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ブシュロンの記事
ブシュロンの婚約指輪は、伝統と革新が融合した洗練されたデザインで多くの女性を魅了し続けています。ブシュロンの婚約指輪を選ぶ際には、デザインだけでなく値段も重要なポイントの1つです。 しかし、予算内で理想のデザインを見つけるのはなかなか難しいものです。その豊富なラインナップと価格帯から、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?また、実際に試着してみると、想像していたよりも似合わないということもあります。 この記事では、ブシュロンの婚約指輪の値段と予算別のおすすめモデル10選などを徹底的に解説したいと思います。それぞれのリングの特徴や魅力を詳しく解説しているので、自分にぴったりのリングを見つけるためのヒントとなるでしょう。ぜひ、参考にしていただければ幸いです。 1.ブシュロン(BOUCHERON)の特徴と魅力 長い歴史を持つフランスの老舗ジュエラー、ブシュロン。その洗練されたデザインと卓越した技術は、世界中のセレブやファッショニスタを魅了し続けています。しかし、ブシュロンの魅力はそれだけではありません。ここでは、ブシュロンの特徴と魅力を紹介したいと思います。 1-1.グランサンクの名門ブランド ブシュロンは、フランスの高級ジュエリーブランドで1858年に創業されました。創業者のフレデリック・ブシュロンは、当時のパリの宝飾界で大きな影響力を持ち、彼のデザインは多くの人々に愛されました。ブシュロンはグランサンクの一員であり、グランサンクはパリのヴァンドーム広場に本店を構える五つの有名なジュエリーブランドの総称です。これには、ブシュロンの他にカルティエ、ショーメ、モーブッサン、ヴァンクリーフ&アーペルが含まれます。 これらのブランドは、卓越した技術とデザインで知られています。ブシュロンの歴史は、数多くの王侯貴族やセレブリティとの関わりがあります。例えば、ロシアの皇帝アレクサンドル3世やインドのマハラジャたちが、ブシュロンの顧客でした。彼らはブシュロンの独創的なデザインと高品質な宝石に魅了され、多くのジュエリーを注文しました。このような歴史的背景は、ブランドの信頼性と高い評価を裏付けています。 さらに、ブシュロンは常に時代の先端を行くデザインを提供し続けています。1920年代にはアール・デコ様式を取り入れ、斬新でモダンなジュエリーを発表しました。また、自然界からインスピレーションを得たデザインも多く、動物や植物をモチーフにした作品が特徴です。これらのデザインは、細部までこだわった精巧な作りと美しい仕上がりで、多くの人々を魅了し続けています。 現代においても、その伝統を守りながら、新しい技術とアイディアを取り入れています。最新のテクノロジーを駆使したジュエリー制作は、ブランドの革新性を示しています。常に高品質な製品を提供し続けることで、多くのファンを獲得しているのです。 また、ブシュロンの顧客サービスは非常に高い評価を受けています。購入後のメンテナンスや修理など、細やかなサービスが提供されており、顧客満足度が非常に高いです。以上のように世界中で愛される名門ブランドとしての地位を確立しています。 1-2.卓越した技術力と独創的デザイン ブシュロンのジュエリーは、その卓越した技術力で知られています。ジュエリー制作において、最も重要なのは職人の技術です。ブシュロンの職人は、長年の経験と高度な技術を持ち、細部までこだわった作品を作り上げます。宝石のカットやセッティング、金属の加工など、すべての工程において高い技術が要求されます。ブシュロンの職人は、これらの技術を駆使して、完璧な仕上がりのジュエリーを制作します。 また、デザインは非常に独創的です。自然界からインスピレーションを得たデザインが多く、動物や植物をモチーフにしたジュエリーは特に人気があります。例えば「アニマル」コレクションには、ライオン、ゾウ、蛇などの動物をモチーフにしたジュエリーが含まれています。これらのデザインは、非常にリアルで細部まで精巧に作られており、まるで生きているかのような美しさがあります。 さらに、ブシュロンの技術力は、宝石の選定にも表れています。最高品質の宝石のみを使用し、それぞれの宝石の美しさを最大限に引き出すカットとセッティングが行われます。これにより、ブシュロンのジュエリーは見る者を圧倒する美しさを持っているのです。 1-3.結婚指輪との重ね付けも人気 ブシュロンの婚約指輪は、結婚指輪との重ね付けも人気です。婚約指輪には多彩なデザインがあり、クラシックなソリティア(一粒石)デザインから、華やかなハローデザイン、さらにはエタニティデザインまで、さまざまなスタイルがあります。 そのため、結婚指輪と重ね付けする際も違和感なく美しく調和します。重ね付けすることにより、指輪同士が互いに引き立て合い一層華やかな印象を与えます。また、素材の選択肢が豊富です。プラチナ、ホワイトゴールド、イエローゴールド、ローズゴールドなど、さまざまな金属が用意されています。そのため、結婚指輪の素材と合わせやすく、自分だけの特別な組み合わせを楽しむことができます。各素材にはそれぞれ異なる魅力があり、自分の好みに合わせて選ぶことができるのです。 さらに、婚約指輪の着け心地の良さにも定評があり、デザイン性だけでなく、指にフィットするように設計されているため、長時間の着用でも疲れにくいです。結婚指輪と重ね付けしても、違和感がなく日常的に快適に使用できます。 2.ブシュロンの婚約指輪の値段はいくら? 一生に一度の婚約指輪選びは、特別でロマンチックな瞬間であると同時に多くのカップルにとって大きな悩みでもあります。特にブシュロンの婚約指輪となると、その値段の高さから二の足を踏んでしまう方も多いのではないでしょうか? ここでは、ブシュロンの婚約指輪の価格帯について見ていきましょう。 2-1.最安値は30万円台から ブシュロンの中でも最も手頃な価格帯では30万円台から購入可能で、シンプルで洗練されたデザインのものがあります。しかし、ブシュロンでは30万円台だからと言って品質に対しての妥協は一切ありません。使用されるダイヤモンドや、その他の貴石は厳選されており、職人の手による精巧な作りが特徴です。 また、婚約指輪の値段は一般的に30万円から40万円といわれています。この価格帯の指輪は、シンプルかつエレガントなデザインが魅力で、予算を抑えつつも高品質な指輪を求める方に最適です! ちなみに、、、30万円台の価格帯で選べるダイヤモンドのカラット数は、0.2カラットから0.3カットほどとされています。小さすぎず大きすぎないベストなダイヤモンドのサイズなので普段使いにも最適な大きさです。 2-2.メイン価格帯は30万~60万円 ブシュロン(BOUCHERON)の婚約指輪のメインとなる価格帯は、30万円から60万円です。一般的な婚約指輪よりも少し高めなこの値段になると、より大きなダイヤモンドや複雑なデザインが選べるようになります!中でも人気のあるデザインは、複数の小さなダイヤモンドを贅沢に組み合わせたものや、エタニティリングのようなスタイルです。30万~60万円の価格帯では、ダイヤモンドのカラット数が増え、石の質も高くなります。 また、プラチナや18金などの高品質な金属が使用されることが多くなります。そのため、指輪全体の耐久性と美しさが向上し、一生に一度の特別な贈り物としてふさわしいものとなります。ブシュロンの特徴である繊細なデザインは、この価格帯でさらに際立ちます。 例えば、「クルドパリ」コレクションは、パリの石畳をイメージした細かな彫刻が施されており、視覚的にも触覚的にも楽しめる指輪です。また、「キャトル」シリーズは、異なる素材とデザインを組み合わせた独特のスタイルで、多くの人々に愛されています。婚約指輪の値段が30~60万円のこの価格帯ではブランドの魅力を存分に感じつつ、それぞれのスタイルや好みに応じて選ぶことができます。 ダイヤモンドの大きさや品質、指輪全体のデザインにより、贈る相手に最適な一品を見つけることができるでしょう。 2-3.結婚指輪の値段もチェック 婚約指輪と同様に、ブシュロンでは結婚指輪も人気を集めています。 ブシュロンの結婚指輪の値段は、婚約指輪と比べてやや控えめですが、それでも高い品質と美しいデザインが特徴です。ブシュロンの結婚指輪の値段は10万円から60万円程度で、デザインや素材によっては100万円以上のものもあります。 ブシュロンの結婚指輪は、シンプルながらもブランドの魅力を存分に感じることができ、日常的に着けやすいものが主流です。婚約指輪よ同様にブシュロンの結婚指輪は一つ一つの指輪が職人の手によって丁寧に作られています。結婚指輪は婚約指輪とともに末永く使っていくものなのでブシュロンで揃えてみてもいいかもしれませんね! 2-4.購入に必要な年収 ブシュロンの婚約指輪を購入する際に考慮すべき一つの要素として、購入に必要な年収があります。 ブシュロンの婚約指輪の値段はは、最安で30万円台。メインの価格帯は30万から60万円です。また、デザインやダイヤモンドのカラット数によっては100万円以上の高価な婚約指輪も珍しくはありません。結婚情報サイトの「ゼクシィ」の調査では、婚約指輪の平均購入額は約38万円でした。 かつては「婚約指輪は月収の3ヶ月分」と言われていましたが、現在は月収1ヶ月分が婚約指輪の目安となっています。これに基づいて年収に換算すると、婚約指輪の予算は年収の約8.3%に相当します。例えば、年収400万円の場合、婚約指輪に約33万円を予算とすることが一般的です。 このことから、ブシュロンの婚約指輪を購入するためには、少なくとも年収400万円以上が望ましいとされています。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個人の貯蓄や支出の状況によって変わる可能性があります。大切なのは、無理のない範囲で最適な指輪を選ぶことです! 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.【予算別】ブシュロンの婚約指輪のおすすめデザイン10選 ブシュロンの婚約指輪は、どれもエレガントで美しいものばかりですが、種類が豊富ゆえに、迷ってしまうことも多いでしょう。ここからは、予算別にブシュロンの婚約指輪のおすすめデザインを見ていきましょう。 3-1.50万円以下の婚約指輪 50万円以下で購入できるおすすめデザインを紹介したいと思います。それぞれのデザインの特徴や魅力を詳しく解説しているので、きっとあなたにぴったりのリングが見つかるはずです。 3-1-1.キャトル クル ド パリ ソリテール リング 出典:BOUCHERON ブシュロンを象徴するクル ド パリのデザインが施されており、プラチナで作られたリングには、0.20カラットのダイヤモンドがセットされています。その洗練されたデザインはカジュアルな装いにも、よりフォーマルなスタイルにもマッチします。 また、プラチナに施された芸術的な彫刻により、ダイヤモンドの輝きが引き立ち、角度によって異なる表情を見せることができます。ブシュロンの婚約指輪は、品質の高いダイヤモンドを使用しているため、小さなサイズでも存在感があり、輝きが際立ちます。 3-1-2.ビーラブド ソリテール リング 出典:BOUCHERON このリングは、調和とエレガンスを象徴し、美しく情熱的な愛を祝福するデザインです。中央にセットされたラウンドブリリアントカットのダイヤモンドは、0.20カラット以上で、4本の爪によってセッティングされています。これによりダイヤモンドの輝きが際立ちます。 また、リングの側面にはメレダイヤモンドが施されており、細部にまでこだわりが感じられる作品です。 3-1-3.キャトル クラシック ソリテール リング 出典:BOUCHERON ブシュロンを象徴するクル ド パリのデザインが特徴で、永遠の愛を象徴するダイヤモンドと組み合わされ、比類ない輝きを放ちます。シンプルながらもエレガントなデザインは、どんな装いにもマッチします。 このリングは、ブシュロンの象徴的なデザインを採用しつつ、手頃な価格で提供されているため、多くのカップルに選ばれています。そのため、品質と価格のバランスが取れた選択肢と言えるでしょう。 3-1-4.ミニ ビーラブド ソリテール リング パヴェ 出典:BOUCHERON 中央に一粒のラウンドブリリアントカットのダイヤモンドを配し、プラチナ製のリングアームには小さなダイヤモンドが敷き詰められています。 これらのダイヤモンドは「パヴェセッティング」と呼ばれる技法でセットされており、リング全体に華やかな輝きをもたらしています。このリングは、愛する人への永遠の愛の誓いを象徴するアイテムとして、長く大切にされることでしょう。 3-2.50万円から80万円の婚約指輪 ここでは50万円から80万円の婚約指輪の中から、おすすめデザインを紹介したいと思います。 3-2-1.ビーラブド ソリテール リング パヴェ 出典:BOUCHERON 中央に大きなダイヤモンドを配し、その周囲を小さなダイヤモンドで飾ったデザインが特徴です。エレガントでありながらも日常的にも身につけやすいデザインです。 また、単独での着用はもちろん、他のリングとの重ね付けにも適しており、個性を表現するためのアイテムとしても最適です。このリングのような特別なデザインを求める場合、50万円以上の予算を考えると良いでしょう。 3-2-2.ファセット ソリテール リング ハーフパヴェ 出典:BOUCHERON このリングは、中央に一つの大きなダイヤモンドを配し、半周にわたって小さなダイヤモンドが並ぶデザインが魅力です。プラチナにダイヤモンドのようなファセット加工が施されており、4本の爪でセッティングされたセンターストーンが光を反射し、輝きを放ちます。 ファセット加工とは、宝石に多面的なカットを施す技法で、光を受けると多角的に反射し、輝きを増します。ハーフパヴェは、リングの一部に小さなダイヤモンドを敷き詰めるデザインを指し、洗練された印象を与えます。 3-2-3.キャトル ラディアント ソリテール リング 出典:BOUCHERON このリングは、ブシュロンの象徴的なキャトルコレクションの一部であり、ダイヤモンドのラインが特徴的な美しい輝きを放ちます。18Kイエローゴールドと18Kホワイトゴールドで作られ、中央にはラウンドカットのダイヤモンドが1石(0.20カラット以上)、周囲には計0.14カラットのダイヤモンドが20石セットされています。 センターストーンを取り巻くダイヤモンドのラインが、オートクチュールを象徴するイエローゴールドのグログランと組み合わさり、優美な曲線を描き出します。 3-2-4.ピヴォワンヌ ソリテール リング 出典:BOUCHERON 洗練されたシャクヤクの花をモチーフにしており、愛し合う二人をつなぐ結び目を表現しています。ホワイトゴールドのリボンが重なり合い、中央のダイヤモンドを包み込むデザインは、愛の絆を象徴しています。繊細なゴールド細工の技術により立体的に仕上げられたリングは、身に着ける人の個性を際立たせます。 3-2-5.エトワール ドゥ パリ ソリテール リング 出典:BOUCHERON このリングは、プラチナを使用し、中央に0.3カラット以上のダイヤモンドを配したものです。パリの星々をイメージしたデザインで、アーム部分に2列のダイヤモンドがセットされており、未来への輝きを象徴しています。 プレシャスストーンのようなファセットカットのパターンが施されており、精緻な紋中紋構造を持つことが特徴です。その洗練されたデザインと品質の高さで、多くの人に選ばれています。 3-3.100万円以上の婚約指輪 100万円以上の婚約指輪は、伝統と革新が融合した洗練されたデザインと最高級の素材で制作されています。デザインの特徴や魅力について見ていきましょう。 3-3-1.ヴァンドーム リズレ ソリテール リング 出典:BOUCHERON パリの象徴的なヴァンドーム広場からインスピレーションを得たデザインで、アールデコ様式を現代的に解釈したものです。エメラルドカットのダイヤモンドが中心に配され、周囲を44石のラウンドカットダイヤモンドが囲んでいます。リングの特徴的な部分は、ダイヤモンドを縁取るブラックラッカーのラインで、洗練された印象を与えると同時にタイムレスな美しさを表現しています。ブシュロンは、その卓越した職人技と独創的なデザインで知られており、このリングはその精神を今に伝える逸品です。 4.ブシュロンの婚約指輪・結婚指輪を愛用している芸能人 ブシュロンの婚約指輪・結婚指輪は、洗練されたデザインと高い品質で、世界中の多くのセレブに愛されています。ここでは、ブシュロンの婚約指輪・結婚指輪を愛用している芸能人を紹介したいと思います。 4-1.山田優さん 山田優さんは、日本の人気モデル・女優として知られており、そのファッションセンスには多くのファンが注目しています。特に彼女が選んだ結婚指輪がブシュロンであることもあり、そのスタイルは一層話題となりました。 山田優さんは、「キャトル・クル・ド・パリ」を愛用しており、エレガントかつモダンなデザインが特徴的です。ブシュロンのリングは、細部にまでこだわった精巧な作りと、美しいダイヤモンドが魅力です。