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ゼニスの記事

2026年4月に『WATCHES & WONDERS GENEVA 2026/ウォッチズアンドワンダーズ』が待望の開催。オーデマピゲの出展復帰をはじめ、新たに10ブランドが加わり、史上最多の全66ブランドが参加し注目を集めています。 根強い人気を誇るゼニスの新作発表を切望していた方も多いのではないでしょうか?? この記事では、今回のウォッチズアンドワンダーズで発表されたゼニスの新作を一挙紹介。わかりやすくまとめていますのでぜひ最後までご覧ください。 1.【2026年】ゼニス新作時計まとめ 1865年創業の「ゼニス」は、伝説的な高振動クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」でお馴染みの「技術力」と「通好み」な実力派ブランドとして幅広く知られています。 今年、2026年の4月に開催されたウォッチズアンドワンダーズでは、先述した「エル・プリメロ」を搭載する新作モデルを筆頭に複数のラインナップが発表されました。 それでは早速、2026年のゼニス新作時計を一つひとつ見ていきましょう。 【新作時計①】G.F.J.キャリバー135 18KYGケース 出典:ゼニス 定価 ¥7,227,000 ケース径 39.15mm 本体素材 18KYG ブレスレット アリゲーターレーザー ムーブメント Cal.135 パワーリザーブ 約72時間 天文台によるクロノメーターコンクールの黄金時代に最多の賞に輝いた、伝説のキャリバー135を復活させた「G.F.J.」(型番:30.1865.0135/56.C216)が、世界161本限定のプレミアモデルで誕生しました。 薄型の39mmのイエローゴールド製ラウンドケースは、段状フォルムのベゼルと曲線を描くラグを特徴としています。 文字盤は、外周リングにシグネチャーのブリックギョーシェを施し、中央にブラッドストーンジャスパー、スモールセコンドカウンターにマザーオブパールを組み合わせています。 ベージュのヌバックアリゲーターストラップ、グリーンのアリゲーターストラップ、ブラックのカーフレザーストラップの3種類が付属し、イエローゴールドのケースに様々な色彩のアクセントを加えることが可能なっています。 【新作時計②】G.F.J.キャリバー135 タンタルケース 出典:ゼニス 定価 ¥11,220,000 ケース径 39.15mm 本体素材 タンタル ブレスレット アリゲーターレーザー ムーブメント Cal.135 パワーリザーブ 約72時間 「G.F.J.」(型番:98.1865.0135/21.C212)は、高い硬度を特徴とする金属、タンタルをケース素材に用いたモデルであり、ゼニス直営ブティックでのみ販売されるまさにプレミアの1本。世界で20本限定で生産されます。 本作に搭載されている伝説的なキャリバー135は、本来のエッセンスを損なうことなく信頼性、精度、全体的な性能を向上させるため、さりげなくも重要な改良が施されています。 3つのパートからなる深みのある文字盤は、ブラックオニキス、グレーマザーオブパール、ギョーシェ模様を組み合わせ、バゲットカットダイヤモンドが優雅なアクセントを添えています。ブルーのヌバックアリゲーターレザーストラップ、ブラックのアリゲーターレザーストラップ、グレーのカーフレザーストラップが付属し「G.F.J.」(型番:30.1865.0135/56.C216)と同様、タンタル仕様のケースに様々アクセントを加えることが可能です。 【新作時計③】クロノマスター スポーツ 出典:ゼニス 定価 ¥2,695,000 ケース径 41mm 本体素材 SS×18KRGケース ブレスレット SS×18KRGケース ムーブメント Cal.エル・プリメロ 3600 パワーリザーブ 約60時間 ステンレススチールとローズゴールドを組み合わせた41mmケースで、コントラストを際立たせた「クロノマスター スポーツ」が世界50本限定の特別モデルで登場しました。 マザーオブパール文字盤には、シグネチャーの3色カウンターが3時、6時、9時位置にわずかに重なり合って配されています。 1/10秒計測のクロノグラフ機能を備えた「エル・プリメロ 3600」高振動自動巻クロノグラフ ムーブメントが搭載され、約60時間のパワーリザーブを備えます。 【新作時計④】クロノマスター スポーツ スケルトン 出典:ゼニス 定価 ¥2,147,200~14,927,000 ケース径 41mm 本体素材 SS/18KRG ブレスレット SS/18KRG/ラバー ムーブメント Cal.エル・プリメロ 3600 SK パワーリザーブ 約60時間 ゼニスが誇るハイビートクロノグラフの魅力を、よりダイナミックに味わえる新作として「クロノマスター スポーツ スケルトン」が登場しました。 搭載するムーブメント「エル・プリメロ 3600 SK」の構造美を前面に押し出したモデルで、ステンレススティールケース2種と18Kローズゴールドケース2種の計4モデルがラインナップします。 ダイアルはサファイアクリスタルを用いたオープンワーク仕様で、外周をブラックに、中央をクリアに仕上げることでムーブメントの立体感を際立たせています。スケルトンながら視認性にも配慮されており、ファセットカットを施したインデックスと針には「スーパールミノバ SLN C1」が塗布され、実用性を損なわない設計と言えるでしょう。 ケース径は従来のクロノマスター スポーツと同じ41mm。ステンレススティールモデルにはブラックとグリーンのセラミックスベゼルが、18Kローズゴールドモデルにはブラックセラミックスベゼルとバゲットカットダイヤモンドベゼルが用意され、素材と仕上げの組み合わせで異なる表情を楽しめます。 さらに、ステンレススティールモデルには新開発の特許取得バックル「ZENCLASP」が採用され、ブレスレットの装着感が大きく向上しています。 2.まとめ いかがだったでしょうか? 今回はゼニスの2026年新作モデルを紹介させていただきました。 皆さんにとって参考となっていれば幸いです。

高級時計は、時間を知るためだけの存在ではありません。その一本が語るのは、ブランドの歴史であり、職人の技術であり、そして持ち主の価値観そのものです。とはいえ、名の知れたブランドが数多くある中で、「どの時計が本当に格が高いのか」を判断するのは、容易ではありません。価格や人気だけでは見えてこない、ブランドの“本質”がそこにはあるからです。 本記事では、累計100万件を超える買取・査定を行い、高級時計の買取実績を数多く持つ弊社「ESTIME/エステメ」の編集部が世界の高級時計ブランドを格付けしました。2026年最新版の格付けランキングTOP30として、読み応えのある内容でお届けします。 これから時計選びを始める方も、すでに一本お持ちの方も。このランキングを通して、高級時計ブランドの“格の違い”を感じていただければ幸いです。 1.高級時計ブランドの格付けランキングTOP30【2026年最新版】 本ランキングでは、「歴史・知名度・技術力・資産価値・ステータス性」の5つの評価軸をもとに、ブランドを総合的に格付けしました。