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ボッテガヴェネタの記事
イタリアを代表するファッションブランド、ボッテガ・ヴェネタは1966年にイタリアのヴェネト州ヴィチェンツァで創立されました。「Bottega(ボッテガ)」とはイタリア語で「工房」の意味で、ブランド名は「ヴェネトの工房」を意味します。熟練した革職人の伝統とクラフトマンシップにより、バッグ、小物、靴などの革製品を中心にウェアやアクセサリーなど幅広いアイテムを展開しています。 ボッテガといえば、なんといっても編み込みの「イントレチャート」。ボッテガの製品にはブランドロゴがありませんが、イントレチャートのデザインを見れば、ひと目でボッテガのものと分かります。 今回はボッテガの大人気バッグ「カセット」について解説させていただきます。この記事を読めば、カセットバッグの特徴や魅力、使いやすさまで徹底的に知ることができます。カセットを愛用している芸能人についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。 1 ボッテガヴェネタのカセットとは? ボッテガヴェネタのカセットは、2019年のプレフォールコレクションで発表されたバッグです。当時ボッテガのクリエイティブディレクターだったダニエル・リーによって生み出されました。 シンプルで近未来的なカセットのデザインは、クラシックカーの内装からインスピレーションを受けて誕生したものです。 1-1 ボッテガのカセットの特徴 ボッテガヴェネタのカセットは、ボッテガの象徴であるイントレチャート技法を幅広のマキシサイズにしたデイリーバッグです。 マキシサイズのイントレチャートは、今までのクラシカルで大人っぽいブランドイメージを、一気にモダンにし幅広い年代から注目されるようになりました。 カセットは、まさに新生ボッテガを代表するバッグと言えます。 カセットシリーズは2019年に登場して以来、シーズンごとに展開の幅を広げ、さまざまな素材、サイズのバッグがあります。 ベースとなるデザインは、短冊切りの革ひもを直角に編み込んだショルダーバッグでとてもシンプルなもの。幅広のイントレチャートで、カセットテープのような四角いフォルムに作り上げています。 そのシンプルさが洗練された雰囲気となり、世界中のファッション愛好家から高い評価を受けています。 また、ユニセックスなデザインなため、カセットシリーズは男女問わず人気があるのも特徴です。 1-2 ボッテガのカセットを生み出したダニエル・リーとは? カセットを生み出したのは、2018年にボッテガのクリエイティブディレクターに就任したダニエル・リーです。 ダニエル・リーはイギリス出身のデザイナーで、ロンドンにあるファッションの名門校を卒業した後に、バレンシアガやメゾンマルジェラで経験を積みます。セリーヌでは、フィービー・ファイロの下でウェアのデザイン・ディレクターを務めました。 そして2018年7月、ボッテガヴェネタを17年間率いてきたトーマス・マイヤーの後任として、当時32歳という若さでクリエイティブディレクターを引き継ぐことになります。ダニエル・リーが就任してからは、NewBottegaと言われるほど、ブランドに革命をもたらしイメージを大きく変えました。 ボッテガの伝統的な要素を引き継ぎつつも、新たなエッセンスを加えることで、今まで比較的、年齢層が高めだった客層を、一気に若返らせたのです。伝統的なイントレチャートを再解釈し、マキシイントレチャートを誕生させ、今までにはなかった素材を使ってコレクションを展開するなど、改新させていきます。 そしてカセット以外にもたくさんのヒットアイテムを生み出しました。 また、ボッテガ・グリーンと呼ばれるブランドカラーをつくりあげたのもダニエル・リーです。 2021年にダニエル・リーの解任が発表されると、世界中のファンに衝撃を与え大きな話題に。約3年間、ダニエル・リーがボッテガ・ヴェネタに残した功績は非常に大きかったと言えるでしょう。 ダニエル・リーは現在、バーバリーのクリエイティブ・ディレクターとして活躍しています。 1-3 ボッテガのカセットの素材について ボッテガ・ヴェネタのアイテムは主に、厳選された上質な革が素材として使われていることが特徴です。 カセットバッグにももちろん、最高級の革が使用され、メインとなる革素材はラムスキンとカーフスキンが採用されています。 ラムスキンは、生後1年未満の羊の革のことを指します。 非常に柔らかく滑らかな肌触りで「まるでシルクのよう」と称されるほど。 カーフスキンは、生後6ヶ月以内の牛の革で、ラムスキンより少し硬めの肌触りになります。硬めと言っても、大人の牛の革と比べて、仔牛の革は表面がきめ細かく柔らかい手触りをしています。使うほどに馴染んでくるので、エイジングを楽しみたい人におすすめです。 他の革素材として、ディアスキンが用いられることもあります。ディアスキンはメスの鹿の革で「レザーのカシミア」と呼ばれるほど柔らかくしなやかな手触りで、レザーの中でも最高級の素材です。湿気を吸収し、通気性が高いことが他の革にはない特徴で、水にも強いというメリットがあります。 ただし、柔らかい分、傷がつきやすく特に引っかき傷に弱いので注意が必要です。その他レザー以外にも、コットン、ナイロンなど素材の展開を増やしています。 2 ボッテガヴェネタのカセットが人気の理由 ボッテガのカセットは2019年に発表されてから、現在まで変わらず人気をキープしているコレクションです。 ここでは、カセットの人気の理由について解説していきます。 2-1 デザイン性と品質の高さ カセットが人気の理由は、クラシックとモダンさが融合した独自のデザイン性と品質の高さにあります。シンプルなデザインなので流行に左右されず長く使えることも理由のひとつです。 また、素材の良さはもちろんのこと、ボッテガ・ヴェネタの卓越した職人技によってつくられたカセットは丈夫で耐久性にも優れていることが特徴です。カセットには裏地がなく、外側も内側もイントレチャートを堪能できます。実際に見て触ってみれば、そのクオリティの高さを実感できるでしょう。 短冊切りのレザーを手作業で編み込むことによって、独自の質感と強い耐久性を実現しているのです。 2-2 コーディネートのしやすさ 伝統的な技術に基づきながら、フォルムとディテールに現代的なセンスを感じられるカセットバッグ。 コーディネートにひとつ加えるだけで、おしゃれ度はアップし周りにスタイリッシュな印象を与えます。また、どんなスタイルにも合わせやすく、カジュアルなジーンズスタイルからキレイめなドレスまで、さまざまなファッションにマッチします。 例えば、デニムとシンプルなTシャツに合わせれば、カジュアルでありながら洗練された雰囲気に。フォーマルな場面で、カセットをクラッチバッグとして持ってドレスに合わせれば、エレガントさを演出することができます。 3 ボッテガヴェネタのカセットシリーズの種類 ボッテガのカセットにはたくさんの種類があり、どのモデルもそれぞれに魅力があります。 ここでは、カセットシリーズを種類別に10個ご紹介します。 3-1 カセットクロスボディバッグ(クラシック) サイズ:高さ15cm、幅23cm、奥行き5.5cm 価格:412,500円(税込) 2019年プレフォールコレクションで初登場したカセット。革ひもが直角に編み込まれ、端正で無駄のないすっきりとしたミニマムなバッグで女性だけでなく男性にも人気です。 カセットバッグのスタンダードとなるモデルはイントレチャートのマス目が縦横3×5の長方形フォルムです。ショルダーストラップがついていて肩がけや斜めがけ、ストラップを中にしまえばクラッチバッグとしても使用ができます。 カセットバッグの内側にマグネットクロージャーを採用していることで、開閉がスムーズで実用性にも優れています。 3-2 パデットカセット サイズ:高さ12cm、幅19cm、奥行き5cm 価格:533,500円(税込) パデットとは「中綿」の意味。パッド入りのレザーの革ひもを編み込むことでぷっくりと丸みを帯びたフォルムに仕上がっています。 従来のカセットバッグより、さらにエレガントで女性らしさを強調してくれます。パデットカセットは、見た目がしっかりしている印象がありますが、重さは495gでとても軽くて持ちやすいです。開閉はフロントにある金具を引っ掛けて開け閉めするつくりになっています。 ショルダーストラップに取り付けられたボッテガらしい三角形のバックルもポイントです。 3-3 キャンディカセット サイズ:高さ9cm、幅12cm、奥行き5cm キャンディカセットは、コンパクトさが可愛く人気のモデルですが、公式サイトでは現在のところ取り扱いがなく、オークションサイトや中古ショップなどで取り引きされています。 マス目は縦横2×3で、とても小さくアクセサリー感覚で使えるバッグです。 AirPodsや鍵、リップなど必要最低限のものを収納しておくことができます。名前のとおりキャンディを入れて持ち歩くのもおすすめです。内側にカードスロットが付いているので、クレジットカードやスイカなどのカード類を収納できます。 近所へちょっと出かける時やサブバッグとして活躍するミニバッグです。 3-4 チェーンカセット サイズ:高さ18cm、幅26cm、奥行き8cm 価格:720,500円(税込) 2019年に発表されたチェーンカセットは、パデットカセットに長さの異なる2つのゴールドチェーンがついたゴージャスなモデルです。短いチェーンを手首にかけてクラッチバッグとして持ったり、長いチェーンを肩にかけてショルダーバッグとしても使えます。 太めのチェーンで圧倒的な存在感。エレガントなスタイルにはもちろん、きれいめカジュアルなスタイルに合わせてもクールな印象になります。 3-5 ベルトバッグ サイズ:高さ9.5cm、幅17.5cm、奥行き5cm 価格:335,500円(税込) カセットベルトバッグは、イントレチャートのマス目が縦横2×4のコンパクトサイズ。ストラップの長さを調節してウエスト部分で使うことが可能です。 また、斜めがけのクロスボディバッグとして持つ使い方も人気があります。iPhoneや財布、キーケースなどの必要最低限なものを収納し、身軽に出掛けたい時に最適なバッグです。 3-6 ミニクロスボディバッグ サイズ:高さ18cm、幅13.5cm、奥行き4.5cm 価格:242,000円(税込) ミニクロスボディバッグは、イントレチャートのマス目が縦横4×3の縦長フォルムのコンパクトなミニバッグです。長さの調整ができるショルダーストラップによって、クロスボディバッグとして使います。 以前は縦長のカセットにハンドルの付いたミニトートがありましたが、現在は廃盤となっていていて中古ショップやオークションなどで手に入ります。 現在の縦長のフォルムのカセットは、開閉がファスナーのあるタイプとないタイプの2種類があります。 ファスナータイプは価格が少し上がり、258,500円(税込)です。 3-7 スモールブリックカセット サイズ:高さ10cm、幅23.5cm、奥行き10cm、ストラップの長さ20cm 価格:363,000円(税込) スモールブリックカセットは、イントレチャートのマス目が縦横2×5で、レンガのような横長のシルエットが特徴です。 ストラップの長さは20cmで、ショルダーバッグとして使います。 大人っぽく上品な印象になり、普段使いだけでなくフォーマルな場面でも活躍してくれるでしょう。開閉がファスナータイプなので、防犯面としても安心感があります。 3-8 カセットバケットバッグ サイズ(ミニ):高さ14cm、幅9cm、奥行き9cm 価格:187,000円(税込) サイズ(スモール):高さ18cm、幅14cm、奥行き14cm 価格:275,000円(税込) シンプルなバケットバッグには、ミニサイズとスモールサイズが揃っています。 ミニサイズはイントレチャートのマス目が縦横3×2で小さめですが、高さがありカードケースやAirPods、リップや鍵などの小物が収納できます。スモールサイズのマス目は縦横4×3で、ミニ財布やIPhone、メイクポーチ、キーケースなど収納力も高く、普段使いがしやすい大きさです。 どちらも上から見ると正方形の形で、細めの紐がついていて、紐を絞ることでバッグの口を閉じて巾着のような形にできます。 紐を緩めると口が大きく開き、荷物の出し入れがしやすいことも特徴です。 3-9 カセットカメラバッグ サイズ(ミニ):高さ14.5cm、幅14.5cm、奥行き7.5cm 価格:302,500円(税込) サイズ(スモール):高さ14.5cm、幅22cm、奥行き7.5cm 価格:352,000円(税込) カセットカメラバッグは、丸みのあるフォルムがとても可愛いバッグで、ミニサイズとスモールサイズが揃っています。 カメラバッグは、イントレチャートが斜めに編み込まれているのが特徴。 ミニサイズは、丸みを帯びた正方形のような形をしています。小さめですが、iPhoneやミニ財布、リップ、キーケースなど意外とたくさん物が入ります。 スモールサイズは、高さはミニサイズと同じですが幅が長めで長方形の形をしています。ストラップの長さはミニサイズ、スモールサイズとも55cmあり、肩に掛けても斜めがけにしてもちょうどいい長さになっています。 ストラップの紐は調整できないタイプですが非常に柔らかく、無造作に絞って短くすればハンドバッグとしても使えます。 3-10 カセットナイロン サイズ(ベルトバッグ):高さ10cm、幅19cm、奥行き5cm 価格:214,500円(税込) サイズ(クラシック):高さ15cm、幅30cm、奥行き7.5cm 価格:313,500円(税込) サイズ(マキシ):高さ24cm、幅38cm、奥行き8cm 価格:352,000円 カセットナイロンは、名前のとおり丈夫なパッド入りのナイロン素材を使ってつくられたバッグです。 ナイロン素材なのでとても軽くて丈夫というメリットがあり、使いやすさは抜群。長い時間使っていても肩や腕の負担が少なく、外出を快適にしてくれます。 見た目もカジュアルな印象で日常的に使え、男女問わずとても人気のあるモデルです。ナイロンカセットには、ベルトバッグ、クラシック、マキシの3展開があります。 ベルトバッグはレザーと同様にコンパクトなサイズで、ウエストバッグとしてもボディバッグとしても使えます。 クラシックは中に小さなポーチも付いていて収納力は抜群。普段使いにぴったりです。 マキシバッグはカセットバッグの中で一番大きいサイズになり、イントレチャートのマス目は縦横3×5になります。 ナイロン素材なので大きめでも軽量化を実現していて、荷物が多めの時に最適なバッグです。 4 ボッテガヴェネタのカセット人気色 ボッテガのカセットはカラーバリエーションがとても豊富なことも特徴です。 ここからは、ボッテガのカセットの人気色について紹介します。 4-1 パラキートグリーン ボッテガといえば、鮮やかなグリーンがブランドカラーとして知られていて「ボッテガグリーン」とも呼ばれています。このグリーンは「パラキートグリーン」と呼ばれる色で、パキッとした明るく鮮やかな緑色が特徴です。 実はこのグリーンをボッテガのブランドカラーに定着させ流行らせた立役者も、カセットの生みの親であるダニエル・リーです。 