また、ブシュロンは歴史と伝統を重んじつつ、現代的なデザインも取り入れています。 そのため、古典的な美しさとモダンなスタイルを兼ね備えたリングが多く、山田優さんのような現代の女性にもぴったりです。彼女の指輪は、まさにその象徴とも言えるでしょう。 4-2.高橋 真麻さん 高橋真麻さんは、日本のアナウンサー兼タレントであり、ブシュロンの婚約指輪を愛用しています。ブシュロンのリングは、伝統と革新が融合したデザインが特徴であり、高橋さんの洗練されたセンスをよく表しています。彼女の選んだリングは、クラシックなスタイルとモダンな要素が見事に調和しており、どんなシーンでも活躍します。ブシュロンの婚約指輪は、その高い技術と独創的なデザインで、多くの女性たちから支持されています。 また、耐久性と美しさから、長く愛用できるジュエリーとしても評価されています。高橋真麻さんの婚約指輪も、その高品質な作りと美しいデザインで、長年にわたり愛用されることでしょう。 4-3.飯田 圭織さん 飯田圭織さんは、元モーニング娘。のメンバーとして知られ、その後はソロアーティストやタレントとして活躍しています。彼女もまた、ブシュロンの婚約指輪を愛用しています。その選択には、彼女自身のスタイルと価値観が大いに反映されています。 飯田圭織さんが選んだブシュロンの婚約指輪は、キャトルの中でもホワイトとゴールドの組み合わせでシンプルでありながらもエレガントなデザインです。この指輪は、彼女の手元に上品な輝きを与え、特別な日を一層華やかにします。クラシックな要素と現代的なデザインが見事に融合しており、どんなシーンでも映えるアイテムです。 5.ブシュロンが好きな人におすすめのブランド ここからは、ブシュロンが好きな人におすすめのブランドを5つ紹介したいと思います。それぞれのブランドの特徴や魅力を詳しく解説しているので、あなたにぴったりのブランドを見つけることができるでしょう。 5-1.永遠の輝き:ハリー・ウィンストン ハリー・ウィンストンは「キング・オブ・ダイヤモンド」として知られるアメリカのジュエリーブランドです。1932年に設立され、以来、最高品質のダイヤモンドを使ったエレガントなデザインが多くの人々を魅了してきました。 また、作品はしばしばハリウッドのレッドカーペットで見ることができ、セレブリティたちの間で非常に人気があります。ハリー・ウィンストンのジュエリーは、その完璧なカットと透明度の高いダイヤモンドが特徴です。特に婚約指輪やウェディングリングは、永遠の愛を象徴するにふさわしい輝きを放ちます。シンプルでありながら豪華なデザインが、多くの人々の心を掴んで離しません。例えば、アイコニックな「ウィンストン・クラシック」コレクションは、ダイヤモンドの美しさを最大限に引き立てるシンプルなデザインで知られています。 高品質と洗練されたデザインから、一生に一度の特別な瞬間をさらに輝かせるための選択肢として最適です。ブシュロンを好む方にも、その類まれな美しさと品質は大いに満足いただけることでしょう。 5-2.時代を超えるエレガンス:ティファニー ティファニーは、1837年にニューヨークで設立されたアメリカのジュエリーブランドです。ティファニーブルーと呼ばれる独特の青色のボックスで知られており、その名前は世界中で高級ジュエリーの代名詞となっています。 時代を超えたエレガンスと革新的なデザインで、多くの人々に愛されています。代表作の一つに「ティファニー・セッティング」があります。この婚約指輪は、1886年に発表され、ダイヤモンドを高く持ち上げるようにセッティングされており、光を最大限に取り入れることで、その輝きを際立たせます。このデザインは世界中で多くの人々に愛され続けています。 また、アーティスティックなジュエリーでも知られています。例えば、「ティファニー T」コレクションは、モダンでありながらクラシックなデザインが特徴で、日常使いから特別な場面まで幅広く活躍します。さらに、シルバーアクセサリーの先駆者でもあり、その高品質なシルバージュエリーは手頃な価格で購入できるため、幅広い層に人気があります。 5-3.洗練された美の象徴:カルティエ カルティエは1847年にフランス・パリで創立された高級ジュエリーブランドで、その洗練された美しさと技術力で知られています。カルティエのジュエリーは、ロイヤルファミリーやセレブリティに愛され、その豪華でエレガントなデザインが多くの人々を魅了してきました。代表作の一つに「ラブブレスレット」があります。 このブレスレットは、二人の愛を象徴するデザインで、ネジで締め付けることで簡単には外せない構造になっています。1969年にデザインされて以来、多くのカップルに愛され続けています。また、「トリニティリング」は、3つの異なる金属を使用したリングで、それぞれが愛、友情、忠誠を象徴しています。このリングはシンプルでありながらも非常に象徴的で、多くの人々にとって特別な意味を持つジュエリーです。 カルティエのジュエリーは、その卓越したデザインと品質で知られており、ブシュロンを含む他の高級ジュエリーブランドを好む方々にも魅力的な選択肢となるでしょう。 5-4.イタリアンラグジュアリーの極み:ブルガリ ブルガリは1884年にイタリアで設立された高級ジュエリーブランドで、その豪華で華やかなデザインが特徴です。ブルガリのジュエリーは、色鮮やかな宝石と大胆なデザインで知られ、多くのファッショニスタに愛されています。 代表作には「セルペンティ」コレクションがあります。蛇をモチーフにしたこのジュエリーは、曲線美とエレガントなデザインが特徴で、多くの人々を魅了しています。また、ブルガリの「B.zero1」リングは、ローマのコロッセオからインスピレーションを受けたデザインで、そのユニークな形状が人気です。 さらに、カラフルな宝石を使用したジュエリーでも知られており、「ディーヴァドリーム」コレクションは、色とりどりの宝石を使用した華やかなデザインで、多くの人々に愛されています。ブルガリのジュエリーは、その豪華で独特なデザインが魅力で、ブシュロンを好む方にもぜひおすすめしたいブランドです。 5-5.パリの名門ジュエラー:ショーメ ブシュロンを愛する方には、パリの名門ジュエラーであるショーメもおすすめです。ショーメは1780年に創業された老舗で、ヴァンドーム広場に位置する高級ジュエリーブランドです。ヴァンドーム広場は、パリの宝飾店が集まる地域として知られており、その歴史と伝統は世界中のジュエリー愛好家から尊敬されています。 ブシュロンは1858年に創業され、パリの著名な宝飾ブランドの一つとして知られています。その魅力は、独自のデザインと卓越した職人技にあります。特にキャトルコレクションは、4つの異なるカラーゴールドを組み合わせたデザインで、現代的な解釈を加えた永遠の愛を象徴しています。 ショーメもまた、ブシュロンと同様に独創的なデザインと高い技術力で知られています。ロマンチックな歴史を持ち、トレンドを取り入れたハイセンスな作品を提供し続けています。ブシュロンのファンであれば、ショーメの洗練された美しさと歴史の深さにも魅了されることでしょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.ブシュロンの婚約指輪に関するよくある質問 せっかくのブシュロンの婚約指輪選びが、情報不足で迷いや不安に押しつぶされてしまったら悲しいですよね。一生に一度の宝物だからこそ、後悔のない選択をしたいものです。ここでは、ブシュロンの婚約指輪に関するよくある質問を見ていきましょう。 6-1.ダイヤモンドの質はどれくらい? 婚約指輪に使用されるダイヤモンドは、その品質において非常に高い評価を受けています。選び抜かれたダイヤモンドは、4Cと呼ばれる基準(カット、カラー、クラリティ、カラット)に基づいて厳しく評価されます。カットはダイヤモンドの輝きを左右する重要な要素であり、ブシュロンは「ベリーグッド」から「エクセレント」グレードのカットを採用しています。これにより、光を最大限に反射させるためのプロポーションと対称性が保たれます。カラーはダイヤモンドの色を指し、DからGカラーの範囲内のものが多く、特にDカラーは完全な無色を示し、最も高い評価を受けています。 クラリティはダイヤモンドの透明度を示し、内包物や傷の少ないものが高品質とされます。ブシュロンはFL(フローレス)からVS2のクラリティを持つダイヤモンドを使用しています。さらに、ダイヤモンドの調達においても倫理的な基準を厳守しています。すべてのダイヤモンドは紛争ダイヤモンドではなく、公正な取引によって入手されたものであることを保証しています。このようにして、品質だけでなく、社会的な責任も果たすダイヤモンドが使われているのです。 6-2.どんな人におすすめ? ブシュロンの婚約指輪は、その高い品質とエレガントなデザインから、多くの人々に愛されています。特に洗練された美しさを求める方にぴったりです。ブシュロンのデザインはクラシックかつモダンで、時代を超えて愛され続けるスタイルが特徴です。細部にまでこだわったデザインは、見る人すべてを魅了します。特に他とは違う特別な指輪を求める方には、独創的なデザインが魅力的に映るでしょう。 また、品質に妥協したくない方にも最適です。先述したように、ブシュロンはダイヤモンドの質に非常にこだわり、最高級の素材を使用しています。長く身につける婚約指輪だからこそ、品質の高さは非常に重要です。高品質なダイヤモンドと耐久性のある素材で作られた指輪は、一生の宝物として輝き続けます。 6-3.保証内容はどうなっている? 保証内容については、ブシュロンの指輪には鑑定書が付属しており、これにはダイヤモンドの品質を証明する情報が記載されています。ブシュロンは、責任ある宝飾のための協議会(RJC)の認定メンバーであり、紛争ダイヤモンドを扱わないことで知られています。 これは、倫理的な宝石取引を行っていることの証です。また、購入後のアフターサービスも充実しており、クリーニングや必要に応じた修理サービスを提供しています。これにより、指輪の美しさと品質を長期間保つことができます。 6-4.サイズ直しはできる? サイズ直しの可否は、リングのデザインによって異なります。一般的にブシュロンの指輪はその独特なデザインと構造のため、サイズ直しに制限があることが多いです。例えば、タイル状の凸凹が特徴的なデザインの場合、サイズ変更は困難であることがあります。 しかし、アーム部分がシンプルなデザインの場合は、サイズ直しが可能なこともあります。サイズ直しを希望する場合は、ブシュロンのブティックや公式サイトでの相談が推奨されます。また、専門の修理店では、ブランド品であってもサイズ直しを行うことができる場合があり、デザインを損なわない方法で調整が可能です。 (まとめ)ブシュロンの婚約指輪で二人の永遠を輝かせよう! 1858年創業の老舗ジュエラー、ブシュロン。その洗練されたデザインと卓越した職人技は、世界中のセレブたちを魅了し続けています。ブシュロンの婚約指輪は、単なる宝石ではなく、ふたりの永遠の愛を象徴する特別な存在です。定番から個性的なデザインまで豊富なバリエーションが揃っています。それぞれに込められたストーリーやシンボルは、ふたりの絆をより深めてくれるでしょう。 婚約指輪は、全国のブティックにて取り扱っております。経験豊富なスタッフが、二人の想いをじっくりと伺い最適なリングをご提案いたします。ぜひ、ブティックを訪れて運命のリングを見つけてくださいね。
自分へのご褒美にブシュロンのネックレスが欲しい!定番のセルパンボエムか、最新デザインのキャトルにするか迷っていませんか? ブシュロンはさり気ないのにブランドアピールできて、お洒落な人たちに人気のブランドです。歴史ある名門ジュエラーでありながら、その個性的なデザインは抜きんでた存在感があります。 今回は特にブシュロンのネックレスにスポットをあてて解説していくので、選ぶときの参考にしてみてください。 1 ブシュロン人気のネックレス5選を解説 ブシュロンのネックレスは、いずれも主張あるデザインで人気を集めています。ここでは、特に人気のコレクションについて解説していきます。 1-1 セルパンボエム セルパンは「蛇」を意味するフランス語です。蛇のウロコを連想させるドロップ型のモチーフを一粒で、あるいは連続させて展開するデザインが象徴的なコレクションになっています。ブシュロンは蛇を神聖な存在として扱い、セルパンボエムを身に着けるお守りとして意味づけました。そのため、普段から身に着けやすいネックレスは最適なアイテムといえるでしょう。 定番人気はドロップの地金に、数粒のダイヤモンドをセッティングしたセルパンボエムダイヤモンドのシリーズです。こちらはダイヤモンドのサイズと数量によって、エクストラスモールからミディアムの3サイズ展開となります。 エクストラスモールとスモールは、チェーンと一体感のあるデザインです。一方、ミディアムはチェーンからバチカンが直線的に取られているので、よりボリュームを感じられるデザインに仕上がっています。 ツイストチェーンがペンダントトップとバランス良く、ハニカム細工(地金の裏をハチの巣状に加工)が裏面からも光を取りこんでダイヤモンドをより美しく輝かせます。丸みのあるフェミニンな印象で優雅に胸元を演出できるでしょう。 このシリーズには2017年からカラーストーンの展開もあります。マザーオブパールやピンククォーツ、ロードライトガーネットなどが採用されていて、好みに応じてコーディネートが可能です。 1-2 キャトル キャトルはフランス語で数字の4を意味しています。4つの素材を組み合わせたデザインが特徴で、素材を変えたカラフルなラインナップが楽しいコレクションになっています。小栗旬さんと山田優さんのマリッジリングとして注目を集め、日本でのブシュロンの周知に貢献しました。 ストライプ状に地金を配して、カラーバリエーション豊富なセラミックと組み合わせるデザインは色彩のエネルギーにあふれています。もちろん、地金細工に定評があるブシュロンですから、表面の加工で4つのテクスチャーが主張しつつも一体感のある個性的な仕上がりです。 定番のキャトルクラシックのブラウンをはじめ、ホワイト、ブラック、レッド、ブルーなどの原色を効かせたアクセント使いがコーディネートを格上げしてくれるでしょう。特徴的なペンダントトップはエクストラスモール、スモール、ミニ、ラージなどサイズ展開が豊富。メンズラインとして選ばれてるのも特徴の1つです。 1-3 キャトルタイネックレス キャトルのもう一つのラインで、キャトルタイネックレスも注目度が高まっています。ペンダントトップがスライド式で移動できるネックレスなので、着るものによって胸元に変化をつけられます。反対にして背中にたらす着用法はドレスのバックスタイルを華やかに演出できます。シャツスタイルといったカジュアルシーンにもスタイリッシュに馴染み、汎用性の高さからコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。無理なくメンズユースしやすいラインなのでペアで楽しんではみてはいかがでしょうか。 また長さ調節がしやすく、他のジュエリーとの重ねづけが楽しめます。自分なりにアレンジしてコーディネートを楽しみたい方におすすめです。カラーとサイズはキャトルと同様の展開をしています。 1-4 ジャック ドゥ ブシュロン 2019年に発表された最新コレクション、ジャック・ドゥ・ブシュロン。 ユニークなモチーフは、なんとオーディオケーブルのジャックから着想を得たものです。ネックレスをはじめ、ブレスレットやベルトなど変幻自在に着用できるジュエリーは、ユーザーのセンスが問われるアイテムかもしれませんね。現代を生きる人に価値観をゆだねたコレクションは、そのほとんどが100万円を超えるハイジュエリーです。高価でありながら、比較的カジュアルに着けることができるので一定の支持を得ています。 アールデコを思わせる直線的なデザインとマルチに着けこなせる仕様はブシュロンの真骨頂です。往年のクラフツマンシップを体現したい方や、人と被ることがない安心感を求める方におすすめといえるでしょう。 長さがあるため、18金イエローゴールドやホワイトゴールドといった地金をふんだんに使っています。ジャック部分にダイヤモンドをフルパヴェセッティングしたり、ライン使いしたりして変化をもたせていますが、全体的にシンプルでスタイリッシュな印象を与えます。 1-5 ヴァンドームリズレ ハイジュエリー「リズレ」コレクションの派生ラインとなるヴァンドームリズレ。 この八角形のフォルムはパリのヴァンドーム広場を表現しています。エメラルドカットしたダイヤモンドを中心にブラックラッカーで縁取られたペンダントトップは、さながら現代のアールデコを体現するブシュロンそのものではないでしょうか。 どちらかといえばクラシックな印象が強いネックレスです。地金にはホワイトゴールドを使ってモノトーンにまとめたことでエレガンスと端正さを感じさせます。現在ダイヤモンドだけでなく、センターにアクアマリンやモルガナイトといったカラーストーンを使って展開しているコレクションです。 日本では、ある人気女優がドラマで着用したことで話題になりました。チェック柄スカートとのモノトーンコーディネートは、彼女の清楚な一面を引きだしていて素敵です。こちらも年代や性別を問わず着けられるネックレスとして、おすすめの逸品といえるでしょう。 