各ブランドの個性と背景にも触れながら、時計選びの参考としてもお楽しみいただける内容になっています。 それでは、2026年最新版の高級時計格付けランキングを見ていきましょう。 ※本ランキングは、歴史や技術力、ステータス性など5つの観点をもとに完全オリジナル版として独自に評価したものであり、一般的な市場ランキングとは異なる視点で構成しています。 1位:パテックフィリップ 出典:patek philippe 🏆格付け1位: 総合評価:5.0 / 5.0 本記事にてご紹介する高級時計の格付けランキング1位は言わずと知れた“時計界の頂点”。創業1839年、スイス・ジュネーブに本拠を構えるパテック フィリップ。歴史、技術、知名度、資産価値のどれをとっても世界最高峰の存在です。永久カレンダーやミニッツリピーターなど複雑機構の分野で圧倒的な地位を築き、愛好家からも絶大な信頼を得ています。中古市場でも資産価値は極めて高く、“一生モノ”として名実ともにトップに君臨するブランドです。 買取価格相場や高く売れやすいモデルを知りたい方は、パテックフィリップ買取ページもあわせてご覧ください。 2位:オーデマピゲ 出典:Audemars Piguet 🏆格付け2位: 総合評価:5.0 / 5.0 格付け2位に選ばせていただいた高級時計ブランドは、スイスのジュラ山脈に拠点を置くオーデマピゲ。1875年の創業以来、自社一貫製造を守り続けてきた名門です。特に1972年に発表された「ロイヤルオーク」は、ラグジュアリースポーツウォッチの原点として時計史に名を刻みました。大胆で力強いデザインと、比類なき技術力が融合したモデルは、富裕層を中心に高い支持を獲得。ステータス性、芸術性、独自性のすべてにおいて、他を圧倒する存在感を放っています。 買取価格相場や高く売れやすいモデルを知りたい方は、オーデマピゲ買取ページもあわせてご覧ください。 3位:ヴァシュロン・コンスタンタン 出典:Vacheron Constantin 🏆格付け3位:総合評価:4.9 / 5.0 格付けランキング第3位は、1755年創業という長い歴史を持ち、世界最古の時計ブランドとして知られるヴァシュロン・コンスタンタン。クラシカルで上品なデザインと、超複雑機構の製造において高い評価を得ており、世界中の時計愛好家から支持されています。とくに、芸術性と精度を兼ね備えた「パトリモニー」や「オーヴァーシーズ」などのコレクションは、一度は手にしてみたいと憧れる人も多いはず。希少性や格式を重視する層に根強い人気があり、資産性やブランド力においてもトップクラスです。 4位:ロレックス 出典:ROLEX 🏆格付け4位:総合評価:4.9 / 5.0 世界中で圧倒的な知名度と信頼を誇るロレックス。今回は「資産価値」が圧倒的に高いという点から格付け4位に選ばせていただきました。1905年創業以来、耐久性と実用性を追求したモデルを展開し、「腕時計の完成形」とも評されるブランドです。デイトナやサブマリーナといった人気モデルは、正規販売店での入手すら困難なほどの需要を誇り、中古市場でも高額で取引されています。資産価値の高さはもちろん、装着したときの満足感や安心感も別格。ステータスシンボルとしても名高く、まさに“万能型”の高級時計ブランドといえるでしょう。 買取価格相場や高く売れやすいモデルを知りたい方は、ロレックス買取ページもあわせてご覧ください。 5位:ブレゲ 出典:BREGUET 🏆格付け5位: 総合評価:4.9 / 5.0 アブラアン=ルイ・ブレゲによって18世紀後半に設立され、時計史に数々の革新をもたらしたブレゲ。トゥールビヨン、ブレゲ針、ギョーシェ彫りなど、現代の機械式時計にも通じる技術の多くが彼の手によるものです。その革新性と伝統を融合させたデザインは、他のブランドにはない気品と個性を放っています。現在はスウォッチグループに属しつつも、独自の哲学を守り続けており、知識層や伝統を重んじるユーザーに強く支持されています。クラシカルな時計を探している方には見逃せないブランドです。 6位:ランゲ&ゾーネ 出典:A.Lange & Söhne 🏆格付け6位: 総合評価:4.9 / 5.0 ドイツ・グラスヒュッテ発の名門ブランドとして、ランゲ&ゾーネはスイスのトップブランドと肩を並べる存在です。戦後に一度途絶えた歴史を、1990年代に再興。その後は精巧なムーブメントと丁寧な仕上げで世界中の時計愛好家を唸らせてきました。特にケースバックから見えるムーブメントの美しさは圧巻で、審美性を求めるユーザーから高く評価されています。実用性に加えて高い芸術性も兼ね備えており、真に“わかる人”に選ばれるブランドと言えるでしょう。 7位:リシャール・ミル 出典:Richard Mille 🏆格付け7位:総合評価:4.8 / 5.0 2001年に誕生した比較的新しいブランドながら、ラグジュアリースポーツの王者として一気にその名を世界へ広げたリシャール・ミル。超軽量素材やF1技術を応用した革新性に加え、桁違いの価格帯で唯一無二の存在感を放っています。数千万クラスのモデルが多く、着用者には富と地位があることを如実に示す“動く資産”と呼ぶにふさわしいブランドです。 買取価格相場や高く売れやすいモデルを知りたい方は、リシャールミル買取ページもあわせてご覧ください。 8位:オメガ 🏆格付け8位:総合評価:4.7 / 5.0 NASA公式のムーンウォッチとして知られる「スピードマスター」や、ダイバーズの名機「シーマスター」など、オメガは長年にわたり高精度と耐久性を追求してきた実力派ブランドです。洗練されたデザインと実用性を兼ね備え、比較的手が届きやすい価格帯ながら資産価値も高め。初めての高級時計としても、次の一本としてもおすすめできる存在です。 9位:ジャガー・ルクルト 出典:Jaeger-LeCoultre 🏆格付け9位:総合評価:4.7 / 5.0 「時計界の技術屋」として知られるジャガー・ルクルトは、自社一貫製造にこだわり、多くの名門ブランドにムーブメントを供給してきた実力派。レベルソやマスターシリーズなど、芸術性と実用性を両立したモデルが揃っています。技術力は最高峰でありながら、控えめなブランドイメージにより“通好み”として愛される存在です。 10位:カルティエ 出典:Cartier 🏆格付け10位:総合評価:4.7 / 5.0 ジュエリーブランドの印象が強いカルティエですが、時計においても確かな技術と美意識で一目置かれる存在です。「タンク」や「サントス」などの代表モデルは、時代を超えて愛され続けています。装飾性と品格を兼ね備えたデザインは、ビジネスシーンからフォーマルまで対応可能。時計初心者から上級者まで、幅広い層に人気です。 11位:ブランパン 出典:BLANCPAIN 🏆格付け11位:総合評価:4.6 / 5.0 創業1735年と、空白のあった期間を除くと現存する最古の時計ブランドとされるブランパン。ダイバーズの名機「フィフティ ファゾムス」は、軍用モデルとしても有名です。古典的な美しさと革新技術の融合で、時計通から高い支持を集めています。あまり派手な宣伝を行わないため、知る人ぞ知るブランドという位置づけですが、そのぶん深い満足感を味わえる一本です。 12位:IWC 出典:IWC Schaffhausen 🏆格付け12位: 総合評価:4.6/ 5.0 1868年創業のスイスブランドながら、創業者がアメリカ人という異色のルーツを持つIWC。