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【唯一無二の機構】モーリスラクロアとは?歴史や魅力を徹底解説

時計愛好家の間で注目されているモーリスラクロアというブランドをご存知でしょうか。創業からは50年ほどですが、独立系ブランドとして独自路線を往く高級時計ブランドです。特にマスターピースコレクションで展開される唯一無二の機構は、自社製ムーブメントに自信をもつ古豪ブランドも一目置くほどの技術と独創的なデザインです。この記事ではモーリスラクロアの歴史、魅力、代表シリーズ、唯一無二の機構、おすすめモデルについてまとめました。 1.【唯一無二の機構】モーリスラクロアの歴史 1-1.1889年 - チューリッヒに貿易会社のデスコ・ド・シュルテスが設立 モーリスラクロアの始まりはスイスの貿易会社からでした。1889年にスイスチューリッヒで設立したデスコ・ド・シュラテスがモーリスラクロアの前身にあたります。絹などの貿易を生業とする会社で、1928年に富岡製糸場との取引から日本との繋がりが始まりました。1946年終戦後にスイスの時計をアジア、日本に持ち込んで売り始め、高級時計輸出ビジネスを世界へ広げていきました。この頃から時計産業に携わっていると考えると、80年近くの歴史があるともいえます。 1-2.1961年にスイスセイネレジェの時計部品製造会社を買収し、時計業界へ参入 世界への輸出時計ビジネスが軌道に乗ったころの1961年、スイスセイネレジェの時計部品製造会社を傘下に収め、自社で時計部品を作り始めました。ブランパンやランゲ&ゾーネ、ハリーウィンストンのケースを製造していたこともあり、高い技術を有していました。1975年、自社ブランドとしてモーリスラクロアが立ち上がり、最初の時計が販売されました。 1989年にさらに工場を買収、拡大し、1990年にはアイコンシリーズの原型となるカリプソを発表。1999年にケース工場を拡張。翌年2000年にトレーニングルームを工場へ併設。さらに翌年2001年にはデスコ・ド・シュルテス社から独立し、さらに工場を拡張しています。 その後も順調に新作を発表し続けており、マスターピースコレクションやアイコンなどのヒット作もあり知る人ぞ知るブランドへと知名度を上げていっています。今のところ大型コングロマリットへの買収もなく、独立経営を続けています。 1-3.マスターピースを中心に唯一無二の機構を搭載したモデルを次々と発表 マスターピースコレクションとして初めて発表されたのは1992年でした。自社製ムーブメントを使わずに文字盤中央から針を5本使うファイブハンズが初のマスターピースコレクションでした。1999年にカランドリエレトログラードを発表。これも自社製ムーブメントを使わずにレトログラードをメインに置いた複合カレンダーモデルです。 2003年にダブルレトログラードを発表。2006年に自社製ムーブメントを開発し、マニュファクチュールブランドの仲間入りを果たします。2010年にスクエアホイール(発表当時はルー・カレ・セコンド)を発表。四角い歯車を回すという見たこともない機構で自社製ムーブメントの技術力を見せつけました。2013年にミステリアスセコンドを発表。秒針が踊るような動きをするさまが注目を集めました。 2014年にシリコン製ひげぜんまいを搭載したグラビティを発表。引力と名付けられたこのモデルはまさしく目を引き付ける力を持っています。2021年にトリプルレトログラードを発表。自社製ムーブメントの開発前にマスターピースコレクションとして発表されたレトログラードはモーリスラクロアにとって象徴的な機構と扱われており、それをブラッシュアップしたモデルとなっています。 2.【唯一無二の機構】モーリスラクロアの魅力 2-1.マスターピースで展開される唯一無二の機構の数々 モーリスラクロアを代表するシリーズといえば、マスターピースコレクションが知名度・独創性を最も獲得しています。マスターピースコレクションは銘品と名打たれたようにブランド内でハイエンドシリーズとして展開されており、唯一無二の機構の数々を搭載したモデルが発表されています。 