2 ブシュロンの名品AVAコレクションについて ブシュロンのAVAコレクションをご存知でしょうか? 女優エヴァ・ガードナーに敬意を捧げたコレクション「AVA」は現在、正規店での販売が終了しています。ここからは隠れた名品であるAVAコレクションについて解説 してまいります。 2-1 中古市場でしか出会えない廃盤コレクション ハイブランドでは最新コレクションが発表されるのと同時に、廃盤となっていくコレクションもあります。そのため、気に入ったコレクションは中古市場を中心に探すことになるでしょう。そんな中古市場で、ひときわ人気を集めたのがブシュロンのAVAコレクションです。 センターストーンの周りをぐるりと小粒のダイヤモンドで囲むデザインは以前からありますが、このコレクションでは同じ幅の空間を取ってセッティングしています。王道のフェミニンでエレガントな路線ながら、余白の美を感じさせることが特徴として人気を集めました。モチーフはサークル、ペアシェイプ、ダイス型などの展開です。シンプルで静かな佇まいと空間から光の効果が生れて、宝石の輝きが際立つため根強いファンが存在します。 もしブシュロンで、こうしたクラシカルなラインをお探しの方は中古市場を検討してみてはいかがでしょうか。 2-2 ブシュロンと女優エヴァ・ガードナー エヴァ・ガードナーは1950年から1970年を代表するハリウッド女優です。 義兄が撮った彼女の写真が映画関係者の目にとまり、20歳でデビューを果たします。長身で肉感的な美しさをたたえた彼女の美貌は、共演したエリザベス・テイラーが絶賛するほどの存在感を放っていました。また、1952年の映画「モガンボ」では初のアカデミー賞主演女優賞候補になっています。世界中に彼女の名声は知れ渡り、ファンを魅了していました。 私生活では恋多き女性として知られ、67歳の生涯をとじるまで女優として活動しつづけたのです。 ブシュロンのコレクション「AVA」は彼女の功績に敬意を表して発表したものです。このコレクションの特徴であるセンターストーンを囲むデザインは、彼女への淡い恋心や羨望を表現しているのかもしれません。 3 ブシュロンが歩んだ165年の歴史。 ここからはブシュロンの歴史を解説していきます。創業から長い歴史を刻むジュエラーとしての源は、卓越したクラフツマンシップにあります。 3-1 なめらかな着用感はシルクからの贈り物 1858年、ブシュロン(BOUCHERON)はフレデリック・ブシュロン氏によって創業されました。当時、世界のファッションの中心地パリで王侯貴族を顧客にしながら成功をおさめ、グランサンク(フランス五大ジュエラー)の一角を担う存在へと躍進します。彼が手がけるジュエリーは、しなやかな着用感が評判となりました。硬質な金属から生みだされる柔らかなテクスチャーは彼の生い立ちが原点といわれています。親の生業が織物商だったブシュロン氏は14歳でジュエリー職人の見習いになります。 身の回りにシルクやレースに囲まれて育った彼は、そのなめらかで艶やかな質感を金細工によって表現するようになっていきます。彼自身が優れた技術を持ちながら顧客とのディスカッションで得たインスピレーションを具現化していくうちに、研ぎ澄まされたサヴォワールフェール(匠の技術)を培っていったのです。彼の周りには優れた職人が数多く集まりました。また彼自身も多くの職人たちを育てあげ、ブシュロンの世界的な地位を確立していきます。 3-2 パリ万博の主役、職人たちへの敬意 1867年のパリ国際博覧会は、才能ある職人たちを鼓舞するのに最高の舞台となりました。多くのジュエラーが作品を展示するなか、ブシュロンだけが職人の名前を彫刻した大理石プレートを設置したのです。表舞台に出ることがない職人たちに敬意を表した彼の行動は、どんな賞賛の言葉よりも職人たちに届いたのではないでしょうか。職人出身の彼は、職人たちを大切にすることがブランドの繁栄につながることを本質で理解していたのでしょう。優秀な職人たちと共に、時代のデザインをリードする存在へと昇りつめていきます。さらに技術への情熱は冷めやらず、当時の職人の一人がダイヤモンドに植物やアラベスク文様を彫刻するエングレービング技術を復活させるという偉業を成し遂げます。 こうしたエピソードの根底に創業者ブシュロン氏の誠実な人柄を想像することは難しくありません。彼の勤勉で誠実な人柄は家庭においても発揮されていました。フランス王家のオークションに招かれた唯一のフランス人である彼は、落札した高価なダイヤモンドを妻ガブリエルへの贈り物としたのです。 3-3 マハラジャからのスペシャルオーダー ヴァンドーム広場のブシュロンの店にマハラジャのブピンドラ・シン殿下が来店したのは1928年のことです。40人余りの従者とともにパリに降り立った一行は、熱狂をもって人々に迎えられました。もちろんブシュロンと、その息子であるルイ・ブシュロンも同様に歓待したでしょう。7,571個のダイヤモンドと1,432個のエメラルドなどを持ちこんだ彼らがオーダーしたジュエリーは、なんと149点にのぼりました。それらのネックレスやベルトといった豪華なジュエリーを仕上げたことは、ブシュロンにとって今も語り継がれる偉業となったのです。 その当時の作品にオマージュを捧げ、2022年に再解釈をして発表されたのが「ニューマハラジャ」コレクションです。現在のクリエイティブディレクター、クレール・ジョワンヌにより約40カラットものエメラルドを使って作成されました。首元を覆うようなデザインのネックレスは、他にダイヤモンドとクリスタルロックが美しく配されて優美に輝きます。パーツを取り外して、ブローチとして着用ができるのも特徴です。ほかにもインドをイメージした作品として、蓮の花をロッククリスタルで表現したものなどが作成されています。 マハラジャのスペシャルオーダーはブシュロンの歴史を語るうえで、なくてはならないエピソードの1つといえるでしょう。 3-4 世界への躍進につながるロシアとの絆 ブシュロンは各国の王侯貴族を顧客に持つジュエラーです。なかでも、ロシア皇帝一族との交流は長く続きました。1897年にはアレクサンドラ・フョードロヴナ皇后のご成婚祝いとしてティアラ制作を一任されたこともあります。初めての海外進出をロシアのモスクワに選んだのは、そうした背景もおおいに影響したのでしょう。 1979年、ブシュロン初のミューズに就任したのは真っ黒なペルシャ猫のウラジミールです。ウラジミールはロシアの一般的な人名ですから、ロシアへのリスペクトはとどまることがありません。 この海外展開は成功をおさめ、ブシュロンは世界的なジュエラーとしての地位を不動のものとします。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 4 ブシュロンが誇るアイコニックな作品 既成概念にとらわれないジュエリーに定評のあるブシュロン。その理念は創業当初から変わりません。ここからは、メゾンが誇る独自デザイン2つを解説してまいります。 4-1 クエスチョンマークネックレス 当時、この?マークがネックレスになるなんて誰が予想できたでしょうか。アシンメトリーで隙間の空いたネックレスは、それまでの常識をくつがえされる形状です。しかも、その着用感はあくまでも軽く優美に首元を演出してくれます。奇抜に見えるのに美しい、唯一無二のデザインをブシュロンはメゾンの設立間もない1879年に完成させています。 当時の女性たちは外出機会が多くなり、ドレスとジュエリーが必須アイテムでした。とくにジュエリーはパリュール(ネックレスやヘアアクセサリー、イヤリング、腕輪などのセット)を愛用していたのですが、どうしてもネックレスを着けるときに人の手を借りる必要がありました。しかし、このネックレスは一人で簡単に着用できることでも女性たちに歓迎されたのです。 ブシュロンは王侯貴族らのティアラ制作を担うなかで、ジュエリーの軽量化に成功していました。そのため、大胆で繊細なデザインでありながら軽やかに仕上げることができたのでしょう。計算されたデザインの羽根は硬質な金属にもかかわらず、ふわりとした空気感すら感じさせてくれます。実際、やわらかく首に沿って動くようにパーツに遊びをもたせているのが公式サイトの動画で確認できます。一見の価値があるので興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。 4-2 アニマルコレクション アニマルコレクション自体は他のメゾンジュエラーにもありますが、ブシュロンの作品は圧倒的な完成度で抜きんでています。先に述べたセルパンボエムのように動物を神格化して、お守りとしてのジュエリーを提案している点が特徴です。もちろん、ブシュロンのアイコンである黒猫ウラジミールもコレクション化されています。 アニマルコレクションの誕生は古く、1866年から始まりました。動物や昆虫などの生き物たちをさまざまな宝石を使って非常にリアルに再現しています。おそらく森の中をスケッチしながら歩いたのではないかと思えるほど、その精巧な表現をジュエリーに落としこんでいて驚きます。 それはモチーフとなる生き物の選定から始まります。たとえば鳥と一言でいっても、ブシュロンはハチドリやオオハシ、アオガラ、白鳥、ハヤブサ、鷲などを採用しています。いずれも特徴的な生態をジュエリーに反映させています。とくに、アオガラの目元の黒いラインとハチドリの動きを感じさせる翼の表現は秀逸なデザインといえるでしょう。 また、昆虫のセミをモチーフにした「シカダ」は、飛んでいる姿をペンダントトップにした造形が美しく、横方向への広がりを見せるデザインが一瞬リボンのように錯覚させます。奇抜であっても美しさは決して損なわずに仕上げるさじ加減が絶妙な逸品です。 ロングタイプやタイネックレスはもちろんのこと、ブレスレットとして使えるマルチウェアのネックレスもあって、ブシュロンらしさが堪能できるコレクションになっています。 5 ネックレスで魅せる圧巻の技術とコレクション ここではブシュロンのネックレスに採用されている加工技術について解説してまいります。少しマニアックな内容ですが、知っておくと選ぶときの楽しみが広がるかもしれません。 5-1 エングレービング(ダイヤモンド彫刻) エングレービングは、もともと版画の彫刻技法です。ビュランという専用の彫刻刀で銅板を削り、その溝にインクを埋めこんで刷っていきます。この技法は版画だけでなく、時計や寺宝石に応用されます。とくに15世紀から16世紀ごろの彫金技術に大きな影響を与えました。 いつの間にか廃れたエングレービングですが、ブシュロンの職人であったボルディング氏によって復活を遂げます。しかもダイヤモンドに直接彫刻をほどこすという超絶技法をやってのけて見せたのです。非常に硬い鉱物であるダイヤモンドに繊細なアラベスク文様や植物を描きだしました。 こうした職人一人一人がもつ飽くなき探求心こそ、メゾンを支える大きな資産となっています。近年はダイヤモンドだけでなく、ロッククリスタルにこの技法を採用した作品が「パワー・オブ・クチュール」コレクションです。黒の礼服をテーマにしたコレクションは艶消しのクリスタルをメインに、ほの白い輝きで鮮烈なインパクトを与えます。 5-2 トリコ(編みこみ模様) 同じく「パワー・オブ・クチュール」から、編みこみ模様のように見えるトリコ。 山型に連なる編みこみは、ロッククリスタルのパーツを組み上げて表現された首元をおおうタイプのネックレスです。まず、無色透明なロッククリスタルパーツにサンドブラスト加工で艶を消してからニチノールワイヤーで繋いでいきます。間にダイヤモンドパーツを規則的に配してアクセントにしながら5連にすると、まるで柔らかなニット編地のように仕上がります。丁寧な加工でロッククリスタルの小さなパーツがフロスティな質感に生まれかわりました。このネックレス制作にかかる作業は1000時間以上を要します。 ロッククリスタルのカットや艶消し加工、編みこむ技術などのクラフツマンシップが詰まったネックレスといえるでしょう。まさにブシュロンの真骨頂です。 5-3 マルチウェア(複数の着用方法) 創立当初からブシュロンでは様々に着用法を変えて楽しむジュエリーが存在します。このマルチウェアと呼ばれるジュエリーは1900年代初頭のアールデコ期に花開きました。当時の流行の最先端であるマルチウェアはブシュロン以外のジュエラーでも制作が確認できます。 とはいえ、ブシュロンの「ライクアクイーン」コレクションで発表された6通りとなると、その数は限られるのではないでしょうか。 2020年発表の「ライクアクイーン」は、英国のエリザベス女王Ⅱ世に、叔父であるケント公爵から贈られたブシュロンのブローチにまつわる史実から着想を得たコレクションです。 もともとはダブルクリップ式のブローチだったアールデコモチーフをブレスレットや指輪、イヤリングなどへ再構築して展開しています。このコレクションの1つである「フロスティホワイト」のネックレスは6通りに着用できる仕様です。 素材はホワイトゴールドとロッククリスタル、ダイヤモンドを使っています。フル装備でボリューム感のあるネックレスとして、モチーフは単体でブローチとして、またはケープの前に留める装飾品として使い分けることができます。装飾美と機能美を極めた逸品といえるでしょう。 もとのブローチは、ケント公爵が1937年にブシュロンのブティックで直接お求めになられたものです。7年後の1944年、まだ王女だったエリザベスに18歳のバースデープレゼントとして贈られました。彼女は公私ともに、そのブローチを着用していたそうです。重責をになう女王に寄り添い、素敵な思い出とともに励ましてくれる存在だったのかもしれませんね。 6 ブシュロンのネックレス選びに重要な3つのポイント ここからはブシュロンのネックレス選びのポイントを解説してまいります。 6-1 ご褒美にはやっぱり好きなものを。 冒頭で述べたように「自分へのご褒美」としてブシュロンのネックレスを選ぶなら、各コレクションの50万円前後を基準にすると満足度の高いものに出会えるでしょう。ただ最近のファッションの流行がカジュアルにシフトしている傾向を受けて、ブシュロンでも20万円台のものが増えています。たとえば、セルパンボエムエクストラスモールのカラーストーンネックレスは現在税込みで253,000円という価格帯です。ネックレスチェーンにダイヤモンドを一石あしらっているのが特徴的で、華奢な印象に仕上げつつも決して見劣りしません。 また、人とかぶらずに「これぞブシュロン」を求めるならヴァンドームリズレのダイヤモンドがおすすめです。価格は100万円を超えますが、メゾンのストーリーが感じられるうえにコーディネートしやすいので結果的にお買い得といえるでしょう。 とはいえ高額であることに間違いないので、正規店と同時に信頼のおける中古市場を検討してみてはいかがでしょうか。 6-2 着用シーンを考えて選ぶ ブシュロンのネックレスは、オフィスシーンやカジュアルシーンといった幅広いシーンに着用できます。コレクションのほとんどが重ね付けに対応できるので、ボリューム感を加減すれば、オフィシャルなパーティーといった華やかなシーンでも気後れすることはないでしょう。キャトルタイネックレスなら業務中はタイ部分を前にして、パーティードレスに着替えたら背中側にたらすような使い方も対応可能です。 6-3 ジェンダーレスなデザインから 無機質で直線的なデザインを得意とするブシュロンは、かなり早い時期からジェンダーレスを意識したジュエリーを手がけてきました。それはキャトルやジャックドゥブシュロン、パワーオブクチュールといったコレクションの着用モデルに、女性とほぼ同数の男性を起用していることからもうかがえます。 19世紀の西欧では権威の象徴として男性が着用していたジュエリーなので、原点に戻ったといえるのかもしれません。現代の男性が初めてトライするなら、キャトルタイネックレスは比較的手に取りやすいといえるでしょう。パートナーとシェアするのもおすすめです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 7 ブシュロンのネックレスを愛用している芸能人を解説 ここではブシュロンを愛用している芸能人について解説していきます。 7-1 橋本環奈 橋本環奈さんはドラマ「王様に捧ぐ薬指」の最終話で、ブシュロンのヴァンドームリズレを着用していました。可愛らしい雰囲気とは違って、かなりの酒豪であることや愛車のゴツさがギャップとなり魅力的な女性ですね。そんな彼女から清楚な雰囲気をひきだしていたネックレスがヴァンドームリズレ。モノトーンコーディネートに馴染ませるジュエリー使いは、とりいれやすいので参考にしてはいかがでしょうか。ちなみに、劇中で着用していたピアスや指輪もブシュロンのものでした。気になった方はチェックしてみてください。 年末の恒例番組で着用したドレスなど、なにかとファッションの話題が尽きないのは彼女の魅力ゆえでしょう。 7-2 上戸彩 すっかり大人の雰囲気になった上戸彩さん。2017年ブシュロンの公式アンバサダーとしてヴォーグの表紙を飾りました。セルパンボエムの新作発表と共に、総額2億円のジュエリーを着用したドレス姿は当時の注目の的になっています。お子さんを育てながら仕事にまい進する姿は現代の女性として共感される方が多いといえるでしょう。 また、10代からタレントとして活躍してきた彼女の姿は、その成長を見守る世代にもファンが多いので幅広い層にアピールできたのではないでしょうか。コケティッシュな魅力から、妖艶さをたたえる女性まで表現できる存在です。ドラマや舞台といった女優業への本格的な復帰が待ち遠しい芸能人の一人です。 7-3 北川景子 圧倒的なビジュアルの美しさが魅力の北川景子さんは、ドラマ「リコカツ」でのファッションで注目を集めました。ブシュロンのキャトルホワイトペンダントは、セルパンボエムのピアスとコーディネートして着用しています。イエローゴールドとホワイトセラミックの明るい輝きが白いワンピースに映えるコーディネートでした。劇中の北川さんのファッションは、そのほとんどがハイブランドで占められていてジュエリー好きにも楽しいドラマだったのではないでしょうか。また、素敵に着こなせるのはさすがですね。これから彼女が出演するドラマのストーリーはもちろん、目にも楽しいものを期待して良さそうです。 7-4 滝沢カレン ユニークな語り口とは裏腹に、しっかりとした価値観でサプライズ多めの滝沢カレンさん。2020年、彼女はブシュロンのキャトルコレクション「キャトルブルー」のアンバサダーに採用されました。デニムブルーをテーマに、カジュアルシーンを軽やかに彩るジュエリーとしての気づきを与えてくれます。実際に彼女がデニムシャツにコーディネートしている動画は肩肘張らない自然体で印象的です。キャトルはタイネックレスもあるので、重ね付けを楽しむのも良いかもしれませんね。デニムブルーは日本人に似合うカラーなので、ファーストジュエリーとしてプレゼントにもおすすめです。 7-5 BTSジミン 韓国の男性アイドルグループといえばBTSが有名ですね。日本でも人気のジミンが2021年のX(旧Twitter)投稿写真でブシュロンのキャトルタイネックレスを着用しています。韓国の男性アイドルは中性的な見た目が多く、リングとピアスなどのジュエリーを好んでコーディネートしているようです。メンズジュエリーの参考になるので、これから挑戦してみたい方やプレゼントの参考にしてはいかがでしょうか。 8 まとめ 今回はブシュロンのネックレスについて解説してきました。 人とかぶりたくないけど見る人が見れば分かるブランドジュエラー、ブシュロン。 ブシュロンなら最高に満足できるネックレスがみつかるので、今回ご紹介したコレクションを参考にしてみてください。また、正規取扱店では購入後のメンテナンスに対応しているので、安心して使い続けられる点でもおすすめです。