2021年春夏コレクションで、会場全体をこの明るいグリーンで照らし、同色のグリーンでまとめたルックを披露。 それを機にボッテガグリーンと呼ばれるようになり、包装や広告にもこの色が使われるようになると、ブランドの象徴カラーとして定着しました。 一見、合わせるのが難しそうなグリーンですが、実はどんな色にも合わせやすく、コーディネートのアクセントになってくれます。 モノトーンのスタイルにこのグリーンをひとつ加えれば、一気に華やかになっておしゃれ度もアップします。 4-2 ブラックやベージュ系の定番カラー どんな場面や服装にも合わせやすいブラックやベージュ系は、定番カラーで常に人気が高いです。 特にボッテガの黒は程よい光沢感があり、高級感を感じられます。普段使いにはもちろん、パーティーシーンやフォーマルな場面にも大活躍してくれるでしょう。 また、ベージュ系もボッテガの得意とするカラーで、薄めのベージュからダークブラウンまでさまざまな色みが揃っています。 特に薄ベージュのポリッジやアーモンドなどのカラーが人気色です。 4-3 その他の差し色カラー ボッテガのカセットにはコーディネートの差し色となるカラーがたくさん揃っていて、選ぶ色によって印象が変わります。 ボルドーやエメラルドグリーンのような濃密カラーは、大人っぽくシックな雰囲気に。 こっくりとした色みがリッチな印象を与え、モノトーンにはもちろん、ブラウンやカーキ系の服とよく合います。 淡色系のピンクやブルーは、女性らしく優しい印象になります。白や黒い服の差し色として持ったり、同色系の服と合わせると、おしゃれ上級者のこなれた感じに。 鮮やかな黄色や水色のようなビビットカラーは、持つだけで気分が高まり周りも明るくしてくれます。いつものモノトーンスタイルに合わせれば、コーディネートのアクセントとなり一気にスタイリッシュな着こなしになるでしょう。 5 ボッテガヴェネタのカセットの使い勝手や収納力は? ボッテガのカセットには第2章でご紹介したとおりたくさんの種類があるので、それぞれの大きさやつくりによっても使い勝手や収納力は異なります。 基本的にカセットバッグは大容量の荷物を入れるためのバッグではなく、荷物が少なめの日に適したバッグです。荷物が多い時は、別の容量の大きいバッグを使うか、サブバッグを持つのがおすすめです。 それではここから、スタンダードなカセットクロスボディバッグ(クラシック)、スモールバケットバッグ、ミニカメラバッグの3つに絞って使い勝手や収納力について解説します。 5-1 カセットクロスボディバッグ(クラッシック) サイズ:高さ15cm、幅23cm、奥行き5.5cm カセットクロスボディバッグは、カセットのスタンダードなモデルです。ボッテガのアイコン的バッグで高級感がありながらも、重さ450gと非常に軽く日常的に使いやすいです。 メインの収納には、iPhone、財布、メイクポーチ、ハンカチなど、必要なものを収納できます。財布は、長財布も入りますが、他に入れたい荷物が多いようならミニ財布を持つのがおすすめです。 普段のちょっとしたお出かけなら申し分ない収納力と言えます。 メインとなる収納以外にジッパー付きのコンパートメントがあり、カード類やリップ、AirPodsなど、ちょっとしたものを入れられます。 バッグの蓋はマグネット式なので開閉が簡単で使いやすいことも特徴。ショルダーバッグ、クロスボディバッグ、クラッチバッグと、その日の気分やシーンに合わせて持ち方を変えられるのも嬉しいポイントです。 5-2 スモールバケットバッグ サイズ:高さ18cm、幅14cm、奥行き14cm スモールバケットバッグは、中にポケットなどもなく、とてもシンプルなつくりのバケットバッグです。長さ50cmの細い紐がついていてショルダーバッグや斜めがけとして使えるようになっています。 持ち手の位置を変えればハンドバッグとして持つことも可能です。紐を締めたり緩めたりすることで、バッグの開閉をするので安全面が気になる人はいるかもしれません。 ガバっと口が開くので荷物の出し入れがしやすい点では、とても使い勝手が良いバッグです。 ただ、長財布や500mlのペットボトルを入れるとカバンから先が出てしまいます。ミニ財布やiPhone、カードケース、キーケース、メイクポーチなど高さに注意すればたくさん物が入れられます。 5-3 ミニカセットカメラバッグ サイズ:高さ14.5cm、幅14.5cm、奥行き7.5cm コロンとした可愛らしいフォルムが人気のミニカセットカメラバッグ。 バケットバッグと同様に中にポケットなどの収納はついていません。 中にはミニ財布、iPhone、キーケース、ハンカチ、リップなどを入れられます。マチがあるのでミニバッグにしては収納力が高いです。開閉はファスナー式で開き口が大きく開かないため、バケットバッグと比べれば荷物の出し入れはしにくいかもしれません。 バッグの中身が見えないよう、しっかり閉めたい人におすすめ。 55cmのショルダーストラップは、肩掛けや斜めがけ、無造作にストラップを軽く縛って短く持てばハンドバッグとして使うこともできます。 ラムレザー素材のストラップが非常に柔らかく、肩に優しく疲れにくいことも特徴です。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6 ボッテガヴェネタのカセットを愛用する芸能人 ボッテガヴェネタのカセットは、多くの芸能人やインフルエンサーなどが愛用しています。 同じカセットでもデザインやカラーのバリエーションが豊富なので、誰がどんなカセットを持っているのかをチェックしてみましょう。 有名人たちのコーディネートをチェックして、おしゃれの参考にするのもいいですね。 6-1 近藤千尋さん モデルでタレントの近藤千尋さんは、自分の愛用しているバッグやアクセサリーなどを自身のインスタグラムで写真を投稿したりYouTubeチャンネルで動画にして紹介をしています。 ボッテガのカセットシリーズでは、グレーとパープルのパデットカセットを持っていて、パープルのものは事務所の社長さんからプレゼントされたものだそう。 人とかぶらなそうなカラーで、淡い色合いがとても素敵です。近藤さんのようにカセットバッグを色違いで持つ人も多いです。 6-2 滝沢眞規子さん モデルの滝沢眞規子さんも数々のボッテガのアイテムを持っていて、自身のインスタグラムやYouTubeチャンネルで紹介しています。 全身ブラックコーデにベージュのカセットバッグを斜めがけにしたプライベートショットや、パラキートグリーンのパデットカセットを持ってボッテガのイベントに現れる姿も。 さすがの着こなしで、クールで上品な雰囲気を漂わせています。 6-3 河北麻友子さん 河北麻友子さんもボッテガ愛好者として知られていて、自身のSNSにもボッテガのアイテムがよく登場します。 カセットシリーズでは、パデットカセットのブラックとホワイトを愛用していて、全身ブラックのコーディネートで、大人っぽい写真をインスタグラムに投稿したことも。 ホワイトのパデットカセットもまた、同色系のコーディネートで合わせて上手に着こなしている姿が見られます。 6-4 川口春奈さん モデルや女優として活躍の川口春奈さんは、自身のYouTubeチャンネルのLookBook動画に、ボッテガのカセットバッグが登場しています。 愛用しているのは、ダークグリーン色のパデットカセット。川口さんはグリーンがラッキーカラーで好きな色でもあるので、緑色を選ぶことが多いそうです。 動画でのコーディネートは、グレーでまとめたトップスとパンツ、ボッテガグリーンがアクセントのブーツにカセットバッグを合わせてモードっぽい雰囲気に仕上げていました。 6-5 吉岡里帆さん 女優の吉岡里帆さんも、ボッテガヴェネタのイベントの来場者スナップで、黒のワンピースにブラウンカラーのパデットカセットを斜めがけにしている姿が見られます。 ボッテガのゴールドアクセサリーが、ブラウンのパデットカセットとうまくマッチしていてとてもエレガントな雰囲気です。ボッテガのパープルのサンダルをアクセントとしています。 6-6 たむらけんじさん お笑い芸人のたむらけんじさんが愛用しているバッグは、ナイロン素材のパデットテックカセットショルダーバッグです。 アメリカに移住した際のYouTube動画でも、斜めがけバッグとして使っていて、普段使いとしてよく愛用していることが分かります。 7 まとめ いかがでしたでしょうか。今回はボッテガヴェネタのカセットバッグの特徴や種類、使い勝手などについて解説させていただきました。 カセットバッグはクラシカルとモダンが掛け合わさった雰囲気がとても素敵ですよね。デザイン自体はとてもシンプルなので、飽きることなく長く愛用できるでしょう。ボッテガによる品質も確かなものなので、安心感があります。カセットシリーズにはさまざまな種類があるので、今回の記事を参考にして自分にぴったりのカセットを見つけてくださいね。
イントレチャートとは、イタリア語の「編まれた」を意味する言葉。その名のとおり、細長く裁断したレザーを職人が手作業で丁寧に編み込んでいく技法のことです。イタリアのラグジュアリーブランドであるボッテガヴェネタがこのイントレチャートをデザインに採用していることでよく知られています。 日本では、間違いなくボッテガヴェネタによってイントレチャートという言葉が浸透したと言えるでしょう。そこで今回はボッテガヴェネタを象徴するデザイン、イントレチャートについて、特徴や素材、気になる耐久性などについて解説していきます。 おすすめのイントレチャートの製品も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。 1.イントレチャートとは 冒頭でもお伝えしたように、イントレチャートとは、短冊切りのレザーを編み込んでいく技法のことです。イントレチャート技法は、イタリアのトスカーナ地方が発祥の地で、古くから伝承されてきました。 イタリア語でintrcciatoは「編み込みの」「編まれた」の意味となります。 1-1.ボッテガヴェネタにおけるイントレチャート 「イントレチャートといえばボッテガヴェネタ」と言っても過言ではなく、ブランドの象徴として世界中で広く認知されています。他にもイントレチャートを採用しているブランドは多くありますが、ボッテガヴェネタの質の高さから他にはない唯一無二のものとなっているのです。 ボッテガヴェネタにはブランドを象徴するロゴはなく、美しく編み込まれたイントレチャートを見れば、ボッテガヴェネタの製品と認識されるほど。ボッテガヴェネタは1966年にイタリアのヴィチェンツァという地方で創業されたブランドで、「When your own initials are enough (自分のイニシャルだけで十分)」というキャッチコピーをコンセプトに掲げています。 このコンセプトどおりブランドロゴを入れずに、職人たちによる伝統的な手作業で高品質なレザー製品をつくることを目的として製品づくりに励んできました。ボッテガヴェネタの製品の質の高さはすぐに多くの人から認められ、イタリアの上流階級や著名人から愛されるブランドへとなりました。 しかし、1990年代に入った頃、経営陣がさらにブランドイメージを高めようと製品にBVロゴを入れたのですが、これが失敗。それをきっかけに売上は落ちてゆき、もともと資本力が十分ではなかったこともあり、経営難に陥ってしまったのです。 その後、転機が訪れ2001年にボッテガヴェネタがグッチグループ(現ケリング)の傘下に加わることになります。新たにボッテガヴェネタのクリエイティブディレクターに就任したトーマス・マイヤーは、原点回帰を図りブランドロゴを撤廃。ブランドロゴなしにイントレチャートをブランドの象徴とするボッテガヴェネタへと戻したのです。 その後は、グッチグループの資金力によってボッテガヴェネタの高い職人技術が活かされ、トーマス・マイヤーによる革新的なデザインの融合により、世界中から知られるトップブランドへと仲間入りを果たしたのです。 それから20年以上経った現在も、創業当初から掲げたコンセプトを貫き、ブランドロゴのないイントレチャートがボッテガヴェネタのアイコン的なデザインとして確立されています。 1-2.イントレチャートの作り方 イントレチャート技法は、単純な編み込みのように見えますが、実際に隙間なく均一に編み込む作業は高度な技術と手間を要し、イントレチャートの技術を極めた職人しかできない技法でもあります。 イントレチャートの作り方には2種類あります。 1つ目は、ベースとなる革に切り込みを入れて、そこへ短冊切りにされた革を通し編んでいく方法です。 2つ目は短冊切りされた革を互い違いに交差させて編み込んでいく方法。ボッテガヴェネタは、裏地がついているバッグや財布などの小物には前者の方法、一枚の革に短冊切りの革を通し編み込む方法で製造されます。 裏地のないバッグ製品には後者の方法で、2枚の短冊切りにされた革を1枚の革になるように職人が編み込んで仕上げていきます。 想像がつくように、後者の方が技術力と手間がかかる作業で、ボッテガヴェネタでもシリアルナンバーが入る高額製品となります。 1-3.受け継がれるボッテガヴェネタのイントレチャート ボッテガヴェネタは未来に続く職人の育成にも力を入れています。 2006年に革職人養成学校「La scuola Della Pelletteria Bottega Veneta」を、創業の地であるイタリアのヴェネト地方モンテベッロ・ヴィチェンティーノのアトリエに開校。この学校は、時代が移り変わるとともにイタリアにおける熟練の革職人が減少している現状に憂い、次世代の革職人を養成し、支援することを目的として設立されました。 そして2023年10月には「Academia Labor et Ingenium」を新たに開校します。Labor et Ingeniumは、ラテン語で「クラフトとクリエイティビティ」を意味し、創業当初からの理念に由来したものです。 このアカデミーは、同じくイタリアのヴェネト州モンテベッロ・ヴィンチェンティーノのアトリエと、ポヴォラノ・ドゥエヴィッレにある生産拠点に新設される専用スペースに位置しています。従業員や新入社員にスキルの向上を図り、外部からの受講生には研修活動、ワークショップ、コースを通じて熟練の職人から技術を学べます。 年間50人を対象としたトレーニングプログラムでは、5人の熟練した職人が徹底指導し、コース修了後はボッテガヴェネタへの雇用が保証されています。これらは、ボッテガヴェネタの高度なイントレチャート技術を伝承させるための重要な柱となる学校なのです。 2.ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる素材 同じイントレチャートでも、使われる素材によって光沢感や雰囲気、質感が違うものになります。 第2章では、ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる素材について解説するので見ていきましょう。 2-1.ラムスキン ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる代表的な素材は、ラムスキンです。 ラムスキンは、生後1年以内の子羊の革のことを指します。 子羊なのでサイズが小さく食用にされる数も少ないことから、希少で高価な革です。 