代表的なのはマスターピーススクエアホイール、ミステリアスセコンド、グラビティです。いずれも3針とシンプルな機能でいながら、四角い歯車での秒表示のスクエアホイール、円運動しない通常の動きとは一線を画すミステリアスセコンド、何階層もの段をつくり立体感を引き出したことで引力を表現するグラビティといった他ブランドでは見ることのできない機構を開発しています。 2-2.ケース製造会社の技術が引き継がれており、外装の仕上げが美しい モーリスラクロアは1961年にセイネレジェのケースメーカーを買収しており、さらに1989年には外装パーツを自社生産できるようになっています。結果、モーリスラクロアの時計はどれもケースの仕上げが美しいのが特徴です。 例えば今最も勢いのあるアイコンはマットなベゼルに6つの爪が配置されていますが、爪だけがポリッシュ仕上げの凝ったデザインとなっています。ポントスはラグが2段になっていたり、ケースサイドも立体的な形状です。ポントスSエクストリームには独自で開発した素材のパワーライトが採用されており、新材質への取組みも開始しています。 多くのブランドがケースは外注品を採用するのに対し、モーリスラクロアでは自社生産できるため、コストパフォーマンスに優れこだわったデザインを開発することが可能です。アイコンシリーズが他のラグジュアリースポーツウォッチと大きな価格差を生んでいる理由の一端にケースを自社生産できることが挙げられます。 2-3.伝統的なスイス時計でいながら、スポーツウォッチ寄りの現代的デザイン モーリスラクロアはラ・ショー・ド・フォンとバーゼルの間に位置する地域のセイネレジェで興されたブランドで、他の時計ブランドはあまり見当たりませんが部品メーカーが数多くあります。スイス時計産業が水平分業であること、その中の一部品メーカーを購入したことから伝統的なスイス時計を守るDNAを色濃く持っています。 しかしトレンドに敏感な貿易会社から始まっているため、ニーズの強いモダンで機能的・スポーティーなデザインへシフトしようとする思いもまたもっています。その結果、スポーティーなデザインで展開されるポントス、クラシックなデザインで展開されるレ・クラシックとアイコン(ラグジュアリースポーツ)、ハイブリッドなマスターピースとなっています。割合としてはスポーティーなデザインが多く、ラグジュアリースポーツウォッチのアイコンシリーズが新たなモーリスラクロアの顔となってきています。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.【唯一無二の機構】モーリスラクロアの代表シリーズ 3-1.マスターピース モーリスラクロアの中でもハイエンドで、自社製ムーブメントを投じ、複雑機構と独特なデザインをもつのがマスターピースコレクションです。デザインのベースはクラシックですが、実用的な機能性よりも斬新で他のブランドにはない機構に重きが置かれており、他のブランドでは楽しめない数多くの機構を発表しています。他ブランドで見られるフライングトゥールビヨンや輪列を大きく変えるのとは違った仕掛けが楽しめます。 代表モデルとしてはスクエアホイール、ミステリアスセコンド、グラビティ。いずれも発表当時注目を浴びたモデルです。スクエアホイール=四角い歯車の通り、四角い歯車にギアが刻まれており、歯車の動きを見るだけで他にはない機構であることが一目瞭然です。ミステリアスセコンドは秒針が不規則な動きに見えることが特徴で、どんな仕組みで動いているのか思わず見入ってしまいます。 モーリスラクロアは在籍するデザイナーによる影響度が比較的強く、スクエアホイール(発表当時はルー・カレ・セコンド)・ミステリアスセコンド・グラビティを発表した時期には時計ブランドとは違う領域からの視点やアプローチを多く見かけました。斬新な分、機能性や安定感には欠けたのか、現在ではダブルレトログラードをブラッシュアップしたトリプルレトログラードやスクエアホイールにレトログラードを追加、アイコンシリーズの発表などマーケティングに即したものとなっており、これからの新作も実用性とのバランスが取られたモデルが開発されているのではと思われます。 