世界三大コングロマリットと呼ばれている「ケリング」 数多くの有名ブランドを傘下に持ち業界を牽引し続けています。 ブランド好きの方なら名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか? 今回は「ケリング」の歴史や傘下ブランド情報、企業情報など詳しく解説していきたいと思います。大手ファッション業界で勤務したい方、ブランドの知識を更に増やしたい方には必見です。 1.誰もが知る有名ブランドを傘下に置くケリングとは? 出典:ケリング GUCCI(グッチ)やSAINT LAURENT(サンローラン)など誰もが知っているであろうハイブランドを傘下に置くケリング。ファッション業界の巨大コングロマリットの1つです。 現在、世界中で約49,000人の従業員がおり、2023年には約196億ユーロ(日本円で約3兆2000万円)の売上を上げています。 この章では、ケリングとはどのような企業なのか詳しく解説していきたいと思います。 1-1.世界三大コングロマリットと呼ばれる「ケリング」 ケリングはファッション業界の世界三大コングロマリットと呼ばれています。 世界三大コングロマリットと呼ばれている企業はケリングの他に、Louis Vuitton(ルイヴィトン)やCeline(セリーヌ)を傘下に持つ「LVMH/モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」とCartier(カルティエ)やChloé(クロエ)などを傘下に持つ「RICHEMONT/リシュモン」などがあります。 ※コングロマリットとは・・・様々な業種や産業など複数の企業が合わさって事業を展開する企業グループのこと。(複合企業・グループ会社とも呼ぶ) ケリングの傘下ブランドを見てわかる通り、世界的に有名なブランドによって構成されています。 1-2.日本にも本社を置くケリンググループ 出典:ケリング 日本法人として株式会社ケリングジャパンが存在します。 グッチやサンローランなど、日本国内でも高い支持を得ているブランドを傘下に持つケリング。2020年表参道に日本本社ビル(通称:ケリングビル)を設立しました。 ケリングビルにはボッテガ・ヴェネタのフラッグシップストアをはじめ、オフィススペースやイベントブースなどがあります。この本社ビルはプリツカー賞を受賞している伊藤豊雄氏がデザインを手がけており、建築業界をはじめ日本中で話題をあつめました。 プリツカー賞とは ハイアットホテルアンドリゾーツを運営するハイアット財団が贈る賞。 別名、『建築業界のノーベル賞』とも言われる。 海外のみならず日本でも人気の有名ブランドを傘下に置く「ケリング」。現在の人気に至るまでどのように成長してきたのでしょうか。 2.「ケリング」の名称は最近生まれた?知られざる歴史を徹底解説! 出典:ケリング 今ではお馴染みのネーミングである「ケリング」ですが、意外にも名称が変わったのはごく最近の出来事。 この章では、ケリングの始まりから現在の人気に至るまでの歴史を詳しくご紹介していきたいと思います。 2-1.ラグジュアリーグループの原点は木材取引会社。 1962年フランス・レンヌにて、ケリング現会長フランソワ・アンリ・ピノー氏の父フランソワ・ピノー氏が木材関連会社「Etablissements Pinault/エタブリスマンピノー」を設立したことが原点となります。 現在では有名ラグジュアリーブランドを傘下に持つケリングですが、意外にも地味な始まり方にも思えてしまいますね。 設立後、同業である木材関連会社を複数買収し急激なスピードで事業拡大を行いました。 成長を遂げたピノーグループは、1988年にはパリ証券取引所(現:ユーロネクスト・パリ)にて上場を果たしたのでした。 2-2.老舗百貨店を買収し知名度を集める。 1990年代に入ると企業買収を本格化。家具店や家電店を次々と買収しリテール分野(小売業)への事業拡大を始めました。 老舗百貨店「プランタン」の買収や100年以上の歴史を持つフランス国内最大級の通販会社「ルドゥート」の株式の保有を経て、1994年社名を変更。 ケリングの前身ともなる「ピノー・プランタン・ルドゥート」へと改名しました。 社名変更の歴史 ・1994年:ピノー・プランタン・ルドゥート ・2005年:PPR ・2013年:ケリング リテール分野への事業拡大が『ファッション業界の世界三大コングロマリット』と呼ばれるきっかけとなりました。 2-3.現在のケリングに繋がる高級ブランド志向へ。 1999年、グッチグループの株式を42%取得しました。ラグジュアリーグループとして本格的に進み始めます。(※現在は99%保有しています。) 2000年代、イヴ・サンローランをはじめ、ボッテガ・ヴェネタやバレンシアガといったヨーロッパ各地の有名ブランドを次々と買収。傘下ブランドとして収めることで、LVMHに続くファッション業界の最大級コングロマリットへと成長していきました。 2005年、会長兼CEO(最高経営責任者)が創業者フランソワ・ピノー氏の息子であるフランソワ・アンリ・ピノー氏へとバトンタッチ。この出来事がケリング誕生に繋がる大きな一歩となります。 ちなみに…この時期に社名である「ピノー・プランタン・ルドゥート」の頭文字を略した「PPR」へと改称されました。 2-4.ラグジュアリーの頂点を目指して「ケリング」の誕生。 出典:ケリング 数々の企業を買収し事業拡大を続けてきたPPRですが、新しく就任したフランソワ・アンリ・ピノー氏による組織改革が起こります。 過去に買収した百貨店「プランタン」や通販会社「ルドゥート」などのラグジュアリー分野以外の会社を売却。高級ブランドとスポーツブランドを中心とした企業へと路線変更を行います。 PPRの社名にも含まれていた「プランタン」や「ルドゥート」を売却したことにより、社名変更に踏み切る事となり、2013年世界三大コングロマリットとの1つ言われている「ケリング/kering」が誕生。ロゴマークには先見性や知性を象徴するフクロウが採用されています。 「ケリング/kering」の由来 ・ブルターニュ語で「家」や「我が家」などを意味する「ker/ケァー」 ・「思いやり」や「気遣い」を意味する「carring/ケアリング」 グループ企業として数多くの傘下ブランドへの思いやりを込めて作られたようです。 2-5.3つの事業部門を主軸に業界を牽引。 多くの傘下ブランドがありますが、それぞれ部門ごとにグループ分けされているケリング。 過去には家具や家電会社を買収し事業拡大を行っておりましたが、現在のケリングでは以下の3つの事業部門にて構成されています。 「ファッション&レザーグッズ」部門・・・グッチ、サンローラン、バレンシアガなど 「ジュエリー」部門・・・ブシュロン、ポメラート、キーリンなど 「アイウェア」部門・・・プーマ、モンブラン、リンドバーグなど 上記の部門にて構成されているケリングですが、次章では傘下ブランドについて詳しく解説していきます。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.【ファッションレザー・ジュエリー】ケリンググループ傘下ブランド一覧 出典:ケリング 日本でも人気が高く、誰もが一度は聞いたことがある有名ブランドを傘下に置くケリング。 この章では、ケリング傘下ブランドについて詳しく解説していきたいと思います。 3-1.GUCCI「グッチ」 「ケリングといえばグッチ!!」と言っても過言ではないほど、中心ブランドとして活躍を続け、ブランドの元祖とも呼ばれています。 1921年イタリア・フィレンツェにてグッチオ・グッチ氏により創業。服などのアパレルをはじめ、革製品や時計、香水など幅広く展開しているトータルファッションブランドです。 ハイブランドとして品質の高さと「GGロゴ」などの人気ブランドアイコンを軸に現在でも流行トレンドを抑えたアイテムを数多く生み出し、年齢性別問わず人気を得ています。 長きにわたり支持を集め続けるグッチ。ケリンググループの最大手として今後の活躍にも期待しましょう。 https://estime.co.jp/column/gucci/ 3-2.SAINT LAURENT「サンローラン」 1962年、「モードの帝王」と称されたイヴ・サンローラン氏によって設立されたブランドです。創業時はイヴ・サンローランというブランド名でしたが、2012年に名称変更を行い取り扱いアイテムによって名前が分けられました。 サンローラン・・・プレタポルテ(高級既製服)やバッグ、小物等のアパレルアイテム イヴ・サンローラン・・・化粧品や香水などを手掛けるコスメアイテム 上記のように区別され、担当デザイナーも異なるブランドです。 イヴ・サンローランといえばカサンドラロゴとも呼ばれる「YSL」のロゴが特徴的ですが、サンローランでは「SAINT LAURENT PARIS」というシンプルな文字がブランドアイコンとして用いられています。 サンローランはデザイン性の高いスタイリッシュなアイテムが多く、ケリング傘下ブランドの中でも中心的ブランドの1つです。 https://estime.co.jp/column/saintlaurent/ 3-3.BALENCIAGA「バレンシアガ」 フランス・パリに本店を構えるバレンシアガ。実は1919年、スペイン・サンセバスティアンにて「クチュール界の建築家」とも称されたクリストバル・バレンシアガ氏が創業したブランドです オートクチュール(高級仕立て服)ブランドとして始まりましたが、現在ではアパレル、靴、バッグ、ジュエリーなどトータルファッションを手掛けています。 ハイブランドとストリートファッションを組み合わせたラグジュアリーストリートという新たなスタイルを提案したブランドの1つです。 近年では再流行中と言われている「ロゴドン」デザインのアイテムが若者を中心に人気を獲得。ケリング傘下ブランドの中では珍しい100年以上の歴史を持つ老舗ブランドですが、トレンドにも敏感なブランドとして活躍しています。 https://estime.co.jp/column/balenciaga/ 3-4.BOTTEGA・VENETA 「ボッテガ・ヴェネタ」 1966年イタリア・ヴィチェンツァにて創業した「ボッテガ・ヴェネタ」。バッグや財布などの革製品やアクセサリーなどを主に取り扱っているブランドです。 創業者の名前をブランド名に用いる事が多いですが、ボッテガ・ヴェネタはイタリア語で工房やアトリエを意味する「bottega/ボッテガ」とイタリア北部のヴェネト州の「veneta/ヴェネタ」を組み合わせて名づけられています。 ボッテガ・ヴェネタの最大の特徴は高い技術を持った職人が一つ一つの商品を、手作業で丁寧に作り上げることです。その中でもイタリアの革工芸技法(手編み込み)である「イントレチャート」を用いたアイテムが世界中で人気を得ています。 https://estime.co.jp/column/bottegaveneta/ 3-5.Alexander McQueen「アレキサンダー・マックイーン」 1992年、イギリス・ロンドンにて創業された「アレキサンダー・マックイーン」。 アパレルをはじめ、バッグやシューズなど幅広く展開。約4.5㎝の厚みを持つソールが特徴的な「オーバーサイズドスニーカー」が多くの支持を得ています。 ブランド名でもある創業者のアレキサンダーマックイーン氏は、イギリスにて開催される優れたファッションデザイナーに贈られる「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を4度受賞しましたが、2010年40歳という若さで亡くなってしまいました。 所属デザイナーによるブランドは継続。創業30年ほどの比較的若いブランドなので今後の更なる活躍に注目です。 3-6.Brioni「ブリオーニ」 1945年創業。世界最高峰のスーツブランドと称される「ブリオーニ」。 職人の手によって一つ一つ手作業で丁寧に仕立てられているスーツが魅力的。現在ではカジュアルウェアやゴルフウェアなども展開しているイタリアを代表するブランドです。 肌触りの良い最高級の生地と様々なシーンで着用できる豊富なラインナップが最大の特徴。顧客の要望や体系に合うカスタムオーダーを提供しており、経営者やビジネスマンを中心に絶大な人気を集めています。 カスタムオーダーとは 既存のデザインを元に、顧客の好みで微調整を加える事ができるオーダー対応のこと 高度なハンドメイド技術を駆使して仕立てられたスーツ。人生で一度は着てみたいものですね。 多くの有名ブランドを傘下に置く世界三大コングロマリットのケリング。 次の章では「ジュエリー」の傘下ブランドについて解説していきます。 4.【ジュエリー】ケリンググループ傘下ブランド一覧 同様のコングロマリットである「LVMH」や「リシュモン」にはティファニーやカルティエなどのジュエリーブランドが傘下に置かれています。 この章では、ケリンググループの「ジュエリー」部門の傘下ブランドについてご紹介していきます。 4-1.BOUCHERON「ブシュロン」 1858年に創業し、160年近くの歴史を持ち「パリ5大ジュエラー」の1つとも呼ばれる「ブシュロン」。 現在ではブランドを代表するモデルとして「キャトルシリーズ」が人気を得ています。「キャトル」という言葉はフランス語で「4」を意味しており、異なる4つのカラーや素材が綺麗に組み合わされたデザインが特徴で、俳優の小栗旬さんと山田優さんの結婚指輪にもなり話題を集めました。 ジュエリーに使用する素材は採掘する人の労働環境や人権が一定基準満たされた「フェアマインド」鉱山にて採掘された金のみを使用しています。 ハイジュエリーブランドとしての高い作りこみや素材へのこだわり、ブランド独自のデザイン性などケリング傘下のジュエリーブランドにおいて世界的に有名なブランドです。 https://estime.co.jp/column/boucheron/ 4-2.Pomellato「ポメラート」 1967年イタリア・ミラノにて創業されたジュエリーブランド「ポメラート」。PPRからケリングへと改名後間もない2013年、ジュエリー事業部門として傘下ブランドとなりました。 カラーダイヤモンドやカラーストーンを使用したジュエリーを数多く展開しているブランドです。無駄なデザインを一切排除したシンプルなデザインが特徴の「ヌードリング」が代表作として知られています。 普段使いできるシンプルなアイテムや大粒の宝石を大胆にあしらったデザイン性の高いアイテムまで幅広く展開しているイタリアンジュエリーブランドです。 4-3.DoDo「ドド」 1994年、イタリア・ミラノにて「ポメラート」の姉妹ブランドとして登場した「DoDo/ドド」。アクセサリーやチャームなどを取り扱うジュエリーブランドです。 