パイロットウォッチやポルトギーゼといった象徴的なモデルが知られており、クラシカルかつ堅実なデザインが魅力です。高い技術力と品質管理、実直なブランド哲学が評価され、特に男性からの人気が根強い存在。派手さよりも機能美を重視する方に適したブランドです。 13位:ピアジェ 出典:PIAGET 🏆格付け13位:総合評価:4.6 / 5.0 超薄型ムーブメントの名手として知られるピアジェ。ジュエリー分野でも高い評価を得ており、ラグジュアリーと技術力を高いレベルで両立したブランドです。ドレスウォッチとしての上品さと精密な機構を併せ持ち、特に女性からの人気も高いのが特徴。エレガンスを重視する大人にぴったりのブランドといえるでしょう。 14位:ゼニス 出典:ZENITH 🏆格付け14位:総合評価:4.5 / 5.0 エル・プリメロで名高いゼニスは、自社製クロノグラフムーブメントの先駆者として高い技術力を誇ります。1969年に世界初の自動巻きクロノグラフとして誕生したエル・プリメロは、現在でもその完成度の高さで愛されています。派手さは控えめながら、機械式時計の本質を極めた一本を求める人にとって、ゼニスは極めて堅実な選択肢といえるでしょう。 15位:グランドセイコー 出典:Grand Seiko 🏆格付け15位:総合評価:4.5 / 5.0 日本が誇る高級時計ブランド、グランドセイコー。1960年の誕生以来、「正確さ」「美しさ」「見やすさ」を追求し続け、スプリングドライブや高振動ムーブメントなどの技術革新で世界からも高く評価されており、国内ブランドの中では資産価値が高いです。近年では国際的な存在感も増しており、実用性と品質の高さは折り紙付き。海外ブランドに劣らぬクオリティで、日本人の美意識を体現した一本です。 16位:ショパール 出典:Chopard 🏆格付け16位:総合評価:4.4 / 5.0 ジュエリーブランドとしても有名なショパールは、時計分野でも独自の世界観を築いてきました。「ハッピーダイヤモンド」や「L.U.C」などのコレクションは、上品さと華やかさを兼ね備え、特に女性層から高い支持を集めています。時計製造にも力を入れており、近年では本格的な自社ムーブメント開発も推進。エレガントでありながら実力派な一面も見逃せません。 17位:ウブロ 出典:HUBLOT 🏆格付け17位:総合評価:4.4 / 5.0 斬新な素材使いやビッグバンなどの力強いデザインで、一大トレンドを築いたウブロ。比較的新しいブランドながらも、ファッション感度の高いセレブやアスリートの支持を集めてきました。伝統にとらわれない“フュージョン”の精神で、現代的な高級感を演出。スポーティーでラグジュアリーなデザインは、若い世代のステータスアイコンとしても注目を浴びています。 18位:ジラール・ペルゴ 出典:Girard-Perregaux 🏆格付け18位:総合評価:4.3/ 5.0 1791年創業という長い歴史を持つ老舗ブランド、ジラール・ペルゴ。トゥールビヨン・スリーゴールドブリッジなどで技術的な評価も高く、クラシックなデザインと伝統的な製法が特徴です。近年はやや知名度が落ち着いており、ブランドとしての存在感は控えめになりつつあるものの、時計通には根強いファンがいます。伝統を重んじる層に支持される玄人好みのブランドです。 19位:パネライ 出典:PANERAI 🏆格付け19位: 総合評価:4.3 / 5.0 イタリア海軍のための軍用時計をルーツに持つパネライは、存在感のあるクッションケースとシンプルなダイヤルがトレードマーク。力強く、視認性に優れたデザインは一目でそれとわかる個性を持ち、ファッション性も抜群です。ムーブメントの開発にも力を入れており、近年では自社製キャリバーも多数ラインナップ。カジュアルにもビジネスにも映える万能な一本です。 20位:パルミジャーニ・フルリエ 出典:Parmigiani Fleurier 🏆格付け20位:総合評価:4.2 / 5.0 スイスの独立系高級時計ブランド、パルミジャーニ・フルリエ。1996年創業と歴史は浅いものの、自社ムーブメントの開発力と高い仕上げ技術が際立ちます。ブランドの哲学は「伝統と革新の融合」。トノー型の「カルパ」やシンプルで美しい「トンダ」など、芸術性の高いコレクションも魅力。知名度はまだ控えめですが、通好みの一本として高評価です。 21位:ロジェ・デュブイ 出典:Roger Dubuis 🏆格付け21位:総合評価:4.1 / 5.0 アヴァンギャルドなデザインと高度な機械技術で知られるロジェ・デュブイ。1995年に創業し、比較的新しいブランドながらも全モデルでジュネーブ・シールを取得するなど、品質へのこだわりは折り紙付き。スケルトン構造やトゥールビヨンを取り入れたダイナミックなデザインは、独創性に富み強いインパクトを放ちます。華やかでテクニカルな時計を求める方におすすめです。 22位:チューダー 出典:TUDOR 🏆格付け22位: 総合評価:4.1 / 5.0 ロレックスのディフュージョンブランドとして誕生したチューダーは、近年では独自路線を強化し、高いコストパフォーマンスと堅牢なつくりで人気を集めています。自社ムーブメントの開発も進み、技術面でも着実に成長。代表作「ブラックベイ」シリーズはデザイン・性能ともに優れており、初心者から時計愛好家まで幅広い層から支持を得ています。 23位:タグホイヤー 出典:TAG Heuer 🏆格付け23位:総合評価:4.1 / 5.0 モータースポーツとの深い関わりから、多くのレーシングファンに愛されるタグホイヤー。特に「カレラ」や「モナコ」などのアイコニックなモデルは高い人気を誇ります。歴史も古く、精度や耐久性にも定評がありますが、比較的手の届きやすい価格帯のため、資産価値はやや控えめ。ただし実用性重視のユーザーには非常に満足度の高いブランドです。 24位:ベル&ロス 出典:Bell & Ross 🏆格付け24位: 総合評価:4.0 / 5.0 航空機のコックピット計器をモチーフにしたデザインで知られるベル&ロス。1992年に設立された比較的新しいブランドながらも、ミリタリーやパイロットウォッチの分野で個性を発揮しています。スクエア型ケースが印象的で、ミリタリー×ラグジュアリーの融合がコンセプト。市場ではニッチな存在ですが、他人と被らない時計を探している方に好まれるブランドです。 25位:ブライトリング 出典:Breitling 🏆格付け25位:総合評価:3.9 / 5.0 航空時計の代名詞として知られるブライトリングは、1884年創業の老舗ブランド。パイロットウォッチに特化した設計と、クロノグラフ機能の信頼性の高さでプロフェッショナルにも愛用されています。代表作「ナビタイマー」や「クロノマット」はデザイン・機能ともに高評価。流通量が多いため、資産価値の面ではやや控えめとなっています。 26位:フランクミュラー 出典:Franck Muller 🏆格付け26位:総合評価:3.8/ 5.0 個性的なトノー型ケースとアラビア数字で一躍有名になったフランク ミュラー。1992年に創業し、比較的若いブランドながらも天才時計師としての名声と独特の世界観でファンを獲得してきました。