3-2.アイコン モーリスラクロアで今最も勢いのあるシリーズがアイコンです。1990年に発表されたカリプソというモデルをモチーフに、トレンドにあるラグジュアリースポーツウォッチとして開発されました。いわゆる伝統的なラグジュアリースポーツウォッチのデザインを踏襲しつつ、コストパフォーマンスに優れている点が評価されており、クオーツが発表された2016年の2年後に自動巻きモデルが発表されたところ、年間の売り上げは倍以上、同社が販売するモデルの7割を占めるようになったと言われています。 文字盤はクルドパリの装飾が施されており、視認性向上と伝統的なスイス時計の雰囲気を強く感じます。クオーツモデルは一部はサンレイ仕上げも追加。ベゼルに6つの爪があり、爪だけがポリッシュ仕上げでベゼル全体はマットな仕上げのため、立体感と高級感を増す視覚効果を狙っています。ケース、ブレスレットについてもしっかりエッジを立ててシルエットを残しながらも面取りがなされており、簡単なようでコストの問題でなかなか難しいポイントです。外装類を自製できるモーリスラクロアだから成しえたといえます。 こうしたラグジュアリースポーツウォッチの高級感たるパーツを全て揃えつつも、自動巻きモデルにおいて30万程度の価格設定により業界で注目を浴びています。開発の時点でラグジュアリースポーツウォッチを本来の価格に戻したいといった狙いがあったようですが、メジャーブランドの半額以下で本格派ラグジュアリースポーツウォッチが楽しめるとなれば戦々恐々といったところ。 現在展開されているのはクオーツ、自動巻き(39mm、42mm)、クロノグラフ、海洋プラスチックを再利用してケースの素材に採用した#tide、ダイバーズウォッチに近いベンチュラーとなっています。断然人気なのは自動巻き42mmのようで、メーカー在庫も薄いほど。街中で見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。 3-3.ポントス 「時の流れを超えた困難な探求」をコンセプトとするポントスは、流行に左右されないタイムレスなデザインが特徴です。モダン、コンサバなテイストによるどちらかといえばスポーティーなデザインに仕上がっていますが、ずっしりと安定感のある印象です。 モーリスラクロアは創業にあたってケース製造メーカーを買収しており、ケースの仕上げに優れています。特にその恩恵を受けているのがポントスです。機能はクロノグラフ、GMT、パワーリザーブ、デイデイトをメインに数は多くないものの、ケースのデザインは都度変更されています。2015年に独自素材パワーライトを開発し搭載したポントスSエクストリームは傷がつきにくく非常に軽量で、ケース製造メーカーの技術の一端を見たモデルとなりました。 マスターピースコレクションのような複雑系の機能は有していないものの、シンプルで使い勝手がよく永く使いやすい時計に仕上がっています。とりあえず一本目、に適したシリーズです。 3-4.レ・クラシック レ・クラシックはその名の通り、スイスの伝統的な時計のDNAを受け継ぐシリーズです。ドレスウォッチ寄りでいながら、都会的なニュアンスも感じさせるデザインが特徴です。楔形インデックスの伝統的な3針や滑らかなカーブをもつはかまから放たれる独特な針など、クラシックさと革新的なパーツの両方を兼ね備えています。 機能の展開が豊富で、シンプルな3針・ムーンフェイズ・レトログラード・クロノグラフなど、汎用ムーブメントで一般的に展開される機能の多くを当シリーズで見ることができます。しかし汎用ムーブメントを採用することでリーズナブルな価格帯で展開されており、外装の仕上げが充実しているモーリスラクロアにおいて、コストパフォーマンスに優れたシリーズです。 3-5.フィアバ フィアバはイタリア語でおとぎ話を意味しているレディースウォッチシリーズです。伝統的なスイス時計のデザインを踏襲しつつ現代的なエッセンスも加えており、エレガントさが強調されています。クラシックな印象のリーフ針を採用していますが、ブルースチール、ロジウムプレート、ピンクゴールドプレートなど針のバリエーションが豊かです。