誕生当初から環境保全や動物保護のアンバサダーを務めており環境問題に注視しており、ブランド名のドドはインド洋にあるモーリシャス島にて絶滅してしまった飛べない鳥「ドードー」から名づけられています。 植物や動物など生き物がモチーフとなった遊び心溢れるデザインのアイテムが多く、小ぶりながらも高級感のあるデザインが人気で年齢問わず多くの支持を得ています。 4-4.Qeelin「キーリン」 2004年、香港にてデザイナーのデニス・チャン氏によって設立されたジュエリーブランド「キーリン」。 中国神話で愛と幸運の象徴とされ、日本ではビールのパッケージに採用されている「麒麟/Qilin」が由来と言われています。 中国では縁起物とされ、日本でも馴染みの深いひょうたんや平和の象徴ともいわれるパンダをモチーフにしたアイテムがお守りのようなジュエリーとして人気を獲得。今までのジュエリー業界にはない独特なデザインが魅力的なブランドです。 設立20周年の2024年、東京・銀座にフラッグシップストアをオープンさせ、日本進出も果たしました。まだまだ若いブランドですがこれからの成長にも注目していきたいですね! この章では「ジュエリー」の傘下ブランドについてご紹介させていただきました。 比較的最近誕生したブランドや老舗ブランドまで様々なので今後の進展にも期待していきたいです。 5.【アイウェア・その他】ケリンググループ傘下ブランド一覧 ケリンググループの事業部門でもある「アイウェア」 ※アイウェアとは・・・メガネやコンタクトレンズ、サングラスなどの目や目元の装飾アイテムの総称 もともと太陽光から眼を守る目的で使われる、スポーツ用に特化したゴーグルやサングラスを指す言葉でしたが、近年ではファッションにおいてUVカットサングラスやコンタクトレンズなどにも使われるようになり身近な言葉になってきています。 この章ではケリンググループのアイウェアブランドをご紹介していきます。 5-1.PUMA「プーマ」 1948年、ドイツ・ヘルツォーゲンアウフラにて創業のプーマ。アメリカ大陸に生息する「ピューマ/puma」という動物が由来となっておりロゴマークにも使われています。皆さんも聞きなじみのあるブランドではないでしょうか? スポーツ用品を中心にシューズやアパレルなど幅広く展開しているブランドです。最近ではハートにアルファベット「A」が付いているロゴが特徴的な「AMI PARIS/アミパリス」とコラボしたアイテムを展開するなど、話題を集めています。 ケリングでは現在プーマのアイウェアを取り扱っています。しかし、ケリングは近年プーマの持ち株率を86.3%から16%保有まで引き下げたと報じられています。 今後、ラグジュアリー事業へと専念する為とも言われているのでこれからの展望に期待しましょう。 5-2.McQ「マックキュー」 2006年、アレキサンダー・マックイーンのセカンドラインとして登場したマックキュー。 マックイーンと比べ、価格帯を抑えたアイテムを展開し若者をターゲットにしたブランドです。マックイーンで大人気のスニーカーをはじめ、トレンドのロゴアイテムやアイウェアも数多く展開しています。 ブランド業界のコレクションといえば、モデルがランウェイを歩くファッションショーが一般的ですがマックキューでは今までとは違う写真のみの形式でコレクション発表を行い話題を集めました。 マックイーンと同様で若いブランドにはなりますが、今後注目のブランドの1つといえるでしょう。 5-3.Alaïa「アライア」 1981年、チュニジア出身のアズティン・アライアにより誕生した「アライア」。 女性をターゲットとしたバッグやアクセサリーなどのアパレルアイテムを中心に展開しており、ハート形のバッグや余計な装飾を排除したシンプルなデザインが人気で、女性のボディラインを自然に協調させてくれます。 また、花弁のような膨らみのあるデザインも人気で、写真映えしたい女性には特にオススメのブランドです。 ケリンググループとはアイウェア事業において提携しています。 5-4.Montblanc「モンブラン」 1906年ドイツにて創業。100年以上の歴史を持ち、世界的知名度を誇る万年筆ブランド「モンブラン」。設立当初はモンブランという名ではなく「シンプロ・フィラーペン・カンパニー」という名前でした。 シンプルで高級感のあるアイテムが特徴的。万年筆のブランドとして有名ですが、現在ではブレスレットやベルト、サングラスなど様々なアイテムを展開しており高品質で価格もラグジュアリーブランドと比べると抑えられているので人気を得ています。 色々な顔の形に合ったサングラスを公式HPにて紹介しているので自分にピッタリなアイテムが見つかるはずです。モンブランのアイウェアが気になる方は是非チェックしてみてください! https://estime.co.jp/column/montblanc/ 5-5.ZEAL OPTICS「ジールオプティクス」 1996年、日本から誕生したアイウェアブランド「ジールオプティクス」。 水面やガラスを見たときに太陽光による乱反射や眩しさをを軽減する「偏光レンズ」が使われており、人間の骨格に合わせて設計されたフィット感のあるサングラスが人気のブランド。釣りやキャンプなどのアウトドア好きから高い支持を得ています。 ケリングアイウェアの傘下ブランドの中で唯一の日本企業なので今後も注目していきたいです。 5-6.Maui Jim「マウイジム」 1986年、ハワイにて創業。特許を取得したレンズが話題のアイウェアブランド「マウイジム」。ハワイのマウイ島が由来と言われています。 特許取得の「Polarized Plus2」という独自の偏光レンズが使用されたサングラスは長時間の着用でも疲れを感じさせず、眩しい光を除去しながらも圧倒的に鮮やかな視界が広がり人気です。 アイウェアブランドなだけありラインナップも豊富でレンズカラーも充実している為、性別問わずおすすめできるブランドといえます。 5-7.LINDBERG「リンドバーグ」 1969年デンマークにて眼鏡専門店として始まった「リンドバーグ」 ケリングアイウェアが100%株式を取得している企業です。 最小限の構造で最大限の機能を目指しアイテムを展開。ネジを使わない独自のフレームやかけ心地の良さを追求し、多くのファンを獲得したアイウェアブランドです。 充実したオーダーメイドサービスも特徴で、フレーム素材も木材やチタン、バッファローホーン(水牛の角)など自分の好きな組み合わせで眼鏡をつくることができます。 シンプルで高機能なリンドバーグの眼鏡は、日本の「グッドデザイン賞」を含む100回以上のデザイン賞を受賞するほど、アイウェア業界においては世界的に有名なブランドです。 5-8.Ginori1735「ジノリ 1735」 1735年イタリア・フィレンツェにて創業の老舗高級磁器、食器メーカー「ジノリ 1735」。 ベッキオジノリホワイトと呼ばれる真っ白な高級食器類が、日常生活や来客へのおもてなしなど様々なシーンで使用でき人気を集めています。 約300年の歴史を持ちますが、2000年代に入ると多額の負債が原因で経営難に陥ってしまいます。しかし、2013年グッチグループによる買収があり破綻の危機を回避し、現在ではケリンググループが管理権を取得し高級磁器・食器メーカーとして名を広めています。 ファッション&レザーグッズ、ジュエリー、アイウェア。3つの事業部門にて構成されているケリンググループの今後の動向にも注目していきましょう。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.企業成長のため人材育成に力を入れる「ケリング」 出典:ケリング 数々の有名ブランドを傘下に持つケリングですが、「こんなお洒落な企業で働いてみたい!」なんて思う方も少なくはないでしょう。実は人材育成にも力を入れている企業です。 この章では、ケリンググループの人材育成について解説していきます。 6-1.多様性を尊重した企業風土。 ケリングでは人材こそが全てという考えがあります。 多様性こそ想像力の原点とし、年齢や性別、国籍にとらわれず世界中で約4万7000人の社員が活躍しています。2004年には多様性憲章に署名を行い社会全体の多様化推進に努め、職場での差別を無くすため尽力しています。 男女平等にも注力しているケリング。管理職の約58%を女性が占めており、日本企業の女性管理職は13%ほどですので、非常に高い数字と言うことがわかります。多様性を尊重しているケリングだからこその数字かもしれませんが、取り組みが形となっている証拠といえるでしょう。 6-2.企業の未来を創造した若手人材の育成。 ケリングは若手人材の育成にも力を入れています。 新卒の方には様々な業務経験を積めるジョブローテーションや、悩みや課題解決のサポートを行うメンタリングなど「ケリング・ホライゾン・プログラム」という独自の教育体制を用意しています。 グッチやサンローランの店頭にて働きたい方には、ファッション業界に特化した研修が無料で受講できる「iDAカレッジ」の用意があります。販売スキルやバイヤーの基礎、ファッショントレンドなど様々な知識を得ることが可能。 将来のリーダーとなる若手人材を大切にし、豊富な教育体制を整えているケリング。働きやすい職場作りにも力を入れています。 6-3.ワークライフバランスの整った環境を提供。 ケリングでは仕事と私生活の両方が整う事で充実した人生が送れると考え、プライベートの時間をしっかりと確保できるように取り組んでいます。 ワークライフバランスを整えるため、ケリングではファッション業界では珍しい年間休日120日に加え長期休暇の取得にも柔軟に対応しているようです。 近年、男性の育休などが話題となっていますがケリングでは「ベビー・ケア休暇」という制度があり出産時に給料100%が保障された、約14週間の休暇を取得することができるなど、各家庭のイベントも大事にした福利厚生を用意しています。 人材育成に力を入れ、働きやすい環境作りにも取り組むケリング。次章では気になる職種や年収について解説していきます。 7.職種が豊富なケリング。気になる年収は? 世界三大コングロマリットともいわれるケリングは大企業であるだけに、様々な職種があります。 この章ではケリングの職種や年収について詳しく解説していきます。 7-1.職種が多彩なケリンググループ。 新卒採用と中途採用どちらも積極的に行っているケリング。 気になる職種についてご紹介していきます。 ケリンググループの主な職種 クライアントアドバイザー(店頭販売員) ・・・店頭にて顧客に対して接客を中心としたサービス提供を行う アドミニストレーションスタッフ(事務) ・・・備品の発注管理や在庫管理、レポート作成やデータ作成等の店舗運営における後方業務を担う マーケティングスタッフ ・・・ブランドをPRするため、顧客分析や市場調査をもとに広告宣伝等を行う 財務スタッフ ・・・ブランドの会計や財務戦略、予算や資金の管理を担う 日本国内では主に上記4つの職種があり、新卒採用の方は主にクライアントアドバイザーを経てスキルアップしていくようです。 ※新卒、中途採用共に傘下ブランドによって募集要項などは異なりますのでご注意ください。 7-2.ケリンググループの年収は? 就職を検討する際、誰もが気になる年収。ここでは世界の有名ブランドを傘下に置くケリングの年収についてご紹介していきます。 公式HPでの記載がございませんので、独自調べになりますが先述した4つの職種の平均年収は下記の通りです。 クライアントアドバイザー(販売員)・・・「約450万円」 アドミニストレーションスタッフ(事務職)・・・「約400万円」 マーケティングスタッフ・・・「約700万円」 財務スタッフ・・・「約450万円」 いかがでしょうか?日本の平均年収は国税庁より発表された「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると約458万円です。ケリングはほとんど平均的な金額といえますが、経験やスキル、保有資格や語学力等も評価されるので努力次第では平均年収を上回る高収入が期待できます。 公式HPや求人サイトに詳細が記載されているのでケリングに興味がある方は是非チェックしてみてください! 【まとめ】ケリングは世界最大コングロマリットの1つ! 今回は、世界三大コングロマリットの1つ「ケリング」についてご紹介させていただきました。 フランスにて木材関連会社から始まり、会社の売買を繰り返し巨大企業グループに成長を遂げたケリング。現在では傘下ブランドの発展はもちろん、世界各地で働く従業員に対しても手厚いサポート体制を完備し、ファッション業界のみならず多くの企業の模範となるような環境を提供しています。 既に数多くの有名ブランドを傘下に置いていますが、今後新たなブランド参入や企業としての更なる発展にも注目していきましょう。
「頑張ったご褒美にジュエリーがほしいな・・・」大人になってからというもの、クリスマスやお誕生日の前にはいつしかジュエリーのことが頭をよぎるように。女性なら誰しも一度は「素敵なジュエリーが欲しい!」と思ったことがあるのではないでしょうか? ティファニー、カルティエ、ハリーウィンストン、ヴァンクリ、シャネル・・・様々な人気ブランドがありますが「人と被らないブランドも通っぽくて気になる」「ジュエラーとしての格や位置づけも知りたい」「歴史が長くて安心できるブランドがいい」という方には、パリ5大宝飾店の一つ『ブシュロン』はぜひとも知っておきたいジュエラーの一つです。 160年以上にわたるブシュロンの歴史をたどりながら、その魅力や知名度・ブランドイメージについても解説していきますので、ブシュロンが気になっている方には必見です。 1.【創業期】ブシュロンの生い立ちと万博での功績 1-1.創業者 フレデリック・ブシュロンの生い立ち フレデリック・ブシュロンが誕生したのは革命真っ只中の時代、1830年のパリでした。この時代のパリは、ドラクロアが描いた『民衆を導く自由の女神』に象徴されるように、王政への不満が爆発し、国民が立憲君主制を勝ち取った年でした。『レ・ミゼラブル』や『ラ・マルセイエーズ』が思い出されるフランス激動の転換期に、繊維業を営む家庭に誕生します。 幼いころから柔らかな風合いの生地やレースなど繊細なファブリックに親しんでいたフレデリック・ブシュロンですが、14歳の時に当時有名だったジュール・シェージュというジュエリーのアトリエに弟子入りします。アトリエや小売店での修行を通して約13年間、金属加工の腕や接客、持ち前のセンスを磨いていきました。 1-2.パレ・ロワイヤルにて最初の店舗をオープン そして1858年、パリのパレ・ロワイヤルに自身の初店舗「ブシュロン」を創業します。ルーヴル美術館からもほど近いこの場所には、当初王族や貴族が住んだこともあり、パリの高級品やファッションやレストランが集まる場所でした。ブシュロンの歴史はここから始まります。 1-3.パリ万国博覧会で金賞を受賞 この時代から、自国の産業や文化の発達や威信を世界に示すために、ヨーロッパ全体で万国博覧会が開かれるようになりました。 フランスでは、ナポレオンにより1855年にはじめてパリで万国博覧会が開かれ、これはイギリスに次いで世界で2番目の博覧会でした。フランスで2回目に行われた1867年のパリ万国博覧会では、ブシュロンが制作したプリカジュール・エナメルを用いた鏡が金賞を獲得しました。その後1878年、1889年と何度も金賞やグランプリを獲得し、ジュエラーとしての名声を確固たるものにしていきました。 1889年にパリ万国博覧会でグランプリを獲得した「クエスチョンマーク」は、留め金のないネックレスで女性が一人で着脱が可能な大変画期的なデザインとして評価されました。当時の上流階級の女性たちは、洋服を着たり髪を結ったりジュエリーを身に着けるのにも、メイドさんの手を借りる必要がありました。 しかしブシュロンの開発したこのネックレスは、首の後ろに手を回すことなく、まるでストールを羽織るように軽やかに、簡単に、自分自身で身に着けることができました。これからもう少し先の時代、20世紀に入ってからようやくウエストをきつく締めるコルセットからの解放や、短い丈のスカートやパンツスタイルなど、女性に自由をもたらす実用的なスタイルが可能となっていきます。時代を先取りし「女性の自立」を促進した、ブシュロンの代表作といえるでしょう。 2.【成長期】ブシュロンを創った名工と移転の転機 2-1.ブシュロンを支えた名工たち 瞬く間に世界の評価を得たブシュロンのジュエリーですが、その功績はフレデリック・ブシュロンひとりだけによるものではありませんでした。フレデリックは生涯を通して才能と情熱あふれる職人や技術者に恵まれ、革新的なアイディアを形にすることができたのです。 シャルル・リフォーはブシュロンを支えた職人のひとりで、先ほども登場したプリカジュール・エナメルを用いることを得意としたエナメル職人でした。金属の下地を用いることなく金属の枠のみでエナメルを支えるプリカジュール・エナメルの技法は、大変な手間と高い技術力が必要な技法です。ステンドグラスの美しさを再現するために考えられたというプリカジュール・エナメルは、光を遮る土台がないためガラス質特有の透明感のある美しさが高く評価されました。質のいいエナメルジュエリーを製作するためには相当の技術が必要で、現代ではどんなにお金を払っても当時と同じ美しさのエナメルを再現することは難しいと言われているほどです。 