独創的なデザインと複雑機構を組み合わせたモデルが特徴で、ファッション性も抜群。ただし市場での評価はやや波があり、資産性よりデザイン重視の方に向いています。 27位:ロンジン 出典:LONGINES 🏆格付け27位:総合評価:3.7 / 5.0 1832年創業という長い歴史を持つロンジンは、スイス時計業界でも指折りの老舗ブランド。エレガントなデザインと安定した品質で、幅広い層に親しまれています。価格帯が比較的手ごろなため、入門ブランドとしても人気。一方で、流通数の多さから資産性はあまり期待できない面も。歴史あるブランドに親しみやすく触れたい方にはおすすめです。 28位:コルム 出典:CORUM 🏆格付け28位:総合評価:3.6 / 5.0 独創的なデザインとコンセプトで知られるコルムは、1955年創業の比較的新しいブランド。「コインウォッチ」や「アドミラルズカップ」など、ユニークなアイデアで個性を発揮しています。伝統的なスイス時計とは一線を画したスタイルは好みが分かれますが、その分熱狂的なファンも存在。投資目的よりも、自分らしさを表現したい方に向いています。 29位:ボーム&メルシエ 出典:BAUME & MERCIER 🏆格付け29位:総合評価:3.5/ 5.0 1830年創業という長い歴史を持つボーム&メルシエは、クラシックで落ち着いたデザインが特徴のブランド。リシュモングループ傘下として安定した品質管理がされていますが、全体的に控えめな印象が強く、知名度やステータス性では他ブランドに劣る面も。資産価値も限定的で、あくまで「普段使いできる上品な時計」としての位置づけです。 30位:ハリー・ウィンストン 出典:HARRY WINSTON 🏆格付け30位:総合評価:3.5/ 5.0 ジュエリーブランドとして圧倒的な知名度を誇るハリー・ウィンストンですが、時計分野ではやや後発組にあたります。ラグジュアリー感のある華やかなデザインと、宝石との融合が最大の魅力。技術面や資産性ではやや控えめな評価にとどまりますが、ジュエリーと合わせて楽しめるファッション性の高いタイムピースを求める方に支持されています。 以上、高級時計ブランドの格付けランキングTOP30をご紹介しました。時計選びの参考にしていただくと同時に、ブランドそれぞれの魅力を再発見するきっかけとなれば幸いです。 2.高級時計ブランドの「格付けランキング」を決めた5つの要素 出典:ROLEX どのブランドが上で、どのブランドが下か――。 そんな単純な比較では語れないのが、高級時計の世界です。ブランドごとに個性があり、魅力があり、評価される理由も異なります。だからこそ、「何を基準に格付けしているのか」を押さえておくことが大切です。 ここでは、今回の高級時計ブランド格付けランキングを構成する基準として設定した5つの評価要素について、それぞれの意味と重要性を詳しく解説していきます。 格付け要素①:歴史 時計ブランドの格を語るうえで、“いつから存在しているか”は欠かせない視点です。創業から100年以上の歴史を持ち、王侯貴族や著名人に愛されてきたブランドには、時代を超えて受け継がれてきた物語と風格があります。 歴史が長いブランドほど、独自の哲学や技術を守り続けており、それ自体が信頼の証でもあります。時計づくりにおける真摯な姿勢と伝統が、ブランドの“格”を確かなものにしているのです。 格付け要素②:知名度 知名度は、ブランドの“社会的認知度”を測る指標です。街中や雑誌、映画などで自然と目にすることが多いブランドは、それだけ多くの人に支持され、浸透している証といえます。 ただ有名なだけでなく、“憧れ”として語られる存在であるかどうかも重要なポイント。高級時計の知名度は、時にブランドのステータスや信頼性にも直結するため、格付けにおいても無視できない要素です。 格付け要素③:技術力 どれだけ優れたムーブメントを自社で開発し、どれほど精緻な仕上げを施しているかも格付け要素のひとつ。技術力は時計の内側に宿る“真価”を示すものです。トゥールビヨンや永久カレンダーなどの複雑機構を手がけるブランドはもちろん、シンプルながら精度にこだわるブランドも高く評価されます。 見た目の美しさと並び、内部の設計や製造にどれだけの手間と技術が注がれているかは、時計ブランドの本質的な“格”に直結します。 格付け要素④:資産価値 高級時計は単なる趣味の品ではなく、資産としての側面も持ちます。特に人気モデルは市場で価値が安定しており、時には購入価格以上で取引されることも。中古市場やオークションでの相場、ブランド全体のリセール力などを踏まえると、その時計が“持っていて安心できる価値”を備えているかが見えてきます。 価格変動の少ないブランドほど、信頼され、資産価値の高い存在として格付けにおいても優位となるのです。 格付け要素⑤:ステータス性 最後に重要なのが“ステータス性”。これは、身に着けた際に自然とにじみ出る“格の高さ”そのものです。社会的地位や感性をさりげなく示し、「この時計を選んでいる人ならきっと...」と周囲に印象を与える力を持つブランドは、単なる高級品以上の価値を持ちます。 控えめながら確かな存在感。誰もが振り返る派手さではなく、“わかる人にはわかる”という信頼と誇りが、真のステータス性を生み出しているのです。 3.【FAQ】高級時計の格付けに関するよくある質問 高級時計ブランドの格付けについて、読者の方から特によく寄せられる疑問をQ&A形式でまとめました。はじめて腕時計の高級ブランドに触れる方はもちろん、買い替えや資産価値を重視している方も参考にしてみてください。 Q1.買ってはいけない高級時計ブランドはありますか? 一般的に「買ってはいけない」とまで言われる高級時計ブランドは存在しません。しかし、購入目的によっては注意が必要です。 “買ってはいけない”とされる理由や具体的な特徴については、下記記事で詳しく解説しています。 https://estime.co.jp/column/dont-buy-luxury-watch/ Q2.高級時計の“格付け”はどうやって決まるのですか? 本記事の格付けは、「歴史」「知名度」「技術力」「資産価値」「ステータス性」の5つの指標をもとに、独自の視点で総合評価を行っています。一般的な価格の高さや人気だけでなく、製造背景や職人技、ブランドの一貫性なども加味しています。そのため、他のランキング記事や市場人気順とは順位が異なる場合があります。 Q3.世界三大時計ブランドはどのブランドのことですか? 「世界三大時計ブランド」とは、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンの3ブランドを指します。いずれもスイス発祥で、長い歴史と比類なき技術力を誇る老舗ブランドです。複雑機構を極めた芸術的な時計を数多く手がけており、時計愛好家の間では“雲上ブランド”とも称されています。 Q4.初めての高級時計でおすすめのブランドはありますか? はじめて高級時計を購入する方には、ロレックスやオメガといった信頼性の高いブランドがおすすめです。これらのブランドは品質・デザイン・リセール価値のバランスがよく、初心者にも安心して選ばれています。また、ビジネスシーンやプライベートでも活用しやすい定番モデルが豊富に揃っているのも魅力です。 Q5.