ケースも同様で、ステンレス・ピンクゴールドPVD・コンビと、雰囲気をがらりと変えることも可能です。 文字盤も放射状のギョーシェからマザーオブパール、ローマンインデックス・ダイヤモンドインデックスなど、デザインバリエーションを幅広くもっているため、好みのデザインが選びやすい特徴があります。レクタングラーモデルも展開しており、フィアバ自体はラウンドにこだわらずクラシックなレディースウォッチの括りとなっています。 3-6.エリロス モーリスラクロアとしては異色なシンプル・エレガントなコレクションで、クオーツムーブメントに絞り込んで展開されています。そのため時計全体が薄く軽く仕上がっており、機能も複数もたせないため優雅なドレスウォッチとして使いやすいシリーズです。ほとんどがローマンインデックスにアルファ針の組み合わせですが、アラビアインデックスやダイヤモンドインデックスが採用されたモデルも。 2015年にプロサッカーチームのFCバルセロナとのパートナーシップで生まれたモデルの一つがエリロスで展開された際に話題となりました。シンプルな3針の6時位置にロゴを配置したモデル、クロノグラフを搭載しインダイヤル内にロゴを配置したモデルと、今では希少価値が高くなっているモデルです。 4.【唯一無二の機構】モーリスラクロアによる唯一無二のマスターピース5選 4-1.マスターピース ファイブハンズ Ref.MP6507-SS001-110 ファイブハンズははマスターピースコレクションでありながら自社製ムーブメントで展開されない数少ないモデルの一つです。それもそのはず、マスターピースコレクションとして初めて発表されたのがファイブハンズだからです。時計の中心に針が5本備えている斬新な機構をもつため、ファイブハンズ(CinqAiguilles)と名付けられました。 ファイブハンズの名の通り、針が5本ありそれぞれが時・分・秒・日付・曜日を示しているのですが、その全てを針の中心で動かすモデルは他にありません。デザインのベースはクラシックで、ギョーシェなどを中心にデザインされており、一見比較的シンプルな時計でトリプルカレンダーかのように見えるのですが、中心から針が5本という斬新な機構が搭載されています。モデルによっては5本の針が全て同色になっており視認性が悪かったためか、後のモデルでは日付・曜日を示す針は色変更がなされました。 4-2.マスターピース カランドリエダブルレトログラード Ref.MP6518-SS001-130 カランドリエはカレンダーを意味しており、ダブル、つまり2つのレトログラードでカレンダー機能を備えるモデル、と名前から想像がつきそうですが、その実はパワーリザーブを含めレトログラードが3つ備わっているモデルです。12時位置でGMT、3時位置でパワーリザーブ、6時位置で日付、9時位置で秒針(これはレトログラードではありません)となっています。レトログラードのため、GMT・日付は最後の表示の後はジャンプして1の位置まで戻ります。 レトログラードをワンポイントに使うモデルは多くありますが、メインに持ってきてしかも複数備えるモデルはかなり珍しいです。自社製ムーブメントCal.ML191を搭載しており、既存のムーブメントでは成しえない機能を持たせるため開発しています。一つ前のモデルにあたるカランドリエレトログラードはGMT表示がなく、手巻きムーブメントを搭載しています。モーリスラクロアはレトログラードを多用するブランドで様々なモデルに採用しており、後の複雑系モデルに複合的に搭載されることも多いです。 4-3.マスターピース スクエアホイール Ref.MP6058-SS001-110-1 スクエアホイール、四角い歯車と聞いてもピンと来ないかもしれません。モーリスラクロアは秒針表示の針に四角い歯車を使っており、マスターピースコレクションとして唯一無二の機構を搭載したモデルとして注目を浴びました。 四角い歯車をどう一定のスピードで回転させるのか、を解決したのは半導体製造にも使われるフォトリソグラフィーと電鋳法を組み合わせたLIGA技術によって、精密な歯車の開発に成功しました。