ダイヤモンドに彫を入れる技術を作り出した、ボルディングというユニークな職人もいました。彼はテーブル面の広いダイヤモンドに、ナポレオン三世の頭文字「N」や、王冠、十字架の彫を施し、ペンダントやブローチに仕上げました。彼はまたダイヤモンドを輪のようにカットする「ロンデル」カットを開発したとも言われています。 このロンデルカットを施したダイヤモンドと真珠と組みあわせたデザインは、ブシュロンのチーフデザイナーを務めたポール・ルグランによって考案されました。現代のコレクションにも登場するブシュロンを代表するデザイン「プルーム・ド・パオン(クジャクの羽根)」のデザインにも影響を与えたのもポール・ルグランです。ブシュロンとルグランがクジャクの羽根で遊んでいたときに受けたインスピレーションが形になったといわれています。先ほども登場した、留め具のないネックレス「クエスチョンマーク」にもこのモチーフが採用されるなど、ブシュロンのジュエリーの歴史を語るのに欠かすことのできない人物です。 ヴァンドーム広場の26番地、ブシュロン本店の最上階はアトリエとなっており、職人たちが日々ジュエリーを製作しています。眺めや日当たりが一番良い場所をアトリエにしているというのは、ブシュロンが職人たちを大切にしていることの表れでもあります。 フレデリック・ブシュロンは、ジュエリーを発表する際に職人の名前を一緒に記載しましたが、これは当時ではとても珍しいことだったそうです。この他にも大勢の優れた職人の名前がブシュロンのカタログに記されました。 ブシュロンの革新的な作品は、ブシュロンが大切にする職人たちとともに作り出されました。 2-2.商売人としてのカリスマ性 ブシュロンは、海外の顧客も虜にすることに成功しました。1870年頃から外国相手に商売をはじめます。ティファニーのパリ支店長だったギデオン・リードを通して、アメリカの富裕層向けに商品を卸すようになりました。初期のティファニーのジュエリーがフランス製だったことは広く知られています。 ブシュロンは1897年に、ヨーロッパのなかでもいち早くロシア・モスクワに初めて進出したジュエラーでもあります。そのお陰もあってか、ブシュロンの手がけたジュエリーはロシア皇帝ニコライ2世の目に留まり、皇帝の婚約者アレクサンドラに贈るティアラの製作をブシュロンに依頼しました。 ロシア宮廷とも深いつながりを持つことに成功した、フレデリック・ブシュロンの商売人としてのカリスマ性もうかがい知れます。 2-3.ヴァンドーム広場に店舗を移転。グランサンクへ 1893年、ブシュロンの店舗とアトリエをヴァンドーム広場に移転しました。今や世界中のハイジュエリーやブランド、オテル・リッツなどが集まる「ラグジュアリーの聖地」として知られるヴァンドーム広場ですが、当時のヴァンドーム広場は今とは異なる様相でした。 18世紀にルイ14世を称えるために建てられたというこの広場は「征服広場」と呼ばれたこともあり、その後ナポレオンによって像が建てられるなど、まさに歴史的に権力と強く結びついた場所でした。その後は貴族の邸宅として使われていて、音楽家のショパンもここで暮らし最後を遂げたといわれています。 まだほとんど何もなかったヴァンドーム広場に初めて店舗を出店したのがブシュロンでした。ブシュロンが店舗とアトリエを構えた28番地は、ヴァンドーム広場の中で最も日当たりが良く、暖かな光にジュエリーが美しく輝いていたといわれています。店舗の最上階にはアトリエがあり、今もブシュロンの職人たちがここでジュエリーを製作しています。 当時のジュエリー販売の方法といえば対面式の販売が一般的でしたが、ブシュロンはショーケースにジュエリーを並べて展示をしました。あえて邸宅感を残したくつろぎを感じる内装に、日の光に照らされたショーケースに並ぶジュエリーが美しいと当時大変話題となり、後に続くようにして続々とヴァンドーム広場に出店していきました。ヴァンドーム広場・モスクワへの出店など、ブシュロンの未来を見据えたかのような「先見性」が現在の発展を切り開いていったといえるエピソードです。 フランスを代表する5つの老舗ジュエラーもここに引き寄せられるように集まりました。「ブシュロン」「メレリオ・ディ・メレー」「ショーメ」「モーブッサン」「ヴァンクリーフ&アーペル」は通称「グランサンク」や「パリ5大ジュエラー」とも呼ばれています。 「グランンサンク」はフランス高級宝飾店協会として、約40年にわたり合同で新作のジュエリー発表会をオテルリッツなどで行ってきた組合で、一時カルティエが加入していた時期もありました。歴史的に認められたブランドのみが加入を許されたといわれています。 400年以上の歴史がある「メレリオ・ディ・メレー」、ナポレオンの御用達ジュエラーである「ショーメ」、カラーストーンの卓越性で知られる「モーブッサン」、『世界5大ジュエラー』と『グランサンク』両方に名を連ねる「ヴァンクリーフ&アーペル」と並ぶブシュロンは、フランスを代表する歴史ある名門ジュエラーです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.【さらなる革新へ】息子に継がれる意志、ケリングへの参画 3.1.息子 ルイへと受け継がれる革新性 1900年には、フランス政府からレジオンドヌール賞を受賞しました。これは1802年にナポレオン・ボナパルトによって創設され、文化・科学・産業・商業・創造活動などの卓越した功績を残した民間人に与えられる、今日まで続く歴史の長い栄誉ある勲章です。 翌年フレデリック・ブシュロンは会社を再編し、息子・ルイ・ブシュロンを役員に加えたのち、1902年に逝去しました。まるで自分の未来を見据えて次の世代に託すかのようにこの世を去ったフレデリック・ブシュロンの意志は、息子・ルイに受け継がれます。 後を継いだ息子、ルイ・ブシュロンもまた卓越した想像力と革新性を備え、人との縁にも恵まれた人物でした。 1912年にトリノで開催された万国博覧会ではグランプリを受賞します。この時期、フレデリックも得意とした、草花などの植物モチーフを曲線的なラインで表現したアールヌーヴォーのデザインから、シンプルで直線的なアール・デコへの過渡期でしたが、ルイ・ブシュロンの手がけるブシュロンのジュエリーはアール・デコ時代のデザインにもうまく適応していきます。 1925年には通称アール・デコ万博とも呼ばれる万国博覧会にも参加し、ヒスイやサンゴ・ラピスラズリ、オニキスなどを幾何学的にカットしたブシュロンのジュエリーが注目されました。またこの時期の作品に、ブラックのシルクを使用したタッセルに、糸のようにしなやかに流れるダイヤモンドの装飾が施された作品があります。画期的なデザインと高い技術力が評価され、この時期のブシュロンの傑作だといわれています。他社にはないブシュロンの美意識を表現した作品が高く評価されました。 ルイに託されたブシュロンは、父・フレデリックの革新性を受け継ぎ、新しい方向性へと切り開きながら世の中を驚かすジュエリーを作り続けていきます。 3-2.インドのマハラジャ、イラン国王からの依頼 海外への進出にも積極的だったルイ・ブシュロンの時代に、大きな転機が訪れます。1928年にはインド・パティアラのマハラジャが従者を伴いヴァンドーム広場のブシュロンのサロンを訪れました。7個のケースの中には総額20億フランともいわれる眩いばかりの宝石がぎっしり詰まっていたといいます。この依頼によってブシュロンは149個もの特注品を製作し、ヴァンドーム広場の歴史上もっとも大規模で伝説的なスペシャルオーダーとなりました。 ブシュロンのジュエリーは、高品質な宝石しか使わないということで有名で、貴重な原石が見つかった際にはまずブシュロンに持ち込まれるといわれます。ダイヤモンドに対しても独自の厳格な規格を設けており、当時から「ブシュロンのダイヤモンドは他とは違う」といわれていました。 長年の宝石に対する知識や鑑識眼が認められ、1930年にはイラン皇帝・パーレビ国王から国家財産のすべてをブシュロンに鑑定するよう依頼を受けました。このときどんな宝石が官邸に出されたのかは秘密となっていますが、5万個以上の宝石をちりばめて作られた地球儀や、宝石で埋め尽くされた玉座などが含まれていたと云われています。以降、ブシュロンはイランの公式の財宝管理を任されるほどの信頼関係を築き上げました。 独創的なブシュロンのジュエリーは、世界中の王室からの信頼を得、東洋のインスピレーションを受けてさらに磨かれていきました。 3-3.ルイの息子、孫へ、そしてブシュロンの現在 1950年にはルイの息子、フレッドとジェラールが後を継ぎ、1980年にはジェラールの息子・アランが入社して家業を継ぎます。フレデリックから4代にわたって家族経営を続けてきましたが、1999年に世界三大ラグジュアリーグループ企業の一つである、ケリング(KELING)の傘下に入り現在に至ります。グッチ、サンローラン、ボッテガなどのブランドを擁するグループ傘下で、新たな技術を取り入れこれまでにない方向性を見出しています。 海外進出も積極的に行ってきたブシュロンですが、1979年以来日本との良好な関係を続けています。2023年秋には、ブシュロン銀座本店がリニューアルオープンし、その規模はパリのブシュロン本店に次ぐアジア最大級の店舗面積になるとのことです。最新の投影技術を用いて、その場で生成された自然の風景などの映像が正面のファサードや店内に流れる「体験型」の店舗で、パリのサロンを思わせる落ち着いた雰囲気の中ゆっくりと寛ぎながら、ブシュロンのジュエリーを堪能したり、歴史に思いをはせることができます。 家族経営ではなくなった現在も、デザイナーや職人たちによってブシュロンの「革新的なジュエリーを創造する」という情熱は受け継がれています。現クリエイティブ・ディレクターのクレール・ショワンヌは「女性は好きなことを好きなようにというのが私たちのビジョンです」と語ります。ラフな格好にノーメイク、ハイジュエリーと普通のジュエリーを組み合わせたり、服装によってジュエリーを制限させるべきではないという考え方は、固定観念にとらわれない、時代を先取りしたブシュロンらしい自由な発想です。 4.ブシュロンの歴史を支える代表作 ここからは人気の高い、ブシュロンを象徴する3つの代表作を紹介していきます。 4-1.キャトル フランス語で「4」を意味する「キャトル」シリーズ。その名の通り、4つのデザインが組み合わさったデザインで、ブシュロンの歴史に深く根差しています。 「グログラン」「クル ド パリ」「ダイヤモンド」「ゴドロン」の4つのコードが数種類のゴールドやセラミックの組み合わせで表現されており、まるで4本のリングを重ね付けしているかのようなデザインは、ひと目見て「ブシュロンだ!」とわかるアイコニックなシリーズです。 繊維業を営む家庭に生まれた、フレデリック・ブシュロンらしいグログランリボンの表面を表現した「グログラン」、ヴァンドーム広場の石畳から着想を得た「クル ド パリ」、ジュエラーの本領を発揮する厳選された「ダイヤモンド」、アールデコの建築様式からのインスピレーションを受けた「ゴドロン」と、キャトルの地金装飾にはブシュロンの歴史にまつわるデザインがふんだんに盛り込まれており、まさにブシュロンを象徴するシリーズと言えます。 様々な色味のゴールドを組み合わせたデザインは、どんな色の服装やジュエリーとも相性がよく、普段使いからオケージョンまで幅広い機会に活躍をみせてくれます。 キャトルには様々なバリエーションがあり、地金の組み合わせや色味、リングやネックレスなどたくさんの中から好みを見つけることができます。 中でも、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド・ブラウンPVD・ダイヤモンドで構成される「キャトル クラッシック」が一番人気です。3色のゴールドや肌なじみの良い色使いが中性的で落ち着いた印象で、カッコいい大人の女性はもちろん、ファッション感度の高い男性からも支持されています。 キャトル クラシック リング スモール 4つのコード以外にも「ファセット」というシリーズがあり、まるでダイヤモンド表面のようにキラキラと面が放つ光が存在感を放つデザインが魅力的です。ブライダルリングとしても人気のあるファセットは、もちろんキャトルとの重ね付けも可能です。 リングなら幅や色が選べたり、ストレートなラインのデザインは重ね付けもしやすいので、キャトル同士ではもちろん、手持ちのリングとのコーディネートなどその組み合わせは無限に広がります。4つのコードは一本から色やデザインが展開されているので、色を変えてオリジナルの組み合わせを楽しんだり、夫婦やカップルでお揃いで身に着けたりと生涯を通して様々なコーディネートができるシリーズです。 4-2.セルパンボエム キャトルに並ぶ人気を誇るブシュロンの代表作「セルパンボエム」。可愛らしいイメージが印象的ですが、実はヘビをモチーフにしたデザインで、1968年から登場する歴史あるコレクションです。フランス語で「ヘビ」を意味する「セルパン(SERPENT)」は、昔から「再生」「幸運」「永遠」の象徴として、ジュエリーやお守りのモチーフとして大切にされてきました。フレデリック・ブシュロンも、彼が留守の間に妻を守りますようにとセルパンのモチーフのネックレスを贈ったと言われています。 「セルパン」に「ボヘミアン」を掛けた造語である「セルパンボエム」。ボヘミアンは「自由で気ままな(生活をする人)」などの意味で使われる言葉ですが、お堅く伝統的なモチーフのセルパンのジュエリーを、軽やかで自由な解釈で楽しんでほしいというブシュロンの遊び心がうかがえるネーミングです。 伝統的なセルパンモチーフといえば、お守りとはいえ妖艶で生々しいイメージですが、ブシュロンのセルパンボエムはというと、ドロップ型のトップや繊細な地金の装飾が美しいフェミニンな印象です。ヘビの頭や体すらも美しい細工でさりげなく表現したセルパンボエムは、日常生活に溶け込むデザインで、若い方から年配の方まで幅広い世代の方が身に着けることができます。色石と地金の組み合わせも抜群で、リングからネックレス、ブレスレット、イヤリングと商品展開が豊富にあるのも魅力です。 セルパンボエム リング スモール ピンククオーツ もちろんさらにゴージャスなセルパンボエムもあるので、年齢を重ねてもセルパンボエムラバーとして一生信頼できるブランドとなることでしょう。 セルパンボエムの色違いのリングを、上下に2本重ねて身に着ける贅沢なスタイルは、ブシュロン上級者ならではの憧れのコーディネートです。リングとブレスレット、ネックレスとイヤリングなど、手元や顔周りを合わせてつけたりと、様々な着け方が楽しめそうです。 4-3.リフレ 老舗ジュエラーの手掛ける一見シンプルな腕時計には、ジュエラーならではの繊細なこだわりが詰まっています。 ブシュロンの代表作「リフレ(REFLET)」は1947年の発売以来、75年以上に亘って人気を誇るブシュロンの名品です。もともとは「男性のための美しい時計を作りたい」という思いから生まれた時計ですが、レクタンギュラーのすっきりとしたフォルムは、時代を超えてジェンダーレスに愛され続けています。 ウォッチのケースや文字盤に施された波型の「ゴドロン装飾」が特徴的なリフレ。ブシュロンが19世紀から大切にする伝統的なモチーフで、技術力の高いメゾンの職人にしか扱えないと言われています。「リフレ」」というネーミングも、その反射による輝きを象徴しています。りゅうずには「守護の力」を持つとされるカボションカットのサファイアがあしらわれています。 リフレ ウォッチ スティール スモール フランスのシャンソン歌手、エディット・ピアフもリフレの愛用者でした。日本でも有名な『愛の賛歌』は、倍賞千恵子さんをはじめ多くの方にカバーされ歌い継がれており、誰もが一度は耳にしたことがある名曲です。エディット・ピアフは「この曲を初めて発表するときに幸運が訪れますように」とリフレを購入し、大ヒットに恵まれました。以降、「幸運のお守り」として彼女は21本ものリフレをコレクションしたそうです。 リフレの裏面には ”Je ne sonne que les heures heureuses” 『私はよろこびの時だけを刻む』という刻印があります。この言葉は、ブシュロンが最初に店舗を構えたパレ・ロワイヤルにおかれていた昔砲台だった日時計の台座に刻まれており、フレデリック・ブシュロンはこの言葉にとても感銘を受けたといわれています。ただ時を知らせるのではなく「喜びの」時を刻みたい、というブシュロンの哲学とブシュロンの始まりの地への愛着が感じられます。 さらにこのリフレには驚くべき仕掛けが!ガラスの風防にふーっと優しく息を吹きかけると、一瞬だけヴァンドーム広場のホログラムが浮かび上がります。温度と湿度に反応する、この遊び心ある仕掛けは、自分だけが知っている秘密のようでますます愛着が沸きそうです。 洗練されたデザインや美しさはもちろんのこと、実用性の高さも注目すべきポイントです。ストラップにはケースの下にストラップをスライドさせて留める「インビジブルクラスプ」が採用されています。1948年には特許も取得した技術で、見た目の美しさはもちろんのこと、ストラップもスライドするだけで簡単に付け替えが可能で、旅先でも気分やシーンに合わせて簡単に付け替えができるのも嬉しいポイントです。 