若い世代に人気の高級時計ブランドはどこですか? 20代〜30代の若い世代には、オメガやタグホイヤー、ウブロといったスポーティかつ個性を演出できるブランドが人気です。見た目のインパクトやファッション性を重視する層に支持されており、SNSやストリートカルチャーとの親和性も高い点が特徴です。価格帯も比較的選びやすいモデルが多く、初めての一本としても選ばれています。 4.まとめ|格付けから見る、憧れの高級時計の世界 高級時計の格付けは、単なる“値段の序列”ではありません。歴史、技術、ステータス性など、ブランドごとに築き上げてきた背景や哲学が反映されたものです。今回ご紹介したTOP30は、そうした多面的な魅力をもとに総合評価した結果であり、それぞれのブランドが持つ個性と価値を再発見できる内容となりました。 “いつかは手に入れたい”と思わせる時計は、時間を確認するためだけの存在ではありません。人生の節目や想いとともに寄り添い、自分だけのストーリーを描いていく存在になり得ます。ぜひこの格付けを参考に、あなたにとっての一生ものの相棒にもなり得る「憧れの一本」と出会ってみてください。 この記事が、高級時計ブランド選びの参考になれば幸いです。 5.高級時計を売るなら買取実績豊富な「ESTIME/エステメ」 高級時計の売却を検討されている方は、信頼と実績のある買取店を選ぶことが重要です。ブランド買取店「ESTIME/エステメ」では、パテック フィリップやロレックスをはじめ、オーデマピゲやリシャールミルなど、高級時計の買取実績が多数ございます。 経験豊富な鑑定士が多数在籍しており、最新の相場や市場動向をもとに正確な査定を行っております。査定にかかる費用や手数料は完全無料で、「宅配買取」「出張買取」24時間受付の「LINE査定」など、ご都合に合わせた査定方法をお選びいただけます。査定だけでも大歓迎ですので、「今の価値を知っておきたい」という方もぜひお気軽にご相談ください。 ※査定にかかる費用は完全無料となっております。 高級時計をはじめ、ご自宅に眠っているブランド時計やジュエリー、バッグ、貴金属、宝石、アパレルの売却をお考えの際は、ブランド買取店「ESTIME/エステメ」にぜひお問い合わせください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/worlds-five-major-watch/ https://estime.co.jp/column/high-price-watches/ https://estime.co.jp/column/luxurybrands/
時計愛好家なら「エルプリメロムーブメント」の逸話を一度は耳にしたことがあるでしょう。世界初の高振動自動巻きクロノグラフムーブメントとして開発され、クオーツショックの影響により、一度は機械式時計の製造中止に追い込まれたゼニスを救ったのもエルプリメロでした。 今でもゼニスを代表するシリーズとなっていますが、新たなモデルも数多く発表されており、進化を続けるブランドとなっています。 この記事ではゼニスをはじめ高級時計やブランド品を、累計1,000,000件以上買取・査定してきたブランド買取専門店「ESTIME/エステメ」の編集部が、歴史、魅力、代表シリーズ、ゼニスの時計を着けている有名人、おすすめモデルについてまとめました。 1.【高級時計】ゼニス(ZENITH)とは? 出典:ZENITH ゼニス(ZENITH)は、1865年にスイスの時計製造の聖地ともいわれるル・ロックルで創業された高級時計ブランドです。創業者ジョルジュ・ファーブル=ジャコによって設立されたゼニスは、「美しさと精度の頂点」という意味を込めてその名が付けられました。その名の通り、伝統と革新を融合させた時計作りで知られ、時計業界において確固たる地位を築いています。 ゼニスの最大の特徴は、自社でムーブメントを一貫して製造する「マニュファクチュール」としての誇りです。特に、1969年に発表された「エル・プリメロ」は、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントとして広く知られ、現在も高い評価を受けています。このムーブメントは1秒間に10振動という驚異的な精度を誇り、時計史に残る革命的な発明として名を刻んでいます。 また、ゼニスはスポーティなモデルからクラシカルなデザインまで、多彩なラインナップを展開しており、洗練されたデザインと高い実用性で多くの時計愛好家を魅了しています。その時計は、エレガンスと耐久性を兼ね備え、日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く対応可能です。 次章では、ゼニスがどのようにして1865年の創業から時計業界をリードする存在となったのか、その歴史を深掘りしていきます。 2.ゼニスの歴史 出典:ZENITH 2-1.1865年ジョルジュ・ファーブル=ジャコにより創業 出典:ZENITH スイスルロックルにて、22歳のときに「ジョルジュ・ファーブル=ジャコ工房」を設立されたのがゼニスの前身となります。なんと9歳の頃には時計製造を学び起業を考え、13歳には独立し時計製造の世界に熱中していました。 ルロックルは時計製造のゆりかごの地と言われており、多くの時計メーカーがひしめき合っています。夏は農業に従事していた人たちも、冬には労働力として時計の部品をつくるようになり、20世紀以降には全ての時計の部品を村でつくれるほどになりました。 ジョルジュはアメリカの時計メーカーが良質な時計を大量生産、販売しているのを見て、完璧な時計をつくりたいと考えるようになりました。機械工業による分業体制での大量生産とは反対で、時計製造の全行程を一つ屋根の下に集結させ、一つの時計を自社で一貫製造する方法です。今でいうところのマニュファクチュールであり、先駆けでした。 この頃にはジョルジュの工房は17,000㎡もの敷地で駅に直結しており、製造のための材料は直接入手していました。ある時思いついた最高のムーブメントの構想を実現することになりますが、頂点を意味する「ゼニス」と名付けられました。ブランド名をゼニスに変更したのはこれがきっかけです。 会社設立から10年後にはジョルジュの工房はルロックル全体の10%の雇用を生むほどの規模となっていましたが、第一次世界大戦後はスイスの時計メーカー全体にとって厳しい時期でした。航空機のダッシュボード用の時計や電話交換用の機器など、需要があるものへの対応にも柔軟に応える必要がありました。 2-2.1969年 世界初の自動巻クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を発表 出典:ZENITH 1969年、世界初となる自動巻きクロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」を発表しました。(正確にはセイコーやホイヤー・ブライトリング・ハミルトングループも同年に発表しているため、世界初の一つとなります)それまで困難とされてきた自動巻きとクロノグラフの一体化を実現したムーブメントで、エル・プリメロは他のムーブメントとは一線を画す10振動と精度の高さと細かな計測を可能にしました。 