四角い歯車と噛みあって回転するクローバー型の歯車が回転を一定にし、秒針としての搭載を実現しています。 開発当時はルー・カレ・セコンドという名前で発表されましたが、名称からピンと来にくいためかスクエアホイールへ名称変更されました。名称変更して数年後にはレトログラード日付表示を追加し、パワーリザーブを削除。秒針の位置も6時位置から9時位置へと変更されました。レトログラードの針が長くなったこともあり、さらにインパクトあるデザインへアップデートされています。 4-4.マスターピース ミステリアスセコンド Ref.MP6558-SS001-095 2時位置に時分針を配置し6時位置に大きな秒針表示を配置していますが、盤面に針穴がなくまるで浮いているようにも見えるのがミステリアスセコンドの特徴です。十字に描かれた秒針のインデックス上を踊るように動く針の動きは人の目を釘付けにします。よく見ると規則的な動きはしているのですが、仕組みを考えるのもこのモデルの楽しみです。既存の時間表示の枠を越え、新たな概念への挑戦といえます。 初代の発表から数年後に秒針の文字盤をメッシュにして奥の歯車の動きを見せる、つまり種明かしをしたモデルを発表しました。十字のパーツの一辺の先に歯車を介し秒針をセット。歯車は秒針を回転させ、同時に十字パーツも回転。大小の2軸で回転するため、秒針は通常とは全く違う、しかし規則的な動きをするため、十字軸にインデックスを描いています。未知の、しかし規則的な機械式機構の不思議を表現するマスターピースコレクションの代表作です。 4-5.マスターピース グラビティ Ref.MP6118-SS001-110 グラビティ=重力、引力の通り、思わず目を惹きつけられる斬新なデザインが特徴のマスターピースグラビティ。ムーブメントを裏返しててんぷの動きを近くで見せるよくあるデザインの一つではありますが、よく見るとそこかしこに引力を生む仕掛けが施されています。 通常の時分針は2時位置にオフセンターされ、真下にスモールセコンドを配置しています。てんぷから秒針へ繋がるように配置された歯車の動きは余すところなく鑑賞できます。時分針を見せる文字盤からてんぷや地板までが階段状になっており、それぞれ高さに差を着けており奥行き感のあるデザインです。サファイアクリスタルの風防にはカーブがかかっており、文字盤は時計全体でも高い位置に配置してあるため、ブルースチールやホワイトラッカーの仕上げを目の前で鑑賞できます。 モデルによっては創業40周年記念として製作された250本限定生産であることや、直近では一番新しい複雑系マスターピースコレクションであることを考えると、現在でも最高クラスのマスターピースコレクションの一つといえるモデルです。 5.【唯一無二の機構】モーリスラクロアのおすすめモデル5選 5-1.ポントス オフセンターGMT Ref.PT6118-SS001-131 Ref.PT6118-SS001-131はモーリスラクロアの中でもモダンなデザインが特徴のポントスの一本。10時方向にオフセンターされた3針と、4時位置の第二時間帯表示を同時に見ることができるようになっており、第二時間帯は月と太陽の絵がスライドで出てくるデイ&ナイト表示も備わっています。2時位置のボタンを押すことで第二時間帯の時針を動かして時差調整を行います。 バーインデックスは植字になっており立体的で、通常のGMTよりも動きを楽しめるモデルです。斬新な機構とデザインが評価され、レッドドットデザイン賞を受賞しており、モーリスラクロアの中でも知名度の高いモデルです。自動巻き、日付表示、視認性も良く、実用的で普段使いもしやすい一本です。 5-2.ポントスS エクストリーム Ref.PT6028-ALB21-331 Ref.PT6028-ALB21-331は発表当時モーリスラクロア唯一のダイバーズウォッチモデルとして登場したポントスSにアップデートを加えたモデルです。エクストリーム=極度の、最も強い、を意味するところは、モーリスラクロアが独自に開発した素材のパワーライトにあります。