非常に柔らかく、手に馴染みやすいことが特徴で、エイジングはいらず購入してすぐにラムスキンの柔らかい手触りを味わえます。 取り扱いに気を付け、お手入れをすることによってラムスキン特有の美しさを保てるでしょう。反対に、お手入れを怠り、使用感が増すほど汚れて見えてしまうので注意が必要です。 また、柔らかい分、傷がつきやすく水に弱いことがデメリットとして挙げられます。水に濡らさないように普段から気を付け、もし水に濡れてしまったらすぐに乾いた布で拭き取るようにしてください。 ラムスキンで仕上げられたイントレチャートはとても柔らかく、温かみがあります。以前はラムスキンが女性用として売り出されていましたが、今は素材による男女の区別がなく使われています。 2-2.カーフスキン カーフスキンは生後6ヶ月以内の牛の革を指します。 大人の牛革に比べて、キメが細かく軽くて柔らかいのが特徴です。 ボッテガでは、繊維構造が細かく手触りが優しく滑らかな最上級のカーフスキンが使われ、美しい艶やかさと上品な光沢が放たれます。また、カーフスキンは使い込むことで味が出てくるレザーで、手に馴染むような質感になるのが魅力。 レザーのエイジングを楽しみたい方には、カーフスキンがおすすめです。以前は、カーフスキンを男性向けとして売り出していましたが、現在は素材によって男女で分けることはなくなっています。 2-3.その他 ボッテガヴェネタは主要となるラムスキン、カーフスキンの他にエキゾチックレザーのアイヤーズという素材があり、商品名にもなっています。 アイヤーズは、東南アジアに生息する水蛇の革で、他のブランドの革製品としてもほとんど見ないほど希少性が高いレザーです。耐久性が高く、独特の柄と光沢がエキゾチックな雰囲気を醸し出します。 ボッテガヴェネタはレザーの他にナイロン素材のアイテムもあります。 ボッテガヴェネタの人気バッグ「カセット」にもナイロン素材のアイテムが販売されていて、女性のみならず男性にも人気のシリーズとなっています。 中綿入りのナイロン生地が編み込まれ、ソフトで軽量なのが特徴。レザーよりカジュアルで、普段使いとして気軽に手に取ることができるでしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.ボッテガヴェネタのイントレチャートの耐久性は? お気に入りのアイテムはいつまでも長く使いたいですよね。 基本的にイントレチャートは2つの革で編み込まれているため、強度は強めです。 ただ、擦れやキズなどに対する耐久性は、使われる素材によっても違ってきます。 第2章でもお伝えした通り、ボッテガヴェネタのイントレチャートに使われる主な素材はラムスキンとカーフスキンです。ここでは、ラムスキンとカーフスキン、それぞれの耐久性について解説していきます。 3-1.ラムスキンの耐久性 ラムスキンは、水に弱かったり、使っていくうちに汚れや傷が目立つようになるなど、残念ながら牛革や豚革などと比べて、耐久性が高いとは言えません。 だからと言って、普段使いをしてすぐに破けたり破損するということではないので安心してください。ラムスキンの寿命は5年から15年以上ともいわれていますが、雑に扱うことで、傷や汚れがついたり、色落ちが生じてしまい5年以内に劣化してしまいます。 ラムスキンは独特な風合いと柔らかな感触が特徴であり魅力ですが、革の表面が柔らかいことで傷がつきやすかったり形崩れしやすいなどのデメリットもあります。 他の革よりも耐久性はないということを頭に入れ、きちんとお手入れをして丁寧に取り扱うようにしましょう。 3-2.カーフスキンの耐久性 カーフスキンはラムスキンよりも硬い手触りで耐久性に優れています。 ただ、硬いと言っても、カーフスキンは牛革の中でも生後6ヶ月以内の仔牛の革で、大人の牛の革と比べてキメが細かく柔らかめです。イントレチャート技法は、硬い革で編み込むと、どうしても表面が割れてしまうため、薄くて柔軟性の高い革素材が採用されるのです。 若い牛の革は、柔らかくてしなやかさを持ちながらも十分な強度を備えています。使うほどに手に馴染むような質感となるので、より長く愛用したい方におすすめです。ただ、柔らかい分キズがつきやすい点もあります。ラムスキンの製品と同様に、乱雑にせず大事に扱うようにしましょう。 4.ボッテガヴェネタのお手入れ方法 せっかく手に入れたボッテガヴェネタのレザーアイテムを長く愛用するために、正しいお手入れを行うようにしましょう。使い終わった後は、しまう前に軽くブラッシングをして汚れを落としてから保管するのがおすすめです。 革専用の馬毛ブラシか、なるべく目の細かい柔らかい布で優しくホコリを払うように落としてください。その時、力を入れて拭いてしまうと、レザーを痛めてしまい逆効果です。普段からのマメなお手入れによって、レザーの美しさを長く味わえるでしょう 定期的なお手入れとして、月に1回程度、革専用のクリームやオイルで磨くと、美しい艶が長持ちします。まずは柔らかい布や革専用のブラシで汚れを落としてから、柔らかい布にクリームを少量とって塗るようにしましょう。 仕上げには、柔らかい布で乾拭きしてください。乾燥や擦れ、水濡れなどでメンテナンスが必要な場合は、ボッテガヴェネタの正規店や革製品専門のメンテナンスショップに相談するといいでしょう。 5.ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わった? ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わったと耳にしたことはありませんか? 現在、ボッテガヴェネタのイントレチャートには、編み目が小さいものと大きいものの2つの種類があります。 大きい編み目のイントレチャートの方が新しいデザインで、発売された当初は、「ボッテガヴェネタのイントレチャートが変わった」と大きな話題となりました。 この章では、現在のイントレチャートについて解説させていただきます。 5-1 クラシックイントレチャート クラシックイントレチャートは、ボッテガヴェネタ創業当初から変わらない、細めに編み込まれたイントレチャートのことを指します。 やはりこのクラシックイントレチャートがボッテガヴェネタの伝統的なシグネチャーで王道と言えるでしょう。代表するアイテムは、「カバ」や「ジョディ」などの定番バッグや財布やコインケースなどが挙げられます。 5-2.マキシイントレチャート 編み目が大きいボッテガヴェネタのイントレチャートは「マキシイントレチャート」と呼ばれます。 2018年にクリエイティブデザイナーに就任したダニエル・リーが生み出したデザインで、発売された当初はボッテガヴェネタが新しく生まれ変わったと「♯newbottega」のハッシュタグができSNS でも大きな話題となりました。 代表的な商品には、「カセット」や「アルコ」などのバッグ、マキシイントレチャートの財布も人気が高いです。 5-3.イントレチャート、小さい編み目と大きい編み目のどちらがおすすめ? クラシックイントレチャートかマキシイントレチャートか、どちらを選ぶか悩んでしまいますよね。 クラシックイントレチャートは、ボッテガヴェネタの伝統的なデザインで、落ち着いた大人っぽい印象があります。特に昔からボッテガヴェネタを愛用している40代以上の方からの人気が高いです。 一方、マキシイントレチャートは、ポップなデザインでトレンド感が強く、20代〜30代の年齢層を中心に支持を得ています。ただ、どちらのデザインも年齢によって分かれているわけではないので、自分の好みで選ぶといいでしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.イントレチャートが印象的なボッテガおすすめのバッグ ボッテガヴェネタといえば、やはり代表的なアイテムはバッグ。 ここから、ボッテガヴェネタのイントレチャートが印象的なおすすめのバッグを7つ厳選してご紹介します。 6-1.カバ カバは、2001年トーマス・マイヤーがクリエイティブディレクターだった時代に登場して以来、今も変わらず高い人気を誇るボッテガヴェネタを代表する名作バッグです。 全面をイントレチャート仕上げた贅沢なこのバッグは、熟練の職人が2人がかりで2日間かけて製作されます。シンプルだからこそ美しく豪華なイントレチャートが際立っていて、持つだけでモチベーションを高めてくれます。 6-2.カセット カセットは前述したとおり、ダニエル・リーが2019年に発表したバッグでNewbottegaを代表するバッグと言えます。幅広いマキシイントレチャートは、クラシカルなイントレチャートのイメージを一気にモダンでポップなイメージへと革新させました。 カセットにはパッド入りの膨らみのあるパデットカセット、ミニトート形、ベルトバッグなど、さまざまなタイプのものがあります。普段使いだけでなく、ドレスアップしてクラッチバッグとして手に持てばパーティーシーンにも活躍します。 6-3.ポーチ 2020年春夏コレクションに初登場したポーチも、ダニエル・リーが手掛けた人気バッグです。 カーフスキンの柔らかい素材を活かしたギャザーで、巾着袋のようなフォルムが特徴。SNSでは「餃子バッグ」というニックネームまでついてファッショニスタの間で大きな話題になりました。 クラッチバッグ、ショルダーバッグ、ボディバッグなどさまざまな使い方ができ、1つ持っているだけで重宝します。 6-4.アルコ ダニエル・リーがミラノの凱旋門「アルコ・デッラ・パーチェ(平和の門)」から着想を得てデザインしたという建築的なフォルムのバッグです。2019年プレフォールコレクションの展開に先駆けて発表され、ミラノで1年に1度開催される世界最大規模の家具見本市、ミラノサローネの期間中に販売されました。 アルコは、ブランド史上で最も幅広いイントレチャートとなっています。アルコシリーズの中でもアルコトートは、シンプルなデザインで収納力が高く、お仕事バッグとして人気です。アルコミニはサイズが小さく、取り外し可能なショルダーストラップがついていて、ちょっとしたお出かけやプライベートにも活躍します。 6-5.ジョディ ハリウッド女優のジョディ・フォスターがボッテガヴェネタの大きなバッグで身を隠す姿を写真に撮られたことで、ホーボーバッグがジョディの名前に変えて2020年にリニューアル。ハンドルにあしらわれたアイコニックなノットが特徴です。 サイズ展開が豊富で、一番小さいサイズのミニジョディはコロンとしたフォルムが可愛く、まるでアクセサリーのよう。財布やスマートフォンなど、必要最低限のものだけ持ってお出かけできます。一番大きなサイズのマキシジョディは、クロスボディとして使うスタイルで大容量なので荷物が多めな方も安心です。 シンプルでミニマルなデザインのジョディは、幅広い年齢層から人気を集めています。 6-6.サーディン サーディンは、マチュー・ブレイジーがダニエル・リーの後任となって初めてのショー、2022年秋冬コレクションで発表されました。名前の通り、ハンドル部分を魚のサーディン(イワシ)に模したバッグで、メタルのハンドルが何とも斬新。 まるでアートのようなハンドルは、伝統的なジュエリー製作の技法で作られました。ハンドルを手に持っても、肩にかけて小脇に抱えるように持ってもクールで上品な印象を与えます。 6-7.アンディアーモ アンディアーモは、マチュー・ブレイジーが手掛けたバッグで、2023年春夏コレクションのショーで初披露されました。単に美しいだけでなく、ハンドバッグ、ショルダーバッグ、クロスボディとして使用することができ、実用性にも優れています。 ボッテガの原点とも言えそうな繊細なイントレチャートがエレガントで魅力的です。イタリア語で「さあ行こう」を意味するように、あらゆる場所へ行く時に大活躍するでしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 7.イントレチャートが美しいボッテガの財布デザイン5選 ボッテガヴェネタの財布は、シンプルなデザインでカラーバリエーションが豊富なことが特徴です。 こちらの章では、バッグに続きイントレチャートが美しいボッテガヴェネタのおすすめの財布デザイン5つをご紹介します。 7-1.ジップアラウンドウォレット 長財布の中でも安定した人気があるジップアラウンドウォレット。ボッテガヴェネタの定番アイテムのひとつです。札入れと小銭入れ、そして8枚のカードが収納できるカードスロットで、過度ではないちょうど良い収納力。 ファスナーの開け閉めに安心感があります。カーフスキン素材で使い込むうちに馴染んでくるため、長く愛用している人も多いです。従来の細めに編み込まれたクラシックイントレチャートと幅が太いマキシイントレチャート、どちらも人気があります。 7-2.スリムロングウォレット スリムロングウォレットは、18個のカードスロットに、札入れとポケットが2つずつ付いています。 とにかくカードをたくさん所有している人におすすめ。コインパースがない分、スリムなデザインを維持できるでしょう。伝統的なイントレチャートがエレガントな雰囲気。滑らかな手触りのカーフスキンを堪能できます。 7-3.カセットコインパース付き2つ折りウォレット 2つ折りウォレットもボッテガヴェネタの人気アイテムのひとつです。 中でもカセットシリーズの2つ折り財布は、今っぽさがありシンプルで上品。 カードスロット3つ、札入れ1つ、ポケット2つ、コインパース1つと、ミニマルで使い勝手が良いのも人気の理由となっています。 7-4.スモールイントレチャート3つ折りファスナーウォレット スモール3つ折りウォレットは、小さいながらも札入れとコインパースが1つずつ、カードスロットが4つ付いていてミニマルでもしっかり収納ができる財布です。 コインパースはファスナー仕様。細めのイントレチャートがエレガントな印象を与えます。素材はラムスキンとカーフスキンで展開されているので、お好みで選べます。コンパクトなのでバッグの中で場所を取らず、小さめのバッグの時にも活躍してくれるでしょう。 7-5.カセットファスナーカードケース 小銭とカードが収納できるスペースが備わっているカードケースです。ファスナー付きコインパース1つとカードスロットが3つ。イントレチャートの裏側にカード3枚が収納できるようになっています。 素材はラムスキンとカーフスキンの2種類。カラーバリエーションも豊富で、定番のブラックやベージュ系の他に、ボッテガのアイコンカラーとなっているパラキートも人気色です。キャッシュレス派の人や小さめのバッグの時におすすめです。 8.まとめ いかがでしたでしょうか。ボッテガヴェネタのイントレチャート、使われている素材、人気アイテムなどについて解説させていただきました。 イントレチャートは、イタリアのトスカーナ地方に古くから伝承されている編み込み技法。そのイントレチャートを世界中に広めたのはボッテガヴェネタと言っても過言ではありません。「イントレチャート=ボッテガヴェネタ」の方程式が成り立つのはボッテガヴェネタの圧倒的な質の高さゆえ。ボッテガヴェネタの製品を一度手に取れば、その意味をすぐに理解できるでしょう。 それでもボッテガヴェネタは、止まることなく今も進化を続けています。今後も革新的で優雅なアイディアをたくさん見せてくれるでしょう。