現在、サイズ展開も「ラージ」「ミディアム」「スモール」の3パターンがあり、女性にも着けやすいサイズ感があるのも安心です。カップルでお揃いで着けるのも素敵です。 時計としての実用性と美しさ、遊び心を兼ね備え、タイムレスにそしてジェンダーレスに愛されつづけるブシュロンのアイコンウォッチです。 4-4.ピヴォワンヌ フランス語で「シャクヤクの花」を意味するピヴォワンヌ。艶やかな丸みのあるつぼみに、こぼれおちそうなほどに何層にも重なった花びらがが特徴の大輪を咲かせる花です。ブシュロンのエンゲージメントリングにこの花をモチーフにしたリング「ピヴォワンヌ」があります。 何層にも重なる立体的な花びらを、ホワイトゴールドとダイヤモンドのパヴェで表現しており、まるで薬指に大きな花が咲いたような幸福感あふれるデザインです。シャクヤクの花言葉は「はにかみ」「恥じらい」。センターには0.2カラット以上のダイヤモンドがセッティングされ、まるでダイヤモンドを優しく包みこむようなデザインは、はにかみながら愛する人への思いとともに指輪を贈る幸福なイメージがぴったりと重なります。 「立体的なデザインだから、ほかのリングとの重ね付けは難しいのでは?」と思われるところですが、実はキャトルをはじめブシュロンのリングをピヴォワンヌに重ねてみると、気持ちがいいくらいにぴったりと重なります!計算されつくした美しい重なりには、拍手喝采を贈りたくなるほどです。 丸みを帯びた花のフォルムは「結び目」のような印象も与え、二人を繋ぐ「愛の絆」を象徴しているといいます。躍動感を感じる曲線や、横から見たときの透かしの技術は、ダイヤモンドを一層美しく際立たせ、どこから見ても美しいフォルムを実現しています。「ピヴォワンヌ」には、妥協のない美しさを追及する名門ジュエラーならではのこだわりが細やかに反映されています。 5.ブシュロンはどんな位置づけ?ブランドイメージについて ブシュロンの歴史や良さはわかったけれど、たくさんあるブランドの中でのブシュロンってどんな位置づけ?どんなブランドイメージを持たれているの?調べてみました。 5-1.ハイジュエラーながらも頑張って手が届く位置づけ 時計業界ではしばしば「雲上ブランド」という言葉で表現されるように、手にするのは夢のまた夢・・・という価格帯の時計ブランドが存在します。ジュエリーに関して言えば、数千万から数億の作品を扱うブランドでも、アイテムによってはわれわれ一般人でも頑張れば手にいれることが可能という世界です。 ブシュロンもまた、歴史が深く世界中の皇室や王族と関係も深いブランドでありながらも「仕事を頑張れば、ボーナスで手が届くかも!」という価格帯のアイテムが展開されているのが魅力的です。 「世界5大ジュエラー」と呼ばれるブランドに「ハリーウィンストン」「ヴァンクリーフ&アーペル」「ブルガリ」「カルティエ」「ティファニー」が挙げられますが、この中でも「ハリーウィンストン」が上位に挙げられるといわれています。次いでブシュロンも含まれる「パリ5大ジュエラー」「グランサンク」でも馴染みの「ヴァンクリーフ&アーペル」が挙がるといわれてます。歴史の長さやデザインの方向性、個人の考え方によっても異なるので一概に断言することはできないのですが、ブシュロンはこれらのブランドに次ぐ、あるいは並ぶ世界でも指折りの名門ジュエラーであることは間違いないでしょう。 5-2.自分のスタイルを貫く、大人のためのジュエリー ブシュロンのジュエリーは「革新的なジュエリーを作りたい」という思いからもわかるように、ほかのブランドではお目にかかることのない、ブシュロンらしい個性が光るデザインが魅力的です。自身のスタイルにこだわりを持った、自立した大人が自分で選ぶジュエリーというブランドイメージがあり、「誰がなんと言おうとこれが好き!」というフィーリングが芽生えたのならば、もう普通の人気ブランドでは満足できないかもしれません。性別問わずファッション感度の高い人々から時代を超えて愛されているのもブシュロンの魅力の証拠です。 「個性的」「中性的」「渋くてカッコいい」「ほかのブランドと被らない」「歴史ある名門ジュエラー」「洗練された唯一無二のフォルム」そんな言葉が似合うブランドです。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.世界から愛され続けるブシュロンのジュエリー、知名度や愛用者とは? ブシュロンの顧客には、インドのマハラジャ、イラン国王、ロシア皇帝、ヨルダン王妃、エリザベス女王、ユージェニー王女など各国の王族や皇族をはじめ、オスカーワイルド、プルーストなど著名な作家や芸術家、ニコール・キッドマン、キャメロン・ディアスなど名だたるセレブリティがいます。エルメスのバッグでも知られる「ケリー」の由来となった、グレイス・ケリーモナコ后妃、「バーキン」でも有名な女優、ジェーン・バーキンもブシュロンの愛用者でした。おしゃれな方々から愛されるブシュロンのジュエリーは、ファッションの歴史とも深い繋がりがありました。授賞式やレッドカーペットでブシュロンのジュエリーが着用されることもあり、ジュエリー好きな人でブシュロンを知らない人はいないというくらいブシュロンの知名度は世界でも高い部類に入ると考えられます。 日本でも人気があり、小栗旬&山田優、松本潤&井上真央、杉本彩、中島美嘉、高橋真麻、米倉涼子・・・などなどブシュロンを愛用している芸能人は数多く確認できました。 これらの愛用者を思い浮かべてみると「かっこよくて、自分のスタイルを持っている」方々ばかりだと感じられるのではないでしょうか? まとめ いかがだったでしょうか。 今回は、ブシュロンの歴史について解説させていただきました。 160年を超える歴史をもつ、パリの老舗ジュエラー ブシュロン。フレデリック・ブシュロンから受け継がれる「革新的なジュエリーを作りたい」という思いは現代のブシュロンの職人やクリエイターたちにも継承されています。 世界各国の王室や皇室、セレブリティを魅了し続けるブシュロンのジュエリーやウォッチは、ほかのブランドにはない個性的な魅力がふんだんに散りばめられています。記念日ごとにリングを集めて重ねて楽しんだり、彼や彼女とお揃いで身に着けたり、これからの人生に寄り添いながら一緒に楽しめるブランドです。 この記事をとおしてブシュロンの歴史や魅力が伝わり、ジュエリー選びの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。
ブシュロンと聞いてどのようなイメージが浮かぶでしょうか? 人によって「可愛い!」から「かっこいい!」などなど様々なイメージを彷彿とさせる不思議な魅力を持っているブランドです。 今回はヴァンドーム広場の老舗でありながら、現在に至るまで革新的なデザインと技術で人々を魅了してきた名門ジュエラー『BOUCHERON/ブシュロン』の歴史や代表作について解説していきたいと思います。 また、人気のコーディネートや価格帯についても紹介しています。 「一生もののジュエリーを選びたい!」 「ブシュロンが気になるけれどシリーズや着用シーンで迷う」 という方には必見です。ぜひ最後までご覧ください! 1.パリ5大ジュエラーの老舗『ブシュロン』 出典:BOUCHERON 多くの芸術家が集まり、華やかな文化が栄えた芸術の都、パリ。 オペラ座やルーヴル美術館にも近い八角形のヴァンドーム広場は『ラグジュアリーの象徴』として知られ、世界を代表する名門ジュエラーや高級ブティックが名を連ねます。 ヴァンドーム広場のジュエラーの中でも、歴史的に認められたパリ発祥の一流ブランドとして知られるブランドは『パリ5大ジュエラー』や『グランサンク』とも呼ばれています。 グランサンクとして名を連ねるブランドは以下の通りです。 ・Boucheron/ブシュロン ・MELLERIO dits MELLER/メレリオ・ディ・メレー ・CHAUMET/ショーメ ・MAUBOUSSIN/モーブッサン ・Van Cleef & Arpels/ヴァン クリーフ&アーペル グランサンクとはフランス語でその名の通り 『グラン=偉大な』『サンク=5』を意味し、1900年頃にフランス高級宝飾会が認めた5大宝飾店のことです。全てが創業100年を超える老舗のジュエラーで、中でもブシュロンはヴァンドーム広場に初めてブティックを構えた老舗中の老舗といえます。 さて、次の章からは、ブシュロンの歴史とその魅力について詳しく解説していきたいと思います。 2.ブシュロンの歴史 出典:BOUCHERON 2-1.創業者『フレデリック・ブシュロン』が立ち上げる。 織物商の息子として生まれたフレデリック・ブシュロン。 幼いころから生地や織物などの布製品へ特別な思いを抱いていた彼は、この思いをジュエリーに取り入れられないかという考えを持っていました。 14歳にして宝石商の見習いとなり、慣れ親しんだレースや織物のなめらかな風合いを貴金属で表現しようと試みました。ブシュロンにとって布製品やファブリック生地は、ブランドの起源であり創業者が持っていた強い信念でした。 そして1958年、フレデリックが28歳の時にパレ・ロワイヤルに最初のブティックをオープンしたことからブシュロンの歴史が始まります。 2-2.ヴァンドーム広場に初めてブティックを構える。 パレ・ロワイヤルへの出店後、ヴァンドーム広場へとブティックとアトリエを移転することになります。今でこそ世界中のハイブランドが集う『ラグジュアリーの象徴』として知られるヴァンドーム広場ですが、かつてはルイ14世やナポレオンにまつわる歴史の舞台であり、その後は貴族の邸宅としてのイメージが残る広場でした。そんな当時のヴァンドーム広場へ初めて店舗を出店したのがブシュロンです。 ブシュロンが店舗を構える28番地はヴァンドーム広場の中でも最も日当たりが良く、ウィンドウから注ぐ日の光は今もジュエリーを美しく輝かせています。対面販売が主流だった時代、ショーケースにジュエリーを並べての販売は大変画期的で話題となり、あえて邸宅感を残した心地よい店舗の雰囲気もパリの人たちの心をつ掴みました。 あとに続くように世界五大ジュエラーのカルティエや、グランサンクのショーメ、ヴァンクリーフ&アーペル、世界的に絶大な知名度を誇るオテル・リッツ、シャネルなどの一流ブランドや世界的なホテルが集まりパリの心臓部へと変化していくことになりました。 2-3.パリ万国博覧会で金賞を受賞。トップジュエラーへ。 ブシュロンは、花や植物など自然をモチーフにしたアールデコやアールヌーボーのデザインをいち早く取り入れ、パリの人々を魅了してきました。 1867年にパリ万国博覧会では金賞を受賞し、その後も何度も金賞やグランプリを獲得。ジュエリーは格式や重厚感が重んじられる時代に、伝統にとらわれない画期的なデザインを次々と発表しトップジュエラーへと昇りつめました。 革新的なデザインを追及するブシュロンの精神は、現代まで受け継がれています。 2-4.ジュエリーのみならず時計や香水を展開。 ブシュロンはジュエリー以外にも時計や香水なども展開しています。 ジュエリーが美しく施された時計はもちろん、シンプルで洗練された名品があります。 1947年に発売されたウォッチ『リフレ(REFLET)』は、ケースや文字盤に施された波型の文様であるゴドロン装飾が特徴的です。ドレスのフリルのようにもみえるゴドロン装飾は技術力の高いメゾンの職人にしか扱えない技で、19世紀から大切にされてきた伝統的なモチーフです。 また、注目すべき特徴の一つに、時計の風防にふーっと優しく息を吹きかけると一瞬だけヴァンドーム広場のホログラムが映し出される仕掛けが!メゾンゆかりのヴァンドーム広場に思いをはせながら、自分だけの秘密のように楽しむことができそうな遊び心ある逸品です。 さらにストラップを横にスライドするだけで、自分で簡単にベルト交換ができるのも嬉しいポイントです。ユニセックスなデザインでサイズ展開もスモール・ミディアム・ラージと豊富なのでペアでつけるのもおすすめです。 ブシュロンではジュエリーからインスピレーションを得た、香水やアイウェアのラインナップも展開しています。ジュエリーと同じ名前の「キャトル」の香水は、メンズ・レディースが展開されているのでカップルでつけるのもおすすめです。プレゼントや記念日に一緒に買ってみてくださいね! 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 3.ブシュロンの特徴 出典:BOUCHERON 一代でトップジュエラーとしての名声を獲得したブシュロン。大きく分けて3つの特徴があります。 ・圧倒的な信頼性 ・時代を見据えた先見性 ・革新的なデザイン この章では、そんなブシュロンの特徴について解説していきたいと思います。 ブシュロンとはどんなブランドなのか、分かりやすくまとめましたのでぜひご覧ください。 3-1.160年以上続く歴史からくる圧倒的な信頼性 ブシュロンの特徴として一番大きいのは『長い歴史からくる圧倒的な信頼性』と言っても過言ではないでしょう。数多くのブランドが存在していますが、160年以上続くブランドは数えるほどしかありません。 19世紀は最も豪華で美しいジュエリーが生まれた時代だと言われています。ファッションや芸術に敏感なパリの人々から160年以上支持されてきたブシュロンには圧倒的な信頼性があります。 伝統的な技法を大切にしながらも、革新をもたらし価値観をアップデートし続けるブシュロンは、パリのジュエリー界を今も牽引する存在です。 3-2.時代の先を見据えた先見性 創業者のフレデリック・ブシュロンが卓越していたのは、その『時代を見据えた先見性』にあります。パリ万国博覧会でグランプリを受賞した、1883年に発表された『クエスチョンマーク』にその先見性がうかがえるエピソードがあります。 19世紀の上流階級の女性たちには生活やファッションに多くの制約があり、洋服を着るにも髪を結うのにも、そしてジュエリーをつける時でもメイドさんの手を借りる必要がありました。そんな時代にブシュロンが発表したクエスチョンマークというネックレスには留め金がなく、首の後ろに手を回すことなく鏡を見ながら自分自身で着用することができるものでした。この時代では大変画期的な発明で、自由で自立した女性のためのジュエラーという立ち位置を確立しました。 クジャクの羽根で遊んでいるときにインスピレーションを得たクエスチョンマークは、まるで本物の羽根のようにナチュラルで軽やかなデザインも特徴です。美しさと実用性を兼ね備えたクエスチョンマークは当時のジュエリーの常識を覆し、女性に自由をもたらしたと言われています。 先ほども少し触れましたが、まだ邸宅でしかなかったヴァンドーム広場に初めて出店を決めたのもブシュロンです。ヴァンドーム広場の一等地での出店はファッション感度の高いパリの人々の間で話題となり、後に続くようにラグジュアリーブランドが集まり、今や世界一のラグジュアリーの聖地へと変化していきました。 時代の先を行く先進的なデザイン以外にもフレデリックはこうした場所への 先見の明 が冴えた人物であったことがわかります。 3-3.重厚感あふれる革新的なデザイン ブシュロンは伝統的な重厚感ある文様や受け継がれてきた技術を愛しながらも、革新的なデザインを次々と世に送り出してきました。 先ほども紹介した、ゴドロン装飾をあしらったメゾンの代表作 リフレウォッチのベルトにも、その革新性があらわれています。 リフレのベルトは工具なしで横にスライドするだけで自分で着脱が可能な仕様になっており、季節や気分によってベルトをチェンジすることができます。人の手を借りることなく『自分で身に着ける楽しさ』と『女性の自立』というブシュロンが大切にする精神が受け継がれています。 同モデルの、クラスプが外側から見えないように隠された インビジブルクラスプ もブシュロンの特許技術です。時計としての実用性だけではなく、どこから見ても美しいことや使いやすさも妥協しない名門ジュエラーとしての誇りが感じられます。 発売から75年以上も愛され、現代にも受け継がれる革新的なブシュロンの精神を体現した代表作です。 4.ブシュロンのブランドイメージ SNSでもおすすめジュエリーとして上がることの多いブシュロンとは、実際にどんなブランドイメージを持たれているのでしょうか? この章では、ブシュロンのブランドイメージについて解説していきたいと思います。 4-1.他のブランドと被らない独自のデザイン ひと目見て「ブシュロンとはこれだ!」とわかるアイコニックなデザインが豊富です。 キャトルやセルパンボエムは幅広い世代から人気があり、ブシュロンというブランドを知らない人にとっても「見たことのあるデザインだ!」と思わせる独自のデザインが特徴です。人と被らず「パッと見ておしゃれ」だと思わせる、唯一無二のデザインが豊富です。 4-2.性別に左右されない ブシュロンはジュエラーでありながらも「中性的」なデザインが魅力のブランドです。特に「キャトル」は女性のみならず男性の愛用者も多いシリーズです。繊細なつくりの良さに加え直線的なデザインが美しく、様々な色の地金を組み合わせた中間色とも言える色合いや、カラーバリエーションの豊富さから、男女ともにファッションへの感度の高い方から結婚指輪やペアリングにも選ばれています。 4-3.渋くてカッコいい 揺るがない自信と細部へのこだわりが感じられるブシュロンのジュエリーは、洗練された大人の印象です。