パワーライトはアルミニウム、マグネシウム、チタン、ジルコニウム、セラミックを配合させた傷がつきにくく、ステンレスの半分以下の重さしかないのが特徴です。 ポントスSはダイバーズウォッチとして優秀ですがブレスレットを含めると、重いのがネックなモデルでした。これを大胆に改善したのが当モデルです。BMW、アストンマーチンをデザインしてきたヘンリック・フィスカー氏とのコラボモデルも同時に発売し、赤・緑・青・オレンジと派手なカラーリングでの展開がより目立つ発表を行いました。スポーティーなデザインが特徴のポントスの中でもレーシーな雰囲気も感じるモデルです。 5-3.マスターピース スケルトン Ref.MP7228-SS001-000 Ref.MP7228-SS001-000はブランドの技術の粋を集めたマスターピースコレクションにおいて展開されるスケルトンウォッチです。スケルトンウォッチというと一般的には肉抜きとギョーシェによるデザインが多いですが、時計の向こう側を大きく見ることができるほど部品を削っており、地板はほとんど残っていません。あるのは歯車類を支えるため橋渡しされている部分くらいです。 出来る限り無駄な部品を削ぎ落しつつ強度を保てるように開発された自社製ムーブメントCal.ML134が搭載されており、機能としてはシンプルな手巻きムーブメントです。都会的なデザインでギョーシェはないもののPVD処理されたわずかな地板と、文字通り余すところなく鑑賞できるムーブメントの動きが楽しめる一本です。 5-4.マスターピース ルー・カレ・セコンド Ref.MP7158-SS001-900 現行のマスターピース スクエアホイールの前モデルにあたるのがルー・カレ・セコンドです。Ref.MP7158-SS001-900は黒文字盤モデルです。半導体製造に使われるほどの高い精度での加工を可能にするフォトリソグラフィーと電鋳法を組み合わせたLIGA技術によりつくられた四角い歯車と相手方となる三つ葉形の歯車が特徴です。四角い歯車の中央の白い三角形が向いた先が秒表示の針先です。 現行のスクエアホイールとはデザインが違っており、ルー・カレ・セコンドは四角い秒針が6時位置にあり、3時位置にパワーリザーブ表示を配置しています。初期となる当モデル~同じデザインでミニッツレールにバーインデックスとサークルを追加した際にスクエアホイールへ名称変更~現行のデザインの流れとなっています。 5-5.アイコン オートマティック リミテッド サマーエディション Ref.AI6008-SS00F-431-C(2023年新作) ラグジュアリースポーツウォッチの新しい道を切り開くアイコンの2023年新作で、夏のバカンスをイメージしてつくられた限定カラーバリエーションです。都会的なイメージでデザインされたアイコンをターコイズ、オレンジ、ピンクのカラーバリエーションでの展開で、それぞれ888本限定生産となっています。ラバーストラップとブレスレットの両方が付属するため、季節によっての切り替えも楽しそうです。 文字盤はクルドパリ装飾が健在ですがカラーリングに合わせマットな仕上げとなっています。オレンジは針、インデックス、日付窓にブラックの縁取りがされており、可愛らしいカラーリングをシャープなブラックできっちり締めています。ケースサイズは39mm、42mmでいずれも自動巻きです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.【唯一無二の機構】モーリスラクロア モーリスラクロアの歴史、魅力、代表シリーズ、マスターピース5選、おすすめモデルについてまとめました。他ブランドとは違った歴史を歩んだことで、外装を自達できたり自社製ムーブメントの開発がスムーズといった特徴をもっています。アイコンシリーズの人気が高く、今後の成長が楽しみなブランドとなっています。もし街中でモーリスラクロアの時計を見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。

2023年12月27日

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