世界三大コングロマリットと呼ばれている「ケリング」 数多くの有名ブランドを傘下に持ち業界を牽引し続けています。 ブランド好きの方なら名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか? 今回は「ケリング」の歴史や傘下ブランド情報、企業情報など詳しく解説していきたいと思います。大手ファッション業界で勤務したい方、ブランドの知識を更に増やしたい方には必見です。 1.誰もが知る有名ブランドを傘下に置くケリングとは? 出典:ケリング GUCCI(グッチ)やSAINT LAURENT(サンローラン)など誰もが知っているであろうハイブランドを傘下に置くケリング。ファッション業界の巨大コングロマリットの1つです。 現在、世界中で約49,000人の従業員がおり、2023年には約196億ユーロ(日本円で約3兆2000万円)の売上を上げています。 この章では、ケリングとはどのような企業なのか詳しく解説していきたいと思います。 1-1.世界三大コングロマリットと呼ばれる「ケリング」 ケリングはファッション業界の世界三大コングロマリットと呼ばれています。 世界三大コングロマリットと呼ばれている企業はケリングの他に、Louis Vuitton(ルイヴィトン)やCeline(セリーヌ)を傘下に持つ「LVMH/モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」とCartier(カルティエ)やChloé(クロエ)などを傘下に持つ「RICHEMONT/リシュモン」などがあります。 ※コングロマリットとは・・・様々な業種や産業など複数の企業が合わさって事業を展開する企業グループのこと。(複合企業・グループ会社とも呼ぶ) ケリングの傘下ブランドを見てわかる通り、世界的に有名なブランドによって構成されています。 1-2.日本にも本社を置くケリンググループ 出典:ケリング 日本法人として株式会社ケリングジャパンが存在します。 グッチやサンローランなど、日本国内でも高い支持を得ているブランドを傘下に持つケリング。2020年表参道に日本本社ビル(通称:ケリングビル)を設立しました。 ケリングビルにはボッテガ・ヴェネタのフラッグシップストアをはじめ、オフィススペースやイベントブースなどがあります。この本社ビルはプリツカー賞を受賞している伊藤豊雄氏がデザインを手がけており、建築業界をはじめ日本中で話題をあつめました。 プリツカー賞とは ハイアットホテルアンドリゾーツを運営するハイアット財団が贈る賞。 別名、『建築業界のノーベル賞』とも言われる。 海外のみならず日本でも人気の有名ブランドを傘下に置く「ケリング」。現在の人気に至るまでどのように成長してきたのでしょうか。 2.「ケリング」の名称は最近生まれた?知られざる歴史を徹底解説! 出典:ケリング 今ではお馴染みのネーミングである「ケリング」ですが、意外にも名称が変わったのはごく最近の出来事。 この章では、ケリングの始まりから現在の人気に至るまでの歴史を詳しくご紹介していきたいと思います。 2-1.ラグジュアリーグループの原点は木材取引会社。 1962年フランス・レンヌにて、ケリング現会長フランソワ・アンリ・ピノー氏の父フランソワ・ピノー氏が木材関連会社「Etablissements Pinault/エタブリスマンピノー」を設立したことが原点となります。 現在では有名ラグジュアリーブランドを傘下に持つケリングですが、意外にも地味な始まり方にも思えてしまいますね。 設立後、同業である木材関連会社を複数買収し急激なスピードで事業拡大を行いました。 成長を遂げたピノーグループは、1988年にはパリ証券取引所(現:ユーロネクスト・パリ)にて上場を果たしたのでした。 2-2.老舗百貨店を買収し知名度を集める。 1990年代に入ると企業買収を本格化。家具店や家電店を次々と買収しリテール分野(小売業)への事業拡大を始めました。 老舗百貨店「プランタン」の買収や100年以上の歴史を持つフランス国内最大級の通販会社「ルドゥート」の株式の保有を経て、1994年社名を変更。 ケリングの前身ともなる「ピノー・プランタン・ルドゥート」へと改名しました。 社名変更の歴史 ・1994年:ピノー・プランタン・ルドゥート ・2005年:PPR ・2013年:ケリング リテール分野への事業拡大が『ファッション業界の世界三大コングロマリット』と呼ばれるきっかけとなりました。 2-3.現在のケリングに繋がる高級ブランド志向へ。 1999年、グッチグループの株式を42%取得しました。ラグジュアリーグループとして本格的に進み始めます。(※現在は99%保有しています。) 2000年代、イヴ・サンローランをはじめ、ボッテガ・ヴェネタやバレンシアガといったヨーロッパ各地の有名ブランドを次々と買収。傘下ブランドとして収めることで、LVMHに続くファッション業界の最大級コングロマリットへと成長していきました。 2005年、会長兼CEO(最高経営責任者)が創業者フランソワ・ピノー氏の息子であるフランソワ・アンリ・ピノー氏へとバトンタッチ。この出来事がケリング誕生に繋がる大きな一歩となります。 ちなみに…この時期に社名である「ピノー・プランタン・ルドゥート」の頭文字を略した「PPR」へと改称されました。 2-4.ラグジュアリーの頂点を目指して「ケリング」の誕生。 出典:ケリング 数々の企業を買収し事業拡大を続けてきたPPRですが、新しく就任したフランソワ・アンリ・ピノー氏による組織改革が起こります。 過去に買収した百貨店「プランタン」や通販会社「ルドゥート」などのラグジュアリー分野以外の会社を売却。高級ブランドとスポーツブランドを中心とした企業へと路線変更を行います。 PPRの社名にも含まれていた「プランタン」や「ルドゥート」を売却したことにより、社名変更に踏み切る事となり、2013年世界三大コングロマリットとの1つ言われている「ケリング/kering」が誕生。ロゴマークには先見性や知性を象徴するフクロウが採用されています。 「ケリング/kering」の由来 ・ブルターニュ語で「家」や「我が家」などを意味する「ker/ケァー」 ・「思いやり」や「気遣い」を意味する「carring/ケアリング」 グループ企業として数多くの傘下ブランドへの思いやりを込めて作られたようです。 2-5.3つの事業部門を主軸に業界を牽引。 多くの傘下ブランドがありますが、それぞれ部門ごとにグループ分けされているケリング。 過去には家具や家電会社を買収し事業拡大を行っておりましたが、現在のケリングでは以下の3つの事業部門にて構成されています。 「ファッション&レザーグッズ」部門・・・グッチ、サンローラン、バレンシアガなど 「ジュエリー」部門・・・ブシュロン、ポメラート、キーリンなど 「アイウェア」部門・・・プーマ、モンブラン、リンドバーグなど 上記の部門にて構成されているケリングですが、次章では傘下ブランドについて詳しく解説していきます。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.【ファッションレザー・ジュエリー】ケリンググループ傘下ブランド一覧 出典:ケリング 日本でも人気が高く、誰もが一度は聞いたことがある有名ブランドを傘下に置くケリング。 この章では、ケリング傘下ブランドについて詳しく解説していきたいと思います。 3-1.GUCCI「グッチ」 「ケリングといえばグッチ!!」と言っても過言ではないほど、中心ブランドとして活躍を続け、ブランドの元祖とも呼ばれています。 1921年イタリア・フィレンツェにてグッチオ・グッチ氏により創業。服などのアパレルをはじめ、革製品や時計、香水など幅広く展開しているトータルファッションブランドです。 ハイブランドとして品質の高さと「GGロゴ」などの人気ブランドアイコンを軸に現在でも流行トレンドを抑えたアイテムを数多く生み出し、年齢性別問わず人気を得ています。 長きにわたり支持を集め続けるグッチ。ケリンググループの最大手として今後の活躍にも期待しましょう。 https://estime.co.jp/column/gucci/ 3-2.SAINT LAURENT「サンローラン」 1962年、「モードの帝王」と称されたイヴ・サンローラン氏によって設立されたブランドです。創業時はイヴ・サンローランというブランド名でしたが、2012年に名称変更を行い取り扱いアイテムによって名前が分けられました。 サンローラン・・・プレタポルテ(高級既製服)やバッグ、小物等のアパレルアイテム イヴ・サンローラン・・・化粧品や香水などを手掛けるコスメアイテム 上記のように区別され、担当デザイナーも異なるブランドです。 イヴ・サンローランといえばカサンドラロゴとも呼ばれる「YSL」のロゴが特徴的ですが、サンローランでは「SAINT LAURENT PARIS」というシンプルな文字がブランドアイコンとして用いられています。 サンローランはデザイン性の高いスタイリッシュなアイテムが多く、ケリング傘下ブランドの中でも中心的ブランドの1つです。 https://estime.co.jp/column/saintlaurent/ 3-3.BALENCIAGA「バレンシアガ」 フランス・パリに本店を構えるバレンシアガ。実は1919年、スペイン・サンセバスティアンにて「クチュール界の建築家」とも称されたクリストバル・バレンシアガ氏が創業したブランドです オートクチュール(高級仕立て服)ブランドとして始まりましたが、現在ではアパレル、靴、バッグ、ジュエリーなどトータルファッションを手掛けています。 ハイブランドとストリートファッションを組み合わせたラグジュアリーストリートという新たなスタイルを提案したブランドの1つです。 近年では再流行中と言われている「ロゴドン」デザインのアイテムが若者を中心に人気を獲得。ケリング傘下ブランドの中では珍しい100年以上の歴史を持つ老舗ブランドですが、トレンドにも敏感なブランドとして活躍しています。 https://estime.co.jp/column/balenciaga/ 3-4.BOTTEGA・VENETA 「ボッテガ・ヴェネタ」 1966年イタリア・ヴィチェンツァにて創業した「ボッテガ・ヴェネタ」。バッグや財布などの革製品やアクセサリーなどを主に取り扱っているブランドです。 創業者の名前をブランド名に用いる事が多いですが、ボッテガ・ヴェネタはイタリア語で工房やアトリエを意味する「bottega/ボッテガ」とイタリア北部のヴェネト州の「veneta/ヴェネタ」を組み合わせて名づけられています。 ボッテガ・ヴェネタの最大の特徴は高い技術を持った職人が一つ一つの商品を、手作業で丁寧に作り上げることです。その中でもイタリアの革工芸技法(手編み込み)である「イントレチャート」を用いたアイテムが世界中で人気を得ています。 https://estime.co.jp/column/bottegaveneta/ 3-5.Alexander McQueen「アレキサンダー・マックイーン」 1992年、イギリス・ロンドンにて創業された「アレキサンダー・マックイーン」。 アパレルをはじめ、バッグやシューズなど幅広く展開。約4.5㎝の厚みを持つソールが特徴的な「オーバーサイズドスニーカー」が多くの支持を得ています。 ブランド名でもある創業者のアレキサンダーマックイーン氏は、イギリスにて開催される優れたファッションデザイナーに贈られる「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を4度受賞しましたが、2010年40歳という若さで亡くなってしまいました。 所属デザイナーによるブランドは継続。創業30年ほどの比較的若いブランドなので今後の更なる活躍に注目です。 3-6.Brioni「ブリオーニ」 1945年創業。世界最高峰のスーツブランドと称される「ブリオーニ」。 職人の手によって一つ一つ手作業で丁寧に仕立てられているスーツが魅力的。現在ではカジュアルウェアやゴルフウェアなども展開しているイタリアを代表するブランドです。 肌触りの良い最高級の生地と様々なシーンで着用できる豊富なラインナップが最大の特徴。顧客の要望や体系に合うカスタムオーダーを提供しており、経営者やビジネスマンを中心に絶大な人気を集めています。 カスタムオーダーとは 既存のデザインを元に、顧客の好みで微調整を加える事ができるオーダー対応のこと 高度なハンドメイド技術を駆使して仕立てられたスーツ。人生で一度は着てみたいものですね。 多くの有名ブランドを傘下に置く世界三大コングロマリットのケリング。 次の章では「ジュエリー」の傘下ブランドについて解説していきます。 4.【ジュエリー】ケリンググループ傘下ブランド一覧 同様のコングロマリットである「LVMH」や「リシュモン」にはティファニーやカルティエなどのジュエリーブランドが傘下に置かれています。 この章では、ケリンググループの「ジュエリー」部門の傘下ブランドについてご紹介していきます。 4-1.BOUCHERON「ブシュロン」 1858年に創業し、160年近くの歴史を持ち「パリ5大ジュエラー」の1つとも呼ばれる「ブシュロン」。 現在ではブランドを代表するモデルとして「キャトルシリーズ」が人気を得ています。「キャトル」という言葉はフランス語で「4」を意味しており、異なる4つのカラーや素材が綺麗に組み合わされたデザインが特徴で、俳優の小栗旬さんと山田優さんの結婚指輪にもなり話題を集めました。 ジュエリーに使用する素材は採掘する人の労働環境や人権が一定基準満たされた「フェアマインド」鉱山にて採掘された金のみを使用しています。 ハイジュエリーブランドとしての高い作りこみや素材へのこだわり、ブランド独自のデザイン性などケリング傘下のジュエリーブランドにおいて世界的に有名なブランドです。 https://estime.co.jp/column/boucheron/ 4-2.Pomellato「ポメラート」 1967年イタリア・ミラノにて創業されたジュエリーブランド「ポメラート」。PPRからケリングへと改名後間もない2013年、ジュエリー事業部門として傘下ブランドとなりました。 カラーダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーを数多く展開しているブランドです。無駄なデザインを一切排除したシンプルなデザインが特徴の「ヌードリング」が代表作として知られています。 普段使いできるシンプルなアイテムや大粒の宝石を大胆にあしらったデザイン性の高いアイテムまで幅広く展開しているイタリアンジュエリーブランドです。 4-3.DoDo「ドド」 1994年、イタリア・ミラノにて「ポメラート」の姉妹ブランドとして登場した「DoDo/ドド」。アクセサリーやチャームなどを取り扱うジュエリーブランドです。 誕生当初から環境保全や動物保護のアンバサダーを務めており環境問題に注視しており、ブランド名のドドはインド洋にあるモーリシャス島にて絶滅してしまった飛べない鳥「ドードー」から名づけられています。 植物や動物など生き物がモチーフとなった遊び心溢れるデザインのアイテムが多く、小ぶりながらも高級感のあるデザインが人気で年齢問わず多くの支持を得ています。 4-4.Qeelin「キーリン」 2004年、香港にてデザイナーのデニス・チャン氏によって設立されたジュエリーブランド「キーリン」。 