繊細に施された地金への装飾や、直線的でシャープなフォルムは、女性が身に着けると「渋くてかっこいい」「自立した大人の女性」というイメージがもたれます。 一生懸命仕事をして自立した女性が自信をもって生きていく、自分のために選びたくなるジュエリーブランドです。 5.ブシュロンのジュエリーコレクションと値段 160年以上の歴史を誇るブシュロンのメインアイテムと言えば、やはりジュエリー。 ハイジュエリーも手がけるブシュロンの『キャトル』や『セルパンボエム』は、ここぞというときだけでなく、毎日の生活に寄り添うデザインで長く愛用できます。お仕事を頑張った自分へのご褒美にも相応しいブランドで一生大切にしていくのも良いですね。 さて、この章では、ブシュロンが大切にしてきた歴史や精神が反映されたジュエリーへの思いを知っていただくために、ブランドが展開している代表的なジュエリーコレクションとその値段をご紹介していきます。 おすすめの着用方法などもご紹介するので、ぜひご覧になってみてください。 5-1.キャトル 数種類の異なる地金の装飾が個性を放つ「キャトル」シリーズ。ブシュロンと言われたら、この「キャトル」の指輪を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? グラフィカルな4つのコード『グログラン』『クル ド パリ』『ダイヤモンド』『ゴドロン』といった数種類のゴールドやセラミックとともに、まるでリングを何本も重ね着けしているかのような個性的で重厚感のあるデザインは唯一無二です。 グログランリボンの表面を表現したグログラン、ヴァンドーム広場の石畳からインスピレーションを得たクル ド パリ、アールデコの建築様式から着想を得てフレデリック・ブシュロンが考案したゴドロン。 キャトルの美しい地金装飾はどれもブシュロンの歴史と繋がりの深いデザインがあしらわれた、まさにブシュロンを代表するモデルと言えます。 出典:ブシュロン 『キャトル クラッシック リング スモール』 定価:59万円~/ダイヤモンドあり103万円~ キャトルには様々な組み合わせのパターンがあり、ダイヤモンドのありなしやカラー、幅の違いや地金装飾の組み合わせが多数存在し、リング・ネックレス・ブレスレット・イヤリング・ヘアジュエリーなど様々な商品への展開がされています。 一番人気のあるキャトルは、イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド3色のゴールドとブラウンPVDで構成される『キャトル クラシック』。肌なじみの良いブラウンや3色のゴールドがあしらわれ、中性的なカラーとデザインでカッコいい大人の女性からはもちろん、ファッション感度の高い男性からも支持されています。 グログラン・クル ド パリなどは単体のデザインからありますので、将来的に重ね付けしていく楽しさもあります。クル ド パリは10万円台~と、手が届きやすい価格帯なのも嬉しいポイントです。 伝統的な技術や装飾に加え一般的な貴金属では表現しきれないカラーや質感を表現した、ほかの指輪とは一線を画したシリーズもあります。 出典:ブシュロン 『キャトル ブルー ダイヤモンド リング スモール』 定価:99万円~ 2021年に発売されたこちらのキャトル、ブルーの部分にはなんとセラミックを採用しています。青色の宝石をあしらった指輪はたくさん存在しますが、青いセラミックをキャトルに採用した、ブシュロンらしく革新的で遊び心あふれるデザインです。 特にブルーのデニムとは相性抜群で、春〜夏にデニムとさらっと合わせることで、爽やかで楽しい気分にさせてくれそうです。 現在、ブルーのほかにホワイトとレッドのセラミックがあります。 キャトル クラッシックをエレガントにつけるもよし、セラミックで遊ぶもよし。一本でも重ね付けも、一人でも二人でも楽しめる、これからの人生に寄り添った一点になること間違いなしです。 5-2.セルパンボエム キャトルと並んで人気を誇る『セルパンボエム』は1968年から続く人気モチーフでタイムレスな魅力で世代を超えて愛され続けています。 セルパンボエムは『セルパン(SERPENT) /ヘビ・スネーク』 と 『ボエム(BOHEME)/ボヘミアン』 をかけ合わせた造語です。ヨーロッパでヘビは再生や幸運、永遠を象徴するモチーフとして昔から信仰されてきました。 フレデリック・ブシュロンは彼が留守の間、妻を守りますようにとスネークのモチーフのネックレスを贈りました。以来、セルパンはブシュロンにとって『愛のお守り』として50年以上愛されるモチーフとなっています。 妖艶で印象を与えがちなヘビのモチーフですが、ブシュロンのセルパンボエムはドロップ型のデザインやカラーストーンがフェミニンな印象で、ヘビの神秘性は縁取りやアームにさりげなく表現されています。 丸みを帯びた繊細な地金の細工は水分を含んだように輝き、ドロップ型のモチーフが女性らしさを引き立てます。日常的に使えるくどくないヘビモチーフは若い方から年配の方まで身に着けやすく、一生もののお守りジュエリーとしてデイリーに使っていけることでしょう。 また、セルパンボエムにはネックレス・リング・ブレスレット・イヤリング・ヘアジュエリーとたくさんのラインナップがあります。 出典:ブシュロン 『セルパンボエム ペンダント エクストラスモール ピンククオーツ』 定価:23万円~ デイリー使いにおすすめなのがネックレス。繊細な地金装飾に合わせた存在感抜群のツイストチェーンだけでも身に着ける価値があると思わせる完成度の高さです。最近人気が高まっているのが、ピンククオーツを使ったセルパンボエム。 ピンクゴールドのツイストチェーンには、ラウンドカットのダイヤモンドが片側に一粒あしらわれており、エクストラスモールとはいいながらも存在感と輝きを放ちます。「セルパンボエムの可愛らしい感じが好き!」という方には、ピンク×ピンクのあまりにも可愛い組み合わせは絶対に見逃せません。 これ以外にもエクストラスモールには、イエローゴールド×マザーオブパール、ピンクゴールド×ロードライトガーネット、ホワイトゴールド×アクアプレーズの組み合わせもあり、どれもゴールドと天然石との色見の組み合わせが抜群です。 サイズ展開は「エクストラスモール」「スモール」「ミディアム」「ラージ」の4種類 エクストラスモール23万円~、スモール34万円~、ミディアム64万円~、ラージ310万円~ ピンククオーツのように、ネックレスチェーン・中石ともにエクストラスモールだけにしかない仕様もありますので、サイズ感で迷う場合などは注意が必要です。 出典:ブシュロン 『セルパンボエム スタッズイヤリング エクストラスモール』 定価:56万円~ 毎日使うピアスで選ぶなら「セルパンボエム スタッズ イヤリング エクストラスモール」もおすすめです。ハニカム構造が生み出すダイヤモンドの輝きは、身に着ける人の表情を明るく演出します。普段使いからオケージョンまでダイヤモンドのシンプルな輝きはどんな装いとも相性がよく、人生の様々なシーンに寄り添ってくれるモチーフです。カラーはイエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールドの3色展開で、全てのパーソナルカラーに合わせて選ぶことが出来ます。 5-3.ジャック ドゥ ブシュロン 出典:ブシュロン 『ジャック ドゥ ブシュロン ブレスレット』 定価:65万円~ 2019年に誕生した、オーディオケーブルをモチーフにしたクラスプが印象的な「ジャック ドゥ ブシュロン」すっきりと洗練されたフォルムの秘密は、ケーブルからヒントを得た留め具。ブレスレットをいくつか組み合わせてネックレスにしたり、ロングネックレスを腕に巻き付けてブレスレットにしたりと、様々な解釈で自由に楽しむことができる新しいコレクションです。 5-4.アニマルコレクション 出典:ブシュロン 『エリソン リング スモール』 定価:86万円~ 1866年にブシュロンのアトリエで始まった歴史ある『アニマルコレクション』 猫、トンボ、ハリネズミ、小鳥など・・・動物たちをかたどった躍動感あるジュエリーたちに愛着を注げば、お守りを超えた存在として日常に寄り添ってくれます。 幸運をもたらすといわれるハリネズミモチーフは、愛くるしさはありながらもブシュロンならではの重厚感も楽しめるイイトコ取りのコレクションです。 5-5.アルシテクチュール 出典:ブシュロン 『ヴァンドーム リズレ ソリテール リング』 定価:104万円~ ブシュロンにゆかりのヴァンドーム広場やパリの街並みの造形をモチーフにした「アルシテクチュール」アールデコの幾何学的で洗練されたシャープなラインが美しいデザインです。タイムレスなデザインで人と被らない婚約指輪としてもおすすめです。 主石のダイヤモンドを取り囲むようにセッティングされたパヴェダイヤモンドが、手元にゴージャスさと確かな輝きを与えてくれます。大切な日を彩るアクセサリーとしていかがでしょうか。 5-6.ナチュール 出典:ブシュロン 『プリュム ドゥ パオン リング エクストラスモール』 定価:81万円~ ありのままの力強い自然(ナチュール トリオンファント)を表現したシリーズ「ナチュール」は、ブシュロンのインスピレーションの源でもあります。創業者、フレデリック・ブシュロンが手がけた革新的で軽やかな羽根のモチーフを纏うことができる特別なシリーズです。 5-7.クチュール 出典:ブシュロン 『ポンポン ペンダントイヤリング』 409万円~ 繊維業を営む家庭に生まれ、子供時代から美しい生地やレースに慣れ親しんだフレデリック・ブシュロンは、そのしなやかさをゴールドや宝石で表現したいと思いました。仕立てを意味するクチュールは、ブシュロンにとって大切なテーマの一つです。多くのアパレルブランドでも、オートクチュールコレクションといった言葉を耳にすることが多いと思います。 動くたびにフリンジがきらめく「ポンポン コレクション」は、ファブリックのしなやかさを見事に表現しています。 全国出張、現金買取 \簡易査定お気軽にご相談下さい/ 6.歴史と最新技術の融合 ブシュロンのハイジュエリー 数々のジュエリーコレクションを展開しているブシュロンですが、もちろん高価格帯のハイジュエリーコレクションもあります。ここからは、最新のハイジュエリーのコレクションを少しだけ紹介していきたいと思います。 最新の技術を駆使して、今もなお革新的であることを追及するブランドの姿を知ることができるので、「ハイジュエリーなんて縁がないし買わないよ!」と思う方も是非ご覧になってみてください。 6-1.建築技術を応用した「ホログラフィック」 2021年のハイジュエリーのテーマは「ホログラフィック(光と色)」 デンマーク人の芸術家、エリアソンの展示からインスピレーションを受けたこの作品は、常に革新的であろうとするブシュロンの精神を反映しています。虹やオーロラなどが織りなす自然の現象へ敬意を表現した「ホログラフィック」。虹色を表現するために、飛行機の滑走路や反射板などに使われる建築用素材のコーティング技術を応用し、高温で溶かしたメタルを10層近く重ねて仕上げられています。 まるで透明なオパールのような色合いで、重なった層ごとに色合いの異なるプリズムが息をのむほどに美しい。近未来を予感させる誰も見たことのない夢のような作品です。フレデリック・ブシュロンが常識を覆す「クエスチョンマーク」を創造し、新しいジュエリーの概念を定番化させたのと同様に、「ホログラフィック」はハイジュエリーの概念を次の段階に進化させるかもしれません。 6-2.コロナ禍に自然界へ想像の旅 「アイユール」 2022年のハイジュエリーは「ここではないどこか」を意味する「アイユール」 コロナ禍の行動制限下に、想像力を駆使して自然界の美を追及したコレクションを発表しました。海岸の小石や貝殻を加工しジュエリーを埋め込んだ作品は、一つとして同じものが存在しないことを思い出させます。 「フイヤージュ ディアマン カフスブレスレット」は、アルミニウムをカタフォレシス(電気泳動)によってまるで本物の植物の葉のように加工しています。巨大なグリーントルマリンとダイヤモンドを用いた、見た目にも技術的にも今までにない組み合わせを試みた作品です。未知の技術に挑戦しつづける、ブシュロンの職人や制作チームの類まれなる情熱と探求心が形になったコレクションです。 6-3.エリザベス女王への敬意を込めた「LIKE A QUEEN」 2023年には、イギリスのエリザベス女王が愛用したダブルクリップのブローチから着想を得た「LIKE A QUEEN」を発表しました。1944年の18歳の誕生日にロイヤルファミリーからエリザベス女王に贈られて以来、数々の重要な場面で幾度となく着用されてきたブシュロン製のブローチです。 時代を超えてスタイルを貫くアイコンピースを、カボションカットやバケットカットの天然石を用い、ラッカー仕上げとダイヤモンドのラインでモダンなアールデコ調に再解釈しました。カラフルなファッションで人々を喜ばせたエリザベス女王のように、ビビッドカラーや明るい色彩を用いた「LIKE A QUEEN」は、ジェンダーレスに様々な着用方法が想像できる、目にも楽しいコレクションです。 「誰も見たことのないものを作る」というフレデリック・ブシュロンの精神は、現代のメゾンのクリエイターや職人にも継承されています。最新の技術と未知の組み合わせへの挑戦を続けるブシュロン。これから人々を驚かせるどんな革新的なジュエリーが生まれていくのか楽しみなブランドです。 7.ブシュロンを愛用している芸能人 ここまでは、ブシュロンの魅力や歴史、人気アイテムなどについて解説させていただきましたが、実際に愛用しているのはどんな方なのでしょうか? この章では、芸能人やセレブについてまとめてみました。 着用している人を知れば、ブシュロンを持っている人のイメージもしやすいと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。 7-1.俳優 小栗旬さん&山田優さん夫妻 2012年に結婚した小栗旬さん&山田優さんは結婚指輪にブシュロンを選びました。 お二人が身に着けているのは「キャトル クル・ド・パリ」イエローゴールドとプラチナだそうです。パリの石畳からインスピレーションを受けたクル・ド・パリは、地金のファセット面でキラキラと輝き、ダイヤモンドなしでも確かな存在感があります。 男女ともにスタイリッシュに身に着けることができ、おしゃれなお二人の雰囲気にぴったりです。 7-2.女優 米倉涼子さん ブシュロンが大好きだという米倉涼子さん。ドラマの撮影でも「ブシュロンを着けさせてほしい!」と制作に頼むほどの愛用者です。華やかでクールな大人の女性という印象がぴったりの米倉さん。過酷な撮影でも自信と強さを与えてくれるブシュロンのジュエリーは、なりたい自分を実現するお守りになっています。 7-3.歌手 中島美嘉さん 撮影でブシュロンのジュエリーに一目ぼれしたという歌手の中島美嘉さん。彼女のお気に入りは「キャトル ラディアント」シリーズのロングネックレスでした。日々メイクやファッションを研究している中島さん、メンズライクな私服にロングのネックレスをさらりと着こなしている姿が素敵です。 7-3.BTS ジミンさん 私服がおしゃれなことで知られている、BTSのメンバー ジミンさんもブシュロンの愛用者です。 「キャトル クラッシック タイネックレス」「キャトル ラディアント オープンワーク リング」を合わせて着用されていました。メンズのブシュロンはやはりカッコいい印象で、ブシュロンのトータルコーディネートにも憧れます。 7-4.BTS テテさん 「なんのイヤーカフを着けているの?」とSNSで話題になったBTSのテテさん。空港で撮られた横顔に映るのは、ブシュロンのキャトルのイヤーカフだと思われます。普段イヤーカフをしないテテさんについて、交際の匂わせ疑惑や、右耳のイヤーカフの意味までファンによって様々な考察がネット上に飛び交いました。 言わずもがな、ロイヤルファミリーやエリザベス女王もブシュロンの顧客です。映画賞で知られるアカデミー賞やフランスのセザール賞の授賞式でも、数々の有名女優がブシュロンのハイジュエリーを身に着けて出席するなど、ブシュロンのジュエリーは世界中のセレブから愛用されています。 まとめ いかがだったでしょうか。 160年以上の歴史を誇る、パリの老舗ジュエラー。フレデリック・ブシュロンから受け継がれた「革新的なジュエリーを創造したい」という思いは、今もメゾンに携わる人々によって大切にされています。 「一生もののジュエリーを選びたい」と考えている方にとって、ブシュロンのジュエリーは一生ものに値するブランドの選択肢に入るのは間違いないでしょう。 また、「だからこそサイズや色で迷う!」という方は、ぜひ店頭で試着させてもらいながら選ぶことをおすすめします。店員さんのアドバイスはもちろんのこと、気の許せる友達や家族にもみてもらうと、自分では気が付かなかった印象が得られることも。アドバイスやご自身のフィーリング、歴史とメゾンが大切にする精神への共感からお気に入りに出会えるといいですね。 この記事がジュエリー選びの助けになりましたら幸いです。 最後までご覧いただきありがとうございました。
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