主を選ぶというのは、「相性が合うか合わないかがはっきりしている石」とも言い換えられます。石自体が悪いというわけではなく、人によってはアメジストに合わないということです。パワーストーンによっては、誰がつけてもある程度の効果が得られる石もあります。ですがアメジストは、効果が得られる人は少ないですが人によっては強い効果が得られる石だということです。
「広く浅く」タイプというよりは「狭く深く」タイプの石と言えるでしょう。
6-2.アメジストが怖い石って本当?
アメジストは実は怖い石だという噂があります。
アメジストが怖いと言われている理由をふたつご紹介しますね。
ひとつめは、前の項で解説したアメジストが人を選ぶといわれていること。アメジストの場合はそこまでひどくはありませんが、合わないと体調不良になったりすることもあると言われています。それを聞いた人が、「アメジストってなんだか怖そう」というイメージを持ったのでしょう。
ふたつめの理由は、「呪いのアメジスト」の存在です。そのアメジストは「デリーの紫サファイア」と呼ばれています。サファイアという通称ではありますが、実際にはその宝石はアメジストです。この石はもとはインドの寺院が保有していました。ですが1850年代に、イギリスの軍人によって奪われてしまいます。ところがこのアメジストを持ち帰った軍人の家族は病にかかり、本人も謎の死を遂げたそうです。その後アメジストを譲り受けた軍人の息子も次々と不幸な目にあうようになりました。そのため、軍人の息子は友人にこのアメジストを譲ったのですが、なんとその友人は直後に自殺してしまったそうです。その後も、このアメジストの持ち主は次々と不幸に見舞われたといいます。この不幸な連鎖は、最後の持ち主がアメジストを博物館に寄贈するまで続いたそうです。
この呪いのアメジストの噂もあり、怖い宝石だというイメージがついてしまったのかもしれません。
また、アメジストは神秘的なイメージがありますが、どこか底知れない不思議なパワーを感じる石です。その雰囲気を、怖いと感じる人が多いのかもしれませんね。実際はアメジストは怖い宝石というわけではありません。必要以上に心配することはありませんので、ようすを見ながら使ってくださいね。
6-3.アメジストの値段
最後に、アメジストの実際の値段についてお話をしましょう。
アメジストは一般的に、そこまで高価な宝石というわけではありません。石の品質や地金の種類にもよりますが、パワーストーンなら1000円台から、ジュエリーでも品物によっては数千円ほどで購入できます。小さなアメジストのピアスなどであれば、1万円以下の物も多いです。石の品質やブランドによっては数万円、数十万円する商品もありますので、自分の予算とどの程度の品質の物を身に付けたいかによって、購入する商品を決めてください。
アメジストの価格はさまざまな要素で変化します。石の価格に影響する要素で一番わかりやすいのは、大きさです。他の要素が同じくらいの品質なら、当然小さいものよりも大きい物が高価になる、というのはわかりやすいですよね。
次にわかりやすいのは色合いです。アメジストは紫色の宝石ですが、一口に紫といっても濃い紫もあれば、淡いピンクっぽい紫もあります。高価なのは紫色が濃いものです。と言っても黒っぽい、暗い紫ではなく、鮮やかな紫色のものが最も高価です。また、宝石の内部に含まれるインクルージョンも価格に影響します。アメジストはインクルージョンがあまり多くない石ですが、購入する時は石の中に異物がないかよく確かめるようにしましょう。
最終的に、購入するかどうか決めるのは自分自身です。予算と石の品質、ゴールド・プラチナなどの地金の種類などを前もって決めておくと、ショップに行ったときにあまり迷わずに済むでしょう。まだ判断ができないのであれば、しばらくはいろんなショップを見てまわるのも良い方法です。商品をたくさん見れば見るほど、ピンと来るアメジストに出会う確率も上がりますよ。
7.まとめ
今回はアメジストについて、その基本情報や石言葉、スピリチュアル的な意味や効果などをご紹介してきました。
アメジストは紫色の水晶の仲間で、2万5千年ほど前にはすでに人類に使用されていました。紫色が高貴な色と言われていた地域も多く、アメジストは王族や神職に就いている人が身に付ける石でもありました。そのため、高貴で神聖な石というイメージが浸透したようです。「高貴」という石言葉も、そこから付けられたのではないでしょうか。
2月の誕生石でもあるアメジストは、知名度も高く人気もある石です。スピリチュアル的には「癒し」と「恋愛」のパワーを持っていて、持ち主の心を穏やかにし、持ち主に「真実の愛」をもたらしてくれます。ですが、アメジストには合う・合わないがあり、合わない人はあまり効果が得られないこともあるので、直感や自分の体調と相談しながら身に付けてください。
アメジストはあまり高価すぎないのも良いところです。品質にもよりますが、予算内でさまざまな種類のパワーストーンやジュエリーから選ぶことができるでしょう。ぜひたくさんの品物の中から、自分が本当に気に入るものを見つけてくださいね。