中国神話で愛と幸運の象徴とされ、日本ではビールのパッケージに採用されている「麒麟/Qilin」が由来と言われています。 中国では縁起物とされ、日本でも馴染みの深いひょうたんや平和の象徴ともいわれるパンダをモチーフにしたアイテムがお守りのようなジュエリーとして人気を獲得。今までのジュエリー業界にはない独特なデザインが魅力的なブランドです。 設立20周年の2024年、東京・銀座にフラッグシップストアをオープンさせ、日本進出も果たしました。まだまだ若いブランドですがこれからの成長にも注目していきたいですね! この章では「ジュエリー」の傘下ブランドについてご紹介させていただきました。 比較的最近誕生したブランドや老舗ブランドまで様々なので今後の進展にも期待していきたいです。 5.【アイウェア・その他】ケリンググループ傘下ブランド一覧 ケリンググループの事業部門でもある「アイウェア」 ※アイウェアとは・・・メガネやコンタクトレンズ、サングラスなどの目や目元の装飾アイテムの総称 もともと太陽光から眼を守る目的で使われる、スポーツ用に特化したゴーグルやサングラスを指す言葉でしたが、近年ではファッションにおいてUVカットサングラスやコンタクトレンズなどにも使われるようになり身近な言葉になってきています。 この章ではケリンググループのアイウェアブランドをご紹介していきます。 5-1.PUMA「プーマ」 1948年、ドイツ・ヘルツォーゲンアウフラにて創業のプーマ。アメリカ大陸に生息する「ピューマ/puma」という動物が由来となっておりロゴマークにも使われています。皆さんも聞きなじみのあるブランドではないでしょうか? スポーツ用品を中心にシューズやアパレルなど幅広く展開しているブランドです。最近ではハートにアルファベット「A」が付いているロゴが特徴的な「AMI PARIS/アミパリス」とコラボしたアイテムを展開するなど、話題を集めています。 ケリングでは現在プーマのアイウェアを取り扱っています。しかし、ケリングは近年プーマの持ち株率を86.3%から16%保有まで引き下げたと報じられています。 今後、ラグジュアリー事業へと専念する為とも言われているのでこれからの展望に期待しましょう。 5-2.McQ「マックキュー」 2006年、アレキサンダー・マックイーンのセカンドラインとして登場したマックキュー。 マックイーンと比べ、価格帯を抑えたアイテムを展開し若者をターゲットにしたブランドです。マックイーンで大人気のスニーカーをはじめ、トレンドのロゴアイテムやアイウェアも数多く展開しています。 ブランド業界のコレクションといえば、モデルがランウェイを歩くファッションショーが一般的ですがマックキューでは今までとは違う写真のみの形式でコレクション発表を行い話題を集めました。 マックイーンと同様で若いブランドにはなりますが、今後注目のブランドの1つといえるでしょう。 5-3.Alaïa「アライア」 1981年、チュニジア出身のアズティン・アライアにより誕生した「アライア」。 女性をターゲットとしたバッグやアクセサリーなどのアパレルアイテムを中心に展開しており、ハート形のバッグや余計な装飾を排除したシンプルなデザインが人気で、女性のボディラインを自然に協調させてくれます。 また、花弁のような膨らみのあるデザインも人気で、写真映えしたい女性には特にオススメのブランドです。 ケリンググループとはアイウェア事業において提携しています。 5-4.Montblanc「モンブラン」 1906年ドイツにて創業。100年以上の歴史を持ち、世界的知名度を誇る万年筆ブランド「モンブラン」。設立当初はモンブランという名ではなく「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」という名前でした。 シンプルで高級感のあるアイテムが特徴的。万年筆のブランドとして有名ですが、現在ではブレスレットやベルト、サングラスなど様々なアイテムを展開しており高品質で価格もラグジュアリーブランドと比べると抑えられているので人気を得ています。 色々な顔の形に合ったサングラスを公式HPにて紹介しているので自分にピッタリなアイテムが見つかるはずです。モンブランのアイウェアが気になる方は是非チェックしてみてください! https://estime.co.jp/column/montblanc/ 5-5.ZEAL OPTICS「ジールオプティクス」 1996年、日本から誕生したアイウェアブランド「ジールオプティクス」。 水面やガラスを見たときに太陽光による乱反射や眩しさをを軽減する「偏光レンズ」が使われており、人間の骨格に合わせて設計されたフィット感のあるサングラスが人気のブランド。釣りやキャンプなどのアウトドア好きから高い支持を得ています。 ケリングアイウェアの傘下ブランドの中で唯一の日本企業なので今後も注目していきたいです。 5-6.Maui Jim「マウイジム」 1986年、ハワイにて創業。特許を取得したレンズが話題のアイウェアブランド「マウイジム」。ハワイのマウイ島が由来と言われています。 特許取得の「Polarized Plus2」という独自の偏光レンズが使用されたサングラスは長時間の着用でも疲れを感じさせず、眩しい光を除去しながらも圧倒的に鮮やかな視界が広がり人気です。 アイウェアブランドなだけありラインナップも豊富でレンズカラーも充実している為、性別問わずおすすめできるブランドといえます。 5-7.LINDBERG「リンドバーグ」 1969年デンマークにて眼鏡専門店として始まった「リンドバーグ」 ケリングアイウェアが100%株式を取得している企業です。 最小限の構造で最大限の機能を目指しアイテムを展開。ネジを使わない独自のフレームやかけ心地の良さを追求し、多くのファンを獲得したアイウェアブランドです。 充実したオーダーメイドサービスも特徴で、フレーム素材も木材やチタン、バッファローホーン(水牛の角)など自分の好きな組み合わせで眼鏡をつくることができます。 シンプルで高機能なリンドバーグの眼鏡は、日本の「グッドデザイン賞」を含む100回以上のデザイン賞を受賞するほど、アイウェア業界においては世界的に有名なブランドです。 5-8.Ginori1735「ジノリ 1735」 1735年イタリア・フィレンツェにて創業の老舗高級磁器、食器メーカー「ジノリ 1735」。 ベッキオジノリホワイトと呼ばれる真っ白な高級食器類が、日常生活や来客へのおもてなしなど様々なシーンで使用でき人気を集めています。 約300年の歴史を持ちますが、2000年代に入ると多額の負債が原因で経営難に陥ってしまいます。しかし、2013年グッチグループによる買収があり破綻の危機を回避し、現在ではケリンググループが管理権を取得し高級磁器・食器メーカーとして名を広めています。 ファッション&レザーグッズ、ジュエリー、アイウェア。3つの事業部門にて構成されているケリンググループの今後の動向にも注目していきましょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.企業成長のため人材育成に力を入れる「ケリング」 出典:ケリング 数々の有名ブランドを傘下に持つケリングですが、「こんなお洒落な企業で働いてみたい!」なんて思う方も少なくはないでしょう。実は人材育成にも力を入れている企業です。 この章では、ケリンググループの人材育成について解説していきます。 6-1.多様性を尊重した企業風土。 ケリングでは人材こそが全てという考えがあります。 多様性こそ想像力の原点とし、年齢や性別、国籍にとらわれず世界中で約4万7000人の社員が活躍しています。2004年には多様性憲章に署名を行い社会全体の多様化推進に努め、職場での差別を無くすため尽力しています。 男女平等にも注力しているケリング。管理職の約58%を女性が占めており、日本企業の女性管理職は13%ほどですので、非常に高い数字と言うことがわかります。多様性を尊重しているケリングだからこその数字かもしれませんが、取り組みが形となっている証拠といえるでしょう。 6-2.企業の未来を創造した若手人材の育成。 ケリングは若手人材の育成にも力を入れています。 新卒の方には様々な業務経験を積めるジョブローテーションや、悩みや課題解決のサポートを行うメンタリングなど「ケリング・ホライゾン・プログラム」という独自の教育体制を用意しています。 グッチやサンローランの店頭にて働きたい方には、ファッション業界に特化した研修が無料で受講できる「iDAカレッジ」の用意があります。販売スキルやバイヤーの基礎、ファッショントレンドなど様々な知識を得ることが可能。 将来のリーダーとなる若手人材を大切にし、豊富な教育体制を整えているケリング。働きやすい職場作りにも力を入れています。 6-3.ワークライフバランスの整った環境を提供。 ケリングでは仕事と私生活の両方が整う事で充実した人生が送れると考え、プライベートの時間をしっかりと確保できるように取り組んでいます。 ワークライフバランスを整えるため、ケリングではファッション業界では珍しい年間休日120日に加え長期休暇の取得にも柔軟に対応しているようです。 近年、男性の育休などが話題となっていますがケリングでは「ベビー・ケア休暇」という制度があり出産時に給料100%が保障された、約14週間の休暇を取得することができるなど、各家庭のイベントも大事にした福利厚生を用意しています。 人材育成に力を入れ、働きやすい環境作りにも取り組むケリング。次章では気になる職種や年収について解説していきます。 7.職種が豊富なケリング。気になる年収は? 世界三大コングロマリットともいわれるケリングは大企業であるだけに、様々な職種があります。 この章ではケリングの職種や年収について詳しく解説していきます。 7-1.職種が多彩なケリンググループ。 新卒採用と中途採用どちらも積極的に行っているケリング。 気になる職種についてご紹介していきます。 ケリンググループの主な職種 クライアントアドバイザー(店頭販売員) ・・・店頭にて顧客に対して接客を中心としたサービス提供を行う アドミニストレーションスタッフ(事務) ・・・備品の発注管理や在庫管理、レポート作成やデータ作成等の店舗運営における後方業務を担う マーケティングスタッフ ・・・ブランドをPRするため、顧客分析や市場調査をもとに広告宣伝等を行う 財務スタッフ ・・・ブランドの会計や財務戦略、予算や資金の管理を担う 日本国内では主に上記4つの職種があり、新卒採用の方は主にクライアントアドバイザーを経てスキルアップしていくようです。 ※新卒、中途採用共に傘下ブランドによって募集要項などは異なりますのでご注意ください。 7-2.ケリンググループの年収は? 就職を検討する際、誰もが気になる年収。ここでは世界の有名ブランドを傘下に置くケリングの年収についてご紹介していきます。 公式HPでの記載がございませんので、独自調べになりますが先述した4つの職種の平均年収は下記の通りです。 クライアントアドバイザー(販売員)・・・「約450万円」 アドミニストレーションスタッフ(事務職)・・・「約400万円」 マーケティングスタッフ・・・「約700万円」 財務スタッフ・・・「約450万円」 いかがでしょうか?日本の平均年収は国税庁より発表された「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると約458万円です。ケリングはほとんど平均的な金額といえますが、経験やスキル、保有資格や語学力等も評価されるので努力次第では平均年収を上回る高収入が期待できます。 公式HPや求人サイトに詳細が記載されているのでケリングに興味がある方は是非チェックしてみてください! 【まとめ】ケリングは世界最大コングロマリットの1つ! 今回は、世界三大コングロマリットの1つ「ケリング」についてご紹介させていただきました。 フランスにて木材関連会社から始まり、会社の売買を繰り返し巨大企業グループに成長を遂げたケリング。現在では傘下ブランドの発展はもちろん、世界各地で働く従業員に対しても手厚いサポート体制を完備し、ファッション業界のみならず多くの企業の模範となるような環境を提供しています。 既に数多くの有名ブランドを傘下に置いていますが、今後新たなブランド参入や企業としての更なる発展にも注目していきましょう。
ボッテガヴェネタは1966年にイタリアで生まれたラグジュアリーブランドで、近年で人気が高まっているブランドのひとつです。特徴は、何と言っても革を編み込みにしたデザインの「イントレチャート」です。製品にブランドロゴは付いていませんが、この美しいイントレチャートによってひと目でボッテガヴェネタの製品と分かります。上品で大人っぽいイメージがありますが、一体どの年齢層に人気なのでしょうか。 ボッテガヴェネタの製品が気になるけど「年齢層は?」「自分に合ってる?」「流行遅れ?」など、気にする人もいるでしょう。 今回はボッテガヴェネタを愛用する人たちの年齢層や、ブランドイメージ、人気の理由などに迫って解説していきたいと思います。 後半ではボッテガヴェネタを愛用する芸能人やその他のおすすめブランドについても紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。 1.ボッテガヴェネタの年齢層やイメージは? ボッテガヴェネタについて、「自分の年齢に合っているのか?」「イメージは?」などが気になっている人もいるのではないでしょうか。 第1章では、ボッテガヴェネタの年齢層やイメージなどについて解説します。 1-1.ボッテガヴェネタを愛用する人たちの年齢層 ボッテガヴェネタは20代〜40代を中心に幅広い世代に愛用されています。 落ち着いた印象のものが多く価格も高価なため、自然と金銭的にも余裕のある、大人の世代の方が多い傾向にあります。長年ボッテガヴェネタを愛用しているという50代代以上の世代も多いです。 ただ、ボッテガヴェネタには、性別も年齢も明確にしているターゲット層はありません。ふさわしい年齢というものは特にないので、年齢は気にせず自分が良いと思ったものは堂々と持つといいでしょう。 1-2.ボッテガヴェネタのイメージ ボッテガヴェネタは、可愛いという印象よりは上品でクールな印象があります。 若手の新入社員が持っているよりは、キャリアを積んだ仕事のできる人が持っていそうなイメージです。ブランドを主張したロゴがなく、シンプルなデザインなので大人っぽい洗練さがあります。 ただ、ボッテガのイントレチャートが有名すぎて、ロゴがなくてもひと目見ればボッテガと分かることから、ブランドの主張が強いと捉える人がいるのも確かです。 それでも嫌味っぽく感じさせないのは、ボッテガの洗練された美しいデザインのお陰でしょう。 女性が持っていても男性が持っていても、センスが良くおしゃれなイメージで好感度が高いです。ファッションは、カジュアル、モード、キレイめ系の服装が好きな方たちが好む傾向があります。ブランドロゴが前面に出ているものよりも、ブランドを主張せず控えめに良いものを持ちたいという人たちに好まれます。 1-3.ボッテガヴェネタは流行遅れでダサい? ボッテガヴェネタが流行遅れでダサいということは全くありません。 世界を代表するトップメゾンのひとつで、むしろ流行の最先端を行き、ファッション業界からも注目されているブランドのひとつです。 