しかしエル・プリメロがローンチされた1970年頃にクオーツショックにより、時計産業に大きな変革が起こりました。開発にかなりの労力と時間を要したエル・プリメロですが、生産中止に追い込まれてしまいました。 ゼニスは一時的に米国のゼニス・ラジオ・コーポレーションの傘下に入り、機械式時計を捨てクオーツ式時計の生産に注力することに決めました。機械式ムーブメントの製造に関連する金型や工具は全て売却か廃棄せよと通達がなされました。しかし地元出身の技術師シャルル・ベルモ氏がこれに反発。エル・プリメロの製造に関わる工具や機械、設計図、部品のすべてを工房の屋根裏に隠しました。 1978年にゼニスが再びスイスに戻り、エル・プリメロを再び生産しようと動き出した時シャルル・ベルモ氏が秘密を明かしたのでした。廃棄処分せよと指示されていた図面や工具を実は大事に保管してあったことを。こうしてエル・プリメロは復活を果たし、ロレックスにエル・プリメロムーブメントを供給する契約を成し遂げることができました。シャルル・ベルモ氏の行動によって、ゼニス社だけでなくルロックルの、あるいはスイス時計産業が守られたといっても過言ではないでしょう。 2-3.1999年 世界三大コングロマリットの一つ、LVMHの傘下へ 1980年代に入り機械式時計が見直されてきたことによって、スイス時計は再び多くの人の手に渡るようになりました。自動巻きクロノグラフの需要が高まるにつれてエル・プリメロの評価も高まり、追い風となりました。1989年にロレックスから発表されたデイトナにエル・プリメロムーブメントが採用され、ゼニスも自社のシリーズの多くにエル・プリメロムーブメントを搭載しました。 1999年には世界三大コングロマリットの一つであるLVMHの傘下となり、アメリカ起業に買収されたときとは違い、スイスの機械式時計を更に磨き上げていくよりラグジュアリーな時計製造へと進むことなりました。 現在はエル・プリメロに並ぶムーブメント「エリート」やデファイコレクションに搭載された「オシレーター」など、次々と新しい機構・技術を開発しています。今後もどんな新しい機構を発表してくれるのか楽しみになるブランドです。 3.ゼニスの魅力 出典:ZENITH 3-1.名機と名高い「エルプリメロ」ムーブメントとゼニス復活のストーリー ゼニスを象徴するエル・プリメロムーブメントの開発とゼニスの復活のストーリーは時代を超えて語られています。開発に5年以上を要したとされるエル・プリメロムーブメントですが、開発費用がかさんだこともあり、ローンチから間もなくクオーツショックにより表舞台に立つ機会を失ってしまいました。経営状況の悪化によりアメリカの企業に買収され、エル・プリメロ他、ゼニスから機械式時計は一時姿を消しました。 しかし経営上はともかく、クオーツ時計の技術や生産に慣れなかった従業員は慣れることがないまま再度売却。再びスイスに戻ったゼニスが再起できたのは、オスカー・ウォルデン氏がロレックスがデイトナを近代化しようとしている際にエル・プリメロムーブメントを推したことがきっかけでした。 機械式時計の治工具を廃棄指示していたゼニスの経営陣としては願ってもない引き合いですが、捨ててしまった金型や工具への再投資に踏み切れずにいたところシャルル・ベルモ氏が秘密裏に保管していた図面や道具を取り出してきたことで、ほぼ投資せずにロレックスから注文を受けることができたと言われています。 一時完全に用済みと扱われていたエル・プリメロムーブメントはデイトナに合わせて微調整をし、デイトナ Ref.16520用だけで、1988年から2000年の期間に10万個の生産をしたと言われています。 3-2.文字盤側から動きを鑑賞できるオープンハートモデルの高い人気 ゼニスのコレクションの多くに採用されているオープンハートは高い人気と様々なモデルへ搭載できる汎用性が特徴です。文字盤に穴を開けムーブメントの動きを鑑賞できるようにしたデザインは、誰もが目を惹き付けられる単純明快さと根源的な時計の楽しみの一つとして廃れることもありません。カジュアルになりすぎずデイリーユース・ビジネスの場面でも使えるため、文字盤全体をスケルトン化するよりもユーザーとしても使いやすいのが魅力です。 ゼニスではクロノマスター、エル・プリメロ、クラス、ストラトス、ポートロワイヤルといった多くのコレクションの一部に採用されており、穴の大きさや箇所もモデルごとに調整されています。今後登場するモデルにもオープンハートは搭載されていく可能性が高いゼニスの定番デザインです。 3-3.元祖マニュファクチュールブランドと呼ばれる歴史 時計メーカーの製造スタイルは大まかに2つに分かれています。1つがエタブリスールで、汎用のムーブメントを購入し、ケースや針などを付けていく分業して1つの時計を作る方式です。もう1つ、マニュファクチュールは自社一貫生産とも呼ばれますが、1つの時計を1社で全て手掛ける方式です。マニュファクチュールはエタブリスールに比べてコストがかかるものの1つ1つの時計にこだわりを詰め込めるのが特徴で、独自性とブランドの技術や体制を証明するとして、近年では多くのブランドがマニュファクチュール体制を整えつつあります。 ゼニスはいち早くマニュファクチュールを導入したブランドと言われており、20世紀初頭にはマニュファクチュール体制を整えていたようです。それもあって、ゼニスはこれまで600種類を超えるムーブメントを開発してきており、傑作ムーブメント「エル・プリメロ」の開発もゼニスの技術の高さを証明しているともいえます。 4.ゼニスの代表的なコレクション 4-1.クロノマスター 出典:ZENITH ゼニスを代表するシリーズとして最も露出も多いのがクロノマスターコレクションです。傑作ムーブメント「エル・プリメロ」を搭載したコレクションで、クラシックさとスポーティーさを両立させており、セラミックベゼルや2カウンタークロノグラフ、オープンハートなど様々なデザインで展開されています。1969年にエル・プリメロを搭載した初代モデル「A386」のデザインをルーツとしており、3色のクロノグラフカウンターと10進法の目盛りで注目を集めました。 また、エル・プリメロムーブメントの進化と共に歩んできており、追加モジュールによるムーンフェイズやトリプルカレンダー、トゥールビヨンといった複雑機構の搭載を実現しています。現在ではシリコン製脱進機を採用し、技術のアップデートを進めています。 4-2.エリート 出典:ZENITH 現行ゼニスのドレスウォッチコレクションがエリートです。ゼニスの代名詞ともいえる傑作ムーブメント「エル・プリメロ」を改良した薄型ムーブメント「Cal.elite」を搭載した薄型コレクションとなっています。楔形バーインデックス、ローマンインデックスと細身のリーフ針、ドーフィンハンドをメインとした繊細な世界観をもつドレスウォッチに仕上がっています。 かつてはサブネームとしてキャプテンやクラスといったコレクションと並行されていましたが、現在はそれらをエリートが継承した形です。キャプテン、クラスのもつクラシックデザインと繊細な雰囲気が融合しており、コンサバさも持ち合わせたクラシックウォッチとなっています。斬新なデザインが開発されるコレクションではないため、今後の展開も安心できるような王道モデルとなる可能性が高そうです。 4-3.