ただ、人の意見は様々で好みも違うものなので、ボッテガを「流行遅れ」「ダサい」という人も中にはいるかもしれません。「流行遅れ」と言われるのは、2000年前半くらいにボッテガヴェネタが、30代40代以上の比較的年齢が高めの男性の間で流行ったことから、そのイメージが今でも残っていることが考えられます。 また、「ダサい」と言われるのは、ボッテガヴェネタの模倣品が数多く出ていて、安く販売されていることが理由にあります。しかし、ボッテガヴェネタの製品を実際に手に取って比べてみれば品質の違いは歴然としていることが分かります。 ボッテガヴェネタは、持っていて恥じるようなブランドではないので、自分が良いと思うものなら自信を持って堂々と持つようにしましょう。 2.ボッテガヴェネタが人気の理由 数あるハイブランドの中でもなぜボッテガヴェネタの人気が高いのでしょう。ここで人気の理由について3つ解説します。 2-1.シンプルで特徴的なデザイン ボッテガヴェネタの象徴的なデザインといえば「イントレチャート」です。 イントレチャートは冊切りのレザーを丁寧な手作業で編み込んでいく技法のことで、ボッテガヴェネタの代表的なデザインとして広く認知されています。ボッテガヴェネタは創業当初から「自分のイニシャルだけで十分」というモットーを持っていて、製品にはブランドロゴが入っていません。 ブランドロゴがありませんが、美しく編み込まれたイントレチャートを見ればひと目でボッテガの製品と分かります。ひと目で分かるものの、シンプルでミニマルなデザイン性のおかげで、いやらしさは一切なく、ひとつボッテガのアイテムを持っているだけで、品格やおしゃれ度を高めてくれます。 他のブランドにはない独自の個性がありますが、ブランドを強く主張していないので、ビジネスシーンやフォーマルな場所でもスマートに持つことができます。 2-2.品質の高さ ボッテガヴェネタは最高品質のレザーと熟練した技術を持つ職人が手掛けることで知られています。 柔らかい革の素材を編み込むには、手間と時間の掛かる高度な技術を要します。それゆえに、繊細で高級感の溢れるボッテガの製品が生まれるのです。その品質の高さは、ハイブランドをよく知る人でも一目置いていると言われます。 また、ボッテガで使われる主な素材は、最高級のカーフスキン(子牛革)とラムスキン(子羊革)です。カーフスキンは耐久性に優れていて、使うほどに馴染んでいくため、エイジングを楽しみたい人におすすめ。ラムスキンは「まるでシルクのようだ」とも表現されるほど、使い始めから滑らかな肌触りが特徴です。 しかし、耐久性に弱く水に弱いという弱点があるので取り扱いには注意が必要です。 2-3.優れた機能性・実用性 どんなにデザイン性に優れていて美しい製品も、使いづらければ長く愛されることがありません。 ボッテガヴェネタの製品は、使い勝手もきちんと考慮されて作られています。 例えば、バッグはショルダーストラップがついて2wayや3wayで使えるものから、たくさんの荷物が入る大容量のものなど。ラインによってサイズ展開がさまざまなので、自分の使いやすいぴったりなバッグを見つけられるでしょう。 また、ボッテガ定番の長財布は、文句なしの収納力と使いやすさで長年愛用する人が多いのも納得です。2つ折りや3つ折りの財布もコンパクトでありながら、収納力が高くやはり人気が高いです。自分が使うシーンによって使い分けるのもいいでしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.ボッテガの年齢層の幅を広げたNewBottegaとは? 2018年にクリエイティブディレクターに就任したダニエル・リーは、今までのボッテガのスタイルをモダンに生まれ変わらせ、若い世代から注目されるブランドとなりました。 インスタグラムでは#NewBottegaというハッシュタグでたくさんの投稿がされ、一般ユーザーによる”newbottega”のアカウントまで登場するほどまでに。そのアカウントは、ダニエル・リーのクリエーションに対するリスペクト愛に溢れたものでブランドからも公認されていました。 3-1.新生ボッテガを築いたダニエル・リーについて ボッテガヴェネタは2001年に、グッチグループ(現ケリンググループ)の傘下となり、その際にデザイナーとして抜擢されたのが、トーマス・マイヤーでした。 マイヤーは、経営難に陥っていたボッテガを持ち直すために、ボッテガの強い武器でもある高い職人技を駆使し、イントレチャートを強調したデザインの製品をつくることでブランドの立て直しに成功します。 約17年間に及んでボッテガを率いてきましたが、マイヤーは2018年に退任。その後を引き継いだのが、イギリス出身のデザイナーで当時32歳のダニエル・リーです。 リーは、メゾン・マルジェラ、セリーヌ、バレンシアガなどのビッグメゾンで経験を積んできました。ボッテガに就任して以降は、ボッテガの伝統技術をそのままにして、現代的な要素を見事に融合させた新しいアイテムを次々と発表。 ダニエル・リーの手掛けたアイテムは新作が出る度に、大きな話題となり多くの人からの反響を呼びました。 3-2.編み目が大きくなったイントレチャート ボッテガヴェネタと言えば、創業当初から「イントレチャート」を採用していて、イントレチャートがブランドロゴの代わりと言ってもいいくらいブランドを象徴するものです。 ※イントレチャートとは...なめした革を細く切って網目状に編み込んでいく技法のこと。 ダニエル・リーは、従来の細めの編み目を太くして、よりカジュアルでモダンなデザインを取り入れました。新生ボッテガヴェネタの太めの編み目は「マキシイントレチャート」と呼ばれ、特に若い世代を中心に大人気となりました。 さらに、ダニエル・リーの代表作である「パデットカセット」は、パッド入りで弾力性のある革ひもを編み込むことで、それぞれの編み目がぷくっと膨らみポップなイメージに。今までのイントレチャートのイメージを全く違うものへと変化させました。 上品さとカジュアルさがうまく融合し、ボッテガヴェネタの顧客層は一気に若い世代へと広がりを見せたのです。 3-3.豊富なカラーバリエーション 新生ボッテガのもうひとつの変化は、カラーバリエーションが増えたことです。以前のボッテガといえば、黒や茶のダーク系の色やニュアンスカラーが主流でした。 ダニエル・リーは2021年の春夏コレクションで、会場を明るいグリーンで照らし、スカートスーツやミュール、ハンドバッグなどを同じく緑色でまとめたルックを発表。2021年のトレンドカラーとして注目を浴びました。 包装などにも緑色が使われるようになり、ボッテガグリーンはブランドを象徴するカラーとして定着します。ボッテガのブランドカラーは「パラキート」と呼ばれる色で、鮮やかな明るい緑色が特徴です。 ボッテガのアイテムには他にも、イエロー、ピンク、ブルー、パープル、ホワイトなどさまざまなカラーが展開されるようになりました。 3-4.シンプルでスタイリッシュなデザイン 新生ボッテガのシンプルでありながら遊び心のあるデザインに虜になるファンが増えています。 ここで新生ボッテガを代表するアイテムを3つご紹介します。 ザ・ポーチ(The Pouch) ダニエル・リーのファーストコレクションとなった2019年春夏で発表されたバッグ。柔らかく滑らかなレザーが存分に生かされたシンプルなクラッチバッグです。 ギャザーがたっぷり入ったクラッチバッグを手に持つだけで、エレガントな雰囲気を演出してくれます。見た目だけでなく、たっぷり収納ができて実用性にも優れています。 ザ・アルコ(The Arco) ザ・アルコは、イタリアのミラノに建てられた平和の門「アルコ・デッラ・パーチェ」からインスピレーションを得てつくられたトートバッグです。 マキシイントレチャートが印象的なアルコ・トートは、収納力も抜群でビジネスやプライベートでも大活躍します。 パドルブーツ(Puddle) 2020年コレクションのランウェイに登場したボッテガのパドルブーツ。 サイドゴアブーツのような形状にガーデニングブーツの要素を組み合わせたブーツで、アッパーからアウトソールまでが一体化されているため、防水性や耐久性が抜群。ぽっこりラウンドした形状が特徴で、コーディネートのアクセントになります。 3-5.後任のマチュー・ブレイジーについて ダニエル・リーが就任してから勢いに乗っていたボッテガ・ヴェネタでしたが、2021年に突如、ダニエル・リーの退任が発表されました。 すぐに後任としてマチュー・ブレイジーがクリエイティブ・ディレクターに内部昇格という形で就任したことが発表されます。 マチュー・ブレイジーは、2020年にボッテガヴェネタに加わり、ウィメンズラインのレディ・トゥ・ウェアでデザイン・ディレクターとして活躍していた人物。1984年パリ出身のマチュー・ブレイジーは、ベルギーのファッションスクールを卒業後、ラフ・シモンズのもとでキャリアをスタートさせました。 その後、メゾン・マルジェラ、セリーヌ、カルバンクラインを経てボッテガヴェネタへと足を踏み入れます。キャリアがダニエル・リーと似ていることも特徴です。 そして2022年2月にマチュー・ブレイジーのファースト・コレクションがショー形式で発表されました。前任のダニエル・リーによって生まれたボッテガグリーンを封印。レザーを巧みに取り入れ、ボッテガの根本的な部分を大切にしながらも、今までにない斬新なスタイルを見せてくれました。 最新の2024年春夏では、旅をテーマにしたコレクションを発表。今までのシーズンとはまた違う進化したドレスやシューズ、バッグを発表し、高い評価を得ています。 ここで、マチュー・ブレイジーによる代表アイテムを2つご紹介します。 カリメロ(Kalimero) 2020年秋冬コレクションでランウェイのオープニングを飾ったのが、「カリメロ」バッグ。 上質なカーフレザーを100%使用し、すべて職人の手作業で編み込まれた縫い目のないデザインは、まさに技術力の賜物です。 レザーを結んだ「ノット」のショルダーストラップがスライドできるようになっています。 アンディアーモ(Andiamo) アンディアーモはイタリア語で「さぁ、行こう(Let’s go)」という意味。2023年春夏コレクションで発表されたモデルです。 ボッテガの原点とも言える繊細なイントレチャートが、エレガントで高級感に溢れています。 メタルノットの留め具がアクセントとなった編み込みのストラップは長さ調整ができて、ショルダーやクロスボディに。取り外せばハンドルのみでハンドバッグとして使うことができます。 4.ボッテガヴェネタの価格帯は? ボッテガヴェネタは、高級なイメージが強いですが、価格帯は一体どのくらいするものなのでしょう。 バッグ、財布、ウェア、アクセサリー類に分けて価格帯を紹介します。 4-1.バッグ ボッテガといえばバッグの人気が高く、肌ざわりが滑らかな上質な素材でつくられた美しい製品が揃っています。 ボッテガヴェネタのバッグの中心価格帯は、200,000〜500,000円です。 ダニエル・リーの代表作でもある「カセットミニ」は、税込220,000円となっており、シンプルで使いやすさが人気の「アルコトート」は、税込401,500円です。マチュー・ブレイジーによるアンディアーモは、ミディアムサイズで税込682,000円と少しお高めです。 4-2. 財布 ボッテガでバッグと並んで人気が高いアイテムが財布です。 60,000〜150,000円程度が中心価格帯となっています。 定番で人気の高いジップアラウンドウォレットは税込126,500円〜です。 2つ折りや3つ折りの財布は、長財布より手頃な価格設定となっていて、大体80,000〜110,000円程度。カーフレザーの滑らかな手触りが特徴の2つ折り財布は、税込82,500円で、長財布より手にしやすい価格設定になっています。 ちょっとしたお出掛けの際に便利な、ボッテガのファスナー付きコインパースは、税込71,500円です。 4-3.ウェア、アクセサリー類 ボッテガヴェネタは、バッグや財布のレザー製品以外にも、コートやドレス、デニム、シューズ、アクセサリーなど幅広くアイテムを展開しています。 帽子やグローブなどの小物類は、90,000〜180,000円程度、サングラスは50.000〜70,000円で購入が可能です。 シューズは100,000〜300,000円程度、コートやドレスは400,000〜100万円を超えるものまであります。ピアスやネックレスなどのジュエリーは7万円台から購入できるものから100万円以上するものもあります。 人気のドロップピアスは、シルバーのもので税込104,500円です。 5.ボッテガヴェネタを愛用している芸能人 ボッテガヴェネタは洗練されたデザインと使い勝手の良さから多くの芸能人が愛用しています。その中でも、ファッションに敏感で目の肥えている有名人が多い印象です。 ここからは、ボッテガヴェネタを愛用する芸能人をご紹介します。 5-1.滝沢眞規子さん ボッテガヴェネタは、モデル滝沢眞規子さんのお気に入りブランドのひとつで、滝沢さん本人のYouTubeチャンネルでも度々ボッテガの商品が見られます。 バッグはザ・アルコ、アンディアーモ、カセットなど、他にもジュエリー、ブーツ、アクセサリー、サングラスなど様々なボッテガのアイテムをお持ちです。 数々のハイブランドを持つ滝沢さんですが、その中でもボッテガの登場回数は多めで、彼女のお気に入りであることが分かります。 5-2.矢田亜希子さん 女優の矢田亜希子さんもボッテガをよく愛用している有名人のひとりです。 バッグはトートバッグやスクラッチの他、人気のラインのジョディなど。定番のトートバッグは10年以上前から愛用しているようです。ウェアやサンダル、ジュエリーなども上手に着こなしています。 ボッテガで人気のスマートフォンケースも矢田さんのインスタグラムで写真があがっているなどして、とても気に入っているのが分かります。色は目が覚めるような明るいビビットピンクです。合わせてネイルもピンク色にしたりと、おしゃれを楽しんでいます。 5-3.ローラさん モデルでタレントとしても活躍するローラさんは、2020年のボッテガヴェネタのショーに招待された際、ボッテガのドレスやサンダル、アクセサリー、手にはマキシイントレチャートの緑色クラッチを持って全身をコーディネートしていました。 ローラさんもダニエル・リーの新生ボッテガのデザインを気に入っているひとり。プライベートでは、メンズの大きめのバッグを愛用して、荷物が多い時に大活躍しているそうです。 5-4.MEGUMIさん 女優業や美容雑誌などで大活躍中のMEGUMIさん。はELLE Japanのバッグの中身の紹介動画でマキシイントレチャートが特徴のアルコトートバッグを紹介しています。外側が深緑色、内側がボッテガのシグネチャーカラーであるパラキートグリーンになっています。 財布は同じくマキシイントレチャートの長財布、ジップアラウンドウォレットを愛用しています。カラーは明るいパラキートグリーン。大きめの財布が好きでお気に入りのようです。 5-5.河北麻友子さん モデルでタレントの河北麻友子さんもボッテガをよく愛用していて、かっこよく着こなす姿を度々インスタグラムで披露しています。 カセットやポーチなどのバッグからロングブーツなど、さまざまなアイテムを持っているようです。フォロワーからは多くの羨望の声が寄せられています。 5-6.櫻井翔さん 櫻井翔さんもボッテガ好きでよく知られています。昔からずっとボッテガの黒のラウンドファスナーの財布を愛用していて、櫻井さんのファンの中には、ボッテガの財布をお揃いや色違いで購入する人もいるようです。 また、ボッテガのブルーのペンケースを大事に使っていたり、後輩のSnow Manの宮舘亮太さんに同じくジップラウンドの赤い長財布をプレゼントするといった優しいエピソードもあります。 ファンの間では、櫻井さんの使っているペンケースは松本潤さんからのプレゼントではないかと憶測がされています。 5-7.浅野忠信さん 数々の映画やドラマに出演し、国際的にも活躍している俳優の浅野忠信さんは、自身が手掛けるオリジナルブランドJEAN DIADEM(ジーン・ディアデム)では、デザイナーとしての顔も見せます。 おしゃれでファッションにも強いこだわりがある浅野さんの愛用している財布は、ボッテガヴェネタの黒い2つ折り財布です。財布の他にも、同じく黒いイントレチャートのカードケースを愛用しています。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.ボッテガヴェネタ以外のおすすめブランド ここからは、ボッテガヴェネタ以外で今人気のあるラグジュアリーブランドについて紹介します。 ボッテガヴェネタのようにブランドの強い主張がなく、シンプルで上品なブランドを選んでいるので、ぜひ参考にしてみてください。 6-1.TOD’S(トッズ) トッズはイタリアの高級ファッションブランドです。もともとは1920年代にシューズブランドとして始まりましたが、1979年にTOD’S(トッズ)に社名変更され、現在は靴、バッグを中心に多くのアイテムを展開しています。 トッズの製品はシンプルで品が良く、流行に左右されずひとつの品を長く使い続けられる点で世界中から人気を集めています。製品に扱われる革の素材も高く、生産過程でクオリティを何度もチェックされて作られています。 6-2.LOEWE(ロエベ) ロエベは、1846年にスペインで生まれた高級ファッションブランドです。小さな革工房から始まったブランドであることから、革に対するこだわりはとても強く、最高級の素材を使っています。また、伝統的なクラフトマンシップを大切にし、優れた職人による手作業で製品づくりに取り組んでいます。 上質な素材と職人の高度な技術に、モダンで創造的に溢れたデザインが融合したロエベの製品は、セレブや有名人にもファンが多く、たくさんの人を虜にしています。 6-3.CELINE(セリーヌ) セリーヌは、1945年にフランスの首都パリで、創業当時はオーダーメイドの子供靴専門店としてオープンしました。現在ではバッグや財布などのレザーグッズをはじめ、洋服やアクセサリー、香水まで手掛ける高級ファッションブランドとして展開しています。 上品でラグジュアリーな雰囲気のあるセリーヌの製品は、幅広い層からの支持を受けています。セリーヌといえば、女性用アイテムを中心とするブランドでしたが、2019年にエディ・スリマンがデザイナーに就任してからメンズラインが誕生し、より多くの人からの注目を高めています。 6-4.The Row(ザ・ロウ) The Rowは2006年にアメリカのロサンゼルスで設立されたブランドです。The Rowの創業者でもあるデザイナーは、アシュレー・フラー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンの双子姉妹。オルセン姉妹はアメリカのドラマ「フルハウス」に子役として出演していたことでよく知られています。 The Rowでは、バッグや財布などのレザーグッズからシューズや洋服までさまざまな取り扱いがあります。どれも上質な素材にこだわったもので、シンプルでスタイリッシュなデザインです。 ファッション性の高さだけでなく、実用性や機能性もしっかり兼ね備えていることが人気の理由になっています。 6-5.Delvaux(デルヴォー) デルヴォーは、ベルギーを代表する1829年創業、世界最古のラグジュアリーブランドです。 確かな品質と芸術的な美しいデザインが認められ、1833年には王室御用達ブランドに認定されました。ロイヤルファミリーだけでなく、世界のセレブからインフルエンサーまでがデルヴォーの魅力に惹きつけられ、こぞって愛用しています。 デルヴォーのバッグは、上質なレザーを使っていることはもちろん、過剰な装飾のないミニマルで美しいデザインで、長く使い続けられることが特徴です。 6-6.Valextra(ヴァレクストラ) ヴァレクストラは、1937年にイタリアのミラノで創業されたレザーグッズブランドです。主にバッグや財布などのレザーグッズやアクセサリーを展開しています。 NY近代美術館MOMAには、ヴァレクストラの名品「プレミエ アタッシュケース」が永久展示されています。 イタリアのクラフトマンシップの伝統を守り続けたヴァレクストラのバッグは、時代に関わらず持ち続けられるシンプルでエレガントなスタイルで、「イタリアのエルメス」とも呼ばれています。 カラーバリエーションも豊富で、選ぶカラーによってカジュアルなスタイルにもマッチするのもまた魅力のひとつです。 まとめ いかがでしたでしょうか。ボッテガヴェネタの年齢層やイメージなどについて解説させていただきました。 もし気になっているのなら、年齢やイメージなどには捉われず、ぜひ一度ボッテガヴァネタを手に取ってみてくださいね。 伝統的な技術イントレチャートは、今後のボッテガヴェネタにも受け継がれていき、決して変わることはないでしょう。その中に真新しいアイディアが織りなし、名品が生まれます。 常に進化しているブランド、ボッテガヴェネタに今後も目が離せません。
イタリアを代表するラグジュアリーブランド、ボッテガヴェネタ。ボッテガヴェネタといえば、上質なレザーが丁寧に編み込まれたデザインが特徴的で、ブランドの象徴として広く知られています。しかし同じイタリア発祥のブランド、プラダやグッチ、フェンディなどに比べたら知名度はそこまで高くないかもしれません。 ボッテガヴェネタの名前は知っていてもブランドの歴史やコンセプトまで詳しく知る人は、そう多くはいないのではないでしょうか。 さて、今回の記事では、ボッテガヴェネタとはどんなブランドなのかを歴史から特徴、魅力について深く掘り下げて解説していきます。また、ブランドを支えてきた歴代のデザイナーから、人気のバッグ、その他のアイテムまでを紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。 1.ボッテガヴェネタの歴史 出典:BOTTEGA VENETA ボッテガヴェネタは創業から50年余りと、他のよく知られるラグジュアリーブランドに比べて歴史はまだ浅いブランドです。 ボッテガヴェネタは今や世界的によく知られ多くの人に愛されるブランドですが、50年の年月で、どのような経緯をたどって現在の地位まで昇り詰めてきたのでしょうか。 第1章では、ボッテガヴェネタの設立から現在に至るまでの歴史について解説していきたいと思います。 1-1.ボッテガヴェネタの始まり ボッテガヴェネタは、1966年にイタリアのヴェネト州ヴィチェンツァでミケーレ・タッディとレンツォ・ゼンジアーロの夫妻によって革工房として設立されました。ヴェネト地方には革職人が多く、ヴィチェンツァは北イタリアの中でも美しい町並みで知られています。 「Bottega(ボッテガ)」はイタリア語の「工房」の意味で、ブランド名は「ヴェネタの工房」という意味になります。 ヴェネト地方の熟練した腕を持つ職人を集めて、伝統的な手作業で最高品質のレザー製品をつくることを目的に立ち上げられました。ボッテガヴェネタの高い品質と確かな技術は、イタリア上流階級の間ですぐに認められ、厚い信頼と実績をつくり上げていきます。 1-2.人気ブランドから一変、経営難へ 1970年代には「When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)」と書かれた広告キャンペーンを開始。そのキャッチフレーズどおり、ボッテガヴェネタの製品にはブランドのロゴを入れないスタイルが特徴となっています。 1980年代には、ジャクリーン・ケネディやファラ・パーレビ元イラン王妃など、世界の著名人が顧客の名を連ねるようになりました。1980年の映画「アメリカン・ジゴロ」では、ローラ・ハットンがボッテガのバッグを持つ場面が見られます。 1985年には芸術家アンディ・ウォーホルの短編映画「ボッテガ・ヴェネタ インダストリアル ビデオテープ」が発表されるなど、幅広い分野から注目されました。 ところが、1990年代に入って今までの勢いに陰りが見え始めます。 経営陣がブランドイメージをさらに高めようと、当初掲げたブランドコンセプトを覆し、製品にBVロゴを飾りました。するとそれがきっかけでボッテガの人気は徐々に落ちていき、経営難にまで陥ってしまったのです。 1-3.グッチグループの傘下へ 2001年、経営が悪化していたボッテガヴェネタに、転機が訪れます。グッチグループにボッテガヴェネタが買収されることになったのです。 ※グッチグループは現在ケリンググループとして名が知られるコングロマリット(複合企業)で、グッチを始め、サンローラン、バレンシアガ、ステラ・マッカートニーなどを傘下に持ちます。 それによって、エルメスやソニア・リキエルなどで活躍したトーマス・マイヤーがボッテガヴェネタのクリエイティブディレクターに就任。トーマス・マイヤーはボッテガヴェネタを本来の姿に戻すべく、BVロゴを撤廃し、ボッテガを象徴する技法「イントレチャート」の編み込みのデザインを強調させました。 マイヤーの指揮によって急成長したボッテガは、店舗を世界中に拡大しラグジュアリーブランドとしての地位を確立していきます。2005年にはブランド初となるプレタポルテコレクションを発表。2011年には香水の販売を始め、その他にもアクセサリー、インテリアなど、幅広いカテゴリーを展開させていきます。 グッチグループの持つ巨大なマーケティング力もあって、マイヤー就任後の2001年から2011年の10年間で、800%も売り上げを伸ばすことに成功しました。 1-4.革職人のための養成学校を設立 ブランドを支える職人の技術を次世代へと受け継がせ、伝統を廃れさせないため、2006年に革職人を養成・支援する学校「スクオーラ・デッラ・ペレッテリア」を開校します。 クラスではノウハウや根本的な価値観を伝え、高級レザー製品における裁断や加工、パターンメイキング、そしてレザーの編み込みといったボッテガでの実務で役立つ技術を身に着けることができます。 また、2013年にはボッテガのルーツでもあるヴェネト地方のモンテベッロ・ヴィチェンティーノに新しいアトリエをオープン。修復・建造にはトーマス・マイヤーが監督となり指揮しました。 アトリエには、これまでの作品を集めたアーカイブ、美術館の他、2006年に開校された職人たちのための養成学校が併設されています。ボッテガヴェネタの職人は、この学校で3年間のコースを修了して初めてアトリエで働くことが認められるのです。 1-5.トーマス・マイヤーの退任と新たなデザイナーの就任 17年間ボッテガのクリエイティブディレクターとして率いてきたトーマス・マイヤーは2018年に退任。後任として当時32歳の ダニエル・リー が抜擢されます。引き続き、ブランドロゴを全面に出さないスタイルで、3年間にわたって数多くのヒット作を生み出しました。 2021年には、ダニエル・リーのチームでデザイン・ディレクターを務めていたマチュー・ブレイジーが新たなクリエイティブ・ディレクターに就任し、現在も中心となってボッテガを支えています。 ※ボッテガヴェネタの歴代デザイナーについては第3章でさらに詳しく解説しているので、ぜひご覧になってください。 2.ボッテガヴェネタの特徴 出典:BOTTEGA VENETA ボッテガヴェネタは今や世界を誇るトップブランドのひとつで、幅広い世代から支持されています。ボッテガが多くの人たちの心を掴むものは一体何なのでしょう。 第2章では、ボッテガの魅力や人気の理由などについて深く迫っていきたいと思います。 2-1.ボッテガヴェネタの象徴「イントレチャート」 ボッテガヴェネタとは?と聞かれたら「イントレチャート」と答える人がほとんどです。革を編み込んだデザインが有名で、間違いなくブランドの象徴とも言えます。 ボッテガの伝統技法「イントレチャート(intrecciato)」は、イタリア語で「編み込み」を意味する言葉で、職人の高い技術と手間を要する技法です。 丁寧になめされた革に1枚ごと短冊に切れ込みを入れ、1枚1枚を手作業で編み込んで製品をつくり上げていきます。イントレチャートはイタリアのトスカーナ地方の伝統的な編み込み技法になります。 ボッテガのレザーアイテムのほとんどにイントレチャートが採用され、このデザインを見ればすぐにボッテガだと分かるほど有名です。 他にもイントレチャートの技法を使っているブランドはありますが、その中でもボッテガのクオリティが圧倒的に高いため「イントレチャート=ボッテガヴェネタ」という式が成り立っているのです。 2-2.ロゴ無しアイテムだけを作るコンセプトが最大の魅力 ボッテガヴェネタのコンセプトとして、第1章でも触れたように「When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)」というスローガンを掲げていて、バッグや財布などのレザーグッズにロゴは入っていません。 短冊切りの上質なレザーを丁寧に編み込んだアイテムは、ロゴがなくてもひと目でボッテガのものと分かるものの、いやらしさは全くなく、逆に優雅な気品を漂わせます。ボッテガの最大の魅力は、イントレチャートのシンプルながらも高級感のある洗練されたデザインにあると言えるでしょう。 2-3.素材はカーフレザーとラムレザー ボッテガの素材として主に使われているレザーは、カーフレザーとラムレザーです。 カーフレザーは 生後6ヶ月以内の子牛の革。 丈夫で耐久性に優れていて、使うほどに馴染みが出てくることが特徴です。程よい光沢があり、上品で優雅な印象を与えます。 一方、ラムレザーは 生後1年未満の子羊の革。 しなやかで使い始めから滑らかで柔らかい肌触りが楽しめるのが特徴です。カーフレザーに比べて耐久性は低く、水に弱いため、取り扱いには十分注意する必要があります。光沢は控えめで、大人っぽい落ち着いた印象を与えます。 2-4.幅広い年齢層に愛される ボッテガヴェネタは20代〜40代を中心とした幅広い年齢層に愛用されています。 価格が高く、10代の若い世代には手が届きにくいということもあって、金銭的に余裕のある20代以上の方たちに多くなっているのでしょう。以前は高級で大人っぽいブランドイメージがありましたが、近年では、モダンで都会的なデザインが増え、ファッションに敏感な若い世代からの人気が高まっています。 また、高品質でシンプルなデザインが流行に関係なく使えるため、若い頃に購入したものをずっと使い続けているという50代以上の人も多く、年齢層の幅を広げています。 2-5.トーマス監修の戦艦店が日本に?! 日本国内では、1974年にインポーターのアオイによってボッテガが紹介され展開されていました。 さらに日本で知られるようになったのは、グッチグループ(現ケンリググループ)の傘下に入った2001年以降のこと。