デファイ 出典:ZENITH クロノマスター、エリートに並ぶシリーズとして人気が高まっているデファイは、元々1960年代からラインナップされているスポーツウォッチコレクションです。「挑戦する」といった意味をもつ言葉で、個性的で堅牢性を重視したデザインは高い人気というわけではなかったようです。 転機となったのは、2006年に発表されたデファイエクストリームの発表です。多角形の角を残し凸になるほど立体的なベゼル、ラグと一体化しストラップからシームレスなシルエットをもつケース形状で、艶消しを基本に、ラグジュアリースポーツウォッチに生まれ変わりました。さらに、2017年に発表された毎時10万8000振動をもつ「ゼニスオシレーター」を搭載したデファイラボ、2年後にデファイ インベンターとして129,600振動に強化した上で量産化に成功しました。 以降、様々なモデルが登場しますが、デファイエクストリームと同じ近未来的でラグジュアリーなデザインで、スケルトンモデルやよりラグジュアリースポーツな文字盤、レディースモデルなど多くの派生モデルが発表されています。ラグジュアリースポーツウォッチが世界的に人気が高まる中、時流に上手く乗ったコレクションです。 4-4.エルプリメロ 出典:ZENITH 傑作ムーブメント「エル・プリメロ」の名を冠し、それを搭載したスポーツクラシックなコレクションの位置付けです。肉薄なベゼルで文字盤を大きく見せる工夫や、クロノグラフのインダイヤルの縁取りや立体感の見せ方など、随所に細かなデザインへのこだわりが見られます。 白文字盤に黒のインダイヤルを組み合わせたパンダ文字盤の人気が高く、多くのモデルに採用されたカラーリングです。現在はクロノマスターコレクションに世界観が引き継がれていますが、今日までゼニスの人気をつくり上げた立て役者の一つといえます。 4-5.パイロット 出典:ZENITH いまや、ゼニスを代表する傑作ムーブメント「エル・プリメロ」の開発以前にゼニスが注力していたパイロットコレクションは、軍用時計や航空用として名を馳せていました。世界で初めてドーバー海峡横断飛行を成し遂げたフランス人パイロット「ルイ・ブレリオ」氏は、航空術の生みの親として知られており、そうしたツテからフランス空軍用のパイロットウォッチの開発も手掛けていました。 パイロット、タイプ20とシリーズは分かれていますが、ブロンズケースやフライバッククロノグラフといった、往年のパイロットウォッチを彷彿とさせるヴィンテージな雰囲気や機能をもっています。余談ですが、ゼニスはパイロットウォッチの文字盤に「PILOT」のロゴの記載の特許を取得しており、他ブランドでは「PILOT」と記載する事ができません。 4-6.キャプテン キャプテンはゼニスが誇る傑作ムーブメント「エル・プリメロ」を搭載したドレスウォッチコレクションの一つです。1950~1960年代のドレスウォッチを彷彿とさせるデザインで、立体的なバーインデックスとギョーシェによるクラシックデザインは、薄型・多機能のクラスとはまた違った世界観を見せてくれます。 かつてはエリートコレクションからのサブネームの扱いで、シリーズとしては微妙な立ち位置にあったキャプテンですが、王道クラシックな世界観は現在のエリートコレクションに継承されています。とはいえ往年のクラシックウォッチを感じさせるデザインは現在のエリートとしては展開されていないため、中古市場を探すのも手かもしれません。 4-7.クラス ゼニスが誇る傑作ムーブメント「エルプリメロ」を搭載したクラシックなドレスウォッチコレクションがクラスです。インデックスの種類やギョーシェ、ツーカウンタークロノグラフやパワーリザーブなどデザインや機能の幅が広く展開されています。 かつてはエリートコレクションからのサブネームの扱いで、シリーズとしては微妙な立ち位置にあったクラスですが、王道クラシックな世界観は現在のエリートコレクションに継承されています。とはいえコンサバとクラシックが同居したデザインは現在のエリートとしては展開されていないため、中古市場を探すのも手かもしれません。 4-8.ストラトス 出典:ZENITH ゼニスを代表するムーブメント「エルプリメロ」を搭載するシリーズの中でもスポーツタイプのパイロットウォッチデザインのストラトス。クロノマスターのデザインに近いものの、目盛りが刻まれた肉厚な回転ベゼルや、すり鉢状のベゼルから文字盤へ吸い込まれるような立体感が特徴です。 ケースサイズは45.5mmをメインとしており、重厚感のある印象です。プッシュボタンも大きめに設計されており、100m防水と合わせ堅牢さも特徴的です。現在は生産終了となっていますが、廃れないデザインのため人気の衰えないシリーズです。 4-9.ポートロワイヤル ゼニスによるレクタングラーコレクションがポートロワイヤルです。太めの縦長ケースとアラビアインデックスが特徴で、パワーリザーブ表示やクロノグラフ、ビッグデイトといった基本的な機能を備えたモデルが多く展開されています。レクタングラーコレクションと言いつつも、ラウンドモデルを中心に展開している時期もあります。 コンサバなデザインが流行や時代に影響されないデザインで、幅広くユーザー層を獲得しています。植字のインデックスやオープンハートなど立体的なデザインが多く採用されています。 5.ゼニスの時計を愛用している芸能人&著名人 5-1.大野智 大野智さんが着けているのはヘリテージウルトラシン Ref. 03.2010.681です。大野さんは俳優としても活動していたこともあって、ハミルトンやロレックス、ジャガールクルトなど多くのブランドの時計を着けています。 Ref. 03.2010.681は超薄型ドレスウォッチで、厚さ3.81mmのCal.elite681を搭載しています。ケースの厚みで見てもわずか7.6mm。放射仕上げのシルバーカラーの文字盤、楔形インデックス、鋭いドーフィンハンドなどクラシックなデザインでまとめられています。シースルーバックの裏面からムーブメントの動きが鑑賞可能です。 5-2.山田孝之 俳優の山田孝之さんが着けているのはデファイ Ref. 03.0516.680/21.M516です。山田さんは複数の時計を着けているのをTVで見ることができますが、アイスウォッチや ウブロのアエロフュージョンなど、個性的なスポーツウォッチを好んで着けているようです。 Ref.03.0516.680/21.M516は名前の通り挑戦を続けるデファイコレクションの一本です。ムーブメントにエリートCal.680SCを搭載しており、ブリッジの保護には新開発の材質「合金ゼニチウムz」が採用されています。ギョーシェで埋めつくされた文字盤や回転ベゼルなど、ラグジュアリーな雰囲気をもつパイロットウォッチのようなデザインに仕上がっています。 5-3.綾部祐二 お笑い芸人の綾部祐二さんが着けているのはエルプリメロfor Koji Uehara Ref. 03.20810.4021です。綾部さんは時計愛好家として知られており、オーデマ・ピゲやカルティエといったハイブランドの時計を多く所有しています。 Ref.03.20810.4021は2016年にゼニスがアンバサダー契約を締結したプロ野球選手の上原浩治氏とのコラボレーションモデルです。