世界中に店舗の拡大を進めるべく、2002年にミラノ、パリ、ロンドンに次いで4店舗目として東京の青山にトーマス・マイヤーが監修を務める旗搬店をオープンしました。(現在、青山店は2006年に表参道ヒルズ内に移転しています。) 2007年には、世界最大規模となる旗搬店の銀座店がオープン。1〜3階は店舗スペース、4、5階は日本法人の本社機能とショールームが置かれています。 2018年12月に銀座店は銀座2丁目から銀座5丁目の晴海通りに面した場所に移転。6階建ての売り場面積が約800平方メートルとなるスペースを贅沢に活用し、レザー製品を始め、メンズ及びウィメンズのウェア、シューズ、アクセサリーなどのさまざまなファッションアイテムが取り揃っています。 さらにフレグランスや家具・インテリアを中心とするホーム&ファニチャーまでの幅広いコレクションが楽しめます。1階エントランスの床には、江戸時代後期の建築で用いられていた鉄平石が敷き詰められ、和の雰囲気を感じられる空間に。シルバーのスクエアパネルを900枚以上合わせて作られたファサードは、「イントレチャート」がモチーフとなったもので一見の価値ありです。 2-6.「まるでシルクのよう」なレザーの質感が人気 多くの高級ブランドがロゴを全面に出している中、ロゴを入れずブランド名を主張しないというモットーが多くの人から受け入れられ、長く愛されている理由のひとつとなっています。 アイコニックであるイントレチャートを見ればロゴがなくてもボッテガと分かるという、製品への自信の表れとも言えるでしょう。目立ったロゴがない代わりに、上質な素材と洗練されたデザイン、そして職人の高い技術力が引き立てられています。 近年でボッテガにオマージュされたデザインが増えていますが、実際に見て触れてみれば、本物との技術の高さの違いが分かるでしょう。製品に使用されているレザーは非常に滑らかで、その質感は「まるでシルクのようだ」と言われるほどです。 最高品質のレザーと確かな技術を持った職人が手掛けたアイテムは、目の肥えた大人から支持され選ばれているのです。また、余計な装飾のないシンプルなデザインは、どんなファッションやシーンにもマッチし、男女問わず人気があります。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.ボッテガヴェネタの歴代デザイナー デザイナーの交代によってブランドの持つイメージや方向性は大きく変わります。ボッテガヴェネタは、ケリンググループの傘下となった2001年から現在まで、3人のデザイナーの就任がありました。 第3章では、ボッテガヴェネタを支えた3人のデザイナーについて解説していきたいと思います。 3-1 トーマス・マイヤー トーマス・マイヤーはドイツ出身のデザイナー。 パリの学校でファッションを学んだ後は、イタリア、フランス、ドイツなどの高級ブランドでデザイナーとしての経験を積みました。 エルメスでは、ウィメンズプレタポルテやアクセサリー、レザーグッズのデザイナーとして9年間活躍。1998年には自身のブランド、「トーマス・マイヤー(Tomas Maier)」 を立ち上げます。 そして2001年6月にボッテガヴェネタのクリエイティブ・ディレクターに抜擢。マイヤーは、「卓越した職人技」「現代的な機能性」「最高の素材」「時代を超えたデザイン」を4つの磁石と名付け基本原則とし、ブランドの生まれ変わりを図ります。 ボッテガの持つ本来の魅力を取り戻すため、BVロゴをなくし、設立当初の「自分のイニシャルだけで十分」というコンセプトに原点回帰します。そしてマイヤーの豊富な経験と高い能力で、ボッテガヴェネタを世界的なラグジュアリーブランドへと見事に復活させました。 プレタポルテ以外にも、アクセサリーやフレグランスまで幅広く展開し、世界中に次々と新店舗をオープン。2012年までに売上は10億ドルを上回り、ケリング社が保有するブランドの中で最も成長力の高いブランドとなったのです。 マイヤーは2018年に退任。17年間務めてきたボッテガから去ることになりました。 3-2.ダニエル・リー 2018年、トーマス・マイヤーの後任に、当時32歳という若さでダニエル・リーが抜擢されました。イギリス出身のリーは、美術大学を卒業し、メゾンマルジェラやバレンシアガなどのトップブランドで経験を積んできました。 セリーヌではウェア部門のディレクターを務め、フィービー・ファイロの右腕と呼ばれる存在でした。ボッテガヴェネタに就任してからは今までの伝統を維持しつつも、新たな風を吹き込み、新生ボッテガをつくりあげました。 リーは、従来のイントレチャートよりも編み込みの幅を広くした「マキシイントレチャート」を誕生させます。モダンでポップなデザインとなったイントレチャートは、特に20代の若い世代から高い支持を受けています。 また、2021年に力強く明るい緑色のアイテムを発表し、ブランドの象徴カラーとなる「ボッテガグリーン」を確立します。ヒット作をどんどん生み出し、新生ボッテガヴェネタを築いてきましたが、2021年に突然リーの退任が発表され、ファンの間で大きなニュースとなりました。 3-3.マチュー・ブレイジー 2021年、ダニエル・リーの退任の発表後すぐに、マチュー・ブレイジーが内部昇格という形で新たなクリエイティブディレクターに就任します。 ブレイジーは1984年パリ生まれ。ベルギーにある学校でファッションを学び、卒業後はラフシモンズのメンズコレクションのデザイナーとしてキャリアをスタート。メゾンマルジェラ、セリーヌ、カルバンクラインなどで経験を積み、2020年にボッテガヴェネタに加入。ダニエル・リーのもとでプレタポルテのデザインディレクターを務めていました。 リーが作り上げた世界観とボッテガヴェネタの伝統を受け継ぎながらも、斬新でクールなスタイルが高い評価を得ていて、今後の活躍とボッテガの更なる進化が期待されています。 4.ボッテガヴェネタの人気バッグ ボッテガヴェネタと言えば、やはりイントレチャートのバッグが人気で代表的なアイテムです。 ただ最近は、レザーやイントレチャート以外のさまざまなスタイルのバッグも見られるようになっています。 こちらの第4章では、定番から新作までボッテガヴェネタのバッグ7つの人気ラインをご紹介します。 4-1.カバ(Cabat) トーマス・マイヤーが就任後に初めて手掛けて大ヒットしたのが、現在もボッテガヴェネタを代表する名作「カバ」。マイヤーの母親が愛用していた手編みのトートバッグからインスピレーションを得て生まれたものです。 2人の革職人が2日間かけてレザーを編み込んで仕上げるカバは、まさにマイヤーが打ち出した4つの磁石を反映した作品と言えます。シンプルで洗練された無駄のない美しいデザインと機能性の高さで、幅広い年齢層から人気が高いです。 ボッテガの定番であり名品のバッグ「カバ」は、ダニエル・リーを経てマチュー・ブレイジーによってアップデートし続け、時代を超え愛され続けています。 4-2.ザ・ポーチ(The Pouch) 丸みのあるぽてっとしたユニークなフォルムの「ポーチ」は、2019年春夏コレクションでデビューしたダニエル・リーによるクラッチバッグです。チャンキーなチェーンを肩に掛けたり、腕に抱えるように持ってスクラッチとしても使え、上品でクラシカルな印象を与えます。 ミニサイズは、ショルダーバッグとして使えるようになっていてカジュアルなスタイルにも合わせられます。スムースレザーとイントレチャートレザーの2タイプあり、カラーバリエーションも豊富です。 4-3.カセット(Cassette) ダニエル・リーが初めて手掛けたコレクション、2019年プレフォールコレクションで登場したバッグが「カセット」です。カセットの近未来的なデザインは、クラシックカーの内装からインスピレーションを受けて誕生しました。 ボッテガの代名詞であるイントレチャートを幅広くしたマキシイントレチャートの発表は、ボッテガの新たな時代の幕開けとなったのです。長方形のフォルムに直角に大きく編み込まれたデザインが新鮮でとても印象的。カセットにはフォルム、素材、カラーのそれぞれにさまざまなバリエーションがあります。 チャンキーなゴールドのチェーンストラップから、シンプルなバケットバッグ、カジュアルなナイロン素材まで、あらゆるタイプのバッグが揃っています。 4-4.ザ・アルコ (The Arco) イタリア、ミラノの中心に建てられた凱旋門「アルコ・デッラ・パーチェ(平和の門)」をイメージして生まれた「ザ・アルコ」。2019年のプレフォールコレクションの展開に先駆けて販売されたバッグです。 マキシイントレチャートのものとイントレチャートではないカーフスキン(子牛革)の素材の2タイプがあります。安定感のある長方形の底部と長いチューブ状のハンドルが特徴で、建築的なシルエットとなっています。 同じくアルコシリーズでアルコトートも展開されていてこちらも大変人気があります。アルコトートはA4サイズの書類やパソコンもすっぽり収まる大きさで、収納力が高く仕事用バッグとして人気が高いです。 サイズやカラー展開が豊富で、ミニサイズは、荷物が少なめな方やちょっとしたお出掛け、プライベートで活躍するでしょう。 4-5.ザ・ジョディ(BV Jodie) ハリウッド女優のジョディ・フォスターがパパラッチから身を隠すためにこの大きなバッグが使われていたことで「ホーボーバッグ」から名前を変え、「ジョディ」に。ダニエル・リーによって、ハンドルにノット(結び目)があしらわれてアップデートされました。 2020年のリゾートコレクションで登場した、全面がイントレチャートのボッテガらしいデザインのバッグです。サイズはミニ、スモール、ティーン、ラージと豊富に取り扱いがあります。 4-6.アンディアーモ(Andiamo) アンディアーモは、マチュー・ブレイジーが手掛け、2023年の春夏コレクションのショーで初登場しました。イタリア語で「さぁ、行こう」を意味するアンディアーモは、さまざまな場所へ行くことを想定した実用的なトートバッグです。 メタルのノットが編み込みのスライディングストラップに留め具としてあしらわれ、ショルダーバッグやクロスボディバッグとして使うことができます。スモール、ミディアム、ラージの3つのサイズ展開があり、カラーはエンジ色のバローロやダークブラウンのフォンデンテなど、大人っぽいシックなカラーが揃っています。 4-7.クリッカー(Clicker) クリッカーは2023年リゾートコレクションで登場。マチュー・ブレイジーの手掛けた新たなラインです。 イントレチャートのレザーに、丸みの帯びたフォルムとブラス製の留め具がエレガントさを強調。サイズはミディアムとスモール。ミディアムはA4サイズの書類が楽々入る収納力で、ビジネスシーンにも活躍します。 スモールサイズは財布や携帯などの最低限の荷物を持って出掛けたい時にぴったりです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 5.バッグ以外の人気ラインナップ ボッテガというとイントレチャートのイメージが強いですが、グッチグループの傘下となった2001年以降は、総合ファッションブランドとしての展開を進めています。 レザーグッズ以外にも、プレタポルテ、アクセサリー、フレグランス、インテリアの領域にまで広がりました。 そこで第5章では、バッグ以外のボッテガ人気ラインナップを5点ご紹介します。 5-1.財布 定番の長財布は、特にラウンドファスナータイプが人気で、カードや現金をたっぷり収納したい方におすすめ。見た目の高級感だけでなく、開いた時に中身がすぐに取り出しやすく使い勝手も抜群です。 コンパクトな2つ折り財布は、従来のイントレチャートから新たなアイコンとなっているマキシイントレチャートなど、さまざまなデザインから選べます。また、カラーバリエーションが豊富なので、コンパクトな財布で個性的な色に挑戦してみるのもいいでしょう。 5-2.スマホケース ひと目見てすぐにボッテガと分かるイントレチャートのスマホケース。シリコン製のスマホケースは、熱や衝撃に強く手に馴染みやすいという特徴があります。 また、取り外しが可能なラバーストラップがついていたり、背面にAir Pods Proを収納できるようになっているものもあり、おしゃれなだけでなく実用性にも優れています。 カラーバリエーションも豊富なので、普段は取り入れにくいビビットなカラーを選ぶのもおすすめです。 5-3.ジュエリー ボッテガヴェネタのジュエリーは、どれもシンプルでスタイリッシュ、そして力強く存在感があります。レディース、メンズ、ウィメンズとラインナップが豊富で、男女問わず人気です。 ボッテガのジュエリーをひとつ取り入れるだけで、おしゃれ度がアップしコーディネートを格上げしてくれるでしょう。しずく型ドロップピアスは、ヘイリー・ビーバーも愛用していることで話題となり人気が急上昇。丸みのある柔らかいフォルムと輝きのあるゴールドが、顔まわりを華やかに演出します。 ボッテガヴェネタの定番「トレインチャート」のレザーブレスレットは、シックで高級感があり、タイムレスなデザインなのでプレゼントとしても喜ばれるアイテムです。 5-4.香水 ボッテガヴェネタの香水はトーマス・マイヤーにより「最も控えめで記憶に残るラグジュアリーグッズ」として2011年から販売が開始されました。 ブランド初の香水「オードパルファム」やパッラーディオ様式の庭園からインスパイアされた15種類の「パルコパッラーディアーノシリーズ」など、多くのフレグランスが取り揃っています。 ブランド初の香水、「オードパルファム」は深みのあるレザーの香りが溶け込んだフローラルシプレーの香りです。フローラルサイプレスにベルガモット、ジャスミン、プラム、パチョリ、オークモスを組み合わせ、ヴェネチアの自然を表現。ボッテガヴェネタらしい上品で柔らかい香りに仕上がっています。 5-5.ホームコレクション ボッテガヴェネタのホームコレクションは2006年から始まりました。 ソファやテーブル、本棚など、どれもボッテガらしいモダンさとクラシックが融合されたラグジュアリーな家具が注目を集めています。 2023年の新作は、メリノウールとカシミヤをミックスした素材のブランケットやイントレチャートのレザークッション、レザー素材のトレーなど。また、イタリアの老舗カード工房とのコラボレーションしたトランプや木製のドミノセットまで、家具類だけでなく多種多様なアイテムが揃っています。 日本では旗搬店である「ボッテガヴェネタ銀座」でホームコレクションを見ることができるのでぜひ足を運んでみてください。 6.卓越したクラフトマンシップとモダンなデザインの融合 小さな工房から始まり、現在ではヨーロッパから北米、アジアと、世界中に店舗を展開し、世界最高峰のブランドとしての地位を確立したボッテガヴェネタ。 ボッテガは1966年創業のラグジュアリーブランドとしてまだ新しいブランドですが、他の長い歴史を持つラグジュアリーブランドにも引けを取らない伝統と技術を持ち合わせています。 ブランドの持つ精神をそのままに、上質な素材と卓越した職人技、そして才能に溢れるデザインが融合し、今後も新たな美しい製品をたくさん見せてくれることでしょう。
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