ピッチングフォームと背番号の「19」が文字盤に描かれており、ファンにはたまらないデザインに仕上がっています。数多く展開されるゼニスのエル・プリメロコレクションの中でも、世界限定50本と希少性が高いモデルです。 5-4.戸賀敬城 メンズクラブ編集長の戸賀敬城さんが着けているのはパイロット タイプ20GMT Ref. 03.2430.693です。戸賀さんはファッション誌の編集長だけあって多くのブランドの時計を着けています。選ぶ際の考え方のインタビュー記事もあり、時計へのこだわりを感じさせます。 Ref.03.2430.693はフランス航空界のパイオニア「ルイ・ブレリオ」氏がドーバー海峡横断の際に使用していたパイロットウォッチの初期モデルにインスピレーションを得てつくられたモデルです。ケースサイズ48mmの大型で、グローブのまま操作できるようにリューズも大型です。3針とGMT針のシンプルなデザインなのもあり、大味で堅牢な一本です。 4-5.小平智 プロゴルファーの小平智さんが着けているのはエルプリメロクロノマスター Ref.03.2040.4061です。小平さんは2016年にアンバサダー契約を結び、ゼニスの時計を着けています。元々好きなのか、アンバサダー契約後に入手したのかは不明ですが、エルプリメロ・パイロット・エリートなど多くのモデルを所有しているようです。 Ref.03.2040.4061は正式モデル名「エルプリメロ クロノマスター 1969」で、エル・プリメロムーブメントの開発年がモデル名に入っています。原点回帰のような意味合いを含んでいるのか、奇をてらったものではなくオープンハートによるムーブメントの鑑賞やシックなブラックダイヤルなど王道のデザインでまとめた一本です。 6.ゼニスの時計のおすすめモデル5選 6-1.デファイ スカイライン スケルトン 出典:ZENITH Ref.03.9300.3620/78.I001は2023年に発表されたデファイコレクションの一本です。星をモチーフにした文字盤が特徴的なデファイスカイラインをスケルトン化したモデルで、ブリッジの空洞を星をモチーフにした形状となっています。9時位置のインダイヤルは10秒ごとに1回転する1/10秒針で、「コンマ1秒が決定的な意味を持つ」コンセプトを表現しています。 ムーブメントには「Cal.エルプリメロ3620」を搭載し、シースルーバックからもムーブメントの動きを鑑賞可能です。パワーリザーブは60時間を備えており、デザインに重きをおくスケルトンウォッチとしては使いやすくなっています。 6-2.クロノマスター エル・プリメロ オープン 出典:ZENITH Ref.03.3300.3604/69.C823は2022年に発表されたクロノマスターの一本です。ベースの白文字盤へ色が少しずつ異なる黒のインダイヤルのデザインは、初めてエル・プリメロを搭載したモデル「A386」の血脈を感じさせます。文字盤9時位置のオープンハートは開口部のフレームをなくしつつアクリル製のカウンターを使用することで、ムーブメントの動きを見せながらスモールセコンドの読み取りも可能にしています。 搭載されている「エルプリメロ 3604」には1/10秒精度の自動巻クロノグラフが備わっています。クロノ針は10秒に一周するようになっており、1秒あたりの細かな計測が可能です。6時位置のインダイヤルは積算計になっており1周につき1目盛り動くため、通常と同じ読み取り方法が異なります。ジャガールクルトのハイエンドモデルに見られるフドロワイヤントとはまた異なる独自性のあるクロノグラフモデルです。 6-3.パイロット タイプXX エクストラスペシャル 40mm リミテッド 出典:ZENITH Ref.11.1941.679/94.C814は2017年に発表されたパイロット タイプXXの40mmケースモデルです。ワインレッドをはじめ、マスタード、カーキ、ブルーの4色で展開されており、いずれもヴィンテージな雰囲気が強調された往年のパイロットウォッチのデザインです。ストラップもオイルヌバック製で使い込んだような雰囲気が出ています。 アラビアインデックスや大きめのリューズなど、パイロットウォッチの世界観はそのままです。ケースバックにはゼニスの歴史を表すロゴと星を配した紋章が刻印されており、これもまたヴィンテージな世界観を演出するのに一役買っています。マスタード以外のモデルは世界限定250本。 6-4.キャプテン エル・プリメロ ウィンザー アニュアルカレンダー 出典:ZENITH Ref.03.2072.4054/01.C711はクラシックなドレスウォッチコレクションのキャプテンのハイエンドモデルです。傑作ムーブメント「エル・プリメロ」の傑作たる所以の一つに、モジュール追加が可能な発展性がありますが、このモデルはアニュアルカレンダー表示機能を追加したものです。月末30日・31日の区別が基本的にはできるため自動で設定されますが、閏での調整が必要な3/1のみ手での調整が必要なカレンダー表示です。 アラビアインデックス、レイルウェイのミニッツレール、ドーフィンハンドといった往年のクラシックデザインを採用しており、クロノグラフ・アニュアルカレンダーといった多機能を搭載しているようには見えないシンプルなデザインに仕上がっています。ケースバックからはムーブメントが見えるため、アニュアルカレンダーの複雑なムーブメントの様相が見える楽しみも。 6-5.クロノマスター オリジナル トリプルカレンダー(2024年新作) 出典:ZENITH Ref.03.3400.3610/38.C911はクロノマスターコレクションから2024年の新作として発表されました。1969年に発表されたエル・プリメロムーブメントを搭載した「A386」をルーツとしたデザインで、新作ながらどこか懐かしさを感じさせます。エル・プリメロムーブメントは高精度を保つハイビートやゼニスを救った逸話が表に出がちですが、トリプルカレンダーやムーンフェイズといったモジュールにより機能追加できる点も評価されています。 ここ数年で発表されているクロノマスターに搭載されている10秒で1周するクロノグラフは健在。細かな挙動のクロノグラフをメインとしながら、トリプルカレンダーやムーンフェイズ表示を組み込んでいても視認性がしっかり確保されています。 7.【エルプリメロムーブメント】ゼニス ゼニスの歴史、魅力、代表シリーズ、ゼニスの時計を着けている有名人、おすすめモデルについてまとめました。ゼニスを語る上で欠かせないエル・プリメロについて知ることで、これまでよりもっとゼニスの時計を魅力的に感じたのではないでしょうか。エルプリメロだけではなくエリートやデファイなど、多くのモデルをもつゼニスは今後が楽しみなブランドです。もし街中でゼニスの時計を見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。 関連記事はコチラ https://estime.co.jp/column/luxury-watch-evaluation/ https://estime.co.jp/column/hublot/ https://estime.co.jp/column/what-rado/
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